JP2001046516A - 雌ルアーアダプター - Google Patents

雌ルアーアダプター

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JP2001046516A
JP2001046516A JP11221877A JP22187799A JP2001046516A JP 2001046516 A JP2001046516 A JP 2001046516A JP 11221877 A JP11221877 A JP 11221877A JP 22187799 A JP22187799 A JP 22187799A JP 2001046516 A JP2001046516 A JP 2001046516A
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JP
Japan
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connecting portion
polar plastic
luer adapter
fitted
adapter
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Withdrawn
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JP11221877A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Furuike
和広 古池
Yosuke Okada
陽介 岡田
Katsuyuki Kuno
勝幸 久野
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Nippon Covidien Ltd
Original Assignee
Nippon Covidien Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極性プラスティックからなる輸液手段との接
着性がよく、雄ルアーアダプターとの嵌合性のよい耐熱
性および耐消毒薬性に優れた雌ルアーアダプターを提供
する。 【解決手段】 極性プラスティックによってほぼ円筒状
に形成され、一方の端部に極性プラスティックからなる
輸液手段16が接続された接続部2と、非極性プラステ
ィックによってほぼ円筒状に形成され、一方の端部に接
続部2の他方の端部が圧入嵌合されて、他方の端部に他
の輸液手段の雄ルアーアダプターが嵌入されるルアーハ
ブ部4が設けられた連結部3とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばカテーテル
やチューブなどの管状の輸液手段の一端部に接続され、
その輸液手段を例えば透析回路の輸液手段の雄ルアーア
ダプターに連結させる雌ルアーアダプターの構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の雌ルアーアダプターの一部
を断面で示した模式図である。図において、11は雌ル
アーアダプターの本体で、例えばポリ塩化ビニル(PV
C)、ポリウレタン(PUR)、アクリロニトリルブタ
ジエンスチレン(ABS)およびポリカーボネート(P
C)等の有機化合物の極性を発現する要因になっている
置換基、つまり−OH、−COOH、−C=Oおよび−
COOCH3 などの極性基を含む、接着剤や溶剤等で接
着されやすい硬質の合成樹脂(以下、極性プラスティッ
クという)によって構成されている。
【0003】本体11は、ほぼ円筒状に形成され、一方
の端部に接続部12を有し、他方の端部にルアーハブ部
13を備えている。接続部12は、輸液手段である例え
ばダブルルーメンカテーテル(図示せず)の送血腔およ
び脱血腔のそれぞれに連通された延長チューブ16(一
方のみ図示)の一端部の内腔に嵌入されて、接着剤等に
より接着されている。ルアーハブ部13は、内周壁が透
析回路等の輸液手段の雄ルアーアダプター(図示せず)
に連結される先端に向かうにしたがって拡径され、雄ル
アーアダプターがルアーハブ部13の内腔に嵌入されて
連結される。
【0004】また、本体11の外周壁には、本体11お
よびカテーテルの操作をしやすくするための一対の突条
部14が軸方向に沿って設けられており、その突条部1
4の近傍の接続部12側には、嵌合された延長チューブ
16の先端部側を塞ぐ段部15が外周壁に沿って設けら
れている。
【0005】そして、この雌ルアーアダプターを用いて
血液透析を行う場合、まず、各延長チューブ16に雌ル
アーアダプターの本体11の接続部12が接続されたカ
テーテルを、ガイドワイヤー等を用いて患者側(血管な
ど)に挿入し、留置する。ついで、カテーテルの各延長
チューブ16にそれぞれ接続された雌ルアーアダプター
の本体11のルアーハブ部13に透析回路の送血側およ
び脱血側の輸液手段の雄ルアーアダプターをそれぞれ連
結し、血液透析を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の雌
ルアーアダプターは、接続部12およびルアーハブ部1
3が一体に形成された本体11からなり、例えばPVC
などの極性プラスティックによって構成されている。こ
のため、輸液手段であって例えばPVCおよびPURな
どの極性プラスティックからなるチューブやカテーテル
を接着剤等により接続部12に接続する場合は、接着し
やすくかつ確実に接続することができる。
【0007】しかしながら、極性プラスティックで構成
された本体11は、滅菌時における滅菌温度(加熱温
度)によって変形したり、消毒剤によるひび割れが発生
するなど、耐熱性および耐消毒薬性に問題があった。ま
た、雄ルアーアダプターが連結される特にルアーハブ部
13においては、一度の嵌合でも緩みが生じることがあ
るため耐久性が低く、雄ルアーアダプターとの嵌合部分
から輸液漏れが発生してしまうことがあるため、その嵌
合性にも問題があった。ここで、各極性プラスティック
をアダプターに利用する上での弱点を表1にまとめる。
【0008】
【表1】
【0009】そこで、本体11を耐熱性や耐消毒薬性の
よい例えばポリプロピレン(PP)などの非極性プラス
ティックで構成し、熱変形およびひび割れを防いで、雄
ルアーアダプターとの嵌合性をよくすることが考えられ
るが、極性プラスティックからなるチューブやカテーテ
ルなどとの接着性が悪くなってしまい、実用的ではなか
った。
【0010】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、極性プラスティックからなる輸液
手段との接着性がよく、雄ルアーアダプターとの嵌合性
のよい耐熱性および耐消毒薬性に優れた雌ルアーアダプ
ターを提供することを目的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る雌ルアーア
ダプターは、極性プラスティックによってほぼ円筒状に
形成され、一方の端部に極性プラスティックからなる輸
液手段が接続された接続部と、非極性プラスティックに
よってほぼ円筒状に形成され、一方の端部に接続部の他
方の端部が圧入嵌合されて、他方の端部に他の輸液手段
の雄ルアーアダプターが嵌入されるルアーハブ部が設け
られた連結部とを備えたものである。
【0012】本発明に係る雌ルアーアダプターは、接続
部と極性プラスティックからなる輸液手段とを、接着剤
または溶剤により接着させたものである。
【0013】本発明に係る雌ルアーアダプターは、接続
部の外周壁に嵌合突部を設け、連結部の一方の端部の内
周壁に嵌合突部が嵌合される嵌合溝を設けたものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の一部
を断面で示した模式図である。図において、1は雌ルア
ーアダプターの本体で、例えばPCなどの極性プラステ
ィックからなり、ほぼ円筒状に形成された接続部2と、
例えばPPなどの非極性プラスティックからなり、ほぼ
円筒状に形成され、一端にルアーハブ部4を有する連結
部3とによって構成されている。
【0015】接続部2は、一方の端部が極性プラスティ
ックからなる延長チューブ16の一端部の内腔に嵌入さ
れ、極性基を含む高分子物質からなる接着剤等により接
着されている。このとき、接続部2および延長チューブ
16は極性プラスティックからなり、接着剤は極性基を
含む高分子物質からなるため、接着性がよい。なお、一
方の端部の外周壁を延長チューブ16に接続する側の先
端に向かうにしたがって縮径すれば、より接続性がよ
い。また、接続部2の軸方向のほぼ中心部の外周壁に
は、連結部3に連結するための嵌合突部5が外周壁に沿
って設けられ、嵌合突部5の近傍の一方の端部側の外周
壁には、嵌合された延長チューブ16の先端部側を塞ぐ
段部6が外周壁に沿って設けられている。なお、嵌合突
部5を含む接続部2の他方の端部の外径を、連結部3の
内腔径とほぼ等しいかまたは若干大径に形成すれば、連
結部3との液密性がよい。
【0016】連結部3は、一方の端部の内周壁に接続部
2の嵌合突部5が嵌合される嵌合溝部7が設けられ、他
方の端部には内周壁が透析回路等の輸液手段の雄ルアー
アダプター(図示せず)に連結される先端に向かうにし
たがって拡径され、雄ルアーアダプターが内腔に嵌入さ
れるルアーハブ部4が設けられている。また、連結部3
の外周壁には、本体1およびカテーテル等の操作をしや
すくするための一対の突条部8が軸方向に沿って設けら
れている。
【0017】そして、図2に示すように、一方の端部に
延長チューブ16が接着された接続部2の他方の端部
を、連結部3の一方の端部の内腔に機械的に圧入して嵌
合突部5を嵌合溝部7に嵌入させ、これにより、接続部
2と連結部3を一体に形成して雌ルアーコネクターの本
体1を構成する。
【0018】このように構成された雌ルアーアダプター
を用いて血液透析を行う場合、まず、雌ルアーアダプタ
ーの本体1の接続部2に接着された延長チューブ16
(一方のみ図示)にそれぞれ連通する送血腔および脱血
腔を有するカテーテルを、ガイドワイヤー等を用いて患
者側(血管など)に挿入し、留置する。ついで、カテー
テルの各延長チューブ16に接着された接続部2と一体
に形成された本体1の連結部3のルアーハブ部4に透析
回路の送血側および脱血側の輸液手段の雄ルアーアダプ
ターをそれぞれ連結し、血液透析を行う。このとき、非
極性プラスティックからなるルアーハブ部4は、その材
料の特性により雄ルアーアダプターを繰り返し嵌合して
も緩みが生じることがなく、輸液漏れが発生するおそれ
はない。
【0019】このように、例えばPCなどの極性プラス
ティックからなる接続部2と、例えばPPなどの非極性
プラスティックからなる連結部3とによって本体1を構
成したので、極性プラスティックからなる接続部2は、
極性基を含む高分子物質からなる接着剤によって同じ極
性プラスティックからなる延長チューブ16との接着性
がよく、また、連結部3との圧入嵌合においても初期強
度を維持することができるため嵌合性がよい。また、非
極性プラスティックからなる連結部3は、滅菌時の熱お
よび消毒薬に対して強く、ルアーハブ部4への雄ルアー
アダプターの繰り返しの嵌合における耐久性がよいとと
もに、接続部2との圧入嵌合においても初期強度を維持
することができるため嵌合性もよい。これにより、極性
プラスティックからなる延長チューブとの接着性がよ
く、雄ルアーアダプターとの嵌合性および接続部2と連
結部3との嵌合性のよい、耐熱性および耐消毒薬性に優
れた雌ルアーアダプターを得ることができる。
【0020】また、接続部2と連結部3は、接続部の嵌
合突部5と連結部3の嵌合溝部7によって機械的に圧入
されて確実に嵌合されるため、液密となり、輸液漏れの
ない雌ルアーアダプターを得ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明に係る雌ルアーアダ
プターは、極性プラスティックによってほぼ円筒状に形
成され、一方の端部に極性プラスティックからなる輸液
手段が接続された接続部と、非極性プラスティックによ
ってほぼ円筒状に形成され、一方の端部に接続部の他方
の端部が圧入嵌合されて、他方の端部に他の輸液手段の
雄ルアーアダプターが嵌入されるルアーハブ部が設けら
れた連結部とを備えたので、接続部および連結部はそれ
ぞれを構成する材料の特性を活かし、接続部および連結
部の仕様に適した材料で構成することができ、これによ
り、極性プラスティックからなる輸液手段との接続性が
よく、雄ルアーアダプターとの嵌合性もよい、耐熱性お
よび耐消毒薬性に優れた雌ルアーアダプターを得ること
ができる。
【0022】本発明に係る雌ルアーアダプターは、接続
部と極性プラスティックからなる輸液手段とを、接着剤
または溶剤により接着させたので、接続部および輸液手
段と同様に極性基を有する材料からなる接着剤または溶
剤の接着性を高めることができる。
【0023】本発明に係る雌ルアーアダプターは、接続
部の外周壁に嵌合突部を設け、連結部の一方の端部の内
周壁に嵌合突部が嵌合される嵌合溝を設けたので、接続
部および連結部との嵌合をより確実にすることができ、
液密性を有する雌ルアーアダプターを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一部を断面で示した模式
図である。
【図2】本発明の実施の形態の一部を断面で示した作用
説明図である。
【図3】従来の雌ルアーアダプターの一部を断面で示し
た模式図である。
【符号の説明】
1 本体 2 接続部 3 連結部 4 ルアーハブ部 5 嵌合突部 7 嵌合溝部 16 延長チューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 陽介 東京都渋谷区千駄ケ谷五丁目27番7号 日 本ブランズウイックビル 日本シャーウッ ド株式会社内 (72)発明者 久野 勝幸 東京都渋谷区千駄ケ谷五丁目27番7号 日 本ブランズウイックビル 日本シャーウッ ド株式会社内 Fターム(参考) 4C066 JJ05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 極性プラスティックによってほぼ円筒状
    に形成され、一方の端部に極性プラスティックからなる
    輸液手段が接続された接続部と、 非極性プラスティックによってほぼ円筒状に形成され、
    一方の端部に前記接続部の他方の端部が圧入嵌合され
    て、他方の端部に他の輸液手段の雄ルアーアダプターが
    嵌入されるルアーハブ部が設けられた連結部とを備えた
    ことを特徴とする雌ルアーアダプター。
  2. 【請求項2】 接続部と極性プラスティックからなる輸
    液手段とを、接着剤または溶剤により接着させたことを
    特徴とする請求項1記載の雌ルアーアダプター。
  3. 【請求項3】 接続部の外周壁に嵌合突部を設け、連結
    部の一方の端部の内周壁に前記嵌合突部が嵌合される嵌
    合溝を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の
    雌ルアーアダプター。
JP11221877A 1999-08-05 1999-08-05 雌ルアーアダプター Withdrawn JP2001046516A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007143813A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Nippon Sherwood Medical Industries Ltd 医療用活栓
JP2010506611A (ja) * 2006-10-13 2010-03-04 メデラ ホールディング アクチェンゲゼルシャフト チューブコネクタ

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JP2007143813A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Nippon Sherwood Medical Industries Ltd 医療用活栓
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Effective date: 20061107