JP2001052713A - 蓄電池グリッド - Google Patents

蓄電池グリッド

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JP2001052713A
JP2001052713A JP2000215385A JP2000215385A JP2001052713A JP 2001052713 A JP2001052713 A JP 2001052713A JP 2000215385 A JP2000215385 A JP 2000215385A JP 2000215385 A JP2000215385 A JP 2000215385A JP 2001052713 A JP2001052713 A JP 2001052713A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉛で連続鋳造され、冷間加工して減厚して延
長し、鉛の微細構造を変更して時効硬化後、必須の特性
を改良した鉛蓄電池の陽極グリッドおよび陰極グリッド
を提供すること。 【解決手段】 蓄電池陽極グリッドは、鉛で連続鋳造さ
れ、断面厚を減じて、長さを延長して鉛の微細構造を変
更することによって耐腐食性その他の特性が改良され
る。陽極グリッドの鋳造厚を、1/2すなわち2:1以
下に減じられることによって蓄電池の寿命が延長され
る。蓄電池陰極グリッドは、鉛で連続鋳造され、断面厚
を減じて、長さを延長して鉛の微細構造を変更すること
によって、引っ張り強さその他の軽い陰極グリッドとっ
て必要な特性が改良される。陰極グリッドの鋳造厚は、
時効硬化の後、所望の特性を得るために、1.2:1乃
至2:1に減じられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉛蓄電池、特にこ
れらの鉛蓄電池用の鋳造グリッド、および鋳造グリッド
を連続的に形成する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉛蓄電池の利用の際、陽極板の鉛グリッ
ドは、陰極板のグリッドよりも大きな腐食と「拡大(gro
wth)」が生じる。利用の際、陽極板の鉛は、腐食、浸食
され、消滅し、蓄電池の有効な寿命を縮め、ついには終
了させる。利用の際、陽極板の鉛グリッドはまた、拡大
し、特に長さ、高さが元のものから5%から15%程度
長くなる。これによって、陽極グリッド板がセパレータ
(外皮)が突き破り、隣の陰極板と短絡し易くなる。ま
た、この様な「拡大」によって、陽極グリッドの電線の
デザイン(パターン)が制限されることになる。という
のは、斜めの電線が長くなり、全体の長さが増大し、セ
パレータを突き抜け、短絡しやすくなるからである。
【0003】通常、鉛蓄電池グリッドは、(1)後に分
離される複数の相互接続グリッドを有するウェブを連続
して鋳造すること、(2)通常、水冷される鋳鉄または
鋼鉄の鋳型(モールド)に個々のグリッドまたは二つの
グリッドからなるパネルを、ブックモールドすること、
または(3)エキスバンドメタル法によって製造でき
る。ブックモールドされたグリッドに較べて、連続鋳造
グリッドは陽極板において用いられるとき、大きな「拡
大」、およびSAEJ‐240ライフサイクルテストに
よって決定されるように、有効寿命がブックモールドグ
リッドの1/2〜2/3となるかなりの腐食を受ける。
結局、自動車用の蓄電池のような多くの鉛蓄電池の応用
分野で、連続した鋳造グリッドは、陽極板に満足して用
いられない。それにも係わらず、主に製造組立コストが
安いという理由で、多くの自動車用電池の陰極板におい
て用いられている。
【0004】従って、連続鋳造陰極グリッドおよび電池
板を製造するために、多くの製法および装置が開発さ
れ、商業的に用いられている。通常は、複数のグリッド
が連続した鉛のストリップまたはウェブとして鋳造さ
れ、モールド合成物や潤滑油を除去するために洗浄さ
れ、さらに処理する前に検査、保管のために圧延され
る。次に、ウェブはほどかれ、連続したペースト機を通
され、個々のペーストグリッドまたはプレートに切断さ
れ、次の処理、組立のためのスタッカによって鉛電池の
陰極板として個々のプレートの堆積となるように積み重
ねられる。適当な連続した鋳造機は、米国特許第450
9381号、第4415016号、第4534404
号、および4544014号に開示されている。適当な
ペースト機は、米国特許第4606383号に開示さ
れ、適当な切断機は、米国特許第4543863号およ
び第4583437号に開示され、適当なスタッカは、
米国特許第4973218号に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】米国特許第56111
28号は、連続鋳造電池の陽極グリッドの性能をその厚
さを約1/4に減少することによって改良する方法およ
び装置を開示している。厚さを減少すると、引っ張り強
さが増大し、耐腐食性が増大してこれらのグリッドを含
むバッテリの寿命を延長させる。また、重力鋳造(グラ
ビティカスト(gravity cast))グリッドより軽量にな
って製造組立の材料が減少し、それによってグリッドを
含むバッテリのコストが減少する。従来の鋳造バッテリ
陽極グリッドに比較して、この特許によるグリッドは満
足な改良がなされるけれども、厚さが増大し、機械的に
減少させようとすると、ワイヤが不当に幅広くなる。ま
た、そのようにして形成されたグリッドは、従来の連続
鋳造陽極グリッドよりは軽いけれども、まだ重い。ま
た、この特許の方法によって形成されたグリッドの引っ
張り強さおよび耐腐食性が改良されるかもしれないが、
厚さを大きく減少すれば、斜め方向のグリッド模様には
には大きな歪みが生じる。
【0006】
【課題を解決するための手段】バッテリ陽極グリッド
は、連続して鉛鋳造、冷間加工して断面厚さを減少し、
長さを延長し鉛の微細構造を変化させ、耐腐食性、時効
硬化の引っ張り強さその他陽極に必要な他の特性が改良
される。陽極グリッドの厚さを2.5:1以下、好適に
は、1.5:1乃至2:1に減少し、バッテリ寿命が長
くなった改良された陽極グリッドを提供する。バッテリ
陰極グリッドは、連続して鉛で鋳造され、その後冷間加
工してその断面厚さを減少し、またその長さを延長し
て、軽い陰極グリッドに必要な最終的な引っ張り強さを
増大する。陰極グリッドの厚さは、約1.2:1乃至2.
0:1の範囲で減少され、好適には、1.2:1乃至1.
5:1の範囲で減少して、時効硬化後の陰極グリッドに
対する所望の特性を発生する。
【0007】陽極および陰極グリッドは、連続鋳造によ
って複数のグリッドブランク(盲板)の長いウェブで形
成され、そのウェブを洗浄してモールド合成物を除去
し、ウェブを一個または複数個の対の圧縮ローラからな
るニップに通してウェブの厚さを減少する。ウェブの厚
さは、連続鋳造後、通常、24時間以内、好適には4時
間以内、さらに好適には連続鋳造直後に減少され、かつ
洗浄される。また、厚さを減少すれば、ウェブおよびロ
ーラ中のウェブの走行方向に対して平行に延びるグリッ
ドワイヤの長さも大きく増大し、またローラを通るウェ
ブの走行方向を横切る方向のグリッドワイヤの幅を増大
させる。減厚が完了すると、ウェブにはペーストが塗ら
れ、湿った塗布グリッド(プレート)に切断され、湿気
を除くため、また、少なくとも、好適には、乾燥したオ
ーブン内の上昇した温度でペーストを硬化させるため、
乾燥され、鉛電池の陽極プレート(電極)および陰極プ
レート(電極)として以後の組立のために積み重ねられ
る。
【0008】本発明の目的、特徴および利点は、耐腐食
性が大きく改良され、また使用中の成長が極めて少な
い、連続鋳造の電池陽極グリッドを提供すること、及び
有効寿命が長く、短絡、初期不良が少なく、鉛が少なく
て済み、種々のワイヤ形状で容易に製作可能で、耐久
性、寸法制御が改良され、少量のスクラップ、高品質、
高歩留まりで製作可能であり、自動化製造方法および装
置で容易に製造可能であり、安定しており、頑丈で、信
頼性があり、さらに単純な設計で、経済的な製造、組立
が可能な連続鋳造の陽極、陰極グリッドを提供すること
である。本発明のこれら、および他の目的、特徴、利点
は、好適実施例の以下の詳細な説明、添付の特許請求の
範囲および図面から明らかになるだろう。
【0009】
【発明の実施の形態】図面を参照して、図1は、本発明
の電池陽極グリッド22(図5)、電池陰極グリッド
(図7)及び電池プレートまたは電極を製造するために
本発明の方法を利用する製造ライン20を示す。製造ラ
インにおいて、複数の連続して相互接続されたからなる
ウェブ24が、連続鋳造機によって溶融した鉛化合物か
ら連続的に鋳造される。移動中のウェブ24は、断面が
減厚され、一連の圧縮ローラ機32,34,36及び3
8によって走行方向において延長され、次の処理の前
に、検査、操作および保管用コイリング機40おいて、
ドラム(リール)上に巻かれる。そのウェブはアンコイ
リング機42によって、リールから解かれ、ウェブにペ
ーストを塗る連続ペースト機44を通され、さらにウェ
ブから個々の塗布グリッド(プレート)を切り出すカッ
ティング機46を通される。個々の塗布プレートは、ペ
ーストから湿気を除去する乾燥オーブン48を連続して
通され、個々のプレートを堆積物52に積み重ねるスタ
ッキング機を通される。堆積物は、更なる処理及び電池
のプレート(電極)として鉛電池に組み立てるために移
動される。
【0010】鋳造機 鋳造機28は、複数の連続したグリッドブランクからな
る鉛のウェブ24を連続して鋳造する。鋳造機28にお
いて、溶融鉛が、超大気圧の下で回転円筒ドラム60の
モールドキャビティに、ドラムの外表面上に担持された
弓状部を有するシュー64のオリフィススロット62を
通じて供給される。グリッドパターンは、モールドキャ
ビティを形成するドラムの外表面において加工され、そ
こで鉛は、ドラム上に開口するオリフィススロット62
を通過するにつれて急速に固化する。固化したウェブ2
4は回転ドラムから剥ぎ取られ、急冷するためにガイド
ローラ下の水槽66を通される。通常、ウェブは、一分
間に約5乃至200フィートの割合で鋳造される。適当
な連続した鋳造機が、例えば、米国特許第441501
6号、4509581号、4534404号および45
44014号に開示されている。
【0011】ローラスタンド 本発明の方法によって、ウェブ24の断面の厚さが減少
され、該ウェブは、連続した各ローラスタンド32,3
4、36及び38において、走行方向に延長される。各
ローラスタンドはほぼ、同じ構造、配列を持っているの
で、ここでは、第1のローラスタンド32を詳細に説明
する。
【0012】軸方向に離隔した一対のキャリアブロック
88および90に受容されたベアリングに、各々回転の
ためにジャーナル軸受けされた一対の圧縮ローラ84,
86を有している。ローラのつまみによってウェブを駆
動するために、下方ローラ86は、モータドライブシャ
フト100に装着されたタイミングベルト98および相
補はめ歯プーリ並びにローラ86のシャフト102を介
して電気モータ96によって駆動される。上方ローラ8
4は、下方ローラシャフト102に装着された相補ギア
105と噛み合う、ローラシャフト104上に装着され
たギア103によって駆動される。好適には、モータ9
6は、圧縮ローラのつまみによってウェブ24を送る適
当な外面速度でローラ84,86を駆動するのを容易に
する可変速度モータである。表面速度は、各スタンド3
2乃至38毎に異なる。というのは、ウェブの減圧され
る毎に、ウェブは走行方向に延長され、それによって連
続したスタンドのローラがより高外周面速度で駆動され
るからである。各スタンドでは、ローラ84および86
は、スタンドに入るときウェブの速度にほぼ等しい一定
の外周面速度で駆動される。
【0013】コイリング機 図1に示すように、移動中のウェブが、最後のローラス
タンド38から出てきた後で、コイラ機(コイラ)40
に入る。減厚されたウェブ24'がガイドローラ110
を通過し、コイラ機の表面に固定された一対の起立した
エンドプレート114に担持された一対の心棒113に
受けられたリール112上のコイルに巻回される。リー
ル112は、コイル116の直径が増大するにつれて減
少する回転速度で可変速度電気モータ(図示しない)に
よって回転され、コイルが最後のローラスタンド38か
ら出てくる速度で減厚されたウェブ24'を巻き取る。
【0014】アンコイリング機 アンコイリング機(アンコイラ)42は、コイラ40と
ほぼ同じ構成を有しており、減厚されたウェブ24'の
コイル120はアンワインダの心棒に受けられたリール
122上に巻かれている。ウェブ24'をペースタ44
に送るために、リール122が回転され、可変速度モー
タ(図示しない)によってコイル120の巻き回を解
く。 ウェブ24'をほぼ一定の表面速度でペースタ4
4に送るために、モータは、コイル120が解かれ、従
ってその直径が減少するときのリールの回転速度を増大
させる。
【0015】通常は、コイラ40およびアンコイラ42
が製造ラインで用いられるので、鋳造、洗浄および回転
工程が、ペースティング、カッティング、ドライング、
スタッキング工程とは独立して実施できる。これによっ
て、製造の操作に柔軟性が得られ、減厚されたウェブ2
4'が最後のローラスタンド38から出てくるときの直
線速度(1分間当たり100乃至250フィート)とペ
ースティング機(ペイスタ)に供給されるときのより遅
い速度(通常、1分間当たり50乃至200フィート)
との間の差を容易に調節できる。また、さらに処理され
る前に、ウエブ24'の検査、保管、さらに所望の場合
において、時効硬化が可能となる。また、他の部分が製
造中に在る間ラインの何れかの部分を補修、サービスす
ることが可能となり、またいずれかの部分を製造に不用
のときはアイドルの状態にしておくことが可能となる。
【0016】ペイスティング機 減厚されたウェブ24'がペイストティング機44を通
過するとき、それに電気化学的に活性のペーストが塗布
される。ウエブのワイヤ間の全ての隙間がペーストで充
填され、好適には、ウェブはオーバペーストされる。そ
れ故、ワイヤはペーストに完全に埋め込み/包囲され、
ペーストは、ウエブの上面および底面の両方から外方へ
延在し、ウェブの厚さより大きな厚さをもつことにな
る。通常は、ペイスタは、紙片をペイストの露出された
上面底面に付着し、ペイストが装置に粘着するのを防
ぎ、ペーストが塗布されたウエブ24"の以降の操作、
加工を容易にする。ウェブに連続してペーストを塗布す
る適当なマシーンは、たとえば、米国特許第46063
83号に開示されているので、ペースタ44について
は、これ以上詳しくは説明しない。
【0017】カッティング機 ペイスト塗布のウェブ24"は、ベルトコンベヤ130
によってカッティング機(カッタ)46に運ばれ、ペー
スト塗布ウェブ24"が個々のペーストプレート131
に分離される。カッタは、適当な同期回路を備えている
ので、ウェブは二倍幅で横方向に延びるフレームワイヤ
の中心を切り開かれ、図5に示されているように、一個
のペースト塗布プレートのグリッド22の後縁フレーム
ワイヤ132と直後のペースト塗布グリッド22の前縁
フレームワイヤ134が生じる。
【0018】連続したウェブを個々の電池プレートに分
離する適当なカッタおよび適当な同期回路は、例えば、
米国特許第4583437号および4543863号に
開示されているので、ここでは、これ以上の詳細な説明
は省略する。
【0019】乾燥オーブン 個々のペースト塗布プレート131は、ベルトコンベア
140に受け入れられ、フラッシュ乾燥オーブン48中
を移動される。好適には、連続した隣接プレート131
間に空隙を与え、それによって、プレートの衝突、損傷
の危険を減少させるために、コンベア140は、カッテ
ィング機46から出てくる個々のプレート131の直線
速度より大きな直線速度で駆動される。
【0020】ペースト塗布プレートの更なる操作、処理
を容易にするために、オーブン48は、ペーストの表面
の外皮から湿気を除去するので、外皮が一時的に強化、
固化されるが、ペーストの中央部は比較的柔らかで、か
なりの湿気を保持している。数多くの処理分野に対して
は、このフラッシュ乾燥は、絶対的に必要なものではな
く、その場合には、このオーブンは採用しなくともよ
い。通常は、このオーブンは、従来構造の直接のフレー
ムガスを用いる対流オーブンである。
【0021】スタッカ オーブン48から出てくる個々のプレートは、コンベア
142によってスタッカ機構50に移動される。スタッ
カにおいては、高速で移動する連続した個々のペースト
塗布プレート131の流れは、各々が複数の重畳プレー
トからなるスタック52において連続的に積み重ねられ
る。プレートの堆積は移動され、鉛電池のプレートまた
は電極として組み立てられる。適当な電池プレートスタ
ッカは、例えば米国特許第4973218号に開示され
ているので、これ以上の詳細な説明は省略する。
【0022】陽極グリッド 本発明において、連続鋳造の陽極グリッドの所望の特性
は、ウエブ24の厚さが、1.5:1乃至2.5:1、好
適には1.5:1乃至2:1に減少するときに発揮され
る。広い応用分野で、最も満足できる結果を達成するた
めには、減厚後の連続鋳造陽極グリッドの最終厚は、約
0.015インチ(0.038cm)乃至0.035イン
チ(0.090cm)が望ましい。鉛とペーストは、両
方とも陽極グリッドを薄くすることによって節約でき
る。ローラの滑りを避けるためには、厚さの最大減少度
は、一対のローラを通過する度に約25%から35%以
下でなければならない。従って、約2:1の減少比を達
成するためには、鋳造ウェブを少なくとも2回、好まし
くは3,4回上記一つのローラを通過させて減厚するこ
とが望ましい。例えば、連続鋳造ウェブが0.050イ
ンチ(0.127cm)厚で、0.025インチ(0.0
64cm)の最終厚まで2:1に減少される場合、第
1、第2、第3回について0.007(0.018cm)
インチづつ減厚し、第4回について0.004(0.01
1cm)インチ減厚する。これらの4回の減厚は、連続
したローラスタンド32、34、36および38をウェ
ブを通過させ、ウェブ厚をそれぞれ0.043インチ
(0.109cm)、0.036インチ(0.091c
m)、0.029インチ(0.073cm)、および0.
025インチ(0.063cm)に減厚することによっ
て達成される。
【0023】各回の減厚によって、ウェブ長は、圧延方
向すなわち長手方向において増大する。2:1の減厚の
場合は、ウェブ長は、圧延方向において、約1.20:
1から約1.30:1に増大する。ウェブを減厚するた
めに圧延しても、横幅には殆ど影響がなく、1%に満た
ない程度増大するだけである。圧延の前に鋳造ウェブを
硬化することは上記比、特に減厚のために圧延されるて
いるときのウェブ長の増加の均一性に影響を与える。鋳
造ウェブは圧延の前に36時間以上硬化されれば、ウェ
ブ長の増加は大きくなり、かなり可変になる。通常は、
鋳造ウェブは、連続鋳造の後24時間以内、好ましくは
4時間以内、さらに好ましくは30分以内、最も好まし
くは15分以内に減厚するために圧延される。
【0024】ウェブの減厚は、全ての場合、ピークの金
属温度を35°F(1.7℃)乃至180°F(82.2
℃)の範囲、好ましくは50°F(10℃)乃至90°
F(32.2℃)の範囲に設定して、冷間(常温)加工
状態において実施されるべきである。ウェブを減厚する
ための適当なローラは、少なくとも2.5インチ(1c
m)の直径を有し、約15乃至20マイクロインチ(0.
038cm乃至0.051cm)で表面仕上げされ、お
よびCスケール上の64乃至65ロックウェルの外面硬
度を有する硬化研磨工具鋼でできている。
【0025】連続的に鋳造、圧延された陽極グリッド
は、約0.03%乃至0.12%のカルシウムと約0%乃
至2.5%の錫を含む鉛合金で形成される。連続鋳造
中、減厚前には、この鉛合金のウェブおよびグリッド
は、大小ランダムかつ不均一の粒子微細構造、室温30
日間の時効硬化後の約6000乃至6500psiの引
っ張り強さ、及び鉛蓄電池の陽極プレートのグリッドと
して利用される際の比較的低い耐腐食性および大きな成
長を有する。これに対して、本発明の方法を用いて、冷
間加工によって1.5:1乃至2.5:1で減厚した連続
鋳造のウェブおよびグリッドは、圧延の間ウェブの変
形、走行方向にほぼ平行に配向されたように見える均一
の微細結晶構造を有している。本方法によって製造され
た鉛合金のウェブおよびグリッドは、完全時効硬化(室
温で30日間)の後、約10000乃至11000ps
iという大きく増大された引っ張り強さと鉛蓄電池の陽
極プレートのグリッドとして利用される際の大きく増大
された耐腐食性および少ない「拡大」を有する。本方法
によって製造された鉛合金のウェブおよびグリッドは、
室温での完全時効硬化後に最大の断裂強さを有し、それ
は、室温で少なくとも30日間連続鋳造、硬化された本
合金のウェブおよびグリッドの断裂強さよりずっと大き
い。
【0026】図2と図5の比較からわかるように、本方
法によって、0.050インチ厚さの鉛合金のウェブ2
4の連続鋳造グリッドブランク26の厚さを2:1で
0.025インチ(0.064cm)まで減厚されると
き、全体幅が殆ど変化しないで圧延の長手方向において
1.2:1に延長された。断面において、横方向のフレ
ームワイヤ200、200'および横方向の内部のワイ
ヤ202、202'の平均幅は約1.24:1に増大した
が、断面積は殆ど変化しなかった。断面において、長手
方向フレームワイヤ204,204'及び内部の長手方
向ワイヤ206、206'は、1.1:1に増大するが、
断面積は約0.9:1に減少した。
【0027】陰極グリッド 本発明によって連続鋳造の陰極グリッドは、以下に説明
する差異を除いて陽極グリッドを製造するための上記方
法と基本的に同じ方法によって達成される。連続鋳造陰
極グリッドの所望の特性は、鋳造ウェブ24の厚さが少
なくとも約17%(すなわち1.2:1)乃至50%
(すなわち2:1)、好ましくは約1.2:1乃至1.
5:1で減じられるときに達成される。陰極電池プレー
トにおいて利用される鋳造ウェブの厚さを減じることの
主要な効果は、薄く、従って軽い陰極を可能とする高い
引っ張り強さを有するが、なお十分な強度と剛性を維持
して次の処理、ペースト、加工、鉛電池への組立を可能
とする強固な冷間加工グリッドを達成できることであ
る。減厚後の連続鋳造陰極グリッドの最終厚は、好適に
は0.022インチ(0.056cm)以下、好適には、
0.020インチ(0.051cm)以下、また数多くの
分野で、0.010インチ(0.025cm)が最も好ま
しい。鉛とペーストは、両方とも陰極グリッドをかなり
薄くすることによって節約できる。
【0028】陰極グリッドに対しては、全体の減厚が1
圧延ステーションで可能であるけれども、任意の対のロ
ーラを通しての最大減厚は、約75%以下である。それ
故、約1.5:1(約33%)の全体減厚比を達成する
ためには、ウェブを少なくとも連続した対のローラを少
なくとも2回できれば3回通過させて鋳造ウェブを減厚
することが望ましい。例えば、連続鋳造ウェブが0.0
30インチ(0.076cm)の厚さを有し、1.5:1
で0.020インチ(0.051cm)の最終厚まで減厚
する場合、一回目の減厚では約0.007インチ(0.0
178cm)、2回目の減厚では、約0.003インチ
(0.076cm)、そしてさらに0.010インチ
(0.025cm)を減厚して0.020インチ(0.0
51cm)の最終厚まで減厚する。
【0029】陽極グリッドの製造過程の進行とととも
に、ウェブ長が各回の減厚においてウェブの圧延方向に
おいて増大する。陰極グリッドに対して、約1.5:1
の減厚の場合、ウェブの長さが圧延方向において約1.
15:1に延長される。従って、ウェブの鋳造陰極グリ
ッドブランクの長さおよび厚さは、陰極グリッドブラン
クのそれとは異なるので、後処理の陰極グリッドは後処
理の陽極グリッドとほぼ同じ全体長および幅を有するこ
とになる。
【0030】圧延の前に鋳造ウェブを硬化することは、
ウェブ長の増加の比および特に均一性に対して効果があ
る。従って、陰極の鋳造ウェブを連続鋳造後24時間以
内、最も好適には15分以内に圧延して減厚することが
望ましい。
【0031】陰極ウェブに対する冷間加工処理の温度
は、陽極ウェブに対するものと同じとするべきで、好ま
しくは50°F乃至80°F(10℃乃至26.7℃℃
の範囲に設定するのが望ましい。鉛蓄電池の陰極プレー
トは最小の腐食しか被らないので、陰極グリッドの腐食
特性を改良することは不必要である。従って、合金の微
細構造を変更することは必要がない。また、鉛合金の微
細構造が冷間加工処理の間に変化するにつれて、鉛材料
の密度は増大し始め、比が3.5:1を越えると、最終
的な引っ張り強さが減少する。鋳造ウェブの厚さを減少
することの主要な利点が、薄く、且つ軽い陰極電池グリ
ッドが実現される材料の引っ張り強さを増大することに
あるから、材料密度が増大することは、陰極グリッドに
対しては極めて望ましくない。
【0032】1.5:1に減厚した冷間加工ウェブによ
って、それと等価の強度、剛性、耐性を有し、単に連続
鋳造し、また少なくとも30日間時効硬化したものより
も10%乃至25%軽くかつ薄い陰極グリッドが得られ
る。また、1.75:1に減厚した場合は、単に連続鋳
造、時効加工した陰極グリッドより5%乃至15%軽く
かつ薄い陰極グリッドが得られる。鋳造陰極ウェブを冷
間加工することによって、引っ張り強さが改良され、よ
り薄く、軽いグリッドが得られので、単に連続鋳造した
陰極グリッドより安価な陰極電池プレートが得られ、グ
リッドの鉛、また電池ペーストのコストが節約される。
【0033】連続して鋳造され、圧延された陰極グリッ
ドは、本発明による陽極グリッドを製造するのに用いら
れる材料に類似した鉛合金でできている。しかし、陰極
グリッドについては、本発明の方法によって、室温での
完全時効硬化の後、約10250乃至10600psi
(748.967乃至774.542kg/cm2)の引
っ張り強さが得られる。陰極グリッドに対して、本発明
の方法によって製造された、鉛合金製のウェブおよびグ
リッドは、室温での完全時効硬化の後に最大の断裂強度
が得られる。これは、単に連続鋳造し、また少なくとも
30日間時効硬化した鉛合金製のウェブおよびグリッド
の断裂強度よりもかなり大きい。
【0034】図6及び図7の比較から分かるように、本
発明の方法によって、0.0375インチ(0.0953
cm)の厚さを有し、鉛合金のウェブ222の連続鋳造
陰極グリッドブランク23が、1.5:1で0.025イ
ンチ(0.063cm)まで減厚されたとき、ウェブは
全体幅は殆ど変化せずに、長手方向において1.2:1
に延長された。断面において、横方向のフレームワイヤ
224、224'(これらは、切断されるとき、1グリ
ッド23の前縁240および隣接グリッド23の後縁2
42を特定する)および横方向の内部のワイヤ202、
202'の平均幅は約1.2:1に増大し、断面積は約
1.2:1に増大した。断面において、長手方向フレー
ムワイヤ228,228'及び内部の長手方向ワイヤ2
30、230'の平均幅は、1.55:1に増大するが、
断面積は約0.9:1に減少した。
【0035】鉛蓄電池 本発明のグリッドおよびプレートを具体化する鉛蓄電池
300は、図8に示されている。蓄電池300は、外側
の矩形ケース302とポリプロピレンのような材料から
形成された上部カバー304を有している。ケース内に
は、多数の個別のバッテリセルウェル308を特定する
一体成形バッテリセルデバイダ306が配置されてい
る。ここで説明した外部ケースは、例示的なもので、発
明の精神から逸脱することなしに多数の構成を採用する
ことができる。
【0036】ケース302内のセルデバイダ306間の
各ウェル内には、バッテリセル310が配置されてい
る。バッテリセル310は、上記のように構成された一
組の陽極プレート312および上記のように構成された
一組の陰極プレート314を備えている。該セルのバッ
テリプレート312,314は、陽極プレートと陰極プ
レートの交互の順序で配置されたプレートブック(積層
体)に組立てられる。微少孔性の絶縁材料によって構成
されたセパレータ316が、逆極性のプレートが接触す
るのと防ぐために各陽極プレート/陰極プレート間に配
置され、それによってバッテリ300内の任意のセル内
の短絡が防止される。セパレータ316は、図示のよう
に、筐体の形をとり、その中に各陽極プレート312お
よび314が配置される。
【0037】図8に示されるように、一対の鉛プレート
ストラップ320、322は、各プレートの上部に形成
されたタブ324(図5、図7参照)を接続することに
よって、各々ブック内で同一の極性のプレートを電気的
に接続する。従って、各セル310は、プレートブック
の上部に配置された陽極ストラップ320および陰極ス
トラップ322を有している。個々のセルを直列に接続
するために、鉛製のインタセル326が、直列に隣接す
るセルの陽極プレートストラップ320と陰極プレート
ストラップ322を接続するように各セル間に配置され
ている。第1のセルの陽極ストラップ320は、陽極鉛
電池ポスト330に接続され、最後のセルの陰極ストラ
ップ322は、陰極鉛電気ポスト332に接続され、そ
れぞれ陽極、陰極鉛電池端子を構成する。希釈硫酸が各
ウェル308内で所望のレベルまで残りのスペースの大
半を満たし、各バッテリセル内で化学反応を生じさせる
に必要な電解液となる。
【0038】自動車用バッテリような典型的なバッテリ
は、各々、約2ボルトの電気エネルギポテンシャルを有
するセルを6個有し、それによって図8に示すような典
型的な12ボルトのバッテリを形成する。本発明によっ
て構成されたプレートを有するバッテリは重量が従来の
バッテリより軽く、陽極プレートが改良された耐腐食性
を有する点において、改良された寿命を有する。また、
鋳造後ワイヤは幾つかの従来のグリッドよりも減厚さ
れ、冷間加工後は、ワイヤは不必要には幅広にはならな
い。
【0039】本発明によるバッテリは、80分の保有容
量とともに400CCA(冷クランキングアンペア)で
45Ah(アンペア時)を有し、2:1以下の減厚後の
約0.032インチの0.06%のCaと1.3%のSnの
合金から形成され、Ca合金陽極グリッドおよび同一の
陰極グリッドを有する他のバッテリに比較してSAEJ
−240寿命サイクルテストでかなり長い寿命を有す
る。特に、本発明によるバッテリは、2887サイクル
有効であったが、テストされた最良の従来のバッテリは
1576サイクルでのみ有効であった。望み通り、本発
明のバッテリは、ライフサイクルテストの間、「拡大」
または腐食はなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法によって本発明の陽極または陰極
のグリッドおよびプレートを製造する製造ラインの側面
図である。
【図2】製造ラインに連続的に鋳造される陽極グリッド
ブランクのウェブの一部平面図である。
【図3】ウェブの横方向に延びるグリッドワイヤおよび
フレームワイヤの断面形状を示す、図2のライン3−3
に沿った断面図である。
【図4】ウェブの長手方向に延びる陽極グリッドワイヤ
およびフレームワイヤの一部断面図である。
【図5】グリッドブランクの厚さが減少され、圧延によ
ってウェブの長手方向において延長され、さらにそのウ
ェブから切りだされ、図示の目的でペーストなしで示さ
れた陽極グリッドの平面図である。
【図6】製造ラインによって連続的に鋳造された陰極グ
リッドブランクのウェブの一部平面図である。
【図7】グリッドブランクの厚さが減少され、圧延によ
ってウェブの長手方向において延長され、さらにそのウ
ェブから切りだされ、図示の目的でペーストなしで示さ
れた陰極グリッドの平面図である。
【図8】本発明の方法によって製造されたグリッドで組
み立てられた鉛蓄電池の一部断面図である。
【符号の説明】
20 製造ライン 24、24'、24" ウェブ 28 鋳造機 32、34、36 圧延機(ローラ) 40 コイリング機 42 アンコイリング機 44 ペースト機 46 カッティング機 48 乾燥オーブン 50 スタッカ

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛蓄電池の陽極プレート用の陽極グリッ
    ドであって、ウェブの一部として溶融鉛の連続鋳造によ
    って形成され、ほぼ均一の厚さを有し、間に空隙を有す
    る相互接続された複数本のワイヤを備え、冷間加工によ
    って2:1以下に減厚され、30日間の時効硬化の後に
    増大した耐腐食性および引っ張り強さが与えられている
    ことを特徴とする前記陽極グリッド。
  2. 【請求項2】 前記冷間加工され、減厚された陽極グリ
    ッドは、前記ウェブの連続鋳造グリッドより結晶粒度が
    かなり小さく、結晶構造がより均一な微細構造を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の陽極グリッド。
  3. 【請求項3】 連続鋳造グリッドは、2:1乃至 1.
    5:1の範囲で減厚される請求項1に記載の陽極グリッ
    ド。
  4. 【請求項4】 連続鋳造の長手長を少なくとも1.2:
    1まで増大するように冷間加工される請求項1に記載の
    陽極グリッド。
  5. 【請求項5】 前記冷間加工された陽極グリッドは、冷
    間加工後の室温での完全時効硬化によって少なくとも
    9,000psi(632.763kg/cm2の引っ張
    り強さを有することを特徴とする請求項1に記載の陽極
    グリッド。
  6. 【請求項6】 前記グリッドを連続鋳造後、24時間以
    内に冷間加工して減厚することを特徴とする請求項1に
    記載の陽極グリッド。
  7. 【請求項7】 前記減厚グリッドの空隙をほぼ完全に充
    填する電気化学的に活性のペーストを含む請求項1に記
    載の陽極グリッド。
  8. 【請求項8】 前記冷間加工され、減厚した陽極グリッ
    ドは、約0.035インチ(0.089cm)以下の厚さ
    を有することを特徴とする請求項1に記載の陽極グリッ
    ド。
  9. 【請求項9】 前記冷間加工され、減厚した陽極グリッ
    ドは、約0.025インチ(0.064cm)以下の厚さ
    を有することを特徴とする請求項1に記載の陽極グリッ
    ド。
  10. 【請求項10】 ほぼ均一の厚さを有する複数の連続し
    たグリッドブランクと該ブランク間に隙間を設けた複数
    本の離隔され相互接続されたワイヤを有する延長ウェブ
    に溶融鉛を連続鋳造し、連続鋳造ウェブのグリッドブラ
    ンクを冷間加工し、鋳造ウェブ厚を2:1以下に減厚す
    る工程、および前記冷間加工ウェブから陽極グリッドを
    切り出して、鉛蓄電池の陽極プレート用の耐腐食性が大
    きく増大した陽極グリッドを形成する、請求項1に記載
    の陽極グリッドの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記連続鋳造のウェブの冷間加工は、
    約35°F(1.7℃乃至180°F(82.2℃)の範
    囲のピーク金属温度で行われることを特徴とする請求項
    10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記連続鋳造のウェブの冷間加工は、
    約35°F乃至180°Fの範囲のピーク金属温度で行
    われることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  13. 【請求項13】 2:1以下に鋳造ウェブを減厚する冷
    間加工は、連続鋳造後4時間以内に行われることを特徴
    とする請求項10に記載の方法。
  14. 【請求項14】 連続鋳造ウェブを減厚する冷間加工
    は、少なくとも一対の圧縮ローラからなる小片中に鋳造
    ウェブを通すことを含む請求項10に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記冷間加工され、減厚した陽極グリ
    ッドは、約0.025インチ(0.064cm)以下の厚
    さを有することを特徴とする請求項10に記載の方法。
  16. 【請求項16】 ケース、該ケース内あり、各々陽極プ
    レートブックと陰極プレートブックからなる複数の別々
    のセル、極性が異なる隣接プレート間に配置された絶縁
    セパレータ、前記プレートに付着された活性ペースト、
    陽極プレートを結合し、陽極電池端子に接続された陽極
    コネクタ、及び陰極プレートを結合し、陰極電池端子に
    接続された陽極コネクタを備えたことを特徴とする請求
    項1に記載の陽極グリッドを用いた鉛蓄電池。
  17. 【請求項17】 前記冷間加工された陽極グリッドは、
    完全時効硬化の後に少なくとも9000psi(63
    2.763kg/cm2)の引っ張り強さを有することを
    特徴とする請求項16に記載の鉛蓄電池。
  18. 【請求項18】 前記陰極プレートは、ウェブの一部と
    して溶融鉛で連続鋳造され、ほぼ一定の厚さと陰極グリ
    ッドと間に隙間がある複数本相互接続ワイヤを有する陰
    極グリッドを備え、該陰極グリッドは冷間加工して厚さ
    を約1.2:1乃至2:1の範囲で減厚して、完全時効
    硬化の後に引っ張り強さを増大したことを特徴とする請
    求項16に記載の鉛蓄電池。
  19. 【請求項19】 鉛蓄電池の陰極プレート用の陰極グリ
    ッドを製造する方法において、ほぼ一定の厚さを有する
    複数の連続したグリッドブランクと複数本の離隔し相互
    接続された間に空隙を設けたワイヤを有する延長ウェブ
    に溶融ウェブを連続鋳造し、該連続鋳造のグリッドブラ
    ンクを冷間加工して鋳造ウェブの厚さを1.5:1以下
    に減厚し、該冷間加工ウェブから陰極グリッドを切り出
    すことを特徴とする前記製造方法。
  20. 【請求項20】 鉛蓄電池の陽極プレート及び陰極プレ
    ート用の陽極グリッド及び陰極グリッドを製造する方法
    において、鉛蓄電池の陰極プレート用の陰極グリッドを
    製造する方法において、ほぼ一定の厚さを有する複数の
    連続したグリッドブランクと複数本の離隔し相互接続さ
    れた間に空隙を有するワイヤとを有する個々の延長ウェ
    ブに溶融ウェブを連続鋳造し、陽極グリッド用の該連続
    鋳造のグリッドブランクを冷間加工して鋳造ウェブの厚
    さを2:1以下に減厚し、該冷間加工ウェブから陽極グ
    リッドを切り出して、鉛蓄電池の陽極プレート用の耐腐
    食性が大きく増大した陽極グリッドを提供し、陰極グリ
    ッド用の該連続鋳造のグリッドブランクを冷間加工して
    鋳造ウェブの厚さを1.5:1以下に減厚し、該冷間加
    工ウェブから陰極グリッドを切り出す、前記製造方法。
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