JP5018784B2 - エアバッグアキュムレータ用継目無鋼管とその製造方法 - Google Patents
エアバッグアキュムレータ用継目無鋼管とその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5018784B2 JP5018784B2 JP2008540943A JP2008540943A JP5018784B2 JP 5018784 B2 JP5018784 B2 JP 5018784B2 JP 2008540943 A JP2008540943 A JP 2008540943A JP 2008540943 A JP2008540943 A JP 2008540943A JP 5018784 B2 JP5018784 B2 JP 5018784B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel pipe
- seamless steel
- steel
- airbag
- toughness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/10—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of tubular bodies
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D1/00—General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering
- C21D1/34—Methods of heating
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D9/00—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
- C21D9/08—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for tubular bodies or pipes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C38/00—Ferrous alloys, e.g. steel alloys
- C22C38/002—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing In, Mg, or other elements not provided for in one single group C22C38/001 - C22C38/60
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C38/00—Ferrous alloys, e.g. steel alloys
- C22C38/005—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing rare earths, i.e. Sc, Y, Lanthanides
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C38/00—Ferrous alloys, e.g. steel alloys
- C22C38/02—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing silicon
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C38/00—Ferrous alloys, e.g. steel alloys
- C22C38/04—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing manganese
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C38/00—Ferrous alloys, e.g. steel alloys
- C22C38/06—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing aluminium
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C38/00—Ferrous alloys, e.g. steel alloys
- C22C38/18—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
- C22C38/22—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with molybdenum or tungsten
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C38/00—Ferrous alloys, e.g. steel alloys
- C22C38/18—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
- C22C38/38—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with more than 1.5% by weight of manganese
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Metal Extraction Processes (AREA)
Description
これらの特許文献に提案された方法では、製造工程の中で鋼管に焼入れ・焼戻しを施すことにより、必要な高強度と耐バースト性能を有する継目無鋼管を製造する。しかし、焼入れ・焼戻し熱処理の実施は、鋼管の製造工程を煩雑にして生産性を低下させ、加えて製造コストを高騰させるという問題がある。従って、なるべく簡易な熱処理を施すのみで、所望の性能を満足させる継目無鋼管の製造方法が望まれる。
エアバッグアキュムレータ用鋼管の薄肉細径化は、自動車の燃費向上のみならず、エアバッグのコスト低減にも寄与する。製管後に行う冷間加工は、エアバッグアキュムレータ用鋼管の寸法精度の確保と薄肉細径化のために不可欠である。しかし、現実には、冷間加工が鋼管の低温靭性もしくは耐バースト性に顕著な影響を与え、特に鋼管を高強度とするほど、低温靭性もしくは耐バースト性の確保が難しくなる。従って、高強度と低温耐バースト性の両立が可能となるように鋼の化学組成や熱処理プロセスを選定する必要がある。
Ceq=C+Si/24+Mn/6+(Cr+Mo)/5+(Ni+Cu)/15 ・・・ 式(1)
式中の元素記号はその元素の質量%での含有量の数値を意味する。
本発明はまた、上記の鋼組成を有する継目無鋼管を製管する工程と、鋼管を所定の寸法にするために仕上げ冷間加工する工程とを含み、焼入れ・焼戻しのための熱処理工程を含まない、エアバッグアキュムレータ用継目無鋼管の製造方法であって、前記仕上げ冷間加工工程の前に、鋼管をAc3変態点〜1000℃の範囲内の温度に加熱した後に空冷することによる焼ならし熱処理工程を含むことを特徴とする方法である。
本発明において鋼の化学組成を上述のように規定した理由は次の通りである。本明細書においては、特にことわりがない限り、「%」はいずれも「質量%」である。
Cは、安価に鋼の強度を高めるのに有効な元素である。その含有量が0.08%未満では、焼入れ・焼戻し熱処理を施さずに、所望の850 MPa以上の引張強度とすることが困難である。一方、C含有量が0.20%を超えると、加工性及び溶接性が低下する。C含有量の好ましい範囲は、0.08〜0.16%、より好ましい範囲は0.09〜0.13%である。
Siは、脱酸作用を有するほか、鋼の焼入れ性を高めて強度を向上させる元素であり、そのために0.1%以上の含有量が必要である。しかし、その含有量が1.0%を超えると靱性が低下する。Si含有量の好ましい範囲は0.2〜0.5%である。
Mnは焼きならし後の空冷で、フェライト+ベイナイト2相組織を得やすくし、それにより鋼の強度と靱性を向上させるのに有効である。Mn含有量が0.6%未満では十分な強度と靱性が得られず、2.0%を越えると溶接性が悪化する。Mn含有量の好ましい範囲は0.8〜1.8%、より好ましい範囲は1.0〜1.6%である。
Pは、粒界偏析に起因する鋼の靱性低下をもたらし、特にその含有量が0.025%を超えると靱性の低下が著しくなる。Pの含有量は好ましくは0.020%以下であり、より好ましくは0.015%以下である。
Sは、特に鋼管の周方向(T方向)の靱性を低下させ、その含有量が0.010%を超えると靱性低下が著しくなる。S含有量は好ましくは0.005%以下であり、より好ましくは0.003%以下である。
Crは、焼入れ・焼戻し熱処理を施さずに、鋼の強度と靱性を高めるのに有効な元素であり、そのためには0.05%以上が必要である。しかし、その含有量が1.0%を超えると、逆に靱性の低下を招く。Cr含有量の好ましい範囲は0.2〜0.8%、より好ましい範囲は0.4〜0.7%である。
Moは、焼入れ・焼戻し熱処理を施さずに、鋼の強度と靱性を高めるのに有効な元素であり、そのために0.05%以上の量で含有させる。しかし、その含有量が1.0%を超えると逆に靱性の低下を招く。Mo含有量の好ましい範囲は0.1〜1.0%、より好ましい範囲は0.15〜0.70%である。
Alは、脱酸作用を有し、鋼の靱性及び加工性を高めるのに有効な元素である。Al含有量が0.002%未満では脱酸が不十分で、鋼の清浄度が損なわれ、靭性が低下する。しかし、0.10%を超えてAlを含有させると、かえって靭性が低下する。Al含有量の好ましい範囲は0.005〜0.08%、より好ましい範囲は0.01〜0.06%である。本発明に云うAl含有量とは、酸可溶Al(所謂「sol. Al」)の含有量を指す。
Ca、Mg及びREM(希土類元素、即ち、Ce、La、Y、Ndなど)は、いずれも鋼中のSと結合し、硫化物としてSを固定する作用を有し、この作用によって鋼の靱性の異方性を改善し、耐バースト性を高める効果がある。したがって、焼入れ・焼戻しによる靭性改善に頼らない本発明では、Ca、Mgおよび/またはREMによる靭性の異方性改善は必要不可欠である。その効果を得るために、Ca、Mg、REMから選ばれた少なくとも1種の元素を0.0003%以上の量で含有させる。なお、REMは、Ce、La、Y、Ndなどのそれぞれ単独元素での添加でも、ミッシュメタルのような希土類元素混合物の添加でもよい。しかし、いずれの元素についても、0.01%を超えて含有させると、介在物がクラスター状になって、かえって鋼の靭性が低下する。添加量の好ましい範囲はいずれの元素についても、0.0005〜0.005%である。
NbおよびTiは、焼ならし熱処理の加熱時に炭窒化物を形成して、オーステナイト粒径を微細化し、ひいては空冷時の相変態で生ずるフェライト+ベイナイトの細粒化を促し、靱性を向上させる。この作用はNbとTiのいずれでも同様に得られるので、いずれか一方を0.002%以上の量で含有させればよい。しかし、より顕著に上記作用を得るために、NbおよびTiをそれぞれ0.002%以上含有させることが好ましい。しかし、それぞれの含有量が0.1%を超えるとかえって靱性が低下する。NbとTiのそれぞれの含有量はより好ましくは0.003〜0.1%であり、さらにより好ましくは0.005〜0.08%である。
焼入れ・焼戻し熱処理の代わりに焼ならし熱処理によって、エアバッグアキュムレータ用の鋼管としての強度と耐バースト性能を鋼管に付与するためには、焼きならしによって、フェライト+ベイナイト2相組織を得る必要がある。そのため、C、Si、Mn、Cr、Mo、Cu、Niの含有量は適正なバランスとすることが肝要であり、その適正なバランスとは下記式(1)で定義されるCeqが0.45から0.63までの範囲に収まるようにすることである。Ceqが0.45未満では、焼きなまし後の金属組織がフェライト+パーライト2相組織になってしまい、高強度と低温靭性の両立が困難である。一方、Ceqが0.63を超えると、かえって低温靭性が低下してしまう。好ましいCeqの範囲は0.47から0.62の間であり、さらに好ましいCeqの範囲は0.50から0.60の間である。
式中の元素記号は、その元素の質量%で表した含有量の数値である。CuおよびNiは任意添加元素であるため、これらを添加しない場合は、式(1)の対応する元素記号の項に0を代入する。
Ni:0.05〜1.5%
Niは、焼ならし後の空冷でフェライト+ベイナイト2相組織を得やすくすると共に、鋼の靱性を高める作用がある。これらのNiの作用は不純物レベルの含有量であっても得られるが、より顕著にその効果を得るには、Niを0.05%以上の含有量で添加することが好ましい。しかし、Niは高価な元素であり、特にその含有量が1.5%を超えるとコスト上昇が著しくなる。したがって、添加する場合のNiの含有量は0.05〜1.5%とするのがよい。より好ましいNiの含有量は0.1〜1.0%である。
Cuは、焼ならし後の空冷でフェライト+ベイナイト2相組織を得やすくすると共に、鋼の靱性を高める作用がある。その効果を得るには、Cuは0.05%以上の含有量とすることが好ましい。しかし、Cuは0.5%を超えて添加すると、鋼の熱間加工性を低下させる。したがって、添加する場合のCuの含有量は0.1〜0.4%とするのがよい。
本発明では、鋼管がフェライト+ベイナイトの2相組織を有することにより、焼入れ・焼戻しを行わずに強度と低温靭性を両立して確保することができる。
上記のように化学組成を調整した鋼を素材として、継目無鋼管を製造する。継目無鋼管の製管法としては特に限定されないが、例えば、マンネスマン−マンドレルミル方式により穿孔と延伸圧延を行い、得られた素管をサイザーまたはレデューーサーにより縮径圧延することを含む、熱間圧延による継目無鋼管の製造方法が例示される。
製管された継目無鋼管に焼ならし熱処理を施す。焼ならしの加熱温度は1000℃を越えるとオーステナイト粒の粗大化を招き、ひいては空冷時の相変態で生じるフェライト粒径を粗大化させてしまう。一方、焼ならし加熱温度がAc3変態点を下回ると、加熱したとしても製管時に析出した炭化物が固溶せずに不均一に粗大化してしまい、靭性が低下する。したがって、焼ならしの加熱温度はAc3変態点以上で1000℃以下の範囲とする。この焼ならし後の空冷中に、鋼の金属組織はフェライト+ベイナイトの2相組織となる。焼ならし熱処理の後、必要に応じて、酸洗等により脱スケール処理を行うことができる。
上記のように製管および熱処理された継目無鋼管は、所定の寸法精度、表面性状が得られる条件下で冷間加工される。冷間加工は、所定の寸法精度と表面性状が得られさえすればよいので、冷間加工方法や加工度は特に規定されない。冷間加工方法は、例えば、冷間抽伸、冷間圧延等でよく、2種以上を組合わせてもよい。冷間加工の加工度は減面率で3%以上とするのが好ましい。
仕上げの冷間加工を施した鋼管には、残留応力が生じているので、応力除去焼鈍を施すのが好ましい。応力除去焼鈍の温度は450℃から650℃の範囲内が、強度と靭性の両立の点で好ましい。
以下の実施例により本発明を例証するが、本発明は実施例により何ら制限されるものではない。
表1に示す化学組成を有する鋼塊50 kgを真空溶解にて調製した。表1における鋼No. 1から10は、化学組成中の各成分の含有量およびCeqが本発明で規定する条件を満たす鋼である。一方、鋼No. 11から15は、化学組成中のいずれかの元素またはCeqが本発明で規定する条件からはずれた比較用の鋼である。これらの鋼種はいずれも、Ac1変態点が710℃から770℃の範囲内、Ac3変態点が820℃から880℃の範囲内であった。
シャルピー衝撃試験は、板材の圧延方向に直交した方向から採取された長さ55 mm、幅4 mm、厚さ10 mmの直方体の長さの中心にノッチ角度45°、ノッチ深さ2 mm、ノッチ底半径0.25 mmのV型ノッチを厚さ方向に付与して作成されたサブサイズ試験片を用いて、JIS Z2242 01に規定の金属材料のシャルピー衝撃試験方法に準じて各種温度で実施して、破面率が100%延性である下限試験温度(vTr 100)を求めた。
(2) フェライトが主体であり、面積率でパーライト組織が10%以上、ベイナイトが10%未満の場合:フェライト+パーライト2相組織
表1に示した供試鋼の範囲では、上記(1)、(2)以外の形態は観察されなかった。
引張強度は、鋼管の長手方向から採取したJIS Z2201に規定の11号試験片を用いて、JIS Z2241に規定の金属材料引張試験方法に準じて試験した。
Claims (6)
- 質量%で、C:0.08〜0.20%、Si:0.1〜1.0%、Mn:0.6〜2.0%、P:0.025%以下、S:0.010%以下、Cr:0.05〜1.0%、Mo:0.05〜1.0%、Al:0.002〜0.10%を含み、さらにCa:0.0003〜0.01%、Mg:0.0003〜0.01%、およびREM(希土類元素):0.0003〜0.01%から選ばれた少なくとも1種と、Ti:0.002〜0.1%およびNb:0.002〜0.1%から選ばれた少なくとも1種とを含み、下記の式(1)で定義されるCeqが0.45〜0.63の範囲であり、残部Feおよび不純物から本質的になる鋼組成を有し、金属組織が、ベイナイト面積率が10%以上のフェライト+ベイナイトの混合組織であることを特徴とするエアバッグアキュムレータ用継目無鋼管:
Ceq=C+Si/24+Mn/6+(Cr+Mo)/5+(Ni+Cu)/15 ・・・ 式(1)
式(1)中の元素記号はその元素の質量%での含有量の数値を意味する。 - 上記鋼組成において、Feの一部がCu:0.05〜0.5%およびNi:0.05〜1.5%から選ばれた1種または2種により置換されている、請求項1記載のエアバッグアキュムレータ用継目無鋼管。
- 請求項1または2に記載の鋼組成を有する継目無鋼管を製管する工程と、鋼管を所定の寸法にするために仕上げ冷間加工する工程とを含むエアバッグアキュムレータ用継目無鋼管の製造方法であって、前記仕上げ冷間加工工程の前に、鋼管をAc3変態点〜1000℃の範囲内の温度に加熱した後に空冷することによる焼ならし熱処理工程を含むことを特徴とする方法。
- 前記仕上げ冷間加工工程を冷間抽伸加工により行う、請求項3に記載のエアバッグアキュムレータ用継目無鋼管の製造方法。
- 前記仕上げ冷間加工工程の後に、鋼管に450〜650℃の温度で応力除去焼鈍を施す工程をさらに含む、請求項3に記載のエアバッグアキュムレータ用継目無鋼管の製造方法。
- 前記焼ならし熱処理工程の前に、鋼管を冷間加工により粗加工する工程をさらに含む、請求項3に記載のエアバッグアキュムレータ用継目無鋼管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008540943A JP5018784B2 (ja) | 2006-10-27 | 2007-10-15 | エアバッグアキュムレータ用継目無鋼管とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006293058 | 2006-10-27 | ||
JP2006293058 | 2006-10-27 | ||
JP2008540943A JP5018784B2 (ja) | 2006-10-27 | 2007-10-15 | エアバッグアキュムレータ用継目無鋼管とその製造方法 |
PCT/JP2007/070088 WO2008050628A1 (fr) | 2006-10-27 | 2007-10-15 | Tube en acier sans soudure pour accumulateurs pour air-bag et procédé de fabrication de ceux-ci |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2008050628A1 JPWO2008050628A1 (ja) | 2010-02-25 |
JP5018784B2 true JP5018784B2 (ja) | 2012-09-05 |
Family
ID=39324427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008540943A Active JP5018784B2 (ja) | 2006-10-27 | 2007-10-15 | エアバッグアキュムレータ用継目無鋼管とその製造方法 |
Country Status (12)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8496763B2 (ja) |
EP (1) | EP2078764B1 (ja) |
JP (1) | JP5018784B2 (ja) |
KR (1) | KR101081223B1 (ja) |
CN (1) | CN101528964B (ja) |
AR (1) | AR063381A1 (ja) |
CA (1) | CA2667534C (ja) |
ES (1) | ES2396114T3 (ja) |
MX (1) | MX2009004425A (ja) |
PL (1) | PL2078764T3 (ja) |
TW (1) | TWI410505B (ja) |
WO (1) | WO2008050628A1 (ja) |
Families Citing this family (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4431185B2 (ja) | 2008-06-13 | 2010-03-10 | 新日本製鐵株式会社 | 伸びフランジ性と疲労特性に優れた高強度鋼板およびその溶鋼の溶製方法 |
JP4475440B1 (ja) * | 2008-11-26 | 2010-06-09 | 住友金属工業株式会社 | 継目無鋼管およびその製造方法 |
BR112012021980B8 (pt) * | 2010-03-18 | 2019-02-19 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp | tubo de aço sem costura para injeção de vapor e método para fabricar o mesmo |
CN103261451B (zh) * | 2010-06-03 | 2015-06-24 | 新日铁住金株式会社 | 安全气囊用钢管的制造方法 |
ES2726767T3 (es) * | 2010-06-03 | 2019-10-09 | Nippon Steel Corp | Tubo de acero para airbags y un proceso para la fabricación del mismo |
CN101880818B (zh) * | 2010-06-04 | 2012-05-30 | 中国石油天然气集团公司 | 一种x80弯管和管件的制备方法 |
CN102161148B (zh) * | 2011-02-22 | 2014-06-04 | 中国石油天然气集团公司 | 一种x90钢级弯管和管件的制备方法 |
CN102127698A (zh) * | 2011-02-22 | 2011-07-20 | 中国石油天然气集团公司 | 一种x100钢级弯管和管件的制备方法 |
KR101518654B1 (ko) * | 2011-02-24 | 2015-05-07 | 신닛테츠스미킨 카부시키카이샤 | 신장 플랜지성과 굽힘 가공성이 우수한 고강도 강판 및 그 용강의 용제 방법 |
CN104685085B (zh) * | 2012-09-28 | 2016-10-26 | 新报国制铁株式会社 | 无缝钢管制造用穿孔机顶头用坯料及其制造方法 |
AU2014245562B2 (en) * | 2013-03-29 | 2017-02-02 | Jfe Steel Corporation | Steel structure for hydrogen gas, method for producing hydrogen storage tank, and method for producing hydrogen line pipe |
CN104046924B (zh) * | 2014-06-25 | 2017-01-04 | 宝山钢铁股份有限公司 | 一种汽车安全气囊用高强韧无缝钢管及其制造方法 |
CN104451411A (zh) * | 2014-12-22 | 2015-03-25 | 内蒙古包钢钢联股份有限公司 | 一种含稀土q420结构用无缝钢管及其生产方法 |
US11453925B2 (en) | 2016-08-01 | 2022-09-27 | Nippon Steel Corporation | Seamless steel pipe and method for producing same |
EP3498875B1 (en) * | 2016-08-12 | 2021-04-21 | JFE Steel Corporation | Composite pressure vessel liner, composite pressure vessel, and method for producing composite pressure vessel liner |
WO2018216638A1 (ja) * | 2017-05-22 | 2018-11-29 | 新日鐵住金株式会社 | ベンド鋼管およびその製造方法 |
DE102018106546A1 (de) * | 2018-03-20 | 2019-09-26 | Benteler Steel/Tube Gmbh | Rohrelement für Gasdruckbehälter und Gasdruckbehälter |
CN112575158B (zh) * | 2019-09-29 | 2022-07-29 | 宝山钢铁股份有限公司 | 一种高塑性厚规格管线钢板及其制造方法 |
CN111088467A (zh) * | 2020-01-15 | 2020-05-01 | 邯郸钢铁集团有限责任公司 | 低压缩比特厚q690d调质高强钢板及其生产方法 |
CN113718169B (zh) * | 2020-05-26 | 2022-12-16 | 宝山钢铁股份有限公司 | 一种焊接结构用高强度无缝钢管及其制造方法 |
WO2021260026A1 (en) | 2020-06-23 | 2021-12-30 | Tenaris Connections B.V. | Method of manufacturing high strength steel tubing from a steel composition and components thereof |
CN113737096B (zh) * | 2021-08-31 | 2022-09-09 | 东风商用车有限公司 | 一种免退火无缝钢管及其制备方法、变速箱齿轮 |
AR128805A1 (es) * | 2022-03-31 | 2024-06-12 | Nippon Steel Corp | Tubo de acero sin costura |
WO2024133917A1 (en) * | 2022-12-22 | 2024-06-27 | Tenaris Connections B.V. | Steel composition, manufacturing method, steel article and uses hereof |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002294339A (ja) * | 2001-03-29 | 2002-10-09 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 高強度エアバッグ用鋼管の製造方法 |
WO2004104255A1 (ja) * | 2003-05-21 | 2004-12-02 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | エアバックシステム用鋼管とその製造方法 |
JP2005060795A (ja) * | 2003-08-18 | 2005-03-10 | Jfe Steel Kk | エアバッグ用高強度高靭性継目無鋼管の製造方法 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3318467B2 (ja) | 1995-05-29 | 2002-08-26 | 住友金属工業株式会社 | 加工性に優れた高強度高靭性鋼管の製造方法 |
JP3250211B2 (ja) | 1996-11-05 | 2002-01-28 | 住友金属工業株式会社 | 高強度高靭性エアーバッグ用鋼管の製造方法 |
JPH10140250A (ja) | 1996-11-12 | 1998-05-26 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 高強度高靭性エアーバッグ用鋼管の製造方法 |
JP3220975B2 (ja) | 1996-11-12 | 2001-10-22 | 住友金属工業株式会社 | 高強度高靭性エアーバッグ用鋼管の製造方法 |
WO1999000525A1 (fr) * | 1997-06-26 | 1999-01-07 | Kawasaki Steel Corporation | Tuyau en acier a grains ultrafins et procede de fabrication dudit tuyau |
JPH11199929A (ja) | 1998-01-06 | 1999-07-27 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 高強度、高寸法精度エアーバッグ用電縫鋼管の製造法 |
US20020033591A1 (en) * | 2000-09-01 | 2002-03-21 | Trw Inc. | Method of producing a cold temperature high toughness structural steel tubing |
EP1375683B1 (en) * | 2001-03-29 | 2012-02-08 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | High strength steel tube for air bag and method for production thereof |
JP3960145B2 (ja) | 2002-06-26 | 2007-08-15 | Jfeスチール株式会社 | エアバッグ用高強度高靱性高加工性継目無鋼管の製造方法 |
MXPA04010403A (es) * | 2002-06-26 | 2005-02-17 | Jfe Steel Corp | Metodo para producir tubo de acero sin union para inflador de bolsas de aire. |
US7566416B2 (en) * | 2004-10-29 | 2009-07-28 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Steel pipe for an airbag inflator and a process for its manufacture |
-
2007
- 2007-10-15 JP JP2008540943A patent/JP5018784B2/ja active Active
- 2007-10-15 ES ES07829822T patent/ES2396114T3/es active Active
- 2007-10-15 WO PCT/JP2007/070088 patent/WO2008050628A1/ja active Application Filing
- 2007-10-15 MX MX2009004425A patent/MX2009004425A/es active IP Right Grant
- 2007-10-15 PL PL07829822T patent/PL2078764T3/pl unknown
- 2007-10-15 CN CN2007800399255A patent/CN101528964B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2007-10-15 KR KR1020097009428A patent/KR101081223B1/ko active IP Right Grant
- 2007-10-15 CA CA2667534A patent/CA2667534C/en not_active Expired - Fee Related
- 2007-10-15 EP EP07829822A patent/EP2078764B1/en not_active Not-in-force
- 2007-10-24 TW TW096139859A patent/TWI410505B/zh not_active IP Right Cessation
- 2007-10-24 AR ARP070104714A patent/AR063381A1/es active IP Right Grant
-
2009
- 2009-04-24 US US12/429,851 patent/US8496763B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002294339A (ja) * | 2001-03-29 | 2002-10-09 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 高強度エアバッグ用鋼管の製造方法 |
WO2004104255A1 (ja) * | 2003-05-21 | 2004-12-02 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | エアバックシステム用鋼管とその製造方法 |
JP2005060795A (ja) * | 2003-08-18 | 2005-03-10 | Jfe Steel Kk | エアバッグ用高強度高靭性継目無鋼管の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW200831684A (en) | 2008-08-01 |
EP2078764A4 (en) | 2011-07-06 |
CA2667534A1 (en) | 2008-05-02 |
JPWO2008050628A1 (ja) | 2010-02-25 |
KR20090094242A (ko) | 2009-09-04 |
US20090238714A1 (en) | 2009-09-24 |
KR101081223B1 (ko) | 2011-11-07 |
CN101528964A (zh) | 2009-09-09 |
ES2396114T3 (es) | 2013-02-19 |
PL2078764T3 (pl) | 2013-04-30 |
WO2008050628A1 (fr) | 2008-05-02 |
CN101528964B (zh) | 2011-06-08 |
AR063381A1 (es) | 2009-01-28 |
MX2009004425A (es) | 2009-06-30 |
EP2078764B1 (en) | 2012-09-19 |
TWI410505B (zh) | 2013-10-01 |
US8496763B2 (en) | 2013-07-30 |
EP2078764A1 (en) | 2009-07-15 |
CA2667534C (en) | 2013-02-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5018784B2 (ja) | エアバッグアキュムレータ用継目無鋼管とその製造方法 | |
JP4529901B2 (ja) | エアバッグシステム用鋼管とその製造方法 | |
JP4208013B2 (ja) | エアバッグインフレータ用鋼管とその製造方法 | |
WO2002079526A1 (fr) | Tube en acier a haute resistance pour coussin d'air et procede pour la production de ce tube | |
EP2484793B1 (en) | Steel pipe for air bag and process for producing same | |
CA2630797C (en) | Method for manufacturing bottle member for air bag inflator | |
JP4770922B2 (ja) | エアバッグ用鋼管とその製造方法 | |
JP3858615B2 (ja) | 引張強度が900MPa以上の高強度エアバッグ用継目無鋼管の製造方法 | |
JP5234226B2 (ja) | エアバッグ用鋼管の製造方法 | |
JP2002194501A (ja) | 高強度高靱性エアバッグ用鋼管とその製造方法 | |
JP4079053B2 (ja) | エアバッグ用高強度高靭性継目無鋼管の製造方法 | |
JPH10140249A (ja) | 高強度高靭性エアーバッグ用鋼管の製造方法 | |
JP7192819B2 (ja) | 高強度鋼板およびその製造方法 | |
JP7192818B2 (ja) | 高強度鋼板およびその製造方法 | |
JP2004076034A (ja) | エアバッグ用高強度高靭性高加工性継目無鋼管の製造方法 | |
JP4079054B2 (ja) | エアバッグボトル用高強度高靭性溶接鋼管およびその製造方法 | |
JP3960145B2 (ja) | エアバッグ用高強度高靱性高加工性継目無鋼管の製造方法 | |
CA3235953A1 (en) | Seamless steel pipe | |
US20080265553A1 (en) | Process for manufacturing an airbag inflator bottle member |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120515 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120528 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5018784 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150622 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150622 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150622 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |