JP2001046380A - 超音波画像診断装置 - Google Patents

超音波画像診断装置

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JP2001046380A
JP2001046380A JP11227697A JP22769799A JP2001046380A JP 2001046380 A JP2001046380 A JP 2001046380A JP 11227697 A JP11227697 A JP 11227697A JP 22769799 A JP22769799 A JP 22769799A JP 2001046380 A JP2001046380 A JP 2001046380A
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Eiji Goto
英二 後藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波検査ルーチンに沿ったガイド表示と超
音波検査ルーチン記録データを得ることができる超音波
画像診断装置を提供する。 【解決手段】 制御回路40と演算回路50を備え、入
力回路60により超音波検査ルーチンが選択されると、
各診察ステップ毎に適時にモニタ70の画面表示を切替
える。また、その時に必要な操作機能の選択スイッチの
みを表示し、適切な検査ルーチンが進むガイドとなる。
検査結果は超音波ルーチン検査記録データ200にて所
定の様式にて出力され、検査データの整理が適切に行え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】超音波画像診断装置に関し、
特に詳しくは超音波検査ルーチン表示と計測機能の操作
性の向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来において、被検体である患者体内組
織における関心領域を診察するための画像情報を得るた
めに、その侵襲性の低さと操作の容易さから超音波画像
診断装置が広く用いられている。これらの超音波画像診
断装置により提供される画像情報伝達の機能に対して、
使用者である医師や臨床検査技師などからは更なる利便
性および操作性の向上が求められている。
【0003】これらの使用者側からの要求に対して、従
来の超音波画像診断装置においては様々な技術が適用さ
れてきた。特に近年における超音波画像診断装置の急速
な普及に伴い、医療現場においての超音波画像診断が日
常的に用いられるようになっている。このような状況に
おいては一台の超音波画像診断装置に対して使用者が複
数存在し、その使われ方も専門医によって様々な超音波
検査ルーチンが行われる。また、使用者の好みによるア
レンジが加えられた独自の超音波検査ルーチンに沿った
使われかたも存在し、使用者の超音波診断装置に対する
使用経験の熟練度によっても差異が生じる。さらには複
数の専門科を有する比較的大きな総合病院などでは、各
科からの患者が外来と入院の区別無く超音波検査を受け
る。このため各患者毎に検査対象部位が異なっており、
またその検査対象部位に合わせて超音波プローブが適宜
選択され、超音波検査ルーチンもそれぞれの検査対象部
位に応じて変化する。
【0004】このような超音波画像診断装置の使われか
たに対して、従来の超音波画像診断装置に適用されてき
た技術は、これらの様々な使われかたに対応するために
多機能化することで一つの対応策としている。多機能化
により各科毎に存在する各々の超音波検査ルーチンにも
対応でき、また使用者の好みの違いにも対応できる。ま
た、様々な計測機能や超音波走査モード、カラードプラ
モードなどを一台の装置に盛り込むことにより大部分の
使用者からの要求に対して応えることが可能となってい
た。
【0005】また、超音波検査自体に対して使用経験の
浅い使用者に適切な使用方法や手順、および適切な超音
波画像の描出ができるようにするために様々な技術が適
用されている。その一つの適用技術として超音波走査モ
ードに応じて、予め初期値として装置内に表示モード
や、またあるいはその超音波走査モード時に同時に使用
されるスイッチのみを作動可能にしておく、といったこ
とが実施されている。
【0006】また、これらの超音波検査ルーチンによる
所定の超音波画像走査中において、装置の画像表示装置
であるモニター上に表示された画面を保存しておき、後
に再度表示させることで詳細な画像観察や画像診断を行
うことが行われている。このような画像記録技術は様々
な方法により実現されており、たとえばVTRやDVD
もしくは写真などが適用されている。これらの記録媒体
は、それぞれの特性に合わせて適宜に用いられてきた。
【0007】近年の超音波画像診断装置においては、装
置本体内部に設けられた半導体メモリなどに画像データ
を記憶させる技術が実用化されており、市販の超音波画
像診断装置の大部分において装備されている。この半導
体メモリはその内部に対する書込みや呼出しをCPUに
て制御されており、超音波画像の表示データは画像デー
タとして、この半導体メモリに記憶される。
【0008】また、CPUにより半導体メモリに記憶さ
れた画像データは、たとえば装置本体に設けられている
操作パネルから入力された再生呼出し指示によって任意
にモニター画面上に呼出すことができる。この呼出し可
能な画面は静止画像に限らず、Bモード像やドプラ画像
およびMモード画像などの動画においても可能である。
【0009】これらの動画および静止画像は、全て画像
データとして前述の半導体メモリにて構成されている画
像メモリ上に記憶され、この記憶において画像メモリ内
のアドレスは予めいくつかの区画に区切られている。画
像記憶時に、この区切られた区画に対して画像データを
それぞれ記憶させておき、使用者の任意により呼出し可
能とされる。
【0010】これらの様々な記録手段により記憶された
画像は実際の臨床現場においては、非常に多くの枚数に
なるのが一般的である。特に比較的に規模の大きな病院
などでは多数の外来患者と入院患者の超音波検査を限ら
れた時間の中で実施する必要があり、患者毎に異なった
検査ルーチンでの超音波検査が行われる。またこれに伴
って多種類の超音波走査モードによる画像データや計測
データが発生し、しかもそれぞれの各種データを患者毎
に間違えの生じない様に分類して保管している。
【0011】この正確な患者毎の分類と保管のために様
々な従来技術が適用されている。たとえば、超音波画像
に患者名や病院名、コメント、日付などの個別情報を入
力可能にして記録媒体に記録される画像上にもそれらの
個別情報が写し込まれる、個別情報識別手段がある。ま
たこれらの個別情報識別手段を、画像データ記憶する画
像メモリにおいても適用することにより、装置内の画像
メモリに記憶された超音波画像を呼出すことができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術による超音波画像診断装置の構成においては、超音波
検査ルーチンの違いにより必要となる数種類の超音波走
査モードを、超音波検査ルーチンの進行にしたがって順
次に画像記録を行い、適切な順に超音波走査モードを切
替えてゆくものではなかった。使用者にとって、自分が
選択した超音波走査モードにおいて、たとえば画面表示
される超音波断層画像の深度や超音波走査のフレームレ
ートなどが標準的な設定になるものの、決して必要な超
音波検査ルーチンの操作ガイドとなるものではなかっ
た。
【0013】また、必要とする超音波検査ルーチンの一
連の超音波検査の流れ全体に必要な全ての超音波走査モ
ードや、それに伴い必要となってくる各種の計測モード
による計測手順などは使用者の経験や熟練に頼るもので
あり、超音波検査ルーチンにおける検査漏れの原因とな
っていた。
【0014】また、撮像した超音波断層画像を画像メモ
リや外部の画像記録媒体に記憶保存しておくことは従来
の技術において行われていたものの、たとえば指定した
特定の患者の超音波検査ルーチンの一連の超音波走査の
流れに沿った時系列での画像データや計測データを一覧
として出力することはできなかった。このため、検査終
了後や検査中において画像データを出力してまとめつつ
検査ルーチンを進めるしかなかった。
【0015】また、画像メモリなどの画像データ記憶手
段に記憶された画像データは従来において単に撮像順に
時系列的に並んで記憶されており、たとえば患者別や検
査ルーチン別および科別に整理されてはいなかった。
【0016】本発明においては、超音波画像診断装置を
用いた超音波検査ルーチンにおいて、使用者の所望する
超音波検査ルーチンの一連の検査ステップを表示し、各
ステップごとに必要な超音波走査モードや画像表示設
定、および必要な計測機能を適切に提供する。
【0017】また、超音波検査ルーチンの各検査ステッ
プにおいて記録される画像データや計測データを、その
検査ルーチンの流れに沿って記憶し、予め設定された所
定のフォームにてまとめて出力可能とする。記憶された
画像データや計測データは患者名や検査日時、科別、使
用者別などにより分類して呼出し可能であり、超音波検
査ルーチンにおいて従来必要であったデータ整理の労力
が軽減され、使用効率が良く操作性の良好な超音波画像
診断装置を提供することを課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明においては、被検体内を超音波の送受信により
走査して超音波断層画像を得て超音波検査を行う超音波
画像診断装置において、前記超音波検査の検査ルーチン
を表示する検査ルーチン表示手段と、前記検査ルーチン
の各段階において必要な超音波走査モードを適時に選択
するモード選択手段と、を備えることを特徴とする超音
波画像診断装置をもって解決手段とする。
【0019】また、前記検査ルーチン表示手段は、前記
検査ルーチンの各段階に必要な超音波走査モードの表示
画面を順次に表示する手段と、前記モード選択手段によ
り得られた各超音波断層像を逐次記憶する画像データ記
憶手段と、前記画像記憶手段に記憶された各前記超音波
断層像を所定様式にて出力する検査記録出力手段と、を
備えることを特徴とする請求項1記載の超音波画像診断
装置をもって解決手段とする。
【0020】また、前記モード選択手段は、選択された
前記超音波走査モードにおいて必要な計測機能を適時に
選択可能とする計測機能選択手段を備えることを特徴と
する請求項1または2記載の超音波画像診断装置をもっ
て解決手段とする。
【0021】また、前記検査記録出力手段は、前記計測
機能の結果を前記画像記憶手段により記憶されている各
超音波断層像に関連付けて記憶する計測結果記憶手段を
備えることを特徴とする請求項2または3記載の超音波
画像診断装置をもって解決手段とする。
【0022】上述の本発明による解決手段によれば、超
音波画像診断装置を用いた超音波検査ルーチンにおい
て、使用者の所望する超音波検査ルーチンの一連の検査
ステップを表示し、各ステップごとに必要な超音波走査
モードや画像表示設定、および必要な計測機能を適切に
提供することができる。
【0023】また、超音波検査ルーチンの各検査ステッ
プにおいて記録される画像データや計測データを、その
検査ルーチンの流れに沿って記憶し、予め設定された所
定のフォームにてまとめて出力可能とできる。記憶され
た画像データや計測データは患者名や検査日時、科別、
使用者別などにより分類して呼出し可能であり、超音波
検査ルーチンにおいて従来必要であったデータ整理の労
力が軽減され、使用効率が良く操作性の良好な超音波画
像診断装置を提供することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】一般的に使用されている超音波画
像診断装置は、診察対象となる患者の体組織および部位
の形状などに対応する超音波プローブを備えている。診
察対象部位が、たとえば循環器などの場合には、対象と
なる臓器が心臓や走行血管、あるいは弁組織などであ
る。これらの組織においては、その組織自身の動きを診
察することにより病変部位の特定や診断に係る重要な情
報を得ることができる。また、血流の速度や方向および
乱流の有無などを超音波ドプラ法を適用して診察する手
法も確立されている。
【0025】また、体腔内組織が対象となる泌尿器およ
び産科婦人科領域、および消化器系統の分野において
は、診察対象となる体内組織が移動性のものではなく、
また一部の臍帯血流の測定や尿管内の排尿動態の観察お
よび卵巣内での栄養血管の血流の測定などを除いて、超
音波ドプラ法による診察手法は用いられない。この場合
は対象部位の組織診察が中心となり、超音波エコーレベ
ルの評価や描出された石灰化部位の所在位置などが重要
な診断情報となる。
【0026】このように、超音波画像診断装置を用いた
超音波断層像の読画により行われる超音波画像診断法
は、今日の医療分野において広く普及するに至ってお
り、その診断法において求められる画像の種類や超音波
走査のモードおよび観察時間などが、診察対象部位や病
変の種類などによってそれぞれ自ずと種類が限定されて
いる。医療分野での超音波画像診断法を含めた診断手法
は、その手法がそれぞれの診療分野において決まってお
り、従って求められる超音波画像情報もそれぞれの診療
分野において超音波検査ルーチンとして決まっている。
【0027】このような超音波画像診断法の超音波検査
ルーチンにおいては、それぞれの超音波検査ルーチン毎
に撮像の部位や撮像順序、および適用する超音波走査法
や計測モードが異なっており、たとえばDモード(超音
波ドプラ法)の有無やMモードによる壁組織の測定、B
モードによる組織断層像の読画による診断手法および描
出された組織の面積や体積、長さ、流速の測定などが適
宜選択して行われる。
【0028】本発明の実施の形態に係る超音波画像診断
装置の構成においては、上記の超音波検査ルーチンに基
づいた装置使用条件に対して、良好な操作性を使用者に
提供するために以下の特徴的な構成を有する。
【0029】図1は、本発明の実施の形態に係る超音波
画像診断装置の構成を示す概略図である。
【0030】本発明の実施の形態に係る超音波画像診断
装置の構成は、超音波の送信および受信を行い被検者で
ある患者体内の診察対象部位からの反射してきた超音波
を、電気的な受信信号に変換する複数の超音波振動子を
アレイ状に配置した超音波探触子10を備える。また、
この超音波探触子10にて得られた受信信号を受信して
信号処理を行い、アナログ信号である該受信信号をデジ
タル信号にA/D変換する送受信回路20を備える。こ
の送受信回路20は、超音波探触子の受信信号に遅延の
加算処理を施し、この加算信号に基いて、組織の形態、
情報を求めるBモード処理、血流等の速度情報の2次元
分布を求めるドプラ処理、速度のスペクトラムを求める
FFT処理を行うように構成されている。この送受信回
路20から出力されたデジタル信号は画像信号収集メモ
リ30に送られ、ここで画像データとして記憶される。
画像信号収集メモリ30の画像データの記憶および記憶
された画像データの呼出しは制御回路40にて行われ
る。
【0031】制御回路40は、超音波画像診断装置全体
の図示されない動作制御全般に渡って信号処理および制
御をおこなっている。制御回路40には使用者からの動
作指示が入力されるための入力回路60が備わり、使用
者の意図した動作指示に従い超音波走査が行われる。モ
ニタ70は超音波断層画像や装置からの超音波走査に係
る情報の表示が行われ、出力装置80は超音波断層画像
のプリントアウトや超音波検査に係る各種の情報を出力
する。外部記憶装置はたとえばハードディスクドライブ
やDVD(ディジタルビデオディスク)、CD(コンパ
クトディスク)などにより構成され、超音波画像診断装
置にて描出された超音波断層画像を記憶する。また、他
の超音波画像診断装置にて描出された超音波断層画像や
他の画像診断装置、たとえばMRI診断装置やCT診断
装置、X線診断装置などにより得れらた画像を記憶して
おくことができる。
【0032】制御回路40に接続されている演算回路5
0は本発明に係る超音波画像診断装置の各動作において
必要となる動作制御のための制御データや、使用者が入
力回路60を介して指示入力した命令に基いた制御デー
タの算出を行う。また、制御回路40は図示しない超音
波検査ルーチン実行のための制御データも備えており、
入力回路60からの使用者の選択した超音波検査ルーチ
ンの実行命令に従って演算回路50にて制御データを算
出させる。
【0033】図2は、本発明の実施の形態に係る超音波
検査ルーチン表示によるモニタ画面の一例である。
【0034】入力回路60により使用者の所望する超音
波検査ルーチンが入力されると、この入力を受けて制御
回路40は当該超音波検査ルーチンに対応した図示しな
いルーチン実行のための制御データに基づいて、演算回
路50にて動作のための制御データを演算させる。たと
えば、モニタ表示100において図2に示すように、選
択されたある超音波検査ルーチンの流れが表示される。
この表示例においては診察A〜Cまでの3種類の診察段
階により一つの超音波検査ルーチンが構成されている。
使用者はこのモニタ表示100によって自分の選択した
超音波検査ルーチンの全体の流れを把握することができ
る。
【0035】このため、超音波検査に比較的熟練度の低
い操作者が超音波検査を行う場合においても検査手順の
ガイダンスとしての効果が得られる。また、多人数の被
検者をかぎられた時間内で超音波検査する必要がある場
合においても、検査ルーチンの漏れの発生を防止でき
る。また、被検者の違いにより対応して選択される超音
波検査ルーチンの違いにも対応し、適切な検査を確実に
行うことが出来、検査結果の記憶や保存も間違うこと無
く容易に行える。
【0036】ここで、使用者が診察Aを行うためにモニ
タ表示100上のルーチン画面から診察機能を選択
(I)すると、モニタ表示100は診察Aの画面101
に変更される。この変更された診察Aの画面101には
診察Aにて超音波走査の結果で得られた診察Aの超音波
断層像121が表示され、同時にたとえば下部には診察
Aの操作パネル111が表示される。ここで診察Aの操
作パネル111には診察Aにて必要となる計測SW(ス
イッチ)Aが表示されている。この計測SW Aを使用
者が選択することにより計測機能が選択されて計測が行
われる。ここで計測SW Aは診察Aにおいて必要かつ
不可欠な計測であり、この計測機能の選択スイッチのみ
を表示することで、計測のし忘れや他の計測機能や意図
しない超音波走査を行ってしまうことを防ぐことが出来
る。この計測結果は診察Aの超音波断層像121と共に
診察Aの超音波検査データとして外部記憶装置90に記
憶される。
【0037】次に、診察終了(II)によりモニタ表示1
00が超音波検査ルーチンの画面に戻り、ここでは診察
Aにより得られた計測結果と診察Aに対する所見や備考
が表示される。なお、この計測結果および所見や備考に
限定されること無く、使用者の必要に応じて他のデータ
や被検者固有の表示を行わせることができる。
【0038】次に、使用者が診察Bを行うためにモニタ
表示100上のルーチン画面から診察機能を選択(II
I)すると、モニタ表示100は診察Bの画面102に
変更される。この変更された診察Bの画面102には診
察Bにて超音波走査の結果で得られた診察Bの超音波断
層像122が表示され、同時にたとえば下部には診察B
の操作パネル112が表示される。ここで診察Bの操作
パネル112には診察Bにて必要となる計測SW(スイ
ッチ)B1、B2が表示されている。この計測SW B
1,B2を使用者が選択することにより計測機能が選択
されて、やはり意図しないほかのモードによる計測や必
要の無い超音波走査を誤って実施してしまうこと無く、
必要かつ十分な計測が確実に行われる。この計測結果は
診察Bの超音波断層像122と共に診察Bの超音波検査
データとして外部記憶装置90に記憶される。
【0039】以上の様にして診察ルーチンが進められ、
診察Cに関しても診察Cの画面103上に診察Cの超音
波断層像123と診察Cの操作パネル113とが表示さ
れる。このようにして一連の超音波検査ルーチンが行わ
れた後、この超音波検査ルーチンによる各ステップであ
る診察A〜Cまでにより得られた画像データおよび計測
データは、外部記憶装置90に記憶されている。この記
憶された超音波検査ルーチンの診察データは一連の検査
が終了後において診断データとして扱われる。
【0040】図3は、本発明の実施の形態に係る超音波
検査ルーチン記録データの書式の一例である。
【0041】本発明に係る超音波画像診断装置が備える
データ出力装置において、たとえば出力装置80やモニ
タ70などの出力手段によって、図3に示すような様式
にて一連の超音波検査ルーチンの各ステップである診察
A〜Cのそれぞれの診察結果や画像データが同時に表示
される。この様式は超音波ルーチン検査記録データ20
0として使用者の必要に応じて事前に装置内に入力され
ており、各種データは所定の様式上の位置に配置されて
出力される。基本的なデータとして、検査データ番号2
01、被検者名202、担当医名203、患者年齢/性
別204、作成日時206、変更履歴205などが表示
される。これらのデータは索引機能にも用いられ、各項
目を指定して外部記憶装置90からデータ指定すること
により該当する超音波ルーチン検査記録データ200を
自在に呼出すことができる。
【0042】この図3に示される超音波ルーチン検査記
録データ200においては、超音波検査ルーチンの流れ
の順に診察Aのデータ211と診察Bのデータ212お
よび診察Cのデータ213が区画分けされて表示され
る。診察Aのデータ211には画像データ220および
ドプラ計測データ240、診察所見210とが表示され
る。また画像データ220には診察対象部位300が捉
えられて表示されている。なお、この表示される診察A
のデータの種類は使用者の必要に応じて選択された別の
データにも変更が自在に可能である。この際に変更され
るデータは外部記憶装置90に保存のデータに限定され
ること無く、たとえば超音波画像診断装置の外部から入
力された画像データを選択することも可能である。
【0043】診察Bのデータ212においては、診察A
と同様に画像データ220が表示され、計測画面230
には診察対象部位300の大きさを計測した画面が表示
されている。また、診察Bのデータにおいても診察に必
要な画像データや計測データを診察Aと同様に入れ替え
ることが出来る。さらに診察Cのデータ213について
も同様である。診療所見210は担当医や超音波検査技
師などの使用者によって記入される。
【0044】このようにして、一連の超音波検査ルーチ
ンの結果を超音波ルーチン検査記録データ200の様式
にて出力することで、従来において必要であった検査デ
ータの分類や患者ごとの分類などの作業を使用者が行う
こと無く出力装置90などにより出力することができ
る。
【0045】なお、以上説明した実施の形態は、本発明
の理解を容易にするために記載されたものであって、本
発明を限定するために記載されたものではない。したが
って、上記の実施の形態に開示された各要素は、本発明
の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む
趣旨である。
【0046】たとえば、超音波ルーチン検査記録データ
200を検査記録として適用するのみではなく、カルテ
として出力可能にすることもできる。この場合は、担当
医が必要所見などを記入の上、ID番号などを入力する
ことによりカルテ内容を保護し、機密保持および改ざん
の防止を実現できる。
【0047】また、患者識別のための検査データ番号2
01、被検者名202、担当医名203、患者年齢/性
別204、変更履歴205、作成日付206などの情報
に組み合わせて、たとえば診察Cのデータ213のみを
出力することもできる。更に表示が不用の項目や特定の
画像データの拡大や不要データの削除なども使用者の任
意に可能である。超音波ルーチン検査記録データ200
の構成を編集するために、たとえばモニタ70上にての
操作も可能であり、データのみを別体のコンピュータ等
に送って編集操作することも可能である。
【0048】
【発明の効果】以上述べた本発明による超音波画像診断
装置よれば、超音波画像診断装置を用いた超音波検査ル
ーチンにおいて、使用者の所望する超音波検査ルーチン
の一連の検査ステップを表示し、各ステップごとに必要
な超音波走査モードや画像表示設定、および必要な計測
機能を適切に提供することができる。
【0049】また、超音波検査ルーチンの各検査ステッ
プにおいて記録される画像データや計測データを、その
検査ルーチンの流れに沿って記憶し、予め設定された所
定のフォームにてまとめて出力可能とできる。
【0050】また、記憶された画像データや計測データ
は患者名や検査日時、科別、使用者別などにより分類し
て呼出し可能であり、超音波検査ルーチンにおいて従来
必要であったデータ整理の労力が軽減され、使用効率が
良く操作性の良好な超音波画像診断装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る超音波画像診断装
置の構成を示す概略図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係る超音波検査ルーチ
ン表示によるモニタ画面の一例である。
【図3】 本発明の実施の形態に係る超音波検査ルーチ
ン記録データの書式の一例である。
【符号の説明】
10…超音波探触子 40…制御回路 80…出力装置 200…超音波検査ルーチン記録データ 210…診察所見 230…計測画面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体内を超音波の送受信により走査し
    て超音波断層画像を得て超音波検査を行う超音波画像診
    断装置において、 前記超音波検査の検査ルーチンを表示する検査ルーチン
    表示手段と、 前記検査ルーチンの各段階において必要な超音波走査モ
    ードを適時に選択するモード選択手段と、 を備えることを特徴とする超音波画像診断装置。
  2. 【請求項2】 前記検査ルーチン表示手段は、 前記検査ルーチンの各段階に必要な超音波走査モードの
    表示画面を順次に表示する手段と、 前記モード選択手段により得られた各超音波断層像を逐
    次記憶する画像データ記憶手段と、 前記画像記憶手段に記憶された各前記超音波断層像を所
    定様式にて出力する検査記録出力手段と、 を備えることを特徴とする請求項1記載の超音波画像診
    断装置。
  3. 【請求項3】 前記モード選択手段は、 選択された前記超音波走査モードにおいて必要な計測機
    能を適時に選択可能とする計測機能選択手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の超音波画像診断
    装置。
  4. 【請求項4】 前記検査記録出力手段は、 前記計測機能の結果を前記画像記憶手段により記憶され
    ている各超音波断層像に関連付けて記憶する計測結果記
    憶手段を備えることを特徴とする請求項2または3記載
    の超音波画像診断装置。
JP11227697A 1999-04-23 1999-08-11 超音波画像診断装置 Pending JP2001046380A (ja)

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