JP2001052015A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム格納媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム格納媒体

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JP2001052015A
JP2001052015A JP11225649A JP22564999A JP2001052015A JP 2001052015 A JP2001052015 A JP 2001052015A JP 11225649 A JP11225649 A JP 11225649A JP 22564999 A JP22564999 A JP 22564999A JP 2001052015 A JP2001052015 A JP 2001052015A
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character string
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cpu
display screen
personal
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Masahiro Fujiwara
雅宏 藤原
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ユーザによる簡単な操作だけで文字
列の情報からユーザ所望の登録情報を自動的に検索して
表示するようにする。 【解決手段】本発明は、表示画面上で指定された画像中
の文字列を抽出する文字列抽出手段と、当該文字列抽出
手段で抽出された文字列を解析することにより文字列が
表す情報の種類を判別すると共に文字列の情報を取り込
む文字列解析手段と、文字列が表す情報の種類が個人に
関する何らかの個人情報であると判別したとき、文字列
の情報と所定の個人情報管理アプリケーションソフトウ
ェアとの連携処理によって文字列の情報に該当する予め
登録済みの個人登録情報を検索して表示画面上に表示
し、文字列の情報が日時情報であると判別したとき、連
携処理によって文字列の情報に該当する予め登録済みの
予定登録情報を検索して表示画面上に表示する連携処理
手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置、情報
処理方法及びプログラム格納媒体に関し、例えばパーソ
ナルコンピュータに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ(以下、
これをコンピュータ装置と呼ぶ)は内部のハードディス
クに格納された例えばウィンドウズ98(商標)等のO
S(Operating System)に基づいてシステム全体を管理し
ており、当該OSを介してアプリケーションソフトウェ
ア(以下、これをアプリケーションと呼ぶ)を起動させ
ることにより所望の処理を実行するようになされてい
る。
【0003】このようなコンピュータ装置のOSにおい
ては、ユーザの使い勝手の向上のために種々様々なユー
ザインターフェースが開発されており、例えば所定の情
報やプログラムが格納されているファイルの拡張子(.C
OMや.DOC等)に対して、当該ファイルを参照するために
必要なアプリケーションを関連付けることにより、ファ
イルを単位としたデータ及びアプリケーション間の連携
や、データのアプリケーションへの埋め込みが実現され
ている。
【0004】また最近では、文字列抽出システム (特開
平09-305351)と呼ばれるプログラムを一部に含んだアプ
リケーションが提案されており、当該アプリケーション
を用いた場合にはファイル内のテキストデータのうち所
望の文字列(例えば英単語)が画面上のカーソルで指定
されると、前後のスペースやピリオド等の終端文字で挟
まれた部分を指定された英単語として抽出し、辞書アプ
リケーションによってその英単語の意味を検索してカー
ソル近傍に表示することが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる構成の
コンピュータ装置においては、ファイルを単位としたデ
ータ及びアプリケーション間の連携を行うことはできる
が、ファイルを構成しているテキストデータのうち指定
された文字列が表す情報の種類(例えば住所、電話番号
又は電子メールアドレス等)を判別することはできず、
このため情報の種類毎にそれぞれ関連したアプリケーシ
ョンと文字列の情報とを連携させることは困難であっ
た。
【0006】また文字列抽出システムを一部に含んだア
プリケーションを搭載したコンピュータ装置において
は、ファイルを構成しているテキストデータのうち英単
語を文字列として抽出し、当該抽出した文字列に対して
予め関連付けられた辞書アプリケーションを連携させて
英単語の意味を検索することはできるが、文字列が表す
情報の種類を判別することはできず、この場合も関連し
たアプリケーションと文字列の情報とを連携させること
は困難であった。
【0007】このためコンピュータ装置では、文字列が
例えば住所、電話番号又は電子メールアドレス等の個人
情報や、個人の予定に関する日付及び時刻等の日時情報
であったときでも、文字列が表す情報の種類を判別し得
ないために、関連した個人情報管理アプリケーションと
個人情報又は日時情報情報とを連携させることが困難で
あり、これにより個人情報や日時情報を基に予め登録さ
れているユーザ所望の登録情報を検索し得ないという問
題があった。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、ユーザによる簡単な操作だけで文字列の情報からユ
ーザ所望の登録情報を自動的に検索して表示し得る操作
性の優れた情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
格納媒体を提案しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明において情報処理装置は、表示画面上で指定さ
れた画像中の文字列を抽出する文字列抽出手段と、当該
文字列抽出手段で抽出された文字列を解析することによ
り文字列が表す情報の種類を判別すると共に文字列の情
報を取り込む文字列解析手段と、文字列が表す情報の種
類が個人に関する何らかの個人情報であると判別したと
き、文字列の情報と所定の個人情報管理アプリケーショ
ンソフトウェアとの連携処理によって文字列の情報に該
当する予め登録済みの個人登録情報を検索して表示画面
上に表示し、文字列の情報が日時情報であると判別した
とき、連携処理によって文字列の情報に該当する予め登
録済みの予定登録情報を検索して表示画面上に表示する
連携処理手段とを設けることにより、ユーザによる文字
列の指定操作だけで、指定された文字列の種類が個人情
報であるときには個人登録情報を自動的に検索して表示
し得ると共に、日時情報であるときには予定登録情報を
自動的に検索して表示し得る。
【0010】また本発明において情報処理方法は、表示
画面上で指定された画像中の文字列を抽出する文字列抽
出ステップと、当該文字列抽出ステップで抽出された文
字列を解析することにより文字列が表す情報の種類を判
別すると共に、文字列の情報を取り込む文字列解析ステ
ップと、文字列が表す情報の種類が個人に関する何らか
の個人情報であると判別したとき、文字列の情報と所定
の個人情報管理アプリケーションソフトウェアとの連携
処理によって文字列の情報に該当する予め登録済みの個
人登録情報を検索して表示画面上に表示し、文字列の情
報が日時情報であると判別したとき、連携処理によって
文字列の情報に該当する予め登録済みの予定登録情報を
検索して表示画面上に表示する連携処理ステップとを設
けることにより、ユーザによる文字列の指定操作だけ
で、指定された文字列の種類が個人情報であるときには
個人登録情報を自動的に検索して表示し得ると共に、日
時情報であるときには予定登録情報を自動的に検索して
表示し得る。
【0011】さらに本発明においてプログラム格納媒体
は、表示画面上で指定された画像中の文字列を抽出する
文字列抽出ステップと、当該文字列抽出ステップで抽出
された文字列を解析することにより文字列が表す情報の
種類を判別すると共に、文字列の情報を取り込む文字列
解析ステップと、文字列が表す情報の種類が個人に関す
る何らかの個人情報であると判別したとき、文字列が表
す情報と所定の個人情報管理アプリケーションソフトウ
ェアとの連携処理によって文字列の情報に該当する予め
登録済みの個人登録情報を検索して表示画面上に表示
し、文字列の情報が日時情報であると判別したとき、連
携処理によって文字列の情報に該当する予め登録済みの
予定登録情報を検索して表示画面上に表示する連携処理
ステップとからなるプログラムを情報処理装置に実行さ
せることにより、ユーザによる文字列の指定操作だけ
で、指定された文字列の種類が個人情報であるときには
個人登録情報を自動的に検索して表示し得ると共に、日
時情報であるときには予定登録情報を自動的に検索して
表示し得る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0013】(1)コンピュータ装置の外観構成 図1において、1は全体として本発明の情報処理装置を
構成する携帯型パーソナルコンピュータ装置(以下、こ
れをコンピュータ装置と呼ぶ)を示し、この場合B5サ
イズ以下の持ち運び易いノートブック型パーソナルコン
ピュータである。
【0014】このコンピュータ装置1は、本体2と当該
本体2に対して開閉自在に取り付けられた表示部3とに
よって構成されている。本体2には、上面に各種文字や
記号及び数字等を入力する複数の操作キー4、表示部3
に表示されるカーソルを移動するときに操作するスティ
ック式ポインティングデバイス5、内蔵スピーカ6、表
示部3に設けられたCCD(Charge Coupled Device) カ
メラ23によって画像を撮像するときに操作するシャッ
タボタン7が設けられている。
【0015】表示部3の正面には、LCD(Liquid Crys
tal Display)でなる液晶ディスプレイ21が設けられて
おり、正面の中央上端部にCCDカメラ23を備えた撮
像部22が表示部3に対して回動自在に取り付けられて
いる。
【0016】すなわち撮像部22は、表示部3の正面方
向及び背面方向との間の180度の角度範囲内で回動し
て任意の位置に位置決めし得るようになされている。ま
た撮像部22には、図2に示すようにCCDカメラ23
のフォーカス調整を行う調整リング25が設けられてお
り、CCDカメラ23によって撮像対象を撮像する際の
ピント調整を調整リング25の回転動作によって容易に
実行し得るようになされている。
【0017】また表示部3(図1)の正面には、撮像部
22の左隣にマイクロフォン24が設けられており、当
該マイクロフォン24を介して表示部3の背面側(図
5)からも集音し得るようになされている。
【0018】また表示部3における正面の中央下端部に
は、LED(Light Emitting Diode)でなる電源ランプP
L、電池ランプBL、メッセージランプML及びその他
の種々の用途に対応した複数のランプが設けられてい
る。
【0019】さらに表示部3の正面上端部には、マイク
ロフォン24の左隣にツメ13が設けられると共に、当
該ツメ13と対応する本体2の所定位置に孔部8が設け
られており、表示部3を本体2に閉塞した状態でツメ1
3が孔部8に嵌合されてロックするようになされてい
る。
【0020】本体2の正面には、図2に示すようにスラ
イドレバー9が設けられており、当該スライドレバー9
をスライドすることにより、孔部8に嵌合されたツメ1
3のロックを解除して表示部3を本体2に対して展開し
得るようになされている。
【0021】また本体2の正面には、1回のボタン操作
で電源オンから所定のアプリケーションソフトウェア
(以下、これを単にアプリケーションと呼ぶ)を立ち上
げて予め設定しておいた一連の動作を自動的に実行する
ためのプログラマブルパワーキー(PPKキー)10が
左端部に設けられると共に、右端部に複数の吸気孔11
が設けられている。
【0022】本体2の左側面には、図3に示すようにス
ライド式の電源スイッチ40、4ピン対応のIEEE(I
nstitute of Electrical and Electronics Engineers)
1394端子41、USB(Universal Serial Bus)端子
42、マイクロフォン用入力端子43、ヘッドフォン端
子44及びIrDA(Infrared Data Association) 準拠
の赤外線ポート45が設けられている。
【0023】本体2の右側面には、図4に示すように排
気孔12が設けられており、当該排気孔12の右隣には
PCMCIA(Personal Computer Memory Card Interna
tional Association) カード(以下、これをPCカード
と呼ぶ)を挿入するためのPCカードスロット13が設
けられている。
【0024】また本体2の下面には、図5に示すように
増設メモリを取り付けるための開口部を被覆する蓋26
が取り付けられると共に、当該蓋26のロック用ツメを
外すためのピン挿入用孔48が設けられている。
【0025】(2)コンピュータ装置の回路構成 図6に示すように本体2においては、起動シーケンス制
御部83のPCI(Peripheral Component Interconnec
t) バス51に、CPU(Central Processing Unit) 5
2、PC(Personal Computer) カードスロット53、R
AM(Random Access Memory)54、表示部3の液晶ディ
スプレイ21に表示する画像を生成するためのグラフィ
ックス処理回路55及び他のコンピュータ装置や外部機
器と接続してディジタルデータを取り込むためのIEE
E1394端子41に直結されたIEEE1394イン
ターフェース56が接続されている。
【0026】CPU52は、本体2における各種機能を
統括的に制御するコントローラであり、RAM54にロ
ードされた各種プログラムやアプリケーションを実行す
ることにより各種機能を実行し得るようになされてい
る。
【0027】PCIバス51は、ISA(Industrial St
andard Architecture)バス59に接続されており、当該
ISAバス59にはハードディスクドライブ60、I/
O(In/Out)コントローラ61、キーボードコントローラ
62、ポインティングデバイスコントローラ63、サウ
ンドチップ64、LCDコントローラ65、モデム66
及びUSBインターフェース67が接続されている。
【0028】ここでキーボードコントローラ62は、操
作キー4(図1)の押下に応じた制御信号の入力をコン
トロールし、ポインティングデバイスコントローラ63
はスティック式ポインティングデバイス5(図1)のス
ティック操作に応じた制御信号の入力をコントロールす
る。
【0029】またサウンドチップ64は、マイクロフォ
ン24(図1)からの音声信号の取り込みや、内蔵スピ
ーカ6(図1)に対する音声信号の供給を行う。モデム
66は、公衆電話回線90、インターネットサービスプ
ロバイダ(以下、これをプロバイダと呼ぶ)91を介し
てインターネット92やメールボックス93Aを有する
メールサーバ93に接続する。なおUSBインターフェ
ース67は、USB端子42に接続されており、USB
マウスやフロッピーディスクドライブ等の周辺機器を接
続するようになされている。
【0030】ハードディスクドライブ60には、CCD
カメラ23を介して静止画像を取り込むためのキャプチ
ャーソフトウェア60A、個人の住所、郵便番号、電話
番号、その他種々の個人情報の管理や予定表の管理を行
う個人情報管理アプリケーション60B、Windows98(商
標) でなるOS(Operating System)60Cや他の各種ア
プリケーション(図示せず)及び種々のデータベースが
格納されており、必要に応じてCPU52によって読み
出されてRAM54にロードされる。
【0031】I/Oコントローラ61は、I/Oインタ
ーフェース69、CPU70、EEPROM(Electrica
lly Erasable and Programmable Read Only Memory) で
なるROM(Read Only Memory)71及びRAM72が相
互に接続されており、RTC(Real-Time Clock) 81か
ら現在時刻が常時供給されている。
【0032】I/Oコントローラ61のROM71に
は、BIOS(Basic Input/Output Sustem) 73、ウェ
イクアッププログラム74、キー入力監視プログラム7
5及びLED制御プログラム76が格納されると共に、
RAM72にはキー入力ステイタスレジスタ77、設定
時刻レジスタ78、LED制御レジスタ79及びキー対
応アプリケーションレジスタ80が設けられている。
【0033】RAM72に格納されているキー入力ステ
イタスレジスタ77は、操作キーフラグを格納し得るよ
うになされており、CPU70はキー入力監視プログラ
ム75に基づいてワンタッチ操作用のPPKキー10
(図2)が押下されたか否かを監視し、当該PPKキー
10が押下されるとキー入力ステイタスレジスタ77に
操作キーフラグを格納する。
【0034】また設定時刻レジスタ78は、ユーザが予
め任意に設定した開始時刻等の時間情報を格納し得るよ
うになされており、CPU70はウェイクアッププログ
ラム74に基づいてRTC81から与えられる現在時刻
が任意に設定した開始時刻になったか否かを検出し、現
在時刻が開始時刻になると所定の処理を実行する。
【0035】さらにキー対応アプリケーションレジスタ
80は、PPKキー10や予め設定された操作キー4の
組み合わせに対応して、PPKキー10や複数の組み合
わせでなる操作キー4と起動すべきアプリケーションと
の対応関係を記憶しており、CPU70はPPKキー1
0や予め設定された組み合わせの操作キー4が押下され
たときに、対応するアプリケーションを立ち上げるため
の制御データをISAバス59及びPCIバス51を順
次介してCPU52に送出し、当該CPU52によって
制御データに応じたアプリケーションを立ち上げる。
【0036】またLED制御レジスタ79は、キー対応
アプリケーションレジスタ80に記憶している対応関係
のアプリケーションが立ち上げられると開始フラグを格
納し、CPU70はLED制御プログラム76に基づい
てLED制御レジスタ79に開始フラグが格納されてい
ることを検出すると、メッセージランプMLを点灯す
る。
【0037】なおLED制御レジスタ79は、電源スイ
ッチ40が押下されると電源フラグを格納し、バッテリ
から供給される電源電圧で本体2が動作するときには電
池フラグを格納する。従ってCPU70は、LED制御
プログラム76に基づいて電源フラグ又は電池フラグが
格納されていることを検出すると、電源ランプPL及び
電池ランプBLを点灯する。
【0038】ここでI/Oコントローラ61には、バッ
クアップ用のバッテリ82が接続されており、これによ
り本体2の電源スイッチ40がオフで図示しない電源か
ら電力の供給がなされていない状態でも、RAM72の
キー入力ステイタスレジスタ77、設定時刻レジスタ7
8、LED制御レジスタ79及びキー対応アプリケーシ
ョンレジスタ80の各データを保持するようになされて
いる。
【0039】またI/Oコントローラ61に接続された
反転スイッチ88は、撮像部22(図1)が表示部3の
液晶ディスプレイ21の反対側を撮像する方向に180
度回転されたときオンされ、その状態をCPU70に通
知する。またPPKキー10も、反転スイッチ88が押
下されたときと同様に、その状態をCPU70に通知す
る。
【0040】さらに半押しスイッチ86は、本体2の上
面に設けられたシャッタボタン7が半押し状態にされた
ときオンしてその状態をI/Oコントローラ61のCP
U70に通知し、全押しスイッチ87はシャッタボタン
7が全押し状態にされたときオンしてその状態をI/O
コントローラ61のCPU70に通知するようになされ
ている。
【0041】すなわちI/Oコントローラ61のCPU
70は、ハードディスクドライブ60のハードディスク
からキャプチャーソフトウェア60Aを読み出してRA
M54上に立ち上げた状態で、ユーザによってシャッタ
ボタン7が半押し状態にされると静止画像モードに入
り、CCDカメラ23を制御して静止画像のフリーズを
実行し、全押し状態にされるとフリーズされた静止画像
データを取り込み、データ処理部85に送出する。
【0042】これに対してI/Oコントローラ61のC
PU70は、キャプチャーソフトウェア60Aを立ち上
げない状態で動画像モードに入ると、最大60秒程度ま
での動画像を取り込み、データ処理部85に送出する。
【0043】またI/Oコントローラ61は、PCIバ
ス51に接続されているグラフィックス処理回路55を
制御するようになされており、CCDカメラ23によっ
て取り込まれた静止画又は動画でなる画像データをデー
タ処理部85によって所定のデータ処理を施した後にグ
ラフィックス処理回路55に入力する。
【0044】グラフィックス処理回路55は、供給され
た画像データを内蔵のVRAM(Video Random Access M
emory)55Aに格納して適宜読み出した後LCDコント
ローラ65に送出し、必要に応じてハードディスクドラ
イブ60に格納する。
【0045】LCDコントローラ65は、表示部3のバ
ックライト84を制御して液晶ディスプレイ21の後方
から照明すると共に、グラフィックス処理回路55から
供給された画像データを液晶ディスプレイ21に出力し
て表示させるようになされている。
【0046】さらにPCIバス51に接続されているP
Cカードスロット13は、オプション機能を追加すると
きにPCカード57が装着され、当該PCカード57を
介してCPU52とデータを授受するようになされてい
る。
【0047】(3)文字列解析連携システムの構成 ここでハードディスクドライブ60のハードディスクに
格納され、起動時にRAM54へロードされるOSは、
各種システム機能を呼び出すためのシステム関数群から
なるAPI(Application Program Interface) を備えて
おり、CPU52によりAPIを介してOS上でアプリ
ケーションを起動することにより、液晶ディスプレイ2
1にアプリケーション画面を表示する。
【0048】また、OS上で立ち上げられた複数の各種
アプリケーションが互いに連携動作することによって文
字列解析連携システム(後述する)が構築されるように
なされており、当該文字列解析連携システムでは各種ア
プリケーション間でデータを授受して連携動作すること
によって文字列解析連携機能を有するようになされてい
る。
【0049】従って、CPU52は文字列解析連携シス
テムにおける各種アプリケーションに応じた処理を行う
ことにより、ユーザが注目する文字列を抽出し、当該抽
出した文字列が表す情報の種類(例えば、抽出した文字
列が住所、氏名、電話番号及び郵便番号等の個人情報の
いずれか、又は個人の予定を日付及び時刻で管理する際
に用いられる日時情報であるか)を判別すると共に、当
該判別した文字列の情報そのもの(住所、氏名、電話番
号、郵便番号又は日時情報)を求め、これを判別した情
報の種類に対応した個人情報管理アプリケーション60
Bと連携して処理するようになされている。次に、この
文字列解析連携システムの構成について説明する。
【0050】図7に示すように、文字列解析連携システ
ム100において文字列読取部104、文字列取込部1
01、文字列解析部102、解析結果表示部103、デ
ィスパッチ部105及び連携処理部106は、OS上で
各々並列に動作する各種アプリケーションによって構成
されている。
【0051】すなわち、文字列解析連携システム100
では各アプリケーション毎のモジュールを便宜上、文字
列読取部104、文字列取込部101〜解析結果表示部
103及びディスパッチ部105、連携処理部106に
それぞれ分けて説明しており、各モジュール毎の処理に
ついては全てCPU52が行っている。
【0052】従って文字列読取部104においては、画
像中の文字列をテキストデータとして読み取るためのサ
イバークリップ(商標)と呼ばれる文字列読取アプリケ
ーション301に従って、所定の文字列読取処理をCP
U52により実行する。
【0053】また文字列取込部101〜解析結果表示部
103及びディスパッチ部105においては、アドレス
キャッチャ(商標)と呼ばれる文字列解析供給アプリケ
ーション302に従って、文字列読取部104で読み取
った文字列の取り込み、当該取り込んだ文字列の解析、
当該解析結果の表示、及び個人情報管理アプリケーショ
ン60Bに対する解析結果(種類ID及び文字列データ
D2)の供給をCPU52により行う。
【0054】さらに連携処理部106においては、個人
情報管理アプリケーション60Bに従って文字列データ
D2を用いた所定の処理をCPU52により実行し、そ
の処理結果を液晶ディスプレイ21に表示するようにな
されている。
【0055】実際上、文字列解析連携システム100は
まず文字列読取部104において、CCDカメラ23で
撮像した画像中の文字列をCPU52によって読み取
る。
【0056】そして文字列取込部101においては、読
み取った文字列がユーザによりカーソルで指定される
と、当該指定された文字列を文字列D1としてCPU5
2によって取り込み、文字列解析部102に送出する。
ここで文字列読取部104における文字列の具体的な読
取方法及び文字列取込部101による文字列の具体的な
取込方法については後述する。
【0057】文字列解析部102においては、例えば住
所データベース、氏名データベース、電話番号データベ
ース及び郵便番号データベースや日時情報データベース
等の種々のデータベースによって構成される解析用デー
タベース102Aと接続されており、文字列取込部10
1から供給された文字列D1と解析用データベース10
2Aから読み出したデータとをCPU52によって比較
参照する。
【0058】これにより文字列解析部102において
は、供給された文字列D1が表す情報の種類(住所、氏
名、電話番号及び郵便番号のいずれかを表す個人情報、
又は個人の予定管理用の日時情報であるか)をCPU5
2によって判別し、当該判別した種類に対応した種類I
Dを生成した後、文字列D1が表す情報そのものを文字
列データD2(個人情報又は日時情報)として抽出し、
種類ID及び文字列データD2を解析結果表示部103
に送出する。
【0059】解析結果表示部103においては、文字列
解析部102から供給された種類ID及び文字列データ
D2に基づいて、種類IDに対応した情報の種類と文字
列データD2の情報で構成される解析結果画面(後述す
る)をCPU52により生成し、これを液晶ディスプレ
イ21に表示することにより、文字列D1が表す情報の
種類をユーザに対して認識させ得るようになされてい
る。
【0060】そして解析結果表示部103においては、
解析結果画面の中に表示されている検索実行ボタン(後
述する)がユーザによってクリックされたとき、保持し
ている種類ID及び文字列データD2をCPU52によ
りディスパッチ部105へ送出する。
【0061】ディスパッチ部105においては、解析結
果表示部103から供給された種類IDに関連した個人
情報管理アプリケーション60BをCPU52によって
読み出してRAM54上で立ち上げた後、種類ID及び
文字列データD2を個人情報管理アプリケーション60
Bに対して供給するようになされている。
【0062】連携処理部106においては、ディスパッ
チ部105において起動した個人情報管理アプリケーシ
ョン60Bと文字列データD2とを連携させ、個人情報
管理アプリケーション60Bに従って文字列データD2
が意味する個人情報又は日時情報にそれぞれ応じた所定
の検索処理を実行するようになされている。
【0063】(3−1)個人情報管理アプリケーション
による検索処理 実際上、図8に示すようにコンピュータ装置1では表示
部3の撮像部22(図1)を液晶ディスプレイ21の背
面方向に向け、撮像部22のCCDカメラ23(図示せ
ず)とユーザの手に保持された例えば名刺110とを対
向した状態でシャッタボタン7が押下されると名刺11
0を撮像する。なお、ここでは名刺110を用いている
が、書籍や葉書等の文字列の記入されたものであれば何
でも良い。
【0064】このときコンピュータ装置1は、CCDカ
メラ23で撮像した名刺110の画像に対して、キャプ
チャーソフトウェア60Aに基づいてデータ処理部85
(図6)、グラフィックス処理回路55及びLCDコン
トローラ65を介して所定の処理を実行した後、液晶デ
ィスプレイ21のアプリケーション画面中に図9に示す
ようなクリップ画面410をして表示する。
【0065】このクリップ画面410には、CCDカメ
ラ23で撮像中の名刺110を映すファインダ形状のフ
ァインダ表示領域411、CCDカメラ23を介して取
り込んだ文字列D1を新しい順に上から登録して表示す
る読取履歴欄412、読取モードの切換を行うオートモ
ードボタン413及びマニュアルモードボタン414が
設けられている。
【0066】クリップ画面410において、ユーザはオ
ートモードボタン413によってオートモードを選択
し、ファインダ表示領域411のほぼ中央の認識枠41
1Aの中に読み取りを希望する文字列(「03-5448-○△
△×」)をセットすると共に、調整リング25(図2)
を介してフォーカス調整を行う。
【0067】このとき文字列読取部104においては、
CPU52が文字列読取アプリケーション301に基づ
いて認識枠411Aの中にセットされた画像中の文字列
(「03-5448-○△△×」)を、例えばOCR(Optical C
haracter Reader)技術を用いて認識して読み取り、これ
を文字列D1として読取履歴欄412に登録して表示す
る。
【0068】また文字列読取部104では、CPU52
が読み取った文字列D1(「03-5448-○△△×」)を読
取履歴欄412の最上段に登録して表示する。さらに文
字列読取部104では、クリップ画面410の外にカー
ソル409が位置していた場合、CPU52によりカー
ソル409を移動して文字列D1上に自動的に位置させ
るようになされている。このときカーソル409は、文
字列D1の先頭(左端)の文字である「0」の左隣に移
動され、この状態で文字列D1上に重ねられたものとし
て認識される。
【0069】また図9のクリップ画面410において、
さらに別の文字列D1が読み取られて読取履歴欄412
の最上段に追加登録された場合、カーソル409の位置
は移動せず、直前に読み取られた文字列D1(「03-544
8-○△△×」)が最上段から1段下がって表示され、最
新の文字列D1上にカーソル409が位置することにな
る。すなわちカーソル409は、結果的に直前に読み取
られた文字列D1(「03-5448-○△△×」)に対して相
対的に移動したことになる。
【0070】因みにクリップ画面410においては、マ
ニュアルモードボタン414によってマニュアルモード
を選択することが可能であり、この場合ファインダ表示
領域411のほぼ中央の認識枠411Aをドラッグする
ことにより認識枠411Aの大きさを変更したり、認識
枠411Aの位置を変更することができる。
【0071】このようにコンピュータ装置1は、ユーザ
によって認識枠411Aの中に文字列D1がセットされ
てフォーカス調整が行われた後、この状態でロックボタ
ン415がクリックされたときに認識すべき文字列D1
を固定し、次にクリップボタン416がクリックされた
ときに文字列D1を読み取って読取履歴欄412の最上
段に登録して表示することができる。
【0072】なお、クリップ画面410の読取履歴欄4
12に表示された文字列D1を消去する場合には、消去
したい文字列D1にカーソルを合わせてデリートボタン
418をクリックすればよく、文字列D1をコピーして
使用する場合には、コピーしたい文字列D1にカーソル
を合わせてコピーボタン417をクリックすればよい。
【0073】ここで、CCDカメラ23により撮影した
名刺110の画像から文字列D1を認識して読み取るま
での文字列読取処理手順をフローチャートにまとめてみ
ると、図10に示すようにCPU52は、文字列読取部
104において文字列読取アプリケーション301に従
ってルーチンRT1の開始ステップからステップSP1
に移る。
【0074】ステップSP1においてCPU52は、ユ
ーザのシャッタボタン7の操作によりCCDカメラ23
で名刺110が撮影されると、次のステップSP2に移
る。
【0075】ステップSP2においてCPU52は、O
CR技術を用いてファインダ表示領域411の認識枠4
11Aの中にセットされた文字列D1の読取処理を実行
し、次のステップSP3に移る。
【0076】ステップSP3においてCPU52は、ス
テップSP2で文字列D1の読取処理が成功したか否か
を判定する。ここで否定結果が得られると、このことは
フォーカスが合っていないか、又は認識枠411Aの中
に正確にセットされなかったことにより、文字列D1を
読み取れなかったことを表しており、このときCPU5
2はステップSP1に戻って上述の処理を繰り返す。
【0077】これに対してステップSP3において肯定
結果が得られると、このことは名刺110を撮影した画
像の中から認識枠411Aにセットされた文字列D1の
読み取りに成功したことを示しており、このときCPU
52は次のステップSP4に移る。
【0078】ステップSP4においてCPU52は、読
み取った文字列D1をクリップ画面410における読取
履歴欄412の最上段に登録して表示し、次のステップ
SP5に移る。
【0079】ステップSP5においてCPU52は、読
取履歴欄412の最上段に登録した文字列D1上にカー
ソル409を移動し、次のステップSP6に移って文字
列読取処理手順を終了する。
【0080】ところでクリップ画面410では、読取履
歴欄412の最上段に表示された文字列D1にカーソル
409が重ねられて所定時間(例えば1秒間)以上経過
すると、文字列取込部101においてカーソル409が
重ねられている文字列D1をCPU52によって取り込
み、これを文字列解析部102に送出する。なお文字列
取込部101では、文字列D1にカーソル409が重ね
られて1秒間以上経過したときに文字列D1を取り込む
が、経過時間については1秒間に限るものではなく、設
定次第で変更し得る。
【0081】ここでOSは、文字列にカーソル409が
重ねられると、当該重ねられた部分の文字列D1がカー
ソル409で見えなくなることを防ぐために再表示を行
うが、この再表示を行うときにアプリケーションからA
PIに再度供給される文字列D1を文字列取込部101
においてCPU52が取り込むようになされている。
【0082】文字列解析部102は、文字列取込部10
1から供給された文字列D1(「03-5448-○△△×」)
と解析用データベース102Aから読み出した種々のデ
ータベースのフォーマットとをCPU52によって比較
参照することにより、文字列D1が表す情報の種類(個
人情報又は日時情報)を判別して種類IDを生成した
後、電話番号でなる文字列データD2(「03-5448-○△
△×」)を抽出し、種類ID及び文字列データD2を解
析結果表示部103に送出する。
【0083】解析結果表示部103においては、種類I
Dに対応した情報の種類及び文字列データD2の情報で
構成される解析結果画面420をCPU52により生成
し、これを図11に示すように読取履歴欄412の文字
列D1近傍に表示する。
【0084】ここで解析結果画面420には、認識結果
表示欄421に解析結果「電話番号03-5448- ○△△
×」が表示されており、これによりカーソルが重ねられ
た文字列D1が表す情報の種類が「個人情報」の“電話
番号“であり、その電話番号が「 03-5448- ○△△×」
であることをユーザに認識させる。
【0085】また解析結果画面420では、認識結果表
示欄421の解析結果に対する認識レベルを示す認識レ
ベルバー422が表示されており、この認識レベルバー
422が右側に振れるほど解析結果の確からしさが高い
ことを示し、ユーザに対して解析結果の確からしさを一
目で認識させ得るようになされている。
【0086】ここで上述のルーチンRT1の文字列読取
処理手順(図10)で読み取られた文字列D1を取り込
んで解析して表示するまでの文字列解析処理手順をフロ
ーチャートにまとめてみると、図12に示すように文字
列取込部101においてCPU52は、文字列解析供給
アプリケーション302に従ってルーチンRT2の開始
ステップから入ってステップSP11に移る。
【0087】ステップSP11においてCPU52は、
クリップ画面410の読取履歴欄412に表示された最
新の文字列D1にカーソル409が重ねられた状態で所
定時間以上経過したか否かを判定する。
【0088】ここで否定結果が得られると、このことは
文字列D1にカーソル409が重ねられた状態で所定時
間以上経過することなくカーソル409が移動されたこ
とを表しており、このときCPU52はステップSP1
1に戻り、所定時間以上経過するまで待ち受ける。
【0089】これに対してステップSP11において肯
定結果が得られると、このことは読取履歴欄412の文
字列D1にカーソル409が重ねられた状態で所定時間
以上経過したこと、すなわちカーソル409が重ねられ
た文字列D1を解析する意思がユーザにあることを表し
ており、このときCPU52は次のステップSP12に
移る。
【0090】ステップSP12においてCPU52は、
カーソル409が重ねられた文字列D1の取り込みを実
行し、次のステップSP13に移る。
【0091】ステップSP13においてCPU52は、
カーソル409が重ねられた部分に文字列D1が存在す
るか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、こ
のことはカーソル409が重ねられた部分に文字列D1
が存在しておらず、文字列D1の取り込みを実行し得な
いことを表しており、このときCPU52はステップS
P18に移って処理を終了する。
【0092】これに対してステップSP13において肯
定結果が得られると、このことはカーソル409が重ね
られた部分に文字列D1が存在していることを表してお
り、このときCPU52は文字列D1を取り込み、次の
ステップSP14に移る。
【0093】ステップSP14においてCPU52は文
字列解析部102の処理に入ると、取り込んだ文字列D
1を解析データベース102Aのデータと比較参照する
ことにより、文字列D1が表す情報の種類IDの判別、
及び文字列データD2の抽出処理を実行し、次のステッ
プSP15に移る。
【0094】ステップSP15においてCPU52は、
文字列D1が表す情報の種類を判別し得たか否かを判定
する。ここで否定結果が得られると、このことは解析デ
ータベース102Aのデータと比較参照した結果、文字
列D1が住所、氏名、電話番号、郵便番号等を表す個人
情報や日時情報のいずれでもなく、文字列D1が表す情
報の種類を判別し得なかったことを表しており、このと
きCPU52はステップSP18に移って文字列解析処
理を終了する。
【0095】これに対してステップSP15において肯
定結果が得られると、このことは文字列D1が表す情報
の種類(この場合には電話番号であるので「個人情報」
である)を判別し得たことを表しており、このときCP
U52は解析結果表示部103の処理に入って次のステ
ップSP16に移る。
【0096】ステップSP16においてCPU52は、
文字列D1が表す情報の種類を判別し得たので、判別し
た種類の「個人情報」に対応する種類ID及び文字列デ
ータD2を保持し、次のステップSP17に移る。
【0097】ステップSP17においてCPU52は、
解析結果表示部103の処理に入ると、文字列D1が表
す種類ID及び文字列データD2を基に解析結果画面4
20を生成し、これをクリップ画面410の文字列D1
近傍に表示し(図11)、次のステップSP18に移っ
て文字列解析処理を終了する。
【0098】続いて上述のルーチンRT2の文字列解析
処理手順(図13)で抽出された文字列データD2を、
種類IDに対応した個人情報管理アプリケーション60
Bへ供給するまでの解析結果供給処理手順について説明
する。
【0099】この場合CPU52は、解析結果表示部1
03及びディスパッチ部105において文字列解析供給
アプリケーション302に従って図13に示すフローチ
ャートの解析結果供給処理を実行する。
【0100】CPU52は、まずルーチンRT3の開始
ステップから入ってステップSP21に移る。ステップ
SP21においてCPU52は解析結果表示部103の
処理に入ると、解析結果画面420において認識レベル
バー422の上段に表示された検索実行ボタン423
(図11)がクリックされたか否かを判定する。
【0101】ここで否定結果が得られると、このことは
解析結果画面420の検索実行ボタン423がクリック
されず、文字列データD2を用いた検索処理を実行する
意思がユーザにないことを示しており、このときCPU
52は、ステップSP21に戻って検索実行ボタン42
3がクリックされるまで待ち受ける。
【0102】これに対してステップSP21において肯
定結果が得られると、このことは解析結果画面420の
検索実行ボタン423がユーザによってクリックされた
ので、文字列データD2を用いた検索処理を実行する意
思がユーザにあることを示しており、このときCPU5
2は次のステップSP22に移る。
【0103】ステップSP22においてCPU52は、
判別した文字列D1の種類ID及び文字列データD2を
保持しているか否かを判別する。ここで否定結果が得ら
れると、このことは文字列D1を解析し得なかったため
に種類ID及び文字列データD2を保持していないこと
を表しており、このときCPU52はステップSP26
に移って解析結果供給処理を終了する。
【0104】これに対してステップSP22において肯
定結果が得られると、このことは文字列D1を解析し得
たことにより文字列D1の種類ID及び文字列データD
2を保持していることを表しており、このときCPU5
2は次のステップSP23に移る。
【0105】ステップSP23においてCPU52は、
ディスパッチ部105の処理に入ると、文字列データD
2の供給対象となる種類IDに対応した個人情報管理ア
プリケーション60Bの起動を行い、次のステップSP
24に移る。
【0106】ステップSP24においてCPU52は、
個人情報管理アプリケーション60BがRAM54上に
立ち上げられたか否かを判定する。ここで否定結果が得
られると、このことは種類IDに対応する個人情報管理
アプリケーション60Bが存在せず、又は立ち上げ時の
エラー等によって個人情報管理アプリケーション60B
が立ち上げられなかったことを表しており、このときC
PU52はステップSP26に移って解析結果供給処理
を終了する。
【0107】これに対してステップSP24において肯
定結果が得られると、このことは種類IDに対応する個
人情報管理アプリケーション60Bが立ち上げられたこ
とを表しており、このときCPU52は次のステップS
P25に移る。
【0108】ステップSP25においてCPU52は、
ステップSP24で起動した個人情報管理アプリケーシ
ョン60Bに対して種類ID及び文字列データD2(03
-5448-○△△×)を供給し、次のステップSP26に移
って解析結果供給処理手順を終了する。
【0109】次に、上述のルーチンRT3の解析結果供
給処理手順(図13)で供給された文字列データD2を
個人情報管理アプリケーション60Bが受け取り、当該
個人情報管理アプリケーション60Bに従って所定の検
索処理を行うまでの検索処理手順について、図14のフ
ローチャートを用いて説明する。
【0110】CPU52は、まずルーチンRT4の開始
ステップから入ってステップSP31に移る。ステップ
SP31においてCPU52は連携処理部106の処理
に入ると、ディスパッチ部105において文字列解析供
給アプリケーション302に従って供給された種類ID
及び文字列データD2(03-5448-○△△×)をRAM5
4上に立ち上げられた個人情報管理アプリケーション6
0Bで受け取り、次のステップSP32に移る。
【0111】ステップSP32においてCPU52は、
種類ID及び文字列データD2を個人情報管理アプリケ
ーション60Bで受け取ったか否かを判別する。ここで
否定結果が得られると、このことは種類ID及び文字列
データD2を受け取っていないことを表しており、この
ときCPU52はステップSP36に移って検索処理を
終了する。
【0112】これに対してステップSP32において肯
定結果が得られると、このことは種類ID及び文字列デ
ータD2を受け取ったことを表しており、このときCP
U52は次のステップSP33に移る。
【0113】ステップSP33においてCPU52は、
個人情報管理アプリケーション60Bが受け取った文字
列データD2が「個人情報」又は「日時情報」のいずれ
であるかを種類IDに基づいて判別する。ここで肯定結
果が得られると、このことは文字列データD2が「個人
情報」であることを表しており、このときCPU52は
次のサブルーチンRT34における個人情報管理処理に
移る。
【0114】図15に示すように、サブルーチンRT3
4のステップSP41においてCPU52は、HDD6
0のハードディスクに格納されている個人情報データベ
ースのデータを参照することにより、受け取った文字列
データD2と一致する個人登録情報の検索処理を開始
し、次のステップSP42に移る。
【0115】ステップSP42においてCPU52は、
個人情報データベースのデータと文字列データD2とが
一致する該当者が存在するか否かを判定する。ここで肯
定結果が得られると、このことは該当者が存在すること
を表しており、このときCPU52は次のステップSP
43に移る。
【0116】ステップSP43においてCPU52は、
該当者の個人登録情報を個人情報データベースから取得
し、次のステップSP44に移る。
【0117】ステップSP44においてCPU52は、
取得した該当者の個人登録情報を図16に示すような個
人情報検索結果画面300として液晶ディスプレイ21
に表示することによりユーザに提示し、次のステップS
P36(図14)に移って個人情報管理処理を終了す
る。
【0118】ここで個人情報検索結果画面300には、
検索処理に用いた文字列データD2(「03-5448-○△△
×」)が電話番号表示欄301に記述されていると共
に、該当者の氏名(「田中太郎」)、勤務先、自宅、そ
の他毎にそれぞれ住所、電話番号、電子メールアドレス
等の個人情報が記述されている。
【0119】従ってユーザは、名刺110の会社の電話
番号を基に検索されて液晶ディスプレイ21に提示され
た個人情報検索結果画面300を参照することにより、
予め登録済された該当者の個人情報を全て入手すること
が可能となる。
【0120】また個人情報検索結果画面300は、タイ
トル「連絡先の編集」となっているようにユーザによっ
て記述内容の書換えや削除及び追加等の編集作業を行う
場合の画面としても用いられるようになされている。
【0121】これに対してステップSP42において否
定結果が得られると、このことは個人情報データベース
のデータと文字列データD2とが一致する該当者が存在
せず、当該文字列データD2に該当する個人登録情報が
個人情報データベースに格納されていないことを表して
おり、このときCPU52は次のサブルーチンRT47
における新規個人情報登録処理に移る。
【0122】図17に示すように、サブルーチンRT4
7のステップSP51においてCPU52は、個人情報
管理アプリケーション60Bに従って空の個人情報記録
簿を作成し、次のステップSP52に移る。
【0123】ステップSP52においてCPU52は、
受け取った文字列データD2を空の個人情報記録簿の所
定欄に記述し、次のステップSP53に移る。
【0124】ステップSP53においてCPU52は、
図18に示すように文字列データD2(「03-5448-○△
△×」)が記述された状態の個人情報作成画面310
(すなわち個人情報検索結果画面300の電話番号だけ
が記述されたもの)を液晶ディスプレイ21に表示する
ことによりユーザに提示し、次のステップSP54に移
る。
【0125】ステップSP54においてCPU52は、
提示した個人情報作成画面310の空欄に対して入力さ
れる住所、電話番号、郵便番号及び電子メールアドレス
等の個人情報を受け付けて個人情報記録簿に記述し、次
のステップSP55に移る。
【0126】ステップSP55においてCPU52は、
個人情報作成画面310の登録ボタン(OKボタン)3
11がユーザによって押下されたか否かを判定する。こ
こで否定結果が得られると、このことは登録ボタン(O
Kボタン)311が押下されなかったことを表してお
り、このときCPU52は次のステップSP56に移
る。
【0127】ステップSP56においてCPU52は、
個人情報作成画面310のキャンセルボタン312が押
下されたか否かを判定する。ここで肯定結果が得られる
と、このことは登録ボタン311が押下されずキャンセ
ルボタン312だけが押下されたことを表しており、こ
のときCPU52は個人情報作成画面310の入力を破
棄する。
【0128】これに対してステップSP56において否
定結果が得られると、このことは登録ボタン311及び
キャンセルボタン312のいずれも押下されないのでユ
ーザによる空欄の入力が終了していないことを表してお
り、このときCPU52はステップSP54に戻って個
人情報作成画面310の空欄に対する入力を受け付け
る。
【0129】一方、ステップSP55において肯定結果
が得られると、このことは登録ボタン(OKボタン)3
11が押下されたことを表しており、このときCPU5
2は次のステップSP57に移る。
【0130】ステップSP57においてCPU52は、
個人情報の記述された個人情報記録簿を個人登録情報デ
ータベースに登録し、次のステップSP36(図15)
に移って新規個人情報登録処理を終了する。
【0131】ところで、これに対してルーチンRT4の
ステップSP33(図14)において否定結果が得られ
ると、このことは個人情報管理アプリケーション60B
に供給された文字列データD2が「個人情報」ではなく
「日時情報」であることを表しており、このときCPU
52は次のサブルーチンRT35におけるスケジュール
管理処理に移る。
【0132】図19に示すように、サブルーチンRT3
5のステップSP61においてCPU52は、HDD6
0のハードディスクに格納されているスケジュールデー
タベースのデータを参照することにより、受け取った日
時情報の日時に登録されている「予定登録情報」の検索
処理を実行し、次のステップSP62に移る。
【0133】ステップSP62においてCPU52は、
検索処理の結果、文字列データD2の日時情報が示す時
刻に登録されている「予定登録情報」が存在するか否か
を判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは
検索処理の結果として「予定登録情報」が存在していた
ことを表しており、このときCPU52は次のステップ
SP63に移る。
【0134】ステップSP63においてCPU52は、
検索した「予定登録情報」をスケジュールデータべース
から取得し、次のステップSP64に移る。
【0135】ステップSP64においてCPU52は、
取得した「予定登録情報」を基に図20に示ような予定
表画面320を作成して液晶ディスプレイ21に表示す
ることにより、該当時刻における予定をユーザに対して
提示し、次のステップSP36(図14)に移ってスケ
ジュール管理処理を終了する。
【0136】ここで予定表画面320には、日付「99/0
4/10」、時刻「09:00 」、所要時間「01:00 」及び内容
「販売戦略会議」が表示されており、ユーザに対して該
当する日時のスケジュールを認識させるようになされて
いる。
【0137】これに対してステップSP62において否
定結果が得られると、このことは検索処理の結果として
「予定登録情報」が存在していないことを表しており、
このときCPU52は次のサブルーチンRT65におけ
るスケジュールの新規予定登録処理に移る。
【0138】図21に示すように、サブルーチンRT6
5のステップSP71においてCPU52は、個人情報
管理アプリケーション60Bに従って空の予定表記録簿
を作成し、次のステップSP72に移る。
【0139】ステップSP72においてCPU52は、
受け取った文字列データD2の日時情報を空の予定表記
録簿の日付、時刻及び所要時間の記述領域に記述し、次
のステップSP73に移る。
【0140】ステップSP73においてCPU52は、
図22に示すように文字列データD2の日時情報が記述
された予定表作成画面325(すなわち予定表画面32
0において日時及び所要時間だけが記述されたもの)を
液晶ディスプレイ21に表示することによりユーザに提
示し、次のステップSP74に移る。
【0141】ステップSP74においてCPU52は、
提示した予定表作成画面325の内容欄に対して入力さ
れる内容を受け付けて予定表記録簿に記述し、次のステ
ップSP75に移る。
【0142】ステップSP75においてCPU52は、
予定表作成画面325の登録ボタン(OKボタン)32
6がユーザによって押下されたか否かを判定する。ここ
で否定結果が得られると、このことは登録ボタン(OK
ボタン)326が押下されなかったことを表しており、
このときCPU52は次のステップSP76に移る。
【0143】ステップSP76においてCPU52は、
予定表作成画面325のキャンセルボタン327が押下
されたか否かを判定する。ここで肯定結果が得られる
と、このことは登録ボタン326が押下されずキャンセ
ルボタン327だけが押下されたことを表しており、こ
のときCPU52は予定表作成画面325の入力を破棄
する。
【0144】これに対してステップSP76において否
定結果が得られると、このことは登録ボタン326及び
キャンセルボタン327のいずれも押下されないのでユ
ーザによる内容欄の入力が終了していないことを表して
おり、このときCPU52はステップSP74に戻る。
【0145】一方、ステップSP75において肯定結果
が得られると、このことは登録ボタン(OKボタン)3
26が押下されたことを表しており、このときCPU5
2は次のステップSP77に移る。
【0146】ステップSP77においてCPU52は、
予定表の記述された予定表記録簿をスケジュールデータ
ベースに登録し、次のステップSP36(図19)に移
って新規個人情報登録処理を終了する。
【0147】(4)本実施の形態における動作及び効果 以上の構成において、コンピュータ装置1のCPU52
は、CCDカメラ23によって名刺110を撮影し、ク
リップ画面410(図9)におけるファインダ表示領域
411の認識枠411Aの中にセットされた文字列D1
に対してフォーカスが合わせられると、文字列読取アプ
リケーション301に従って文字列D1を認識して読み
取った後、読取履歴欄412に登録して表示すると共
に、登録した文字列D1にカーソル409を移動して合
わせる。
【0148】そしてCPU52は、文字列解析供給アプ
リケーション302に従って読取履歴欄412の文字列
D1にカーソル409が重ねられた状態で所定時間以上
経過したか否かを監視しており、所定時間以上経過した
ことを検出すると文字列D1を取り込む。
【0149】続いてCPU52は、取り込んだ文字列D
1が表す情報の種類IDを判別すると共に文字列データ
D2を抽出した後、解析結果表示部103によって解析
結果画面420を生成して液晶ディスプレイ21に表示
する。
【0150】このようにコンピュータ装置1は、液晶デ
ィスプレイ21に解析結果画面420を表示することに
より、CCDカメラ23によって撮影した名刺110の
文字列D1が表す情報の種類が「電話番号」であり、そ
の番号が「03-5448-○△△×」であることをユーザに対
して認識させると共に、認識レベルバー422によって
解析結果の確からしさを一目で認識させ得る。
【0151】続いてCPU52は、解析結果画面420
の検索実行ボタン423(図11)がユーザによってク
リックされると、文字列解析供給アプリケーション30
2に従って文字列D1の種類IDに対応した個人情報管
理アプリケーション60Bを起動し、当該個人情報管理
アプリケーション60Bに対して種類ID及び文字列デ
ータD2を供給する。
【0152】このときCPU52では、解析結果画面4
20の検索実行ボタン423がユーザによってクリック
されるまでは、個人情報管理アプリケーション60Bに
対して種類ID及び文字列データD2を供給して連携さ
せないようになされており、これによりユーザが解析結
果を確認した後に文字列データD2に応じた検索処理を
実行する意思があるときのみ連携動作を実行させること
ができ、かくしてユーザの意思に反した検索処理の実行
を防止している。
【0153】そしてCPU52は、文字列データD2が
個人情報であるとき、個人情報管理アプリケーション6
0Bに従って個人情報データベースから該当者を検索
し、該当者の個人登録情報を読み出して個人情報検索結
果画面300を作成して液晶ディスプレイ21に表示す
ることにより、ユーザに対して煩雑なキー操作やマウス
操作を行わせることなく個人登録情報の詳細をユーザに
認識させることができる。
【0154】またCPU52は、個人情報管理アプリケ
ーション60Bに従って個人情報データベースから該当
者を検索し得なかった場合、新規個人情報登録用の個人
情報作成画面310を作成して液晶ディスプレイ21に
表示することにより、新規の個人情報に関する入力をユ
ーザに対して促すことができる。
【0155】一方、CPU52は、文字列データD2が
日時情報であるとき、個人情報管理アプリケーション6
0Bに従ってスケジュールデータベースから日時情報が
示す日時に登録されている予定登録情報を検索し、当該
予定登録情報を基に予定表画面320を作成して液晶デ
ィスプレイ21に表示することにより、ユーザに対して
煩雑なキー操作やマウス操作を行わせることなくスケジ
ュールの詳細をユーザに認識させることができる。
【0156】またCPU52は、個人情報管理アプリケ
ーション60Bに従ってスケジュールデータベースから
日時に該当する予定登録情報を検索し得なかった場合、
予定表作成画面325を液晶ディスプレイ21に表示す
ることにより、新規のスケジュールに関する入力をユー
ザに対して促すことができる。
【0157】以上の構成によれば、コンピュータ装置1
はCCDカメラ23で撮影した名刺110の画像の中か
らユーザによって指定された文字列D1を読み取って解
析し、解析結果が個人情報であるときには、面倒なキー
操作やマウス操作をユーザに行わせることなく、自動的
に個人情報検結果画面300を表示してユーザに個人登
録情報の詳細を認識させることができる。
【0158】またコンピュータ装置1はCCDカメラ2
3で撮影した名刺110の画像の中からユーザによって
指定された文字列D1を読み取って解析し、解析結果が
日時情報であるときには、面倒なキー操作やマウス操作
をユーザに行わせることなく、自動的に予定表画面32
0を表示して該当する日時のスケジュールをユーザに認
識させることができる。
【0159】(5)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、撮像手段としてのC
CDカメラ23で撮影された画像の認識枠411Aの中
にセットされた文字列D1を文字列抽出手段としてのC
PU52によりOCR技術を用いて読み取った後に取り
込むようにした場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、OCR技術以外の他の種々の方法によってCC
Dカメラ23で撮影された画像中の文字列D1を読み取
るようにしても良い。
【0160】また上述の実施の形態においては、文字列
解析手段としてのCPU52により住所、氏名、電話番
号、郵便番号又は電子メールアドレスのいずれかである
ときに文字列D1が表す情報の種類を「個人情報」であ
ると判別するようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、携帯電話番号、ファクシミリ番号、会
社の住所等の他の種々の私的情報を基に「個人情報」で
あるか否かを判別するようにしても良い。
【0161】さらに上述の実施の形態においては、ハー
ドディスク60に格納されている文字列読取アプリケー
ション301、文字列解析供給アプリケーション302
及び個人情報管理アプリケーション60Bを連携手段と
してのCPU52によって連携動作させることにより文
字列解析連携システム100を構築するようにした場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、フロッピー
ディスク、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memo
ry) 、DVD(Digital Video Disc)等のパッケージメデ
ィアのみならず、プログラムが一時的もしくは永続的に
格納される半導体メモリや磁気ディスク等のプログラム
格納媒体によって上述した一連の処理を実行する文字列
解析連携システム100をコンピュータ装置1にインス
トールし、当該コンピュータ装置1によって実行可能な
状態にするようにしてもよい。さらにこれらのプログラ
ム格納媒体に文字列解析連携システム100を格納する
手段としてはローカルエリアネットワークやインターネ
ット、ディジタル衛星放送等の有線又は無線通信媒体を
利用してもよく、ルータやモデム等の各種通信インター
フェース等を介在させて格納するようにしても良い。
【0162】さらに上述の実施の形態においては、カメ
ラ一体型のコンピュータ装置1におけるCCDカメラ2
3によって撮像した画像の中から文字列D1を読み取る
ようにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、ディジタルスチールカメラ等によって撮像された画
像を外部からIEEE1394端子41を介して取り込
み、その中から文字列D1を読み取るようにしても良
い。
【0163】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、表示画面
上で指定された画像中の文字列を抽出する文字列抽出手
段と、当該文字列抽出手段で抽出された文字列を解析す
ることにより文字列が表す情報の種類を判別すると共に
文字列の情報を取り込む文字列解析手段と、文字列が表
す情報の種類が個人に関する何らかの個人情報であると
判別したとき、文字列の情報と所定の個人情報管理アプ
リケーションソフトウェアとの連携処理によって文字列
の情報に該当する予め登録済みの個人登録情報を検索し
て表示画面上に表示し、文字列の情報が日時情報である
と判別したとき、連携処理によって文字列の情報に該当
する予め登録済みの予定登録情報を検索して表示画面上
に表示する連携処理手段とを設けることにより、ユーザ
による文字列の指定操作だけで、指定された文字列の種
類が個人情報であるときには個人登録情報を自動的に検
索して表示し得ると共に、日時情報であるときには予定
登録情報を自動的に検索して表示し得、かくして操作性
の優れた情報処理装置を実現できる。
【0164】また本発明によれば、表示画面上で指定さ
れた画像中の文字列を抽出する文字列抽出ステップと、
当該文字列抽出ステップで抽出された文字列を解析する
ことにより文字列が表す情報の種類を判別すると共に、
文字列の情報を取り込む文字列解析ステップと、文字列
が表す情報の種類が個人に関する何らかの個人情報であ
ると判別したとき、文字列の情報と所定の個人情報管理
アプリケーションソフトウェアとの連携処理によって文
字列の情報に該当する予め登録済みの個人登録情報を検
索して表示画面上に表示し、文字列の情報が日時情報で
あると判別したとき、連携処理によって文字列の情報に
該当する予め登録済みの予定登録情報を検索して表示画
面上に表示する連携処理ステップとを設けることによ
り、ユーザによる文字列の指定操作だけで、指定された
文字列の種類が個人情報であるときには個人登録情報を
自動的に検索して表示し得ると共に、日時情報であると
きには予定登録情報を自動的に検索して表示し得、かく
してユーザに対する操作性を簡易にした情報処理方法を
実現できる。
【0165】さらに本発明によれば、表示画面上で指定
された画像中の文字列を抽出する文字列抽出ステップ
と、当該文字列抽出ステップで抽出された文字列を解析
することにより文字列が表す情報の種類を判別すると共
に、文字列の情報を取り込む文字列解析ステップと、文
字列が表す情報の種類が個人に関する何らかの個人情報
であると判別したとき、文字列が表す情報と所定の個人
情報管理アプリケーションソフトウェアとの連携処理に
よって文字列の情報に該当する予め登録済みの個人登録
情報を検索して表示画面上に表示し、文字列の情報が日
時情報であると判別したとき、連携処理によって文字列
の情報に該当する予め登録済みの予定登録情報を検索し
て表示画面上に表示する連携処理ステップとからなるプ
ログラムを情報処理装置に実行させることにより、ユー
ザによる文字列の指定操作だけで、指定された文字列の
種類が個人情報であるときには個人登録情報を自動的に
検索して表示し得ると共に、日時情報であるときには予
定登録情報を自動的に検索して表示し得るプログラム格
納媒体を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンピュータ装置の全体構成を示す略線的斜視
図である。
【図2】本体の正面構成を示す略線図である。
【図3】本体に対して表示部を閉じた状態を示す略線図
である。
【図4】本体に対して表示部を180度開いた状態を示
す略線図である。
【図5】本体の下面構成を示す略線図である。
【図6】コンピュータ装置の回路構成を示すブロック図
である。
【図7】本発明による文字列解析連携システムの構成を
示すブロック図である。
【図8】CCDカメラによる名刺の撮影状態を示す略線
図である。
【図9】クリップ画面を示す略線図である。
【図10】CCDカメラで撮影された画像中の文字列を
読み取る読取処理手順を示すフローチャートである。
【図11】文字列の解析結果画面を示す略線図である。
【図12】文字列解析処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図13】解析結果供給処理手順を示すフローチャート
である。
【図14】文字列の検索結果に応じた検索処理手順を示
すフローチャートである。
【図15】個人情報管理処理手順を示すフローチャート
である。
【図16】個人情報検索結果画面を示す略線図である。
【図17】新規個人情報登録処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図18】個人情報作成画面を示す略線図である。
【図19】スケジュール管理処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図20】予定表画面を示す略線図である。
【図21】新規予定登録処理手順を示すフローチャート
である。
【図22】予定表作成画面を示す略線図である。
【符号の説明】
1……コンピュータ装置、2……本体、3……表示部、
21……液晶ディスプレイ、23……CCDカメラ、5
2……CPU、54……RAM、60……ハードディス
クドライブ、100……文字列解析連携システム、10
1……文字列取込部、102……文字列解析部、103
……解析結果表示部、104……文字列読取部、105
……ディスパッチ部、106……連携処理部、110…
…名刺、300……個人情報検索結果画面、310……
個人情報作成画面、320……予定表画面、325……
予定表作成画面。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示画面上で指定された画像中の文字列を
    抽出する文字列抽出手段と、 上記文字列抽出手段で抽出された上記文字列を解析する
    ことにより上記文字列が表す情報の種類を判別すると共
    に、上記文字列の情報を取り込む文字列解析手段と、 上記文字列が表す情報の種類が個人に関する何らかの個
    人情報であると判別したとき、上記文字列の情報と所定
    の個人情報管理アプリケーションソフトウェアとの連携
    処理によって、上記文字列の情報に該当する予め登録済
    みの個人登録情報を検索して上記表示画面上に表示し、
    上記文字列の情報が日時情報であると判別したとき、上
    記連携処理によって上記文字列の情報に該当する予め登
    録済みの予定登録情報を検索して上記表示画面上に表示
    する連携処理手段とを具えることを特徴とする情報処理
    装置。
  2. 【請求項2】上記文字列抽出手段は、所定の撮像手段に
    よって撮像されて上記表示画面上に表示された上記画像
    中の文字列をOCR(Optical Character Reader)技術を
    用いて抽出することを特徴とする請求項1に記載の情報
    処理装置。
  3. 【請求項3】上記文字列抽出手段は、上記撮像手段によ
    って撮像されて上記表示画面上に表示された上記画像中
    の文字列がカーソルで指定され、所定時間以上経過した
    とき上記OCR(Optical Character Reader)技術を用い
    て抽出することを特徴とする請求項2に記載の情報処理
    装置。
  4. 【請求項4】表示画面上で指定された画像中の文字列を
    抽出する文字列抽出ステップと、 上記文字列抽出ステップで抽出された上記文字列を解析
    することにより上記文字列が表す情報の種類を判別する
    と共に、上記文字列の情報を取り込む文字列解析ステッ
    プと、 上記文字列が表す情報の種類が個人に関する何らかの個
    人情報であると判別したとき、上記文字列の情報と所定
    の個人情報管理アプリケーションソフトウェアとの連携
    処理によって、上記文字列の情報に該当する予め登録済
    みの個人登録情報を検索して上記表示画面上に表示し、
    上記文字列の情報が日時情報であると判別したとき、上
    記連携処理によって上記文字列の情報に該当する予め登
    録済みの予定登録情報を検索して上記表示画面上に表示
    する連携処理ステップとを具えることを特徴とする情報
    処理方法。
  5. 【請求項5】上記文字列抽出ステップは、所定の撮像手
    段によって撮像されて上記表示画面上に表示された上記
    画像中の文字列をOCR(Optical Character Reader)技
    術を用いて抽出することを特徴とする請求項4に記載の
    情報処理方法。
  6. 【請求項6】上記文字列抽出ステップは、上記撮像手段
    によって撮像されて上記表示画面上に表示された上記画
    像中の文字列がカーソルで指定され、所定時間以上経過
    したとき上記OCR(Optical Character Reader)技術を
    用いて抽出することを特徴とする請求項5に記載の情報
    処理方法。
  7. 【請求項7】表示画面上で指定された画像中の文字列を
    抽出する文字列抽出ステップと、 上記文字列抽出ステップで抽出された上記文字列を解析
    することにより上記文字列が表す情報の種類を判別する
    と共に、上記文字列の情報を取り込む文字列解析ステッ
    プと、 上記文字列が表す情報の種類が個人に関する何らかの個
    人情報であると判別したとき、上記文字列が表す情報と
    所定の個人情報管理アプリケーションソフトウェアとの
    連携処理によって、上記文字列の情報に該当する予め登
    録済みの個人登録情報を検索して上記表示画面上に表示
    し、上記文字列の情報が日時情報であると判別したと
    き、上記連携処理によって上記文字列の情報に該当する
    予め登録済みの予定登録情報を検索して上記表示画面上
    に表示する連携処理ステップとからなることを特徴とす
    るプログラムを情報処理装置に実行させるプログラム格
    納媒体。
  8. 【請求項8】上記文字列抽出ステップは、所定の撮像手
    段によって撮像されて上記表示画面上に表示された上記
    画像中の文字列をOCR(Optical Character Reader)技
    術を用いて抽出することを特徴とする請求項7に記載の
    プログラム格納媒体。
  9. 【請求項9】上記文字列抽出ステップは、上記撮像手段
    によって撮像されて上記表示画面上に表示された上記画
    像中の文字列がカーソルで指定され、所定時間以上経過
    したとき上記OCR(Optical Character Reader)技術を
    用いて抽出することを特徴とする請求項8に記載のプロ
    グラム格納媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2008533576A (ja) * 2005-03-11 2008-08-21 ノキア コーポレイション 電子デバイスのカレンダーアプリケーションのための情報の形成
US7958458B2 (en) 2003-01-28 2011-06-07 Fujitsu Limited Method for supporting data linkage between applications

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