JP2001050653A - 機器の制御装置 - Google Patents

機器の制御装置

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JP2001050653A
JP2001050653A JP11222823A JP22282399A JP2001050653A JP 2001050653 A JP2001050653 A JP 2001050653A JP 11222823 A JP11222823 A JP 11222823A JP 22282399 A JP22282399 A JP 22282399A JP 2001050653 A JP2001050653 A JP 2001050653A
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Japan
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data
controller
switching
signal line
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Application number
JP11222823A
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English (en)
Inventor
Takeshi Aoki
健 青木
Moichi Kawai
茂一 川合
Hiroyuki Kurihara
弘行 栗原
Kazuya Imamura
和哉 今村
Katsumi Maekawa
勝美 前川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器の消費電力量を管理でき、且つ、組立作
業性も容易とした機器の制御装置を提供する。 【解決手段】 機器に配線された信号線22と、この信
号線に接続されたコントローラ36と、信号線に接続さ
れ、機器に取り付けられた取付部品の運転を制御するス
イッチング素子28とを備え、このスイッチング素子
は、取付部品の運転を制御するためのスイッチング手段
と、自らのIDコードを保有したID記憶手段と、当該
スイッチング手段が制御する取付部品の消費電力に関す
るデータを保有したデータ記憶手段と、信号線を介して
コントローラとデータの授受を行う送受信手段と、この
送受信手段にて受信した制御用のデータに基づきスイッ
チング手段を制御するスイッチング素子側制御手段とを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば業務用冷蔵
庫や低温ショーケース、プレハブ冷蔵庫、自動販売機な
どの冷却貯蔵庫、空気調和機その他の機器の制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より例えばホテルやレストランの厨
房には複数台の業務用冷蔵庫などの冷却貯蔵庫が設置さ
れている。そして、これら冷却貯蔵庫は、冷却装置を構
成するコンプレッサ、凝縮器、冷却器などを内蔵し、或
いは、コンプレッサ、凝縮器は別置きとし、このコンプ
レッサから吐出された冷媒を凝縮器にて凝縮し、減圧装
置にて減圧した後、冷却器に供給して冷却効果を発揮さ
せ、この冷却器にて冷却された冷気を冷却用ファンにて
庫内に循環して所定の低温度に冷却している。
【0003】また、コンプレッサや凝縮器周辺には凝縮
器用ファンが設置され、この凝縮器用ファンにて凝縮器
やコンプレッサを空冷する構成とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような冷却貯蔵庫
では庫内温度の制御を行うためのコンプレッサや凝縮器
用ファン、結露防止用のヒータなどの取付部品が設置さ
れると共に、これらファンの数や結露防止用の防露ヒー
タなどの数も機種によって異なって来る。そのため、そ
れらを制御するスイッチを含む電気系の配線やこれらを
制御する制御装置の構成も機種毎に異なってくる。従っ
て、特に他機種少量生産される業務用の機器などにおい
ては、生産性が著しく低下しており、改善が望まれてい
た。
【0005】また、これらの機器は通年で運転されるた
め、冷却貯蔵庫の台数が増加する程、ホテルやレストラ
ンにて消費される総電力量は大きくなってくる。一方
で、この種ホテルやレストランにおいても電力コストの
低減が社会的要請からも課題となってきている。ここ
で、季節毎や一日毎に消費電力量は変化するものである
が、電気会社と契約する際には最大値(ピーク値)で行
われる。そのため、この種の店舗においても消費電力量
をトータルで管理しながら低減できる制御装置の開発が
望まれていた。
【0006】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、機器の消費電力量を管理
でき、且つ、組立作業性も容易とした機器の制御装置を
提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の機器の制
御装置は、機器に配線された信号線と、この信号線に接
続された主制御手段と、信号線に接続され、機器に取り
付けられた取付部品の運転を制御するスイッチング素子
とを備え、このスイッチング素子は、取付部品の運転を
制御するためのスイッチング手段と、自らのIDコード
を保有したID記憶手段と、当該スイッチング手段が制
御する取付部品の消費電力に関するデータを保有したデ
ータ記憶手段と、信号線を介して主制御手段とデータの
授受を行う送受信手段と、この送受信手段にて受信した
制御用のデータに基づきスイッチング手段を制御するス
イッチング素子側制御手段とを備えていることを特徴と
する。
【0008】請求項2の発明の機器の制御装置は、上記
において主制御手段は、スイッチング素子が保有する取
付部品の消費電力に関するデータを収集し、消費電力量
が一定の値以下となるようスイッチング素子に制御用の
データを送信することを特徴とする。
【0009】本発明によれば、機器の取付部品の運転を
制御するスイッチング素子のスイッチング素子側制御手
段は、信号線を介して送受信手段により受信した主制御
手段からの制御用のデータに基づきスイッチング手段を
制御するので、機器の主制御手段は支障無く機器の取付
部品の運転制御を実行することができる。
【0010】この場合、スイッチング素子はID記憶手
段に自らのIDコードを保有しているので、信号線にス
イッチング素子を接続することにより主制御手段はスイ
ッチング素子を識別できるようになり、スイッチング素
子の配線は完了する。これにより、同様に所謂プラグイ
ンによってスイッチング素子を配線することが可能とな
り、著しい配線の簡素化を図ることが可能となる。ま
た、スイッチング素子の数などに係わらず主制御手段に
は共通のソフトウエアを使用できるので、同様に主制御
手段の共通化によるコストの著しい削減を図ることも可
能となる。
【0011】また、データ記憶手段には、当該スイッチ
ング手段が制御する取付部品の消費電力に関するデータ
を保有しているので、請求項2の如く主制御手段によ
り、スイッチング素子が保有する取付部品の消費電力に
関するデータを収集し、消費電力量が一定の値以下とな
るようスイッチング素子に制御用のデータを送信するよ
うにすれば、機器の消費電力量を抑制し、或いは、ピー
ク値を下げて著しい省エネ化を図ることが可能となるも
のである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明を適用する機器の実施例
としての業務用の冷蔵庫1Aの概略断面図、図2は冷蔵
庫1Aの電気系の配線図を示している。図1において、
冷蔵庫1Aは例えばレストランの厨房に設置された業務
用の冷蔵庫であり、冷蔵庫1Aは前面に開口する断熱箱
体2により本体5が構成されている。そして、この断熱
箱体2内に貯蔵室3が構成され、更にこの貯蔵室3の前
面開口は扉4により開閉自在に閉塞されている。
【0013】また、貯蔵室3内には冷却装置の冷凍サイ
クルを構成する冷却器6とモータにて駆動される冷却フ
ァン7が設置されている。また、断熱箱体2の開口縁に
は結露防止用の防露ヒータ8が配設されると共に、扉4
の前面には後述する主制御手段としてのコントロールボ
ックス9の操作パネル11が取り付けられている。
【0014】一方、断熱箱体2の下側には機械室12が
形成されており、この機械室12内には前記冷却器6と
共に冷却装置の冷凍サイクルを構成するコンプレッサ1
3、凝縮器14、凝縮器用ファン16などが設置されて
いる。
【0015】前記コンプレッサ13が運転されると、コ
ンプレッサ13から吐出された高温高圧の冷媒は凝縮器
14にて放熱して凝縮し、図示しない減圧装置にて減圧
された後、冷却器6に供給される。冷却器6ではこの冷
媒が蒸発することにより冷却作用を発揮し、その後低温
のガス冷媒はコンプレッサ13に再び帰還する。冷却フ
ァン7が運転されると、冷却器6で冷却された冷気は貯
蔵室3内に循環され、これによって、貯蔵室3内は冷却
される。また、凝縮器用ファン16が運転されると、外
気を凝縮器14、コンプレッサ13に通風するので、こ
れらは空冷される。更に、防露ヒータ8に通電されると
断熱箱体2の開口縁が加熱され、結露が防止されるもの
である。
【0016】次に、図2において21は冷却貯蔵庫1の
本体5内に配線されたAC電源線であり、22はデータの
授受を行うための信号線である。AC電源線21と信号線
22には前記コントロールボックス9が接続されると共
に、コンプレッサ13の駆動基板23、前記各ファン
7、16の電源基板24及び前記防露ヒータ8の電源基
板26はAC電源線21に接続される。
【0017】また、信号線22にはチップ状の温度セン
サ27と、前記駆動基板23、電源基板24、26にそ
れぞれ取り付けられたチップ状のスイッチング素子28
・・がそれぞれコネクタを介して接続される。ここで、
電源基板24にはスイッチング素子28を一つ示してい
るが、実際には各ファン7、16に対してそれぞれ設け
られる。
【0018】尚、実施例ではこれら駆動基板23と電源
基板24、26が、コンプレッサ13、各ファン7、1
6及び防露ヒータ8と別体で構成されたものを示してい
るが、これら駆動基板23と電源基板24、26を、そ
れぞれのスイッチング素子28と共に、コンプレッサ1
3、各ファン7、16及び防露ヒータ8に内蔵させた構
成としても良い。また、コンプレッサ13などの温度を
検出する必要がある機種においては、温度センサ27も
コンプレッサ13に内蔵させる。
【0019】係る構成によれば、コンプレッサ13やフ
ァン7、16或いは防露ヒータ8に内蔵された各スイッ
チング素子28や温度センサ27を信号線22のコネク
タに接続するだけでこれら取付部品の配線が完了するか
たちとなるため、組立・配線作業性が一段と向上する。
【0020】尚、レストランの厨房には他にも冷蔵庫1
B、1Cが設置されており、これらの構造はコントロー
ルボックス9及び操作パネル11以外、冷蔵庫1Aと同
一であるものとする(図3に示す)。
【0021】そして、図3には冷蔵庫1Aに設けられた
コントロールボックス9の構成が示されている。コント
ロールボックス9にはコントローラ(基板)36が設け
られている。このコントローラ36は、CPU(マイク
ロコンピュータ)31、記憶手段としてのメモリ32、
I/Oインターフェース33及び送受信手段としてのバ
スI/Oインターフェース34などから構成されてい
る。また、コントロールボックス9にはLEDなどから
構成された表示器37と、入力手段としてのスイッチ3
8など設けられており、前記表示器37とスイッチ38
はI/Oインターフェース33に接続されて前記操作パ
ネル11に配設されている。
【0022】また、前記バスI/Oインターフェース3
4は信号線22に接続され、信号線22を介して前記温
度センサ27やスイッチング素子28・・・とデータの
授受を行う。ここで、他の冷蔵庫1Bと1Cの温度セン
サ27やスイッチング素子28・・・も、図3に示す如
く信号線22を介してコントローラ36のバスI/Oイ
ンターフェース34に接続されている。
【0023】尚、コントローラ36には前記温度センサ
27やスイッチング素子28とデータ通信を行うための
所定の通信プロトコルや温度センサ27やスイッチング
素子28を識別するためのソフトウエアが設定されてい
る。
【0024】次に、前記温度センサ27は、図4に詳細
に示す如くセンサ側制御手段としての制御部61と、メ
モリ62と、I/Oインターフェース63と、センサ部
64と、THレジスタ66と、TLレジスタ67と、状
態を決定する設定レジスタ68と、通信の整合性を取る
CRCジェネレータ69と、後述するVcc電源を検知
する電源検知部71と、コンデンサ72と、ダイオード
73、73などから構成されている。
【0025】この場合、コンデンサ72はダイオード7
3の出力側に接続され、入力端子76はこのダイオード
73とI/Oインターフェース63に接続されている。
そして、入力端子76は信号線22に接続され、コンデ
ンサ72はI/Oインターフェース63にも接続され
る。信号線22には例えば+5Vの電位(高電位)と0
V(低電位)にて構成されるパルス信号によりデータが
作られて送られる。
【0026】そして、温度センサ27が信号線22に接
続されると、データを構成する高電位と低電位のパルス
信号が高電位となっている間はそのまま各素子に給電が
成され、コンデンサ72にも充電される。そして、低電
位となっている間はコンデンサ72から放電され、各素
子の電源が賄われる構成とされている。
【0027】尚、温度センサ27にはVcc(DC+5
V)電源端子77も設けられ、ダイオード74に接続さ
れており、温度センサ27は、このVcc電源端子77
を電源線に接続すれば、各素子は電源線からの給電によ
っても動作することができるように構成されている。即
ち、その場合にはコンデンサ72に充填すること無く、
各素子は動作するようになるので、検査時などの温度セ
ンサ27を迅速に動作させたい場合に利便性が向上す
る。
【0028】また、制御部61はセンサ部64が検出す
る庫内の温度データを取り込み、一旦メモり62に書き
込む。そして、I/Oインターフェース63により、コ
ントローラ36からポーリングされると、メモリ62に
書き込まれた温度データをI/Oインターフェース63
によりコントローラ36に送信する。
【0029】ここで、I/Oインターフェース63には
温度センサ27自体のIDコードやセンサである旨の識
別データが書き込まれ、THレジスタ66には当該冷蔵
庫の上限温度THが、また、TLレジスタ67には下限
温度TLが書き込まれている。メモリ62にはコントロ
ーラ36との間のデータ通信を行うための通信プロトコ
ルなどが記憶されている。また、温度センサ27におい
て故障が生じている場合には当該故障データもメモリ6
2に書き込まれ、コントローラ36に送信される。ま
た、温度センサ27はコントローラ36との間の通信が
断たれた場合には、現在の状態を保持する自己保持機能
を有している。
【0030】一方、前記スイッチング素子28の構成を
図5に示す。スイッチング素子28はスイッチング素子
側制御手段としての制御部81と、データメモリ(デー
タ記憶手段)82、メモリ83と、I/Oインターフェ
ース84と、入出力部86と、この入出力部86が入力
状態か出力状態かを記憶する状態記憶部87と、自らの
IDコードを記憶するID部88(ID記憶手段)と、
コンデンサ89と、ダイオード91、92などから構成
されている。
【0031】この場合、コンデンサ89はダイオード9
1、92の出力側に接続され、このコンデンサ89の端
子に各素子が接続されるスイッチング素子28の入力端
子93が信号線22に接続されると、前述の如くデータ
を構成する高電位と低電位のパルス信号が高電位となっ
ている間はそのまま各素子に給電が成され、コンデンサ
89にも充電される。そして、低電位となっている間は
コンデンサ89から放電され、各素子の電源が賄われる
構成とされている。
【0032】尚、スイッチング素子28にもダイオード
92の入力側に接続されたVcc(DC+5V)電源端
子94が設けられ、このVcc電源端子94を電源線に
接続すれば、スイッチング素子28の各素子は電源線か
らの給電によっても動作することができるようになる。
即ち、その場合にはコンデンサ89に充填すること無
く、各素子は動作するようになるので、検査時などのス
イッチング素子28を迅速に動作させたい場合に利便性
が向上する。
【0033】また、制御部81はI/Oインターフェー
ス84により、信号線22を介してコントローラ36か
らON/OFFデータ(制御用のデータ)が送信される
と、このON/OFFデータに基づき、入出力部86に
より入出力端子96、96(二端子あり)をON/OF
Fする。
【0034】ここで、ID部88には前述の如くスイッ
チング素子28自体のIDコードやスイッチング素子で
ある旨の識別データが記憶され、データメモリ82には
当該スイッチング素子28が制御するコンプレッサ13
や各ファン7、16、防露ヒータ8の消費電力データ、
その他の各種データ、コントローラ36との間のデータ
通信を行うための通信プロトコルなども記憶されてい
る。
【0035】また、スイッチング素子28において故障
が生じている場合には当該データもデータメモリ82に
書き込まれ、コントローラ36に送信される。また、ス
イッチング素子28もコントローラ36との間の通信が
断たれた場合には、現在の状態を保持する自己保持機能
を有している。
【0036】係るスイッチング素子28は基板上におい
て図6の如く配線される。即ち、101はフォトダイオ
ード101Aとフォトトライアック101Bから成るフ
ォトカプラであり、102は抵抗、103は整流素子と
してのダイオード、104は蓄電素子としてのコンデン
サである。
【0037】この場合、コンデンサ104はダイオード
103の出力側に接続され、このダイオード103とコ
ンデンサ104との接続点とスイッチング素子28の入
出力端子96間に抵抗102とフォトダイオード101
Aが直列に接続される。また、スイッチング素子28の
Vcc電源端子94はダイオード103の手前に接続さ
れる。そして、フォトトライアック101Bは電源AC
と交流制御素子(サイリスタなど)106間に接続され
る。この交流制御素子106によりコンプレッサ13や
各ファン7、16、防露ヒータ8の運転を制御すること
になる。
【0038】ここで、ダイオード103が信号線22に
接続されると、データを構成する高電位と低電位のパル
ス信号が高電位となっている間はそのまま抵抗102を
介してフォトダイオード101Aに給電が成され、コン
デンサ104にも充電される。そして、低電位となって
いる間はコンデンサ104から放電されて、フォトダイ
オード101Aの電源を賄う構成とされている。
【0039】尚、同様にダイオード103とコンデンサ
104の接続点にVcc電源端子107を接続し、この
Vcc電源端子107を電源線に接続すれば、フォトダ
イオード101Aは電源線からの給電によっても動作す
ることができるようになる。即ち、その場合にはコンデ
ンサ104に充填すること無く、各素子は動作するよう
になるので、検査時などに迅速に動作させたい場合に利
便性が向上する。
【0040】以上の構成で、動作を説明する。先ず、冷
蔵庫1Aに配線された信号線22には、コントローラ3
6と当該冷蔵庫1Aの温度センサ27やスイッチング素
子28・・が接続されている。そして、設置現場にて冷
蔵庫1Bや冷蔵庫1Cの温度センサ27やスイッチング
素子28。・・が信号線22を介してコントローラ36
に接続されたものとすると、コントローラ36のCPU
31は先ず信号線22への各素子(冷蔵庫1A、1B、
1Cの温度センサ27・・やスイッチング素子28・・
・)の接続状況をスキャンする。
【0041】温度センサ27やスイッチング素子28は
コントローラ36からのポーリングに対して前述の如く
自らのが保有するIDコードを返信する。コントローラ
36のCPU31は返信されたIDコードにより、温度
センサ27とスイッチング素子28・・の接続状況を識
別し、メモリ32に保有すると共に、以後はこのIDコ
ードを用いて各素子に対してデータを送信することにな
る。
【0042】次ぎに、実際の制御動作を説明する。コン
トローラ36は各冷蔵庫1A、1B、1Cの温度センサ
27・・・のTHレジスタ66およびTLレジスタ67
内の上限温度THおよび下限温度TLを取り込み、メモ
リ32に格納してデータテーブルを形成する。
【0043】また、コントローラ36は各冷蔵庫1A、
1B、1Cの各スイッチング素子28・・・のデータメ
モリ82内のコンプレッサ13や各ファン7、16、防
露ヒータ8の消費電力データを取り込み、メモリ32に
格納してこれもデータテーブルを形成する。
【0044】そして、コントローラ36は各冷蔵庫1
A、1B、1Cの温度センサ27・・にポーリングを行
う。温度センサ27の制御部61はこのポーリングに応
え、メモリ62に書き込まれている温度データをインタ
ーフェース63によりコントローラ36に送信する。コ
ントローラ36はこの温度データを受け取り、メモリ3
2に書き込む。
【0045】そして、データテーブルとされた上限温度
TH、下限温度TLと取り込んだ温度データ(庫内温
度)とを比較し、庫内温度が上限温度に達した場合には
スイッチング素子28をONし、庫内温度が下限温度に
降下した場合にはスイッチング素子28をOFFするデ
ータを作成して送信する。尚、これらの温度比較は各冷
蔵庫1A、1B、1Cの上限温度、下限温度と当該冷蔵
庫の温度センサ27から送られた温度データとの比較で
行われる。
【0046】また、スイッチング素子28のON/OF
Fデータも当該温度比較を行った冷蔵庫1A、1B、1
Cのスイッチング素子28に対して送信されることにな
る。尚、このデータ送信には前述のIDコードが用いら
れる。これによって、全冷蔵庫1A、1B、1Cが冷蔵
庫1Aのコントローラ36により、それぞれ独立して温
度制御されることになる。
【0047】ここで、上述の如きスイッチング素子28
の制御を行うに際して、コントローラ36はメモリ32
内に形成した消費電力データのデータテーブルを参照
し、これから運転される各冷蔵庫1A、1B或いは1C
のコンプレッサ13や各ファン7、16、防露ヒータ8
の総消費電力量を算出する。そして、算出した電力量が
当該店舗で許容されている最大値(ピーク電力)を越え
るか否か判断する。
【0048】この場合、算出した総消費電力量が最大値
を越えることになった場合には、越えないようにコンプ
レッサ13や各ファン7、16、防露ヒータ8の起動・
停止制御を行う。即ち、例えば各冷蔵庫1A、1B、1
Cのコンプレッサ13・・が同時に起動されるような場
合には、起動タイミングをずらして起動を行うことによ
り、過大な起動電流を低下させデマンド制御を実行す
る。また、係るデマンド制御は予め定められた優先度に
基づいて行われる(例えば冷蔵庫1Aの冷却は冷蔵庫1
B、1Cよりも優先するなど)。
【0049】このような制御を行うことにより、当該レ
ストラン(店舗)の冷蔵庫1A、1B、1Cの消費電力
量を抑制し、或いは、ピーク値を下げて(電力の平準
化)著しい省エネ化を図ることが可能となる。
【0050】尚、実施例では複数台の冷蔵庫を例にとっ
て説明したが、それに限らず、店内照明や空調の制御も
取り入れ、店舗の総消費電力量が高くなる場合には、こ
れらの機器を先に照度低下、或いは、室温上昇制御する
方式でも本発明は有効である。
【0051】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、機器
の取付部品の運転を制御するスイッチング素子のスイッ
チング素子側制御手段は、信号線を介して送受信手段に
より受信した主制御手段からの制御用のデータに基づき
スイッチング手段を制御するので、機器の主制御手段は
支障無く機器の取付部品の運転制御を実行することがで
きる。
【0052】この場合、スイッチング素子はID記憶手
段に自らのIDコードを保有しているので、信号線にス
イッチング素子を接続することにより主制御手段はスイ
ッチング素子を識別できるようになり、スイッチング素
子の配線は完了する。これにより、同様に所謂プラグイ
ンによってスイッチング素子を配線することが可能とな
り、著しい配線の簡素化を図ることが可能となる。ま
た、スイッチング素子の数などに係わらず主制御手段に
は共通のソフトウエアを使用できるので、同様に主制御
手段の共通化によるコストの著しい削減を図ることも可
能となる。
【0053】また、データ記憶手段には、当該スイッチ
ング手段が制御する取付部品の消費電力に関するデータ
を保有しているので、請求項2の如く主制御手段によ
り、スイッチング素子が保有する取付部品の消費電力に
関するデータを収集し、消費電力量が一定の値以下とな
るようスイッチング素子に制御用のデータを送信するよ
うにすれば、消費電力量を監視する格別な電力計などを
設けること無く、自動的に機器の消費電力量を抑制し、
或いは、ピーク値を下げて著しい省エネ化を図ることが
可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した機器の実施例としての業務用
冷蔵庫の概略断面図である。
【図2】図1の冷蔵庫の電気系の配線図である。
【図3】他の冷蔵庫及びコントロールボックスの電気回
路のブロック図である。
【図4】温度センサの電気回路のブロック図である。
【図5】スイッチング素子の電気回路のブロック図であ
る。
【図6】スイッチング素子を用いたスイッチングユニッ
トの電気回路図である。
【符号の説明】
1A、1B、1C 冷蔵庫 7 冷却ファン 8 防露ヒータ 9 コントロールボックス 13 コンプレッサ 14 凝縮器 16 凝縮器用ファン 22 信号線 27 温度センサ 28 スイッチング素子 31 CPU 32 メモリ 34 バスI/Oインターフェース 36 コントローラ 81 制御部 82 データメモリ 84 I/Oインターフェース 86 入出力部 88 ID部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗原 弘行 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 今村 和哉 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 前川 勝美 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L045 AA02 BA01 CA02 DA02 EA01 GA07 HA01 LA16 LA18 MA02 MA05 MA20 NA19 PA04 PA06 3L061 BA05 BC01 BC04 BD00 BF02 BF06 5H215 AA11 AA20 BB09 BB20 CC03 CC07 CX05 GG02 JJ03 9A001 HH34 KK32

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器に配線された信号線と、この信号線
    に接続された主制御手段と、前記信号線に接続され、前
    記機器に取り付けられた取付部品の運転を制御するスイ
    ッチング素子とを備え、 このスイッチング素子は、前記取付部品の運転を制御す
    るためのスイッチング手段と、自らのIDコードを保有
    したID記憶手段と、当該スイッチング手段が制御する
    前記取付部品の消費電力に関するデータを保有したデー
    タ記憶手段と、前記信号線を介して前記主制御手段とデ
    ータの授受を行う送受信手段と、この送受信手段にて受
    信した制御用のデータに基づき前記スイッチング手段を
    制御するスイッチング素子側制御手段とを備えているこ
    とを特徴とする機器の制御装置。
  2. 【請求項2】 主制御手段は、スイッチング素子が保有
    する取付部品の消費電力に関するデータを収集し、消費
    電力量が一定の値以下となるようスイッチング素子に制
    御用のデータを送信することを特徴とする請求項1の機
    器の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007322718A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Sanyo Electric Co Ltd 表示装置

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JP2007322718A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Sanyo Electric Co Ltd 表示装置

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