JP2001054740A - 高さ調節可能なスタンド及びスタンドの保持装置の取外し方法 - Google Patents

高さ調節可能なスタンド及びスタンドの保持装置の取外し方法

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JP2001054740A
JP2001054740A JP2000208266A JP2000208266A JP2001054740A JP 2001054740 A JP2001054740 A JP 2001054740A JP 2000208266 A JP2000208266 A JP 2000208266A JP 2000208266 A JP2000208266 A JP 2000208266A JP 2001054740 A JP2001054740 A JP 2001054740A
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cable
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cable drum
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Hans-Rudolf Studer
ハンス−ルドルフ・シュトゥーダー
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BUECH LABORTECHNIK AG
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラスユニットを取り付けるための保持装置
（２）を有し、この保持装置がスタンドロッド（４）に
沿って変位可能に取り付けられている、高さ調節可能な
スタンド（１）を提供する。 【解決手段】 保持装置はケーブル（６）に作動的に連
結され、このケーブル（６）は、回転自在に取り付けら
れたケーブルドラム（５）に巻付けられている。ケーブ
ル（６）は、その張力を変化させることができるよう
に、取り付けられ、第１位置において、ケーブル（６）
の張力によりケーブルドラム（５）との摩擦係合を生
じ、また、第２位置において、ケーブル（６）は、ケー
ブルドラム（５）と摩擦係合した状態から離脱するよう
に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、高さ調節可能なス
タンド、更に詳細には回転式蒸発器用のスタンド、及び
独立項の従来技術部分の特徴を持つスタンドの保持装置
を外すための方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】迅速持ち上げ装置とも呼ばれるこのよう
なスタンドでは、例えば蒸発器のフラスコを水浴中に保
持できる。フラスコを加熱浴から手早く持ち上げること
によってしか蒸発手順が停止できないため、スタンドを
楽に且つ手早く調節できるのが望ましい。
【０００３】高さ調節可能なスタンドは、例えば、欧州
特許第１４９ ９７２号、ドイツ国特許第２６ ４９
９５０号、又はドイツ国特許第２７ ５８ ４３３号か
ら周知である。
【０００４】このようなスタンドについての第１の要求
は、スタンドが動力式であると同時に手動操作可能であ
るということである。更に、蒸発器のフラスコ用の保持
装置を、緊急時に、動力駆動装置によって加熱浴から迅
速に且つ問題なく持ち上げて出すことができなければな
らない。
【０００５】欧州特許第１４９ ９７２号によれば、こ
れらの問題点は、フラスコ用保持装置をケーブルを介し
てエネルギ貯蔵器に連結することによって解決された。
このような構成では、動力式であることと手動で移動さ
せることができることに関して満足のいく結果が既に得
られている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、周知
のスタンドを更に改良することである。詳細には、動力
作動式で作動させることができる保持装置によって、駆
動モータからの保持装置の取り外しを簡単に行うことが
できる。保持装置は、駆動モータから迅速に且つ力をあ
まり使用せずに外すことができなければならない。本発
明によるスタンドは、更に、設計に多くの費用をかけず
に簡単に且つ経済的に製造できなければならない。
【０００７】回転式蒸発器について使用する場合にこの
ようなスタンドに存在する危険性は、回転蒸発器フラス
コの回転運動の中断時にフラスコの過熱が起こるという
ことである。本発明の別の目的は、蒸発器フラスコの回
転運動を中断する場合に加熱浴から自動的に且つ使用者
が余り手数をかけずに持ち上げて出すことができる、回
転式蒸発器用スタンドを提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、これら
の目的は、独立項の特徴部分に記載の特徴を持つスタン
ド及び方法で達成される。別の好ましい実施例は、従属
項の要旨である。
【０００９】高さ調節可能なスタンドは回転式蒸発器に
特に適している。しかしながら、他の適用目的もまた考
えることができる。スタンドは、ガラスユニットを取り
付けるための保持装置を有する。ガラスユニットは、代
表的には、回転式蒸発器のフラスコを含む。保持装置に
は、それ自体周知のチャージを回転するための装置が設
けられている。欧州特許第１４９ ９７２号に触れたこ
とにより、その特許に開示されているガラスユニット及
び保持装置の設計に関する内容は本明細書中に組入れた
ものとする。
【００１０】スタンドは、スタンドロッドを更に有す
る。保持装置はスタンドロッドに沿って変位可能であ
る。保持装置は、更に、連結エレメントと協働するケー
ブル、例えばケーブルドラムに巻き付けたケーブルに積
極的に連結できる。
【００１１】本発明によれば、ケーブルは、その張力を
変化させることができる方法で取り付けられている。第
１位置では、ケーブルの張力が最大であり、連結エレメ
ント、詳細にはケーブルドラムとの間に摩擦係合を発生
する。第２位置では、張力が最小であり、ケーブルとケ
ーブルドラムとの間の摩擦係合部が持ち上げられる。
【００１２】かくして、第１位置では、ケーブルドラム
を回転させることにより、ケーブルドラムに積極的に連
結された保持装置を移動する。第２位置では、保持装置
は、ケーブルとケーブルドラムとの間が摩擦係合してい
ないため、ケーブルドラムから外される。
【００１３】ケーブルドラムの代わりに、張力が加えら
れたケーブルと摩擦係合できる他の連結エレメントを考
えることができる。
【００１４】第２位置では、保持装置は、かくして、簡
単に手動で移動させることができ、例えば持ち上げるこ
とができる。第１位置では、保持装置は、ケーブルとケ
ーブルドラムとの間の摩擦係合のため、自由に移動でき
ない。ケーブルドラムの回転（例えばモータ駆動装置に
よる）時に保持装置が移動する。ケーブルドラムの停止
時に保持装置は固定位置に残る。
【００１５】本明細書中では、摩擦係合は、ケーブルと
ケーブルドラムとの間の連結であると理解されるべきで
ある。この連結は、力を少なくとも部分的に伝達する。
ケーブルドラムの移動によりケーブルが移動する。
【００１６】蒸発器フラスコの回転運動の停止時に、ケ
ーブルに作用する張力を減少する。かくして、保持装置
は、スタンドに関して自由に移動でき、持ち上げること
ができる。
【００１７】ケーブルドラムは、好ましくは回転自在に
取り付けられており、動力で駆動できる。しかしなが
ら、保持装置について、回転不能のケーブルドラムを設
け、ケーブルを別の適当な方法で駆動することもまた考
えられる。
【００１８】上述のスタンド設計と組み合わせた本発明
の別の特徴は、スタンドロッドに沿って変位可能な保持
装置を持ち、駆動モータが保持装置自体に配置された高
さ調節可能なスタンドで特に有用である。モータを、ス
タンドロッドの関して定置の保持手段と係合させること
ができる。
【００１９】保持手段として、例えばスタンドロッドに
配置されたラックが考えられる。駆動モータには、ラッ
クと係合する歯車が設けられているのがよく、この歯車
は、保持装置を外すため、ラックとの係合を解除でき
る。
【００２０】特に好ましい実施例では、保持手段は、ス
タンドロッドに関して固定されたケーブルとして設計さ
れる。駆動モータにはケーブルドラムが設けられてお
り、このドラムにケーブルが巻付けられる。この場合、
ケーブルがラックの機能を果たす。保持装置は、ケーブ
ルの張力を減少させることによってケーブルから外すこ
とができる。ケーブルは、好ましくは、固定端点と可動
端点との間で張力を加えることができる。一方の端点を
ケーブルの方向に移動させることによって、ケーブルの
張力を減少させることができる。ケーブルに張力が加わ
った状態でケーブルドラムを回転させると、保持装置が
ケーブルドラムとともに移動される。ケーブルが弛緩し
た状態では、保持装置は自由に移動できる。
【００２１】本発明の変形例によれば、ケーブルはそれ
自体が閉じており、保持装置にしっかりと連結されてい
る。ケーブルは、回転自在に取り付けられており且つス
タンドロッドに関して固定的に配置されたケーブルドラ
ムに巻き付けてある。ケーブルは、二つの変向ローラー
の周囲を案内される。これらの変向ローラー間の距離を
変化させることにより、ケーブルの張力を変化させるこ
とができる。ケーブルの張力が十分に高い状態では、ケ
ーブルドラムとケーブルとの間の摩擦連結が十分大き
く、ケーブルドラムを回転させると保持装置が移動す
る。ケーブルの張力が十分に低い状態では、摩擦連結が
存在せず、そのため、保持装置は自由に移動できる。し
かしながら、保持装置に固定的に連結されたケーブルド
ラムの周囲にケーブルを巻付け、これを適当な手段で駆
動することもできる。
【００２２】好ましい実施例では、二つの端点間で張力
が加えられたケーブルの可動端点を、ばねで押圧された
固定部として形成する。ばねはケーブルに十分な張力を
発生する。その結果、通常の状態では、ケーブルドラム
がケーブルと摩擦連結している。固定部をばねの力に抗
して変位させることによって、ケーブルドラムをケーブ
ルから外すことができる。
【００２３】別の好ましい実施例によれば、スタンドに
は、固定部をばね力に抗して移動するための作動アーム
が設けられている。この作動アームは、回転点を中心と
して回転自在に取り付けられているのがよく、その結
果、梃の力が発生する。作動アームを作動することによ
り、ケーブルの張力を減少し、ケーブルをケーブルドラ
ムから外す。保持装置は、作動アームを作動させたとき
に自由に変位できる。
【００２４】更に、可動端点を動力で、例えば磁石駆動
装置によって移動させることも考えられる。動力により
移動できる可動端点により、回転式蒸発器の作動を中断
した場合に保持装置を自動的に外すことができる。この
目的のため、回転自在に保持されたガラスユニットの停
止時に可動端点を自動的に移動するための装置を提供で
きる。
【００２５】保持装置がスタンドロッドにエネルギ貯蔵
器を介して直接的に又は間接的に連結されている場合に
本発明の特に好ましい実施例が得られる。この実施例に
よる保持装置は、エネルギ貯蔵器の力に抗して下降させ
ることができ且つエネルギ貯蔵器の助けで上昇させるこ
とができる。ケーブルに張力が加わっている場合には、
ケーブルはケーブルドラムと摩擦係合している。ケーブ
ルに張力が加わっている状態では、保持装置は、ケーブ
ルドラムが回転していない場合には、エネルギ貯蔵器に
拘わらず所定の位置にとどまる。ケーブルドラムを回転
させることによって、保持装置は、エネルギ貯蔵器の力
に抗して移動される。ケーブルの張力を減少させること
により、ケーブルドラムとケーブルとの間の摩擦係合部
を高め、これにより保持装置をエネルギ貯蔵器の助けで
自動的に持ち上げる。この構成は、とりわけ、上文中に
説明した作動アームとの組み合わせで有利である。作動
アームを押すだけでケーブルの張力が減少し、保持装置
がエネルギ貯蔵器により自動的に持ち上げられる。
【００２６】ケーブルドラムとケーブルとを摩擦係合さ
せるのに必要な張力は、ケーブルドラム及びケーブルの
摩擦係数によって左右されるばかりでなく、エネルギ貯
蔵器の力の大きさ及び保持装置の重量によっても左右さ
れる。ケーブルの張力は、保持装置の可能な重量に従っ
て、及びエネルギ貯蔵器の力に従って定められる。
【００２７】保持装置は、好ましくは、ローラーにスタ
ンドロッドに沿って変位可能に取り付けられているのが
よい。スタンドロッドは、この実施例では、好ましく
は、ローラー用のガイドレールを持つ型材として形成さ
れている。
【００２８】ローラーによるガイドレールでの保持装置
の案内は、勿論、様々な形態のスタンド装置でも有利で
ある。
【００２９】本発明を、添付図面を参照して以下に実施
例の形態で詳細に説明する。
【００３０】
【発明の実施の形態】図１は、高さ調節可能なスタンド
１を示す。このスタンド１は、本質的には、スタンドロ
ッド４が取り付けられたベースプレート２１を含む。保
持装置２がスタンドロッド４に沿って変位可能に取り付
けられている。保持装置２は、チャージ、詳細には回転
式蒸発器用フラスコを受け入れるのに役立つ。保持装置
には、チャージを回転させるための装置が更に設けられ
ている。チャージ用の加熱浴及び回転装置の形成は当業
者に周知であり、本明細書中では詳細に説明しない。
【００３１】保持装置には、更に、駆動モータ７が設け
られている。駆動モータ７は、歯車装置（図示せず）を
介してケーブルドラム５を駆動する。スタンドロッド４
にはケーブル６が設けられている。このケーブル６は、
一端８がスタンドに固定端点で取り付けられている。ケ
ーブル６の他端９は、移動可能な固定部に保持されてい
る。この移動可能な固定部は、作動アーム１２を含む。
作動アーム１２にはボア２５が設けられており、このボ
アを通してケーブル６が案内される。ケーブル６はねじ
１１によって作動アーム１２の表面上に保持されてい
る。作動アーム１２及びかくしてケーブル６の可動端点
９は、ばね１０の力に抗してケーブルに沿ってＲの方向
に変位できる。
【００３２】作動アーム１２は、回転点１９を中心とし
て回転可能に取り付けられている。作動アーム１２の端
部１８を矢印の方向に下方に押すことによって、ケーブ
ル６の可動端部９を矢印の方向で上方に枢動させること
ができる。ばねに抗して張力が加えられた位置でのねじ
１１’の位置及び作動アーム１２’の位置を破線で示
す。
【００３３】保持装置を自動的に持ち上げるための装置
を提供することもまた考えられる。これは、停止ボタン
を押すことによって、又はガラスユニットの過熱時に、
又はチャージの静止時に行われ、ケーブル６を自動的に
弛緩させる。
【００３４】ケーブル６は、ケーブルドラム５に巻き付
けてある。好ましくは、約２７０°に亘って巻き付けら
れているのが好ましい。しかしながら、摩擦効果を変化
させるため、これよりも大きく又は小さく巻き付けるこ
ともできる。
【００３５】保持装置２は、更に、エネルギ貯蔵器１４
を介してスタンドロッド４に、又はスタンドロッド４に
連結されたエレメントに連結されている。エネルギ貯蔵
器１４をばねで概略に示す。コイルばねの他にガス圧縮
ばね又は他のエネルギ貯蔵器も考えられる。保持装置４
は、張力が加わったエネルギ貯蔵器１４で吊り下げられ
ているか或いは圧縮エネルギ貯蔵器で吊り下げられてい
る。ここでは、ガス圧縮ばねが特に好ましい。
【００３６】関節連結アーム１２’が破線で示す位置に
ある場合には、ケーブル６が弛緩しており、ケーブルと
ケーブルドラム５との間の摩擦力が非常に小さいため、
保持装置２は自由に移動できる。エネルギ貯蔵器を考慮
に入れると、作動アーム１２の端部１８を下方に押すと
保持装置が自動的に持ち上げられる。
【００３７】外部から力が加えられていない場合には、
作動アーム１２は、ばね１０の力により実線で示す位置
に配置される。これにより、ケーブル６に張力が加わ
り、ケーブルがケーブルドラム５と摩擦係合する。ばね
１０の力は、エネルギ貯蔵器１４の力及び保持装置２
（及びこれに取り付けられたガラスユニット）の残留重
量を補償するため、ケーブルドラム５とケーブル６との
間の摩擦力が十分であるように、十分大きく選択され
る。ケーブルドラム５が回転しない場合には、保持装置
２は所定位置にとどまる。ケーブルドラム５を停止させ
ることによって保持装置２を固定する。ケーブル６に張
力が加わった状態でケーブルドラム５が回転すると直ぐ
に、保持装置２がケーブルドラム５の回転方向に従って
昇降される。
【００３８】ケーブル６は、好ましくは、コーティング
が施された鋼製ケーブルを含むか或いは例えばケブラー
等でできたプラスチックケーブルを含む。ケーブルドラ
ム５は鋼製であるか或いはアルミニウム製である。保持
装置は、スタンドロッドに沿って変位可能に取り付けら
れたキャリッジとして形成されている。このキャリッジ
は、アルミニウム又はプラスチックでできているのがよ
い。概略に示すモータ７は、好ましくは、電動モータと
して形成されている。
【００３９】図２には、スタンドロッド４及び保持装置
２の平面図が示してある。スタンドロッド４は、ガイド
２０を含むガイドレールとして形成されている。保持装
置２は、ガイドレール２０で摺動する３個のローラー１
５を含む。３個のローラー１５は、一つの平面内に配置
されている。一方のガイドレール２０で一個のローラー
が摺動するのに対し、他方のガイドレール２０では２個
のローラーが摺動する。３点接触により、保持装置をス
タンドロッド４に沿って特に安定して障害なく案内でき
る。
【００４０】駆動モータは、保持装置２にしっかりと連
結されており、保持装置に固定的に連結されたケーブル
ドラム５を駆動する。
【００４１】図３には、ケーブルドラム５の拡大側面図
が示してある。ケーブル６がケーブルドラム５に１０８
０度（即ち、３回分）巻き付けてある。
【００４２】図４ａ及びｂには、本発明の変形例の形態
が示してある。図４ａによれば、保持装置はスタンドロ
ッド４に沿って変位可能であり、ケーブル６にしっかり
と連結されている。ケーブル６はそれ自体が閉じている
ように形成されており、二つの変向ローラー１７を介し
て変向される。スタンドには、駆動モータ７を備えたケ
ーブルドラム５が更に設けられている。ケーブルドラム
５は、スタンドロッド４に関して固定された状態で配置
されている。更に、一方の変向ローラーは、ケーブル６
に作用する張力を変化させることができるように、移動
可能に形成されている。ケーブル６に張力が加わった状
態では、ケーブル６とケーブルドラム５との間の摩擦力
は、ケーブルドラム５を回転させると保持装置２が移動
するように、或いは定置のケーブルドラム５で保持装置
２を固定させるように十分大きい。ケーブル６を弛緩さ
せることによって、ケーブル６をケーブルドラム５から
外し、保持装置２が自由に移動できるようにする。勿
論、図４ａによる実施例では、図１に示す詳細、特にエ
ネルギ貯蔵器、作動アームが同様に有利である。作動ア
ームは、移動可能なローラー、例えば上変向ローラー１
７をさせるために同様の方法で適用できる。
【００４３】図４ｂには、本発明の別の特徴による変形
例が示してある。駆動モータ９は保持装置２に固定的に
連結されている。駆動モータ９は、ラック１６と係合さ
せることができる歯車２２を含む。ラック１６はスタン
ドロッド４に固定的に連結されている。双方向矢印の方
向で駆動モータ９を横方向に変位させることによって、
歯車２２をラック１６との係合から外すことができる。
これによって、保持装置２を自由に移動させることがで
きる。
【００４４】図４ｃの実施例によれば、保持装置２は、
連結エレメントとして作用する回転不能のケーブルドラ
ム５を有する。このドラムの周囲にはケーブル６が巻付
けられている。ケーブル６は、ケーブル６を把持するロ
ーラーを回転するモータ７によって駆動できる。ケーブ
ル６を弛緩させることによって、ケーブルドラム５とケ
ーブル６との間の摩擦係合を持ち上げる。保持装置は自
由に移動できる。
【００４５】図４ｄには、変形例の連結システム３０が
示してある。この連結システムは図４ｃによる実施例に
ケーブルドラム５の代わりに適用できる。ケーブル６に
張力が加わった状態では、連結エレメント３０の内方に
傾斜したラグ３１とケーブル６との間に摩擦係合が存在
する。ケーブル６が弛緩した状態（破線で示す）では、
ケーブル６は連結エレメント３０内で摺動する。
【００４６】図５は、スタンドロッド４に沿って変位可
能に保持された保持装置２の部分断面斜視図を示す。ス
タンドロッド４は、二つのガイド２０を含むガイドレー
ルとして形成されている。保持装置２はガイドレール２
０に３個のローラー１５で変位可能に取り付けられてい
る。第１ローラーは、第１ガイドレール２０（図５の右
側を参照されたい）上を走行する。図５の左側に示すガ
イドレール２０には２個のローラー１５が取り付けられ
ており、下側のローラー１５は駆動モータ９及び歯車装
置によって覆われている。ケーブルドラム５は、駆動モ
ータ７によって作動できるシャフトに取り付けられてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明によるスタンドの概略側面図である。
【図２】 図１によるスタンドのスタンドロッドの平面
図である。
【図３】 図１による実施例のケーブルドラムの側面図
である。
【図４】 本発明に使用される保持装置及び連結システ
ムの変形例の概略構成を示す図であり、図４ａはスタン
ドロッド４に沿って変位可能な保持装置を示し、図４ｂ
は駆動モータが保持装置に固定的に連結されている保持
装置を示し、図４ｃは連結エレメントとして作用する回
転不能のケーブルドラムを有する保持装置を示し、図４
ｄは連結システムの変形例を示す。
【図５】 ガイドレールに変位可能に取り付けられた保
持装置の斜視図である。
【符号の説明】
１ スタンド ２ 保持装置 ４ スタンドロッド ５ ケーブルドラ
ム ６ ケーブル ７ 駆動モータ ８ 一端 ９ 他端 １１ ねじ １２ 作動アーム ２１ ベースプレート ２５ ボア

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 回転式蒸発器などに使用される、高さ調
    節可能なスタンド（１）であって、前記スタンド（１）
    は、ガラスユニットを取り付けるための保持装置（２）
    を有し、前記保持装置（２）は、スタンドロッド（４）
    に沿って変位可能に構成され、連結エレメント（５、３
    ０）に協働するケーブル（６）に作動的に連結可能に構
    成され、好ましくは、前記ケーブルがケーブルドラム
    （５）の周囲に巻付けられている、前記高さ調節可能な
    スタンド（１）において、 前記ケーブル（６）の張力は、第１位置において、前記
    ケーブル（６）と前記連結エレメントとの間に、特に、
    前記ケーブル（６）とケーブルドラム（５）等との間
    に、摩擦係合を生じ、第２位置において、前記ケーブル
    （６）の張力が減少して滑動を生じ、前記ケーブル
    （６）と前記連結エレメントとの間の、特に、前記ケー
    ブル（６）とケーブルドラム（５）との間等の、摩擦係
    合部が持ち上げられるように、変化するように構成され
    たことを特徴とする、高さ調節可能なスタンド。
  2. 【請求項２】 請求項１に記載のスタンドにおいて、前
    記スタンドは、ガラスユニットを固定するための保持装
    置（２）を有し、前記保持装置は、スタンドロッド
    （４）に沿って変位可能に構成され、駆動モータ（７）
    を備え、前記モータによって前記保持装置（２）を駆動
    することができるように構成された、前記スタンドにお
    いて、 前記駆動モータ（７）は前記保持装置（２）に取付けら
    れ、前記スタンドロッド（４）に関して一定の位置に配
    置された保持手段に対して、係合及び離脱するように構
    成されたことを特徴とする、前記スタンド。
  3. 【請求項３】 請求項1又は２に記載のスタンドにおい
    て、前記ケーブル（６）は、前記スタンドに関して固定
    された端点（８）と可動端点（９）との間で張力が印加
    され、前記可動端点（９）は、前記ケーブル（６）の方
    向（Ｒ）に変位可能であることを特徴とする、前記スタ
    ンド。
  4. 【請求項４】 請求項３に記載のスタンドにおいて、前
    記可動端点（９）は、前記ケーブル（６）の固定部とし
    て形成され、前記固定部にばねによって押圧力が加えら
    れていることを特徴とする、前記スタンド。
  5. 【請求項５】 請求項３又は４に記載のスタンドにおい
    て、前記スタンドには、前記可動端点（９）を前記ばね
    （１０）の力に抗して移動するための作動アーム（１
    ２）が設けられていることを特徴とする、前記スタン
    ド。
  6. 【請求項６】 請求項３、４、又は５に記載のスタンド
    において、前記可動端点（９）は動力で移動させること
    ができることを特徴とする、前記スタンド。
  7. 【請求項７】 請求項６に記載のスタンドにおいて、前
    記スタンドは、前記可動端点（９）を、特に、回転自在
    に保持されたガラスユニットの停止等に関連して、自動
    的に移動させるための装置を有し、前記装置により前記
    ケーブル（６）を弛緩させることができることを特徴と
    する、前記スタンド。
  8. 【請求項８】 請求項１乃至７のうちのいずれか一項に
    記載のスタンドにおいて、前記保持装置（２）は、エネ
    ルギ貯蔵器（１４）を介して、前記スタンドロッド
    （４）に直接的に又は間接的に連結され、前記保持装置
    （２）は、前記エネルギ貯蔵器（１４）の力に抗して下
    げ得るように構成され、かつ、前記エネルギ貯蔵器（１
    ４）の助けを得て持ち上げ得るように構成されたことを
    特徴とする、前記スタンド。
  9. 【請求項９】 請求項８に記載のスタンドにおいて、前
    記保持装置（２）は、ローラー（１５）によって、好ま
    しくは、３個のローラー（１５）によって、前記スタン
    ドロッドに変位可能に取り付けられていることを特徴と
    する、前記スタンド。
  10. 【請求項１０】 請求項９に記載のスタンドにおいて、
    前記スタンドロッド（４）は、ガイド（２０）を有する
    ガイドレールとして形成され、好ましくは、動力駆動式
    のスタンドロッドであることを特徴とする、前記スタン
    ド。
  11. 【請求項１１】 請求項１乃至１０のうちのいずれか一
    項に記載のスタンドにおいて、前記ケーブルドラム
    （５）は回転自在に取り付けられ、好ましくは、動力駆
    動式のケーブルドラムである、前記スタンド。
  12. 【請求項１２】 回転式蒸発器のスタンドに設けられた
    ガラスユニット用の保持装置（２）を駆動モータ（７）
    から取外すための方法であって、連結エレメントに協働
    するケーブル（６）を介して、好ましくは、ケーブルド
    ラム（５）に巻き付けられたケーブル（６）を介して、
    前記駆動モータ（７）は前記保持装置（２）に駆動連結
    される、前記方法において、取外すために前記ケーブル
    （６）を弛緩させることを特徴とする、前記方法。
  13. 【請求項１３】 請求項１乃至１１のうちのいずれか一
    項に記載のスタンドを有する、回転式蒸発器。
JP2000208266A 1999-07-10 2000-07-10 高さ調節可能なスタンド及びスタンドの保持装置の取外し方法 Pending JP2001054740A (ja)

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