JPH1144617A - 液化ガスのサンプリング装置 - Google Patents

液化ガスのサンプリング装置

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JPH1144617A
JPH1144617A JP20363397A JP20363397A JPH1144617A JP H1144617 A JPH1144617 A JP H1144617A JP 20363397 A JP20363397 A JP 20363397A JP 20363397 A JP20363397 A JP 20363397A JP H1144617 A JPH1144617 A JP H1144617A
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JP
Japan
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transfer pump
natural gas
liquefied natural
liquefied gas
liquefied
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Pending
Application number
JP20363397A
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English (en)
Inventor
Takeshi Gomi
威 五味
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】受入管から流入する液化天然ガスの圧力に急激
な変化が生じた場合、圧力計における圧力測定に僅かな
がら時間的な遅れが生じ、その遅れが流量調節弁の作動
に影響して移送用ポンプの吸入量が不安定になってサン
プリング装置自体が安定的に作動しなくなる恐れがあっ
た。 【解決手段】 液化天然ガスのサンプリング装置に、移
送用ポンプ3から吐出された液化天然ガスの流量を測定
する流量計13を設けるとともに、流量計によって測定
された液化天然ガスの流量に基づき、移送用ポンプ3の
吐出量を一定に保つように移送用ポンプ3の駆動を制御
する制御手段14を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受入管を通じて輸
送船から陸揚げされる液化天然ガス等の液化ガスから、
熱量測定用のサンプルを取得するために使用される液化
ガスのサンプリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液化天然ガスの売買は液化天然ガスが発
生し得る熱量をベースとして取り引きされる。その理由
は、産地によって液化天然ガスの構成成分が異なり、同
じ容積の液化天然ガスでも発生し得る熱量の大きさが異
なるからである。
【0003】液化天然ガスは海路を輸送され、輸送船か
ら沿岸に建設された液化天然ガスプラントに受入管を通
じて陸揚げされ、貯蔵タンクに貯留されるが、通常の売
買では、受入管を通じて陸揚げされる液化天然ガスの一
部をサンプルとして取得し、このサンプルについて熱量
の測定を行い、その結果から液化天然ガスの価格を決定
している。そのため、液化天然ガスのサンプルを取得す
るためのサンプリング装置には、正確な計測が行えるよ
うに高い精度が求められる。
【0004】従来のサンプリング装置は、受入管から取
得した液化天然ガスを吸入、吐出する移送用ポンプと、
移送用ポンプから吐出された液化天然ガスをサンプルと
して補集するサンプル補集函と、サンプル補集函で補集
された液化天然ガスのサンプルをサンプリング容器に充
填する充填用ポンプとを備えている。
【0005】サンプリング操作においては、熱量測定の
精度をより高いものにするべく操作手順に一定のきまり
が設けられており、そのため液化天然ガス受入れ時の約
12時間はサンプリング装置を安定的に継続して使用す
る必要があるが、液化天然ガスは輸送船ごとの搬送能力
の差によって受入管を流通する流量が異なるばかりでな
く、外気温や湿度といった状態の変化に影響を受けやす
いことから、受入管内での圧力変化が起りやすい。
【0006】そこで従来のサンプリング装置には、受入
管から取得した液化天然ガスの圧力を測定する圧力計が
設けられるとともに、圧力計によって測定された液化天
然ガスの圧力の大きさに基づき、移送用ポンプへの液化
天然ガスの吸入量を一定に保つべく作動する流量調節弁
が設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
サンプリング装置では、受入管から流入する液化天然ガ
スの圧力に急激な変化が生じた場合、圧力計における圧
力測定に僅かながら時間的な遅れが生じ、その遅れが流
量調節弁の作動に影響して移送用ポンプの吸入量が不安
定になり、サンプリング装置が安定的に作動しなくなる
恐れがあった。
【0008】また、従来のサンプリング装置では、移送
用ポンプは流導管を流通する液化天然ガスの状態に応じ
て制御されてはおらず、常時一定の回転数で作動するよ
うに構成されているが、実際には液化天然ガスを積んだ
輸送船の操作に起因する受入れ管の圧力変動に伴って移
送用ポンプの吐出量も微妙に変化してしまう恐れがあっ
た。
【0009】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、安定的な作動を実現し熱量測定に用いられる液
化天然ガスのサンプルを正確に取得することが可能な液
化ガスのサンプリング装置を提供することを目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として、移送用ポンプから吐出された液化天然
ガスの流量を測定する流量計と、流量計によって測定さ
れた液化天然ガスの流量に基づき、移送用ポンプの吐出
量を一定に保つように移送用ポンプの駆動を制御する制
御手段とを設ける。さらに、制御手段にはインバータを
用いる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る液化ガスのサンプリ
ング装置の一実施形態を図1に示して説明する。図に示
すサンプリング装置は、海上の輸送船から沿岸の貯蔵タ
ンクに接続された受入管1から取得した液化天然ガスを
気化する気化器2と、気化器2によって気化された液化
天然ガスを吸入する移送用ポンプ3と、移送用ポンプ3
から吐出される液化天然ガスをサンプルとして補集する
サンプル補集函4と、サンプル補集函4で補集された液
化天然ガスをサンプリング容器5に充填する充填用ポン
プ6とを備えている。
【0012】受入管1には、管壁にサンプリングノズル
7が設けられており、このサンプリングノズル7に、液
化天然ガスを取得するとともに各機器に順次通じて液化
天然ガスを流通させる流導管8が接続されている。
【0013】気化器2には液化天然ガスと温水との間で
熱交換を行わせる熱交換部9が設けられており、この熱
交換部9を通過する過程において温水で加熱して液化天
然ガスを気化させるようになっている。
【0014】移送用ポンプ3にはダイヤフラムポンプが
採用されており、モータ10を直接の駆動源として液化
天然ガスの吸入、吐出を行うようになっている。
【0015】サンプル補集函4には液化天然ガスを所定
圧力下で解放する圧力室11が設けられており、圧力室
11において圧力の調整がなされた液化天然ガスをサン
プルとして補集するようになっている。
【0016】充填用ポンプ6にも移送用ポンプ3と同様
にダイヤフラムポンプが採用されており、モータ12を
直接の駆動源として液化天然ガスの吸入、吐出を行うよ
うになっている。
【0017】さらにこのサンプリング装置には、移送用
ポンプ3から吐出された液化天然ガスの流量を測定する
流量計13と、この流量計13によって測定された液化
天然ガスの流量に基づき、移送用ポンプ3の吐出量を一
定に保つように移送用ポンプ3の駆動を制御する制御手
段14とが設けられている。
【0018】流量計13は移送用ポンプ3の下流に位置
する流導管8に設置され、管内を流れる液化天然ガスの
流量を常時測定するとともに、得られた流量を制御手段
14に伝えるようになっている。
【0019】制御手段14では、流量計13によって測
定された液化天然ガスの流量に基づき、モータ10の回
転数を変化させることによって移送用ポンプ3の吐出量
を増減させるようになっている。なお、制御手段14に
はインバータが採用されている。
【0020】上記のように構成されたサンプリング装置
による液化天然ガスのサンプリング操作について説明す
る。 (1) 受入管1から流導管8に流入した液化天然ガス
は、気化器2を通過する過程において加熱、気化され
る。 (2) 気化器2において気化された液化天然ガス(実際
には気化されているのであるが、ここでは説明の便宜を
図るため液化天然ガスと呼称する)は、移送用ポンプ3
によってサンプル補集函4に向けて搬送される。 (3) サンプル補集函4に流入した液化天然ガスは、圧
力室11において所定圧力下に解放されて圧力の調整が
なされる。 (4) 所定圧力に調整された液化天然ガスは、充填用ポ
ンプ6によってサンプリング容器5に充填される。
【0021】上記のように構成されたサンプリング装置
によれば、移送用ポンプ3の吐出量を測定することで、
受入管1側の圧力変動に影響を受けずに正確な流量測定
を行うことができる。
【0022】また、流量計13が起電力の変動に起因す
る吐出量の変化をも含めて移送用ポンプ3の吐出量を常
時測定し、その吐出量に基づいてモータ10の回転を制
御することで、移送用ポンプ3の駆動を制御して吐出量
を一定に保つことができる。
【0023】また、上記のサンプリング装置では、移送
用ポンプ3は液化天然ガスの安定供給を図る必要がある
ため、モータ10に大型、高出力のものを採用してお
り、このモータ10が負荷、慣性ともに大きく従来のア
ナログ制御では応答性に劣る面があったが、モータ10
をインバータ制御することによりその応答性が格段に改
善され、移送用ポンプ3の駆動制御を迅速に行えるよう
になるので、移送用ポンプ3の吐出量をより正確に一定
化することができる。
【0024】移送用ポンプ3の吐出量が一定に保たれる
ことで、サンプル補集函4における液化天然ガスの所定
圧力下での解放、圧力調整といった操作が正確、かつ円
滑に行われるので、熱量測定に用いられる液化ガスのサ
ンプルを正確に取得することができる。
【0025】なお、上記実施形態においては、液化天然
ガスのサンプリング操作を行う場合について説明した
が、本発明のサンプリング装置は液化天然ガスに限らず
その他の液化ガスのサンプリング操作にも使用できるも
のである。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
液化ガスのサンプリング装置に、移送用ポンプから吐出
された液化ガスの流量を測定する流量計と、該流量計に
よって測定された液化ガスの流量に基づいて移送用ポン
プを制御する制御手段とを設けることにより、受入管側
の圧力変動に影響を受けずに正確な流量測定を行うこと
ができる。また、流量計が起電力の変動に起因する吐出
量の変化等も含めて移送用ポンプの吐出量を常時測定
し、その吐出量に基づいて移送用ポンプの駆動を制御す
るので、吐出量を一定に保つことができる。これによっ
て、サンプリング装置の安定的な作動を実現し、熱量測
定に用いられる液化ガスのサンプルを正確に取得するこ
とができる。
【0027】制御手段としてインバータを用いることに
より、移送用ポンプの応答性が格段に改善されて移送用
ポンプの駆動制御を迅速に行うことが可能になるので、
吐出量をより正確に一定化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る液化ガスのサンプリング装置の
一実施形態を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 受入管 3 移送用ポンプ 4 サンプル補集函 5 サンプリング容器 6 充填用ポンプ 13 流量計 14 制御手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯蔵タンクに接続された受入管から取得
    した液化ガスを吸入、吐出する移送用ポンプと、該移送
    用ポンプから吐出される液化ガスをサンプルとして補集
    するサンプル補集函と、該サンプル補集函で補集された
    液化ガスをサンプリング容器に充填する充填用ポンプと
    を備える液化ガスのサンプリング装置において、 前記移送用ポンプから吐出された液化ガスの流量を測定
    する流量計と、該流量計によって測定された液化ガスの
    流量に基づき、移送用ポンプの吐出量を一定に保つよう
    に移送用ポンプの駆動を制御する制御手段とが設けられ
    ることを特徴とする液化ガスのサンプリング装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段としてインバータが用いら
    れることを特徴とする請求項1記載の液化ガスのサンプ
    リング装置。
JP20363397A 1997-07-29 1997-07-29 液化ガスのサンプリング装置 Pending JPH1144617A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000345991A (ja) * 1999-06-03 2000-12-12 Hitachi Ltd 液化ガス用ポンプ装置、液化ガス用ポンプ装置の運用方法及びガス供給設備
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JP2001050870A (ja) * 1999-08-13 2001-02-23 Terumu:Kk 気中物質捕集装置
CN110953479A (zh) * 2019-12-06 2020-04-03 重庆耐德能源装备集成有限公司 一种lng双枪加气机的加气控制系统及控制方法
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