JP2001045963A - 電子レンジ加熱用クリスピーピザ及びその製造法 - Google Patents

電子レンジ加熱用クリスピーピザ及びその製造法

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JP2001045963A
JP2001045963A JP11224256A JP22425699A JP2001045963A JP 2001045963 A JP2001045963 A JP 2001045963A JP 11224256 A JP11224256 A JP 11224256A JP 22425699 A JP22425699 A JP 22425699A JP 2001045963 A JP2001045963 A JP 2001045963A
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JP
Japan
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pizza
baked
microwave oven
cracker
heating
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JP11224256A
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English (en)
Inventor
Makiharu Noguchi
牧陽 野口
Kiyoshi Ochiai
潔 落合
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NIPPN Corp
Original Assignee
Nippon Flour Mills Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、冷蔵後電子レンジ加熱してもク
リスピー感を失わないピザを得ることを目的としたもの
である。 【解決手段】 この発明は、焼成済みクラッカー上にピ
ザ用具材を載置したことを特徴とする電子レンジ加熱用
クリスピーピザによって目的を達成することができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子レンジで加
熱した際にクリスピー感を保有させることを目的とした
電子レンジ加熱用クリスピーピザ及びその製造法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来ピザクラストの底面に特定の混合物
を塗布した後、焼成する発明が提案されている(特開平
7−51032号)。
【0003】一般的なピザの製造法は、小麦粉を主体と
してイースト発酵させた生地をピザクラストの形に整形
し、ピザソース、チーズ、具材をトッピングした後、ト
ッピングとクラストを同時にオーブンで焼成する。
【0004】クリスピータイプのピザでは、ピザクラス
トを出来るだけ薄く整形し、高温で一気に焼き上げる。
【0005】また盤状小麦粉焼成品と、その上面および
下面の少くとも一方に位置するマイクロ波発熱体との間
に油脂層を介在させた電子レンジ加熱用小麦粉焼成品の
発明が提案されている(特開平3−210143号)。
【0006】
【発明により解決しようとする課題】前記従来のピザの
製造方法では、焼成直後には良好なクリスピー感を有す
るが、焼成後常温、チルド、冷凍等の保存の種類に拘ら
ず、時間の経過とともに、具材からクラストへの水分の
移行が起こり最終製品のクリスピー感が残らない問題点
があった。
【0007】前記公開発明は、マイクロ波発熱体と、焼
成品との間に油脂層を介在させることによりクリスピー
感を保有したものである。
【0008】次に他の公開発明は、ピザクラストの底面
に、穀類と、卵白の混合物を塗布して培焼することによ
り、クリスピー感を保有させるものであり、特別の処理
を施さなければならない問題点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は焼成済みクラ
ッカーをピザクラストとして使用することにより、経時
的にクリスピー感を失わないクリスピーピザを得ること
に成功したのである。
【0010】即ちピザの発明は、焼成済みクラッカー上
にピザ用具材を載置したことを特徴とする電子レンジ加
熱用クリスピーピザであり、複数枚の焼成済みクラッカ
ーを並列し、その上にピザ用具材を載置したことを特徴
とする電子レンジ加熱用クリスピーピザである。また焼
成済みクラッカーは複数枚重ねたものである。
【0011】また方法の発明は、焼成済みクラッカーの
複数枚を並べ、該焼成済みクラッカーの上面に油脂を塗
布した後、その上にトッピングすることを特徴とする電
子レンジ加熱用クリスピーピザの製造方法である。また
焼成済みクラッカーの上面に1〜5%の油脂を塗布した
後、その上にスライス状のチーズを載置するものであ
る。
【0012】前記における焼成済クラッカーは1層又は
複数層(例えば2〜5層)にして用いる。前記における
焼成済クラッカーは、大きさ形状を特製にし、又は市販
のものを用いる。前記において、5層をこえると作業が
繁雑となりクラストの強度が弱くなる。
【0013】前記において、油脂量をクラッカーの1%
(重量)以下にすると、水分の移行が起りクリスピー感
が失われるおそれがある。また油脂量を5%(重量)以
上にすると、油っこい食感となるので、好ましくない。
【0014】前記において、ピザソース、ピザ用チーズ
以外の具材類は予め焼成、フライ又は炒めるなど加熱処
理をすませ、余分の水分を除いておくことが好ましい。
前記におけるピザ用チーズは、クラッカー100に対
し、50〜300が好ましく、300を越えると味が濃
すぎることになり、50以下だと味が淡すぎる。
【0015】またピザソースは、クラッカー100に対
し10〜50が好ましく、多いと味が濃すぎるが、少な
いと味が淡すぎる。前記における具材はクラッカー10
0に対し、100〜250が好ましい。具材が250を
越えると整形が困難となり、100未満だと物足りない
食感、風味となる。
【0016】この発明におけるクラッカーとは、小麦
粉、糖類、食用油脂、イースト、食塩を原料として必要
に応じ澱粉、乳製品、酵素、膨張剤、食品添加物等の原
材料を配合して、又は添加したものを混合機、整形機、
ビスケットオーブンを使用して製造した甘みの少ない塩
味と脂肪の多いイースト発酵食品が含まれる。ソーダク
ラッカータイプとクリームクラッカーがある。
【0017】
【発明の実施の形態】この発明は、焼成済クラッカーを
ピザクラストとして、この上にトッピングし、ラッピン
グして冷蔵したものであって、電子レンジで加熱し、食
用に供した際に、クリスピー感を保有するようにしたも
のである。
【0018】この発明に使用する焼成クラッカーに、市
販のクラッカー、又は製造者が焼いたピザ用クラッカー
の何れでも使用することができる。
【0019】この発明の方法は、ピザクラストたる焼成
済クラッカーを並べ、その上面に油脂を層着(塗布又は
吹付けなど)した後、トッピングするものである。
【0020】この発明によれば、焼成済クラッカーに、
更に油脂を層着したのでトッピング側からピザクラスト
側へ水分の移行が殆んどない。従って冷凍ピザを電子レ
ンジ加熱した場合には、恰も出来立てのピザのようにク
リスピー感があって嗜好に適するものである。
【0021】
【実施例1】この発明の実施例を図1、2について説明
する。
【0022】フライ製品レンジアップ用吸湿シート4を
敷き、その上に焼成済みクラッカー1(市販)、5cm
×5cm×5mmを縦2列、横3列に並べ10cm×1
5cmの上部面積を持つピザクラストとした(重さ19
gであった)。前記並列したクラッカー1の重なり部分
と、トッピングを重ねる部分に油脂5を塗布する。
【0023】次にクラッカー1上へ、ピザ用スライスチ
ーズ2(9cm×12cm、45g)を重ねる。前記ス
ライスチーズ2上へピザソース6.5g、炒めたミック
スベジタブル15gと、ベーコン9g及びナチュラルチ
ーズ10gからなるトッピング3を載せる。ついでトッ
ピング終了後、直ちにラップフィルム6で包装した後5
℃の冷蔵庫中で24時間冷蔵した。
【0024】前記包装ピザ7を取出して、ラップフィル
ム6をかけたまま電子レンジにより、前記チーズが溶け
る程度(990W1分位)に加熱し食用に供した。
【0025】前記ピザは食感良好でクリスピー感があ
り、イースト発酵食品特有の風味も豊かであった。
【0026】
【実施例2】前記実施例1と同様にして作った包装ピザ
を、冷蔵庫から取出し、ラップフィルムを外して電子レ
ンジにより、チーズが溶ける程度(990W 1分位)
に加熱し食用に供した。
【0027】
【実施例3】前記実施例1の製法中、トッピング終了
後、直ちにラッピングし、−20℃で24時間冷凍し
た。24時間経過後取出し、ラップフィルムをしたまま
電子レンジにより、チーズが溶ける程度(990W 1
分30秒)に加熱し食用に供した。
【0028】
【実施例4】前記実施例1の製法中、トッピング終了
後、直ちにラッピングし、−20℃で24時間冷凍し
た。24時間経過後取出し、ラップフィルムを外して電
子レンジにより、チーズが溶ける程度(990W 1分
30秒)に加熱し食用に供した。
【0029】(比較例1) 原料A 小麦粉 100 砂糖 1 食塩 1.5 乳化剤 0.5 原料B ドライイースト 1.5 油脂 2 水 60 原料Aを混合し、原料Bを加え、ミキサーで低速7分ミ
キシングを行い、27℃に捏ね上げた生地を30分発酵
させた。
【0030】続いて、シーターで厚さ3mmのシート状
に整形し、長方形15cm×10cm、50gに切り抜
きピザクラストとした。このピザクラスト上にスライス
チーズを載せた。
【0031】ピザソース6.5g、冷凍ミックスベジタ
ブル15g、ベーコン9g、ナチュラルチーズ55gか
らなるトッピングをスライスチーズの上に載せ、ピザが
出来た。このピザをジェットオーブン230℃、4分焼
成し、焼成後直ちに食した。
【0032】(比較例2)比較例1の焼成品を30分間
放冷し、直ちにラッピングし、5℃で24時間放置し
た。放置後、ラップをしたまま電子レンジによりチーズ
が溶ける程度(990W 1分)に加熱し食した。
【0033】(比較例3)比較例1の焼成品を30分間
放冷し、直ちにラッピングし、5℃で24時間放置し
た。放置後、ラップをはずして電子レンジによりチーズ
が溶ける程度(990W 1分)に加熱し食した。
【0034】(比較例4)比較例1の焼成品を30分間
放冷し、直ちにラッピングし、−20℃で24時間放置
した。放置後、ラップをしたまま電子レンジによりチー
ズが溶ける程度(990W 1分30秒)に加熱し食し
た。
【0035】(比較例5)比較例1の焼成品を30分間
放冷し、直ちにラッピングし、−20℃で24時間放置
した。放置後、ラップをはずして電子レンジによりチー
ズが溶ける程度(990W 1分30秒)に加熱し食し
た。
【0036】前記実施例及び比較例についてパネラーに
より評価した所、表1の結果を得た。
【0037】
【表1】
【0038】パネラー10名によりクリスピー感及び総
合的な評価をしてもらい最も優れたものを5点とする5
点法で採点した。
【0039】
【発明の効果】この発明によれば、冷蔵後電子レンジで
加熱した後であっても、クリスピー感のあるピザを得る
効果がある。
【0040】また具材は加熱済であるから、ピザの加熱
はチーズを溶かす程度で十分である。更に焼成済クラッ
カーを使用するので、各クラッカー毎に分取することが
容易であって態々切断する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の平面図。
【図2】同じく一部を省略した断面図。
【符号の説明】
1 クラッカー 2 スライスチーズ 3 トッピング 4 吸湿シート 5 油脂 6 ラップフィルム 7 包装ピザ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼成済みクラッカー上にピザ用具材を載
    置したことを特徴とする電子レンジ加熱用クリスピーピ
    ザ。
  2. 【請求項2】 複数枚の焼成済みクラッカーを並列し、
    その上にピザ用具材を載置したことを特徴とする電子レ
    ンジ加熱用クリスピーピザ。
  3. 【請求項3】 焼成済みクラッカーは複数枚重ねたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の電子レンジ加熱用ク
    リスピーピザ。
  4. 【請求項4】 焼成済みクラッカーの複数枚を並べ、該
    焼成済みクラッカーの上面に油脂を塗布した後、その上
    にトッピングすることを特徴とする電子レンジ加熱用ク
    リスピーピザの製造方法。
  5. 【請求項5】 焼成済みクラッカーの上面に1〜5%の
    油脂を塗布した後、その上にスライス状のチーズを載置
    することを特徴とした請求項4記載の電子レンジ加熱用
    クリスピーピザの製造方法。
JP11224256A 1999-08-06 1999-08-06 電子レンジ加熱用クリスピーピザ及びその製造法 Pending JP2001045963A (ja)

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