JP2001048123A - 段ボールケーサ - Google Patents

段ボールケーサ

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JP2001048123A
JP2001048123A JP11226833A JP22683399A JP2001048123A JP 2001048123 A JP2001048123 A JP 2001048123A JP 11226833 A JP11226833 A JP 11226833A JP 22683399 A JP22683399 A JP 22683399A JP 2001048123 A JP2001048123 A JP 2001048123A
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Japan
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sheet
product
filling
filled
filling section
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JP11226833A
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English (en)
Inventor
Junichi Nagamatsu
純一 長松
Junichi Iifushi
順一 飯伏
Tomomitsu Karasuyama
智光 烏山
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定かつ迅速な箱詰め作業を実現するととも
に、装置全体をコンパクトにできる段ボールケーサを提
供すること。 【解決手段】 シート搬送コンベヤ12と、充填部Pの
上流側に進退自在に配設され製品5を載せた状態で当該
充填部Pのシート2上面側に配置可能に形成されたモー
ビルプレート35と、充填部Pの下流側に進退自在に配
設されシート2の下面側に配置可能に形成されたドラッ
グプレート46とを備え、製品5をモービルプレート3
5によって充填部Pのシート2に搬送充填し、製品5を
充填されたシート2をドラッグプレート46によって下
流側に搬送する。その際、サイドガイド30の保持と折
られたフラップ2aとによって、製品5がサイド方向へ
位置ずれしたり落下するのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、いわゆるラップ
アラウンド方式の段ボールケーサに関し、さらに詳しく
は、飲料用缶、ペットボトル、瓶等の被箱詰品を所定個
数集積したもの(以下、製品という)を箱詰めする段ボ
ールケーサに関する。
【0002】
【従来の技術】段ボールシート(以下、シートという)
から箱を成形しながら、集積した製品を包み込むように
して包装するラップアラウンド方式の段ボールケーサが
従来から知られている。かかる段ボールケーサは、通
常、包装される製品の外形を基準にして段ボールケース
を成形するものであり、製品には多少の力がかかること
から、変形しにくい製品を包装するのに適している。ま
た、タイトな包装が可能で段ボールケースのコストを削
減できるほか、製品の供給方向を自由に設定でき装置レ
イアウトを合理的に行えるなどの特長を有している。
【0003】かかる従来の段ボールケーサの一例を図面
を参照しつつ説明する。図3は、従来における段ボール
ケーサを示す平面図(a)および側面図(b)、図4
は、従来における段ボールケーサの作動工程を示す側面
図、図5は、従来における段ボールケーサの作動工程を
示す平面図(a)および側面図(b)である。
【0004】図3(a)および(b)に示すように、図
示しないマガジンから供給されたシート102の底面
は、製品105を充填するために充填部P(充填の際の
基準位置である)における固定プレート125の下部に
セットされている。フライトバー120は、この固定プ
レート125上に配置された製品105を作動方向下流
(同図左側)に向かって押圧搬送し、充填位置にセット
するためのものである。
【0005】また、シートプッシャ110は、フライト
バー120の動作と連動してシート102を作動方向下
流(同図左側)に向かって搬送するためのものである。
受け渡しコンベヤ128は、充填部Pに隣接配置され、
製品105を充填されたシート102をさらに作動方向
下流側のケース搬送装置129に搬送できるように形成
されている。ケース搬送ラグ115, 116はケース搬
送装置129に設けられ、シート102の後ろパネル1
06(図4参照)を折り込んで成形しながら下流側に搬
送したり、シート102を箱状に成形する際の位置決め
部材となるものである。サイドタッカ140は、シート
102のサイドフラップを折り込んで成形しながら下流
側に搬送するためのものである。
【0006】つぎに動作について説明する。図4(a)
に示すように、固定プレート125上の製品105をフ
ライトバー120で押圧搬送し、L字状のシート102
に充填を開始するとともに、このシート102をシート
プッシャ110によって下流側に搬送する。その後、同
図(b)に示すように、シート102は上面パネルを折
り込み成形されながら、受け渡しコンベヤ128によっ
てさらに下流側のケース搬送装置129に受け渡され
る。このときシート102は、同図(c)に示すよう
に、ケース搬送ラグ115によって後ろパネル106も
折り込まれる。
【0007】つぎに、図5(a)および同図(b)に示
すように、サイドフラップ114がサイドタッカ140
によって折り込まれ、さらに下流工程へと搬送される。
このようにして一の製品105の箱詰め作業が行われ、
その後、順次他の製品105が同様の工程を経ていく。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、製品1
05をセットされたシート102は、ケース搬送装置1
29に受け渡されるまでの間、製品105の横方向(搬
送方向と垂直方向)は保持されていない。すなわち、サ
イドタッカ140によってサイドフラップ114が形成
される際に初めて当該横方向を保持されるようになって
いるので、製品105が搬送中に落下するおそれがある
という問題点があった。
【0009】また、製品105およびシート102がフ
ライトバー120およびシートプッシャ110によって
押圧搬送され、シート102が固定プレート125下部
から抜けてからでないと、後ろパネル106を起こすこ
とができない。すなわち、シート102が充填部Pに留
まっている間は、次サイクルのシート102が供給でき
ず、全体の操業能力が低下する。したがって、操業能力
をアップするためには、充填部Pからシート102を速
く引き抜く必要があり、これを実現すべく製品105の
充填速度を速くすると、製品105やシート102の挙
動が不安定となるという問題点もあった。
【0010】さらに、後ろパネル106やサイドフラッ
プ114の折り込み成形は、シート102がケース搬送
装置129に受け渡された後に行われるため、1サイク
ルの箱詰め作業に要する装置全体の搬送方向の長さが長
くなってしまうという問題点があった。
【0011】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、安定かつ迅速な箱詰め作業を実現するととも
に、装置全体をコンパクトにできる段ボールケーサを提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明の請求項1にかかる段ボールケーサは、
製品を充填する充填部にシートを供給するシート搬送コ
ンベヤと、前記充填部のシートに前記製品を充填する製
品充填手段と、前記充填部の下流側に進退自在に配設さ
れ前記製品を充填された前記シートの下面側に配置可能
に形成されたドラッグプレートとを備え、前記製品を前
記製品充填手段によって前記充填部のシートに充填し、
当該製品を充填されたシートを前記ドラッグプレートに
よって下流側に搬送するようにしたものである。
【0013】シート搬送コンベヤによって充填部に供給
されたシート上には、製品充填手段によって製品を充填
される。製品を充填されたシートは、ドラッグプレート
によって下流側に搬送される。これにより、従来のよう
な速度差の大きい搬送を回避でき、安定した搬送、受け
渡し動作を行うことができる。ドラッグプレートは水平
方向に進退する方式を採用しており、簡易な構成によっ
て効率よく搬送することができ、これによって生じた時
間的余裕を製品の充填速度等の低速化に利用すること
で、製品やシートの挙動をさらに安定にできるととも
に、1サイクルの箱詰め作業に要する装置全体の搬送方
向の長さを短くできる。さらに、振動や騒音を低減で
き、装置の耐久性・信頼性を向上できる。
【0014】また、この発明の請求項2にかかる段ボー
ルケーサは、ドラッグプレートは、製品を充填されたシ
ートを受け取った後に下流方向に加速しながらこれを搬
送するようにしたものである。これにより、充填部から
充填完了品をより速く引き出すことができる。
【0015】また、この発明の請求項3にかかる段ボー
ルケーサは、製品充填手段は、充填部の上流側に進退自
在に配設され製品を載せた状態で当該充填部のシート上
面側に待機した後、当該充填部のシートから後退するよ
うに形成されたモービルプレートを備えたものである。
【0016】シート搬送コンベヤによって充填部に供給
されたシート上には、製品を載せたモービルプレートが
配置され、ドラッグプレートの充填部へのセット完了後
に上流側に後退しながら、たとえば、フライトバーによ
って当該製品をシート上に押圧搬送して充填する。これ
により、製品とシートとを密接した状態で充填できるた
め、製品が転倒しにくく、安定した充填を行うことがで
きる。また、モービルプレートは、ドラッグプレートと
同様に水平方向に進退する方式を採用しているので、簡
易な構成によって効率よく搬送することができる。
【0017】また、この発明の請求項4にかかる段ボー
ルケーサは、ドラッグプレートの両側部に一対のサイド
ガイドを設け、製品を充填されたシートが充填部から下
流工程に受け渡されるまでの間、当該シートの両側部を
保持するようにしたものである。
【0018】ドラッグプレートと連動するサイドガイド
によってシートのサイドフラップが折り込まれる。した
がって、充填された製品は、折り込まれたサイドフラッ
プとサイドガイドとによって両サイドを保持されてお
り、この状態で下流工程に搬送されるので、サイド方向
への位置ずれや落下を有効に防止できる。
【0019】また、この発明の請求項5にかかる段ボー
ルケーサは、製品を充填されたシートが充填部から下流
工程に受け渡されるまでの間、当該シートのフラップ折
りと後ろパネル起こしとを行うようにしたものである。
【0020】これにより、ドラッグプレートの後退時に
は、たとえば、サイドフラップや後ろパネルを成形でき
るので、従来技術の場合よりも無駄時間がなく、箱成形
および搬送を迅速に行うことができる。したがって、か
かる時間的余裕を製品の充填速度等の低速化に利用すれ
ば、製品やシートの挙動がさらに安定し、迅速な箱詰め
作業を実現できる。また、効率的に箱成形できるので、
1サイクルの箱詰め作業に要する装置全体の搬送方向の
長さも短くできる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる段ボール
ケーサの実施の形態につき図面を参照しつつ詳細に説明
する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定され
るものではない。
【0022】図1は、この発明の実施の形態にかかる段
ボールケーサを示す全体斜視図、図2は、製品の充填・
受け渡し工程を示す説明図である。マガジン1は、予め
折曲し易いように形成されたシート2を積層したもので
あり、このマガジン1からシート2が1枚ずつシート搬
送コンベヤ12上に供給されるように構成されている。
このシート搬送コンベヤ12は、製品5を充填部Pに供
給するコンベヤ3と垂直方向に配設され、かつ、シート
搬送コンベヤ12の下流側先端部がコンベヤ3の下流側
先端部付近を横切るように配設されている。なお、シー
ト搬送コンベヤ12は、空気の吸引力によってシート2
を吸着保持しながら搬送する、いわゆる吸着コンベヤと
して形成することができる。
【0023】モービルプレート35は、コンベヤ3の下
流側先端部と充填部Pとの間を往復自在に形成され、コ
ンベヤ3によって供給される製品5を充填部Pにおける
シート2上に受け渡すためのものである。フライトバー
20は、駆動用のチェーン20aによって製品5を押圧
搬送可能に形成され、モービルプレート35に製品5を
供給するとともに、そのモービルプレート35から製品
5をシート2上に充填するように形成されている。ま
た、フライトバー20は、製品5の充填後にいったん上
昇してから巡回するようになっている。
【0024】ドラッグプレート46は、シート2に製品
5が充填されるときにシート搬送コンベヤ12とシート
2の底面との間に挿入され、モービルプレート35が後
退した後にシート2を下方から保持して、この充填完了
品を充填部Pから、後述する仕上げ折り搬送装置50に
受け渡すように往復自在に形成されている。また、この
ドラッグプレート46の往復スピードは任意に設定でき
るようになっており、特に充填完了品を充填部Pから後
述する仕上げ折り搬送装置50に受け渡す際には加速で
きるようになっている。
【0025】なお、ドラッグプレート46の先端部は、
シート搬送コンベヤ12とシート2の底面との間に挿入
しやすくなるように適宜形状に湾曲もしくは縮径させて
形成するのが好ましい。サイドガイド30は、シート2
のサイドフラップ2aを折り込むためにドラッグプレー
ト46と連動するように形成されている。
【0026】フラップ折り装置37は、ドラッグプレー
ト46によって充填完了品を搬送する際にサイドフラッ
プ2cを折り込むとともに、後ろパネル2bを起こすよ
うに形成されている。たとえば、このフラップ折り装置
37は、サイドフラップ2cと後ろパネル2bとを保持
可能な保持片をチェーン駆動によって当接させることに
よって所定の折り込みをしながら、充填完了品を下流側
に搬送するように形成することができる。
【0027】仕上げ折り搬送装置50は、ドラッグプレ
ート46によって受け渡された充填完了品を下流に搬送
しながら、上パネル2dとフラップ2eを折り込んで箱
状に成形するように形成され、搬送時には搬送ラグ51
によって位置決めできるように形成されている。
【0028】つぎに動作について説明する。まず、図1
に示すように、マガジン1からシート2を1枚取り出
し、これをシート搬送コンベヤ12によって充填部Pに
搬送する。シート2の充填部Pでの位置決めは、シート
搬送コンベヤ12を所定位置で停止させることにより行
う。なお、この位置決めは、シート搬送コンベヤ12を
所定ストローク以上動作させ、シート2のみを図示しな
いストッパに当接させてシート搬送コンベヤ12上で当
該シート2をスリップさせることによっても行うことが
できる。
【0029】製品5は1ケース分を集積され、コンベヤ
3によってモービルプレート35に向けて搬送され、図
2(a)および同図(b)に示すように、フライトバー
20によって充填部Pのシート2上に押圧充填される。
このとき、同図(b)、(c)に示すように、ドラッグ
プレート46がシート搬送コンベヤ12とシート2の底
面との間に挿入され、これと連動するサイドガイド30
によってサイドフラップ2aが折り込まれる。したがっ
て、充填された製品5は、折り込まれたサイドフラップ
2aとサイドガイド30とによって両サイドを保持され
ており、この状態で仕上げ折り搬送装置50に搬送され
るので、サイド方向への位置ずれや落下を有効に防止で
きる。
【0030】また、モービルプレート35はフライトバ
ー20によって製品5が充填されている間に充填部Pか
ら後退していく。このため、図2(d)に示すように、
充填完了時(充填完了品がモービルプレート35からド
ラッグプレート46上に受け渡された時)には、モービ
ルプレート35は製品5と後ろパネル2bの間から引き
抜けた状態となる。このとき、後ろパネル2bの先端部
はまだモービルプレート35の下に位置しているが、サ
イドフラップ2cはモービルプレート35の下に位置し
ておらず、折り込み可能な状態になっている。このた
め、フラップ折り装置37によってこのサイドフラップ
2cを折り込むことができる。
【0031】そして、その後のモービルプレート35の
後退により、後ろパネル2bの先端部がモービルプレー
ト35の下に位置しなくなったら、フラップ折り装置3
7によって後ろパネル2bが押圧されながら起こされ
る。かかる押圧力は、充填完了品を載せたドラッグプレ
ート46が後退する際の駆動力としても利用することが
でき、その搬送スピードをアップすることができる。な
お、ドラッグプレート46の後退時にこれを加速させる
ことによって、充填部Pから充填完了品をより速く引き
出すことができる。
【0032】このようにドラッグプレート46が後退を
開始する際には、サイドフラップ2cおよび後ろパネル
2bの成形が終了しているので、従来技術の場合よりも
無駄時間がなく、箱成形および搬送を迅速に行うことが
できる。したがって、かかる時間的余裕を製品5の充填
速度等の低速化に利用すれば、製品5やシート2の挙動
がさらに安定し、迅速な箱詰め作業を実現できる。ま
た、効率的に箱成形できるので、1サイクルの箱詰め作
業に要する装置全体の搬送方向の長さも短くできる。
【0033】ドラッグプレート46によって受け渡され
た充填完了品は、仕上げ折り搬送装置50によって下流
に搬送されながら、上パネル2dとフラップ2eが折り
込まれ箱状に成形される。これにより箱詰め作業が完了
する。
【0034】以上のように、この実施の形態にかかる段
ボールケーサによれば、安定かつ迅速な箱詰め作業を実
現できるとともに、装置全体をコンパクトにできる効果
が得られる。すなわち、製品5は、仕上げ折り搬送装置
50に搬送されるまでの間、折り込まれたサイドフラッ
プ2aとサイドガイド30とによって両サイドを保持さ
れているので、サイド方向への位置ずれや落下を有効に
防止できる。
【0035】また、往復自在なモービルプレート35お
よびドラッグプレート46を備えたことにより、簡易な
構成によって搬送と箱成形とを効率よく行うことがで
き、これによって生じた時間的余裕を製品5の充填速度
等の低速化に利用することで製品5やシート2の挙動を
さらに安定にできるとともに、1サイクルの箱詰め作業
に要する装置全体の搬送方向の長さを短くできる。
【0036】なお、上記実施の形態においては、シート
搬送コンベヤ12をコンベヤ3と垂直方向に配設するも
のとして説明したが、シート2を充填部Pに適切に搬送
できればこれに限定されず、装置レイアウトを自由に設
定できる。
【0037】また、製品5の充填時にドラッグプレート
46をシート搬送コンベヤ12とシート2との間に挿入
配置する際、別途のリフト手段によってシート2を所定
量上昇させてから行えば、製品5やシート2の挙動を不
安定にすることなく、高速な挿入配置ができる。
【0038】さらに、モービルプレート35を板状に形
成し、ドラッグプレート46をアーム状に形成するもの
として説明したが、製品5もしくはシート2を適切に搬
送できればこれらの形状でなくてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
段ボールケーサ(請求項1)によれば、シート搬送コン
ベヤと、製品充填手段と、充填部の下流側に進退自在に
配設され製品を充填されたシートの下面側に配置可能に
形成されたドラッグプレートとを備え、前記製品を前記
製品充填手段によって前記充填部のシートに充填し、当
該製品を充填されたシートを前記ドラッグプレートによ
って下流側に搬送するようにしたので、安定した搬送、
受け渡し動作を行うことができる。
【0040】また、ドラッグプレートは水平方向に進退
する方式を採用しており、簡易な構成によって効率よく
搬送することができ、これによって生じた時間的余裕を
製品の充填速度等の低速化に利用することで、製品やシ
ートの挙動をさらに安定にできるとともに、1サイクル
の箱詰め作業に要する装置全体の搬送方向の長さを短く
できる。さらに、振動や騒音を低減でき、装置の耐久性
・信頼性を向上できる。
【0041】また、この発明にかかる段ボールケーサ
(請求項2)によれば、ドラッグプレートは、製品を充
填されたシートを受け取った後に下流方向に加速しなが
らこれを搬送するようにしたので、充填部から充填完了
品をより速く引き出すことができる。
【0042】また、この発明にかかる段ボールケーサ
(請求項3)によれば、製品充填手段は、充填部の上流
側に進退自在に配設され製品を載せた状態で当該充填部
のシート上面側に待機した後、当該充填部のシートから
後退するように形成されたモービルプレートを備えたの
で、たとえば、フライトバーとの併用によって製品とシ
ートとを密接した状態で充填できるため、製品が転倒し
にくく、安定した充填を行うことができる。また、モー
ビルプレートは、ドラッグプレートと同様に水平方向に
進退する方式を採用しているので、簡易な構成によって
効率よく搬送することができる。
【0043】また、この発明にかかる段ボールケーサ
(請求項4)によれば、ドラッグプレートの両側部に一
対のサイドガイドを設け、製品を充填されたシートが充
填部から下流工程に受け渡されるまでの間、当該シート
の両側部を保持するようにしたので、製品がサイド方向
へ位置ずれしたり落下するのを有効に防止できる。
【0044】また、この発明にかかる段ボールケーサ
(請求項5)によれば、製品を充填されたシートが充填
部から下流工程に受け渡されるまでの間、当該シートの
フラップ折りと後ろパネル起こしとを行うようにしたの
で、ドラッグプレートの後退時には、たとえば、サイド
フラップや後ろパネルを成形でき、従来技術の場合より
も無駄時間がなく、箱成形および搬送を迅速に行うこと
ができる。したがって、かかる時間的余裕を製品の充填
速度等の低速化に利用すれば、製品やシートの挙動がさ
らに安定し、迅速な箱詰め作業を実現できる。また、効
率的に箱成形できるので、1サイクルの箱詰め作業に要
する装置全体の搬送方向の長さも短くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかる段ボールケーサ
を示す全体斜視図である。
【図2】製品の充填・受け渡し工程を示す説明図であ
る。
【図3】従来における段ボールケーサを示す平面図
(a)および側面図(b)である。
【図4】従来における段ボールケーサの作動工程を示す
側面図である。
【図5】従来における段ボールケーサの作動工程を示す
平面図(a)および側面図(b)である。
【符号の説明】
1 マガジン 2 シート 2a、2c サイドフラップ 2b 後ろパネル 2d 上パネル 2e フラップ 3 コンベヤ 5 製品 12 シート搬送コンベヤ 20 フライトバー 20a チェーン 30 サイドガイド 35 モービルプレート 46 ドラッグプレート 50 仕上げ折り搬送装置 51 搬送ラグ P 充填部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 烏山 智光 広島市西区観音新町四丁目6番22号 広島 菱重エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3E003 AA01 AB02 BA01 BA03 BB03 BB04 BC06 BD05 BE01 CA01 CA02 CB03 CB05 CB06 DA03 3E051 AA02 AB02 BA03 CA05 DA08 DB06 EA03 EB06 GA01 HA02 HA08 HB02 HC01 HC03 JA02 KA02 KA03 KA07 KA08 KB01 LA02 LA03 LA04 LA07 LA08 LA09 LB03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品を充填する充填部にシートを供給す
    るシート搬送コンベヤと、 前記充填部のシートに前記製品を充填する製品充填手段
    と、 前記充填部の下流側に進退自在に配設され前記製品を充
    填された前記シートの下面側に配置可能に形成されたド
    ラッグプレートと、 を備え、 前記製品を前記製品充填手段によって前記充填部のシー
    トに充填し、当該製品を充填されたシートを前記ドラッ
    グプレートによって下流側に搬送するようにしたことを
    特徴とする段ボールケーサ。
  2. 【請求項2】 ドラッグプレートは、製品を充填された
    シートを受け取った後に下流方向に加速しながらこれを
    搬送するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    段ボールケーサ。
  3. 【請求項3】 製品充填手段は、充填部の上流側に進退
    自在に配設され製品を載せた状態で当該充填部のシート
    上面側に待機した後、当該充填部のシートから後退する
    ように形成されたモービルプレートを備えたことを特徴
    とする請求項1または2に記載の段ボールケーサ。
  4. 【請求項4】 ドラッグプレートの両側部に一対のサイ
    ドガイドを設け、製品を充填されたシートが充填部から
    下流工程に受け渡されるまでの間、当該シートの両側部
    を保持するようにしたことを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか一つに記載の段ボールケーサ。
  5. 【請求項5】 製品を充填されたシートが充填部から下
    流工程に受け渡されるまでの間、当該シートのフラップ
    折りと後ろパネル起こしとを行うようにしたことを特徴
    とする請求項4に記載の段ボールケーサ。
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Cited By (3)

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