JP3497567B2 - 医療用器具 - Google Patents

医療用器具

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、可撓性を有するチュー
ブと接続して用いられる医療用器具に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】例えば、人工透析用回路のような血液体
外循環回路には、薬液を回路内に注入するための混注口
が設置されている。従来の混注口100は、図6に示す
ように、薬液を注入するためのポート部21を有する混
注口本体2と、針管により刺通可能なゴム栓3と、該ゴ
ム栓3を混注口本体2に液密に固定するキャップ4とで
構成され、混注口本体2には、互いに反対方向に突出す
る一対の管状部5、6が形成されている。そして、例え
ば軟質ポリ塩化ビニル製のチューブ10、11の端部に
両管状部5、6をそれぞれ嵌入し、これらを溶剤で接着
することにより、混注口100とチューブ10、11と
を接続し、回路を構成している。 【0003】ところで、このような混注口100では、
混注口本体2とチューブ10、11との構成材料が異な
る場合、特に、ポリカーボネート製の混注口本体2と軟
質ポリ塩化ビニル製のチューブ10、11とを接続した
場合、例えばオートクレーブ滅菌(以下「AC滅菌」と
いう)、エチレンオキサイドガス滅菌(以下「EOG滅
菌」という)等の滅菌処理を施した後や、例えば温度変
化のような環境条件の変化が生じたときに、構成材料の
変質または劣化により管状部5、6がその基部51、6
1付近で折れを生じ易くなるという問題がある。 【0004】これは、チューブ10、11の端面からチ
ューブ材料中の可塑剤が溶出し、該可塑剤がチューブの
端面と接触している管状部5、6の基部51、61付近
に移行して変質、劣化を生じさせ、機械的強度が低下す
ることが原因の1つであると推定される。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、管状
部の折れ等を生じることなく、チューブとの接続を確実
かつ安定的に成し得る医療用器具を提供することにあ
る。 【0006】 【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(7)の本発明により達成される。 【0007】(1) 可撓性を有するチューブと接続し
て用いられる医療用器具であって、前記チューブの内腔
に嵌入する少なくとも1つの管状部と、前記管状部に前
記チューブを嵌入したとき、前記チューブの端部に係止
して前記チューブの端部が前記管状部の基部に到達する
のを阻止する係止部とを有し、前記基部と前記係止部と
の間に空隙を有することを特徴とする医療用器具。 【0008】(2) 前記係止部は、前記管状部の基端
側外周部に、前記管状部の外周面から離間して形成され
た凸部である上記(1)に記載の医療用器具。 【0009】(3) 前記凸部は、前記管状部と同心的
に形成された環状凸部である上記(2)に記載の医療用
器具。 【0010】(4) 前記凸部は、前記チューブの端部
が係止したとき、その端部を覆う被覆部を有する上記
(2)または(3)に記載の医療用器具。 【0011】(5) 前記凸部の内面に、前記チューブ
の端部が係止するテーパ面または段差部を有する上記
(2)ないし(4)のいずれかに記載の医療用器具。 【0012】(6) 前記医療用器具は、前記管状部の
内腔と連通する薬液注入用のポート部を有する上記
(1)ないし(5)のいずれかに記載の医療用器具。 【0013】(7) 前記管状部は、滅菌処理に適した
硬質樹脂で構成されている上記(1)ないし(6)のい
ずれかに記載の医療用器具。 【0014】 【実施例】以下、本発明の医療用器具を添付図面に示す
好適実施例に基づいて詳細に説明する。 【0015】図1は、本発明の医療用器具を混注口に適
用した場合の実施例を示す断面側面図、図2は、図1中
のII−II線断面図である。これらの図に示すように、本
発明の医療用器具である混注口1は、例えば、血液体外
循環回路(以下、単に「回路」という)に設けられ、回
路内に薬液を注入するのに用いられるもので、硬質樹脂
材料で構成される混注口本体2を有する。この混注口本
体2の中央部には、薬液を導入するポート部21が形成
されており、ポート部21の上端部には、図示しない針
管により刺通可能なゴム栓3が、ポート部21の内腔を
塞ぐように設置されている。 【0016】ポート部21の外周には、中央部に開口4
1を有するキャップ4が被嵌されている。すなわち、ポ
ート部21の外周に形成された雄螺子22と、キャップ
4の内周面に形成された雌螺子42とを螺合することに
よりキャップ4を嵌合し、キャップ4の開口41の周縁
部でゴム栓3をポート部21の上端部に対し押圧して、
ゴム栓3を液密に固定する。 【0017】ポート部21より薬液を回路内に注入する
場合には、例えば、図示しない針管を装着した薬液入り
のシリンジの前記針管を開口41よりゴム栓3に刺通
し、前記シリンジのプランジャーを押圧操作して、シリ
ンジ内部の薬液を針管およびポート部21の内腔を介し
て注入する。また、シリンジのプランジャーを引張操作
して、回路内の液体をサンプリングすることもできる。 【0018】図1に示すように、混注口本体2の側部に
は、互いに反対方向に突出する一対の管状部5、6が形
成されている。管状部5、6の内腔および前記ポート部
21の内腔は、それぞれ連通している。これらの管状部
5、6は、それぞれ、可撓性を有するチューブ10、1
1の内腔に嵌入されてチューブ10、11の端部と液密
に接続される。 【0019】チューブ10、11の構成材料は、通常、
混注口本体2、特に管状部5、6の構成材料と異なって
おり、例えば、軟質ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリブ
タジエン等の軟質樹脂、天然ゴム、イソプレンゴム、シ
リコーンゴム等のエラストマーが挙げられるが、その中
でも特に軟質ポリ塩化ビニルが好ましい。 【0020】管状部5、6とチューブ10、11とは、
単に嵌入されているだけでも、溶剤や接着剤で接着され
ていてもよいが、溶剤劣化により折れ易くなることがあ
るので、前者の方が好ましい。 【0021】この場合、管状部5、6とチューブ10、
11とが単に嵌入されているだけでも、チューブの収縮
力により管状部5、6の外周面とチューブ10、11の
内周面とが密着し、液密な接続が得られる。特に、組み
立て後に例えばAC滅菌を行うことにより、管状部5、
6とチューブ10、11との密着部がブロッキング接着
されるので、液密な接合がなされ、接合強度も高く、チ
ューブ10、11が管状部5、6から抜けることはな
い。なお、図示されていないが、管状部5、6の外周面
には、チューブ10、11の抜け防止のための凹凸や、
かえしが形成されていてもよい。 【0022】管状部5、6の基端側(ポート部21側)
の外周部には、それぞれ、チューブ10、11を嵌入し
たとき、そのチューブの端面に係止してチューブ10、
11の端部が管状部5、6の基部に到達するのを阻止す
る係止部を有する。両係止部は、それぞれ同一の構造で
あるため、以下、管状部5側の係止部につてい代表的に
説明する。 【0023】図1および図2に示すように、係止部は、
管状部5の基端側外周部に、管状部5と同心的に、かつ
管状部5と空隙72を介して離間して形成された円環状
の凸部(リブ)7で構成されている。この場合、空隙7
2の厚さは、チューブ10のチューブ壁の厚さより小さ
く、凸部7の先端面71がチューブ10の端面に当接す
るように構成されている。管状部5をチューブ10に嵌
入する際、凸部7の先端面71がチューブ10の端面に
当接し、それ以上奥部へは進まないので、チューブ10
の端面は、管状部5の基部51には到達(接触)しな
い。 【0024】凸部7の高さ(管状部5の軸方向の長さ)
は、特に限定されないが、0.2〜5mm程度とするのが
好ましく、0.5〜3mm程度とするのがより好ましい。
凸部7の高さが高過ぎると、管状部5の長さとの関係で
チューブ10の管状部5への嵌入長さが短くなり、チュ
ーブ10が管状部5から抜け易くなることがあり、ま
た、凸部7の高さが低過ぎると、凸部7の先端面71と
チューブ10の端面とが接近し過ぎ、後述する作用・効
果が十分に得られなくなる場合がある。 【0025】このような係止部を設けたことによる本発
明の混注口1の作用・効果は、係止部を有さない従来の
混注口に比べ、次のように異なっている。軟質ポリ塩化
ビニル製のチューブ10では、例えばAC滅菌の際に、
特にチューブ10の端部からチューブ材料中の可塑剤の
溶出が生じる。この場合、図6に示す従来の混注口10
0では、管状部5の基部51がチューブ10の端面と接
触しているため、溶出した可塑剤が基部51に移行し、
基部51付近が変質、劣化してその機械的強度が低下す
る。チューブ10が揺動した場合等には、混注口本体2
の構造上、管状部5の基部51に応力が集中し易く、よ
って、従来の混注口100では、強度低下を生じた基部
51は、折れ等の破損を生じ易い。 【0026】これに対し、本発明の混注口1では、係止
部である凸部7を設けたことにより、チューブ10の端
面と管状部5の基部51とは非接触であるため、前述し
たような可塑剤の基部51への移行およびそれによる変
質、劣化は生じず、よって、基部51付近の機械的強度
を高く維持し、折れ等の破損を防止することができる。 【0027】混注口本体2の構成材料としては、例え
ば、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、硬質ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、ポリアミド、
ABS樹脂、AS樹脂、PS樹脂、エチレン−4−メチ
ルペンテン−1の共重合体(TPX)等の各種硬質樹脂
が挙げられるが、その中でも特に、成形性に優れ、かつ
AC滅菌、EOG滅菌等の滅菌処理に適した材質とし
て、ポリカーボネート、ポリプロピレン、硬質ポリ塩化
ビニルが好ましい。また、混注口本体2の構成材料は、
透明、半透明、不透明のいずれであってもよく、透明ま
たは半透明とした場合には、内部の視認性を確保するこ
とができる。 【0028】以上のような管状部5、6および両凸部7
は、それぞれ、混注口本体2と同材料で一体的に形成さ
れているのが好ましいが、別部材を接合したものであっ
てもよい。 【0029】図3は、本発明における係止部の他の構成
例を示す横断面図である。同図に示す係止部は、管状部
5の基端側外周部に、管状部5と同心的に、かつ管状部
5と空隙72を介して離間して形成された複数の円弧状
の凸部8で構成されている。この場合、各凸部8は、周
方向に沿って所定の間隔をおいて間欠的に設置されてい
る。 【0030】図4および図5は、それぞれ、本発明にお
ける係止部の他の構成例を示す断面側面図である。以
下、これらの図に基づき、順次説明する。 【0031】図4に示す係止部は、管状部5の基端側外
周部に、管状部5と同心的に、かつ管状部5と空隙73
を介して離間して形成された円環状の凸部9Aで構成さ
れている。凸部9Aの内周面は、凸部9Aの基端側(図
4中右側)へ向けて内径が漸減するテーパ面91を形成
しており、チューブ10に管状部5を嵌入した際、チュ
ーブ10の端部がテーパ面91に当接し、管状部5の基
部51と所定距離離間するよう構成されている。このよ
うな構成としたことにより、チューブ10のチューブ壁
厚さにかかわらず、チューブ10の端部を管状部5の基
部51に到達しないよう離間させることができる。 【0032】凸部9Aの、チューブ10の端部とテーパ
面91との当接部911より先端側には、チューブ10
の端部外周を覆う被覆部92が形成されている。この被
覆部92を有することにより、チューブ接続時に空隙7
3内にチリ、ホコリ等の異物が侵入することが確実に防
止され、また、チューブ10の端部が被覆部92に覆わ
れて見えないため、チューブ10が管状部5から抜ける
のではないかという不安感がなくなる。 【0033】図5に示す係止部は、管状部5の基端側外
周部に、管状部5と同心的に、かつ管状部5と空隙74
を介して離間して形成された円環状の凸部9Bで構成さ
れている。凸部9Bの先端側の内径は、基端側の内径よ
り大きく、それらの境界には、段差部93が形成されて
いる。凸部9Bの段差部93より先端側、すなわち大内
径の部分は、前記と同様の被覆部94を構成している。 【0034】チューブ10に管状部5を嵌入した際、チ
ューブ10の端部は、被覆部94の内側に挿入され、チ
ューブ10の端面が段差部93に当接し、管状部5の基
部51と所定距離離間するよう構成されている。 【0035】凸部9Bが被覆部94を有することによ
り、前記と同様、チューブ接続時に空隙74内にチリ、
ホコリ等の異物が侵入することが確実に防止され、ま
た、チューブ10の端部が被覆部94に覆われて見えな
いため、チューブ10が管状部5から抜けるのではない
かという不安感がなくなる。 【0036】次に、本発明の医療用器具について、具体
的実施例を挙げてさらに詳細に説明する。 【0037】(実施例1)一対の管状部5、6およびそ
れら基端側外周部にそれぞれ位置する円環状の凸部7を
一体成形して製造した混注口本体2に、ゴム栓3および
キャップ4を装着して、図1および図2に示す構造の本
発明の混注口を得た。各部の条件は、次の通りである。 【0038】混注口本体の構成材料:ポリカーボネート キャップの構成材料:ポリカーボネート ゴム栓の構成材料:合成ゴム 管状部の内径:3.0mm 管状部の外径:4.2mm 管状部の長さ:10mm 凸部の内径:5.7mm 凸部の外径(平均):7.1mm 凸部の高さ(軸方向長さ):2.5mm 【0039】(実施例2)一対の管状部5、6およびそ
れら基端側外周部にそれぞれ位置する複数の円弧状の凸
部8(図3に示す構造)を一体成形して製造した混注口
本体2に、ゴム栓3およびキャップ4を装着して、本発
明の混注口を得た。各部の条件は、実施例1と同様とし
た。 【0040】(実施例3)円環状の凸部を図4に示す構
造および下記の条件とした以外は、実施例1と同様の本
発明の混注口を得た。 【0041】凸部の最大内径:5.7mm 凸部の外径:7.1mm 凸部の高さ(軸方向全長):2.5mm 【0042】(実施例4)円環状の凸部を図5に示す構
造および下記の条件とした以外は、実施例1と同様の本
発明の混注口を得た。 【0043】凸部の内径:基端側5.7mm、先端側7.
5mm 凸部の外径:8.5mm 凸部の高さ(軸方向全長):2.5mm 【0044】(比較例)一対の管状部5、6を一体成形
して製造した混注口本体2に、ゴム栓3およびキャップ
4を装着して、図6に示す構成の従来の混注口を得た。
各部の条件は、次の通りである。 【0045】混注口本体の構成材料:ポリカーボネート キャップの構成材料:ポリカーボネート ゴム栓の構成材料:合成ゴム 管状部の内径:3.0mm 管状部の外径:4.2mm 管状部の長さ:10mm 【0046】前記実施例1〜4および比較例の各混注口
について、一方の管状部を、軟質ポリ塩化ビニル(ポリ
塩化ビニル100重量部に対し、可塑剤としてジオクチ
ルフタレート60重量部を含有)で構成された外径5.
3mm、内径3.5mmのチューブの端部に嵌入して接続
し、これに120℃、60分間AC滅菌を施した。 【0047】その後、各混注口を治具で固定し、アイゾ
ット衝撃試験機を用いて、チューブが接続されている管
状部に対し、管状部の軸にほぼ垂直方向の衝撃を与え、
破断強度(アイゾット衝撃値)を測定した。また、管状
部の破損状態を肉眼で観察した。これらの結果を、下記
表1に示す。 【0048】 【表1】【0049】表1に示すように、本発明の実施例1〜4
の混注口は、いずれも、アイゾット衝撃値が高くかつそ
のバラツキも少なく、また、衝撃が作用したときに曲が
りを生じるが、破断(折れ)、破損は生じなかった。こ
れに対し、比較例の混注口は、アイゾット衝撃値が低
く、衝撃が作用したときに、大半が破断(折れ)、破損
を生じた。 【0050】以上、本発明の医療用器具を図示の各実施
例について説明したが、本発明は、これらに限定される
ものではない。 【0051】また、本発明の医療用器具は、前述した混
注口に限らず、例えば、チューブ接続用の各種コネク
タ、チャンバー、活栓、針管のハブ、フィルター装置、
除泡装置、ダイアライザー、人工肺、貯血槽、貯尿バッ
グ、血液バッグ、輸液バッグ等の各種バッグ等のチュー
ブとの接続部に適用することもできる。 【0052】 【発明の効果】以上述べたように、本発明の医療用器具
によれば、接続するチューブの端部に係止して該端部が
管状部の基部に到達するのを阻止する係止部を設けたこ
とにより、滅菌処理や環境条件の変化等により管状部の
基部が変質、劣化して、折れ等の破損を生じることがな
く、チューブとの接続を確実かつ安定的に行うことがで
きる。 【0053】特に、係止部が、管状部の基端側外周部に
管状部の外周面から離間して形成された凸部である場合
には、チューブ材料中に含まれる可塑剤等の有機物質が
管状部の基部付近へ移行することが確実に防止され、上
記効果がより顕著となる。 【0054】また、係止部を、接続されたチューブの端
部を覆う被覆部を有する凸部とした場合には、チューブ
の端部と管状部の基部との間の空隙に異物が侵入するの
防止するとともに、チューブと管状部とが確実に接続さ
れているという安心感が得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の医療用器具を混注口に適用した場合の
実施例を示す断面側面図である。 【図2】図1中のII−II線断面図である。 【図3】本発明における係止部の他の構成例を示す横断
面図である。 【図4】本発明における係止部の他の構成例を示す断面
側面図である。 【図5】本発明における係止部の他の構成例を示す断面
側面図である。 【図6】従来の混注口の構成を示す断面側面図である。 【符号の説明】 1 混注口 100 従来の混注口 2 混注口本体 21 ポート部 22 雄螺子 3 ゴム栓 4 キャップ 41 開口 42 雌螺子 5、6 管状部 51、61 基部 7 凸部 71 先端面 72、73、74 空隙 8 凸部 9A、9B 凸部 91 テーパ面 911 当接部 92 被覆部 93 段差部 94 被覆部 10、11 チューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−21263(JP,A) 特開 平5−118486(JP,A) 実開 平3−114244(JP,U) 実開 昭64−34039(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61M 1/14 593 A61M 39/02 F16L 47/06

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 可撓性を有するチューブと接続して用い
    られる医療用器具であって、 前記チューブの内腔に嵌入する少なくとも1つの管状部
    と、 前記管状部に前記チューブを嵌入したとき、前記チュー
    ブの端部に係止して前記チューブの端部が前記管状部の
    基部に到達するのを阻止する係止部とを有し、 前記基部と前記係止部との間に空隙を有することを特徴
    とする医療用器具。
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