JP2001049343A - 高靭性エアバッグ用電縫鋼管の製造方法 - Google Patents

高靭性エアバッグ用電縫鋼管の製造方法

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JP2001049343A
JP2001049343A JP11226045A JP22604599A JP2001049343A JP 2001049343 A JP2001049343 A JP 2001049343A JP 11226045 A JP11226045 A JP 11226045A JP 22604599 A JP22604599 A JP 22604599A JP 2001049343 A JP2001049343 A JP 2001049343A
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resistance welded
toughness
erw
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JP11226045A
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Tadayuki Yamamoto
忠之 山本
Keisuke Ichiiri
啓介 一入
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接性に優れ、かつ強度、高靭性が要求され
るエアバッグ部品に適した、電気抵抗溶接部の靭性が母
材部と同等の高靭性エアバッグ用電縫鋼管を低コストで
製造する。 【解決手段】 C:0.11%以下、Si:0.50%以下、Mn:0.30〜
2.10%、P:0.020%以下、S:0.010%以下、Al:0.06%以下を
含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼、ま
たは該鋼にMo:0.50%以下、V:0.10%以下、Ni:0.50%以
下、Cr:1.00%以下、Cu:0.50%以下、Ti:0.10%以下、Nb:
0.10%以下、B:0.005%以下、Ca:0.005%以下のうちの1種
以上を含有させた鋼を、電縫製管したのち、850〜1000
℃で焼入れし、450℃以上AC1変態点未満の温度で焼戻し
を行うか、あるいは850〜1000℃で焼ならしを行うこと
によって、溶接性ならびに靭性が付与でき、電気抵抗溶
接部の靭性が母材部と同等の電縫鋼管が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶接性に優れ、か
つ、高靭性が要求されるエアバッグ用部品に適した溶接
部靭性に優れた高靭性エアバッグ用電縫鋼管の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車産業においては、安全性を
追求した各種装置の導入が積極的に進められている。そ
の中でもエアバッグシステムは、衝突時に乗員がハンド
ルやインストルメントパネルなどに衝突する前に、乗員
とハンドルやインストルメントパネルなどの間にガス等
でエアバッグを展開させ、乗員の運動エネルギーを吸収
して傷害の軽減を図ることができるため、各種車種に搭
載されるに至っている。
【0003】エアバッグシステムとしては、従来爆発性薬品
を使用する方式が採用されてきたが、この方式は高価で
あり、かつ環境汚染の問題がある。このため、新しい方
式としては、近年アルゴンガス等の不活性ガスを充填し
た鋼管製アキュムレータを使用する方式が開発された。
アルゴンガス等のアキュムレータに用いる鋼管は、自動
車の衝突時にエアバッグ内に吹き出す不活性ガス等を常
時2950N/cm2に保ったうえで、衝突時に少量の火薬点火
時のガスと共に一気に噴出させるため、極めて短時間に
大きな歪速度で応力が付加される。
【0004】このため、エアバッグ用の鋼管は、従来の圧力
シリンダや原油輸送用ラインパイプのような単なる構造
物とは異なり、高靭性とともに、溶接性が要求される。
また、前記アキュムレータ用の新規分野に用いる鋼管
は、高靭性ならびに溶接性が要求されると共に、最近で
は自動車内の至るところに多数必要とされるため、低コ
ストであることが要求される。さらに、最近では、軽量
化のためにより高い靭性性能が求められる傾向がある。
また、一方では、低コスト化に対応して電気抵抗溶接鋼
管の需要が高まっている。
【0005】この用途に用いる電気抵抗溶接鋼管製のアキュ
ムレータの場合には、製管まま、および焼なましした場
合のみならず、焼入れ焼戻した場合においても、母材の
高強度ならびに高靭性が得られたとしても、求められる
電気抵抗溶接部の靭性が得られないという問題点を有し
ていた。
【0006】これまでの電気抵抗溶接鋼管(以下電縫鋼管と
いう)の製造方法としては、C:0.15〜0.30%、Si:0.05〜
0.50%、Mn:0.30〜1.00%、P:0.040%以下、S:0.010%以下
を含み、残部がFeおよび不可避的不純物からなる電縫鋼
管を素材とし、焼入れ焼戻しによりベイナイト組織とし
たのち、冷間抽伸、応力除去焼鈍する方法(特開平4-191
323号公報)、C:0.15〜0.40%、Si:0.1〜0.7%、Mn:0.5〜
2.5%、Cr:0.2〜2.5%、Sol.Al:0.01〜0.05%を含有し、残
部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼、またはC:0.15
〜0.40%、Si:0.1〜0.7%、Mn:0.5〜2.5%、Cr:0.2〜2.5
%、Sol.Al:0.01〜0.05%と、Mo:0.05〜1.0%、V:0.02〜0.
1%、Ni:0.2〜2.5%、Ti:0.02〜0.10%、Nb:0.02〜0.10%、
B:0.0005〜0.005%のうちの1種以上を含有し、残部がFe
および不可避的不純物からなる鋼を素材として、熱間圧
延により熱延鋼板とし、軟化焼鈍後、管状に成形、溶接
して製造された鋼管を、所定の部品形状となるように冷
間加工した後、850〜1050℃で0.5〜30分間間加熱後空冷
する方法(特開平5-302119号公報)等が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平4-191323号
公報に開示の方法は、ベイナイト組織化による切削性の
向上を図ったものであるが、焼入れによりベイナイト組
織を得るためにはどうしてもC量を増加させる必要があ
り、C:0.15〜0.30%と高い値とする必要がある。しかし
ながら、このようにC量を高くし、かつベイナイト組織
とした場合は、特に電気抵抗溶接部の靭性が乏しく、低
温環境において大きな作動圧が負荷されるような場合に
は、溶接部が靭性破壊するという問題が生じる。
【0008】また、前記特開平5-302119号公報に開示の方法
は、上記特開平4-191323号公報に開示の方法と同様、C:
0.15〜0.40%と高いため、一般的に延性、靭性が乏し
く、エアバッグ用のアキュムレータのような管端絞り加
工されるような用途には不向きであり、しかも溶接性等
にも問題があるうえ、十分な電気抵抗溶接部の靭性が得
られない。
【0009】本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解消
し、溶接性に優れ、かつ強度、高靭性が要求されるエア
バッグ部品に適した、電気抵抗溶接部の靭性が母材部と
同等の高靭性エアバッグ用電縫鋼管を低コストで製造す
る方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の高靭性エアバッ
グ用電縫鋼管の製造方法は、C:0.11%以下、Si:0.50%以
下、Mn:0.30〜2.10%、P:0.020%以下、S:0.010%以下、A
l:0.06%以下を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物
からなる鋼板、またはC:0.11%以下、Si:0.50%以下、Mn:
0.30〜2.10%、P:0.020%以下、S:0.010%以下、Al:0.06%
以下を含み、Mo:0.50%以下、V:0.10%以下、Ni:0.50%以
下、Cr:1.00%以下、Cu:0.50%以下、Ti:0.10%以下、Nb:
0.10%以下、B:0.005%以下、Ca:0.005%以下のうちの1種
以上を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる
鋼板を、電縫製管したのち、850〜1000℃で焼入れし、4
50℃以上AC1変態点未満の温度で焼戻しを行うか、ある
いは850〜1000℃で焼ならしを行うことを特徴としてい
る。
【0011】このように、上記化学成分に限定した鋼板を電
縫製管したのち、850〜1000℃で焼入れし、450℃以上A
C1変態点未満の温度で焼戻しを行うか、あるいは850〜1
000℃で焼ならしを行うことによって、最終目的の特性
に適した高靭性で、溶接性に優れた電気抵抗溶接部の靭
性が母材部と同等の高靭性エアバッグ用電縫鋼管を得る
ことができる。
【0012】また、本発明の高靭性エアバッグ用電縫鋼管の
製造方法は、C:0.11%以下、Si:0.50%以下、Mn:0.30〜2.
10%、P:0.020%以下、S:0.010%以下、Al:0.06%以下を含
有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼板、ま
たはC:0.11%以下、Si:0.50%以下、Mn:0.30〜2.10%、P:
0.020%以下、S:0.010%以下、Al:0.06%以下を含み、Mo:
0.50%以下、V:0.10%以下、Ni:0.50%以下、Cr:1.00%以
下、Cu:0.50%以下、Ti:0.10%以下、Nb:0.10%以下、B:0.
005%以下、Ca:0.005%以下のうちの1種以上を含有し、残
部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼板を、電縫製管
したのち、所定の寸法に冷間加工し、次いで850〜1000
℃で焼入れし、450℃以上AC1変態点未満の温度で焼戻し
を行うか、あるいは850〜1000℃で焼ならしを行うこと
を特徴としている。
【0013】このように、上記化学成分に限定した鋼板を電
縫製管したのち、所定の寸法に冷間加工し、次いで850
〜1000℃で焼入れし、450℃以上AC1変態点未満の温度で
焼戻しを行うか、あるいは850〜1000℃で焼ならしを行
うことによって、最終目的の特性に適した高靭性で、溶
接性に優れた電気抵抗溶接部の靭性が母材部と同等の高
靭性エアバッグ用電縫鋼管を得ることができる。
【0014】さらに、本発明の高靭性エアバッグ用電縫鋼管
の製造方法は、C:0.11%以下、Si:0.50%以下、Mn:0.30〜
2.10%、P:0.020%以下、S:0.010%以下、Al:0.06%以下を
含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼板、
またはC:0.11%以下、Si:0.50%以下、Mn:0.30〜2.10%、
P:0.020%以下、S:0.010%以下、Al:0.06%以下を含み、M
o:0.50%以下、V:0.10%以下、Ni:0.50%以下、Cr:1.00%以
下、Cu:0.50%以下、Ti:0.10%以下、Nb:0.10%以下、B:0.
005%以下、Ca:0.005%以下のうちの1種以上を含有し、残
部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼板を、電縫製管
したのち、850〜1000℃で焼入れし、450℃以上AC1変態
点未満の温度で焼戻しを行うか、あるいは850〜1000℃
で焼ならしを行ったのち、所定の寸法に冷間加工を施し
たまま、もしくは冷間加工後焼なまし処理を施すことを
特徴としている。
【0015】このように、上記化学成分に限定した鋼板を電
縫製管したのち、850〜1000℃で焼入れし、450℃以上A
C1変態点未満の温度で焼戻しを行うか、あるいは850〜1
000℃で焼ならしを行ったのち、所定の寸法に冷間加工
を施したまま、もしくは冷間加工後焼なまし処理を施す
ことによって、最終目的の特性に適した高靭性で、溶接
性に優れた電気抵抗溶接部の靭性が母材部と同等の高靭
性エアバッグ用電縫鋼管を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】先ず本発明で使用する鋼材の化学
成分に関する限定理由は以下のとおりである。Cは、鋼
の必要な強度を安価に得るために添加する元素である
が、0.11%を超えると電気抵抗溶接部の靭性が低下する
ため、0.11%以下とした。
【0017】Siは、鋼の冷間加工性を阻害する元素であり、
0.50%を超えると加工性が悪化するため、0.50%以下とし
た。
【0018】Mnは、鋼の強度と靭性を向上させるのに有効な
元素であるが、0.30%未満では十分な強度と靭性が得ら
れず、また、2.10%を超えると溶接性が悪化するため、
0.30〜2.10%とした。
【0019】Pは、粒界偏析に起因する靭性低下をもたらす
ため、0.020%以下とした。Sは、鋼中のMnと化合してMnS
による介在物を形成し、加工性の悪化ならびに溶接性、
靭性を低下させるため、0.010%以下とした。
【0020】Alは、加工性を向上させるのに有効な元素があ
るが、0.060%を超えるとアルミナ系介在物による電気抵
抗溶接部の靭性が低下するため、0.060%以下とした。
【0021】鋼中の上記化学成分を限定することによって、
エアーバッグのアキュムレータ用として十分な強度、靭
性と加工性、溶接性を得ることができるが、さらにこれ
らを向上させたい場合、上記化学成分にさらにMo、V、N
i、Cr、Cu、Ti、Nb、B、Caを添加することが有効であ
る。これら添加成分の含有量の限定理由は以下のとおり
である。
【0022】Moは、固溶強化により高強度化すると共に、焼
入れ性を向上する効果があるが、0.50%を超えると電気
抵抗溶接部が硬化し、靭性が低下するため、0.50%以下
とした。
【0023】Vは、析出物を生成し強度を向上させる効果が
あるが、0.10%を超えると電気抵抗溶接部の靭性が低下
するため、0.10%以下とした。
【0024】Niは、焼入れ性を改善すると共に、靭性を向上
させるのに有効な元素であるが、0.50%を超えるとエア
バッグ用アキュムレータとしての効果が期待できず、し
かも高価な元素であるため、0.50%以下とした。
【0025】Crは、鋼の強度と耐食性を向上させるのに有効
な元素であるが、1.00%を超えると加工性ならびに電気
抵抗溶接部の靭性を低下させるため、1.00%以下とし
た。
【0026】Cuは、鋼の耐食性と強度を向上させるのに有効
な元素であるが、0.50%を超えると熱間加工性を悪化さ
せるため、0.50%以下とした。
【0027】Tiは、組織を微細化することにより靭性の向上
に有効であるが、0.10%を超えると逆に靭性を悪化させ
るため、0.10%以下とした。
【0028】Nbは、Tiと同様に組織を微細化することにより
靭性の向上に有効であるが、0.10%を超えると逆に靭性
を悪化させるため、0.10%以下とした。
【0029】Bは、焼入れ性を改善するのに有効な元素であ
るが、0.005%を超えると粒界に析出して靭性を低下させ
るため、0.005%以下とした。
【0030】Caは、MnS系介在物の形態制御に有効な元素
で、特に溶接部近傍の介在物に起因する割れの減少に有
効であるが、0.005%を超えると介在物が多くなり、靭性
を低下させるため、0.005%以下とした。
【0031】上記のように化学成分を調整した鋼材を素材と
する電縫製管した鋼管は、靭性を付与するための焼入れ
焼戻し、もしくは焼ならし処理を行う。焼入れ時の温度
は、850℃未満では均一なオーステナイト粒が得られ
ず、1000℃を超えると結晶粒が粗大化して靭性が低下す
るため、850〜1000℃とした。焼戻し温度は、強度、靭
性が最良となる温度を選択すればよいが、AC1変態点以
上の温度になると、変態が開始され所期の目標とする強
度、靭性が得られないため、450℃以上AC1変態点未満と
したが、好ましい範囲は500〜650℃である。焼ならし温
度は、850℃未満では均一なオーステナイト粒が得られ
ず、1000℃を超えると結晶粒が粗大化して靭性が低下す
るため、850〜1000℃とした。
【0032】上記のように化学成分を調整した鋼材を素材と
する電縫製管した鋼管は、所定の寸法精度が得られる条
件下で冷間加工し、次いで靭性を付与するための焼入れ
焼戻し、もしくは焼ならし処理を行う。冷間加工の条件
は、所定の寸法精度が得られればよく、特に加工度を規
定する必要はない。冷間加工後の焼入れ焼戻し処理は、
多少寸法精度が悪くなるが、高強度、高靭性を得ること
ができる。焼入れ焼戻し温度は、上記と同様に焼入れ温
度が850〜1000℃、焼戻し温度が450℃以上AC1変態点未
満である。また、焼ならし処理は、強度、靭性よりも高
寸法精度が重視される場合に適用する。焼ならし温度
は、850℃未満では均一なオーステナイト粒が得られ
ず、1000℃を超えると結晶粒が粗大化して靭性が低下す
るため、850〜1000℃とする。
【0033】上記の処理は、いずれも、コスト、最終目標と
する特性に適した製法、熱処理を実施することによっ
て、エアバッグのアキュムレータ用として十分な強度、
靭性と溶接性を備えた電縫鋼管を得ることができる。
【0034】
【実施例】表1に示す化学成分の鋼No.1〜18の本発明鋼
および表2に示す化学成分の鋼No.19〜21の比較鋼のスラ
ブを用い、通常の熱間圧延を行って板厚3.6mmの熱延鋼
板を得た。各熱延鋼板を素材として用い、外径70.0mm、
肉厚3.6mmに電縫製管した。そして、表3、4に示すよう
に、電縫製管したまま、もしくは焼入れ(Q)、焼戻し
(T)、焼ならし(Nor)、焼なまし(Ann)を行った電縫鋼管
のそれぞれについて、各種の特性を評価した。さらに、
上記電縫製管した電縫鋼管を、冷間引抜き加工して外径
60.0mm、肉厚2.9mmに仕上げ、表3、4に示すすように、
冷間加工したまま、もしくは冷間加工後焼なまし(Ann)
を実施し、各種の特性を評価した。その結果を表3〜表6
に示す。
【0035】特性の評価は、強度、靭性について実施した。
強度については、JIS Z2201に規定の金属材料引張試験
片の11号試験片を用い、JIS Z2241に規定の金属材料引
張試験方法に準じて引張試験を行った。靭性について
は、JIS Z2202に規定の金属材料衝撃試験片の4号試験片
を用いた。なお、試験片を加工するに際しては、鋼管を
板状にへん平加工したのち、円周方向より電縫溶接部を
含む長さ10mm、板厚2.5mm、幅2mmの試験片を採取し、JI
S Z2242に規定の金属材料衝撃試験方法に準じて衝撃試
験を実施し、-40℃における吸収エネルギーを求めて評
価した。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】
【表4】
【0040】
【表5】
【0041】
【表6】
【0042】表1、表3、表5に示すように、鋼No.1〜18の本
発明鋼を用いた試験No.1〜22の本発明例は、いずれの成
分、プロセスにおいても、電気抵抗溶接部の靭性が母材
部の靭性と同等の特性を有している。
【0043】これに対し、表2、表4、表6に示すように、鋼N
o.19〜21の比較鋼を用いた試験No.23〜30の比較例は、
母材部に比べて電気抵抗溶接部の靭性の低下が認められ
る。また、母材部の靭性も本発明例に比較して低下傾向
にある。
【0044】
【発明の効果】本発明の高靭性エアバッグ用電縫鋼管の
製造方法は、化学成分を限定した鋼板を電縫製管したの
ち、850〜1000℃で焼入れし、450℃以上AC1変態点未満
の温度で焼戻しを行うか、あるいは850〜1000℃で焼な
らしを行うことによって、最終目的のエアバッグ用アキ
ュムレータ等の用途に適した高靭性で、溶接性に優れた
電気抵抗溶接部の靭性が母材部と同等の電縫鋼管を安価
に得ることができる。
【0045】また、本発明の高靭性エアバッグ用電縫鋼管の
製造方法は、化学成分を限定した鋼板を電縫製管したの
ち、所定の寸法に冷間加工し、次いで850〜1000℃で焼
入れし、450℃以上AC1変態点未満の温度で焼戻しを行う
か、あるいは850〜1000℃で焼ならしを行うことによっ
て、最終目的のエアバッグ用アキュムレータ等の用途に
適した高靭性で、溶接性に優れた電気抵抗溶接部の靭性
が母材部と同等の電縫鋼管を得ることができる。
【0046】また、本発明の高靭性エアバッグ用電縫鋼管の
製造方法は、化学成分を限定した鋼板を電縫製管したの
ち、所定の寸法に冷間加工し、次いで850〜1000℃で焼
入れし、450℃以上AC1変態点未満の温度で焼戻しを行う
か、あるいは850〜1000℃で焼ならしを行ったのち、所
定の寸法に冷間加工したまま、もしくは冷間加工後焼な
らしを行うことによって、最終目的のエアバッグ用アキ
ュムレータ等の用途に適した高靭性で、溶接性に優れた
電気抵抗溶接部の靭性が母材部と同等の電縫鋼管を得る
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K042 AA06 AA24 BA02 BA11 CA02 CA03 CA05 CA06 CA08 CA09 CA10 CA12 CA13 DA01 DA02 DA03 DA04 DC02 DE02

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 C:0.11%以下、Si:0.50%以下、Mn:0.30〜
    2.10%、P:0.020%以下、S:0.010%以下、Al:0.06%以下を
    含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼板を
    電縫製管したのち、850〜1000℃で焼入れし、450℃以上
    AC1変態点未満の温度で焼戻しを行うことを特徴とする
    高靭性エアバッグ用電縫鋼管の製造方法。
  2. 【請求項2】 C:0.11%以下、Si:0.50%以下、Mn:0.30〜
    2.10%、P:0.020%以下、S:0.010%以下、Al:0.06%以下を
    含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼板を
    電縫製管したのち、850〜1000℃で焼ならしを行うこと
    を特徴とする高靭性エアバッグ用電縫鋼管の製造方法。
  3. 【請求項3】 C:0.11%以下、Si:0.50%以下、Mn:0.30〜
    2.10%、P:0.020%以下、S:0.010%以下、Al:0.06%以下を
    含み、Mo:0.50%以下、V:0.10%以下、Ni:0.50%以下、Cr:
    1.00%以下、Cu:0.50%以下、Ti:0.10%以下、Nb:0.10%以
    下、B:0.005%以下、Ca:0.005%以下のうちの1種以上を含
    有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼板を電
    縫製管したのち、850〜1000℃で焼入れし、450℃以上A
    C1変態点未満の温度で焼戻しを行うことを特徴とする高
    靭性エアバッグ用電縫鋼管の製造方法。
  4. 【請求項4】 C:0.11%以下、Si:0.50%以下、Mn:0.30〜
    2.10%、P:0.020%以下、S:0.010%以下、Al:0.06%以下を
    含み、Mo:0.50%以下、V:0.10%以下、Ni:0.50%以下、Cr:
    1.00%以下、Cu:0.50%以下、Ti:0.10%以下、Nb:0.10%以
    下、B:0.005%以下、Ca:0.005%以下のうちの1種以上を含
    有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼板を電
    縫製管したのち、850〜1000℃で焼ならしを行うことを
    特徴とする高靭性エアバッグ用電縫鋼管の製造方法。
  5. 【請求項5】 C:0.11%以下、Si:0.50%以下、Mn:0.30〜
    2.10%、P:0.020%以下、S:0.010%以下、Al:0.06%以下を
    含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼板を
    電縫製管したのち、所定の寸法に冷間加工を施し、次い
    で850〜1000℃で焼入れし、450℃以上AC1変態点未満の
    温度で焼戻しを行うことを特徴とする高靭性エアバッグ
    用電縫鋼管の製造方法。
  6. 【請求項6】 C:0.11%以下、Si:0.50%以下、Mn:0.30〜
    2.10%、P:0.020%以下、S:0.010%以下、Al:0.06%以下を
    含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼板を
    電縫製管したのち、所定の寸法に冷間加工を施し、次い
    で850〜1000℃で焼ならしを行うことを特徴とする高靭
    性エアバッグ用電縫鋼管の製造方法。
  7. 【請求項7】 C:0.11%以下、Si:0.50%以下、Mn:0.30〜
    2.10%、P:0.020%以下、S:0.010%以下、Al:0.06%以下を
    含み、Mo:0.50%以下、V:0.10%以下、Ni:0.50%以下、Cr:
    1.00%以下、Cu:0.50%以下、Ti:0.10%以下、Nb:0.10%以
    下、B:0.005%以下、Ca:0.005%以下のうちの1種以上を含
    有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼板を電
    縫製管したのち、所定の寸法に冷間加工を施し、次いで
    850〜1000℃で焼入れし、450℃以上AC1変態点未満の温
    度で焼戻しを行うことを特徴とする高靭性エアバッグ用
    電縫鋼管の製造方法。
  8. 【請求項8】 C:0.11%以下、Si:0.50%以下、Mn:0.30〜
    2.10%、P:0.020%以下、S:0.010%以下、Al:0.06%以下を
    含み、Mo:0.50%以下、V:0.10%以下、Ni:0.50%以下、Cr:
    1.00%以下、Cu:0.50%以下、Ti:0.10%以下、Nb:0.10%以
    下、B:0.005%以下、Ca:0.005%以下のうちの1種以上を含
    有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼板を電
    縫製管したのち、所定の寸法に冷間加工を施し、次いで
    850〜1000℃で焼ならしを行うことを特徴とする高靭性
    エアバッグ用電縫鋼管の製造方法。
  9. 【請求項9】 C:0.11%以下、Si:0.50%以下、Mn:0.30〜
    2.10%、P:0.020%以下、S:0.010%以下、Al:0.06%以下を
    含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼板を
    電縫製管したのち、850〜1000℃で焼入れし、450℃以上
    AC1変態点未満の温度で焼戻しを行ったのち、所定の寸
    法に冷間加工を施すことを特徴とする高靭性エアバッグ
    用電縫鋼管の製造方法。
  10. 【請求項10】 C:0.11%以下、Si:0.50%以下、Mn:0.30〜
    2.10%、P:0.020%以下、S:0.010%以下、Al:0.06%以下を
    含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼板を
    電縫製管したのち、850〜1000℃で焼入れし、450℃以上
    AC1変態点未満の温度で焼戻しを行ったのち、所定の寸
    法に冷間加工を施し、焼なまし処理することを特徴とす
    る高靭性エアバッグ用電縫鋼管の製造方法。
  11. 【請求項11】 C:0.11%以下、Si:0.50%以下、Mn:0.30〜
    2.10%、P:0.020%以下、S:0.010%以下、Al:0.06%以下を
    含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼板を
    電縫製管したのち、850〜1000℃で焼ならしを行ったの
    ち、所定の寸法に冷間加工を施すことを特徴とする高靭
    性エアバッグ用電縫鋼管の製造方法。
  12. 【請求項12】 C:0.11%以下、Si:0.50%以下、Mn:0.30〜
    2.10%、P:0.020%以下、S:0.010%以下、Al:0.06%以下を
    含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼板を
    電縫製管したのち、850〜1000℃で焼ならしを行ったの
    ち、所定の寸法に冷間加工を施し、焼なまし処理するこ
    とを特徴とする高靭性エアバッグ用電縫鋼管の製造方
    法。
  13. 【請求項13】 C:0.11%以下、Si:0.50%以下、Mn:0.30〜
    2.10%、P:0.020%以下、S:0.010%以下、Al:0.06%以下を
    含み、Mo:0.50%以下、V:0.10%以下、Ni:0.50%以下、Cr:
    1.00%以下、Cu:0.50%以下、Ti:0.10%以下、Nb:0.10%以
    下、B:0.005%以下、Ca:0.005%以下のうちの1種以上を含
    有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼板を電
    縫製管したのち、850〜1000℃で焼入れし、450℃以上A
    C1変態点未満の温度で焼戻しを行ったのち、所定の寸法
    に冷間加工を施すことを特徴とする高靭性エアバッグ用
    電縫鋼管の製造方法。
  14. 【請求項14】 C:0.11%以下、Si:0.50%以下、Mn:0.30〜
    2.10%、P:0.020%以下、S:0.010%以下、Al:0.06%以下を
    含み、Mo:0.50%以下、V:0.10%以下、Ni:0.50%以下、Cr:
    1.00%以下、Cu:0.50%以下、Ti:0.10%以下、Nb:0.10%以
    下、B:0.005%以下、Ca:0.005%以下のうちの1種以上を含
    有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼板を電
    縫製管したのち、850〜1000℃で焼入れし、450℃以上A
    C1変態点未満の温度で焼戻しを行ったのち、所定の寸法
    に冷間加工を施し、焼なまし処理することを特徴とする
    高靭性エアバッグ用電縫鋼管の製造方法。
  15. 【請求項15】 C:0.11%以下、Si:0.50%以下、Mn:0.30〜
    2.10%、P:0.020%以下、S:0.010%以下、Al:0.06%以下を
    含み、Mo:0.50%以下、V:0.10%以下、Ni:0.50%以下、Cr:
    1.00%以下、Cu:0.50%以下、Ti:0.10%以下、Nb:0.10%以
    下、B:0.005%以下、Ca:0.005%以下のうちの1種以上を含
    有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼板を電
    縫製管したのち、850〜1000℃で焼ならしを行ったの
    ち、所定の寸法に冷間加工を施すことを特徴とする高靭
    性エアバッグ用電縫鋼管の製造方法。
  16. 【請求項16】 C:0.11%以下、Si:0.50%以下、Mn:0.30〜
    2.10%、P:0.020%以下、S:0.010%以下、Al:0.06%以下を
    含み、Mo:0.50%以下、V:0.10%以下、Ni:0.50%以下、Cr:
    1.00%以下、Cu:0.50%以下、Ti:0.10%以下、Nb:0.10%以
    下、B:0.005%以下、Ca:0.005%以下のうちの1種以上を含
    有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼板を電
    縫製管したのち、850〜1000℃で焼ならしを行ったの
    ち、所定の寸法に冷間加工を施し、焼なまし処理するこ
    とを特徴とする高靭性エアバッグ用電縫鋼管の製造方
    法。
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