JP2001051653A - 画素対応表示装置におけるクロック位相自動調整装置 - Google Patents

画素対応表示装置におけるクロック位相自動調整装置

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JP2001051653A
JP2001051653A JP11222812A JP22281299A JP2001051653A JP 2001051653 A JP2001051653 A JP 2001051653A JP 11222812 A JP11222812 A JP 11222812A JP 22281299 A JP22281299 A JP 22281299A JP 2001051653 A JP2001051653 A JP 2001051653A
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Yasuo Onishi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、安定なクロック位相方向へ再調
整を行うことができる画素対応表示装置におけるクロッ
ク位相自動調整装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 水平映像開始位置の画像データおよびそ
の1画素前の画像データに基づいて、クロック位相エラ
ー情報を生成するクロック位相エラー情報生成手段、位
相調整時において、サンプリングクロックの位相を一定
量だけ強制的にシフトさせる位相シフト手段、サンプリ
ングクロックの位相を強制的にシフトする前の定常時に
おいて得られたクロック位相エラー情報と、サンプリン
グクロックの位相をシフトした状態において得られたク
ロック位相エラー情報とを比較する比較手段、ならびに
比較手段の比較結果に基づいて、定常時のサンプリング
クロックの位相を調整する位相調整手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像を画素単位
で表示する画素対応表示装置におけるクロック位相自動
調整装置に関し、入力画像信号をアナログ/デジタル変
換する際のクロック信号と画像信号の画素との位相関係
を常に安定状態に保つことができる画素対応表示装置に
おけるクロック位相自動調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画素対応表示装置の一種である液晶表示
装置では、1水平走査期間において、画像信号が有する
画素データの1ドットと、液晶パネルの1画素との同期
がとられて画像が表示される。また、画像信号が1垂直
走査期間内に有する任意数のラインデータにおける1本
の水平走査線(以下、ラインという)のラインデータ
が、液晶パネルにおける垂直方向の1ラインに対応して
表示される。このラインデータは、画素データの集合体
である。
【0003】コンピュータが内部で扱う画像データはデ
ジタル信号であり、画像信号も画素単位のデジタル信号
として発生される。しかしながら、従来から表示器とし
て用いられているCRTディスプレイはアナログデバイ
スであるため、コンピュータ内で生成された画像データ
をコンピュータ内でアナログ画像信号に変換してCRT
ディスプレイに出力するようにしている。
【0004】一方、液晶ディスプレイはデジタルデバイ
スであるので、コンピュータからアナログ信号として送
られてきた画像信号を、A/D変換する必要がある。こ
のため、A/D変換を行うためのクロックをディスプレ
イ側で再生する必要がある。従来においては、水平同期
信号だけに基づいてA/D変換を行うためのクロックを
再生していた。しかしながら、水平同期信号とアナログ
画像信号の画素との位相関係が常に正しい状態で保たれ
ている保証はないため、クロック位相を調整する必要が
ある。
【0005】クロック位相を調整する方法として、水平
同期信号を遅延回路を介してクロックを生成するための
PLL回路に送るようにし、遅延回路の遅延量を調整す
ることによって、クロック位相を調整する装置が既に開
発されている。
【0006】しかしながら、このような方法だけでは入
力される画像信号の水平周波数が切り替わることによっ
て、水平同期信号と入力画像信号の画素との位相関係が
変化した場合や、同じ入力信号が続く場合でも、温度ド
リフトおよび電源電圧変動により、最適なクロック位相
から徐々に外れ、やがて再調整を行う必要が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、定期的ま
たは不定期的に、サンプリングクロックの位相のドリフ
ト方向を検出して、安定なクロック位相方向へ再調整を
行うことができる画素対応表示装置におけるクロック位
相自動調整装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明による画素対応
表示装置におけるクロック位相自動調整装置は、入力画
像信号の水平同期信号を遅延させて出力する遅延量可変
の遅延回路、遅延回路から出力される水平同期信号に同
期したサンプリングクロックを発生するクロック発生回
路、入力画像信号をクロック発生回路から発生したサン
プリングクロックに基づいてサンプリングするA/D変
換器、A/D変換器から出力される画像データを所定の
しきい値と比較することにより、各水平ラインの水平映
像開始位置を検出する水平映像開始位置検出手段、水平
映像開始位置の画像データおよびその1画素前の画像デ
ータに基づいて、クロック位相エラー情報を生成するク
ロック位相エラー情報生成手段、位相調整時において、
遅延回路の遅延量を制御することにより、サンプリング
クロックの位相を一定量だけ強制的にシフトさせる位相
シフト手段、サンプリングクロックの位相を強制的にシ
フトする前の定常時において得られたクロック位相エラ
ー情報と、サンプリングクロックの位相をシフトした状
態において得られたクロック位相エラー情報とを比較す
る比較手段、ならびに比較手段の比較結果に基づいて、
定常時における遅延回路の遅延量を制御することによ
り、定常時のサンプリングクロックの位相を調整する位
相調整手段を備えていることを特徴とする。
【0009】クロック位相エラー情報としては、たとえ
ば、水平映像開始位置の画像データをビット反転処理し
た値と、水平映像開始位置の画像データの1画素前の画
像データとの加算平均値または、複数ラインから得られ
た上記加算平均値の1ライン当たりの平均値が用いられ
る。
【0010】クロック位相エラー情報としては、たとえ
ば、水平映像開始位置の画像データをビット反転処理し
た値と、水平映像開始位置の画像データの1画素前の画
像データとの加算値または、複数ラインから得られた上
記加算値の1ライン当たりの平均値が用いられる。
【0011】位相シフト手段は、サンプリングクロック
の位相をシフトする方向を、位相調整時毎に切り換え
る。あるいは、位相シフト手段は、位相調整時におい
て、サンプリングクロックの位相を、早める方向と遅ら
す方向の両方の方向に、一定量ずつ強制的にシフトさせ
る。
【0012】位相調整手段としては、たとえば、位相シ
フト手段によってサンプリングクロックの位相をシフト
した状態において得られたクロック位相エラー情報が、
サンプリングクロックの位相を強制的にシフトする前の
定常時において得られたクロック位相エラー情報より小
さい場合には、位相シフト手段によってシフトされた方
向に、定常時のサンプリングクロックの位相を変化させ
るように、定常時における遅延回路の遅延量を所定量だ
け変更させるものが用いられる。
【0013】位相調整手段としては、たとえば、位相シ
フト手段によってサンプリングクロックの位相をシフト
した状態において得られたクロック位相エラー情報が、
サンプリングクロックの位相を強制的にシフトする前の
定常時において得られたクロック位相エラー情報より小
さい場合には、位相シフト手段によってシフトされた方
向に、定常時のサンプリングクロックの位相を変化させ
るように、定常時における遅延回路の遅延量を遅延回路
の最小単位だけ変更させるものが用いられる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。
【0015】図1は、液晶表示装置に設けられたクロッ
ク位相自動調整回路の構成を示している。
【0016】コンピュータから液晶表示装置に入力され
た画像信号R、G、Bそれぞれは、レベル調整部1a、
1b、1cによって、A/Dコンバータ2a、2b、2
cの入力条件に適合するようにレベル調整される。レベ
ル調整されたR、G、B信号は、A/Dコンバータ2
a、2b、2cによってデジタルのR、G、Bデータに
変換される。
【0017】A/Dコンバータ2a、2b、2cに対す
るサンプリングクロックCLKは、PLL回路11によ
って生成される。PLL回路11には、水平同期信号遅
延回路10を介して入力画像信号に対する水平同期信号
が送られている。PLL回路11は、水平同期信号遅延
回路10から出力される水平同期信号を基準にサンプリ
ングクロックCLKを発生させる。サンプリングクロッ
クCLKの位相は、水平同期信号遅延回路10に設定さ
れる遅延量を変化させることによって調整される。
【0018】A/Dコンバータ2a、2b、2cによっ
て得られたデジタルのR、G、Bデータは、水平映像開
始位置検出回路とデータ取込回路とを備えた水平映像開
始位置検出&データ取込回路3に送られる。水平映像開
始位置検出&データ取込回路3は、R、G、Bデータそ
れぞれについて、水平映像開始位置を検出し、その開始
位置のデジタル画像データおよび1画素前のデジタル画
像データを、R、G、Bデータそれぞれについて取り込
み保持する。
【0019】水平映像開始位置の検出回路は、水平ライ
ン毎に、A/D変換された画像データをある一定のレベ
ル値と比較して、画像データが所定のしきい値(映像ス
ライスレベル)より低いレベルから、しきい値より高い
レベルに変化したときに、サンプリングクロック1個分
のデータホールド用パルスを出力する。ただし、画像デ
ータが、しきい値より低いレベルから、しきい値より高
いレベルに変化することによってデータホールド用パル
スが出力された後において、画像データがしきい値より
高いレベルを維持している場合には、データホールド用
パルスは出力されない。データホールド用パルスが出力
された後において、画像データがしきい値より低くな
り、その後にしきい値を再度越えた場合には、データホ
ールド用パルスが再度出力される。
【0020】しきい値として大きな値を設定すると輝度
の低いデータは読み取れなくなり、しきい値として小さ
な値を設定するとノイズをデータとして読み取る可能性
があるので、しきい値としてはノイズを拾わない程度の
低い値が設定される。
【0021】データ取込回路は、水平映像開始位置検出
回路からデータホールド用パルスが出力されたときの入
力画像データを水平映像開始位置のデジタル画像データ
として保持するとともに、その1画素前のデジタル画像
データを保持する。データ取込回路によって保持された
水平映像開始位置のデジタル画像データは、位相エラー
情報変換&平均化回路4で、クロック位相エラー情報に
変換される。
【0022】図2を用いて、位相エラー情報変換&平均
化回路4の動作について説明する。図2(a)は、画像
信号の水平開始位置付近のクロックの位相と、サンプリ
ングされる画像データとの関係を示している。
【0023】図2(a)において、曲線Sは入力画像信
号波形を、CLKはサンプリングされる画像信号Sに対
して理想的な位相関係を有するクロックを、CLK−は
画像信号Sに対して理想的な位相関係を有するクロック
CLKに対して位相が早いクロックを、CLK+は画像
信号Sに対して理想的な位相関係を有するクロックCL
Kに対して位相が遅いクロックをそれぞれ示している。
【0024】また、画像信号Sに対して理想的な位相関
係を有するクロックCLKによってサンプリングされた
場合には、水平開始位置の画像データがnとなり、その
1画素前のデータがmとなる。
【0025】画像信号Sに対して理想的な位相関係を有
するクロックCLKに対して位相が早いクロックCLK
−によってサンプリングされた場合には、水平開始位置
の画像データがn−となり、その1画素前のデータがm
−となる。
【0026】画像信号Sに対して理想的な位相関係を有
するクロックCLKに対して位相が遅いクロックCLK
+によってサンプリングされた場合には、水平開始位置
の画像データがn+となり、その1画素前のデータがm
+となる。
【0027】mとm−とm+との大小関係は、m−≦m
≦m+となる。nとn−とn+との大小関係は、n−≦
n≦n+となる。
【0028】図2(b)は、各クロックCLK−、CL
K、CLK+に応じた水平映像開始位置のデジタルデー
タn−、n、n+をビット反転処理(各ビットを反転さ
せる処理)した後のクロック位相とサンプリングデータ
の関係を示している。
【0029】図2(b)において、n’−はn−をビッ
ト反転処理した値を、n’はnをビット反転処理した値
を、n’+はn+をビット反転処理した値を、それぞれ
示している。n’とn’−とn’+との大小関係は、
n’−≧n’≧n’+となる。
【0030】したがって、クロックCLK−に対応した
データm−とビット反転後のn’−との加算平均値
〔{(m−)+(n’−)}/2〕、クロックCLKに
対応したデータmとビット反転後のn’との加算平均値
〔{(m)+(n’)}/2〕およびクロックCLK+
に対応したデータm+とビット反転後のn’+との加算
平均値〔{(m+)+(n’+)}/2〕と、クロック
位相の関係は、図2(c)のようになる。
【0031】水平映像開始位置検出&データ取込回路3
によって保持された水平映像開始位置のデジタル画像デ
ータのビット反転後のデータをn’、その1画素前のデ
ジタル画像データをmとし、それらの加算平均値
〔{(m)+(n’)}/2〕を、クロック位相エラー
情報であると定義すると、図2(c)から分かるよう
に、クロックが画像信号Sに対して理想的な位相である
場合に位相エラー情報が最もレベルが小さくなり、クロ
ックの位相が理想的な位相から前後にずれるほどクロッ
ク位相エラー情報が大きくなる。
【0032】さらに、このクロック位相エラー情報を複
数ライン期間で加算平均化し、さらに複数フィールド期
間で加算平均化すれば、さらに安定なクロック位相エラ
ー情報が得られる。
【0033】なお、水平映像開始位置検出&データ取込
回路3によって保持された水平映像開始位置のデジタル
画像データのビット反転後のデータをn’、その1画素
前のデジタル画像データをmとし、それらの加算値
{(m)+(n’)}を、クロック位相エラー情報とし
てもよい。
【0034】位相エラー情報変換&平均化回路4は、各
ライン毎にクロック位相エラー情報を算出し、複数ライ
ン期間で加算平均化し、さらに複数フィールド期間で加
算平均化することによって、最終的なクロック位相エラ
ー情報を算出する。
【0035】位相エラー比較回路5では、後述するクロ
ック位相シフト回路8によってクロックCLKの位相を
強制的にシフトした時(位相調整時)に得られるクロッ
ク位相エラー情報と、定常時において得られているクロ
ック位相エラー情報とを比較する。そして、位相調整時
に得られたクロック位相エラー情報が定常時に得られて
いるクロック位相エラー情報より小さい場合には、定常
時クロック位相調整回路7に対して、制御指令を出力す
る。
【0036】つまり、位相調整時に得られたクロック位
相エラー情報が定常時に得られているクロック位相エラ
ー情報より小さい場合において、クロック位相シフト回
路8よる位相シフト方向が位相を早める方向であれば、
定常時のクロックCLKの位相が水平同期信号遅延回路
10の遅延最小単位だけ早くなるように、定常時クロッ
ク位相調整回路7に対して、制御指令を出力する。
【0037】位相調整時に得られたクロック位相エラー
情報が定常時に得られているクロック位相エラー情報よ
り小さい場合において、クロック位相シフト回路8よる
位相シフト方向が位相を遅らせる方向であれば、定常時
のクロックCLKの位相が水平同期信号遅延回路10の
遅延最小単位だけ遅くなるように、定常時クロック位相
調整回路7に対して、制御指令を出力する。
【0038】定常時クロック位相調整回路7は、定常時
のクロックCLKの位相を規定するための水平同期信号
遅延回路10に対する遅延制御量を保持している。定常
時クロック位相調整回路7は、位相エラー比較回路5か
ら制御指令が送られてきた場合には、保持している水平
同期信号遅延回路10に対する遅延制御量を制御指令に
応じて変更する。
【0039】クロック位相シフトタイミング発生回路6
は、位相調整を行うタイミング信号を発生する。つま
り、クロック位相シフトタイミング発生回路6は、ある
時間間隔ごとにクロック位相を一定期間シフトするタイ
ミングおよびそのシフト方向を示すタイミング信号を発
生させる。タイミング信号を発生させる時間間隔は、数
フィールド毎、数分毎、あるいは数時間毎でも良く、ク
ロック位相のドリフト変動量に応じて決定される。
【0040】また、液晶表示装置の電源立ち上がり時の
不安定期間には、タイミング信号を発生させる時間間隔
を短く設定し、十分な安定時間経過後には、タイミング
信号を発生させる時間間隔を長く設定するようにしても
よい。また、シフト方向(クロック位相が早くなる方向
または遅くなる方向)は、シフトタイミング毎に切り換
えられる。
【0041】クロック位相シフト回路8では、クロック
位相シフトタイミング発生回路6から出力されるタイミ
ング信号に基づいて、一定期間だけクロック位相を、あ
るシフト方向(早める方向または遅らせる方向)に、あ
るシフト量だけシフトさせるための遅延量制御信号を生
成して出力する。
【0042】遅延制御信号切り替え回路9は、定常時に
はそのスイッチがa側に接続されており、定常時クロッ
ク位相調整回路7が保持している遅延制御量に応じた遅
延量制御信号を出力している。そして、位相調整時(位
相シフト時)には、遅延制御信号切り替え回路9は、ク
ロック位相シフトタイミング発生回路6から出力される
タイミング信号に基づいて、そのスイッチがb側に切り
換えられ、クロック位相シフト回路8からの遅延量制御
信号を出力する。
【0043】水平同期信号遅延回路10では、入力画像
信号に対する水平同期信号を、遅延制御信号切り替え回
路9を介して入力されている遅延制御信号に応じた遅延
量だけ遅延させる。PLL回路11では、水平同期信号
遅延回路10によって遅延された水平同期信号を基準に
サンプリングクロック信号を発生させる。
【0044】上記実施の形態の特徴は、次の点にある。
【0045】 水平ラインごとの映像開始データの立
ち上がりエッジのレベル変化のみを用いて、クロック位
相が早くなる方向あるいは遅れる方向のいずれにドリフ
トした場合にもクロック位相エラーを検出できること
【0046】 ある一定時間間隔ごとに、クロック位
相をある一定量だけ早める方向あるいは遅らす方向に交
互にシフトして、クロック位相エラーを検出し、クロッ
ク位相エラーが検出された場合にクロック位相を再調整
すること
【0047】 クロック位相の再調整の単位は、シフ
ト量に関係なく遅延回路の最小単位とすることで、クロ
ック位相を安定に収束させる点にある。
【0048】上記実施の形態では、ある一定期間ごと
に、位相を早める方向および位相を遅らせる方のKうち
いずれか一方の位相シフトを行い、位相をシフトした時
(位相調整時)に得られるクロック位相エラー情報と、
定常時において得られている位相エラー情報とを比較す
ることによって、クロック位相を再調整しているが、あ
る一定期間ごとに位相を早める方向の位相シフトと、位
相を遅らせる方向の位相シフトとの両方を行い、位相を
早める方向の位相シフトによって得られるクロック位相
エラー情報と、位相を遅らせる方向の位相シフトによっ
て得られるクロック位相エラー情報と、定常時において
得られているクロック位相エラー情報とを比較すること
によって、クロック位相を再調整するようにしてもよ
い。
【0049】
【発明の効果】この発明によれば、定期的または不定期
的に、サンプリングクロックの位相のドリフト方向を検
出して、安定なクロック位相方向へ再調整を行うことが
できる。したがって、画像信号の画素データと、サンプ
リングクロックが常に安定なクロック位相関係を保つこ
とができるようになるので、電源電圧や温度ドリフトの
影響を受けることなく、安定な映像を画素対応表示パネ
ルに表示させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶表示装置に設けられたクロック位相自動調
整回路の構成を示すブロック図である。
【図2】クロック位相エラー情報を検出する回路を説明
するための図である。
【符号の説明】
1a、1b、1c レベル調整部 2a、2b、2c A/D変換(A/Dコンバータ) 3 水平映像開始位置検出&データ取込回路 4 位相エラー情報変換&平均化回路 5 位相エラー比較回路 6 クロック位相シフトタイミング発生回路 7 定常時クロック位相調整回路 8 クロック位相シフト回路 9 遅延制御信号切り替え回路 10 水平同期信号遅延回路 11 PLL回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/14 H04N 5/14 Z Fターム(参考) 2H093 NC21 NC24 NC49 NC59 NC63 ND02 ND34 ND60 5C006 AA01 AA11 AA22 AF42 AF44 AF51 AF52 AF53 AF61 AF67 AF72 AF81 BB11 BF07 BF11 BF14 BF28 BF38 FA16 FA19 5C020 AA01 AA22 AA35 CA15 5C021 PA18 PA26 PA42 PA54 PA58 PA62 PA85 RA07 SA02 SA08 SA21 XC02 YC01 5C080 AA10 BB05 CC03 DD09 DD20 EE17 JJ02 JJ04 JJ05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像信号の水平同期信号を遅延させ
    て出力する遅延量可変の遅延回路、 遅延回路から出力される水平同期信号に同期したサンプ
    リングクロックを発生するクロック発生回路、 入力画像信号をクロック発生回路から発生したサンプリ
    ングクロックに基づいてサンプリングするA/D変換
    器、 A/D変換器から出力される画像データを所定のしきい
    値と比較することにより、各水平ラインの水平映像開始
    位置を検出する水平映像開始位置検出手段、 水平映像開始位置の画像データおよびその1画素前の画
    像データに基づいて、クロック位相エラー情報を生成す
    るクロック位相エラー情報生成手段、 位相調整時において、遅延回路の遅延量を制御すること
    により、サンプリングクロックの位相を、ある時間間隔
    毎に一定量だけ強制的にシフトさせる位相シフト手段、 サンプリングクロックの位相を強制的にシフトする前の
    定常時において得られたクロック位相エラー情報と、サ
    ンプリングクロックの位相をシフトした状態において得
    られたクロック位相エラー情報とを比較する比較手段、
    ならびに比較手段の比較結果に基づいて、定常時におけ
    る遅延回路の遅延量を制御することにより、定常時のサ
    ンプリングクロックの位相を調整する位相調整手段、を
    備えている画素対応表示装置におけるクロック位相自動
    調整装置。
  2. 【請求項2】 クロック位相エラー情報は、水平映像開
    始位置の画像データをビット反転処理した値と、水平映
    像開始位置の画像データの1画素前の画像データとの加
    算平均値または、複数ラインから得られた上記加算平均
    値の1ライン当たりの平均値である請求項1に記載の画
    素対応表示装置におけるクロック位相自動調整装置。
  3. 【請求項3】 クロック位相エラー情報は、水平映像開
    始位置の画像データをビット反転処理した値と、水平映
    像開始位置の画像データの1画素前の画像データとの加
    算値または、複数ラインから得られた上記加算値の1ラ
    イン当たりの平均値である請求項1に記載の画素対応表
    示装置におけるクロック位相自動調整装置。
  4. 【請求項4】 位相シフト手段は、サンプリングクロッ
    クの位相をシフトする方向を、位相調整時毎に切り換え
    る請求項1、2および3のいずれかに記載の画素対応表
    示装置におけるクロック位相自動調整装置。
  5. 【請求項5】 位相シフト手段は、位相調整時におい
    て、サンプリングクロックの位相を、早める方向と遅ら
    す方向の両方の方向に、一定量ずつ強制的にシフトさせ
    るものである請求項1、2および3のいずれかに記載の
    画素対応表示装置におけるクロック位相自動調整装置。
  6. 【請求項6】 位相調整手段は、位相シフト手段によっ
    てサンプリングクロックの位相をシフトした状態におい
    て得られたクロック位相エラー情報が、サンプリングク
    ロックの位相を強制的にシフトする前の定常時において
    得られたクロック位相エラー情報より小さい場合には、
    位相シフト手段によってシフトされた方向に、定常時の
    サンプリングクロックの位相を変化させるように、定常
    時における遅延回路の遅延量を所定量だけ変更させるも
    のである請求項4および5のいずれかに記載の画素対応
    表示装置におけるクロック位相自動調整装置。
  7. 【請求項7】 位相調整手段は、位相シフト手段によっ
    てサンプリングクロックの位相をシフトした状態におい
    て得られたクロック位相エラー情報が、サンプリングク
    ロックの位相を強制的にシフトする前の定常時において
    得られたクロック位相エラー情報より小さい場合には、
    位相シフト手段によってシフトされた方向に、定常時の
    サンプリングクロックの位相を変化させるように、定常
    時における遅延回路の遅延量を遅延回路の最小単位だけ
    変更させるものである請求項4および5のいずれかに記
    載の画素対応表示装置におけるクロック位相自動調整装
    置。
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