JP2001053774A - クロック同期方法 - Google Patents
クロック同期方法Info
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- JP2001053774A JP2001053774A JP11228657A JP22865799A JP2001053774A JP 2001053774 A JP2001053774 A JP 2001053774A JP 11228657 A JP11228657 A JP 11228657A JP 22865799 A JP22865799 A JP 22865799A JP 2001053774 A JP2001053774 A JP 2001053774A
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- Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
Abstract
ープを回避することで、リング型ネットワーク上でより
高品質で、かつ安定な同期網を実現すること。 【解決手段】 一定時間毎にその一定時間内に生じる網
同期基準クロック切替回数を10eでカウントし、許容
回数を超える切替が発生した場合は、処理が無限ループ
に陥ったと判断し、内部クロック生成部11からの内部
クロックをノード内基準クロックとして選択する制御を
行い、切替処理をある所定時間、強制停止させるように
したものである。
Description
グ状に接続された上、互いに双方向に信号が送信される
リング型ネットワークにおいて、ノード各々では、受信
されるクロックの品質を示す情報(以下、これをSSM
(Synchronization Status Message)と称す)を用いて
網同期を図る際に、不安定状態を回避するためのクロッ
ク同期方法に関するものである。
ア(Bellcore)規格(GR―253―COREIssue 2)において
は、網同期の高品質化とタイミングループ形成の回避と
を目的として、網同期基準クロックの品質レベルをSO
NET(Synchronous Optical Network )信号のオーバ
ーヘッドのS1バイト、及び拡張スーパーフレームフォ
ーマットESF(Expanded Superframe Format)を有す
るDS1データリンクを用いて隣接ノード間で互いに送
受信し、それに基づき切替処理を行うSSM処理仕様が
規定されている。
Mとその意味、優先順位について説明すれば、表1に示
すようである。
が最も品質が良く、品質レベル6のST4が最も品質が
悪いものとなっている。また、DUSは、自ノードが対
向局に従属同期している場合に、タイミングループの形
成を回避する目的で、自ノードのクロックを対向局のク
ロックとして使用することを禁止すべく、その対向局に
通知するためのメッセージである。更に、RESは網同
期用に予約された品質レベルであり、その優先順位はユ
ーザにより決定されるものとなっている。ノード各々で
は受信SSM値の変化が一定周期で監視されており、も
しも、受信SSM値の変化が検出された場合には、現に
受信しているクロック全てについてそのSSM値が相互
に比較されることで、最もクロック品質の高いクロック
がノード内基準クロックとして選択された上、図3,図
4に示すメッセージ処理を行うことが規定されたものと
なっている。
説明すれば、ノード各々では伝送路より抽出されたクロ
ック(Derived DS1)を外部クロック供給装置BITS
(Building Integrated Timing Supply)に送信する機
能を有しており、ESFのDS1データリンクによりS
SMを送信することも可能である。そのノードが外部タ
イミング動作時、Derived DS1 の送信設定がされていな
い場合は、BITSからDS1データリンクにより受信
されたSSMが全ての光インタフェース部にて送信フレ
ームのS1バイトに設定された上、送信されるものとな
っている(図3中の項番1を参照のこと)。
ved DS1 の送信設定がされており、その抽出元の伝送路
クロックの受信SSM値が、BITSからDS1データ
リンクにより受信されたSSMと等しい場合は、DUS
が抽出元の光インタフェース部にて送信フレームのS1
バイトに設定された上、送信されるものとなっている
(図3中の項番2を参照のこと)。
ved DS1 の送信設定がされており、その抽出元の伝送路
クロックの受信SSM値が、BITSからDS1データ
リンクにより受信されたSSMと等しくない場合は、B
ITSから受信されたSSMが光インタフェース部にて
送信フレームのS1バイトに設定された上、送信される
ものとなっている(図3中の項番3を参照のこと)。
用系伝送路クロック抽出元以外の光インタフェース部に
て現用系伝送路クロックの受信SSM値が送信フレーム
のS1バイトに設定された上、送信されるものとなって
いる(図4中の項番1を参照のこと)。
用系伝送路クロック抽出元の光インタフェース部にてD
USが送信フレームのS1バイトに設定された上、送信
されるものとなっている(図4中の項番2を参照のこ
と)。
トワークにおける具体的なSSM処理例について説明す
れば、例えばそのリング型ネットワークとして、図5に
示すように、1つのBITSと3ノード(NE#1〜N
E#3)から構成されるものを考える。このネットワー
クでは、NE#1はBITSからのクロックに従属同期
し、また、NE#2はNE#1から送信される光信号よ
り抽出された伝送路クロックによりNE#1に従属同期
しており、更に、NE#3はNE#2からの光信号より
抽出された伝送路クロックによりNE#2に従属同期し
たものとなっている。この状態では、NE#1からは、
DS1データリンクによりBITSから受信されたPR
SのSSMがNE#2,NE#3に向けて送信されてい
るものである(図3中の項番1による)。また、NE#
2から現用系伝送路クロック送信元であるNE#1には
DUSのSSMが送信される一方(図4中の項番2によ
る)、NE#3には現用系伝送路クロックのSSMであ
るPRSが送信されたものとなっている(図4中の項番
1による)。更に、NE#3から現用系伝送路クロック
送信元であるNE#2にはDUSのSSMが送信される
一方(図4中の項番2による)、NE#3には現用系伝
送路クロックのSSMであるPRSが送信されたものと
なっている(図4中の項番1による)。
系伝送路に障害が発生した場合を想定すれば、NE#2
にはDUSにより予備系伝送路クロックの選択不可が通
知されていることから、選択可能な伝送路クロックがな
くなった結果として、NE#2はホールドオーバー状態
におかれるものとなっている。これによりNE#2から
NE#1,NE#3に向けては、ホールドオーバー時で
のクロック品質レベルであるST3のSSMが送信され
るものとなっている(図6を参照のこと)。さて、NE
#3ではST3がSSMとして受信されたことで、表1
に示す優先順位に従い受信SSM値であるST3とPR
Sとの比較が行われるが、予備系伝送路クロックのSS
M値(PRS)の方が高優先度なので、リファレンスク
ロックは予備系伝送路クロックを新たな現用系伝送路ク
ロックとして、これに切替えされた上、現用系伝送路ク
ロック送信元のNE#1にはDUSが、また、NE#2
には現用系伝送路クロックのSSM値であるPRSが送
信されるものとなっている。(図7を参照のこと)。N
E#2では、SSM値としてPRSが受信されたことに
伴い、表1に示す優先順位に従い伝送路障害状態と受信
SSM値であるPRSの比較が行われるが、この比較結
果として、リファレンスクロックは予備系伝送路クロッ
クを新たな現用系伝送路クロックとして、これに切替え
されるものとなっている。その後、NE#2はホールド
オーバー状態から回復され、クロックパスが逆回りのル
ートで自動的に救済され得るものである(図8を参照の
こと)。
るSSM処理仕様は、隣接ノード間でのタイミングルー
プが自動的に回避可能であることや、常時、最も品質の
良いリファレンスクロックに同期可能であること、リフ
ァレンスクロック障害時でもリング型ネットワークの形
状の特徴を活かし、逆回りルートでクロックパスが自動
的に救済可能であること等の利点から、リング型ネット
ワーク上で高品質な同期網を実現する上で有効な方法と
して採用されているのが実情である。
SSM処理仕様による場合、障害発生等により受信SS
Mに変化が生じた際に、ノード各々でのSSM処理に一
定時間要されることから、従属同期しているノードには
遅延された状態としてSSMが到着することは回避され
得ないものとなっている。したがって、このSSM伝搬
遅延に起因して、ある障害発生時には、SSM処理上、
無限ループに陥る虞があるというものである。 この不
具合についてより具体的に説明すれば、例えば、1つの
BITSと3ノード(NE#1〜NE#3)から構成さ
れるリング型ネットワークを考える。このリング型ネッ
トワーク上では、NE#1はBITSからのクロックに
従属同期しており、また、NE#2,NE#3はNE#
1からの光信号より抽出された伝送路クロックによりN
E#1に従属同期している場合が想定されたものとなっ
ている。この状態では、NE#1からは、BITSから
DS1データリンクにより受信されたPRSのSSMが
NE#2,NE#3に送信され(図3中の項番1によ
る)、また、NE#2から、現用系伝送路クロック送信
元であるNE#1にはDUSが送信される一方(図4中
の項番2による)、NE#3には現用系伝送路クロック
のSSMであるPRSが送信されるものとなっている
(図4中の項番1による)。更に、NE#3から、現用
系伝送路クロック送信元であるNE#1にはDUSが送
信される一方(図4中の項番2による)、NE#2には
現用系伝送路クロックのSSMであるPRSが送信され
ているものである(図4中の項番1による)。
ックに周波数障害が発生したとすれば、NE#1はフリ
ーラン状態に遷移された上、NE#2,NE#3に対し
ては、フリーラン状態時でのクロック品質レベルである
SMCのSSMが送信されるものとなっている(図9を
参照のこと)。これによりNE#2,NE#3では、そ
れぞれ表1に示す優先順位に従い受信SSM値であるS
MCとPRSとの比較が行われるものである。この比較
では、SSM値(PRS)の方が高優先であるので、そ
れぞれ受信SSM値がPRSの方の伝送路クロックに切
替が行われ、これが新たな現用系伝送路クロックとして
選択され、また、NE#2から現用系伝送路クロック送
信元のNE#3にはDUSが、NE#3から現用系伝送
路クロック送信元のNE#2にはDUSがそれぞれ送信
されたものとなっている(図10を参照のこと)。これ
によりNE#2,NE#3各々では、現用系伝送路クロ
ックのSSM値がともにDUSとなり、それが選択禁止
となったのでホールドオーバー状態に遷移され、NE#
2はNE#3に、また、NE#3はNE#2に、ホール
ドオーバー状態のSSM値であるST3が送信されるも
のとなっている(図11を参照のこと)。これによりN
E#2,NE#3では、それぞれ表1に示す優先順位に
従い受信SSM値であるSMCとST3との比較が行わ
れるものである。この比較結果として、それぞれSSM
値がST3の伝送路クロックに切替が行われ、これが新
たな現用系伝送路クロックとして選択されるものとなっ
ている。また、それぞれ現用系伝送路クロック送信元で
あるNE#3,NE#2には再びDUSが送信されるも
のとなっている(図12を参照のこと)。
に繰返し行われることで、SSM処理が無限ループに陥
るというものである。これは、図9に示す時点では、N
E#2−NE#3間での2つのクロックはフリーランク
ロックに従属同期しているので、SSMはSMCでなけ
ればならないが、障害発生ノードから各ノード毎に順次
SSM処理が行われる必要があるためにSSMの伝搬に
遅延が生じ、SSMがSMCではなくPRSのままとな
っているからである。
SMの伝搬遅延は避けられず、SSM処理が無限に継続
する場合があるが、その場合での制御方法については何
等規定されておらず、安定、かつ高品質な同期網を得る
上での妨げとなっているのが実情である。
で、より高品質で、かつ網同期上、より安定とされた同
期網が実現され得る、ノード各々でのクロック同期方法
を供するにある。
向に光信号が送信される0系、1系からなる伝送路によ
って複数のノード各々がリング状に接続された上、該ノ
ード各々では、外部クロック供給装置から供給される1
系統以上のクロック信号、上記伝送路上の光信号より抽
出される1系統以上のクロック信号の中から、クロック
それぞれの品質を示す情報に基づき、最も品質レベルの
高いクロックが自ノード内基準クロックとして選択され
るべく、クロック切替処理が行われた上、選択されたク
ロックに同期して上記伝送路上に光信号が送信されてい
る際に、一定時間毎に該一定時間内でのノード内基準ク
ロックの切替回数、またはクロックそれぞれの品質を示
す情報の変化回数が監視されている状態で、該切替回
数、または変化回数が特定回数以上に達したことを以
て、自ノード内での自走クロックがノード内基準クロッ
クとして選択されることによって、上記クロック切替処
理が一時的に強制停止されることで達成される。クロッ
ク切替処理の一時的な強制停止により、既述のSSM処
理が無限に継続することは回避されているものである。
因みに、リング型ネットワークの何れかのノードにおい
て、BITSからの、外部クロックとしてのリファレン
スクロック障害が回復した場合には、そのノードがBI
TSからの外部クロックに従属同期した後、網同期基準
クロックとして内部クロック(自ノード内クロック)を
選択していた該ノードでは、網同期基準クロックを表1
に従い外部クロック、あるいは光信号から抽出される伝
送路クロックに切替えされるものとなっている。
図2により説明する。先ず図1は本発明に係るノードの
一例での要部機能ブロック構成を示したものである。本
例では、SSM処理部2内の変化検出部2cでSSM値
の変化が検出される度に、カウンタ2eが1カウントア
ップされるようにし、タイマ2dで決められたある時間
Mの間に、そのカウント値がある許容回数を超えたら、
網同期異常状態にあると判定の上、切替制御信号判定部
2bからの制御信号によって、リファレンスクロック切
替部6からは内部クロック生成部3からの内部クロック
が選択出力されるように構成されたものとなっている。
る伝送路がITU−T準拠のSDH(Synchronous Digi
tal Hierarchy )におけるSTM−Nインタフェースで
あるか、またはSONETにおけるOC−Nインタフェ
ースであるとして、伝送路上からのSONET/SDH
光信号(OC−N/STM−Nフレーム)は光インタフ
ェース部1内の光/電気変換部1aで電気信号に変換さ
れた状態として受信された上、伝送路クロックとOC−
N/STM−Nフレーム中のオーバーヘッド情報とに分
離されているが、そのうち、伝送路クロックはリファレ
ンスクロック切替部6に、また、オーバーヘッド情報は
SSM検出部(OH)1bにそれぞれ転送されるものと
なっている。SSM検出部(OH)1bでは、オーバー
ヘッド情報のS1バイトのビット5〜8に示されたSS
Mが検出されているが、このようにして検出されたSS
M(L1),SSM(L2)はSSM処理部2内の変化
検出部2cおよびSSM比較部2aに転送されるものと
なっている。
S1データリンクにSSMが乗せられて送信されている
が、ESFのDS1データリンクによりBITSからメ
タル伝送路を介し送信されているDS1信号は、BIT
Sクロック受信部4に入力された上、DS1クロックと
DS1データリンクデータとに分離されるものとなって
いる。このうち、DS1クロックはリファレンスクロッ
ク切替部6に、また、DS1データリンクデータはSS
M検出部(DS1データリンク)5にそれぞれ転送され
るものとなっている。SSM検出部(DS1データリン
ク)5では、DS1データリンクにより通知されてい
る、DS1信号のSSMが検出された上、SSM(DS
1)としてSSM処理部2内のSSM比較部2aおよび
変化検出部2cに転送されたものとなっている。因み
に、BITSでDS1 ESFがサポートされていない
場合は、SSM検出部(DS1データリンク)5でのS
SM検出は不可とされているので、SSM検出部(DS
1データリンク)5ではBITSからのSSMはSTU
固定として以降の処理が行われるものとなっている。
1)、SSM(L2)およびSSM(DS1)の値か
ら、表1に従い選択優先度が判定された上、何れのリフ
ァレンスクロックが最も選択優先度が高いかが、選択優
先度として切替制御信号判定部2bに転送されたものと
なっている。一方、SSM変化検出部2cでは、SSM
(L1)、SSM(L2)、SSM(DS1)各々が変
化しているか否かの監視が常時行われており、何れかの
SSMの変化が検出される度に、カウンタ2eが1カウ
ントアップされるものとなっている。カウンタ2eはタ
イマ2dにより時間M毎に周期的にリセットされている
ことから、そのカウンタ2eでは、3種類のSSM各々
についての変化回数が時間M内でカウントされているも
のであり、そのカウント値は切替制御信号判定部2bに
転送されたものとなっている。
M比較部2aからの選択優先度と、カウンタ2eからの
カウント値とにもとづき、以下の処理が表2に従い行わ
れるものとなっている。
部(DS1データリンク)5からのSSM(DS1)の
品質レベルが1〜4で、かつカウンタ値<Nであれば、
表2中に項番1として示すように、リファレンスクロッ
ク切替部6にはDS1クロックを選択すべき旨の制御信
号が出力されるとともに、送信SSM1、送信SSM2
はともにSSM(DS1)に設定された上、SSM挿入
部(OH)1cに転送されるものとなっている。
部(DS1データリンク)5からのSSM(DS1)の
品質レベルが5以下で、かつカウント値<Nであれば、
表2中に項番2として示すように、リファレンスクロッ
ク切替部6には内部クロックを選択すべき旨の制御信号
が出力されるとともに、送信SSM1、送信SSM2は
ともにST3に設定された上、SSM挿入部(OH)1
cに転送されるものとなっている。
値≧Nであれば、表2中に項番3として示すように、受
信SSMとは無関係に、リファレンスクロック切替部6
には内部クロックを選択すべき旨の制御信号が出力され
るとともに、送信SSM1、送信SSM2はともにSM
Cに設定された上、SSM挿入部(OH)1cに転送さ
れるものとなっている。
あるが、SSM検出部(OH)1bからのSSM(L
1),SSM(L2)のうち、少なくとも何れか一方の
品質レベルが1〜4であり、SSM(L1)>SSM
(L2)で、かつカウント値<Nであれば、表2中に項
番4として示すように、リファレンスクロック切替部6
には伝送路クロック1を選択すべき旨の制御信号が出力
されるとともに、送信SSM1、送信SSM2は、それ
ぞれDUS、SSM(L1)に設定された上、SSM挿
入部(OH)1cに転送されるものとなっている。
M検出部(OH)1bからのSSM(L1),SSM
(L2)のうち、少なくとも何れか一方の品質レベルが
1〜4であり、SSM(L1)<SSM(L2)で、か
つカウント値<Nであれば、表2中に項番5として示す
ように、リファレンスクロック切替部6には伝送路クロ
ック2を選択すべき旨の制御信号が出力されるととも
に、送信SSM1、送信SSM2は、それぞれSSM
(L2)、DUSに設定された上、SSM挿入部(O
H)1cに転送されるものとなっている。
SSM検出部(OH)1bからのSSM(L1),SS
M(L2)の品質レベルがともに5以下であり、かつカ
ウント値<Nであれば、表2中に項番6として示すよう
に、リファレンスクロック切替部6には内部クロックを
選択すべき旨の制御信号が出力されるとともに、送信S
SM1、送信SSM2はともにST3に設定された上、
SSM挿入部(OH)1cに転送されるものとなってい
る。
タ値≧Nであれば、表2中に項番7として示すように、
受信SSMとは無関係に、リファレンスクロック切替部
6には内部クロックを選択すべき旨の制御信号が出力さ
れるとともに、送信SSM1、送信SSM2はともにS
MCに設定された上、SSM挿入部(OH)1cに転送
されるものとなっている。
(L1)がST3、SSM(L2)がPRSで、カウン
ト値<Nであれば、表2中の項番5に従い、伝送路クロ
ック2を選択すべき旨の制御信号がリファレンスクロッ
ク切替部6に転送される一方、送信SSM1、送信SS
M2は、それぞれPRS、DUSに設定された上、SS
M挿入部(OH)1cに転送されているものである。ま
た、クロック切替部6では、伝送路クロック、DS1ク
ロックおよび内部クロックの中から、切替制御判定部2
bからの制御信号に従って、何れか1つの適当なリファ
レンスクロックが選択出力されているが、その選択出力
されたクロックはPLL7でノード内クロックとして生
成された上、光インタフェース部1を始めとして、ノー
ド内に配信されているものである。 更に、SSM挿入
部(OH)1cでは、切替制御判定部2bからの送信S
SM1、送信SSM2の値は光信号オーバーヘッドのS
1バイトのビット5〜8に挿入された上、電気/光変換
部1dを介し、PLL7からのノード内クロックに同期
した光信号として対向ノードに向けて送信されているも
のである。因みに、リングネットワーク内のノード各々
ではDS1クロック入力障害情報8を常時監視の上、全
ノードがDS1クロック入力障害状態にある間は、制御
保持部2fにてフリーラン制御が継続されるよう、制御
信号が保持されるような制御が採れるものである。
クロックは必須として、これ以外に3種類のクロックが
自ノード内基準クロックの候補として用意されている
が、必ずしも、これら3種類のクロックは全て用意され
る必要はなく、少なくとも1種類のクロックが用意され
ている必要があるものとなっている。また、たとえ、複
数種類のクロックが用意されていたとしても、これらク
ロックを全て自ノード内基準クロックの候補として使用
する必要はなく、任意に選択の上、自ノード内基準クロ
ックの候補として使用すればよいものとなっている。更
に、リングネットワーク内の複数のノードのうち、マス
ターとしての特定ノードには、通常、BITSが具備さ
れるが、複数のBITSが具備される場合もあり得るも
のとなっている。
説明したが、SSMの変化回数をカウントする代りに、
一定時間M内での網同期基準クロックの切替発生回数を
カウントすることによっても、網同期異常状態が判定さ
れ得るものとなっている。この場合での要部機能ブロッ
ク構成を図2に示す。図示のように、同一部分に異なる
符号が付されているにしても、既述のSSM処理部2が
SSM処理部10に置換されていることのみが実質的に
異なっており、これ以外の事情は図1に示すものに同様
となっている。このSSM処理部10について説明すれ
ば、SSM比較部10aでは、SSM比較部2aと同
様、SSM(L1)、SSM(L2)およびSSM(D
S1)の値から、表1に従い選択優先度が判定された
上、何れのリファレンスクロックが最も選択優先度が高
いかが、選択優先度として切替制御信号判定部10bに
転送されたものとなっている。一方、リファレンスクロ
ック切替のための制御信号はその変化が変化検出部10
cで監視されたものとなっている。その変化が検出され
る度に、カウンタ10eが1カウントアップされるもの
となっている。カウンタ10eはタイマ10dにより時
間M毎に周期的にリセットされていることから、そのカ
ウンタ10eでは、制御信号の変化回数、したがって、
切替発生回数が時間M内でカウントされているものであ
り、そのカウント値は切替制御信号判定部10bに転送
されたものとなっている。切替制御信号判定部10bで
は、SSM比較部10aからの選択優先度と、カウンタ
10eからのカウント値とにもとづき、同様な処理が表
2に従い行われているものである。図1に示すものと同
様にして、リングネットワーク内のノード各々ではDS
1クロック入力障害情報16を常時監視の上、全ノード
がDS1クロック入力障害状態にある間は、制御保持部
10fにてフリーラン制御が継続されるよう、制御信号
が保持されるような制御が採れるものである。
ば、リング型ネットワーク上で、より高品質で、かつ網
同期上、より安定とされた同期網が実現され得る、ノー
ド各々でのクロック同期方法が得られるものとなってい
る。具体的には、SSMによる異常切替やSSM処理の
無限ループが回避されたことによって、リング型ネット
ワーク上でより高品質で、かつ安定な同期網が実現され
得るものとなっている。
能ブロック構成を示す図
機能ブロック構成を示す図
ミング動作時でのSSM処理仕様を示す図
イミング動作時でのSSM処理仕様を示す図
SSM処理によるクロックパス再構築例を示す図(その
1)
SSM処理によるクロックパス再構築例を示す図(その
2)
SSM処理によるクロックパス再構築例を示す図(その
3)
SSM処理によるクロックパス再構築例を示す図(その
4)
が無限ループに陥る例を示す図(その1)
処理が無限ループに陥る例を示す図(その2)
処理が無限ループに陥る例を示す図(その3)
処理が無限ループに陥る例を示す図(その4)
部、2a,10a…SSM比較部、2b,10b…切替
制御信号判定部、2c,10c…変化検出部、2d,1
0d…タイマ、2e,10e…カウンタ、3,11…内
部クロック生成部、4,12…BITSクロック受信
部、5,13…SSM検出部(DS1データリンク)、
6,14…リファレンスクロック切替部、7,15…P
LL
Claims (5)
- 【請求項1】 互いに逆方向に光信号が送信される0
系、1系からなる伝送路によって複数のノード各々がリ
ング状に接続された上、該ノード各々では、外部クロッ
ク供給装置から供給される1系統以上のクロック信号、
上記伝送路上の光信号より抽出される1系統以上のクロ
ック信号の中から、クロックそれぞれの品質を示す情報
に基づき、最も品質レベルの高いクロックが自ノード内
基準クロックとして選択されるべく、クロック切替処理
が行われた上、選択されたクロックに同期して上記伝送
路上に光信号が送信されるようにしたクロック同期方法
であって、一定時間毎に該一定時間内でのノード内基準
クロックの切替回数が監視されている状態で、該切替回
数が特定回数以上に達したことを以て、自ノード内での
自走クロックがノード内基準クロックとして選択される
ことによって、上記クロック切替処理が一時的に強制停
止されるようにしたクロック同期方法。 - 【請求項2】 互いに逆方向に光信号が送信される0
系、1系からなる伝送路によって複数のノード各々がリ
ング状に接続された上、該ノード各々では、外部クロッ
ク供給装置から供給される1系統以上のクロック信号、
上記伝送路上の光信号より抽出される1系統以上のクロ
ック信号の中から、クロックそれぞれの品質を示す情報
に基づき、最も品質レベルの高いクロックが自ノード内
基準クロックとして選択されるべく、クロック切替処理
が行われた上、選択されたクロックに同期して上記伝送
路上に光信号が送信されるようにしたクロック同期方法
であって、一定時間毎に該一定時間内での、クロックそ
れぞれの品質を示す情報の変化回数が監視されている状
態で、該変化回数が特定回数以上に達したことを以て、
自ノード内での自走クロックがノード内基準クロックと
して選択されることによって、上記クロック切替処理が
一時的に強制停止されるようにしたクロック同期方法。 - 【請求項3】 請求項1,2の何れかに記載の複数のノ
ードのうち、ある特定のノードにおいては、外部クロッ
ク供給装置から供給される1系統以上のクロック信号、
伝送路上の光信号より抽出される1系統以上のクロック
信号のうち、少なくとも1部のクロック信号は自ノード
内基準クロックの候補として自ノード内に入力されてい
ないか、または選択不可とされるクロック同期方法。 - 【請求項4】 請求項1,2の何れかに記載の外部クロ
ック供給装置からは、DS1データリンクのESFフォ
ーマット以外のフォーマットでも、クロック信号がある
特定ノードに供給可とされるクロック同期方法。 - 【請求項5】 請求項1,2の何れかに記載の伝送路
は、ITU−T準拠のSDHにおけるSTM−Nインタ
フェース、またはSONETにおけるOC−Nインタフ
ェースとされるクロック同期方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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