JP2001052052A - 電子郵便物システム - Google Patents

電子郵便物システム

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JP2001052052A
JP2001052052A JP22174299A JP22174299A JP2001052052A JP 2001052052 A JP2001052052 A JP 2001052052A JP 22174299 A JP22174299 A JP 22174299A JP 22174299 A JP22174299 A JP 22174299A JP 2001052052 A JP2001052052 A JP 2001052052A
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Takehisa Kato
藤 岳 久 加
Atsushi Shinpo
保 淳 新
Toshiaki Saishiyo
所 敏 明 才
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 郵便料金として郵便物に貼付される切手を電
子化すると共に、利用者が作成した文書情報のデータ自
体を送信することにより、郵便局間の配送の手間及びコ
ストを低減できる電子郵便物システムを提供すること。 【解決手段】 本発明の電子郵便物システム1は、切手
バリュー発行装置10と、利用者装置20と、郵便ホス
トシステム30とを備える。切手バリュー発行装置10
は、利用者装置20に切手バリューを発行する。利用者
装置20は、文書情報と宛先情報とに基づいて、切手バ
リューから電子切手情報を作成し、これらの情報を融合
して電子郵便物として郵便ホストシステム30に送る。
郵便ホストシステム30は、電子切手情報の正当性を検
査した後、電子郵便物を実際に作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子化された切手
バリューによって郵便料金の精算を行うことができる電
子郵便物システムに係り、とりわけ、宛先情報及び文書
情報から自動的に配送郵便物を作成することができる電
子郵便物システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の郵便システムでは、郵便物を郵送
する際には、郵便局の窓口などで必要な郵便料金分の切
手を購入し、葉書もしくは封書等の郵便物に当該切手を
貼りつけ、当該郵便物を投函する必要がある。
【0003】図15を用いて、従来の郵便システムの概
略について詳細に説明する。
【0004】図15に示すように、利用者は郵便局にて
郵便切手を購入する(STEP51)。そして、宛名を
記載した郵便物に購入した郵便切手を規定料金分貼付
け、郵便ポストに投函する(STEP52)。郵便局員
は、ポストに投函された郵便物を収集し、一旦差出局に
集めて(STEP53)集配局へと移送する(STEP
54)。集配局では、各差出局からの郵便物を区分機に
て区分し、宛先の配達局へ送る(STEP55)。配達
局では、送られた郵便物を宛先へと配達する(STEP
56)。
【0005】また、同一内容の文書等を多数の宛先に郵
送する場合でも、利用者の側で必要な部数を作成し、全
部数を各々封書にして、必要な切手を貼り付け(あるい
は、料金を別納してその旨の印を押して)、投函する必
要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする問題】上述したように、従来
の郵便システムを利用するためには、郵便局の窓口など
で郵便料金分の切手を購入しなければならない。従っ
て、深夜などで切手が購入できない場合には、事実上郵
便システムを利用できない。
【0007】また、利用者は郵便ポストまたは最寄の郵
便局にて投函する必要があるが、多量の郵便物を投函す
る場合、投函場所まで郵便物を運ぶことも困難な場合が
ある。
【0008】また、ワープロにより作成された郵便物等
については、郵便物を差出局の側で印刷しなくてもよい
ものがあり、この場合集配局あるいは配達局の側で印刷
することが許されるなら、郵便局間の配送の手間、コス
トが大幅に軽減する。
【0009】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、郵便料金として郵便物に貼付される切手
を電子化すると共に、利用者が作成した文書内容のデー
タ自体を送信することにより、郵便局間の配送の手間及
びコストを低減する電子郵便物システムを提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、切手バリュー
要求信号に応じて切手バリューを発行する切手バリュー
発行部と、切手バリュー発行部による切手バリュー発行
情報を記憶する発行記憶部と、を有する切手バリュー発
行装置と、切手バリュー発行装置に接続され、切手バリ
ュー発行部に切手バリュー要求信号を送ると共に、切手
バリュー発行部から発行される切手バリューを受信する
切手バリュー要求部と、宛先情報及び文書情報を記憶す
る郵便情報記憶部と、郵便情報記憶部に記憶された宛先
情報及び文書情報に基づいて、切手バリュー要求部にお
いて受信した切手バリューから当該切手バリューを特定
できる情報を含んだ電子切手情報を作成する電子切手作
成部と、電子切手作成部において作成された電子切手情
報と郵便情報記憶部に記憶された宛先情報及び文書情報
とを融合して送る郵便情報送信部と、を有する利用者装
置と、発行記憶部と郵便情報送信部とに接続され、郵便
情報送信部から送られる電子切手情報と発行記憶部に記
憶された切手バリュー発行情報とを照合して、電子切手
情報の正当性を確認する検査部と、検査部に接続され、
検査部によって電子切手情報の正当性が確認された場合
に、当該電子切手情報と融合して送られた宛先情報及び
文書情報に基づいて配送郵便物を作成する印刷部と、を
有する郵便ホストシステムと、を備えたことを特徴とす
る電子郵便物システムである。
【0011】本発明によれば、切手に代えて電子的な切
手バリューが発行されるため、電子郵便物システムの2
4時間の利用が可能であると共に、宛先情報と文書情報
とが電子的に郵便ホストシステムに送られるため、投函
の手間もなく、郵便局間の配送の手間及びコストも低減
される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0013】図1は、本発明の第1の実施の形態による
電子郵便物システムを示す構成概略図である。図1に示
すように、本発明の第1の実施の形態の電子郵便物シス
テム1は、切手バリュー発行装置10と、利用者装置2
0と、郵便ホストシステム30とを備えている。図1で
は、利用者装置20は1つのみが図示されているが、実
際の電子郵便物システム1は、複数の利用者装置20を
備えている。
【0014】切手バリュー発行装置10は、切手バリュ
ー要求信号RSに応じて切手バリューSVを発行する切
手バリュー発行部11と、切手バリュー発行部11によ
る切手バリュー発行情報IIを記憶する発行記憶部12
と、を有している。
【0015】利用者装置20は、切手バリュー発行装置
10に接続され、切手バリュー発行部11に切手バリュ
ー要求信号RSを送ると共に、切手バリュー発行部11
から発行される切手バリューSVを受信する切手バリュ
ー要求部21を有している。
【0016】また、利用者装置20は、宛先情報AI及
び文書情報TIを記憶する郵便情報記憶部22と、郵便
情報記憶部22に記憶された宛先情報AI及び文書情報
TIに基づいて、切手バリュー要求部21において受信
した切手バリューSVから当該切手バリューSVを特定
できる情報を含んだ電子切手情報SIを作成する電子切
手作成部23を有している。
【0017】さらに利用者装置20は、電子切手作成部
23において作成された電子切手情報SIと郵便情報記
憶部22に記憶された宛先情報AI及び文書情報TIと
を融合して送る郵便情報送信部24を有している。
【0018】本実施の形態では、切手バリュー要求信号
RSは、利用者情報UIを含んでいる。また、切手バリ
ュー発行装置10は、利用者情報UIを記憶する登録部
13と、登録部13に記憶された利用者情報UIと切手
バリュー要求信号RSの利用者情報UIとを照合する照
合部14とを有している。切手バリュー発行部11は、
照合部14によって利用者の正当性が確認された場合に
のみ、切手バリューSVを発行するようになっている。
【0019】また、本実施の形態の切手バリュー発行装
置10は、利用者が利用している決済金融機関のネット
ワーク40に接続されており、切手バリュー発行部11
による切手バリューSVの発行の際に当該切手バリュー
SVの発行に関する費用精算が可能となっている。
【0020】さらに、切手バリュー発行装置10は、発
行乱数要求信号QSに応じて発行乱数RNDを発行する
乱数発行部15と、切手バリュー要求信号RSと共に返
送される発行乱数RNDの正当性を確認する乱数照合部
16を有している。そして切手バリュー要求部21は、
切手バリュー要求信号RSに先だって発行乱数要求信号
QSを乱数発行部15に送り、乱数発行部15から送ら
れる発行乱数RNDを受信し、切手バリュー要求信号R
Sを送る際に当該発行乱数RNDを併せて返送するよう
になっており、切手バリュー発行部11は、乱数照合部
16によって発行乱数RNDの正当性が確認された場合
にのみ切手バリューSVを発行するようになっている。
【0021】また、切手バリュー発行部11は、切手バ
リューSVを署名情報として発行するようになってお
り、切手バリュー要求部21は、受信した署名情報とし
ての切手バリューSVを検証するようになっている。
【0022】電子切手作成部23は、宛先情報AI及び
文書情報TIに基づいて決定される料金に相当する電子
切手情報SIを作成する作成本体部23aと、切手バリ
ューSVから、作成本体部23aで作成した電子切手情
報SIに相当する料金を差し引いて、残高の切手バリュ
ーSV’を演算する残高演算部23bとを有している。
作成本体部23aは、郵便情報記憶部22に記憶された
宛先情報AI及び文書情報TIに基づいて、対応する料
金を演算する料金演算部23cに接続されている。
【0023】切手バリュー要求信号RSは、購入金額
と、残高の切手バリューSV’に関する情報とを含んで
おり、切手バリュー発行部11は、切手バリュー要求信
号RSに応じて、購入金額と残高の切手バリューSV’
との合計金額に相当する新たな切手バリューSVを発行
するようになっており、利用者装置20の残高の切手バ
リューSV’は、切手バリュー要求部21によって新た
な切手バリューSVを受信した時に当該新たな切手バリ
ューSVによって上書きされるようになっている。
【0024】一方、郵便ホストシステム30は、発行記
憶部12と郵便情報送信部24とに接続され、郵便情報
送信部24から送られる電子切手情報SIと発行記憶部
12に記憶された切手バリュー発行情報IIとを照合し
て、電子切手情報SIの正当性を確認する検査部31を
有している。
【0025】また郵便ホストシステム30は、検査部3
1に接続され、検査部31によって電子切手情報SIの
正当性が確認された場合に、当該電子切手情報SIと融
合して送られた宛先情報AI及び文書情報TIに基づい
て配送郵便物を作成する印刷部32を有している。
【0026】利用者装置20は、図2に示すように、コ
ンピュータ装置と、当該コンピュータ装置と共に、切手
バリュー要求部21と、郵便情報記憶部22と、電子切
手作成部23と、郵便情報送信部24とを実現する記憶
媒体SMとからなっている。記憶媒体SMは、例えばI
Cカードによって構成され、秘密情報は記憶媒体SM内
のみで処理されるようになっている(セキュアメッセー
ジング機能を有している)。
【0027】次に、このような構成よりなる本実施の形
態の作用について説明する。
【0028】本実施の形態は、秘密情報(信号)の通信
にRSA公開鍵方式を利用している。公開鍵暗号方式に
おいては、公開される鍵を公開鍵、秘匿される鍵を秘密
鍵と呼んでいる。また、両者を合わせて公開鍵ペアと呼
んでいる。また、対称鍵方式(暗号化と復号が同じ鍵で
行われる)に使われる鍵を共通鍵と呼んでいる。
【0029】図3は、本実施の形態の電子郵便物システ
ム1の構築方法及び作用の概略を示した図である。図3
に示すように、利用者は予め電子郵便物システム1に対
する加入申請書を利用者登録機関2に提出する(STE
P1)。
【0030】加入申請書は、利用者の氏名、住所等の
他、切手バリューの発行代金の決済等に利用する銀行等
の決済金融機関の口座番号が記載された書面と、本人を
確認できる証書(運転免許証のコピーなど)とからな
る。
【0031】利用者登録機関2では、加入申請書の内容
を確認した上で利用者登録を行い、切手バリュー発行装
置10の登録部13に利用者情報UIを入力する(ST
EP2)。
【0032】その後、加入申請者に記載された住所に、
耐タンパー機能を有する記憶媒体SM、この場合ICカ
ードが送られる(STEP3)。
【0033】発行されたICカードには、ICカード毎
に付けられるユニークな番号であるカードID、ICカ
ードの公開鍵ペアおよび公開鍵証明書、切手バリュー発
行装置10の公開鍵等が記憶されている。さらにICカ
ードには、切手バリューSV、ICカードの秘密鍵、残
高の切手バリューSV’等の秘密情報が記録されてい
る。これらの情報、特にICカードの秘密鍵は、ICカ
ードの耐タンパー性により、改ざんやコピーが完全に防
止される。
【0034】利用者は、例えばICカードリーダ/ライ
タを有しICカードからの情報の読み書きが可能なパー
ソナルコンピュータ(以下、PC)を用意し、ICカー
ドと当該PCによって前述の利用者装置20を構築する
(STEP4)。
【0035】利用者装置20は、通常のモデム、電話回
線等を介して、インターネット等によって適宜に通信可
能な態様で、切手バリュー発行装置10(電子切手販売
センター)及び郵便ホストシステム30(インターネッ
ト郵便ポスト)に接続されている。切手バリュー発行装
置10及び郵便ホストシステム30は、国内に1台のみ
でも足りるが、複数台あっても良い。
【0036】登録された利用者は、利用者装置20の切
手バリュー要求部21によって、切手バリュー発行装置
10に対して切手バリューSVの発行を任意の時に要求
する(STEP5)。
【0037】切手バリュー発行装置10は、生成した切
手バリューSVを利用者装置の切手バリュー要求部21
へ送ると共に、登録された口座番号の決済金融機関から
当該切手バリューSVの発行に関する費用を自動的に決
済する(引き落とす)(STEP6)。
【0038】また、電子切手情報SIの検証のため後に
郵便ホストシステム30から照会される発行記憶部12
に、切手バリュー発行情報IIが記憶される。切手バリ
ュー発行情報IIは、例えば、利用者名、利用者ICカ
ードのID、利用者ICカードの公開鍵証明書、切手バ
リュー通し番号、切手バリューの残高等である。
【0039】利用者装置20の切手バリュー要求部21
は、切手バリュー発行部11から発行される切手バリュ
ーSVを受信する(STEP7)。切手バリューSV
は、暗号状態のままでICカード内に送られ、正当性が
確認されて格納される。この時、切手バリューSVの受
領通知が、切手バリュー要求部21から切手バリュー発
行装置10に返される(STEP8)。
【0040】次に利用者は、利用者装置20において、
利用可能なワードプロセッサアプリケーションにより文
書情報(メッセージ)TIを作成すると共に、当該文書
情報の宛先情報AIを入力する。これらの情報は、郵便
情報記憶部22に記憶される。
【0041】もっとも、文書情報TIと宛先情報AIと
は、他のPC等で作成された後に、ネットワークや記憶
媒体等を介して利用者装置20の郵便情報記憶部22に
記憶されてもよい。
【0042】電子切手作成部23は、郵便情報記憶部2
2に記憶された宛先情報AI及び文書情報TIに基づい
て、切手バリュー要求部21において受信した切手バリ
ューSVから当該切手バリューSVを特定できる情報を
含んだ電子切手情報SIを作成する。
【0043】そして郵便情報送信部24が、電子切手作
成部23において作成された電子切手情報SIと郵便情
報記憶部22に記憶された宛先情報AI及び文書情報T
Iとを融合して、郵便ホストシステム30に送る(ST
EP9)。
【0044】郵便ホストシステム30の検査部31は、
郵便情報送信部24から送られる電子切手情報SIと発
行記憶部12に記憶された切手バリュー発行情報IIと
を照合して、電子切手情報SIの正当性を確認する。正
当性が確認された場合、受領確認を利用者装置20に返
送する(STEP10)。
【0045】また、検査部31によって電子切手情報S
Iの正当性が確認された場合、印刷部32が、当該電子
切手情報SIと融合して送られた宛先情報AI及び文書
情報TIに基づいて配送郵便物を作成する(STEP1
1)。作成された配送郵便物は、その後、各宛先に配達
される。
【0046】なお、切手バリュー発行装置10、利用者
装置20、郵便ポストシステム30の間の各々の通信
は、WWWブラウザ、または専用のアプリケーションを
利用して、インターネットを介して行われる。専用のア
プリケーションは、利用者登録後に、例えば郵便局のホ
ームページ等からダウンロードすることによって、ある
いは、当該アプリケーションを記憶したフロッピーディ
スク等の媒体を用いることによって、利用者装置20に
インストールされる。
【0047】続いて、図4を用いて、切手バリューの発
行手続についてより詳細に説明する。
【0048】まず、利用者は送られたICカード(電子
切手カード)を、利用者装置20のICカードリーダ/
ライタに挿入する。
【0049】本実施の形態では、パスワードによるべ一
シック認証を行う。即ち、登録時に申請したパスワード
が電子切手カードに格納されており、それが利用者装置
20のPCを通じて入力されたパスワードと一致するか
否かが検査される。パスワードが一致すれば電子切手カ
ードは活性化され、利用可能な状態となる。パスワード
が一致しなければ、電子切手カードを利用することは出
来ない。
【0050】この認証には、パスワード以外に、指紋や
虹彩といった生体情報を用いた照合方法を採用すること
が可能である。
【0051】さて、パスワードが一致したならば、利用
者装置20のPCから(切手バリュー要求部21から)
切手バリュー発行装置10(電子切手販売センター)に
対して発行者乱数RNDの要求がなされる。
【0052】切手バリュー発行装置10の乱数発行部1
5は、発行者乱数RNDを生成して利用者装置20(切
手バリュー要求部21)へ返す。発行者乱数RNDを受
け取った切手バリュー要求部21は、発行者乱数RND
を電子切手カードに送る。このとき、利用者が入力した
切手バリューの購入金額と当該手続の日付を併せて送
る。
【0053】発行者乱数RND、切手バリューの購入金
額及び日付を受け取った電子切手カードは、カードI
D、発行者乱数RND、切手バリュー購入金額及び日付
(更には電子切手カード内の残高データ:図7を用いて
後述)について、電子切手カードのRSA秘密鍵を用い
て署名を施す。そして、これを切手バリュー要求信号R
S(切手バリュー購入要求データ)として、利用者の公
開鍵証明書と共に、切手バリュー発行装置10に送信す
る。
【0054】切手バリュー発行装置10は、送られた公
開鍵証明書から公開鍵を取りだし、切手バリュー購入要
求データの署名検証を行う。そして、先に送った発行者
乱数RNDが正しく署名データに含まれていることを確
認した後で、カードIDから利用者の口座番号を検索
し、利用者名、口座番号、切手バリュー購入金額といっ
た決済情報を決済金融機関40に送る。決済金融機関4
0では、利用者の口座から購入金額を減額し、電子切手
販売センターの口座を増額する。
【0055】口座振替の完了通知が決済金融機関より通
知されたら、電子切手販売センターの切手バリュー発行
装置10は、利用者が希望する切手バリューの購入金額
分の切手バリューを生成し、先に送られてきた利用者の
公開鍵で暗号化して利用者の元へ送信する。
【0056】利用者装置20の切手バリュー要求部21
は、暗号化された切手バリューを受信すると、直ちに電
子切手カードヘ送る。電子切手カードは、カード内の秘
密鍵を用いて切手バリューを復号し、さらに切手バリュ
ー発行装置10の公開鍵を用いて署名検証を行い、検証
結果が正しいと判定された場合に当該切手バリューをカ
ード内の所定の領域に充填する(セキュアメッセージン
グ機能)。
【0057】そして、充填が完了したことを示すため充
填完了通知を、切手バリュー発行装置10に返す。この
充填完了通知は、例えばカードID、切手バリューの通
し番号、購入金額、といった情報に、電子切手カードの
ディジタル署名を施したものである。
【0058】切手バリュー発行装置10は、送られた充
填完了通知を利用者の公開鍵を用いて署名検証し、充填
が完了したことを確認する。
【0059】図4の処理フローに対応する具体的なプロ
トコルの例を、図11に示す。
【0060】次に、図5を用いて、電子切手情報を生成
して利用する場合の処理の流れについて詳細に説明す
る。
【0061】まず利用者は、郵便物の内容としての文書
情報TI(メッセージ)を作成する。この文書情報TI
は、利用者装置20の郵便情報記憶部22に記憶され
る。
【0062】次に利用者は、送られた電子切手カードを
ICカードリーダ/ライタに挿入し、図4を用いて説明
したパスワードによる認証を行う。
【0063】パスワードが正しいと判断された場合に
は、例えば利用者装置20の表示部(図示せず)に宛先
記入のための画面が表示され、宛先が入力可能となる。
あるいは、予め作成しておいた宛先ファイルから、宛先
情報を読み出すことが可能となる。このようにして、文
書情報TIの送り先としての宛先情報AIが、当該文書
情報TIと関連付けられて郵便情報記憶部22に記憶さ
れる。
【0064】次に、料金演算部23cが、郵便情報記憶
部22に記憶された宛先情報AI及び文書情報TIに基
づいて、対応する料金を演算する。例えば、郵便料金は
文書情報の量に関わらず一律とし、宛先の数により料金
が決定される。すなわち、一つの宛先当たりの郵便料金
が100円であるとすると、宛先が10あれば郵便料金
は1,000円となる。
【0065】その後、文書情報TI(ファイル名等で特
定する)の郵送指令を入力すると、利用者装置20の郵
便情報送信部24は、当該文書情報TIと関連する宛先
情報AIとをそれぞれ一方向性の関数(ハッシュ関数)
にかけて圧縮する。
【0066】圧縮された文書情報(メッセージダイジェ
スト)と、圧縮された宛先情報(宛先ダイジェスト)と
は、さらに当該郵送指令の日付及び先に算出された郵便
料金と併せて、電子切手カードヘ送られる。ここで、宛
先が複数有る場合、入力された宛先全てが一緒にハッシ
ュ関数にかけられて圧縮される。また、郵送指令の日付
は、利用者装置20が内蔵する日付を利用する他、利用
者がその都度入力できるようにしてもよい。
【0067】さて、メッセージダイジェスト、宛先ダイ
ジェスト、日付及び郵便料金を受け取った電子切手カー
ドは、カード内の切手バリューSV(の残高)が、送ら
れた郵便料金以上か否かを確認し、残高が足りていれ
ば、電子切手作成部23の作成本体部23aとして電子
切手の通し番号を生成する。また、電子切手カードは、
残高演算部23bとして、切手バリューSVから郵便料
金(作成する電子切手情報SIに相当する料金)を差し
引いて、切手バリューの残高SV’を演算する。
【0068】そして、メッセージダイジェスト、宛先ダ
イジェスト、郵便料金、日付、電子切手通し番号及び切
手バリューの残高、に対して、電子切手カードのRSA
秘密鍵によりディジタル署名を施し、元の切手バリュー
の情報(発行時の情報)と電子切手カードの公開鍵証明
書とを連結したデータを電子郵便物とする。この場合、
電子切手情報SIとは、ディジタル署名された情報の内
の郵便料金、日付及び電子切手通し番号と、元の切手バ
リューの情報(発行時の情報)である。
【0069】利用者装置20の郵便情報送信部24は、
電子切手カードから送られた電子郵便物(電子切手情報
SI、宛先情報AI及び文書情報TIを含む)を、郵便
ホストシステム30(インターネット郵便ポスト)ヘ送
信する。
【0070】表1は、本実施の形態における電子郵便物
の構成を示している。
【0071】
【表1】 表1に示すように、電子郵便物は、利用者が作成した文
書情報TIをハッシュ関数により圧縮したメッセージダ
イジェスト、利用者が専用アプリケーション等から入力
した宛先情報AIをハッシュ関数により圧縮した宛先ダ
イジェスト、郵便料金、電子切手を作成した日付、電子
切手の通し番号及び切手バリューの残高を電子切手カー
ドのRSA秘密鍵によりディジタル署名した署名情報
と、元の切手バリューの情報と、電子切手カードの公開
鍵証明書と、からなる。
【0072】郵便ホストシステム30は、送られた電子
郵便物から送信元の電子切手カードの公開鍵証明書を読
み取り、対応する公開鍵を取り出して、電子郵便物の署
名情報の署名検証を行う。
【0073】検証結果が正しければ、送られた文書情報
TIと宛先情報AIの改ざん検証を行う。改ざん検証が
正しければ、発行記憶部12から切手バリューの通し番
号が検索され、電子郵便物として送られてくる元の切手
バリューの情報と照合される。
【0074】また、電子切手通し番号が更新されている
か否かが検証される。電子切手通し番号が既に発行され
ていたものであれば二重使用されたエラー状態であるこ
とがわかる。
【0075】さらに電子郵便物から切手バリューの残高
SV’が検索され、残高SV’及び郵便料金と郵便ホス
トシステム内の図示しないDB(データベース)に記憶
された残高データとの整合性が調べられる。残高データ
SV’と郵便料金とを足した金額が、郵便ホストシステ
ム内の残高データの金額を越えている場合、エラー状態
であることが判る。
【0076】このように、電子切手通し番号と、利用者
が購入した切手バリューの残高とを管理することによ
り、利用者が不正な処理をしていないか検査することが
可能となる。
【0077】さらに、宛先数から郵便料金を算出し、電
子切手データに含まれている郵便料金が正しいか否かを
判定する。電子切手情報SIが不正であると判断された
場合は、電子切手情報SIが不受理である状態コードが
作成され、電子切手情報SIが正当であり、かつ郵便料
金が正しいと判断された場合は、電子切手情報SIが受
理されたことを示す状態コードが作成される。例えば状
態コードは、2bitコードで構成され、00であれば
受理、01であれば郵便料金不足、11であれば不正な
電子切手、を表す。
【0078】カードID、電子切手通し番号及び前記の
状態コードからなる情報は、郵便ホストシステム30の
RSA秘密鍵でディジタル署名を施される。この署名デ
ータは、受領確認通知として利用者装置20に返送され
る。
【0079】前記の検証手続において、電子切手情報S
Iが正しいと判定された場合にのみ、郵便ホストシステ
ム30内のデータベースにおけるカードIDに対する電
子切手通し番号及び残高が更新される。
【0080】前記の検証結果が全て正しい場合、郵便ホ
ストシステム30の印刷部32は、文書情報TIを所定
の部数印刷し、各々を収納する封筒(例えば定型の封
筒)に宛先情報AIを印刷し、さらに郵便料金が正しく
納入されたことを示す証印を印刷して配送郵便物を作成
し、以後、配達業務を行う。
【0081】受領通知を受け取った利用者装置20は、
当該受領通知を郵便ホストシステム30の公開鍵によっ
て署名検証し、状態コードを検証する。
【0082】ここで、状態コードが00であれば、文書
情報TIが印刷され各宛先に配達されつつあることがわ
かる。利用者装置20は、送られた受領通知をログとし
て保存する。
【0083】図5の処理フローに対応する具体的なプロ
トコルの例を、図12に示す。
【0084】状態コードが01である場合、すなわち郵
便料金が不足している場合、本実施の形態の電子郵便物
システム1は、以下のような処理を行う。
【0085】利用者装置20が送った電子切手情報SI
の料金が不足していることは、郵便ホストシステム30
からの受領通知からわかる。この場合、文書情報TIは
印刷、配達されない。利用者装置20は、図6に示すよ
うに、生成した電子切手情報SI(この場合、電子郵便
物)を、当該受領通知と共に切手バリュー発行装置10
に、例えば電子メールを利用して送る。
【0086】切手バリュー発行装置10は、郵便ホスト
システム30と同様に電子切手情報SIの正当性を検証
し、電子切手情報SIが正当なものであると判定された
場合に、電子切手生成で使用された郵便料金を利用者の
決済金融機関40の口座へ戻す。つまり、電子切手カー
ドに切手バリューの残高は戻らない。従って、この手続
は、切手バリューの残高を換金したい場合に利用でき
る。
【0087】図6の処理フローに対応する具体的なプロ
トコルの例を、図13に示す。
【0088】続いて、電子切手カード内の切手バリュー
の残高SV’が少なくなり、新たに切手バリューSVを
購入する場合について、図7を用いて説明する。
【0089】利用者は、電子切手カードを利用者装置2
0のICカードリーダ/ライタに挿入し、図4を用いて
説明したパスワードによる認証を行う。
【0090】パスワードが正しいと判断された場合、利
用者は利用者装置20にて再充填要求を作成する。利用
者装置20は、再充填要求がなされると、切手バリュー
要求部21が切手バリュー発行装置10に対して発行者
乱数RNDの要求を行う。
【0091】切手バリュー発行装置10の乱数発行部1
5は、発行者乱数RNDを生成して利用者装置20(切
手バリュー要求部21)へ返す。発行者乱数RNDを受
け取った切手バリュー要求部21は、発行者乱数RND
を電子切手カードに送る。このとき、利用者が入力した
切手バリューの購入金額と当該手続の日付を併せて送
る。
【0092】発行者乱数RND、切手バリューの購入金
額及び日付を受け取った電子切手カードは、カードI
D、発行者乱数RND、切手バリュー購入金額、日付及
び電子切手カード内の残高データSV’について、電子
切手カードのRSA秘密鍵を用いて署名を施す。そし
て、これを再度の切手バリュー要求信号RS(残高使用
証明兼購入書)として、利用者の公開鍵証明書と共に、
切手バリュー発行装置10に送信する。
【0093】再度の切手バリュー要求信号RS(残高使
用証明兼購入書)を切手バリュー発行装置10に送る場
合にも、当該要求信号は暗号化されていることが望まし
い。例えば、電子メールで添付のデータとして送る場合
には、S/MIMEといった暗号化を施すことが望まれ
る。
【0094】切手バリュー発行装置10は、送られた再
度の切手バリュー要求信号RS(残高使用証明兼購入
書)を復号し、一緒に送られた利用者の公開鍵証明書か
ら公開鍵を取りだし、当該残高使用証明兼購入書の署名
検証を行う。そして、先に送った発行者乱数RNDが正
しく署名データに含まれていることを確認した後で、カ
ードIDから利用者の口座番号を検索し、利用者名、口
座番号、切手バリュー購入金額といった決済情報を決済
金融機関40に送る。決済金融機関40では、利用者の
口座から購入金額を減額し、電子切手販売センターの口
座を増額する。
【0095】口座振替の完了通知が決済金融機関より通
知されたら、電子切手販売センターの切手バリュー発行
装置10は、利用者が希望する切手バリューの購入金額
分の切手バリューを生成し、先に送られてきた利用者の
公開鍵で暗号化して利用者の元へ送信する。また、発行
記憶部12の、当該切手バリュー購入者のカードIDに
対する切手バリュー通し番号、残高を更新する。
【0096】利用者装置20の切手バリュー要求部21
は、暗号化された切手バリューを受信すると、直ちに電
子切手カードヘ送る。電子切手カードは、カード内の秘
密鍵を用いて切手バリューを復号し、さらに切手バリュ
ー発行装置10の公開鍵を用いて署名検証を行い、検証
結果が正しいと判定された場合に、切手バリューをカー
ド内の所定の領域に充填する。
【0097】そして、充填が完了したことを示すため充
填完了通知を、切手バリュー発行装置10に返す。この
充填完了通知は、例えばカードID、切手バリューの通
し番号、購入金額、といった情報に、電子切手カードの
ディジタル署名を施したものである。
【0098】切手バリュー発行装置10は、送られた充
填完了通知を利用者の公開鍵を用いて署名検証し、充填
が完了したことを確認する。
【0099】図7の処理フローに対応する具体的なプロ
トコルの例を、図14に示す。
【0100】次に、図8を用いて、本実施の形態の利用
者装置20の構成及び作用を詳細に説明する。
【0101】利用者は、利用者装置20を構成するPC
で利用可能なワードプロセッサアプリケーションにより
文書情報TI(メッセージ)を作成する。
【0102】続いて、当該PCにおいて郵便配達申請用
専用アプリケーションを立ち上げ、宛先情報AIを作成
すると共に、関連付ける文書情報TIのファイル名を入
力する。郵便配達申請用専用アプリケーションは、入力
された文書情報TI及び宛先情報AIを料金演算部23
cに送り、郵便料金を算出して電子切手カードに送る。
【0103】一方、文書情報TIと宛先情報AIは、ダ
イジェスト生成部に送られ、ダイジェスト生成部にて圧
縮される。これら圧縮されたデータは、日付と共に電子
切手カードの電子切手生成部23に送られる。電子切手
生成部23では、送られたデータと、内部で生成される
電子切手の通し番号及び切手バリューの残高データに対
して、電子切手カードのRSA秘密鍵でディジタル署名
を施し、元の切手バリューの情報や公開鍵証明書と共に
電子郵便物として利用者装置20のPCへ返す。
【0104】利用者装置20の郵便情報送信部24(通
信部)は、電子切手カードから受け取った電子郵便物
を、郵便ホストシステム30ヘ送信する。
【0105】以上に示したように、本実施の形態によれ
ば、切手バリュー発行装置10から利用者装置20に対
して切手バリューSVを発行することにより、郵便料金
として郵便物に貼付されていた切手を電子化することが
可能である。
【0106】また本実施の形態によれば、利用者が作成
した文書情報TIのデータ自体を送信することにより、
郵便局間の配送の手間及びコストを低減することができ
る。
【0107】また本実施の形態によれば、予め登録した
利用者のみに切手バリューSVを発行するため、不正な
切手バリューSVの購入を防止することができる。
【0108】また本実施の形態によれば、切手バリュー
発行装置10が決済金融機関のネットワーク40に接続
されているため、オンラインによる決済が可能である。
【0109】また本実施の形態によれば、発行乱数RN
Dの送受信を行うことにより、利用者の特定を確実に行
うことができる。
【0110】また本実施の形態によれば、切手バリュー
SVを署名情報として発行するため、切手バリューSV
の改ざんを防止することができる。
【0111】また本実施の形態では、利用者装置20が
コンピュータ装置とICカードなどの記憶媒体SMとで
構成されるため、利用者装置20の構築が容易である。
また、記憶媒体SMがセキュアメッセージング機能を有
しているため、データの秘密保持が確実である。
【0112】なお、本実施の形態の料金演算部23c
は、郵便料金を1宛先当たり一律の料金としたが、料金
演算方法はこれに限られない。例えば、文書情報TIの
ファイルサイズに基づいて決定してもよいし、最終的な
郵便物の重量に基づいて演算してもよい。
【0113】例えば、ファイルサイズに基づく場合、フ
ォントサイズ10.0ptで、1ページを40文字40
行と仮定すれば、ファイルサイズはテキストファイルの
場合で約3Kバイトである。あるワードプロセッサアプ
リケーションによる同様の1ぺージ分のファイルサイズ
は、約22Kである。このように、ワードプロセッサア
プリケーションによるファイルは、テキストファイルに
比べてファイルサイズが大きくなるが、メッセージの中
に画像などのデータを挿入することも可能である。そこ
で、最終的に印刷されるページ数に関わらず、送られて
きたメッセージのファイルサイズによって1件当たりの
料金を決定する方法を採用し、これに送り先の数(宛先
数)を掛けて郵便料金を算出してもよい。
【0114】より具体的に、7Kバイトまでを100円
とし、それを越えると3Kバイト毎に10円ずつ加算す
る場合、郵便料金の算出式は、 郵便料金=[100+{(ファイルサイズ)−7}÷3
×10]×(宛先数)となる。
【0115】また、このような演算を行う料金演算部2
3cは、各利用者装置20の内部に構築される他、郵便
ホストシステム30内に構築されてもよい。この場合、
利用者は、文書情報TIを作成し、宛先情報AIの入力
を終えた時に、一旦これらのデータのみを郵便ホストシ
ステム30ヘ送ると共に郵便料金算出依頼を出す。郵便
ホストシステム30では、料金演算部23cが受け取っ
たデータから所定の郵便料金を算出し、その結果を利用
者装置20に返す。郵便料金を受け取った利用者装置2
0は、その郵便料金に基づいて電子切手情報を作成す
る。
【0116】次に、本発明の第2の実施の形態の電子郵
便物システムについて図9を用いて説明する。図9は、
本発明の第2の実施の形態の電子郵便物システムの一部
の構成概略図である。
【0117】本実施の形態の電子郵便物システム1は、
電子切手作成部23が、郵便情報記憶部22に記憶され
た複数の宛先情報AI及び文書情報TIに対して、切手
バリュー要求部21において受信した切手バリューSV
から当該切手バリューSVの情報を含んだ1つの電子切
手情報SIを作成するようになっている。
【0118】また、郵便情報送信部24は、電子切手作
成部23において作成された1つの電子切手情報SIと
郵便情報記憶部22に記憶された対応する複数の宛先情
報AI及び文書情報TIとを融合して送るようになって
いる。
【0119】また印刷部32は、図9に示すように、複
数の印刷装置32aと、郵便情報送信部24から送られ
る宛先情報AIに基づいて印刷装置32aを特定する印
刷分配部32dと、を有しており、印刷分配部32d
は、検査部31によって電子切手情報SIの正当性が確
認された場合に、当該電子切手情報SIと融合して送ら
れた複数の宛先情報AI及び文書情報TIを、各宛先情
報AIに基づいて対応する印刷装置32aに分配するよ
うになっている。
【0120】宛先情報AI及び文書情報TIが分配され
た印刷装置32aは、当該宛先情報AI及び文書情報T
Iに基づいて、配送郵便物を作成するようになっている
その他の構成は、図1乃至図8に示す第1の実施の形態
と同様の構成である。第2の実施の形態において、図1
乃至図8に示す第1の実施の形態と同一の部分には同一
の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0121】第1の実施の形態では、複数の宛先に対
し、電子切手は一つという想定であった。この場合、利
用者から送られた電子郵便物は、郵便ホストシステム3
0の検査部31に検査され、印刷部32で印刷され、そ
の後印刷された郵便物が、それぞれの宛先の配達局へ配
送される。
【0122】そこで本実施の形態では、郵便ホストシス
テム30の検査部31が電子切手情報の正当性を検査
し、検査結果が正しいと判断された場合は、確かに郵便
料金が納入されたことを示す納入コード等を付加して、
各宛先の配達局へデータのままで伝送し、配達局の側に
印刷装置32aを設けて、当該印刷装置32aにおいて
文書情報TIと宛先情報AIを印刷すると共に、郵便料
金が納入されたことを示す証印を印刷して郵便物を作成
して配達する。
【0123】本実施の形態によれば、配達局への郵便物
の配送手続が不要となるため、コストが低減される他、
各宛先に配達されるまでの期間も短く出来る。
【0124】次に、本発明の第3の実施の形態の電子郵
便物システムについて図10を用いて説明する。図10
は、本発明の第3の実施の形態の電子郵便物システムの
一部の構成概略図である。
【0125】図10に示すように、本実施の形態の電子
郵便物システム1は、電子切手作成部23が、郵便情報
記憶部22に記憶された各宛先情報AI及び文書情報T
Iに対して、切手バリュー要求部21において受信した
切手バリューSVから当該切手バリューSVの情報を含
んだ電子切手情報SIをそれぞれ作成するようになって
いる。
【0126】また、郵便情報送信部24は、電子切手作
成部23において作成された各電子切手情報SIと郵便
情報記憶部22に記憶された対応する各宛先情報AI及
び文書情報TIとをそれぞれ融合して送るようになって
いる。
【0127】検査部31は、複数の検査装置31aと、
郵便情報送信部24から送られる宛先情報AIに基づい
て検査装置31aを特定する検査分配部31dとを有し
ている。
【0128】印刷部32は、検査装置31aの各々に対
応して設けられている。
【0129】その他の構成は、図1乃至図8に示す第1
の実施の形態と同様の構成である。第2の実施の形態に
おいて、図1乃至図8に示す第1の実施の形態と同一の
部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0130】本実施の形態によれば、検査装置31aと
印刷部32とを配達局に設置することにより、各配達局
において電子切手情報SIの検査、印刷を行うことがで
きるため、1つの検査部31で電子切手情報SIの検査
を行う場合に比べて負荷が分散し、結果的にシステム全
体の処理効率を向上させることができる。
【0131】
【発明の効果】本発明によれば、郵便料金として郵便物
に貼付されていた切手が電子化されると共に、利用者が
作成した文書内容のデータ自体を送信することにより、
郵便局間の配送の手間及びコストが低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子郵便物システムの第1の実施の形
態を示す構成概略図。
【図2】図1の利用者装置を示す構成概略図。
【図3】図1の電子郵便物システムの作用の流れを示す
図。
【図4】図1の電子郵便物システムにおける切手バリュ
ー発行の流れを示す図。
【図5】図1の電子郵便物システムにおける電子郵便物
生成の流れを示す図。
【図6】図1の電子郵便物システムにおける料金不足時
の処理の流れを示す図。
【図7】図1の電子郵便物システムにおける切手バリュ
ー再発行の流れを示す図。
【図8】図1の利用者装置の作用の流れを示す図。
【図9】本発明の電子郵便物システムの第2の実施の形
態の一部を示す構成概略図。
【図10】本発明の電子郵便物システムの第3の実施の
形態の一部を示す構成概略図。
【図11】図4の処理フローに対応する具体的なプロト
コルの例を示す図。
【図12】図5の処理フローに対応する具体的なプロト
コルの例を示す図。
【図13】図6の処理フローに対応する具体的なプロト
コルの例を示す図。
【図14】図7の処理フローに対応する具体的なプロト
コルの例を示す図。
【図15】従来の郵便システムを説明する図。
【符号の説明】
1 電子郵便物システム 10 切手バリュー発行装置 11 切手バリュー発行部 12 発行記憶部 13 登録部 14 照合部 15 乱数発行部 16 乱数照合部 20 利用者装置 21 切手バリュー要求部 22 郵便情報記憶部 23 電子切手作成部 23a 作成本体部 23b 残高演算部 23c 料金演算部 24 郵便情報送信部 30 郵便ホストシステム 31 検査部 31a 検査装置 31d 検査分配装置 32 印刷部 32a 印刷装置 32d 印刷分配装置 40 決済金融機関ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 才 所 敏 明 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 Fターム(参考) 5B049 AA05 BB33 BB46 CC21 CC39 DD04 EE03 EE09 EE10 EE23 EE25 FF02 FF08 GG04 GG07 GG10 5J104 AA07 AA08 KA01 KA05 LA03 NA05 NA35 PA00 PA07 PA11

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】切手バリュー要求信号に応じて切手バリュ
    ーを発行する切手バリュー発行部と、 切手バリュー発行部による切手バリュー発行情報を記憶
    する発行記憶部と、を有する切手バリュー発行装置と、 切手バリュー発行装置に接続され、切手バリュー発行部
    に切手バリュー要求信号を送ると共に、切手バリュー発
    行部から発行される切手バリューを受信する切手バリュ
    ー要求部と、 宛先情報及び文書情報を記憶する郵便情報記憶部と、 郵便情報記憶部に記憶された宛先情報及び文書情報に基
    づいて、切手バリュー要求部において受信した切手バリ
    ューから当該切手バリューを特定できる情報を含んだ電
    子切手情報を作成する電子切手作成部と、 電子切手作成部において作成された電子切手情報と郵便
    情報記憶部に記憶された宛先情報及び文書情報とを融合
    して送る郵便情報送信部と、を有する利用者装置と、 発行記憶部と郵便情報送信部とに接続され、郵便情報送
    信部から送られる電子切手情報と発行記憶部に記憶され
    た切手バリュー発行情報とを照合して、電子切手情報の
    正当性を確認する検査部と、 検査部に接続され、検査部によって電子切手情報の正当
    性が確認された場合に、当該電子切手情報と融合して送
    られた宛先情報及び文書情報に基づいて配送郵便物を作
    成する印刷部と、を有する郵便ホストシステムと、を備
    えたことを特徴とする電子郵便物システム。
  2. 【請求項2】切手バリュー要求信号は、利用者情報を含
    んでおり、 切手バリュー発行装置は、利用者情報を記憶する登録部
    と、登録部に記憶された利用者情報と切手バリュー要求
    信号の利用者情報とを照合する照合部と、を更に有し、 切手バリュー発行部は、照合部によって利用者の正当性
    が確認された場合にのみ切手バリューを発行するように
    なっていることを特徴とする請求項1に記載の電子郵便
    物システム。
  3. 【請求項3】切手バリュー発行装置は、利用者が利用し
    ている決済金融機関のネットワークに接続されており、
    切手バリュー発行部による切手バリューの発行の際に当
    該切手バリューの発行に関する費用精算が可能となって
    いることを特徴とする請求項2に記載の電子郵便物シス
    テム。
  4. 【請求項4】切手バリュー発行装置は、発行乱数要求信
    号に応じて発行乱数を発行する乱数発行部と、切手バリ
    ュー要求信号と共に返送される発行乱数の正当性を確認
    する乱数照合部を有し、 切手バリュー要求部は、切手バリュー要求信号に先だっ
    て発行乱数要求信号を乱数発行部に送り、乱数発行部か
    ら送られる発行乱数を受信し、切手バリュー要求信号を
    送る際に当該発行乱数を併せて返送するようになってお
    り、 切手バリュー発行部は、乱数照合部によって発行乱数の
    正当性が確認された場合にのみ切手バリューを発行する
    ようになっていることを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれかに記載の電子郵便物システム。
  5. 【請求項5】切手バリュー発行部は、切手バリューを署
    名情報として発行するようになっており、 切手バリュー要求部は、受信した署名情報としての切手
    バリューを検証するようになっていることを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれかに記載の電子郵便物システ
    ム。
  6. 【請求項6】利用者装置は、 コンピュータ装置と、 当該コンピュータ装置と共に、切手バリュー要求部と、
    郵便情報記憶部と、電子切手作成部と、郵便情報送信部
    とを実現する記憶媒体と、を有していることを特徴とす
    る請求項1乃至5のいずれかに記載の電子郵便物システ
    ム。
  7. 【請求項7】秘密情報は、記憶媒体内で処理されるよう
    になっていることを特徴とする請求項6に記載の電子郵
    便物システム。
  8. 【請求項8】電子切手作成部は、郵便情報記憶部に記憶
    された複数の宛先情報及び文書情報に対して、切手バリ
    ュー要求部において受信した切手バリューから当該切手
    バリューの情報を含んだ1つの電子切手情報を作成する
    ようになっており、 郵便情報送信部は、電子切手作成部において作成された
    1つの電子切手情報と郵便情報記憶部に記憶された対応
    する複数の宛先情報及び文書情報とを融合して送るよう
    になっており、 印刷部は、複数の印刷装置と、郵便情報送信部から送ら
    れる宛先情報に基づいて印刷装置を特定する印刷分配部
    と、を有しており、 印刷分配部は、検査部によって電子切手情報の正当性が
    確認された場合に、当該電子切手情報と融合して送られ
    た複数の宛先情報及び文書情報を、各宛先情報に基づい
    て対応する印刷装置に分配するようになっており、 宛先情報及び文書情報が分配された印刷装置は、当該宛
    先情報及び文書情報に基づいて配送郵便物を作成するよ
    うになっていることを特徴とする請求項1乃至7のいず
    れかに記載の電子郵便物システム。
  9. 【請求項9】電子切手作成部は、郵便情報記憶部に記憶
    された各宛先情報及び文書情報に対して、切手バリュー
    要求部において受信した切手バリューから当該切手バリ
    ューの情報を含んだ電子切手情報をそれぞれ作成するよ
    うになっており、 郵便情報送信部は、電子切手作成部において作成された
    各電子切手情報と郵便情報記憶部に記憶された対応する
    各宛先情報及び文書情報とをそれぞれ融合して送るよう
    になっており、 検査部は、複数の検査装置と、郵便情報送信部から送ら
    れる宛先情報に基づいて検査装置を特定する検査分配部
    と、を有しており、 印刷部は、検査装置の各々に対応して設けられているこ
    とを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の電子
    郵便物システム。
  10. 【請求項10】電子切手作成部は、 宛先情報及び文書情報に基づいて決定される料金に相当
    する電子切手情報を作成する作成本体部と、 切手バリューから、作成本体部で作成した電子切手情報
    に相当する料金を差し引いて、残高の切手バリューを演
    算する残高演算部と、を有していることを特徴とする請
    求項1乃至9のいずれかに記載の電子郵便物システム。
  11. 【請求項11】作成本体部は、郵便情報記憶部に記憶さ
    れた宛先情報及び文書情報に基づいて、対応する料金を
    演算する料金演算部に接続されていることを特徴とする
    請求項10に記載の電子郵便物システム。
  12. 【請求項12】切手バリュー要求信号は、購入金額と、
    残高の切手バリューに関する情報とを含んでおり、 切手バリュー発行部は、切手バリュー要求信号に応じ
    て、購入金額と残高の切手バリューとの合計金額に相当
    する新たな切手バリューを発行するようになっており、 利用者装置の残高の切手バリューは、切手バリュー要求
    部によって新たな切手バリューを受信した時に当該新た
    な切手バリューに上書きされるようになっている、こと
    を特徴とする請求項10または11に記載の電子郵便物
    システム。
  13. 【請求項13】切手バリュー要求信号に応じて切手バリ
    ューを発行する切手バリュー発行部と、 切手バリュー発行部による切手バリュー発行情報を記憶
    する発行記憶部と、を有する切手バリュー発行装置と、 切手バリュー発行装置に接続され、切手バリュー発行部
    に切手バリュー要求信号を送ると共に、切手バリュー発
    行部から発行される切手バリューを受信する切手バリュ
    ー要求部と、 宛先情報及び文書情報を記憶する郵便情報記憶部と、 郵便情報記憶部に記憶された宛先情報及び文書情報に基
    づいて、切手バリュー要求部において受信した切手バリ
    ューから当該切手バリューを特定できる情報を含んだ電
    子切手情報を作成する電子切手作成部と、 電子切手作成部において作成された電子切手情報と郵便
    情報記憶部に記憶された宛先情報及び文書情報とを融合
    して送る郵便情報送信部と、を有する利用者装置と、 発行記憶部と郵便情報送信部とに接続され、郵便情報送
    信部から送られる電子切手情報と発行記憶部に記憶され
    た切手バリュー発行情報とを照合して、電子切手情報の
    正当性を確認する検査部と、 検査部に接続され、検査部によって電子切手情報の正当
    性が確認された場合に、当該電子切手情報と融合して送
    られた宛先情報及び文書情報に基づいて配送郵便物を作
    成する印刷部と、を有する郵便ホストシステムと、を備
    えたことを特徴とする電子郵便物システムを構築するプ
    ログラムを記憶する記憶媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008513857A (ja) * 2004-09-21 2008-05-01 ドイチェ ポスト アーゲー 郵便物の料金納付のための方法と装置
WO2017150825A1 (ko) * 2016-02-29 2017-09-08 이영진 우표 카드를 이용한 우표 발행 시스템 및 이의 실행 방법

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