JP2001054780A - 消滅型生ゴミ処理機 - Google Patents

消滅型生ゴミ処理機

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JP2001054780A
JP2001054780A JP11232410A JP23241099A JP2001054780A JP 2001054780 A JP2001054780 A JP 2001054780A JP 11232410 A JP11232410 A JP 11232410A JP 23241099 A JP23241099 A JP 23241099A JP 2001054780 A JP2001054780 A JP 2001054780A
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Japan
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garbage
electric motor
garbage disposal
rotation
current
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JP11232410A
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English (en)
Inventor
Katsuji Hoshi
勝治 星
Hiroyuki Tezuka
弘之 手塚
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TENNOU SEISAKUSHO KK
Star Engineering Co Ltd
Original Assignee
TENNOU SEISAKUSHO KK
Star Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撹拌手段が過負荷となったことを容易に検出
しうる検出手段と、その原因となった異物等の除去を容
易にできるように制御する制御手段とを備えた消滅型生
ゴミ処理機の提供。 【解決手段】 本体ケースと、これに内装した生ゴミ処
理槽と、生ゴミ処理槽に構成した撹拌手段と、その駆動
用電動モータ3eのための電流供給路の途中に挿入した
電流検出器8と、電流検出器8が過電流を検出した場合
にリセットされるまで点滅点灯を継続する異常報知ラン
プ回路9と、撹拌手段等の通常の動作の制御及び電流検
出器8が過電流を検出した際に撹拌手段の回転を直ちに
停止させ、その停止状態をそのまま若干の時間維持した
後、僅かに逆回転させて停止させるよう制御することと
した制御部7とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭又はレストラ
ン等の厨房で発生する生ゴミを微生物の働きにより水と
二酸化炭素とに分解して消滅させる消滅型生ゴミ処理機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の消滅型生ゴミ処理機には、種々の
構成のものがあるが、ある程度のレベルを越えたもの
は、本体ケースに配した生ゴミ処理槽に、その内部を適
温に保つための加温手段又は温風導入手段や外部環境へ
の異臭の放出を防止するための消臭手段を備え、更には
その内部に投入された生ゴミと後記基材とを撹拌混合す
るための撹拌手段を備えている。
【0003】上記撹拌手段は、種々の形態の撹拌羽根又
は撹拌棒を電動モータによって回転駆動するものであ
り、多くは、生ゴミを投入した際及び適当な時間間隔毎
に回転駆動するようになっている。そして生ゴミ処理槽
中に生ゴミとともに投入されることのある異物等の障害
物によってその回転が阻害されることがあった場合は、
そのことによる負荷の増大を機械的に検出して駆動用電
動モータの電源スイッチを切って安全を図るようになっ
ているものである。
【0004】このような消滅型生ゴミ処理機は、多孔質
の木材チップに微生物を混入させて構成した基材を、予
め、その生ゴミ処理槽中に投入しておいて使用するもの
である。その生ゴミ処理槽に生ゴミを投入すると、前記
したように、通常、その都度及び所定の時間間隔で撹拌
手段が動作して該生ゴミと基材とを良く混合し、かつそ
れらの中に空気を導入する。そして基材中の微生物の働
きにより、前記のように、生ゴミを水と二酸化炭素とに
分解して消滅させようとするものである。
【0005】このとき、前記したように、生ゴミ処理槽
中を適温に保持する加温手段等が構成されている場合
は、これらが作用して内部が微生物の活動に適する温度
に保持されるので、より効率的に前記分解活動が行われ
ることとなる。また消臭手段が備えられている場合は、
その作用により、この生ゴミ処理槽から排気される気体
成分から悪臭成分が除去されるので、周囲環境を悪化さ
せない利点が得られる。
【0006】更にまた生ゴミ処理槽中に、生ゴミととも
に異物が投入され、これが撹拌手段の回転動作を阻害し
た場合、前記したように、機械的な検出手段でこれが検
出され、電源スイッチが切られ、無理な回転が停止され
ることとなる。こうして撹拌羽根(撹拌棒)や駆動用電
動モータの損傷を避けることができる。またこうして停
止させている内に、障害となった異物を除去することが
できる。
【0007】しかし撹拌手段の駆動用電動モータに過負
荷がかかった場合の検出手段を、前記したように、機械
的な検出手段として構成した場合は、安価に構成するの
が容易でない問題点があり、かつ過負荷になった場合
に、駆動用電動モータを停止させただけでは、過負荷に
なった原因である異物等の除去が容易でない場合がある
問題点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な従来技術に於ける問題点、即ち、撹拌手段を駆動する
電動モータが過負荷となった場合の検出手段の問題点を
解決し、安価な構成で、それを構成し得るようにし、か
つ過負荷の原因となった異物等の除去を容易にできるよ
うにし得る検出手段を備えた消滅型生ゴミ処理機を提供
することを解決の課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、投入された生
ゴミを水と二酸化炭素とに分解する消滅型生ゴミ処理機
であって、生ゴミ処理槽中に投入された生ゴミを回転撹
拌する撹拌手段を備えた消滅型生ゴミ処理機に於いて、
前記撹拌手段を回転駆動する電動モータへの駆動電流供
給路に駆動電流の増加を検出する電流検出手段を設け、
かつ上記電流検出手段の検出電流値が基準値を越えた場
合には、上記撹拌手段が回転動作中に障害物によって回
転が停止させられ、前記電動モータが過負荷状態になっ
たものと判断し、その電動モータへの電力の供給・停止
及び回転方向の正逆切り換えを行う電源スイッチを制御
して、前記電動モータへの電力の供給を直ちに停止し、
その停止状態のまま一定の短時間を経過させた後、あり
得る障害物の除去に必要なだけ前記撹拌手段を逆回転さ
せるべく切り換えて電力を供給し、必要なだけの逆回転
動作をさせた後、その電力の供給を再度停止させるよう
にした制御手段を備えた消滅型生ゴミ処理機である。
【0010】従って、本発明の消滅型生ゴミ処理機によ
れば、生ゴミ処理槽に投入される生ゴミは、設定時間間
隔で設定時間ずつ回転動作する撹拌手段により、予め投
入されている基材及びそれまでに投入されている生ゴミ
と撹拌混合させられ、かつ同時に生ゴミの破片等の間に
適度に空気が導入されるため、微生物の活動が活発にな
り、その活動によって徐々に水と二酸化炭素とに分解さ
れることとなる。
【0011】このとき、生ゴミ処理槽に、加温手段又は
温風導入手段が装備してあれば、該生ゴミ処理槽内の温
度条件も良好となり、一層良好に、生ゴミの分解活動が
行われることとなる。また、このとき、該生ゴミ処理槽
に消臭手段が配してあれば、外部に排出される排気ガス
に含まれる悪臭成分が除去され、周辺環境に悪臭を放出
することになるかもしれない問題を解消できるし、生ゴ
ミの投入のために生ゴミ処理機の蓋を開けた際等に、使
用者がその悪臭に煩わされることもなくなるものであ
る。
【0012】生ゴミ処理槽中に、例えば、通常の生ゴミ
とは異なる特別に堅くて大きい木片等の異物が投入さ
れ、それによって該撹拌手段の回転撹拌動作が妨げられ
ることとなった場合には、これに伴って、該撹拌手段の
駆動用電動モータの駆動電流が急激に上昇する事とな
り、この駆動電流の上昇が前記電流検出手段で検出さ
れ、その検出電流値が前記基準値を越えた場合には、そ
の旨が、前記制御手段に伝えられ、上記電動モータを後
述するように動作させるべく前記電源スイッチを制御す
る。
【0013】即ち、前記制御手段により前記電源スイッ
チが制御され、直ちに、電力の供給が停止され、該電動
モータの回転が停止され、その停止状態を維持した僅か
の時間の経過の後、該電動モータに、電力が、その供給
の仕方を切り換えた上で供給され、これまでと逆向きの
回転が行われ、前記異物の除去に必要な角度だけ撹拌手
段を逆向き回転させた後、再度、電力の供給が停止さ
れ、その回転が停止される。この後は、障害物を取り除
き、制御手段をリセットするまでは、前記電動モータに
電力は供給されない。
【0014】またこの消滅型生ゴミ処理機に報知手段を
構成することとすれば、前記検出電流値が基準値を越え
たことは、前記報知手段にも伝えられ、同時に、その動
作により、異物により撹拌手段の回転撹拌動作に支障が
生じていることが使用者その他の関係者に報知されるこ
ととなる。上記報知手段が、警告灯である場合は、これ
が点滅点灯又は継続点灯し、これによって上記の状況が
使用者に報知される訳である。こうして状況を認識した
使用者等により異物が除去され、前記制御手段ととも
に、リセットされると、この報知手段の動作も停止し、
前記制御手段による通常の運転状態が回復することとな
る。
【0015】こうして、本発明の消滅型生ゴミ処理機に
よれば、投入された生ゴミの分解処理は、通常の処理過
程で良好に行われ、生ゴミ処理槽中に撹拌手段の回転に
支障の生じるような異物が投入された場合にも、これ
を、駆動用の電動モータに供給される電流の異常な増加
を検出することで、容易に検出し、これを装備してあれ
ば、報知手段を動作させてその旨を使用者その他の関係
者に報知するとともに、該電動モータの回転を停止さ
せ、引き続いて、若干の短い停止時間の経過の後、該電
動モータを逆回転させて、異物の除去をし易くすること
ができるものであり、機械式で、このような作用をさせ
るより、遙かに簡単な構成で、これが実現できるもので
ある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて、添付図面を参照しながら説明する。図1
〜図4は本発明を適用した消滅型生ゴミ処理機の実施例
を示しており、図1はその正面説明図、図2はその右側
面説明図、図3は撹拌手段の駆動用モータの電流検出手
段及び制御手段を含む回路のブロック図、図4は撹拌手
段の駆動用電動モータの電源スイッチを示す回路図であ
る。
【0017】この実施例の消滅型生ゴミ処理機は、図1
〜図3に示すように、本体ケース1と、これに内装した
生ゴミ処理槽2と、該生ゴミ処理槽2に構成した撹拌手
段3と、上記生ゴミ処理槽2に結合した排気筒4及び吸
気口5からなる吸排気手段と、上記生ゴミ処理槽2の底
部外面に配した加温手段6と、上記撹拌手段3中の電動
モータ3eを駆動するための駆動電流供給路の途中に挿
入した電流検出器8と、上記電流検出器8が過電流を検
出した場合にリセットされるまで点滅点灯を継続する異
常報知ランプ回路9と、上記撹拌手段3、上記排気筒4
の排気手段4b及び上記加温手段6の通常の動作、並び
に上記電流検出器8が過電流を検出した際の上記撹拌手
段3の異常時の動作を制御する制御部7とを基本構成要
素として構成したものである。
【0018】前記本体ケース1は、上部を開口した直方
体状箱型の部材で、その上部開口部には、図1及び図2
に示すように、ヒンジ1aを介して起伏開閉自在に蓋体
1bが配してある。また前記本体ケース1の下部には空
気導入用のスリット(図示していない)が開口してあ
る。
【0019】前記生ゴミ処理槽2は、特に図1に示すよ
うに、正面から見て下部が半円形であり、その両上側端
及び前後端面から側板が上方に伸びた構成である。上部
は全部開放状態であり、前記本体ケース1の上部の開口
部に向かって開いている。
【0020】前記撹拌手段3は、図1及び図2に示すよ
うに、前記生ゴミ処理槽2の前後の側板に配した軸受3
a、3aに回転自在に配した回転軸3bと、これに直交
する向きに配した3本の攪拌棒3c、3c、3cと、前
記回転軸3bの一端部に固設した大径のスプロケット3
dと、本体ケース1の底部上に配した前記電動モータ3
eと、該電動モータ3eの出力軸に固設した小径のスプ
ロケット3fと、該小径のスプロケット3fと前記大径
のスプロケット3dとの間に掛け渡したチェーン3gと
で構成したものである。
【0021】また前記3本の攪拌棒3c、3c、3cの
サイズとしては、その長さは前記回転軸3bに配して回
転させた際にその先端が前記生ゴミ処理槽2の底面に接
触はしないが、その直前を移動する程度のものとする。
【0022】前記吸排気手段は、前記のように、排気筒
4と吸気口5とからなる。その内、排気筒4は、図1及
び図2に示すように、上端が前記生ゴミ処理槽2の上部
の一側に開口し、他端が前記本体ケース1の底部下に開
口するように構成し、かつその排気筒4にそれぞれフイ
ルタ4a、排気手段4b及び臭気吸着部4cを配したも
のである。他方、前記吸気口5は、前記生ゴミ処理槽2
の上部側に於いて該生ゴミ処理槽2と本体ケース1との
隙間空間中に開口させて構成したものである。
【0023】前記排気筒4は、詳しくは、図2に示すよ
うに、一端を前記生ゴミ処理槽2の上端部に横長方形の
開口部に開口し、他端を前記排気手段4bを介して前記
本体ケース1の底部下に開口させたものである。図1に
示すように、前記フイルタ4aは生ゴミ処理槽2の上側
部に開口する開口部に配し、前記臭気吸着部4cは、上
記フイルタ4aに近接して、その排気側に配する。
【0024】また前記排気手段4bは本体ケース1の底
部上に配し、排気筒4の外端側に位置させる。前記フイ
ルタ4aは、この例では主として粉塵のような固形成分
を除去する部材を採用し、前記臭気吸着部4cは、この
例では、吸着室と、これに出し入れ自在に配した籠状箱
体であって、活性炭や、ゼオライトをその成分に含むセ
ラミックボール等を詰め替え自在に充填した籠状箱体と
で構成し、更に前記排気手段4bは、この例では、ブロ
アとこれを駆動する電動モータとで構成したものであ
る。
【0025】前記吸気口5は、図1に示すように、前記
排気筒4の生ゴミ処理槽2への開口部と対面して、該生
ゴミ処理槽2の上側部に開口し、その外側部に、排気筒
4に配したフイルタ4aと同様のフイルタ5aを配す
る。こうして生ゴミ処理槽2の上側部に開口させると、
該生ゴミ処理槽2の配置関係から、これは必然的に、生
ゴミ処理槽2と本体ケース1の間の隙間空間に開口する
こととなる。
【0026】前記加温手段6は、この例では、シート状
のヒーターを採用し、これを前記生ゴミ処理槽2の下面
に接合状態に装着したものである。
【0027】前記電流検出器8は、図1及び図2に示す
ように、前記電動モータ3eに付設するものであるが、
その回路は、図3に示すように、電源スイッチ10と前
記電動モータ3eとの間の駆動電流供給路(この実施例
では三相交流を電源として利用しているので、そのうち
の一本の流路の途中)に変流器8aの一次側を直列に接
続し、その二次側に発生した電流を整流回路8bで整流
して出力する検出部18aと、上記検出部18aの整流
回路8bから受け取った電流を第1抵抗R1及び第2抵
抗R2による抵抗負荷回路に流して電圧を発生させ、両
抵抗R1、R2間で分圧した電圧を比較器8cに入力
し、他方、基準電圧発生器8dで発生した基準電圧を同
時に比較器8cに入力し、該比較器8cで、前記分圧さ
れた電圧を上記基準電圧と比較してその比較結果を出力
することとした比較部18bとで構成したものである。
【0028】前記異常報知ランプ回路9は、図3に示す
ように、上記電流検出器8の比較部18bからの基準電
圧を越えた(過電流が検出された)旨の出力(この実施
例ではHレベルのワンパルス出力)が生じた場合に、こ
れがリセットセットフリップフロップ9aのセット入力
端に入力されると、そのQ出力がHレベルとなり、これ
がナンドゲート9bの一方の入力端に入力され、上記ナ
ンドゲート9bの他の入力端に接続されている発振器9
cの振動信号出力が上記ナンドゲート9bの出力端に表
れることとなり、上記ナンドゲート9bの出力端に接続
されている発光ダイオード9dが点滅点灯するように構
成してある。なお上記発光ダイオード9dに直列に接続
してある抵抗R3は、電源に接続した電流制限抵抗であ
る。
【0029】なお前記電源スイッチ10は、前記電動モ
ータ3eに電力を供給する電源回路の途中に挿入された
リレー群からなるものであり、図4に示すように、X1
は、前記電動モータ3eを正回転させるための電磁リレ
ー、X2は逆回転させるための電磁リレーであり、前記
制御部7で制御されるようになっている。またTHは一
定以上の負荷電流が所要時間継続すると接点を開くよう
になっているサーマルリレーである。
【0030】前記制御部7は、前記のように、前記撹拌
手段3、前記排気筒4の排気手段4b及び加温手段6の
通常の動作、並びに前記電流検出器8が過電流を検出し
た際の上記撹拌手段3の異常時の動作を制御するもので
あるが、より詳しく述べると、次の通りである。
【0031】まず撹拌手段3については、通常、この実
施例では、前記電動モータ3eを、正回転180秒、停
止10秒、逆回転180秒、停止10秒、正回転180
秒、停止10秒、逆回転180秒、停止300秒のサイ
クルを繰り返すように、即ち、電磁リレーX1の180
秒間の閉成、電磁リレーX1及びX2双方の10秒間の
開成、電磁リレーX2の180秒間の閉成、電磁リレー
X1及びX2双方の10秒間の開成、電磁リレーX1の
180秒間の閉成、電磁リレーX1及びX2双方の10
秒間の開成、電磁リレーX2の180秒間の閉成、電磁
リレーX1及びX2双方の300秒間の開成のサイクル
を繰り返すように制御し、これによって攪拌棒3c、3
c、3cを付設した前記回転軸3bに同様の回転及び停
止のサイクルを繰り返させる(これ以外の回転又は停止
のサイクルでも不都合ではない)。
【0032】なお生ゴミの投入等のために前記蓋体1b
が開けられた場合であって、その際に前記電動モータ3
eが回転駆動していた場合、即ち、前記電磁リレーX1
又はX2のいずれかが閉じていた場合には、直ちにその
電磁リレーX1又はX2を開き、前記電動モータ3eの
回転動作を停止させて安全を確保するようにも制御す
る。前記蓋体1bの開閉は図示しないセンサにより検出
し、その結果を前記制御部7に入力するようになってい
る。
【0033】また前記撹拌手段3の電動モータ3eへの
駆動電流供給路に過電流が流れ、これが前記電流検出器
8で検出され、その旨の出力がされた場合は、直ちに、
そのとき閉じていた電磁リレーX1又はX2を開き、電
動モータ3eの回転を停止させるべく制御する。そして
双方の電磁リレーX1及びX2の開成状態を約10秒間
継続させた後、前記電動モータ3eを、上記約10秒間
の停止直前の回転方向に対して逆方向に回転させるべ
く、他方の電磁リレーX1又はX2を閉じるべく制御す
る。上記他方の電磁リレーX1またはX2の閉成は、こ
の実施例では、約4秒間継続させ、前記撹拌手段3を約
1/8回転逆方向に回転させるべく制御するものであ
る。こうして前記撹拌手段3と生ゴミ処理槽2の間等に
挟まっていることのある異物を除去しやすくする趣旨で
ある。
【0034】また前記排気筒4の排気手段4bは、その
電動モータを、原則として、前記撹拌手段3の電動モー
タ3eに連動して動作させ、撹拌手段3の攪拌動作に連
動して排気動作をさせるように制御する。ただし、この
排気手段4bの電動モータは、前記蓋体1bを開けた場
合には、必ず動作させ、蓋体1bの開いている間は、常
に排気動作を行っているように制御し、生ゴミ処理槽2
の上部開口から異臭が立ち上がらないようにする。
【0035】また前記加温手段6については、生ゴミ処
理槽2内を50℃前後に保持するようにこれを制御す
る。ここで制御温度を50℃前後としたのは、生ゴミ処
理槽2内を上記温度前後に加温しておくと、生ゴミ中に
含まれているさまざまな雑菌、回虫卵、有鉤条虫卵、又
は蠅の卵等を死滅又は不活化させ得ることが知られてお
り、それらの雑菌による生ゴミの腐敗や成虫化した回虫
等による種々の弊害を予め除去することができることに
よる。しかしてここで生ゴミの分解に用いる微生物はこ
のような温度で死滅又は不活化しないものを採用すべき
であることは云うまでもない。
【0036】従って、この実施例の消滅型生ゴミ処理機
によれば、前記撹拌手段3と生ゴミ処理槽2の底部との
間に異物が挟まる等に起因して、その回転が停止する等
の障害が生じた場合には、これに伴って生じる電動モー
タ3eへの駆動電流の異常なレベルまでの上昇を前記電
流検出器8により検出して、前記のように、上記電動モ
ータ3eの駆動用電力の供給の停止、及び前記所定の停
止時間の経過の後、逆方向への所定回転角度の回転のた
めの電力の供給を行い、上記異物を取り除くことを可能
とするものであり、これを簡易な構成で実現したもので
ある。
【0037】またこのような異常な事態が発生したこと
は、前記異常報知ランプ回路9の発光ダイオード9dの
点滅点灯動作により報知され、使用者その他の関係者に
この事情が報知されることとなる。しかして使用者等
は、このような事態を容易に知り得、前記蓋体1bを開
けて内部を点検し、上記異物を取り除くことができる。
その後、前記制御部7及び異常報知ランプ回路9を所定
のリセットスイッチを操作してリセットすれば、前記発
光ダイオード9dが消灯し、前記制御部7による通常の
運転制御状態が回復する。
【0038】この実施例の消滅型生ゴミ処理機の運転中
に、その生ゴミ処理槽2中に、実際に、木片(5cm×1
0cm×30cm)を投入してみたところ、たちまち前記発
光ダイオード9dが点滅点灯し、該木片が撹拌手段3の
回転の障害となったことを報知した。20秒ほど待って
蓋体1bを開け、生ゴミ処理槽2中を覗くと、前記木片
はその底部に位置しているが、撹拌手段3の撹拌棒3c
は既に該木片に接触してはおらず、これとの間に若干の
隙間があいていた。これは、該木片が生ゴミ処理槽2の
底部との間に挟まって撹拌手段3の回転を妨げたことが
検出され、その回転が一時停止された後、前記したよう
に、該撹拌手段3の若干の逆回転が行われ、前記撹拌棒
3cとの間に若干の隙間があいたものだと思われる。し
かして前記木片は該生ゴミ処理槽2の底部から簡単に取
り出し得た。この後、蓋体1bを閉じ、リセットスイッ
チを操作すると、前記発光ダイオード9dは消灯し、こ
の消滅型生ゴミ処理機は、通常の運転を再開した。
【0039】また、この実施例の消滅型生ゴミ処理機に
よれば、以上のような異常状態の良好な回復処理ばかり
でなく、通常の処理もまた以下のように良好に行われ
る。前記生ゴミ処理槽2には、予め多孔質の木材チップ
に微生物を混入させて構成した基材を投入しておく。そ
の上で、図示しない主スイッチを投入して、前記制御部
7の制御動作、即ち、前記撹拌手段3、前記吸排気手段
に於ける排気筒4の排気手段4b及び加温手段6に対す
る前記制御動作等を開始させるものである。
【0040】そうすると、その生ゴミ処理槽2中に投入
された生ゴミ類は、前記したように、所定の時間間隔で
正回転と逆回転を繰り返す前記撹拌手段3により良好に
基材と撹拌混合させられ、併せてこれにより気相条件が
良好になり、更に前記加温手段6により内部の温度条件
も良好に保持されることになるので、微生物の活動が活
発になり、投入された生ゴミ類は良好に分解されること
となる。またこうして分解され、生成された水と二酸化
炭素とは、前記排気筒4を通じて排気されることとな
り、その際に、粉塵等の固形成分はフィルタ4aで除去
され、異臭成分は、臭気吸着部4cで除去され、周囲環
境に粉塵や異臭をまき散らすような問題を生じさせない
ものともなる。
【0041】
【発明の効果】従って、本発明の消滅型生ゴミ処理機に
よれば、例えば、生ゴミ処理槽中に、通常の生ゴミとは
異なる特別に堅くて大きい木片等の異物が投入され、こ
れが前記撹拌手段にぶつかり又は該撹拌手段と生ゴミ処
理槽の底部との間等に挟まり、該撹拌手段の回転動作が
妨げられることとなった場合には、これに伴って、それ
を駆動する電動モータの駆動電流の急激な上昇が生じる
こととなるが、これが前記電流検出手段で検出され、そ
の検出電流値が基準値を越えたと判断された場合には、
その旨が、前記制御手段に伝えられ、前記撹拌手段を駆
動する電動モータを後述するように動作させるべくその
電源スイッチを制御する。また報知手段を装備しておけ
ば、そのような異常事態が発生した旨がその報知手段に
よって使用者その他の関係者に報知されることとなる。
【0042】しかしてこの場合は、上記報知手段の動作
で、異物により撹拌手段の回転撹拌動作に支障が生じて
いることが報知されることとなるため、使用者その他の
関係者によって異物の除去等の処理が行われ、その事態
が回復されることとなる。なお上記報知手段が、警告灯
である場合は、これが点滅点灯又は継続点灯し、これに
よって上記の状況が使用者に報知される。
【0043】前記制御手段による電源スイッチの制御
は、次のように行われる。即ち、直ちに、電力の供給を
停止して該電動モータの回転を停止させ、引き続く僅か
の停止時間の経過の後、該電動モータに、電力を、その
供給の仕方を切り換えた上で供給し、これまでと逆向き
の回転をさせ、前記異物の除去に必要な角度だけ逆回転
させた後、再度、電力の供給を停止させ、その回転を停
止させる。この後は、異物を取り除き、リセットするま
では、前記電動モータに電力は供給されない。
【0044】しかして撹拌手段及びこれを駆動する電動
モータを適切に保護することができるし、撹拌手段が、
前記のように、若干逆方向に回転させられてから停止し
ているものであるため、使用者等による異物の除去も容
易に行えるものである。
【0045】また本発明の消滅型生ゴミ処理機によれ
ば、以上のような異常事態の処理が良好に行われ得るば
かりでなく、本来の機能である生ゴミの消滅処理も良好
に行われる。即ち、生ゴミ処理槽に投入される生ゴミ
は、設定時間間隔で設定時間ずつ回転動作する撹拌手段
により、予め投入されている基材及びそれまでに投入さ
れている生ゴミと撹拌混合させられ、かつ同時に生ゴミ
の破片等の間に適度に空気が導入されるため、微生物の
活動が活発になり、その活動によって徐々に水と二酸化
炭素とに分解されることとなる。
【0046】このとき、生ゴミ処理槽に、加温手段又は
温風導入手段が装備してあれば、該生ゴミ処理槽内の温
度条件も良好となり、一層良好に、生ゴミの分解活動が
行われることとなる。また、このとき、該生ゴミ処理槽
に消臭手段が配してあれば、外部に排出される排気ガス
に含まれる悪臭成分が除去され、周辺環境に悪臭を放出
することになるかもしれない問題を解消できるし、生ゴ
ミの投入のために生ゴミ処理機の蓋を開けた際等に、使
用者がその悪臭に煩わされることもなくなるものであ
る。
【0047】こうして、本発明の消滅型生ゴミ処理機に
よれば、投入された生ゴミの分解処理は、通常の処理過
程で良好に行われ、生ゴミ処理槽中に撹拌手段の回転に
支障の生じるような異物が投入された場合にも、これを
駆動用の電動モータに供給される電流の異常な増加を検
出することで、容易に検出し、報知手段を動作させてそ
の旨を使用者その他の関係者に報知するとともに、該電
動モータの回転を停止させ、引き続いて、若干の短い時
間の経過の後、逆回転させて、異物の除去をし易くする
ことができるものであり、機械式で、このような作用を
させるより、遙かに簡単な構成で、これが実現できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の消滅型生ゴミ処理機の正面説明図。
【図2】一実施例の消滅型生ゴミ処理機の右側面説明
図。
【図3】撹拌手段の駆動用電動モータの駆動電流を検出
する電流検出手段及び制御手段を含む回路のブロック
図。
【図4】撹拌手段の駆動用電動モータの電源スイッチを
示す回路図。
【符号の説明】
1 本体ケース 1a ヒンジ 1b 蓋体 2 生ゴミ処理槽 3 撹拌手段 3a 軸受 3b 回転軸 3c 攪拌棒 3d、3f スプロケット 3e 電動モータ 3g チェーン 4 排気筒 4a、5a フイルタ 4b 排気手段 4c 臭気吸着部 5 吸気口 6 加温手段 7 制御部 8 電流検出器 8a 変流器 8b 整流回路 8c 比較器 8d 基準電圧発生器 9 異常報知ランプ回路 9a リセットセットフリップフロップ 9b ナンドゲート 9c 発振器 9d 発光ダイオード 10 電源スイッチ 18a 検出部 18b 比較部 R1 第1抵抗 R2 第2抵抗 R3 抵抗 TH サーマルリレー X1、X2 電磁リレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 手塚 弘之 茨城県日立市東金沢町3丁目3番18号 ス ターエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 4D004 AA03 CA15 CA19 CA47 CA48 CB04 CB28 CB32 DA01 DA02 DA04 DA13 DA20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入された生ゴミを水と二酸化炭素とに
    分解する消滅型生ゴミ処理機であって、生ゴミ処理槽中
    に投入された生ゴミを回転撹拌する撹拌手段を備えた消
    滅型生ゴミ処理機に於いて、 前記撹拌手段を回転駆動する電動モータへの駆動電流供
    給路に駆動電流の増加を検出する電流検出手段を設け、 かつ上記電流検出手段の検出電流値が基準値を越えた場
    合には、上記撹拌手段が回転動作中に障害物によって回
    転が停止させられ、前記電動モータが過負荷状態になっ
    たものと判断し、その電動モータへの電力の供給・停止
    及び回転方向の正逆切り換えを行う電源スイッチを制御
    して、前記電動モータへの電力の供給を直ちに停止し、
    その停止状態のまま一定の短時間を経過させた後、あり
    得る障害物の除去に必要なだけ前記撹拌手段を逆回転さ
    せるべく切り換えて電力を供給し、必要なだけの逆回転
    動作をさせた後、その電力の供給を再度停止させるよう
    にした制御手段を備えた消滅型生ゴミ処理機。
  2. 【請求項2】 報知手段として、前記電動モータが過負
    荷状態になったものと判断された際に点灯するための警
    告灯を付加した請求項1の消滅型生ゴミ処理機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120033577A (ko) * 2010-09-30 2012-04-09 웅진코웨이주식회사 분쇄 성능 향상 방법
KR101787433B1 (ko) * 2010-09-29 2017-10-19 코웨이 주식회사 덩어리 분쇄 조절 방법

Cited By (3)

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