JP2001050870A - 気中物質捕集装置 - Google Patents

気中物質捕集装置

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JP2001050870A
JP2001050870A JP11229209A JP22920999A JP2001050870A JP 2001050870 A JP2001050870 A JP 2001050870A JP 11229209 A JP11229209 A JP 11229209A JP 22920999 A JP22920999 A JP 22920999A JP 2001050870 A JP2001050870 A JP 2001050870A
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gas
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JP11229209A
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Tomohito Ono
智史 小野
Kohei Urano
紘平 浦野
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TERUMU KK
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TERUMU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種類の物質の捕集が可能であり、リーク
・チェック機能を有し、かつ、広範囲の吸引流量を可能
とする気中物質捕集装置を提供する。 【解決手段】 ダイオキシン類を捕集する場合は、モー
タ・ベース24にチューブ26及びフィルタホルダ25
の両方を取付け、その他の物質を捕集する場合は、物質
の種類により、それらを両方取付るか又はフィルタホル
ダ25のみを取付る。また、物質の種類又は捕集環境等
に応じて、寸法又は形状等が異なる他のフィルタを支持
する他のフィルタホルダを取付ける。更に、リークの有
無を判断する風量の基準値を記憶しておき、それを風量
センサ37の測定値と比較することでリーク・チェック
を行う。また、モータ36にブラシレスモータを使用し
てインバータ制御することにより、シロッコファン35
による吸引流量を50リットル/分〜1200リットル
/分程度で任意の値に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大気等種々の被測
定ガス中に含まれるダイオキシン類等のような化学物質
をはじめ、様々な種類の物質を捕集する気中物質捕集装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、有毒なダイオキシン類をはじめ、
トラック排ガス等からの浮遊粒子状物質(SPM)や多
環芳香族炭化水素(PAHs)等による環境汚染が社会
問題となっている。例えば、ダイオキシン類は、塩素系
有機物を燃焼させた場合に発生する化学物質であり、産
業廃棄物処理場周辺及びごみ焼却場周辺においてその発
生率が高い。従って、そのような産業廃棄物処理場周辺
及びごみ焼却場周辺では、それら施設から発生する排ガ
ス中のダイオキシン類の捕集及び分析を行い、その発生
を抑えるような対応を行っていく必要がある。
【0003】ここで、ダイオキシン類を捕集するダイオ
キシン捕集装置として、例えば図18に示すものが知ら
れている。図18は、従来のダイオキシン捕集装置の一
例を示す斜視図である。なお、この図は、ケース1の前
面の前扉(図示せず)及び上部の天蓋(図示せず)を外
した状態を示している。
【0004】図18に示すダイオキシン捕集装置では、
ケース1の内部にホッパ2が取り付けられている。この
ホッパ2は、その広い方の開口部が上方に向くように配
置されている。ホッパ2の下部には、筒状のシャトルチ
ューブ3が取り付けられている。また、このシャトルチ
ューブ3の下部に、台座4が配置されており、その内部
にブロワ5が設置されている。このブロワ5は、ブラシ
レスモータ等の図示しないモータによって駆動される。
更に、ホッパ2の上部、すなわちケース1の上部には、
内部にフィルタが装着されたフィルタケース6が取り付
けられる構成となっている。
【0005】また、シャトルチューブ3は着脱可能とな
っており、その構成を図19に示す。すなわち、シャト
ルチューブ3の内部にはウレタンホルダ15が挿入され
るようになっており、このウレタンホルダ15の内部に
はポリウレタンフォーム16が装着されている。
【0006】このようなシャトルチューブ3を図18に
示すように取り付ける際、ケース1の上部に取り付けら
れたホッパ2を、例えば固定ネジ等をゆるめることによ
って上方に移動させ、シャトルチューブ3を台座4の上
部に配置する。この時、台座4との間にガスケット7を
介挿する。また、シャトルチューブ3の上部にもガスケ
ット8を載せ、ホッパ2を下げて固定ネジ等で固定す
る。更に、ホッパ2とシャトルチューブ3との間、及び
シャトルチューブ3と台座4との間は、クランプ9,1
0によって固定する。また、シャトルチューブ3を取り
外す際は、クランプ9,10を外し、同様にホッパ2を
上方に移動させてシャトルチューブ3を取り外す。
【0007】一方、ケース1内部にはパネル操作部11
が設けられており、電源スイッチ、操作スイッチ及びデ
ジタル表示部等から構成されている。
【0008】このような構成を有するダイオキシン捕集
装置は、ダイオキシンの捕集を行う場所に設置される。
そして、ブロワ5が駆動されると、ケース1の上部から
フィルタケース6内のフィルタを通って、外部の被測定
ガスがケース1内に吸引される。このとき、被測定ガス
中に含まれる塵埃等がフィルタによって捕集される。そ
して、ホッパ2を介して、シャトルチューブ3内に被測
定ガスが流入し、その被測定ガス中に含まれるダイオキ
シンが、シャトルチューブ3内のウレタンホルダ15に
装着されているポリウレタンフォーム16に吸着する。
【0009】このような状態で、所定の時間放置した
後、ダイオキシンの捕集が完了する。そして、上述した
ようにシャトルチューブ3を取り外し、このシャトルチ
ューブ3からウレタンホルダ15を外す。そして、その
ウレタンホルダ15内部に装着されているポリウレタン
フォーム16を取り出し、このポリウレタンフォーム1
6に吸着されているダイオキシン類の分析を行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のダイオキシン捕集装置には、以下のような問題があ
った。図18に示すダイオキシン捕集装置では、一定形
状のホッパ2がケース1内部に固定されており、フィル
タケース6に装着されるフィルタの形状も1種類だけで
あった。そのため、フィルタで捕捉する粉塵等の物質の
種類、又は捕集を行う環境等により、大きさ又は目の粗
さ等が異なるフィルタを使用したい場合に、対応するこ
とができなかった。また、図18に示す装置は、必ずシ
ャトルチューブ3を取り付ける構成であり、ダイオキシ
ン類の捕集を行うための装置であった。すなわち、粉塵
等をフィルタのみで捕集する場合にもシャトルチューブ
3を取り付ける必要があるため、実際には、そのような
場合は別に専用の捕集装置を用意して捕集を行ってい
た。
【0011】更に、図18に示す従来のダイオキシン捕
集装置では、ホッパ2とシャトルチューブ3との間はク
ランプ10で固定されているため、僅かに隙間が生じて
外部の空気が混入するリークが発生する可能性があっ
た。そのため、無駄な被測定ガスの流入が発生し、確実
に捕集を行うことができなくなるという問題があった。
【0012】また、従来の被測定ガス中の物質を捕集す
る装置は、ブロワによる吸引流量が500〜1000リ
ットル/分程度のものか、又は5〜30リットル/分の
ものしかなく、それらの中間のものは無かった。また、
必要な流量の大きさに応じて異なる装置を使用しなけれ
ばならないだけでなく、過剰な流量又は不十分な流量で
捕集しているという問題があった。
【0013】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
複数のフィルタの取付を可能とすることで複数種類の物
質を捕集することができる気中物質捕集装置を提供する
ことにある。また、本発明の他の目的は、内部に発生す
るリークの検出が可能な自己チェック機能を有し、それ
によって確実な捕集を可能とする気中物質捕集装置を提
供することにある。更に、1台で広範囲の吸引流量を実
現することができる気中物質捕集装置を提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
被測定ガスを吸引してその被測定ガス中の物質を捕集す
る気中物質捕集装置において、前記被測定ガスを吸引す
る吸引手段と、前記被測定ガス中に含まれる物質を捕捉
するフィルタであって、その寸法あるいは形状の少なく
とも一方が異なる複数種類のフィルタと、前記各フィル
タをそれぞれ保持し、前記吸引手段の吸込口側に、連結
手段を介して着脱可能に連結される複数種類のフィルタ
ホルダとを具備することを特徴としている。
【0015】請求項1記載の発明によれば、以下のよう
な作用が得られる。すなわち、例えばファン及びモータ
等の吸引手段により、吸引手段の吸込口側に取り付けら
れたフィルタホルダのフィルタを介して被測定ガスが当
該気中物質捕集装置内部に吸引される。その際、被測定
ガス中に含まれる粉塵等の物質がフィルタによって捕捉
される。本発明では、支持部材に、異なる種類のフィル
タを保持する複数種類のフィルタホルダが取付可能であ
るため、捕集する物質の種類又は捕集を行う環境等に応
じてフィルタを交換することができる。
【0016】請求項2記載の発明は、被測定ガスを吸引
してその被測定ガス中の物質を捕集する気中物質捕集装
置において、前記被測定ガスを吸引する吸引手段と、中
空状の内部に所定の吸着剤が装着され、その一端が前記
吸引手段の吸込口側に連結手段を介して着脱可能に連結
されるチューブと、前記被測定ガス中に含まれる物質を
捕捉するフィルタであって、その寸法あるいは形状の少
なくとも一方が異なる複数種類のフィルタと、前記各フ
ィルタをそれぞれ保持し、前記吸引手段の吸込口側ある
いは前記チューブの他端に、連結手段を介して着脱可能
に連結される複数種類のフィルタホルダとを具備するこ
とを特徴としている。
【0017】請求項2記載の発明によれば、以下のよう
な作用が得られる。すなわち、吸引手段の吸込口側にチ
ューブを取り付け、そのチューブの他端にフィルタホル
ダを取り付けることにより、フィルタを介して吸引され
る被測定ガスがチューブの内部を通過する。その際に、
チューブの内部に装着された吸着剤により、被測定ガス
中の化学物質(例えばダイオキシン類)等が吸着され
る。また、フィルタホルダを吸引手段の吸込口側に直接
取り付けることも可能であるため、チューブを介さずフ
ィルタのみで捕集を行うこともできる。すなわち、吸着
剤でもフィルタのみでも捕集を行うことができ、1台の
装置で、複数種類の物質に対応することが可能となる。
例えば、ダイオキシン類を捕集する場合はチューブを使
用し、その他、例えば浮遊粒子状物質、多環芳香族炭化
水素類、粉塵、塩、黄砂、花粉、ダニ又はハウスダスト
等を捕集する場合は、チューブとフィルタ両方、あるい
はフィルタのみを使用する。
【0018】請求項3記載の発明による気中物質捕集装
置は、請求項1又は2記載の発明において、前記連結手
段が、連結する一方の部材の端部に設けられた、接合面
と直交する方向に突出する突起と、連結する他方の部材
の端部に設けられた、前記突起が挿入される凹部とを備
え、前記他方の部材の端部には、前記突起と直交する方
向に、前記凹部に貫通する穴が設けられ、この穴内にネ
ジが挿入され、前記突起には、前記穴内に挿入されたネ
ジの先端が接触する係合部が設けられ、この係合部の前
記ネジとの接触部分が、前記ネジを突起側にねじ込んだ
場合に、連結する双方の部材を接近させる方向に傾いた
傾斜面になっていることを特徴としている。
【0019】請求項3記載の発明によれば、2つの部材
を連結する際には、一方の部材の端部に設けられた突起
を他方の部材の端部に設けられた凹部に挿入した後、他
方の部材の端部に設けられた穴にネジを挿入する。この
時、挿入されたネジの先端が突起の係合部に接触する。
この係合部の接触部分が傾斜面となっており、ネジを突
起側にねじ込むとネジが傾斜面を滑る。これにより、連
結する双方の部材が接近し、更にネジをねじ込むことに
より強固に固定される。以上のように、簡単な構成で各
部材を確実に連結させることができる。なお、突起とし
ては、例えば一方の部材に固定されたピン形状の突起又
はリング状の突起等が可能である。
【0020】請求項4記載の発明による気中物質捕集装
置は、請求項1又は2記載の発明において、当該気中物
質捕集装置の内部に設けられた風量センサと、前記風量
センサによって測定された風量に応じて、前記吸引手段
による被測定ガスの単位時間あたりの吸引量が一定とな
るように、前記吸引手段の駆動力を制御する制御手段と
を具備することを特徴としている。
【0021】請求項4記載の発明によれば、被測定ガス
の吸引中に風量センサによって風量を測定し、その風量
に応じて吸引手段の駆動力を制御することにより、吸引
手段による被測定ガスの単位時間あたりの吸引量が常時
一定に保たれる。そのため、例えば風量の増大により捕
捉される物質又は吸着剤に吸着する物質の量が過度に増
加して、風量が低下するのを防止することができる。
【0022】請求項5記載の発明による気中物質捕集装
置は、請求項1又は2記載の発明において、当該気中物
質捕集装置にリークが発生しているか否かを判断するリ
ーク・チェック手段を備え、前記リーク・チェック手段
が、当該気中物質捕集装置の内部に設けられた風量セン
サと、リーク・チェックの実施を指示する入力手段と、
リークの有無を判断する風量の基準値を記憶するメモリ
と、前記風量センサによって測定された風量を、前記メ
モリに記憶された基準値と比較する比較手段と、前記比
較手段による比較の結果に基づいて、リーク発生の有無
を判断する判断手段と、前記リーク・チェックの結果を
出力する出力手段とを有することを特徴としている。
【0023】請求項5記載の発明によれば、入力手段に
よりリーク・チェックの実施が指示されると、風量セン
サによって風量が測定され、比較手段により、メモリに
記憶された風量の基準値と比較される。その比較の結果
に基づき、判断手段によってリークの発生の有無が判断
され、出力手段においてリークの発生を示す出力がなさ
れる。上記基準値は、例えば、リークが発生している場
合の風量の値、又はその逆にリークが発生していない場
合の風量の値等である。また、出力手段としては、例え
ばLCD表示器等の視覚的に表示する手段でもよいし、
ブザー等のような音声による手段でもよい。
【0024】このように、自動的にリークの発生を検出
することができるため、リークの発生を示す出力がなさ
れた場合に、部材の取付をし直す等の対応を行うことが
できる。そのため、確実な捕集を実現することが可能と
なる。
【0025】請求項6記載の発明による気中物質捕集装
置は、請求項5記載の発明において、前記メモリが、気
中物質捕集装置に装着するフィルタごとに、リークの有
無を判断する風量の基準値を記憶するものであり、前記
入力手段が、装着されたフィルタの種別を入力するもの
であることを特徴としている。
【0026】請求項6記載の発明によれば、リーク・チ
ェックを行う際に、予め入力手段により、装着されてい
るフィルタの種別が入力される。それにより、リーク・
チェック中に風量センサによって測定される風量が、比
較手段によってメモリ内の当該フィルタに対応する基準
値と比較される。基準値は、例えばそのフィルタが装着
されている時にリークが発生している場合の風量であ
り、それはフィルタの形状等によって異なるため、フィ
ルタ毎に記憶されている。以上のように、複数種類のフ
ィルタのいずれを取り付けた場合にも、リーク・チェッ
クを確実に行うことができる。
【0027】請求項7記載の発明による気中物質捕集装
置は、請求項5記載の発明において、前記フィルタホル
ダの開口部分に取付けられる気密性の蓋を備え、前記メ
モリが、前記蓋を取付けた場合のリークの有無を判断す
る風量の基準値を記憶するものであることを特徴として
いる。
【0028】請求項7記載の発明によれば、リーク・チ
ェックを行う際、フィルタホルダの開口部分に気密性の
蓋が取付けられる。そして、リーク・チェック中には、
比較手段により、風量センサによって測定される風量が
メモリ内の基準値と比較される。基準値は、例えば、蓋
を取付けて気中物質捕集装置の内部を完全に密封した状
態で風量センサによって測定される風量であり、測定さ
れる風量がこの基準値を超えると、リークが発生してい
ると判断される。以上のように、蓋を取付けるだけで簡
単にリーク・チェックを行うことができる。
【0029】請求項8記載の発明による気中物質捕集装
置は、請求項4記載の発明において、前記吸引手段が、
ファンと該ファンを駆動するブラシレスモータとを含
み、前記制御手段が、前記ブラシレスモータをインバー
タ制御し、前記ファンによる吸引風量が50〜1200
リットル/分の範囲となるように制御するよう構成され
ていることを特徴としている。請求項8記載の発明によ
れば、ブラシレスモータを用いるため、消費電力の低
減、ファンの長寿命化、及び発塵並びに振動・騒音の低
減が可能となると共に、広範囲の可変速制御が可能とな
る。また、このブラシレスモータをインバータ制御する
ことにより、ファンによる吸引風量を50〜1200リ
ットル/分の広範囲に制御するため、少ない流量に対応
することができると共に、従来無かった中位の吸引風量
が可能となり、捕集する物質の種類又は捕集を行う環境
に応じて流量を選択することができる。従って、1台の
装置で広範囲の吸引流量を実現することが可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態を図面を参照して説明する。
【0031】[1.構成] [1−1.基本構成]図1は、本実施の形態による気中
物質捕集装置の全体構成を示す図であり、(a)は正面
図、(b)は側面図、(c)は上面図である。なお、図
1(a)は前面の前扉、同図(b)は側面板を外した状
態を示している。これらの図に示すように、本装置で
は、直方体のケース20内に捕集装置本体21が設置さ
れている。ケース20は、例えばスタンド20aによ
り、ダイオキシン等の物質の捕集を行う場所に立設され
る。
【0032】捕集装置本体21は、内部に図示しないフ
ァン、それを駆動するモータ及び電源等が設けられたフ
ァンボックス22と、そのファンボックス22の前面に
設置された操作パネル23と、ファンボックス22内の
図示しないファン及びモータに接続されたモータ・ベー
ス24とを備えている。
【0033】また、このモータ・ベース24に、図示し
ないフィルタを支持するフィルタホルダ25が、チュー
ブ26を介して接続されている。なお、後述するよう
に、このフィルタホルダ25は、チューブ26を介さず
に直接モータ・ベース24に取り付けることも可能であ
る。また、フィルタホルダ25としては、複数種類、す
なわち異なる大きさ又は形状のものが取付可能となって
いる。
【0034】更に、チューブ26は、図19に示す従来
のシャトルチューブ3と同様に、例えばポリウレタンフ
ォーム等が装着されたウレタンホルダ(図示せず)が内
部に装着された構成となっている。更に、ケース20の
上部には、上部蓋27が設けられている。この上部蓋2
7は、装置を動作させていない時及び装置を移動する時
等に、ケース20内に埃等が侵入しないように、且つ、
捕集装置本体21を保護するために、設けられている。
また、上部蓋27は、矢印A方向に開くようになってお
り、装置の動作時はこの上部蓋27を開いた状態で捕集
が行われる。
【0035】図2は、図1に示す捕集装置本体21のみ
を取り出した図である。すなわち、図2において、モー
タ・ベース24の上部には、チューブ26が取り付けら
れており、このチューブ26のフランジ部26aがロー
レットノブ付のネジ30によって固定されている。更
に、チューブ26の上部には、フィルタホルダ25が取
り付けられており、このフィルタホルダ25のフランジ
部25aが同様にネジ30によって固定されている。
【0036】また、図2において、操作パネル23に
は、例えば、電源スイッチ23a、日付、ファンによる
風量、捕集の開始及び停止等の操作スイッチ23b、及
びLCD表示器23c等が設けられている。
【0037】なお、この図に示す捕集装置本体21で
は、ファンボックス22の側部にコ字状の取手28が設
けられているが、この取手28は無くてもよい。
【0038】図3は、図2に示す捕集装置本体21の縦
断面図であり、ファンボックス22を省略した図であ
る。また、図4、図5及び図6は、それぞれモータ・ベ
ース24、チューブ26及びフィルタホルダ25の構成
を示し、それぞれの(a)上面図及び(b)縦断面図で
ある。
【0039】[モータ・ベース24について]まず、モ
ータ・ベース24について説明する。図3に示すよう
に、モータ・ベース24の下部には、順次シロッコファ
ン35及びシロッコファン35を駆動するモータ36が
接続されており、これらシロッコファン35及びモータ
36により、吸引手段が構成されている。なお、モータ
36の制御については、後述する。ここで、図3及び図
4(b)に示すように、モータ・ベース24は図中上下
方向に内部が中空となっており、この中空部分に対して
垂直に、図4(a)に示すような略正方形状の板材24
aがつば状に形成されている。なお、この板材24a
が、図2に示すファンボックス22の上部を覆う蓋にな
っている。すなわち、図4(a)に示すように、板材2
4aの周縁部に複数のネジ穴24bが形成されており、
これらに図示しないネジを取り付けることにより、モー
タ・ベース24がファンボックス22に固定される。
【0040】更に、図4(a)及び(b)に示すよう
に、モータ・ベース24の最上面は中心が開口した円形
状となっており、その周縁部に3つのピン穴24cが形
成されている。また、ピン穴24cには、モータ・ベー
ス24の外側から垂直にネジ穴24dが形成されてい
る。そして、図3に示すように、上記ピン穴24cに後
述するピン40の下部が挿入され、ネジ穴24dにネジ
38が挿入されるようになっている。すなわち、ネジ3
8により、ピン40がピン穴24cに固定される。
【0041】また、図3に示すように、モータ・ベース
24の内壁には、風量、すなわちシロッコファン35に
よって吸引される被測定ガスの圧力を検出する差圧計等
の風量センサ37が設けられているが、これについては
後述する。
【0042】[チューブ26について]次に、チューブ
26について説明する。図3及び図5(b)に示すよう
に、チューブ26は内部が中空の筒状となっている。ま
た、図5(a)及び(b)に示すように、チューブ26
の下端部(フランジ部26a)の周縁には、3つの孔部
26bが形成されており、これら孔部26bには、チュ
ーブ26の外側から垂直にネジ穴26cが形成されてい
る。この孔部26bには、上記モータ・ベース24のピ
ン穴24cに固定されるピン40の上部が挿入され、ネ
ジ穴26cには、上述したネジ30がねじ込まれるよう
になっている。
【0043】ここで、図7に、上記ピン40の構成を示
す。この図に示すように、ピン40の頭部40aは、図
中上下方向の中央部に向かって例えば90゜の角度にテ
ーバ加工されたテーパ面Tとなっており、その頭部40
aの上部Uと下部Lは、共に断面が円形であって最大直
径D1 の大きさが等しい形状となっている。また、頭部
40aの上端部の直径D2 は、上記最大直径D1 より僅
かに小さくなっている。更に、ピン40の胴部40bの
直径D3 は、頭部40aの最大直径D1 より小さい形状
となっている。
【0044】このようなピン40の胴部40bが、図3
に示すように、上述したモータ・ベース24のピン穴2
4cに挿入されてピン38によって固定され、その頭部
40aが上方に突出するようになっている。そして、チ
ューブ26を取り付ける際には、チューブ26の上記孔
部26bにピン40の頭部40aが挿入される。
【0045】また、チューブ26の上記ネジ穴26cに
は、図3に示すように、ネジ30がねじ込まれる。この
時のネジ30と上記ピン40との関係を、図8に示す。
図8(a)に示すように、ピン40の頭部40aのテー
パ面Tに、ネジ30の先端部が係合する。なお、ネジ3
0の挿入時には、図8(b)に示すように、ネジ30の
先端はピン40のテーパ面Tの中心より上部に当接し、
このネジ30のローレットノブを締めることにより、ネ
ジ30がテーパ面Tに沿って下方に移動して図8(a)
に示す状態となる。すなわち、ピン40は下のモータ・
ベース24のピン穴24c(図4)に固定されているた
め、ネジ30と共に上のチューブ26が下方に移動し
て、モータ・ベース24とチューブ26とが固定され
る。
【0046】また、図5(a)及び(b)に示すよう
に、チューブ26上端のフランジ部26dの周縁には、
3つのピン穴26eが形成されている。これらピン穴2
6eには、モータ・ベース24のピン穴24cと同様
に、ピン40の胴部40bが挿入され、ピン40の頭部
40aがチューブ26の上部に突出するようになってい
る。また、ピン穴26eには、チューブ26の外側から
垂直にネジ穴26fが形成されており、図3に示すネジ
38が挿入されることによりピン40が固定される構成
となっている。
【0047】[フィルタホルダ25について]次に、フ
ィルタホルダ25について説明する。図6(a)に示す
ように、フィルタホルダ25は上面が長方形となってお
り、ここに、長方形のフィルタ42が装着される。ま
た、図6(a)及び(b)に示すように、フィルタホル
ダ25の下端部(フランジ部25a)の周縁には、3つ
の孔部25bが形成されており、これら孔部25bに
は、フィルタホルダ25の外側から垂直にネジ穴25c
が形成されている。これら孔部25b及びネジ穴25c
は、上述したチューブ26の孔部26b及びネジ穴26
cと同一の大きさとなっている。
【0048】上記孔部25bには、図3に示すように、
チューブ26の孔部26bの場合と同様、チューブ26
のピン穴26eから突出したピン40の頭部40aが挿
入される。また、ネジ穴25cにも同様に、ネジ30が
挿入される。そして、ローレットノブによってネジ30
を締めることにより、モータ・ベース24とチューブ2
6と同様に、チューブ26とフィルタホルダ25とが固
定される。
【0049】なお、図3において、モータ・ベース24
とチューブ26との間には、プレフィルタ50及びパッ
キン51が介挿されており、チューブ26とフィルタホ
ルダ25との間には、パッキン53が介挿されている。
【0050】[1−2.風量制御構成]ここで、図3に
示すシロッコファン35を駆動するモータ36の制御に
ついて説明する。図3において、シロッコファン35が
駆動されると、外部の被測定ガスが、フィルタホルダ2
5に装着されたフィルタ42を介して、チューブ26の
内部を通過してモータ・ベース24内部まで吸引され
る。すなわち、被測定ガスは、矢印B方向に吸引され
る。
【0051】なお、図示しない電源として、例えばAC
100Vを使用するが、DC/ACコンバータを設置す
ることにより、一般的なバッテリ、カーバッテリ及び太
陽電池等のDC電源をも使用することができる。
【0052】また、モータ・ベース24内部に設けられ
た風量センサ37は、上記矢印B方向に流れる被測定ガ
スの風量(差圧計の場合、圧力差)を検出する。更に、
モータ36はブラシレスモータであり、風量センサ37
が検出する風量に応じてインバータ制御され、シロッコ
ファン35の回転数を制御する。このインバータ制御に
より、シロッコファン35による被測定ガスの吸引流量
は、例えば50リットル/分〜1200リットル/分程
度で任意の値に設定することができる。
【0053】ここで、図9に、モータ36の制御回路の
構成を示す。同図において、100は入力部であり、本
実施の形態では図2等に示す操作パネル23の操作ボタ
ン23bである。この入力部100により、現在装着さ
れているフィルタの種類及び所望のシロッコファン35
の風量等が入力される。
【0054】101はA/D変換部であり、風量センサ
37が検出する風量を表すアナログ信号を、デジタル信
号に変換する。102はメモリであり、入力部100に
よって入力されるシロッコファン35(図3)の風量の
設定値等を記憶する。
【0055】103は制御部であり、メモリ102の書
込み及び読出しを制御するメモリ制御部104を有す
る。メモリ制御部104は、入力部100によって入力
されるシロッコファン35の風量の設定値をメモリ10
2に記憶する。また、制御部103は、A/D変換部1
01を介して入力される風量の現在値をメモリ102に
記憶された設定値と比較する比較部105を有する。
【0056】更に、制御部103はモータ制御部106
を有し、このモータ制御部106は、比較部105によ
る比較の結果、風量の現在値が設定値より小さくなった
場合、すなわちフィルタの目詰まりによりフィルタの抵
抗値が上昇することで装置本体内の風量が小さくなった
場合、モータ36を制御してシロッコファン35の風力
を大きくする。すなわち、モータ制御部106は、現在
の風量に応じて、シロッコファン35による被測定ガス
の単位時間あたりの吸引量が一定となるよう制御する。
ここで、104はD/A変換部であり、モータ制御部1
06によるモータ36制御用のデジタル信号をアナログ
信号に変換し、モータ36に供給する。
【0057】[セルフ・リーク・チェック機能につい
て]また、本実施の形態では、各部材を取付けた際の部
材間の隙間等により捕集装置本体21内部にリークが発
生していないかを自動的に検査する、セルフ・リーク・
チェック機能が設けられている。このようなセルフ・リ
ーク・チェックを行う場合、図10に示すような例えば
ステンレス製の蓋90が、フィルタホルダ25の上部に
取り付けられる。この蓋90は、外部の被測定ガスがフ
ィルタを介して捕集装置本体21の内部に侵入しないよ
うに、フィルタホルダ25の上部の開口部分を完全に覆
う構成となっている。この蓋90は、周縁部に複数の引
掛部材91が設けられており、この引掛部材91をフィ
ルタホルダ25の上端の周縁に引掛けることによって固
定される。あるいは、蓋90は、図示しないネジ等によ
ってフィルタホルダ25に固定されてもよい。
【0058】一方、図9に示す制御回路において、メモ
リ102には予め、捕集装置本体21内部におけるリー
クが発生していない場合の風量、すなわち圧力値が設定
されている。すなわち、フィルタホルダ25に上記蓋9
0を取り付けた状態でモータ36を駆動した際に、捕集
装置本体21が完全に密閉されている場合の風量センサ
37によって測定される圧力の設定値が記憶されてい
る。
【0059】また、図9において、入力部100は、セ
ルフ・リーク・チェックを開始するための開始ボタン又
はスイッチ等を有している。更に、入力部100によ
り、チェックを行う時間(t時間)が入力されるように
なっている。また、107は出力部であり、図2等に示
す操作パネル23のLCD表示器23c又は図示しない
ブザー等からなる。更に、制御部103は、セルフ・リ
ーク・チェックの結果を出力部107に出力させる出力
制御部108を有する。
【0060】上記モータ制御部106は、入力部100
の上記開始ボタン又はスイッチ等がONとされると、D
/A変換部104を介してモータ36を駆動し、シロッ
コファン35によってt時間吸引を行わせる。比較部1
05は、その間、風量センサ37が検出する風量、すな
わち圧力値とメモリ102に記憶されている圧力の上記
設定値とを比較する。
【0061】また、制御部103は判断部109を有
し、この判断部109は、上記比較部105による比較
の結果、風量センサ37が検出した圧力値が上記設定値
より大きいと判断された場合、リークが発生していると
判断する。上記出力制御部108は、判断部105によ
りリークが発生していると判断された場合、操作パネル
23のLCD表示器23cに「NG」(リーク発生)等
を表示させるか、又はブザー音等を発生させる。なお、
判断部105によりリークが発生していないと判断され
た場合に、出力制御部108は、操作パネル23のLC
D表示器23cに「OK」等を表示させてもよい。
【0062】[1−3.他のフィルタホルダの構成]上
述したように、本実施の形態による捕集装置本体21で
は、複数種類のフィルタホルダを用いることができる。
そのフィルタホルダの例を、図11及び図12に示す。
【0063】図11(a)は、フィルタホルダ60の上
面図であり、同図(b)はその縦断面図である。これら
の図に示すように、フィルタホルダ60の下端部には、
3つの孔部60aが形成されており、これら孔部60a
には、フィルタホルダ60の外側から垂直にネジ穴60
bが形成されている。これら孔部60a及びネジ穴60
bは、上述したチューブ26及びフィルタホルダ25の
孔部25b,26b,31b及びネジ穴25c,26
c,31cと同一の大きさとなっている。すなわち、上
述したピン40及びネジ30が使用可能な構成となって
いる。
【0064】また、図12(a)は、図11に示すフィ
ルタ61より直径の小さいフィルタ71を装着するフィ
ルタホルダ70の縦断面図を示し、図12(b)は、図
11に示すフィルタ61より直径の大きいフィルタ81
を装着するフィルタホルダ80の縦断面図を示す。
【0065】上記フィルタホルダ70,80は、共に、
モータ・ベース24(図3)への取付部である下端部の
直径DLが、フィルタホルダ60の直径DL(図11)
と等しく、かつ、孔部70a,80a及びネジ穴70
b,80bがフィルタホルダ60の孔部60a及びネジ
穴60b(図11)と等しく構成されている。
【0066】[2.作用]次に、以上のような構成を有
する気中物質捕集装置の作用について説明する。 [2−1.ダイオキシン類を捕集する場合]まず、ダイ
オキシン類を捕集する場合について説明する。この場
合、図2及び図3に示すように、モータ・ベース24に
チューブ26を接続し、フィルタ42が装着されるフィ
ルタホルダ25を取り付ける。ここでは、捕捉する粉塵
等の物質及び捕集を行う環境等に応じて、フィルタ42
が選択されており、そのフィルタ42が装着されたフィ
ルタホルダ25を取り付けるものとする。
【0067】この時、以下のようにして各部材が接続さ
れる。すなわち、上述したように、各ピン穴24c,2
6eにそれぞれピン40の胴部40bを挿入し、ネジ穴
26d、26fにネジ38を挿入してピン40を固定す
る。そして、上部に突出したピン40の頭部40aが、
チューブ26及びフィルタホルダ25の孔部26b,3
1b,25bにそれぞれ挿入されるように、チューブ2
6及びフィルタホルダ25を載置する。そして、各ネジ
穴26c,25cにネジ30を挿入して、ネジ30のロ
ーレットノブを締める。
【0068】以上のようにして、フィルタホルダを取り
付けた後、操作パネル23の電源スイッチ23aをON
にし、操作スイッチ23bにより捕集時間及び風量(又
はフィルタの種類)等を入力する。この時、設定された
内容が、LCD表示器23cに表示される。設定内容を
設定後、操作スイッチ23bを操作することにより捕集
を開始する。
【0069】この操作スイッチ23bがONとなること
により、モータ36が駆動してシロッコファン35が動
作し、外部の被測定ガスがフィルタホルダの上部からフ
ィルタを介して取り込まれる。この動作は、予め操作ス
イッチ23bによって設定された時間継続して行われ
る。
【0070】この間、風量センサ37によってモータ・
ベース24内の風量が検出され、その結果が図9に示す
制御部103に供給される。そして、メモリ制御部10
4により、上記操作スイッチ23bによって予め設定さ
れた風量が、メモリ102から読出され、比較部105
により、その設定値と現在の風量とが比較され、その比
較の結果に基づき、モータ制御部106によりモータ3
6が制御される。すなわち、時間の経過によってフィル
タが目詰まりすることで抵抗値が増し、風量が低下した
場合、モータ36が駆動されて、シロッコファン35の
風力が増大する。このようにして、風量を常に一定に保
つように制御する。
【0071】以上のようにして捕集時間を経過すると、
モータ36が停止し、シロッコファン35による吸引が
停止する。その後、ダイオキシン類等を捕集する場合
は、フィルタホルダ25のフィルタ42及びチューブ2
6を取り外し、フィルタ42及びチューブ26内部のポ
リウレタンフォームによりダイオキシン類の分析を行
う。一方、ダイオキシン類と共に、上述した他の物質、
例えば浮遊粒子状物質、多環芳香族炭化水素類、粉塵、
塩、黄砂、花粉、ダニ又はハウスダスト等を捕集する場
合は、フィルタホルダ25のフィルタ25を取り外して
その物質の分析を行う。
【0072】また、以上のような捕集を行う前に、本実
施の形態では、セルフ・リーク・チェックを行うことが
できる。すなわち、フィルタホルダ等をセットして捕集
を行うことができる状態とし、図10に示す蓋90をフ
ィルタホルダ25の上部に取付けた後、操作パネル23
の操作スイッチ23bを操作して、リーク・チェックの
時間(t時間)等を設定し、リークチェックを開始す
る。それにより、制御部103のモータ制御部106に
よってモータ36が駆動され、シロッコファン35が吸
引を開始する。
【0073】上記設定されたt時間、シロッコファン3
5が吸引を行い、その間、風量センサ37により風量、
すなわち圧力値が検出される。そして、比較部105に
より、メモリ102に記憶されているリークが発生して
いない場合の圧力の設定値と、風量センサ37によって
検出される圧力値とが比較される。その結果、検出され
た圧力値が上記設定値より大きい場合、判断部109に
より、リークが発生していると判断され、出力制御部1
08の制御により、操作パネル23のLCD表示器23
cに「NG」等が表示されるか、又はブザー等が発生す
る。また、検出された圧力値が上記設定値より大きくな
い場合は、判断部109により、リークが発生していな
いと判断され、上記LCD表示器23cに「OK」等が
表示される。
【0074】そして、LCD表示器23cに「NG」等
が表示されるか又はブザー等が発生することにより、リ
ークの発生が知らされた場合、各部材の取付をやり直す
等の対応を行う。
【0075】なお、上述したように、ダイオキシン類を
捕集する場合であっても、捕捉する粉塵等の物質及び捕
集を行う環境等に応じて、異なるフィルタが装着された
フィルタホルダを取り付けることができる。例えば、図
13(a),(b),(c)にそれぞれ示すように、フ
ィルタ61が装着されたフィルタホルダ60、フィルタ
71が装着されたフィルタホルダ70、フィルタ81が
装着されたフィルタホルダ80を取り付けることが可能
である。
【0076】[2−2.粉塵等のみを捕集する場合]次
に、粉塵等、上述したダイオキシン類以外の物質のみを
捕集する場合について説明する。この場合は、ダイオキ
シン類の捕集に必要なチューブ26が不要であるため、
モータ・ベース24に直接フィルタホルダを取り付け
る。なお、ダイオキシン類以外の物質でも、物質によっ
てはチューブ26のポリウレタンフォームによって捕集
するものもあり、チューブ26を取付けた状態で捕集を
行う場合もあるが、ここでは取付けない場合で説明す
る。
【0077】この場合の捕集装置本体21の構成例を、
図14及び図15に示す。図14は捕集装置本体21の
正面図であり、図15はその縦断面図を示す。なお、こ
こでは、フィルタホルダとして、図11に示すフィルタ
ホルダ60を使用するものとする。
【0078】図14及び図15等に示すように、チュー
ブ26を接続せずにモータ・ベース24に直接フィルタ
ホルダ60を取り付ける。この場合も、同様に、ピン4
0及びネジ30によって互いを固定する。
【0079】すなわち、図15に示すように、モータ・
ベース24の最上面に形成されたピン穴24cから突出
しているピン40の頭部40aを、図11に示す孔部6
0aに挿入し、ネジ30をネジ穴60bに挿入する。更
に、図3に示す各部の場合と同様、このネジ30をロー
レットノブによって締めることにより、モータ・ベース
24とフィルタホルダ60を固定する。
【0080】以下、上述したダイオキシン類の捕集を行
う場合と同様に、操作パネル23の電源スイッチ23a
をONにして、同様の捕集作業を実行する。
【0081】なお、この場合も、フィルタホルダ60の
代わりに、フィルタホルダ25、70,80を用いるこ
ともできる。例として、図16に、フィルタホルダ25
をモータ・ベース24に取り付けた捕集装置本体21を
示す。
【0082】[3.効果]以上のように、本実施の形態
では、ダイオキシン類の場合は、チューブを取付けてポ
リウレタンフォームによって捕集し、その他の物質、例
えば浮遊粒子状物質、多環芳香族炭化水素類、粉塵、
塩、黄砂、花粉、ダニ又はハウスダスト等の場合は、物
質の種類により、チューブを取付けてポリウレタンフォ
ームとフィルタにより捕集するか、又はフィルタのみに
より捕集する。このフィルタの種類は、物質の種類によ
り適宜選択することができる。
【0083】すなわち、本実施の形態では、捕集する化
学物質又は粉塵等の種類、及び捕集を行う環境等に応じ
て、複数種類のフィルタに交換することができる。ま
た、チューブを取り付けずにモータ・ベースに直接フィ
ルタホルダを取り付けることができるため、1台の装置
で、ダイオキシン類の捕集と他の物質の捕集をいずれも
行うことができる。
【0084】また、捕集開始前にセルフリークチェック
を行うことができるため、リークが発生しないように確
実に部材を取り付けることができる。更に、ブラシレス
モータによってシロッコファンを駆動するため、消費電
力の低減、シロッコファンの長寿命化、及び発塵並びに
振動・騒音の低減が可能となると共に、広範囲の可変速
制御が可能となる。すなわち、このブラシレスモータを
インバータ制御することによりシロッコファンの回転数
の制御が可能となり、上述したように、50〜1200
リットル/分といった広範囲の吸引風量を実現すること
ができる。
【0085】[4.他の実施の形態]なお、本発明は上
述した実施の形態に限定されるものではなく、以下に示
すような各種態様も可能である。すなわち、フィルタ及
びフィルタホルダは、上述した形状に限定されるもので
はなく、上記ピン及びネジに対応する孔部及びネジ穴を
有し、下端部がモータ・ベースの上端部に対応する形状
であれば、別の大きさ及び形状でもよい。また、上述し
た実施の形態では、接続にピンを3本使用しているが、
これに限らない。
【0086】更に、各部材の接続には、ピンではなく図
17に示すようなリング91を用いてもよい。このリン
グ91は、テーパ面Tを有する頭部91aと、頭部91
aの最大直径より小さい直径を有する胴部91bとから
なる。そして、このリング91の胴部91bを、モータ
・ベース24等の上端に形成されたリング穴24eに挿
入し、ネジ38で固定して、突出したリング91の頭部
91aを、図示しないチューブ又はフィルタホルダとい
った上の部材の下端部に形成された孔部(図示せず)に
挿入する。そして、上述した実施の形態と同様に、リン
グ91のテーパ面Tに複数のネジ30を係合させること
により、上下の部材を固定する。
【0087】また、上述したピン又はリング等は、下の
部材に挿入して固定するのではなく、溶接等により予め
固定されているか、もしくは一体成型されているように
してもよい。
【0088】また、モータ・ベース、チューブ及びフィ
ルタホルダそれぞれの接続は、上述した構成のピン及び
ネジによる他に、一方を他方の内部にねじ回して挿入す
る構成、又は通常のネジを差し込むことで固定する構成
等、他の構成でもよい。更に、チューブは、その胴部分
と上下のフランジ部とを、上述した実施の形態のように
一体成形してもよいが、別個に作成して溶接するように
してもよい。
【0089】また、上記実施の形態では、フィルタホル
ダに蓋をした状態でセルフ・リーク・チェックを行うよ
うにしているが、この蓋を用いずに行うようにしてもよ
い。すなわち、図9に示すメモリ102に予め、フィル
タの種類に応じて、リークが発生している場合の圧力の
設定値を記憶しておき、入力部100により、現在装着
されているフィルタの種類を入力する。そして、上記実
施の形態と同様にモータ36を駆動し、風量センサ37
によって検出される圧力値を上記設定値と比較する。又
は、逆にリークが発生していない場合の圧力の許容値を
記憶しておくようにしてもよい。
【0090】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、フィ
ルタを交換することができるため、捕集する対象の物質
及び捕集を行う環境等に応じて、適切なフィルタを取り
付けることができる。また、ダイオキシン類等の化学物
質を吸着させる吸着剤を装着したチューブを取り付ける
ことも可能であるため、浮遊粒子状物質、多環芳香族単
価水素、粉塵、塩、黄砂、花粉、ダニ又はハウスダスト
等の捕集と、ダイオキシン類の捕集とのいずれをも行う
ことができる。すなわち、1台で複数種類の物質の捕集
が可能となる。
【0091】更に、内部に発生するリークを検出する自
己チェック機能を有するため、フィルタ等を取り付けた
後、容易にリーク・チェックを行うことができ、その結
果に応じて取付をし直すことができるため、確実な捕集
を実現することができる。また、ブラシレスモータを用
いてインバータ制御し、吸引風量を50〜1200リッ
トル/分の範囲に制御するため、1台の装置で広範囲の
吸引流量を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による気中物質捕集装置
の全体構成を示す(a)正面図、(b)側面図及び
(c)上面図である。
【図2】同実施の形態による捕集装置本体21の構成を
示す正面図である。
【図3】図2に示す捕集装置本体21の縦断面図であ
る。
【図4】同実施の形態におけるモータ・ベース24の構
成を示す(a)上面図及び(b)縦断面図である。
【図5】同実施の形態におけるチューブ26の構成を示
す(a)上面図及び(b)縦断面図である。
【図6】同実施の形態におけるフィルタホルダ25の構
成を示す(a)上面図及び(b)縦断面図である。
【図7】同実施の形態におけるピン40の構成を示す正
面図である。
【図8】同実施の形態におけるピン40とネジ30との
関係を示す図であり、(a)固定時、(b)ネジ30挿
入時の状態を示す。
【図9】同実施の形態におけるモータ36の制御回路の
構成を示す図である。
【図10】同実施の形態においてセルフ・リーク・チェ
ックを行う場合に使用する蓋90の例を示す斜視図であ
る。
【図11】同実施の形態におけるフィルタホルダ60の
構成を示す(a)上面図及び(b)縦断面図である。
【図12】(a)同実施の形態によるフィルタホルダ7
0の構成を示す縦断面図、及び(b)フィルタホルダ8
0の構成を示す縦断面図である。
【図13】フィルタホルダ60,70,80をチューブ
26を介して取り付けた捕集装置本体21の構成を示す
斜視図であり、(a)はフィルタホルダ60の場合、
(b)はフィルタホルダ70の場合、(c)はフィルタ
ホルダ80の場合を示す。
【図14】チューブ26を用いない場合の捕集装置本体
21の構成を示す正面図である。
【図15】図14に示す捕集装置本体21の縦断面図で
ある。
【図16】フィルタホルダ25をチューブ26を介さず
に取り付けた場合の捕集装置本体21の構成を示す斜視
図である。
【図17】他の実施の形態によるリング92の構成を示
す斜視図である。
【図18】従来のダイオキシン捕集装置の一構成例を示
す斜視図である。
【図19】図18に示すダイオキシン捕集装置における
シャトルチューブ3の構成を示す概略図である。
【符号の説明】
20…ケース 21…捕集装置本体 22…ファンボックス 23…操作パネル 23b…操作スイッチ 23c…LCD表示器 24…モータ・ベース 24c,26e,31d…ピン穴 24d,25c,26c,26f,60b,70b,8
0b…ネジ穴 25,60,70,80…フィルタホルダ 25b,26b,60a,70a,80a…孔部 26…チューブ 30,38…ネジ 35…シロッコファン 36…モータ 40…ピン 40a…頭部 40b…胴部 42,61,71,81…フィルタ 100…入力部 102…メモリ 103…制御部 104…メモリ制御部 105…比較部 106…モータ制御部 107…出力部 108…出力制御部 109…判断部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定ガスを吸引してその被測定ガス中
    の物質を捕集する気中物質捕集装置において、 前記被測定ガスを吸引する吸引手段と、 前記被測定ガス中に含まれる物質を捕捉するフィルタで
    あって、その寸法あるいは形状の少なくとも一方が異な
    る複数種類のフィルタと、 前記各フィルタをそれぞれ保持し、前記吸引手段の吸込
    口側に、連結手段を介して着脱可能に連結される複数種
    類のフィルタホルダとを具備することを特徴とする気中
    物質捕集装置。
  2. 【請求項2】 被測定ガスを吸引してその被測定ガス中
    の物質を捕集する気中物質捕集装置において、 前記被測定ガスを吸引する吸引手段と、 中空状の内部に所定の吸着剤が装着され、その一端が前
    記吸引手段の吸込口側に連結手段を介して着脱可能に連
    結されるチューブと、 前記被測定ガス中に含まれる物質を捕捉するフィルタで
    あって、その寸法あるいは形状の少なくとも一方が異な
    る複数種類のフィルタと、 前記各フィルタをそれぞれ保持し、前記吸引手段の吸込
    口側あるいは前記チューブの他端に、連結手段を介して
    着脱可能に連結される複数種類のフィルタホルダとを具
    備することを特徴とする気中物質捕集装置。
  3. 【請求項3】 前記連結手段は、連結する一方の部材の
    端部に設けられた、接合面と直交する方向に突出する突
    起と、連結する他方の部材の端部に設けられた、前記突
    起が挿入される凹部とを備え、 前記他方の部材の端部には、前記突起と直交する方向
    に、前記凹部に貫通する穴が設けられ、この穴内にネジ
    が挿入され、 前記突起には、前記穴内に挿入されたネジの先端が接触
    する係合部が設けられ、この係合部の前記ネジとの接触
    部分が、前記ネジを突起側にねじ込んだ場合に、連結す
    る双方の部材を接近させる方向に傾いた傾斜面になって
    いることを特徴とする請求項1又は2記載の気中物質捕
    集装置。
  4. 【請求項4】 当該気中物質捕集装置の内部に設けられ
    た風量センサと、 前記風量センサによって測定された風量に応じて、前記
    吸引手段による被測定ガスの単位時間あたりの吸引量が
    一定となるように、前記吸引手段の駆動力を制御する制
    御手段とを具備することを特徴とする請求項1又は2記
    載の気中物質捕集装置。
  5. 【請求項5】 当該気中物質捕集装置にリークが発生し
    ているか否かを判断するリーク・チェック手段を備え、 前記リーク・チェック手段が、 当該気中物質捕集装置の内部に設けられた風量センサ
    と、 リーク・チェックの実施を指示する入力手段と、 リークの有無を判断する風量の基準値を記憶するメモリ
    と、 前記風量センサによって測定された風量を、前記メモリ
    に記憶された基準値と比較する比較手段と、 前記比較手段による比較の結果に基づいて、リーク発生
    の有無を判断する判断手段と、 前記リーク・チェックの結果を出力する出力手段とを有
    することを特徴とする請求項1又は2記載の気中物質捕
    集装置。
  6. 【請求項6】 前記メモリは、気中物質捕集装置に装着
    するフィルタごとに、リークの有無を判断する風量の基
    準値を記憶するものであり、 前記入力手段は、装着されたフィルタの種別を入力する
    ものであることを特徴とする請求項5記載の気中物質捕
    集装置。
  7. 【請求項7】 前記フィルタホルダの開口部分に取付け
    られる気密性の蓋を備え、 前記メモリは、前記蓋を取付けた場合のリークの有無を
    判断する風量の基準値を記憶するものであることを特徴
    とする請求項5記載の気中物質捕集装置。
  8. 【請求項8】 前記吸引手段は、ファンと該ファンを駆
    動するブラシレスモータとを含み、 前記制御手段は、前記ブラシレスモータをインバータ制
    御し、前記ファンによる吸引風量が50〜1200リッ
    トル/分の範囲となるように制御するよう構成されてい
    ることを特徴とする請求項4記載の気中物質捕集装置。
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