JP2001047349A - 凹球面の研磨方法及び装置 - Google Patents

凹球面の研磨方法及び装置

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JP2001047349A
JP2001047349A JP11223623A JP22362399A JP2001047349A JP 2001047349 A JP2001047349 A JP 2001047349A JP 11223623 A JP11223623 A JP 11223623A JP 22362399 A JP22362399 A JP 22362399A JP 2001047349 A JP2001047349 A JP 2001047349A
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JP
Japan
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steel ball
spherical surface
concave spherical
polished
polishing
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JP11223623A
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Yuji Sakai
裕司 坂井
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熟練者でなくても、簡単確実に微小な凹球面
を研磨することができる方法及び装置を得る。 【構成】 高い寸法精度を持つ市販の鋼球(ボールベア
リング)を被研磨素材に押し付け、該被研磨素材と鋼球
との間に研磨材を供給しながら、該被研磨素材と鋼球と
に相対回転運動を与えて研磨する方法及び装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、凹球面、特に微小な凹球面の研
磨に適した方法及び装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】例えば、凸球面を有する微
小ガラスレンズの成形型には、そのレンズの凸球面の球
面形状に対応した凹球面が形成される。この凹球面の研
磨には従来、下地皿に研磨ナイロンシートを貼った研磨
皿が使用されているが、研磨皿の加工は、凹球面の半径
が小さくなる程困難になり、熟練者でないと不可能であ
った。
【0003】
【発明の目的】本発明は、熟練者でなくても、微小な凹
球面を簡単確実に研磨することができる研磨方法及び装
置を得ることを目的とする。
【0004】
【発明の概要】本発明は、市販の鋼球(ボールベアリン
グ)は高い寸法精度を持っており、これを利用すれば容
易に微小な凹球面の研磨ができるという着眼に基づいて
なされたものである。すなわち、本発明は、方法の態様
では、被研磨素材に鋼球を押し付け、該被研磨素材と鋼
球との間に研磨材を供給しながら、該被研磨素材と鋼球
とに相対回転運動を与えて研磨することを特徴としてい
る。
【0005】また本発明は、装置の態様では、凹球面を
形成すべき被研磨素材を該凹球面の中心を通る軸を中心
に回転駆動する被研磨素材回転駆動機構;先端の被研磨
素材との対向部に鋼球を保持し、該鋼球の中心を中心に
揺動運動される、該揺動軸を中心に回転自在な鋼球ホル
ダ;を備えたことを特徴としている。
【0006】鋼球ホルダは、例えば、保持すべき鋼球よ
り僅かに小径の鋼球突出穴を有する鋼球保持筒と、この
鋼球保持筒内の鋼球を上記鋼球突出穴に押し付ける鋼球
押圧体とを有するものを用いることができる。あるい
は、保持すべき鋼球と略同一の径の接着凹球面を有する
鋼球接着ロッドを設け、この鋼球接着ロッドの接着凹球
面に鋼球を接着する態様としてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による凹球面の研
磨装置の第一の実施形態を示している。被研磨素材とし
てのガラスモールド金型11は、回転駆動機構12によ
って回転駆動される回転テーブル13上に固定されてい
る。ガラスモールド金型11には、凹球面(凹半球面)
11aが下加工されており、その凹球面11aの中心が
回転テーブル13の回転軸13x上に位置するように、
ガラスモールド金型11が回転テーブル13上にセット
される。
【0008】回転テーブル13の上方には、鋼球ホルダ
20が位置している。この鋼球ホルダ20は、本体21
と、この本体21の軸線(回転軸)21x上に螺合され
る鋼球保持筒22と、この鋼球保持筒22内にさらに同
軸に螺合される鋼球押圧ロッド(押圧体)23とを備え
ている。鋼球保持筒22はその下端に、保持すべき鋼球
24より僅かに小径の鋼球突出穴22aを備えており、
鋼球24は、鋼球保持筒22から脱落することなく、鋼
球突出穴22aから突出することができる。鋼球押圧ロ
ッド23は、鋼球保持筒22内に鋼球24を挿入した
後、該鋼球保持筒22内に螺合させて鋼球24を鋼球突
出穴22aに押圧するもので、この鋼球押圧ロッド23
による押圧力で、鋼球24は鋼球保持筒22の先端定位
置に保持される。
【0009】鋼球ホルダ20は、往復揺動機構26によ
って、その揺動軸21xが鋼球24の中心を中心に揺動
運動されるものであり、さらに該揺動軸21xを中心に
回転自在である。この往復揺動機構は周知であるので、
具体的な機構の図示を省略する。鋼球ホルダ20の揺動
軸21xは、回転テーブル13(ガラスモールド金型1
1)の回転軸13xと一直線状に位置することも、鋼球
24の中心を交点として傾くこともできる。
【0010】上記構成の本装置は、図1のようにセット
した状態で、ガラスモールド金型11の凹球面11aと
鋼球24との間に、矢印aで示すように研磨材(研磨
液)を供給しながら、回転駆動機構12を介してガラス
モールド金型11を回転駆動し、往復揺動機構26を介
して鋼球ホルダ20を往復揺動させる。すると、鋼球ホ
ルダ20は、ガラスモールド金型11の回転力により連
れ回りし、ガラスモールド金型11の凹球面11aに鋼
球24が押し付けられた状態で、研磨が進行する。
【0011】鋼球24は、市販のボールベアリング(鋼
球、超硬球)から凹球面11aの径に適合したものを選
択して使用する。仮に市販品に適合寸法がない場合に
は、若干大きい鋼球を研磨して小径に加工すればよい。
鋼球保持筒22は、鋼球24(凹球面11a)の径に応
じて異なる寸法の鋼球突出穴22aを有するものを用意
して選択使用する。
【0012】図2は、本発明による研磨装置の別の実施
形態を示している。この実施形態は、鋼球ホルダ20
を、本体21と、この本体21の先端に結合される鋼球
接着ロッド27とから構成したもので、鋼球接着ロッド
27の先端には、鋼球24を接着するための凹球面(凹
半球面)27aが形成されている。
【0013】この実施形態では、適当な接着剤により鋼
球24を鋼球接着ロッド27の接着凹球面27aに接着
することにより、第一の実施形態と同様に研磨を行うこ
とができる。鋼球接着ロッド27は、第一の実施形態の
鋼球保持筒22と同様に、鋼球24(凹球面11a)の
径に応じて異なる曲率の接着凹球面27aを有するもの
を用意して選択使用する。
【0014】上記実施形態では、被研磨素材としてガラ
スモールド金型11を示したが、本発明は被研磨素材を
問わない。
【0015】
【発明の効果】本発明は、高い寸法精度を持つ市販の鋼
球(ボールベアリング)を利用して研磨するので、熟練
者でなくても、簡単確実に微小な凹球面を研磨すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による研磨装置の一実施形態を示す要部
を断面とした正面図である。
【図2】同別の実施形態を示す要部を断面とした正面図
である。
【符号の説明】
11 ガラスモールド金型(被研磨素材) 11a 凹球面 12 回転駆動機構 13 回転テーブル 13x 回転軸 20 鋼球ホルダ 21 本体 21x 揺動軸 22 鋼球保持筒 22a 鋼球突出穴 23 鋼球押圧ロッド(鋼球押圧体) 24 鋼球 26 往復揺動機構 27 鋼球接着ロッド 27a 接着凹球面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被研磨素材に鋼球を押し付け、該被研磨
    素材と鋼球との間に研磨材を供給しながら、該被研磨素
    材と鋼球とに相対回転運動を与えて研磨することを特徴
    とする凹球面の研磨方法。
  2. 【請求項2】 凹球面を形成すべき被研磨素材を該凹球
    面の中心を通る軸を中心に回転駆動する被研磨素材回転
    駆動機構;及び先端の被研磨素材との対向部に鋼球を保
    持し、該鋼球の中心を中心に揺動運動される、該揺動軸
    を中心に回転自在な鋼球ホルダ;を備えたことを特徴と
    する凹球面の研磨装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の研磨装置において、鋼球
    ホルダは、保持すべき鋼球より僅かに小径の鋼球突出穴
    を有する鋼球保持筒と、この鋼球保持筒内の鋼球を上記
    鋼球突出穴に押し付ける鋼球押圧体とを備えている凹球
    面の研磨装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の研磨装置において、鋼球
    ホルダは、保持すべき鋼球と略同一の径の接着凹球面を
    有する鋼球接着ロッドを有し、この鋼球接着ロッドの接
    着凹球面に鋼球が接着される凹球面の研磨装置。
JP11223623A 1999-08-06 1999-08-06 凹球面の研磨方法及び装置 Withdrawn JP2001047349A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110355618A (zh) * 2019-08-06 2019-10-22 上海颐青光学仪器厂 一种平凹/平凸透镜批量制备方法及平凹/平凸透镜

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