JP2001051051A - レーダ制御装置 - Google Patents

レーダ制御装置

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JP2001051051A
JP2001051051A JP11222443A JP22244399A JP2001051051A JP 2001051051 A JP2001051051 A JP 2001051051A JP 11222443 A JP11222443 A JP 11222443A JP 22244399 A JP22244399 A JP 22244399A JP 2001051051 A JP2001051051 A JP 2001051051A
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radars
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Takeshi Nakajima
毅 中島
Kazuhisa Okada
和久 岡田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広域に配置されたランダムなビーム照射を
行うことが可能な3次元レーダ装置群を利用して飛行物
体の探知及び追尾を行う広域警戒管制装置において,そ
れらのレーダ装置群を効率よく運用しかつ精度の高い探
知と追尾を得るためにビーム制御を行う。 【解決手段】 複数のレーダからの探知警報を処理して
得た航跡情報内の特定航跡に対する追尾モード指定に基
づいてその航跡に対するビームの総ヒット数要求情報へ
変換するビームデータレート選択部と,複数のレーダに
関するパラメータを格納するレーダ情報に基づき追尾可
能なレーダ群を選択するとともに総ヒット数要求情報を
レーダ毎追尾ビーム形態情報に変換するレーダ割当部と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ランダムなビー
ム照射を行うことが可能な3次元レーダ装置群を利用し
て飛行物体の探知及び追尾を行う警戒管制装置におい
て、それらのレーダ装置群を効率よく運用しかつ精度の
高い探知と追尾を得るためにビーム制御を行うレーダ制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図18は、例えば特開平6−27352
2号公報に示される従来のレーダ制御装置の構成を示す
ブロック図である。図18に示すレーダ制御装置は、電
子制御によるビームを形成するフェーズドアレイアンテ
ナ2011と、フェーズドアレイアンテナ2011に対
する送信出力を送出する送信部2012と、フェーズド
アレイアンテナ2011で捕捉した入力を受信処理する
受信部2013とから構成された空中線装置2010を
有する。また、空中線装置2010の受信出力から移動
目標を検出し、その方位および高低角を含む測角情報を
距離情報とともに求めた目標位置情報2103をクラッ
タ情報2104とともに送出する目標検出/測角処理部
2021と、目標位置情報2103によって指定される
移動目標の航跡位置を所定のタイミングで更新しつつ航
跡位置情報2105として出力するとともに、速度情報
2106とクラッタ情報2104とを出力する航跡位置
更新処理部2022と、航跡位置情報2105による航
跡品質および移動目標の距離とクラッタ情報2104と
にもとづいて追尾ビーム走査モードにおける送信数を決
定し、これと航跡位置情報とを追尾ビーム形態情報21
07として送出する追尾ビーム形態選択部2023とか
ら構成された信号処理装置2020を有する。さらに、
このレーダ制御装置は追尾ビーム形態情報2107に基
づいて捜索ビーム走査モードと追尾ビーム走査モードと
を含む走査スケジューリングの時間割付内容を決定しそ
の内容を示すビーム走査スケジューリング信号2108
を追尾ビーム形態情報2107とともに送出するビーム
走査スケジューリング部2031と、ビーム走査スケジ
ューリング情報2108と追尾ビーム形態情報2107
とにもとづいて走査ビームの方位、仰角を予測計算し送
信部2012にビーム制御信号2109を送出するビー
ム走査方位/仰角計算部2032とから構成されたビー
ム制御装置2030を有する。
【0003】図18において、追尾ビーム形態選択部2
023は、入力した航跡位置情報2105の航跡品質と
航跡位置情報2105の含む移動目標距離とクラッタ情
報2104とにもとづいて追尾ビーム走査モードで送信
すべき送信数(ヒット数)を決定し、この送信数と高度
を含む航跡位置情報2105および速度情報2106を
追尾ビーム形態情報2107として集約し、ビーム走査
スケジューリング部2031に送出する。ビーム走査方
位/仰角計算部2032では、ビーム走査スケジューリ
ング部2031で割り付けた追尾ビームの割当時間帯に
おける目標の予測高度を含む三次元予測位置を計算し、
この三次元予測位置が追尾ビームの中心線上に存在する
ように追尾ビームの走査方位と仰角とを予測計算し、こ
のビーム走査方位/仰角情報を追尾ビーム走査モードに
おける送信数とともにビーム制御信号2109として空
中線装置2010の送信部2012に送出する。送信部
2012は、追尾ビーム走査モードにおける送信数と、
割り当てられた走査時間と、追尾ビームの方位および仰
角とにより追尾ビームを決定し、目標の追尾動作を行な
う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図18に示す従来のレ
ーダ制御装置は、単一レーダの探知及び追尾に関するフ
ィードバックを構成するもので、追尾目標に対してレー
ダ制御装置内に確立される航跡データに含まれる目標距
離と航跡品質に基づいて、目標検出率の低下を抑え追尾
精度を上げるような追尾ビーム形態を選択し、追尾目標
の予測位置を指向してビームを走査する。ビームの強度
を上げることは受信信号のレベルが上がり、目標検出率
を上げる効果をもち、ビームのデータレートを向上させ
ることは、目標追尾の精度を上げる効果をもつ。従来の
レーダ装置は、次のような問題点があった。追尾目標が
レーダから遠距離にあり航跡品質が非常に低い場合、追
尾精度を維持するためには照射するビームの強度を上げ
ヒット数を増やす必要があるが、従来のレーダ制御装置
は、単一レーダを対象としているため、ビーム照射の時
間リソースの制限を受けて、要求されるビーム形態を構
成することができない場合があった。単一レーダだけを
ビーム制御しても、気象状況や目標とレーダとの角度な
どの観測状況によって、受信データのSN比が一時的に
極端に悪くなり、追尾精度を維持することが困難になる
ことがあった。装置内部で確立した航跡のみを用いてビ
ーム制御を行うため、外部システムから送付される追尾
目標に関する航跡情報を、探知と追尾に利用する手段が
ない。
【0005】また、こうした問題点を解決するために
は、従来のレーダ装置の延長として広域にわたる複数レ
ーダの探知と追尾と追尾ビーム形態の制御を行うだけで
なく、追尾可能な範囲にあるレーダ群を選定すること
と、追尾ビームの強度とデータレートを対象となるレー
ダ群に適正に配分しなければならないこと、レーダ群か
ら照射されるビームのタイミングを制御しなければなら
ないことなどが課題となる。また、外部システムから送
付される追尾目標に関する航跡情報を、探知と追尾に利
用する手段を提供する必要がある。
【0006】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、レーダ装置群を利用して探知及
び追尾を行う警戒管制装置において、航跡情報および外
部航跡情報に基づいて、ビームを照射するレーダ群の選
定と、追尾ビームの強度とデータレートのレーダ群への
適正な配分と、ビームのタイミングの制御を行うこと
で、レーダ装置群を効率よく運用しかつ精度の高い探知
と追尾を得ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、複数のレ
ーダからの探知警報を受け航跡情報を生成及び更新する
探知追尾部と、航跡情報内の特定航跡に対する追尾モー
ド指定に基づいてその航跡に対するビームの総ヒット数
要求情報へ変換するビームデータレート選択部と、複数
のレーダに関するパラメータを格納するレーダ情報に基
づき追尾可能なレーダ群を選択するとともに総ヒット数
要求情報をレーダ毎追尾ビーム形態情報に変換するレー
ダ割当部とを備えたものである。
【0008】第2の発明は、複数のレーダからの探知警
報を受け航跡情報を生成及び更新する探知追尾部と、航
跡情報内の特定航跡に対する追尾モード指定に基づいて
その航跡に対するビームの総ヒット数要求情報へ変換す
るビームデータレート選択部と、複数のレーダに関する
パラメータを格納するレーダ情報に基づきビーム強度を
制御して追尾可能なレーダ群を選択するとともに総ヒッ
ト数要求情報をレーダ毎追尾ビーム形態情報に変換する
ビーム強度補正付レーダ割当部とを備えたものである。
【0009】第3の発明は、複数のレーダからの探知警
報を受け航跡情報を生成及び更新する探知追尾部と、航
跡情報内の特定航跡に対する追尾モード指定に基づいて
その航跡に対するビームの総ヒット数要求情報へ変換す
るビームデータレート選択部と、複数のレーダに関する
パラメータを格納するレーダ情報とレーダ毎リソース状
況に基づき追尾可能なレーダ群を選択するとともにその
総ヒット数要求情報をレーダ毎追尾ビーム形態情報に変
換するリソース管理付レーダ割当部とを備えたものであ
る。
【0010】第4の発明は、複数のレーダからの探知警
報を受け航跡情報を生成及び更新する探知追尾部と、航
跡情報内の特定航跡に対する追尾モード指定に基づいて
その航跡に対するビームの総ヒット数要求情報へ変換す
るビームデータレート選択部と、複数のレーダに関する
パラメータを格納するレーダ情報に基づき追尾可能なレ
ーダ群を選択するとともにその総ヒット数要求情報を位
相のずれを含むレーダ毎追尾ビーム形態情報に変換する
位相制御付レーダ割当部とを備えたものである。
【0011】第5の発明は、複数のレーダからの探知警
報を受け航跡情報を生成及び更新する探知追尾部と、航
跡情報と相関のとれない外部航跡情報を監視し追尾モー
ド指定へと変換するキューイング部と、外部航跡情報内
の特定航跡に対する追尾モード指定に基づいてその航跡
に対するビームの総ヒット数要求情報へ変換するビーム
データレート選択部と、複数のレーダに関するパラメー
タを格納するレーダ情報に基づき追尾可能なレーダ群を
選択するとともに総ヒット数要求情報をレーダ毎追尾ビ
ーム形態情報に変換するレーダ割当部とを備えたもので
ある。
【0012】第6の発明は、複数のレーダからの探知警
報を受け航跡情報を生成及び更新する探知追尾部と、航
跡をモニタし追尾モード開始条件表に示された条件を満
たす航跡に対して追尾モード指定を生成する追尾モード
選択部と、その追尾モード指定に基づいてその航跡に対
するビームの総ヒット数要求情報へ変換するビームデー
タレート選択部と、複数のレーダに関するパラメータを
格納するレーダ情報に基づき追尾可能なレーダ群を選択
するとともに総ヒット数要求情報をレーダ毎追尾ビーム
形態情報に変換するレーダ割当部とを備えたものであ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
が想定する警戒管制装置の機能構成図である。図1にお
いて、1はレーダ制御装置、2は当該レーダ制御装置1
の制御対象である複数のレーダ装置である。レーダ毎探
知警報301は各レーダ2が受信した信号に基づく探知
目標の位置とその探知品質を含む探知警報である。レー
ダ毎追尾ビーム形態情報302は各レーダに対するビー
ム制御情報であり、そのビーム制御情報は、ビーム照射
を行うレーダIDと、目標の位置と速度と、周期と開始
タイミングとビーム強度を含んでいる。レーダ毎リソー
ス状況303は各レーダの周期と位相及び一周期内にお
ける追尾ビーム照射スケジューリング現況を含んでい
る。
【0014】レーダ装置2は、電子制御によって当該装
置の固有の設定に基づいた覆域方向に対して自由にビー
ムを制御することができる3次元のフェーズドアレイア
ンテナを保持しているとする。また、特定航跡へのビー
ム照射要求を表す追尾ビーム形態情報302にもとづい
て、ビーム強度とデータレートと開始時刻を決定し航跡
予測ビームを照射する。このレーダ装置は、その内部で
独自に航跡の探知と追尾を行い、外部からのビーム照射
要求のあった特定航跡位置と相関のとれた内部航跡を用
いて当該航跡位置の予測を行いビーム照射位置の更新を
してもよいし、内部航跡を持たず、指定された航跡の特
定時刻における位置と速度から外挿してビーム照射位置
の更新を行ってもよい。
【0015】図2は、この発明の実施の形態1によるレ
ーダ制御装置の機能構成図である。図2において、11
はレーダ毎探知警報301を受け航跡情報101を生成
及び更新する探知追尾部、12は航跡情報101内の特
定航跡に対する追尾モード指定102を入力しその航跡
に対するビームの総ヒット数要求情報103へ変換する
ビームデータレート選択部、13は複数のレーダに関す
るパラメータを格納するレーダパラメータに基づきその
総ヒット数要求情報103をレーダ毎追尾ビーム形態情
報302に変換するレーダ割当部である。航跡情報10
1は、当該レーダ制御装置が追尾中の複数の航跡データ
からなり、一つの航跡データは該装置が保持する中央座
標系における位置(x,y,z)と速度(Vx,Vy,
Vz)と、航跡品質情報と、航跡追尾モードからなる。
なお、追尾探知部が航跡の運動予測を行うために速度情
報の他に加速度情報を保持してもよい。
【0016】図3は、レーダパラメータ104のデータ
構造を表す表であり、各行には当該レーダ制御装置が制
御するすべてのレーダに対してあらかじめ定義されてい
る。図3において、各レーダに対して定義する属性は、
レーダを識別するレーダID131と、緯度と経度と高
度からなるレーダ位置132と、開始角と終端角からな
る覆域方向133と、基準有効反射面積に対する追尾可
能距離134と、最大ビーム強度比1305からなる。
【0017】図4は、実施の形態1の動作を示すフロー
チャートであり、このフローチャートに基づいて実施の
形態1の動作を説明する。まず、ビームデータレート選
択部12が、航跡情報101内の特定航跡と追尾モード
からなる追尾モード指定102を入力し(701)、モ
ード・データレート変換表106を用いて追尾モード1
21に対応する要求ヒット数122をその特定航跡に対
する総ヒット要求数とする計算を行う(702)。次
に、レーダ割当部13が、照射可能レーダを決定し(7
03)、その照射可能レーダに対応したビーム形態情報
を作成し(704)、レーダ毎追尾ビーム形態情報30
2を各レーダへ送出する(705)。ビーム形態情報の
送出705が終了すると、追尾モード指定入力701
で、入力待ちの状態となる。
【0018】図5は実施の形態1における照射可能レー
ダの決定703の詳細なフローチャートである。図5で
は、すべてのレーダ(以下各繰り返しにおけるレーダを
対象レーダとよぶ)に対して図3に示すレーダパラメー
タを用いて照射可能判定を行う(801)。照射可能判
定(801)では、まず、対象レーダに対するレーダパ
ラメータから位置1302を用いて、特定航跡の位置を
中央座標系からレーダ座標系へと変換する(802)。
次に当該航跡の位置が対象レーダの照射方向1303内
に入っているかどうかの検査を行い(803)、照射方
向内に入る場合には対象レーダの追尾可能距離1304
内に入るかどうかの検査を行い(804)、追尾可能距
離内に入る場合には対象レーダを照射可能レーダとする
(805)。805では照射可能レーダに対する要求ビ
ーム強度を1.0に設定する。
【0019】図6は実施の形態1におけるビーム形態情
報の作成704の詳細なフローチャートである。図6に
おいて、まず、共通データレート(DR)決定901を
行う。901では例えば次式によってDRを決定する。 DR=総ヒット要求/照射可能レーダ数+1 (式1) 次に、すべての照射可能レーダに対してビーム照射対象
と強度とデータレートを設定する(902)。902で
は、ビーム形態情報の対象レーダにレーダIDを、位置
と速度にはそれぞれ目標の位置と速度を、データレート
に共通データレートDRを、ビーム強度に当該レーダに
対する要求ビーム強度を代入する。実施の形態1では、
開始時間と位相のずれは指定しない。
【0020】この発明によるレーダ制御装置がレーダ毎
追尾ビーム形態情報302をレーダ装置2に送出する
と、その追尾ビーム形態情報を受信したレーダ装置2は
ビーム照射のスケジューリングを行う。このとき、ビー
ム形態情報の開始時間と位相のずれが指定されていれ
ば、その開始時間と位相のずれを用い、そうでない場合
にはそのレーダ装置のリソースが許すようにビーム開始
時刻を設定する。ビーム強度とデータレートについても
当該レーダ装置のリソースが許す範囲でスケジューリン
グする。レーダ装置は、計算されたビーム開始時刻と、
ビーム方向とビーム強度とデータレートに基づきフェー
ズドアレイアンテナを電子制御し、ビームを放射する。
【0021】以上のようにこの実施の形態によれば、単
一のレーダ制御装置ではビーム照射の時間リソースの制
限から実現できなかった高データレートでの追尾ビーム
照射が複数のレーダ装置を利用することで容易に実現で
きるので、航跡予測と平滑化処理に有利な計測頻度の高
い探知データを収集することができ、追尾精度を高める
ことができる。また、複数のレーダに均等にデータレー
トを配分することができるため、要求される追尾精度を
確保するために単一レーダだけに負荷を集中することな
く適正な負荷分散を行うことができる。さらに、複数の
レーダからの探知データを等分に得ることができるの
で、レーダ毎の観測状況で生じる一時的な誤差の増大や
失検出率の低下を軽減することができる。
【0022】なお、この発明の実施の形態においては、
共通データレート(DR)の決定901を式1で決定し
たが、総ヒット要求を満たすならば共通データレートを
例えば2の指数という制限付きで計算する式で置き換え
ても、同様に扱うことができる。また、追尾対象目標に
対する各レーダの追尾可能距離を、当該目標が基準有効
反射面積をもつとして計算したが、目標の機種が既知で
ある場合蓄積された機種についての属性データよりレー
ダからのビーム照射角度から有効反射を計算し、追尾可
能距離を決定しても同様に取り扱うことができる。さら
に、探知追尾部11において、航跡品質値の決定は各レ
ーダ毎の誤差共分散行列をその航跡に対して保持し計算
によって算出する手段を用いても可能である。なお、こ
の実施の形態では図3に示すレーダパラメータのうち最
大ビーム強度比1305はなくても同様に取り扱うこと
ができる。
【0023】実施の形態2.図7は、この発明の実施の
形態2によるレーダ制御装置の機能構成図であり、探知
追尾部11とビームデータレート選択部12については
実施の形態1と同一の機能をもつ。図7において、14
は複数のレーダに関するパラメータを格納するレーダパ
ラメータ104に基づきその総ヒット数要求情報をレー
ダ毎追尾ビーム形態情報に変換するビーム強度補正付レ
ーダ割当部である。図7において、航跡情報101とレ
ーダパラメータ104は実施の形態1と同一のデータ形
式をもつ。
【0024】図4は、実施の形態2の動作を示すフロー
チャートであり、このフローチャートに基づいて実施の
形態2の動作を説明する。実施の形態2では、図4の照
射可能レーダの決定703を除いて、実施の形態1にお
ける動作と同じである。
【0025】図8は実施の形態2における照射可能レー
ダの決定703の詳細なフローチャートである。図8で
は、すべてのレーダ(以下各繰り返しにおけるレーダを
対象レーダとする)に対して図3に示すレーダパラメー
タを用いて照射可能判定を行う(1001)。照射可能
判定(1001)では、まず、対象レーダに対するレー
ダパラメータから位置1302を用いて、特定航跡の位
置を中央座標系からレーダ座標系へと変換する(100
2)。次に当該航跡の位置が対象レーダの照射方向13
03内に入っているかどうかの検査を行い(100
3)、照射方向内に入る場合には対象レーダの追尾可能
距離1304内に入るかどうかの検査を行う(100
4)。1004の判定の結果、追尾距離内に入る場合に
は、照射可能レーダに対する要求ビーム強度を1.0に
設定し、対象レーダを照射可能レーダとする(100
5)。1004の判定の結果、入らない場合には、さら
に次式によって計算されるビーム強度(BS)が最大ビ
ーム照射比(1305)を超えていないかどうかの検査
を行い(1006)、 BS=(航跡レーダ間距離/追尾可能距離)**4 (式2) なお**4は×の4乗を示し、FORTRAN表記であ
る。超えていない場合には、要求ビーム強度をBSに設
定し(1007)、対象レーダを照射可能レーダとする
(1005)。
【0026】この実施の形態において、レーダ装置は、
この発明によるレーダ制御装置が出力するビーム形態情
報302を入力し、それに基づいてデータレートフェー
ズドアレイアンテナを電子制御しビームを放射する。こ
の動作は、実施の形態1に示した動作と同じである。
【0027】以上のようにこの実施の形態によれば、目
標に対して覆域外にあるレーダに対してビーム強度を上
げる制御を行うことでより多くのレーダを追尾に参加さ
せることができるので、航跡予測と平滑化処理に有利な
計測頻度の高い探知データを収集し追尾精度を高めるこ
とができるとともに、レーダ毎の観測状況で生じる一時
的な誤差の増大や失検出率の低下を軽減することができ
る。
【0028】なお、この発明の実施の形態においては、
要求ビーム強度(BS)の計算を、基準有効反射面積に
対する追尾可能距離を基準にして式2で算出したが、追
尾可能距離の余裕を考慮する計算方式や、目標の機種が
既知である場合蓄積された機種についての属性データよ
りレーダからのビーム照射角度から有効反射を計算し、
追尾可能距離を決定する方式も考えられるが、これらも
同様に取り扱うことができる。
【0029】実施の形態3.図9は、この発明の実施の
形態3によるレーダ制御装置の機能構成図であり、探知
追尾部11とビームデータレート選択部12については
実施の形態1と同一の機能をもつ。図9において、15
は複数のレーダに関するパラメータを格納するレーダ情
報とレーダ毎リソース状況に基づきその総ヒット数要求
情報をレーダ毎追尾ビーム形態情報に変換するリソース
管理付レーダ割当部である。図9において、航跡情報1
01とレーダパラメータ104は実施の形態1と同一の
データ形式をもつ。
【0030】図4は、実施の形態3の動作を示すフロー
チャートであり、このフローチャートに基づいて実施の
形態3の動作を説明する。実施の形態3では、図4のビ
ーム形態情報の作成704を除いて、実施の形態1にお
ける動作と同じである。
【0031】図10は実施の形態3におけるビーム形態
情報の作成703の詳細なフローチャートである。図1
0において、まず、総ヒット要求を一時変数(ヒット要
求)へと代入し(1101)、データレート決定処理を
行う(1102)。データレート決定処理1102で
は、ヒット要求がありかつリソースを持つレーダがある
限り、リースをもつレーダを対象として、当該レーダに
対するデータレート要求DRを1増やし、データレート
を1ヒット数を1減じ、当該レーダのリソースから1ヒ
ット要求分のリソースを減じる処理(1103)を行
う。
【0032】次に、すべての照射可能レーダに対してビ
ーム形態情報を作成する(1104)。1104では、
ビーム形態情報の制御対象レーダにレーダIDを、位置
と速度にはそれぞれ目標の位置と速度を、データレート
に当該レーダに対する要求データレートDRを、ビーム
強度に当該レーダに対する要求ビーム強度を代入する
(1104)。実施の形態3では、開始時間と位相のず
れは指定しない。この実施の形態において、レーダ装置
は、この発明によるレーダ制御装置が出力するビーム形
態情報302を入力し、それに基づいてデータレートフ
ェーズドアレイアンテナを電子制御しビームを放射す
る。この動作は、実施の形態1に示した動作と同じであ
る。また、各レーダ装置は、レーダ制御装置に対してレ
ーダ毎リソース状況をリアルタイムに近いタイミングで
更新することが要求される。
【0033】以上のようにこの実施の形態によれば、レ
ーダ装置のリソース状況を満たすビームの割当を行うこ
とができるので、この発明のレーダ制御装置がレーダ装
置に対して送付したビーム形態情報のスケジューリング
可能性が増す。これによって、この発明のレーダ制御装
置が想定するデータレートを高い比率で確保することが
できるようになり、結果的に高い追尾精度を得ることが
できる。
【0034】なお、この発明の実施の形態においては、
図4に示す動作のフローチャートで、照射可能レーダの
決定(703)として実施の形態1と同じ方式(図5)
を用いたが、実施の形態2と同じ方式(図8)を用いる
ことも考えられる。
【0035】実施の形態4.図11は、この発明の実施
の形態4によるレーダ制御装置の機能構成図であり、探
知追尾部11とビームデータレート選択部12について
は実施の形態1と同一の機能をもつ。図11において、
16は複数のレーダに関するパラメータを格納するレー
ダ情報に基づきその総ヒット数要求情報をレーダ毎追尾
ビーム形態情報に変換する位相制御付レーダ割当部であ
る。図11において、航跡情報101とレーダパラメー
タ104は実施の形態1と同一のデータ形式をもつ。
【0036】図4は、実施の形態4の動作を示すフロー
チャートであり、このフローチャートに基づいて実施の
形態4の動作を説明する。実施の形態4では、図4のビ
ーム形態情報の作成704を除いて、実施の形態1にお
ける動作と同じである。図12は実施の形態4における
ビーム形態情報の作成703の詳細なフローチャートで
ある。図12において、まず、式1を用いて共通データ
レート(DR)の決定1401を行う。次に、すべての
照射可能レーダに対してビーム照射対象・強度・データ
レート設定を設定する(1402)。1402では、ビ
ーム形態情報の対象レーダにレーダIDを、位置と速度
にはそれぞれ目標の位置と速度を、データレートに共通
データレートDRを、ビーム強度に当該レーダに対する
要求ビーム強度を代入する。
【0037】次に、現在時刻に、レーダ装置側が実際に
照射を行うのに十分な準備時間を足した時刻を開始時刻
とする(1403)。最後に、各レーダi(i=1〜照
射可能レーダ数)の位相のずれを次式で計算する。 位相のずれi=周期/照射可能レーダ数*(i−1) (式3) この実施の形態において、レーダ装置は、この発明によ
るレーダ制御装置が出力するビーム形態情報302を入
力し、それに基づいてデータレートフェーズドアレイア
ンテナを電子制御しビームを放射する。図13は、本実
施の形態における特定目標に対する照射ビームのスケジ
ューリング結果例である。図13は、2つの照射可能レ
ーダに対して要求データレートが2(回/周期)である
場合を想定している。
【0038】以上のようにこの実施の形態によれば、複
数レーダを用いて等間隔に探知データを得ることができ
るので、航跡予測と平滑化処理に有利であり結果的に追
尾精度を高めることができる。さらに、複数のレーダか
らの探知データを交互に得ることができるので、レーダ
毎の観測状況で生じる一時的な誤差の増大や失検出率の
低下を軽減することができる。
【0039】なお、この発明の実施の形態においては、
共通データレート(DR)の決定1401を式1で決定
したが、総ヒット要求を満たすならば共通データレート
を例えば2の指数という制限付きで計算する式で置き換
えても、同様に扱うことができる。また、図4に示す動
作のフローチャートで、照射可能レーダの決定(70
3)として実施の形態1と同じ方式(図5)を用いた
が、実施の形態2と同じ方式(図8)を用いることも考
えられるが、これらも同様に取り扱うことができる。
【0040】実施の形態5.図14は、この発明の実施
の形態5によるレーダ制御装置の機能構成図であり、探
知追尾部11とビームデータレート選択部とレーダ割当
部13については実施の形態1と同一の機能をもつ。図
14において、16は航跡情報内の航跡全体の品質情報
をモニタし追尾モード選択テーブルに示された条件を満
たす航跡に対して追尾モード指定を生成する追尾モード
選択部であり、17は外部航跡情報の識別情報に基づき
外部航跡のビームの総ヒット数要求情報へと変換するキ
ューイング部である。
【0041】図14において、航跡情報101とレーダ
パラメータ104は実施の形態1と同一のデータ形式を
もつ。105は外部より入力した複数の外部航跡データ
を保持する外部航跡情報である。航跡情報101と外部
航跡情報105は同じデータ形式をもち、一つの外部航
跡データは該装置が保持する中央座標系における位置
(x,y,z)と速度(Vx,Vy,Vz)と、航跡品
質情報と、航跡追尾モードと、加速度情報からなる。1
07は複数の追尾モードに対する開始条件を記述したモ
ード開始条件表である。モード開始条件表107には、
例えば航跡データの属性である航跡品質、位置、速度、
加速度を用いた算術論理式と、その算術論理式が真であ
る場合の追尾モードを指定する。
【0042】次に、実施の形態5の動作について説明す
る。図15は、図14のキューイング部18の動作を示
すフローチャートである。図15において、キューイン
グ部18は、外部航跡情報105の監視を開始する外部
航跡モニタ指令を待つ(1701)。周期的な契機によ
って外部航跡モニタ指令を受けると、すべての更新され
た外部航跡を対象として追尾モード決定処理を行う(1
702)。追尾モード決定処理1702では、対象外部
航跡を航跡情報101内の航跡データと順次相関をとり
(1703)、すべての航跡データと相関のとれない場
合には(1704)、予め設定されている追尾モード指
定(例えば図16にある「検出強化モード」)を選択し
ビームデータレート選択部12へ出力する(170
5)。追尾モード決定処理1702を終了すると、外部
航跡モニタ指令待ち1701へ戻る。
【0043】図17は、図14の追尾モード選択部17
の動作を示すフローチャートである。図17において、
追尾モード選択部17は、まず航跡情報105の監視を
開始する指令を待つ航跡モニタ指令を待つ(180
1)。周期的な契機によって航跡モニタ指令を受ける
と、すべての更新された航跡を対象として追尾モード決
定処理を行う(1802)。追尾モード決定処理180
2では、対象航跡に対して追尾モード開始条件表107
の中の開始条件を順次検査していき(1803)、追尾
モード開始条件が真になるものがあった場合(180
4)、最初に真になった条件に対応する追尾モード指定
を選択しビームデータレート選択部12へ出力する(1
805)。例えば、追尾開始条件で、旋回加速度が1G
以上であるとき「高精度追尾モード」が指定されている
場合で、対象航跡の旋回加速度が1.2Gであれば高精
度追尾モードか選択される。
【0044】図4は、図14のビームデータレート選択
部12及びレーダ割当て部104の動作を示すフローチ
ャートである。これらの部分の動作については、実施の
形態1に示した動作と同じである。この実施の形態で
は、操作員からの入力ではなく、ビームデータレート選
択部12は、キューイング部18あるいは追尾モード選
択部17から入力される追尾モード指令102を入力
し、その指令毎に処理を開始する(701)。
【0045】以上のように本実施の形態によれば、この
発明によるレーダ制御装置では、未探知の外部航跡デー
タを用いて追尾モード指定を自動的に生成することがで
きるので、未探知の外部航跡に対してビーム照射の形態
を制御することが可能になり、探知困難な航跡の航跡確
立を早期に行うことができる。また、航跡データをモニ
タし指定された条件を満たすものに対して追尾モード指
定を自動的に生成することができるので、例えば高旋回
加速度をもつ航跡の追尾精度向上や、航跡品質の低い航
跡の失検出を減らすことができる。さらに、モード開始
条件表107を編集可能とすることにより、経験の蓄積
によって追尾モードの選択の精度を上げることができ、
また種々の運用状況の変化に対しても容易に対応でき
る。
【0046】なお、この発明の実施の形態においては、
外部航跡モニタ指令待ち1701では指令を受けるタイ
ミングとして周期的な契機を用いたが、外部航跡への変
更時や、操作員による入力によるものなどが考えられる
が、同様に取り扱うことができる。航跡モニタ指令待ち
1801においても同様に外部航跡への変更時や、操作
員による入力を用いてもよい。また、モード開始条件表
において、この実施の形態では、適合する条件が複数存
在するとき最初に適合したものを選ぶ方式を用いたが、
他の衝突回避法を利用しても同様の取り扱いができる。
【0047】さらに、この実施の形態では、実施の形態
1と同じレーダ割当部13を用いたが、実施の形態2の
ビーム強度補正付レーダ割当部14や、実施の形態3の
リソース管理付補正付レーダ割当部15や、位相制御付
レーダ割当部16を用いても、同様に扱うことができ
る。
【0048】
【発明の効果】第1の発明よれば、複数のレーダからの
探知警報を受け航跡情報を生成及び更新する探知追尾部
と、航跡情報内の特定航跡に対する追尾モード指定に基
づいてその航跡に対するビームの総ヒット数要求情報へ
変換するビームデータレート選択部と、複数のレーダに
関するパラメータを格納するレーダ情報に基づき追尾可
能なレーダ群を選択するとともに総ヒット数要求情報を
レーダ毎追尾ビーム形態情報に変換するレーダ割当部を
備えたことにより、航跡予測と平滑化処理に有利な頻度
の高いデータレートを確保しかつレーダ群への適正な負
荷分散を達成するレーダ群へのビーム制御を行うことが
でき、レーダ毎の観測状況で生じる一時的な誤差の増大
や失検出率の低下を軽減することができる。
【0049】第2の発明によれば、複数のレーダからの
探知警報を受け航跡情報を生成及び更新する探知追尾部
と、航跡情報内の特定航跡に対する追尾モード指定に基
づいてその航跡に対するビームの総ヒット数要求情報へ
変換するビームデータレート選択部と、複数のレーダに
関するパラメータを格納するレーダ情報に基づきビーム
強度を制御して追尾可能なレーダ群を選択するとともに
総ヒット数要求情報をレーダ毎追尾ビーム形態情報に変
換するビーム強度補正付レーダ割当部を備えたことによ
り、覆域外にあるレーダを追尾に参加させることが可能
になり、航跡予測と平滑化処理に有利な計測頻度の高い
探知データを収集し追尾精度を高めることができる。
【0050】第3の発明によれば、複数のレーダからの
探知警報を受け航跡情報を生成及び更新する探知追尾部
と、航跡情報内の特定航跡に対する追尾モード指定に基
づいてその航跡に対するビームの総ヒット数要求情報へ
変換するビームデータレート選択部と、複数のレーダに
関するパラメータを格納するレーダ情報とレーダ毎リソ
ース状況に基づき追尾可能なレーダ群を選択するととも
にその総ヒット数要求情報をレーダ毎追尾ビーム形態情
報に変換するリソース管理付レーダ割当部を備えたこと
により、本レーダ制御装置が要求するデータレートを高
い比率で確保することができるようになり、結果的に高
い追尾精度を得ることができる。
【0051】第4の発明によれば、複数のレーダからの
探知警報を受け航跡情報を生成及び更新する探知追尾部
と、航跡情報内の特定航跡に対する追尾モード指定に基
づいてその航跡に対するビームの総ヒット数要求情報へ
変換するビームデータレート選択部と、複数のレーダに
関するパラメータを格納するレーダ情報に基づき追尾可
能なレーダ群を選択するとともにその総ヒット数要求情
報を位相のずれを含むレーダ毎追尾ビーム形態情報に変
換する位相制御付レーダ割当部を備えたことにより、複
数レーダを用いて正確に等間隔な探知データを得ること
ができ、結果的に、航跡予測と平滑化処理に有利なため
追尾精度を高め、レーダ毎の観測状況で生じる一時的な
誤差の増大や失検出率の低下を軽減することができる。
【0052】第5の発明によれば、複数のレーダからの
探知警報を受け航跡情報を生成及び更新する探知追尾部
と、航跡情報と相関のとれない外部航跡情報を監視し追
尾モード指定へと変換するキューイング部と、外部航跡
情報内の特定航跡に対する追尾モード指定に基づいてそ
の航跡に対するビームの総ヒット数要求情報へ変換する
ビームデータレート選択部と、複数のレーダに関するパ
ラメータを格納するレーダ情報に基づき追尾可能なレー
ダ群を選択するとともに総ヒット数要求情報をレーダ毎
追尾ビーム形態情報に変換するレーダ割当部を備えたこ
とにより、未探知の外部航跡に対してビーム照射の形態
を制御することが可能になり、探知困難な航跡の航跡確
立を早期に行うことができる。
【0053】第6の発明によれば、複数のレーダからの
探知警報を受け航跡情報を生成及び更新する探知追尾部
と、航跡をモニタし追尾モード開始条件表に示された条
件を満たす航跡に対して追尾モード指定を生成する追尾
モード選択部と、その追尾モード指定に基づいてその航
跡に対するビームの総ヒット数要求情報へ変換するビー
ムデータレート選択部と、複数のレーダに関するパラメ
ータを格納するレーダ情報に基づき追尾可能なレーダ群
を選択するとともに総ヒット数要求情報をレーダ毎追尾
ビーム形態情報に変換するレーダ割当部を備えたことに
より、高旋回加速度をもつ航跡の追尾精度向上や、航跡
品質の低い航跡の失検出を減らすことができるととも
に、追尾モードの合理的な選択を行うように追尾モード
開始条件として過去の追尾経験を蓄積することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明が想定する警戒管制装置の機能構成
図である。
【図2】 この発明の実施の形態1におけるレーダ制御
装置の機能構成図である。
【図3】 この発明のレーダパラメータの一例である。
【図4】 この発明の実施の形態1、2、3、4、5の
動作を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態1、3、4、5の照射
可能レーダの決定の動作を示すフローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態1、2、5のビーム形
態情報の作成の動作を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態2におけるレーダ制御
装置の機能構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態2の照射可能レーダの
決定の動作を示すフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態3におけるレーダ制御
装置の機能構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態3のビーム形態情報
の決定の動作を示すフローチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態4におけるレーダ制
御装置の機能構成図である。
【図12】 この発明の実施の形態4のビーム形態情報
の決定の動作を示すフローチャートである。
【図13】 この発明による実施の形態4における特定
目標に対する照射ビームのスケジューリング結果の一例
である。
【図14】 この発明の実施の形態5におけるレーダ制
御装置の機能構成図である。
【図15】 この発明の実施の形態5のキューイング部
の動作を示すフローチャートである。
【図16】 この発明のモード・データレート変換表の
一例である。
【図17】 この発明の実施の形態5の追尾モード選択
部の動作を示すフローチャートである。
【図18】 従来のレーダ制御装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 レーダ制御装置、2 レーダ装置、11 探知追尾
部、12 ビームデータレート選択部、13 レーダ割
当部、14 ビーム強度補正付レーダ割当部、15 リ
ソース管理付レーダ割当部、16 位相制御付レーダ割
当部、17 追尾モード選択部、18 キューイング
部、106 モード・データレート変換表、107 モ
ード開始条件表。
フロントページの続き Fターム(参考) 5J070 AC01 AC02 AC06 AC11 AC12 AC13 AD05 AD10 AH04 AH19 AJ02 AK04 AK21 BB01 BB06 BG30

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレーダからの目標に対する探知警
    報を受け航跡情報を生成及び更新する探知追尾部と、航
    跡情報内の特定航跡に対する追尾モード指定に基づいて
    その航跡に対するビームの総ヒット数要求情報へ変換す
    るビームデータレート選択部と、複数のレーダに関する
    パラメータを格納するレーダ情報に基づき追尾可能なレ
    ーダ群を選択し、かつ総ヒット数要求情報をレーダ毎追
    尾ビーム形態情報に変換するレーダ割当部とを具備した
    レーダ制御装置。
  2. 【請求項2】 複数のレーダからの目標に対する探知警
    報を受け航跡情報を生成及び更新する探知追尾部と、航
    跡情報内の特定航跡に対する追尾モード指定に基づいて
    その航跡に対するビームの総ヒット数要求情報へ変換す
    るビームデータレート選択部と、複数のレーダに関する
    パラメータを格納するレーダ情報に基づきビーム強度を
    制御して追尾可能なレーダ群を選択し、かつ総ヒット数
    要求情報をレーダ毎追尾ビーム形態情報に変換するビー
    ム強度補正付レーダ割当部とを具備したレーダ制御装
    置。
  3. 【請求項3】 複数のレーダからの目標に対する探知警
    報を受け航跡情報を生成及び更新する探知追尾部と、航
    跡情報内の特定航跡に対する追尾モード指定に基づいて
    その航跡に対するビームの総ヒット数要求情報へ変換す
    るビームデータレート選択部と、複数のレーダに関する
    パラメータを格納するレーダ情報とレーダ毎リソース状
    況に基づき追尾可能なレーダ群を選択し、かつその総ヒ
    ット数要求情報をレーダ毎追尾ビーム形態情報に変換す
    るリソース管理付レーダ割当部とを具備したレーダ制御
    装置。
  4. 【請求項4】 複数のレーダからの目標の対する探知警
    報を受け航跡情報を生成及び更新する探知追尾部と、航
    跡情報内の特定航跡に対する追尾モード指定に基づいて
    その航跡に対するビームの総ヒット数要求情報へ変換す
    るビームデータレート選択部と、複数のレーダに関する
    パラメータを格納するレーダ情報に基づき追尾可能なレ
    ーダ群を選択し、かつその総ヒット数要求情報を位相の
    ずれを含むレーダ毎追尾ビーム形態情報に変換する位相
    制御付レーダ割当部とを具備したレーダ制御装置。
  5. 【請求項5】 複数のレーダからの目標に対する探知警
    報を受け航跡情報を生成及び更新する探知追尾部と、航
    跡情報と相関のとれない外部航跡情報を監視し追尾モー
    ド指定へと変換するキューイング部と、外部航跡情報内
    の特定航跡に対する追尾モード指定に基づいてその航跡
    に対するビームの総ヒット数要求情報へ変換するビーム
    データレート選択部と、複数のレーダに関するパラメー
    タを格納するレーダ情報に基づき追尾可能なレーダ群を
    選択し、かつ総ヒット数要求情報をレーダ毎追尾ビーム
    形態情報に変換するレーダ割当部とを具備したレーダ制
    御装置。
  6. 【請求項6】 複数のレーダからの目標に対する探知警
    報を受け航跡情報を生成及び更新する探知追尾部と、航
    跡をモニタし追尾モード開始条件表に示された条件を満
    たす航跡に対して追尾モード指定を生成する追尾モード
    選択部と、その追尾モード指定に基づいてその航跡に対
    するビームの総ヒット数要求情報へ変換するビームデー
    タレート選択部と、複数のレーダに関するパラメータを
    格納するレーダ情報に基づき追尾可能なレーダ群を選択
    し、かつ総ヒット数要求情報をレーダ毎追尾ビーム形態
    情報に変換するレーダ割当部とを具備したレーダ制御装
    置。
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