JP2001046426A - 吸収性物品 - Google Patents

吸収性物品

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JP2001046426A
JP2001046426A JP11223604A JP22360499A JP2001046426A JP 2001046426 A JP2001046426 A JP 2001046426A JP 11223604 A JP11223604 A JP 11223604A JP 22360499 A JP22360499 A JP 22360499A JP 2001046426 A JP2001046426 A JP 2001046426A
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JP
Japan
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absorbent article
adhesive application
adhesive
liquid
disposable diaper
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JP11223604A
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English (en)
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Takahiro Arimura
貴弘 有村
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械的ファスナーのオス部材をファスニング
テープに用いた使い捨ておむつ等の吸収性物品におい
て、コストが低く、生産性に優れ、且つ十分なファスニ
ングテープの係合強度を有する吸収性物品を提供するこ
と。 【解決手段】 液透過性の表面シート2、液不透過性の
防漏シート3及び液保持性の吸収体4を備え、背側部B
の左右両側部B1,B2に機械的ファスナーのオス部材
からなる係合部91を有するファスニングテープ9を備
えた、実質的に縦長であり、防漏シート3の表面には、
複数の接着剤塗布部50を介して、防漏シート3の表面
全面を覆うように外層不織布5が接着されており、接着
剤塗布部50は、それぞれ使い捨ておむつ1の長手方向
に沿って、線状に且つ所定間隔を開けて設けられている
吸収性物品1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コストが低く、生
産性に優れ、且つ十分なファスニングテープの係合強度
を有する吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ファス
ニングテープとして、機械的ファスナーのオス部材を用
いてなる使い捨ておむつ等の吸収性物品が提案されてい
る。しかし、従来提案されているものは、機械的ファス
ナーのオス部材との係合用の機械的ファスナーのメス部
材からなるランディングテープを設けており、構成部材
の数が多くなり、コストが高くなると共に、製造工程が
煩雑になり生産性が低下するという問題もあった。
【0003】そこで、ランディングテープを用いずに、
防漏シートの外表面に配された外層不織布をオス部材と
の係合用部材として用いることが提案されているが、従
来提案されているものでは、未だファスニングテープを
係合させた際に十分な強度発揮できず、実用性に乏しい
ものであった。要するに、機械的ファスナーのオス部材
をファスニングテープに用いた使い捨ておむつ等の吸収
性物品において、コストが低く、生産性に優れ、且つ十
分なファスニングテープの係合強度を有するものは未だ
提案されていないのが現状である。
【0004】従って、本発明の目的は、機械的ファスナ
ーのオス部材をファスニングテープに用いた使い捨てお
むつ等の吸収性物品において、コストが低く、生産性に
優れ、且つ十分なファスニングテープの係合強度を有す
る吸収性物品を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、液透過性の表
面シート、液不透過性の防漏シート及び液保持性の吸収
体を備え、背側部の左右両側部に機械的ファスナーのオ
ス部材からなる係合部を有するファスニングテープを備
えた、実質的に縦長の吸収性物品において、前記防漏シ
ートの表面には、複数の接着剤塗布部を介して、該表面
全面を覆うように外層不織布が接着されており、前記接
着剤塗布部は、それぞれ、吸収性物品の長手方向又は幅
方向の何れか1方向に沿って、線状に且つ所定間隔を開
けて設けられている吸収性物品を提供することにより、
前記目的を達成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい1実施形
態について説明する。本発明の吸収性物品としての使い
捨ておむつ1は、図1及び2に示すように、液透過性の
表面シート2、液不透過性の防漏シート3及び液保持性
の吸収体4を備え、背側部Bの左右両側部B1,B2に
機械的ファスナーのオス部材からなる係合部91を有す
るファスニングテープ9を備えた、実質的に縦長の、い
わゆる展開型の使い捨ておむつである。本実施形態の使
い捨ておむつ1は、図1に示すように、長手方向中央部
分が括れた砂時計状である。ファスニングテープ9は、
帯状であり、係合部91は、ファスニングテープの先端
側に長方形状のオス部材を配して形成されている。ま
た、着用者のウエスト回りに位置するウエスト部8及び
脚回りに位置するレッグ部7には、それぞれ弾性部材8
1,71が配されている。このような構造は公知の展開
型の使い捨ておむつと同じである。
【0007】而して、本実施形態の使い捨ておむつ1に
おいて、防漏シート3の表面には、図1及び2に示すよ
うに、複数の接着剤塗布部50を介して、防漏シート3
の表面全面を覆うように外層不織布5が接着されてお
り、接着剤塗布部50は、それぞれ使い捨ておむつ1の
長手方向に沿って、線状に且つ所定間隔を開けて設けら
れている。また、接着剤塗布部50を形成する線状接着
剤の量(長さ1m当たりの1本の量)は、好ましくは
0.01〜0.2g/m・本、一層好ましくは0.03
〜0.06g/m・本である。前記線状接着剤の量が、
0.01g/m・本未満であると、防漏シート3と外層
不織布5の接着力が不十分となりファスニングテープ9
のつけ剥がしの際、シート間に剥離が生じてしまう。ま
た、0.2g/m・本を超えると、外層不織布5から接
着剤がしみ出す等の不具合が生じる。
【0008】更に詳細には、本実施形態の使い捨ておむ
つ1においては、吸収体4は、長方形状であり、防漏シ
ート3は、吸収体4の形状にあわせた長方形状である。
そして、外層不織布5は、防漏シート3の長手方向左右
両側縁及び長手方向両端縁から延出されて、使い捨てお
むつの平面形状を形成している。また、防漏シート3の
左右両側縁から外方においては、外層不織布5は、接着
剤塗布部50を介して表面シート2に接着されている。
そして、接着剤塗布部50は、使い捨ておむつの長手方
向に沿って線状に接着剤を外層不織布5に塗布して形成
されている。接着剤塗布部50は、長手方向全域に亘っ
て設けられている。また、使い捨ておむつ1の使用時に
ファスニングテープ9を係合させるランディング領域9
2における複数の接着剤塗布部50a間の間隔は、ラン
ディング領域92以外の部位における接着剤塗布部50
b間の間隔よりも、小さくなされている。具体的には、
ランディング領域92における間隔D1 は、3〜20m
mとするのが、ファスニングテープ9の剥離時に未接着
部の外層不織布9が過度のもつれ上がりを起こさない点
から好ましく、ランディング領域92以外の部位におけ
る間隔D2 は、5〜30mmとするのが、防漏シート3
と外層不織布5との接着性及び外層不織布5の風合いを
両立させる点から好ましい。また、各接着剤塗布部50
の幅は、0.5〜5mmとするのが、防漏シート3及び
外層不織布5の接着性とファスニングテープの係合力と
の両者を発現できる点から好ましい。
【0009】また、ランディング領域92は、ランディ
ング領域92以外の部位における接着剤塗布部50bと
は異なる色に着色されている接着剤塗布部50dにより
識別可能に形成されている。具体的には、ランディング
領域92における接着剤塗布部50aは、ランディング
領域92以外の部位における接着剤塗布部50bと同じ
接着剤により形成された第1接着剤塗布部50cと、第
1接着剤塗布部50cとは異なる色に着色されている第
2接着剤塗布部50dとにより形成されている。即ち、
本実施形態の使い捨ておむつ1において、接着剤塗布部
50は、使い捨ておむつの長手方向全体に亘って接着剤
を塗布して形成された第1接着剤塗布部50cと、ラン
ディング領域のみに接着剤を塗布して形成された第2接
着剤塗布部50dとからなる。そして、ランディング領
域92における接着剤塗布部50aは、第1及び第2接
着剤塗布部50c、50dとからなり、ランディング領
域92以外の部位における接着剤塗布部50bは、第1
接着剤塗布部50cからなる。着色に際して用いられる
色は任意であり、また、着色剤等も特に制限されない。
【0010】本実施形態の使い捨ておむつにおいて、前
記接着剤及び前記外層不織布以外の部材は、それぞれ、
通常公知の形成材料を特に制限なく用いて形成すること
ができる。前記接着剤としては、スチレン系エラストマ
ーやEVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)をベースポ
リマーにした、いわゆるゴム系のホットメルト型接着剤
や、アモルファスポリアルファオレフィン(APAO)
をベースポリマーにしたホットメルト型接着剤などが用
いられる。また、前記接着剤は、前記ベースポリマー以
外に、その構成成分として粘着付与剤、軟化剤及び酸化
防止剤等を含有してもよい。
【0011】また、外層不織布としては、オス部材が係
合可能なものであれば特に制限されないが、その好まし
い構成繊維としては、ポリエチレン(PP)繊維、ポリ
プロピレン(PP)繊維等のポリオレフィン繊維;ポリ
エチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド等の熱
可塑性樹脂を単独で用いてなる繊維;芯鞘型、サイドバ
イサイド型等の構造の複合繊維、例えば鞘成分がPE又
は低融点PPである芯鞘構造の繊維等が挙げられる。外
層不織布は、これらの繊維を単独で用いて構成してもよ
いが、2種以上を組み合わせて用いることもできる。
【0012】本実施形態の使い捨ておむつは、通常の展
開型の使い捨ておむつと同様にして使用することができ
る。そして、本実施形態の使い捨ておむつは、上述のよ
うに構成されているので、ランディング領域92にメス
部材等を必要としないため、コストが低く、余分な工程
を得る必要なく生産できることから、生産性に優れ、し
かも、十分な係合強度を有するものである。また、風合
いにも優れている。
【0013】本実施形態の使い捨ておむつ1は、外層不
織布5に、接着剤を塗布する際に、所定間隔で線状の接
着剤を塗布するようして接着剤塗布部を形成する以外
は、通常の展開型の使い捨ておむつと同様にして製造す
ることができる。
【0014】なお、本発明の吸収性物品は、上述の実施
形態に何等制限されるものではなく、例えば、使い捨て
おむつの他に生理用ナプキンや失禁パッド等に適用可能
である。また、接着剤塗布部50は、使い捨ておむつの
幅方向に向けて接着剤を塗布して形成しても良い。
【0015】
【発明の効果】本発明の吸収性物品は、機械的ファスナ
ーのオス部材をファスニングテープに用いた使い捨てお
むつ等の吸収性物品において、コストが低く、生産性に
優れ、且つ十分なファスニングテープの係合強度を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の吸収性物品の1実施形態とし
ての使い捨ておむつを、各弾性部材を伸長した状態で表
面シート側から視た展開平面図である。
【図2】図2は、図1の使い捨ておむつを防漏シート側
から視た1部平面図である。
【符号の説明】
1 使い捨ておむつ(吸収性物品) 2 表面シート 3 防漏シート 4 吸収体 5 外層不織布 50 接着剤塗布部 9 ファスニングテープ 91 係合部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液透過性の表面シート、液不透過性の防
    漏シート及び液保持性の吸収体を備え、背側部の左右両
    側部に機械的ファスナーのオス部材からなる係合部を有
    するファスニングテープを備えた、実質的に縦長の吸収
    性物品において、 前記防漏シートの表面には、複数の接着剤塗布部を介し
    て、該表面全面を覆うように外層不織布が接着されてお
    り、 前記接着剤塗布部は、それぞれ、吸収性物品の長手方向
    又は幅方向の何れか1方向に沿って、線状に且つ所定間
    隔を開けて設けられている吸収性物品。
  2. 【請求項2】 前記接着剤塗布部を形成する線状接着剤
    の量が0.01〜0.2g/m・本である吸収性物品。
  3. 【請求項3】 吸収性物品の使用時に前記ファスニング
    テープを係合させるランディング領域における複数の前
    記接着剤塗布部間の間隔は、該ランディング領域以外の
    部位における前記接着剤塗布部間の間隔よりも、小さく
    なされている請求項1記載の吸収性物品。
  4. 【請求項4】 吸収性物品の使用時に前記ファスニング
    テープを係合させるランディング領域は、該ランディン
    グ領域以外の部位における前記接着剤塗布部とは異なる
    色に着色されている接着剤塗布部により識別可能に形成
    されている請求項1記載の吸収性物品。
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