JP2001049405A - 高温耐摩耗性および熱伝導性のすぐれた鉄基合金製ピストンリング耐摩環 - Google Patents
高温耐摩耗性および熱伝導性のすぐれた鉄基合金製ピストンリング耐摩環Info
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Abstract
相手攻撃性の小さい鉄基合金製ピストンリング耐摩環を
提供する。 【解決手段】 ピストンリング耐摩環を、重量%で、C
u:11〜40%、Ni:0.5〜10%、C:0.0
01〜0.8%を含有し、さらに必要に応じてMo:
0.1〜15%および/またはCr:0.1〜10%を
含有し、残りがFeと不可避不純物からなる組成、並び
にかつFeを主成分とするFe基合金相をCuを主成分
とするCu基合金相で結合してなる組織を有する。
Description
摩耗性および熱伝導性を有し、かつ相手攻撃性(ピスト
ンリング攻撃性)の小さい鉄基合金製ピストンリング耐
摩環に関するものである。
ジンのピストンは、図2(a)の概略縦断面図に示され
るように、ピストンリング耐摩環をピストン鋳物本体の
鋳造時にトップランド部直下に鋳包むことにより取り付
け、その後このピストンリング耐摩環の外周を切削する
ことによりピストンリング耐摩環の外周に断面コの字状
のトップリング溝を形成し、ピストンリングをこのトッ
プリング溝に同(b)の要部縦断面図で示されるように
嵌合して製造することは知られている。また、ピストン
鋳物本体は主としてSi:8〜13重量%を含有したA
l−Si系合金で構成され、さらに上記ピストンリング
耐摩環は良好な耐摩耗性と相手攻撃性の低いFe−Ni
−Cu系焼結材料(組成:Fe−8〜25%Ni−3.
5〜10%Cu−2.0%以下C)や、Ni−Cu−C
r系オーステナイト鋳鉄であるニレジスト鋳鉄(組成:
Fe−13〜16%Ni−5〜8%Cu−2.5〜3%
C−1.5〜2.4%Cr−1.4〜1.8%Si−
0.5〜1.2%Mn、以上重量%、以下%は重量%を
示す)などの材料で構成されていることも知られる。
排気ガス規制は年々厳しさを増す傾向にあり、同時に燃
費の向上も依然として求められており、この対応手段の
1つとして、近年、燃料を燃焼室内に直接噴射する直噴
射エンジンや空燃比を高めて希薄燃焼させるリーンバー
ンエンジンなどが開発されている。これら新型エンジン
では燃焼室内が従来のエンジンよりも高温になり、ピス
トンリング耐摩環も高温燃焼室の影響を受けるため、従
来のFe−Ni−Cu系焼結材料やニレジスト鋳鉄で構
成されているピストンリング耐摩環では急速な摩耗の進
行は避けられない。
上述のような観点から、直噴射エンジンやリーンバーン
エンジンに組み込むことのできるピストンのピストンリ
ング耐摩環を開発すべく研究を行った結果、重量%で、
Cu:11〜40%、Ni:0.5〜10%、C:0.
001〜0.8%を含有し、残りがFeと不可避不純物
からなる組成、並びにFeを主成分とするFe基合金相
をCuを主成分とするCu基合金相により結合してなる
組織を有する鉄基焼結合金で構成したピストンリング耐
摩環は、(a)成分組成としてCu含有量が多いところ
から熱伝導性にすぐれ、放熱性が良くなって温度上昇が
低減され、したがって高温耐摩耗性が向上する、(b)
Feを主成分とするFe基合金相をCuを主成分とする
Cu基合金相により結合してなる組織を有し、Feを主
成分とするFe基合金相は硬質相であり、Cuを主成分
とするCu基合金相は軟質相であり、硬質相と軟質相の
混合組織からなるために、耐摩耗性に優れるとともに相
手攻撃性が小さい特性を示し、さらにピストン本体を構
成するAl−Si系合金との密着性が優れている、とい
う研究結果を得たのである。
されたものであって、(1)重量%で、Cu:11〜4
0%、Ni:0.5〜10%、C:0.001〜0.8
%を含有し、残りがFeと不可避不純物からなる組成、
並びにFeを主成分とするFe基合金相をCuを主成分
とするCu基合金相により結合してなる組織を有する鉄
基焼結合金で構成した高温耐摩耗性および熱伝導性のす
ぐれた鉄基合金製ピストンリング耐摩環、に特徴を有す
るものである。
環の組織を図1に基づいて説明する。図1はこの発明の
鉄基合金製ピストンリング耐摩環の金属組織の一例を示
す。図1において1はFeを主成分とするFe基合金
相、2はCuを主成分とするCu基合金相である。図1
の金属組織図から明らかなように、この発明の鉄基合金
製ピストンリング耐摩環の組織はFeを主成分とするF
e基合金相1をCuを主成分とするCu基合金相で結合
してなる素地を有することが分かる。
環の組織を構成するFe基合金相およびCu基合金相の
成分含有量はEPMAにより測定して求めることができ
る。EPMAにより測定した結果、図1の前記Fe基合
金相1はNi、CuおよびCを含みかつFeを50重量
%以上含んでおり、前記Cu基合金相2はNi、Feお
よびCを含みかつCuを50重量%以上含んでおり、さ
らにFe基合金相に含まれるNiおよびCの濃度は、C
u基合金相に含まれるNiおよびCの濃度よりも大であ
ることが分かった。
で、Cu:11〜40%、Ni:0.5〜10%、C:
0.001〜0.8%を含有し、残りがFeと不可避不
純物からなる組成、並びにFeを主成分とするFe基合
金相をCuを主成分とするCu基合金相により結合して
なる組織を有し、前記Feを主成分とするFe基合金相
は、Ni、CuおよびCを含みかつFeを50%以上含
むFe基合金相であり、前記Cuを主成分とするCu基
合金相はNi、FeおよびCを含みかつCuを50%以
上含むCu基合金相であり、前記Fe基合金相に含まれ
るNiおよびCの濃度は、前記Cu基合金相に含まれる
NiおよびCの濃度よりも大きい高温耐摩耗性および熱
伝導性のすぐれた鉄基合金製ピストンリング耐摩環、に
特徴を有するものである。
の組成を有する鉄基焼結合金に、さらにMo:0.1〜
15%、Cr:0.1〜10%の内の1種または2種を
含有することが一層好ましく、これらMoおよびCrは
いずれもFe基合金相およびCu基合金相に固溶する
が、MoおよびCrの固溶量はFe基合金相の方がCu
基合金相よりも多い。したがって、この発明は、(3)
重量%で、Cu:11〜40%、Ni:0.5〜10
%、C:0.001〜0.8%、Cr:0.1〜10%
を含有し、残りがFeと不可避不純物からなる組成、並
びにFeを主成分とするFe基合金相をCuを主成分と
するCu基合金相により結合してなる組織を有する鉄基
焼結合金で構成した高温耐摩耗性および熱伝導性のすぐ
れた鉄基合金製ピストンリング耐摩環、(4)前記Fe
を主成分とするFe基合金相は、Ni、Cu、Crおよ
びCを含みかつFeを50%以上含むFe基合金相であ
り、前記Cuを主成分とするCu基合金相は、Ni、F
e、CrおよびCを含みかつCuを50%以上含むCu
基合金相であり、前記Fe基合金相に含まれるNi、C
rおよびCの濃度は、前記Cu基合金相に含まれるN
i、CrおよびCの濃度よりも大きい前記(3)記載の
高温耐摩耗性および熱伝導性のすぐれた鉄基合金製ピス
トンリング耐摩環、(5)重量%で、Cu:11〜40
%、Ni:0.5〜10%、C:0.001〜0.8
%、Mo:0.1〜15%を含有し、残りがFeと不可
避不純物からなる組成、並びにFeを主成分とするFe
基合金相をCuを主成分とするCu基合金相により結合
してなる組織を有する鉄基焼結合金で構成した高温耐摩
耗性および熱伝導性のすぐれた鉄基合金製ピストンリン
グ耐摩環、(6)前記Feを主成分とするFe基合金相
は、Ni、Cu、MoおよびCを含みかつFeを50%
以上含むFe基合金相であり、前記Cuを主成分とする
Cu基合金相は、Ni、Fe、MoおよびCを含みかつ
Cuを50%以上含むCu基合金相であり、前記Fe基
合金相に含まれるNi、MoおよびCの濃度は、前記C
u基合金相に含まれるNi、MoおよびCの濃度よりも
大きい前記(5)記載の高温耐摩耗性および熱伝導性の
すぐれた鉄基合金製ピストンリング耐摩環、(7)重量
%で、Cu:11〜40%、Ni:0.5〜10%、
C:0.001〜0.8%、Mo:0.1〜15%、C
r:0.1〜10%を含有し、残りがFeと不可避不純
物からなる組成、並びにFeを主成分とするFe基合金
相をCuを主成分とするCu基合金相により結合してな
る組織を有する鉄基焼結合金で構成した高温耐摩耗性お
よび熱伝導性のすぐれた鉄基合金製ピストンリング耐摩
環、(8)前記Feを主成分とするFe基合金相は、N
i、Cu、Mo、CrおよびCを含みかつFeを50%
以上含むFe基合金相であり、前記Cuを主成分とする
Cu基合金相は、Ni、Fe、Mo、CrおよびCを含
みかつCuを50%以上含むCu基合金相であり、前記
Fe基合金相に含まれるNi、Mo、CrおよびCの濃
度は、前記Cu基合金相に含まれるNi、Mo、Crお
よびCの濃度よりも大きい前記(7)記載の高温耐摩耗
性および熱伝導性のすぐれた鉄基合金製ピストンリング
耐摩環、に特徴を有するものである。
温耐摩耗性および熱伝導性のすぐれた鉄基合金製ピスト
ンリング耐摩環は、原料粉末としてMo含有量が15%
以下のFe−Mo合金粉末を使用して製造すると、素地
中に前記Moを主成分とした硬質粒子は生成しないが、
原料粉末としてMo含有量が15%を越えるFe−Mo
合金粉末を使用して製造すると、Moを50%以上含有
するMoを主成分とした硬質粒子が生成し素地中に分散
している組織が得られ、この組織を有するピストンリン
グ耐摩環は特に耐摩耗性が向上する。
で、Cu:11〜40%、Ni:0.5〜10%、C:
0.001〜0.8%、Mo:1〜15%を含有し、残
りがFeと不可避不純物からなる組成、並びにFeを主
成分とするFe基合金相をCuを主成分とするCu基合
金相により結合してなる素地中にMoを主成分とした硬
質粒子が分散している組織を有する鉄基焼結合金で構成
した高温耐摩耗性および熱伝導性のすぐれた鉄基合金製
ピストンリング耐摩環、(10)前記Feを主成分とする
Fe基合金相は、Ni、Cu、MoおよびCを含みかつ
Feを50%以上含むFe基合金相であり、前記Cuを
主成分とするCu基合金相は、Ni、Fe、Moおよび
Cを含みかつCuを50%以上含むCu基合金相であ
り、前記Fe基合金相に含まれるNi、MoおよびCの
濃度は、前記Cu基合金相に含まれるNi、Moおよび
Cの濃度よりも大きい前記(9)記載の高温耐摩耗性お
よび熱伝導性のすぐれた鉄基合金製ピストンリング耐摩
環、(11)重量%で、Cu:11〜40%、Ni:0.
5〜10%、C:0.001〜0.8%、Mo:1〜1
5%、Cr:0.1〜10%を含有し、残りがFeと不
可避不純物からなる組成、並びにFeを主成分とするF
e基合金相をCuを主成分とするCu基合金相により結
合してなる素地中にMoを主成分とした硬質粒子が分散
している組織を有する鉄基焼結合金で構成した高温耐摩
耗性および熱伝導性のすぐれた鉄基合金製ピストンリン
グ耐摩環、(12)前記Feを主成分とするFe基合金相
は、Ni、Cu、Mo、CrおよびCを含みかつFeを
50%以上含むFe基合金相であり、前記Cuを主成分
とするCu基合金相は、Ni、Fe、Mo、Crおよび
Cを含みかつCuを50%以上含むCu基合金相であ
り、前記Fe基合金相に含まれるNi、Mo、Crおよ
びCの濃度は、前記Cu基合金相に含まれるNi、M
o、CrおよびCの濃度よりも大きい前記(11)記載の
高温耐摩耗性および熱伝導性のすぐれた鉄基合金製ピス
トンリング耐摩環、に特徴を有するものである。
鉄基合金製ピストンリング耐摩環の製造方法を具体的に
述べると、原料粉末として、Fe粉末、黒鉛粉末および
Cu−Ni合金粉末を用意し、これら原料粉末を金型成
形時の潤滑剤であるステアリン酸亜鉛粉末またはエチレ
ンビスステアラミドとともにダブルコーンミキサーで混
合し、プレス成形して圧粉体を作製し、圧粉体を水素を
含む窒素雰囲気中、温度:1100〜1300℃で焼結
する。焼結温度は1100〜1200℃が一層好まし
い。
に記載の鉄基合金製ピストンリング耐摩環を製造するに
は、原料粉末として、Fe粉末、黒鉛粉末およびCu−
Ni合金粉末のほかに、Fe−Cr合金粉末、Fe−M
o合金粉末を用意し、これら原料粉末を所定量配合し混
合し、さらに金型成形時の潤滑剤であるステアリン酸亜
鉛粉末またはエチレンビスステアラミドとともにダブル
コーンミキサーで混合し、プレス成形して圧粉体を作製
し、圧粉体を水素を含む窒素雰囲気中、温度:1100
〜1300℃で焼結する。焼結温度は1100〜120
0℃が一層好ましい。
にMoを主成分とした硬質粒子が分散している組織を有
する前記(9)〜(12)記載の鉄基焼結合金は、Mo含
有量が15%を越えるFe−Mo合金粉末を添加するこ
とにより製造し、また、素地中にMoを主成分とした硬
質粒子が分散しない組織を有する前記(5)〜(8)記
載の鉄基焼結合金を製造するにはMo含有量が15%以
下のFe−Mo合金粉末を添加して作製する。
合金製ピストンリング耐摩環を焼結する際のメカニズム
は、下記のごとくであると考えられる。すなわち、焼結
初期段階においてCu−Ni合金の固溶共存域に昇温さ
れると、Cu−Ni合金粉末のNiはFe粉末中へ拡散
しはじめFe相とCu相の密着性を向上させる。燒結中
期段階においてCu−NiからFeへの拡散量が増え、
液相発生量も徐々に増える。焼結後期段階においてはN
iの大部分がFe粉末中へ拡散するところからCu−N
i合金粉末のNi含有量が下がって融点が下がり、一気
にCu−Ni合金粉末は融解し、ダイナミックな液相焼
結が進行して緻密化する。燒結初期および中期において
徐々に液相が発生した後、後期になって始めて大量の液
相が発生するのでたわみや歪が発生しない。さらに原料
として添加した黒鉛粉末は焼結により素地中に完全に固
溶する。この発明の焼結は前述のようなメカニズムによ
るものと考えられるから、この発明の鉄基合金製ピスト
ンリング耐摩環を製造する際に使用する原料粉末とし
て、特にCu−Ni合金(Ni:2〜30重量%を含有
し、残部がCuおよび不可避不純物からなる母合金)粉
末を使用することが望ましい。前記(1)または(2)
記載の鉄基合金製ピストンリング耐摩環を焼結する際の
メカニズムについて詳述したが、前記(3)〜(12)の
内のいずれかに記載の鉄基合金製ピストンリング耐摩環
を焼結する際のメカニズムもほぼ同じメカニズムによる
ものと考えられる。
において、これを構成する鉄基合金の成分組成を上記の
通りに限定した理由を説明する。
さらにピストン本体との密着性を向上させる効果がある
が、その含有量が11重量%未満では所望の効果が得ら
れず、一方、40重量%を越えると液相が過大となり、
焼結中に変形が生じて寸法のバラツキが大きくなるので
好ましくない。したがって、Cuの含有量は11〜40
重量%に定めた。Cuの含有量の一層好ましい範囲は1
2〜25重量%である。
させ、液相焼結をコントロールし、またFe合金相とC
u合金相との密着性を向上させる作用があるが、その含
有量が0.5重量%未満ではその効果が十分でなく、一
方、10重量%を越えて含有してもそれ以上の効果が少
ない。したがって、Niの含有量は0.5〜10重量%
に定めた。Niの含有量の一層好ましい範囲は1〜8重
量%である。
硬さを向上させるために添加するがその添加量が0.0
01重量%未満では十分な効果が得られず、一方、遊離
黒鉛を生じさせないためには0.8重量%以下、好まし
くは0.7重量%以下添加することが好ましい。したが
って、Cの含有量は0.001〜0.8重量%に定め
た。Cの含有量の一層好ましい範囲は0.01〜0.7
重量%である。
の耐熱性を向上させ、もってピストンリング耐摩環の高
温耐摩耗性向上に寄与する作用をもつところから必要に
応じて添加するが、その含有量が0.1%未満では前記
作用に所望の向上効果が得られず、一方その含有量が1
0%を越えると靭性が低下するようになることから、そ
の含有量を0.1〜10%、望ましくは0.3〜3%と
定めた。
ち、さらにFeやCと合金化したMoを主成分とした硬
質粒子を分散させて耐摩耗性を向上させるために、必要
に応じて含有されるが、その含有量が0.1%未満では
所望の強度向上効果が得られず、一方その含有量が15
%を越えると、靭性が低下するので好ましくない。した
がって、その含有量を0.1〜15%、望ましくは0.
5〜10%と定めた。
を実施例により具体的に説明する。 実施例1 原料粉末として、平均粒径:55μmのアトマイズFe
粉末、表1に示される平均粒径および成分組成を有する
Cu−Ni合金粉末A〜D、平均粒径:18μmの黒鉛
粉末を用意した。
に配合し、潤滑材としてステアリン酸亜鉛を0.7%添
加してV型ミキサーにて30分間混合し、6ton/C
m2の圧力で圧粉体にプレス成形し、この圧粉体をN2−
10%H2雰囲気中、温度:1140℃に30分間保持
の条件で焼結することにより表2に示される成分組成を
有し、かつ外径:120mm×内径:102mm×厚
さ:7mmの寸法をもった本発明ピストンリング耐摩環
(以下、本発明耐摩環と云う)1〜10をそれぞれ製造
した。上記本発明耐摩環1〜10は、いずれも図1の金
属組織の写生図に示させるように、Feを主成分とする
Fe基合金相1をCuを主成分とするCu基合金相2で
結合してなる素地を有していた。
けるFe基合金相およびCu基合金相の成分含有量をE
PMAにより測定した結果、前記Fe基合金相はNi、
CuおよびCを含みかつFeを50重量%以上含んでお
り、前記Cu基合金相はNi、FeおよびCを含みかつ
Cuを50重量%以上含んでおり、さらにFe基合金相
に含まれるNiおよびCの濃度は、Cu基合金相に含ま
れるNiおよびCの濃度よりも大であることが分かっ
た。さらに、比較の目的で、通常の高周波溶解炉にて、
同じく表2に示される成分組成をもったニレジスト鋳鉄
の溶湯を調製し、これをシェルモールド鋳型に鋳造し
て、同じ寸法をもった従来ピストンリング耐摩環(以
下、従来耐摩環と云う)を製造した。
で前処理、すなわち脱脂、乾燥、および温度:700℃
の後述の鋳造Al−Si系合金溶湯と同じ組成をもった
Al−Si系合金溶湯中に5分間浸漬の前処理を施した
状態で、それぞれ精密鋳造金型内に設置し、これにAl
−12.4%Si−1.12%Cu−0.96%Mg−
1.06%Niの組成をもったAl−Si系合金溶湯を
鋳造してピストン本体を形成すると共に、前記各種耐摩
環を鋳包み、ついで前記耐摩環の外周面に沿って切削加
工にて溝深さ:7mm×溝幅:3mmの寸法のトップリ
ング溝を形成することにより、トップリング溝を形成し
た耐摩環を有するAl−Si系合金製ピストンをそれぞ
れ製造した。
200CCの直列6気筒直噴ディーゼルエンジンに組み
込み、回転数:3500rpm、エンジンの冷却温度:
95℃、運転モード:500時間連続運転、負荷:フル
出力の条件で加速運転試験を行ない、試験後の耐摩環の
トップリング溝における外周面の最大溝幅増加量(最大
溝幅−切削加工により形成した溝幅)を測定することに
より高温耐摩耗性を評価し、また上記トップリング溝に
嵌合されたピストンリング(Fe−2.7%Si−3.
5%Cの組成をもった球状黒鉛鋳鉄製でCrメッキした
もの)の上下面における最大摩耗深さを測定することに
より相手攻撃性を評価した。これらの測定結果を表2に
示した。
〜10は、いずれも最大溝幅増加量が小さいところから
優れた高温耐摩耗性を示し、かつ相手攻撃性もきわめて
小さいのに対して、ニレジスト鋳鉄からなる従来耐摩環
は十分な高温耐摩耗性を具備しないために、トップリン
グ溝の最大溝幅増加量が大きくなって好ましくないこと
が明らかである。
粉末、表1に示される平均粒径および成分組成を有する
Cu−Ni合金粉末、平均粒径:18μmの黒鉛粉末を
用意し、さらに平均粒径:40μmを有し、Crが表3
に示される20〜80%の範囲内の所定量を含有し、残
部:Feおよび不可避不純物からなるFe−Cr合金粉
末、平均粒径:50μmを有し、Moが表3に示される
0.5〜15%の範囲内の所定量を含有し、残部:Fe
および不可避不純物からなるFe−Mo合金粉末、を用
意した。
に配合し、潤滑材としてステアリン酸亜鉛を0.7%添
加してV型ミキサーにて30分間混合し、6ton/C
m2の圧力で圧粉体にプレス成形し、この圧粉体をN2−
10%H2雰囲気中、温度:1140℃に30分間保持
の条件で焼結することにより表4に示される成分組成を
有し、かつ外径:120mm×内径:102mm×厚
さ:7mmの寸法をもった本発明耐摩環11〜20をそ
れぞれ製造した。上記本発明耐摩環11〜20は、いず
れも図1の金属組織の写生図に示させるように、Fe基
合金相1をCu基合金相2で結合してなる素地を有して
いた。
ング耐摩環の素地を構成するFe基合金相およびCu基
合金相の成分含有量をEPMAにより測定した結果、前
記Fe基合金相はNi、CuおよびCを含みさらにCr
および/またはMoを含み、かつFeを50重量%以上
含んでおり、前記Cu基合金相はNi、FeおよびCを
含みさらにCrおよび/またはMoを含み、かつCuを
50重量%以上含んでおり、さらにFe基合金相に含ま
れるNiおよびCの濃度並びにCrおよび/またはMo
の濃度は、Cu基合金相に含まれるNiおよびCの濃度
並びにCrおよび/またはMoの濃度よりも大であるこ
とが分かった。
同様にしてAl−Si系合金溶湯中に5分間浸漬の前処
理を施した状態で、それぞれ精密鋳造金型内に設置し、
これにAl−12.4%Si−1.12%Cu−0.9
6%Mg−1.06%Niの組成をもったAl−Si系
合金溶湯を鋳造してピストン本体を形成すると共に、前
記耐摩環を鋳包み、ついで前記耐摩環の外周面に沿って
切削加工にて溝深さ:7mm×溝幅:3mmの寸法のト
ップリング溝を形成することによりAl−Si系合金製
ピストンをそれぞれ製造した。
様に、排気量:8200CCの直列6気筒直噴ディーゼ
ルエンジンに組み込み、回転数:3500rpm、エン
ジンの冷却温度:95℃、運転モード:500時間連続
運転、負荷:フル出力の条件で加速運転試験を行ない、
試験後の耐摩環のトップリング溝における外周面の最大
溝幅増加量(最大溝幅−切削加工により形成した溝幅)
を測定することにより高温耐摩耗性を評価し、また上記
トップリング溝に嵌合されたピストンリング(Fe−
2.7%Si−3.5%Cの組成をもった球状黒鉛鋳鉄
製でCrメッキしたもの)の上下面における最大摩耗深
さを測定することにより相手攻撃性を評価し、これらの
測定結果を表4に示した。
1〜20は、いずれもすぐれた高温耐摩耗性を示し、か
つ相手攻撃性もきわめて小さいのに対して、表2のニレ
ジスト鋳鉄からなる従来耐摩環は十分な高温耐摩耗性を
具備するものでないために、摩耗進行が著しいことが明
らかである。
径:30μmを有し、Moが表5に示される15越え〜
60%の範囲内の所定量を含有し、残部:Feおよび不
可避不純物からなるFe−Mo合金粉末を用意した以外
は、実施例2と同じ原料粉末を用意した。
に配合し、潤滑材としてステアリン酸亜鉛を0.7%添
加してV型ミキサーにて30分間混合し、6ton/C
m2の圧力で圧粉体にプレス成形し、この圧粉体をN2−
10%H2雰囲気中、温度:1140℃に30分間保持
の条件で焼結することにより表6に示される成分組成を
有し、かつ外径:120mm×内径:102mm×厚
さ:7mmの寸法をもった本発明耐摩環21〜30をそ
れぞれ製造した。上記本発明耐摩環21〜30は、いず
れもFe基合金相をCu基合金相で結合してなる素地を
有しおり、さらにMoを主成分とする硬質粒子(図示せ
ず)も分散していた。
ング耐摩環の組織Fe基合金相およびCu基合金相の成
分含有量をEPMAにより測定した結果、前記Fe基合
金相はNi、CuおよびCを含みさらにCrおよび/ま
たはMoを含みかつFeを50重量%以上含んでおり、
前記Cu基合金相はNi、FeおよびCを含みさらにC
rおよび/またはMoを含みかつCuを50重量%以上
含んでおり、さらにFe基合金相に含まれるNiおよび
Cの濃度並びにCrおよび/またはMoの濃度は、Cu
基合金相に含まれるNiおよびCの濃度並びにCrおよ
び/またはMoの濃度よりも大であることが分かった。
同様にしてAl−Si系合金溶湯中に5分間浸漬の前処
理を施した状態で、それぞれ精密鋳造金型内に設置し、
これにAl−12.4%Si−1.12%Cu−0.9
6%Mg−1.06%Niの組成をもったAl−Si系
合金溶湯を鋳造してピストン本体を形成すると共に、前
記耐摩環を鋳包み、ついで前記耐摩環の外周面に沿って
切削加工にて溝深さ:7mm×溝幅:3mmの寸法のト
ップリング溝を形成することによりAl−Si系合金製
ピストンをそれぞれ製造した。
様に、排気量:8200CCの直列6気筒直噴ディーゼ
ルエンジンに組み込み、回転数:3500rpm、エン
ジンの冷却温度:95℃、運転モード:500時間連続
運転、負荷:フル出力の条件で加速運転試験を行ない、
試験後の耐摩環のトップリング溝における外周面の最大
溝幅増加量(最大溝幅−切削加工により形成した溝幅)
を測定することにより高温耐摩耗性を評価し、また上記
トップリング溝に嵌合されたピストンリング(Fe−
2.7%Si−3.5%Cの組成をもった球状黒鉛鋳鉄
製でCrメッキしたもの)の上下面における最大摩耗深
さを測定することにより相手攻撃性を評価し、これらの
測定結果を表6に示した。
1〜30は、いずれもすぐれた高温耐摩耗性を示し、か
つ相手攻撃性もきわめて小さいのに対して、表2のニレ
ジスト鋳鉄からなる従来耐摩環は十分な高温耐摩耗性を
具備するものでないために、摩耗進行が著しいことが明
らかである。
グ耐摩環は、高温雰囲気下にあっても小さい相手攻撃性
で、すぐれた高温耐摩耗性を発揮することから、エンジ
ンの排気ガス規制に十分満足に対応することができ、か
つエンジンの高出力化および大型化の促進に寄与するな
ど工業上有用な特性をもつものである。
図である。
縦断面図(a)および同要部縦断面図(b)である。
Claims (10)
- 【請求項1】 重量%で、Cu:11〜40%、Ni:
0.5〜10%、C:0.001〜0.8%を含有し、
残りがFeと不可避不純物からなる組成、並びにFeを
主成分とするFe基合金相をCuを主成分とするCu基
合金相により結合してなる組織、を有する鉄基焼結合金
で構成したことを特徴とする高温耐摩耗性および熱伝導
性のすぐれた鉄基合金製ピストンリング耐摩環。 - 【請求項2】前記Feを主成分とするFe基合金相は、
Ni、CuおよびCを含みかつFeを50%以上含むF
e基合金相であり、 前記Cuを主成分とするCu基合金相はNi、Feおよ
びCを含みかつCuを50%以上含むCu基合金相であ
り、 前記Fe基合金相に含まれるNiおよびCの濃度は、前
記Cu基合金相に含まれるNiおよびCの濃度よりも大
きいことを特徴とする請求項1記載の高温耐摩耗性およ
び熱伝導性のすぐれた鉄基合金製ピストンリング耐摩
環。 - 【請求項3】重量%で、Cu:11〜40%、Ni:
0.5〜10%、C:0.001〜0.8%、Cr:
0.1〜10%を含有し、残りがFeと不可避不純物か
らなる組成、並びに、 Feを主成分とするFe基合金相をCuを主成分とする
Cu基合金相により結合してなる組織、を有する鉄基焼
結合金で構成したことを特徴とする高温耐摩耗性および
熱伝導性のすぐれた鉄基合金製ピストンリング耐摩環。 - 【請求項4】前記Feを主成分とするFe基合金相は、
Ni、Cu、CrおよびCを含みかつFeを50%以上
含むFe基合金相であり、 前記Cuを主成分とするCu基合金相は、Ni、Fe、
CrおよびCを含みかつCuを50%以上含むCu基合
金相であり、 前記Fe基合金相に含まれるNi、CrおよびCの濃度
は、前記Cu基合金相に含まれるNi、CrおよびCの
濃度よりも大きいことを特徴とする請求項3記載の高温
耐摩耗性および熱伝導性のすぐれた鉄基合金製ピストン
リング耐摩環。 - 【請求項5】重量%で、Cu:11〜40%、Ni:
0.5〜10%、C:0.001〜0.8%、Mo:
0.1〜15%を含有し、残りがFeと不可避不純物か
らなる組成、並びに、 Feを主成分とするFe基合金相をCuを主成分とする
Cu基合金相により結合してなる組織、を有する鉄基焼
結合金で構成したことを特徴とする高温耐摩耗性および
熱伝導性のすぐれた鉄基合金製ピストンリング耐摩環。 - 【請求項6】重量%で、Cu:11〜40%、Ni:
0.5〜10%、C:0.001〜0.8%、Mo:1
〜15%を含有し、残りがFeと不可避不純物からなる
組成、並びに、 Feを主成分とするFe基合金相をCuを主成分とする
Cu基合金相により結合してなる素地中にMoを主成分
とした硬質粒子が分散している組織、を有する鉄基焼結
合金で構成したことを特徴とする高温耐摩耗性および熱
伝導性のすぐれた鉄基合金製ピストンリング耐摩環。 - 【請求項7】前記Feを主成分とするFe基合金相は、
Ni、Cu、MoおよびCを含みかつFeを50%以上
含むFe基合金相であり、 前記Cuを主成分とするCu基合金相は、Ni、Fe、
MoおよびCを含みかつCuを50%以上含むCu基合
金相であり、 前記Fe基合金相に含まれるNi、MoおよびCの濃度
は、前記Cu基合金相に含まれるNi、MoおよびCの
濃度よりも大きいことを特徴とする請求項5または6記
載の高温耐摩耗性および熱伝導性のすぐれた鉄基合金製
ピストンリング耐摩環。 - 【請求項8】重量%で、Cu:11〜40%、Ni:
0.5〜10%、C:0.001〜0.8%、Mo:
0.1〜15%、Cr:0.1〜10%を含有し、残り
がFeと不可避不純物からなる組成、並びに、 Feを主成分とするFe基合金相をCuを主成分とする
Cu基合金相により結合してなる組織、を有する鉄基焼
結合金で構成したことを特徴とする高温耐摩耗性および
熱伝導性のすぐれた鉄基合金製ピストンリング耐摩環。 - 【請求項9】重量%で、Cu:11〜40%、Ni:
0.5〜10%、C:0.001〜0.8%、Mo:1
〜15%、Cr:0.1〜10%を含有し、残りがFe
と不可避不純物からなる組成、並びに、 Feを主成分とするFe基合金相をCuを主成分とする
Cu基合金相により結合してなる素地中にMoを主成分
とした硬質粒子が分散している組織、を有する鉄基焼結
合金で構成したことを特徴とする高温耐摩耗性および熱
伝導性のすぐれた鉄基合金製ピストンリング耐摩環。 - 【請求項10】前記Feを主成分とするFe基合金相
は、Ni、Cu、Mo、CrおよびCを含みかつFeを
50%以上含むFe基合金相であり、 前記Cuを主成分とするCu基合金相は、Ni、Fe、
Mo、CrおよびCを含みかつCuを50%以上含むC
u基合金相であり、 前記Fe基合金相に含まれるNi、Mo、CrおよびC
の濃度は、前記Cu基合金相に含まれるNi、Mo、C
rおよびCの濃度よりも大きいことを特徴とする請求項
8または9記載の高温耐摩耗性および熱伝導性のすぐれ
た鉄基合金製ピストンリング耐摩環。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11229352A JP2001049405A (ja) | 1999-08-13 | 1999-08-13 | 高温耐摩耗性および熱伝導性のすぐれた鉄基合金製ピストンリング耐摩環 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11229352A JP2001049405A (ja) | 1999-08-13 | 1999-08-13 | 高温耐摩耗性および熱伝導性のすぐれた鉄基合金製ピストンリング耐摩環 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001049405A true JP2001049405A (ja) | 2001-02-20 |
Family
ID=16890826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11229352A Pending JP2001049405A (ja) | 1999-08-13 | 1999-08-13 | 高温耐摩耗性および熱伝導性のすぐれた鉄基合金製ピストンリング耐摩環 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001049405A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2396624A (en) * | 2002-12-25 | 2004-06-30 | Nippon Piston Ring Co Ltd | Iron-based sintered body |
-
1999
- 1999-08-13 JP JP11229352A patent/JP2001049405A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2396624A (en) * | 2002-12-25 | 2004-06-30 | Nippon Piston Ring Co Ltd | Iron-based sintered body |
FR2849448A1 (fr) * | 2002-12-25 | 2004-07-02 | Nippon Piston Ring Co Ltd | Corps fritte a base de fer, corps enveloppe d'alliage leger, et leur procede de fabrication |
GB2396624B (en) * | 2002-12-25 | 2005-11-02 | Nippon Piston Ring Co Ltd | Iron based sintered body and method for producing the same |
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