JP2001051093A - 核燃料物質貯蔵容器、中性子遮蔽材及びその製造方法 - Google Patents

核燃料物質貯蔵容器、中性子遮蔽材及びその製造方法

Info

Publication number
JP2001051093A
JP2001051093A JP11226924A JP22692499A JP2001051093A JP 2001051093 A JP2001051093 A JP 2001051093A JP 11226924 A JP11226924 A JP 11226924A JP 22692499 A JP22692499 A JP 22692499A JP 2001051093 A JP2001051093 A JP 2001051093A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
neutron shielding
shielding material
nuclear fuel
storage container
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11226924A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4296645B2 (ja
Inventor
Kenichi Yabuki
研一 矢吹
Yasuhiro Ogiwara
靖弘 荻原
Junji Tanaka
順二 田中
Takeshi Shiraki
武 白木
Yasuo Tsutsui
康夫 筒井
Hideo Onishi
秀男 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TANAKA TEKKOSHO KK
Mitsubishi Materials Corp
Otsuka Techno Corp
Original Assignee
TANAKA TEKKOSHO KK
Mitsubishi Materials Corp
Otsuka Techno Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TANAKA TEKKOSHO KK, Mitsubishi Materials Corp, Otsuka Techno Corp filed Critical TANAKA TEKKOSHO KK
Priority to JP22692499A priority Critical patent/JP4296645B2/ja
Publication of JP2001051093A publication Critical patent/JP2001051093A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4296645B2 publication Critical patent/JP4296645B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 短期間で容易に製造され、経済的にも有利な
核燃料物質貯蔵容器、これに用いる中性子遮蔽材及びそ
の製造方法を提供することを目的としている。 【解決手段】 核燃料物質貯蔵容器100は、核燃料物
質が収容される容器本体2と、容器本体2を収納するた
めのバスケット本体1と、バスケット本体1の空間部5
内に設けられ核燃料物質から放出される中性子を遮蔽す
るための中性子遮蔽材3と、容器本体2を固定するため
の容器本体固定板4とを備えている。このうち中性子遮
蔽材3は、高分子量ポリエチレンからなるシートを巻い
て筒状に形成されたものであり、短時間で容易に形成す
ることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば使用済ウラ
ン酸化物などの核燃料物質を貯蔵するための核燃料物質
貯蔵容器、これに用いられる中性子遮蔽材及びその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ウラン酸化物あるいはプルトニウム酸化
物をはじめとする核燃料物質は、核燃料物質貯蔵容器に
収容され、保管または搬送される。このとき核燃料物質
貯蔵容器の容器本体外周には、中性子を遮蔽するための
中性子遮蔽材が設けられる。この中性子遮蔽材の材質と
しては中性子遮蔽効果の大きい有機材料が挙げられる。
有機材料のプラスチックは軽量で、弾性、可塑性、機械
加工性に優れているとともに、再処理施設で特に必要と
される耐薬品性が良好であり、中でも高分子量ポリエチ
レンは耐衝撃性に優れ使用限界照射線量の値が高いの
で、安全性や耐久性の点でも有利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高分子
量ポリエチレンは分子量が大きいために成形加工性に難
点があり、一般的に圧縮成形法によって板状の加工素材
を成形し使用している。したがって従来の中性子遮蔽材
は、高分子量ポリエチレンの板材を機械加工によってブ
ロック状とし、これを貯蔵容器の周囲に積み木式に積み
上げて組み立てられていた。しかし、このような方法で
は大量の部品(ブロック)を必要とするとともにこの部
品を加工するための時間が長くなるといった問題があっ
た。また、検査や組立施工などにも長時間を必要とする
ため、製品価格や施工コストは上昇し、効率が悪かっ
た。さらに、板材をブロック状にするときの切断時に大
量の屑が発生するため、材料ロスが多くなるとともにこ
の屑の処理やコストの上昇が問題であった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、短期間で容易に製造され、経済的にも有利な
核燃料物質貯蔵容器、これに用いられる中性子遮蔽材及
びその製造方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、核燃料物質が収容される
貯蔵容器本体と、この貯蔵容器本体を収納するための複
数の空間部を有したバスケット本体と、前記バスケット
本体の空間部内に設けられ前記核燃料物質から放出され
る中性子を遮蔽するための中性子遮蔽材と、前記バスケ
ット本体の空間部に収納された貯蔵容器本体を固定する
ための固定手段とを備え、前記中性子遮蔽材は、高分子
量ポリエチレンからなるシートを巻いて筒状に形成され
前記貯蔵容器本体の外周を覆うように配されたものであ
ることを特徴とする。
【0006】本発明によれば、シート状に形成された高
分子量ポリエチレンを筒状に巻いた中性子遮蔽材を備え
たため、貯蔵容器本体内部に収容された核燃料物質から
放出される中性子は確実に遮蔽される。また、シートを
巻いたものであるため半径方向に弾性を有するので外力
が加わっても破損することなくたわんで元の形状に戻る
ことができるとともに、短時間且つ容易に形成すること
ができる。そして外周に中性子遮蔽材を配した貯蔵容器
本体は、バスケット本体の空間部内部に固定手段によっ
て固定されているので、保管や搬送は安定して行われ
る。
【0007】請求項2に記載の発明は、核燃料物質を収
容した貯蔵容器本体の外周を覆うように配され前記核燃
料物質から放出される中性子を遮蔽するための中性子遮
蔽材であって、高分子量ポリエチレンからなるシートを
巻いて筒状に形成されたものであることを特徴とする中
性子遮蔽材である。
【0008】本発明によれば、中性子遮蔽材は、シート
状に形成された高分子量ポリエチレンを筒状に巻いたも
のであるため、短時間且つ容易に形成することができ
る。また、シートを巻いた構成であるため、筒状に形成
された中性子遮蔽材は半径方向に弾性を有するようにな
り、外力が加わっても破損することなくたわんで元の形
状に戻ることができる。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の中性子遮蔽材であって、前記シートは、押出成形によ
って形成された厚肉パイプを外周側から桂剥きして形成
されることを特徴とする中性子遮蔽材である。
【0010】本発明によれば、高分子量ポリエチレンか
らなるシートは、押出成形によって形成された厚肉パイ
プを外周側から桂剥きして形成されるため、材料ロスを
抑えつつ短時間で得ることができる。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3に記載の中性子遮蔽材であって、複数の円筒状部材が
連結されたものであって、相接するそれぞれ接続端部は
雄雌のテーパ形状に形成されたことを特徴とする中性子
遮蔽材である。
【0012】本発明によれば、中性子遮蔽材を複数の円
筒状部材が連結されたものとすることによって、貯蔵容
器本体が大型化した場合においても容易に対応すること
ができるとともに簡単な施工で形成することができる。
さらに、この複数の円筒状部材の相接するそれぞれ接続
端部を雄雌のテーパ形状に形成することによって中性子
の遮蔽の確実性は向上される。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項2または
3に記載の中性子遮蔽材であって、幅の異なる複数のシ
ートを互いに相接させつつ前記貯蔵容器本体の外周形状
に沿うように巻かれた内層と、この複数のシートを前記
内層のシートとそれぞれ異なった位置で互いに相接させ
つつ前記内層の外側に巻き付けてなる外層とを有するこ
とを特徴とする中性子遮蔽材である。
【0014】本発明によれば、外層及び内層のそれぞれ
のシートの相接部分の形状は複雑化するので中性子の遮
蔽の確実性は向上される。また、複数のシートを組み合
わせる構成であるため、貯蔵容器本体が大型化した場合
においても容易に対応することができる。このとき複数
の異なる幅を有するシートは、例えば幅広のシートをス
リットするなどしてサイズの変更を容易に行うことがで
きる。
【0015】請求項6に記載の発明は、核燃料物質を収
容した貯蔵容器本体の外周を覆うように配され前記核燃
料物質から放出される中性子を遮蔽するための中性子遮
蔽材の製造方法であって、前記中性子遮蔽材は、高分子
量ポリエチレンを押出成形によって厚肉パイプ状に形成
するとともにこの厚肉パイプを外周側から桂剥きしてシ
ートを形成し、このシートを前記貯蔵容器本体の外周形
状に沿うように筒状に巻くことによって形成されること
を特徴とする中性子遮蔽材の製造方法である。
【0016】本発明によれば、中性子遮蔽材は、高分子
量ポリエチレンからなるシートを貯蔵容器本体の外周形
状に沿うように巻くことによって、短時間で効率良く形
成されるとともに、半径方向に弾性を有するようにな
り、外力が加わっても破損することなくたわんで元の形
状に戻ることができる。さらにシートは、押出成形によ
って形成された高分子量ポリエチレンからなる厚肉パイ
プを桂剥きすることによって得られるため、材料ロスを
抑えつつ短時間に効率良く形成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
核燃料物質貯蔵容器を図面を参照して説明する。図1は
本発明の核燃料物質貯蔵容器100全体の側方断面図で
あり、図2は図1のA−A矢視図である。
【0018】図1、図2において、核燃料物質貯蔵容器
100は、バスケット本体1と、核燃料物質を収容させ
る容器本体2と、容器本体2の外周に設けられた中性子
遮蔽材3と、固定手段である容器本体固定板4とを備え
ている。
【0019】バスケット本体1は、例えばSS400と
いった圧延鋼などの金属からなっており、容器本体2を
収納するための有底の空間部5が4つ設けられたもので
ある。このバスケット本体1には複数の柱部6が設けら
れており、これら柱部6によってバスケット本体1全体
の強度が確保されている。また柱部6は、上端6aがバ
スケット本体1上面より突出するように設けられている
とともに下端6bには係合穴6cが設けられている。す
なわち、バスケット本体1を段積みさせた場合におい
て、下段のバスケット本体1の柱部6の上端6aを、上
段のバスケット本体1の柱部6の下端6bに形成された
係合穴6cに係合させることによってバスケット本体1
の段積みは安定して実現されるようになっている。
【0020】容器本体2は、例えばウラン酸化物などの
核燃料物質を収納させるためのものであり、SUS30
4といったステンレス鋼などから形成されている。また
容器本体2の上部開口部にはボルトによって固定される
蓋2bが取り付けられるようになっている。
【0021】容器本体固定板4は、空間部5に収納され
た容器本体2を固定するためのものであって、例えばS
S400といった圧延鋼などの金属から形成されてい
る。この容器本体固定板4は下向きに開口した筒部4a
を有しており、筒部4aの先端を容器本体2の肩部2a
に当接させつつバスケット本体1に固定されることによ
って容器本体2を固定するようになっている。
【0022】中性子遮蔽材3は円筒状に形成されたもの
であって、空間部5のそれぞれの内部に設けられてい
る。容器本体2はこれら中性子遮蔽材3を備えた空間部
5にそれぞれ収納可能となっている。
【0023】図3に示すように、中性子遮蔽材3の内側
には、例えばカドミウムなどからなる中性子吸収材8の
層が設けられており、さらに内側には内側ステンレス層
7が設けられている。一方、中性子遮蔽材3の外側に
は、外側ステンレス層9が設けられている。そして容器
本体2は内側ステンレス層7の内部に収納されるように
なっている。これら内側ステンレス層7、外側ステンレ
ス層9、中性子吸収材8はそれぞれ例えば1〜10mm
程度の厚みを有している。
【0024】中性子吸収材8は、図4に示すように複数
のシートが複数の層を有するように設けられたものであ
る。すなわち、2枚のシートを筒状に配置して内層とす
るとともに、それぞれの相接する離間部分8aを覆うよ
うに2枚のシートを配置して外層としたものであって、
4枚のシートから構成されている。したがって、各シー
トの離間部分8aは他のシートによって覆われる構成と
なっており、中性子の遮蔽効果は向上されている。な
お、各シートを重なり合わせ、離間部分8aが無くなる
ように配置することによって中性子の遮蔽の確実性はさ
らに向上する。また、内側ステンレス層7や外側ステン
レス層9も、中性子吸収材8と同じ方法で設けることが
可能である。
【0025】中性子遮蔽材3は、エチレンもしくはエチ
レンを主体とした重合体であり、密度が0.830g/
cm2 以上、極限粘度が2.5dl/g以上、好ましく
は5.0dl/g以上の高分子量ポリエチレンからなる
シートを円筒状に巻いたものである。この高分子量ポリ
エチレンシートとしては、厚みが3.0mm未満である
ことが望ましく、3.0mm未満とすることによって容
易に円筒状に巻くことができる。
【0026】また、中性子遮蔽材3は内径が500mm
〜600mm程度になるように巻かれるため、ひとつの
シートの長さは5m以上のものを使用することが望まし
い。また、使用される容器本体2の大きさを考慮した場
合、シートの幅は500mm以上であることが望まし
い。
【0027】極限粘度が5.0dl/g以上の高分子量
ポリエチレンのシートは、押出成形によって成形された
厚肉パイプを外周から桂剥きすることによって形成され
る。すなわち、高分子量ポリエチレンパウダーを加熱溶
融し、押出成形法によって高分子量ポリエチレン製の厚
肉パイプを形成し、次いでこの厚肉パイプを回転させつ
つその外周面にカッター刃をあてがうことによって、桂
剥きの要領で高分子量ポリエチレンシートは形成され
る。極限粘度が5.0dl/g未満の高分子量ポリエチ
レンシートについても、前記方法で形成されるのが一般
的であるが、T−ダイシート成形法によってシートを形
成することが可能である。このようにして形成させたシ
ートを円筒状に巻くことによって、図5、6に示すよう
な中性子遮蔽材3が形成される。
【0028】具体的には、容器本体2が外径500m
m、高さ1000mmのSUS304製である場合、ま
ず、厚肉パイプ用ダイを備えた押出成形機によって例え
ば外径500mm、内径186mm,長さ1200mm
の高分子量ポリエチレン製大口径厚肉パイプを形成す
る。そしてこの厚肉パイプをスカイビング・レースDF
−13型(田之内鉄工所製)などを用いて外周面側から
順次連続的に桂剥きにして、厚み1.0mm、幅120
0mm、長さ88mの連続シートを形成させる。そし
て、このシートを内径を500mmに規制しつつ40周
巻き上げることによって、図5、図6に示すような円筒
状の中性子遮蔽材3が形成される。
【0029】以上のような構成を持つ核燃料物質貯蔵容
器100において核燃料物質を貯蔵する場合、まず、容
器本体2に核燃料物質を収容させる。そして、容器本体
2の開口部に蓋2bをし、ボルトなどによって固定させ
る。また、バスケット本体1のそれぞれの空間部5に
は、外側ステンレス層9、中性子遮蔽材3、中性子吸収
材8、内側ステンレス層10をあらかじめ設けておく。
そして、核燃料物質を収容した容器本体2を、中間子遮
蔽材3の内部に挿入する。
【0030】容器本体2を、中性子遮蔽材3が備えられ
た空間部5に収納したら、バスケット本体1の上方より
容器本体固定板4を覆い、筒部4aを容器本体2の肩部
2aに当接させる。そして、この容器本体固定板4をバ
スケット本体1に例えばボルトやコンクリートなどによ
って固定することによって容器本体2はバスケット本体
1に固定されつつ収容される。そしてこの容器本体2を
収容したバスケット本体1を、柱部6の上端6aと係合
穴6cとを係合させつつ積み上げることによって核燃料
物質貯蔵容器100は保管あるいは搬送される。
【0031】このように、中性子遮蔽材3は、シート状
に形成された高分子量ポリエチレンを円筒状に巻いたも
のであるため、短時間かつ容易に形成することができ
る。また、シートを巻いたものであるため半径方向に弾
性を有するので外力が加わっても破損することなくたわ
んで元の形状に戻ることができる。すなわち、ブロック
状や一体成形の中性子遮蔽材においては外力が加わると
割れたりするおそれがあるが、シートを巻いた構成とす
ることにより破損は防止される。
【0032】そして、容器本体2内部に収容されている
核燃料物質から放出される中性子は、容器本体2の外周
を覆うように配された円筒状の中性子遮蔽材3によって
確実に遮蔽される。さらに容器本体2は、バスケット本
体1の空間部5内部に容器本体固定板4によって固定さ
れているので、保管や搬送は安定して行われる。
【0033】さらに、高分子量ポリエチレンシートは、
押出成形によって形成された厚肉パイプを外周側から桂
剥きして形成されるため、材料ロスを抑えつつ短時間で
得られる。すなわち、従来の高分子量ポリエチレンの板
材から小さなブロックを削り出す方法では、材料のロス
が製品重量の例えば少なくとも3倍程度発生していた
が、本発明のように厚肉パイプの外周面から順次連続的
に桂剥きする方法においては材料ロスを10%未満に抑
えることができる。
【0034】また、高分子量ポリエチレンシートを巻い
て円筒形状にする方法は、容器本体2の外径寸法の仕様
変更に容易に対応することが可能である。さらに、厚肉
パイプを備蓄して必要なときにシート状にすればよいた
め、中性子遮蔽材3は必要なときに効率良く短時間で形
成されることが可能であり、例えば製品として即時に納
めることができる。
【0035】柱部6を設けたことによってバスケット本
体1全体の強度は確保されているため、例えば落下して
しまった場合においても、バスケット本体1は局部変形
のみが生じて全体の変形には至らず、容器本体2には影
響を及ぼさない。したがって、安全性は向上されてい
る。
【0036】さらに、容器本体2を収容したバスケット
本体1を、柱部6の上端6aと係合穴6cとを係合させ
つつ積み上げてることによって例えば1000本といっ
た大量の容器本体2を一度に安定して保管することがで
きる。
【0037】また、中性子吸収材8を併用することによ
って中性子遮蔽材3の機能を補うことができるので、容
器本体2に収容された核燃料物質から放出される中性子
の遮蔽の確実性はさらに向上される。
【0038】なお、上述のように中性子遮蔽材3をあら
かじめ空間部5に備えさせてから容器本体2を収納する
のではなく、容器本体2の外周に直接中性子遮蔽材3を
巻き付けてから空間部5に収納することも可能である。
すなわち容器本体2を回転機構に設置して回転させつ
つ、厚肉パイプを連続的にシート状に桂剥きすると同時
にこのシートを回転する容器本体2の外周に連続的に巻
き付けることも可能である。
【0039】次に、本発明の中性子遮蔽材の第2実施形
態を図7、図8を参照しながら説明する。図7、図8に
おいて、中性子遮蔽材13は、複数の円筒状部材が連結
されたものであって、相接するそれぞれ接続端部は雄雌
のテーパ形状に形成されている。すなわち、中性子遮蔽
材13は、2つの円筒状の部材13a、13bからなっ
ており、それぞれの部材の接続部分は、雄雌のテーパー
状に形成されて嵌合されている。
【0040】この2つの部材13a、13bからなる中
性子遮蔽材13を形成するために、まず押出成形法によ
って得られた高分子量ポリエチレン製の厚肉パイプを桂
剥きにし、例えば厚み1.0mm、最大幅1150m
m、長さ50mの連続シートを形成する。次いで、この
形成されたシートを内径500mmに規制しつつ40回
巻き上げることにより2つの円筒状部材が形成される。
形成されたこれらの部材のうち、一方の部材の端面が雄
形テーパーに、他方の部材の端面が雌形テーパーになる
ように旋盤で加工することにより、2つの円筒状部材1
3a、13bが得られる。これらの円筒状部材13a、
13bの雄雌のテーパー部分を嵌合させるように連結す
ることによって中性子遮蔽材13が得られる。形成され
た中性子遮蔽材13の内部には、例えば外径500m
m、高さ1000mmのSUS304製容器本体2が挿
入可能となる。
【0041】このように中性子遮蔽材13を複数の円筒
状部材13a、13bが連結されたものとすることによ
って、例えば高さが1000mmを越える長身の容器本
体2に対しても円筒状部材13a、13b、…を複数個
連結させることによって容易に対応することができる。
さらにこの複数の円筒状部材13a、13bの相接する
それぞれ接続端部を雄雌のテーパ形状に形成することに
よって、各部材13a、13bは安定して連結され中性
子の遮蔽の確実性は向上される。さらに、各部材13
a、13bは接続端部を嵌合することによって連結され
るため、中性子遮蔽材13を組み立てるときの施工は極
めて簡単に行うことができる。
【0042】次に、図9、10を参照しながら中性子遮
蔽材の第3実施形態について説明する。これらの図に示
すように、中性子遮蔽材23は、厚み1.0mm、幅9
50mm、長さ30mの高分子量ポリエチレン製の第1
シート23aと、厚み1.0mm、幅1050mm、長
さ30mの高分子量ポリエチレン製の第2シート23b
とを、外径500mm、高さ2000mmのSUS30
4製容器本体2の高さの中央付近で互いに相接させつつ
外周に巻き付けてなる内層24と、内層24の外側に第
2シート23bと第1シート23aとを先に巻き付けた
内層24側とそれぞれ異なった位置、すなわち互いに逆
の位置に巻き付けた外層25とからなっており、計4本
の円筒状部材から構成されたものである。
【0043】この第1、第2シート23a、23bは、
押出成形法によって得られた高分子量ポリエチレン製の
厚肉パイプを桂剥きにすることによって得られる。この
とき、それぞれの第1、第2シート23a、23bの所
望の幅に合わせて厚肉パイプの長さを定めることが可能
であるが、幅広のシートをスリットするなどして所望の
幅の第1、第2シート23a、23bを得ることも可能
である。
【0044】このように、幅の異なる複数のシートを互
いに相接するように容器本体2の外周に巻き付けるとと
もに、さらにこれらのシートを容器本体2の外周に互い
に逆に位置するように巻き付けることによって、これら
のシートの相接部分の形状は複雑化される。したがっ
て、容器本体2に収容された核燃料物質からの中性子の
放出の遮蔽の確実性は向上される。また、複数のシート
を組み合わせる構成であるため、長身の容器本体2に対
しても容易に対応することができるとともに、例えば幅
広のシートを所望の幅にスリットするなどして、様々な
サイズの容器本体2に対しても容易に対応することがで
きる。
【0045】なお、この場合においても、容器本体2の
外周に第1、第2シート23a、23bを直接巻き付け
る方法の他に、内径を規制しつつ内層24を円筒状に巻
き次いでその外側に外層25を設けて中性子遮蔽材23
としたのち、この内部に容器本体2を挿入することも可
能である。
【0046】
【発明の効果】本発明の核燃料物質貯蔵容器、中性子遮
蔽材及びその製造方法は、以下のような効果を有するも
のである。請求項1に記載の発明によれば、シート状に
形成された高分子量ポリエチレンを筒状に巻いた中性子
遮蔽材を備えたため、貯蔵容器本体内部に収容された核
燃料物質から放出される中性子は確実に遮蔽される。ま
た、シートを巻いたものであるため半径方向に弾性を有
するので外力が加わっても破損することなくたわんで元
の形状に戻ることができるとともに、短時間且つ容易に
形成することができる。そして外周に中性子遮蔽材を配
した貯蔵容器本体は、バスケット本体の空間部内部に固
定手段によって固定されているので、保管や搬送は安定
して行われる。
【0047】請求項2に記載の発明によれば、中性子遮
蔽材は、シート状に形成された高分子量ポリエチレンを
筒状に巻いたものであるため、短時間且つ容易に形成す
ることができる。また、シートを巻いた構成であるた
め、筒状に形成された中性子遮蔽材は半径方向に弾性を
有するようになり、外力が加わっても破損することなく
たわんで元の形状に戻ることができる。
【0048】請求項3に記載の発明によれば、高分子量
ポリエチレンからなるシートは、押出成形によって形成
された厚肉パイプを外周側から桂剥きして形成されるた
め、材料ロスを抑えつつ短時間で得ることができる。
【0049】請求項4に記載の発明によれば、中性子遮
蔽材を複数の円筒状部材が連結されたものとすることに
よって、貯蔵容器本体が大型化した場合においても容易
に対応することができるとともに簡単な施工で形成する
ことができる。さらに、この複数の円筒状部材の相接す
るそれぞれ接続端部を雄雌のテーパ形状に形成すること
によって中性子の遮蔽の確実性は向上される。
【0050】請求項5に記載の発明によれば、外層及び
内層のそれぞれのシートの相接部分の形状は複雑化する
ので中性子の遮蔽の確実性は向上される。また、複数の
シートを組み合わせる構成であるため、貯蔵容器本体が
大型化した場合においても容易に対応することができ
る。このとき複数の異なる幅を有するシートは、例えば
幅広のシートをスリットするなどしてサイズの変更を容
易に行うことができる。
【0051】請求項6に記載の発明によれば、中性子遮
蔽材は、高分子量ポリエチレンからなるシートを貯蔵容
器本体の外周形状に沿うように巻くことによって、短時
間で効率良く形成されるとともに、半径方向に弾性を有
するようになり、外力が加わっても破損することなくた
わんで元の形状に戻ることができる。さらにシートは、
押出成形によって形成された高分子量ポリエチレンから
なる厚肉パイプを桂剥きすることによって得られるた
め、材料ロスを抑えつつ短時間に効率良く形成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の核燃料物質貯蔵容器の実施形態の一例
を示す側方断面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】中性子遮蔽材近傍の層構成を説明する図であ
る。
【図4】中性子吸収材の配置を説明する図である。
【図5】中性子遮蔽材の第1実施形態を説明する斜視図
である。
【図6】図5の断面図である。
【図7】中性子遮蔽材の第2実施形態を説明する斜視図
である。
【図8】図7の断面図である。
【図9】中性子遮蔽材の第3実施形態を説明する斜視図
である。
【図10】図9の断面図である。
【符号の説明】
1 バスケット本体 2 容器本体 3、13、23 中性子遮蔽材 4 容器本体固定板(固定手段) 5 空間部 6 柱部 7 内側ステンレス層 8 中性子吸収材 9 外側ステンレス層 13a、13b 円筒状部材 24 内層 25 外層 100 核燃料物質貯蔵容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢吹 研一 東京都文京区小石川一丁目3番25号 小石 川大国ビル三菱マテリアル株式会社原燃サ イクル事業センター内 (72)発明者 荻原 靖弘 東京都文京区小石川一丁目3番25号 小石 川大国ビル三菱マテリアル株式会社原燃サ イクル事業センター内 (72)発明者 田中 順二 山口県岩国市大字廿木1101番地 有限会社 田中鉄工所内 (72)発明者 白木 武 山口県岩国市大字廿木1101番地 有限会社 田中鉄工所内 (72)発明者 筒井 康夫 徳島県徳島市丈六町丈領63番地76 (72)発明者 大西 秀男 徳島県徳島市佐古4番町3−8

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 核燃料物質が収容される貯蔵容器本体
    と、 この貯蔵容器本体を収納するための複数の空間部を有し
    たバスケット本体と、 前記バスケット本体の空間部内に設けられ前記核燃料物
    質から放出される中性子を遮蔽するための中性子遮蔽材
    と、 前記バスケット本体の空間部に収納された貯蔵容器本体
    を固定するための固定手段とを備え、 前記中性子遮蔽材は、高分子量ポリエチレンからなるシ
    ートを巻いて筒状に形成され前記貯蔵容器本体の外周を
    覆うように配されたものであることを特徴とする核燃料
    物質貯蔵容器。
  2. 【請求項2】 核燃料物質を収容した貯蔵容器本体の外
    周を覆うように配され前記核燃料物質から放出される中
    性子を遮蔽するための中性子遮蔽材であって、高分子量
    ポリエチレンからなるシートを巻いて筒状に形成された
    ものであることを特徴とする中性子遮蔽材。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の中性子遮蔽材であっ
    て、 前記シートは、押出成形によって形成された厚肉パイプ
    を外周側から桂剥きして形成されることを特徴とする中
    性子遮蔽材。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の中性子遮蔽材
    であって、 複数の円筒状部材が連結されたものであって、相接する
    それぞれ接続端部は雄雌のテーパ形状に形成されたこと
    を特徴とする中性子遮蔽材。
  5. 【請求項5】 請求項2または3に記載の中性子遮蔽材
    であって、 幅の異なる複数のシートを互いに相接させつつ前記貯蔵
    容器本体の外周形状に沿うように巻かれた内層と、 この複数のシートを前記内層のシートとそれぞれ異なっ
    た位置で互いに相接させつつ前記内層の外側に巻き付け
    てなる外層とを有することを特徴とする中性子遮蔽材。
  6. 【請求項6】 核燃料物質を収容した貯蔵容器本体の外
    周を覆うように配され前記核燃料物質から放出される中
    性子を遮蔽するための中性子遮蔽材の製造方法であっ
    て、 前記中性子遮蔽材は、高分子量ポリエチレンを押出成形
    によって厚肉パイプ状に形成するとともにこの厚肉パイ
    プを外周側から桂剥きしてシートを形成し、このシート
    を前記貯蔵容器本体の外周形状に沿うように筒状に巻く
    ことによって形成されることを特徴とする中性子遮蔽材
    の製造方法。
JP22692499A 1999-08-10 1999-08-10 核燃料物質貯蔵容器、中性子遮蔽材及びその製造方法 Expired - Lifetime JP4296645B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22692499A JP4296645B2 (ja) 1999-08-10 1999-08-10 核燃料物質貯蔵容器、中性子遮蔽材及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22692499A JP4296645B2 (ja) 1999-08-10 1999-08-10 核燃料物質貯蔵容器、中性子遮蔽材及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001051093A true JP2001051093A (ja) 2001-02-23
JP4296645B2 JP4296645B2 (ja) 2009-07-15

Family

ID=16852746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22692499A Expired - Lifetime JP4296645B2 (ja) 1999-08-10 1999-08-10 核燃料物質貯蔵容器、中性子遮蔽材及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4296645B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7526168B2 (en) 2004-11-05 2009-04-28 Fujikura Ltd. Optical fiber, transmission system, and wavelength division multiplexing system
JP2018205178A (ja) * 2017-06-06 2018-12-27 Jfeエンジニアリング株式会社 放射性廃棄物収容容器及びその製造方法
JP2021523363A (ja) * 2018-05-07 2021-09-02 ウエスチングハウス・エレクトリック・カンパニー・エルエルシー ウラン濃縮度が最大20重量%のuf6用改良型輸送・処理容器(30w型)

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5532463U (ja) * 1978-08-25 1980-03-01
JPS55154468U (ja) * 1979-04-23 1980-11-07
JPS56133349A (en) * 1980-03-24 1981-10-19 Showa Denko Kk Polyethylenic resin composition
JPS57172297A (en) * 1981-04-17 1982-10-23 Showa Denko Kk Neutron shielding material
JPS58201099A (ja) * 1982-05-20 1983-11-22 電気化学工業株式会社 中性子遮蔽用構造物
JPS62242896A (ja) * 1986-04-16 1987-10-23 株式会社日立製作所 使用済燃料輸送・貯蔵容器の構造
JPS635300A (ja) * 1986-06-20 1988-01-11 ドイツチエ・ゲゼルシヤフト・フユア・ヴイ−ダ−アウフアルバイツンク・フオン・ケルンブレンシユトツフエン・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 放射性廃棄物または放射済核燃料を搬送および貯蔵するための二重貯蔵装置
JPH0436699A (ja) * 1990-06-01 1992-02-06 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 超電導ウィグラー
JPH0559394U (ja) * 1992-01-16 1993-08-06 東レ・モノフィラメント株式会社 放射線遮蔽用マット
JPH08136694A (ja) * 1994-11-11 1996-05-31 Mitsubishi Electric Corp 放射線遮蔽構造体
WO1997042636A1 (en) * 1996-05-03 1997-11-13 British Nuclear Fuels Plc Container for nuclear fuel transportation
JPH10293198A (ja) * 1997-04-18 1998-11-04 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 密封容器の製造方法及び該密封容器による放射性廃棄物の封入方法

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5532463U (ja) * 1978-08-25 1980-03-01
JPS55154468U (ja) * 1979-04-23 1980-11-07
JPS56133349A (en) * 1980-03-24 1981-10-19 Showa Denko Kk Polyethylenic resin composition
JPS57172297A (en) * 1981-04-17 1982-10-23 Showa Denko Kk Neutron shielding material
JPS58201099A (ja) * 1982-05-20 1983-11-22 電気化学工業株式会社 中性子遮蔽用構造物
JPS62242896A (ja) * 1986-04-16 1987-10-23 株式会社日立製作所 使用済燃料輸送・貯蔵容器の構造
JPS635300A (ja) * 1986-06-20 1988-01-11 ドイツチエ・ゲゼルシヤフト・フユア・ヴイ−ダ−アウフアルバイツンク・フオン・ケルンブレンシユトツフエン・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 放射性廃棄物または放射済核燃料を搬送および貯蔵するための二重貯蔵装置
JPH0436699A (ja) * 1990-06-01 1992-02-06 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 超電導ウィグラー
JPH0559394U (ja) * 1992-01-16 1993-08-06 東レ・モノフィラメント株式会社 放射線遮蔽用マット
JPH08136694A (ja) * 1994-11-11 1996-05-31 Mitsubishi Electric Corp 放射線遮蔽構造体
WO1997042636A1 (en) * 1996-05-03 1997-11-13 British Nuclear Fuels Plc Container for nuclear fuel transportation
JPH10293198A (ja) * 1997-04-18 1998-11-04 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 密封容器の製造方法及び該密封容器による放射性廃棄物の封入方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7526168B2 (en) 2004-11-05 2009-04-28 Fujikura Ltd. Optical fiber, transmission system, and wavelength division multiplexing system
JP2018205178A (ja) * 2017-06-06 2018-12-27 Jfeエンジニアリング株式会社 放射性廃棄物収容容器及びその製造方法
JP7005944B2 (ja) 2017-06-06 2022-01-24 Jfeエンジニアリング株式会社 放射性廃棄物収容容器及びその製造方法
JP2021523363A (ja) * 2018-05-07 2021-09-02 ウエスチングハウス・エレクトリック・カンパニー・エルエルシー ウラン濃縮度が最大20重量%のuf6用改良型輸送・処理容器(30w型)
JP7236465B2 (ja) 2018-05-07 2023-03-09 ウエスチングハウス・エレクトリック・カンパニー・エルエルシー ウラン濃縮度が最大20重量%のuf6用改良型輸送・処理容器(30w型)

Also Published As

Publication number Publication date
JP4296645B2 (ja) 2009-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5196620B2 (ja) 放射性物質貯蔵用ケージ
KR910003262B1 (ko) 금속촉대 변환기의 촉매기지의 제작 및 조립방법
CA2673687C (en) Segmented waste rods for handling nuclear waste and methods of using and fabricating the same
JP2010008224A (ja) 放射線遮蔽容器
DE69908002T2 (de) Strahlenschutzvorrichtung für Behälter zum Transport von radioaktiven Stoffen und Verfahren zum Aufstellen einer solchen Strahlenschutzvorrichtung
JPWO2007132863A1 (ja) リサイクル燃料集合体収納用バスケット及びリサイクル燃料集合体収納容器
WO2014022763A2 (en) Systems and methods for dry storage and/or transport of consolidated nuclear spent fuel rods
JP2006349469A (ja) 使用済み燃料収納バスケットおよび使用済み燃料貯蔵容器
JP2001051093A (ja) 核燃料物質貯蔵容器、中性子遮蔽材及びその製造方法
US5995573A (en) Dry storage arrangement for spent nuclear fuel containers
JP2006200939A (ja) 使用済み燃料収納バスケットおよび使用済み燃料貯蔵容器
JP2019158398A (ja) 使用済み燃料収納容器
US4180951A (en) Masonry wall, method for its production, and its use
KR970060252A (ko) 핵연료 펠릿
US6617484B1 (en) Containment and transportation of decommissioned nuclear reactor pressure vessels and the like
KR910007462B1 (ko) 방사능 물질이동 및 저장용 중성자 흡수 스크린을 포함하는 이중벽 콘테이너의 제조방법
US20220076856A1 (en) Low density iridium and low density stacks of iridium disks
DE4416362C2 (de) Absorberteil
US5276335A (en) Cask for storing and transporting highly radioactive material and method of making same
US3693822A (en) Receptacle designed to withstand an internal pressure
JP2001330698A (ja) ホウ素を混入した放射性タンク収納容器
JP6445392B2 (ja) 使用済燃料輸送貯蔵キャスクのバスケットおよびその製造方法
JP2006505780A (ja) 核燃料集合体のような未照射の放射性物質の貯蔵/運搬用容器
JP2002040192A (ja) 燃料集合体収納装置
JP2020085585A (ja) 使用済み燃料収納容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060809

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081028

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090324

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4296645

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130424

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130424

Year of fee payment: 4

EXPY Cancellation because of completion of term