JP2001045333A - 受信信号劣化補償装置及び方法 - Google Patents
受信信号劣化補償装置及び方法Info
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- H04L25/02—Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
- H04L25/03—Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
- H04L25/03006—Arrangements for removing intersymbol interference
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- H04L27/36—Modulator circuits; Transmitter circuits
- H04L27/366—Arrangements for compensating undesirable properties of the transmission path between the modulator and the demodulator
- H04L27/367—Arrangements for compensating undesirable properties of the transmission path between the modulator and the demodulator using predistortion
- H04L27/368—Arrangements for compensating undesirable properties of the transmission path between the modulator and the demodulator using predistortion adaptive predistortion
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- Circuits Of Receivers In General (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
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- Picture Signal Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アンテナ位置が最適点から外れることにより
発生する信号劣化を搬送波復元以前に補償するための装
置及び方法に関する。 【解決手段】 ディジタル変換された所定帯域幅の中間
周波数信号が入力されるパラメーター調整信号に従って
遅延及びゲイン調整して出力するプレディストーション
フィルターと、前記プレディストーションフィルターの
出力信号に含まれたパイロット信号を用いて基底帯域信
号に復調してタイミングを復元する同期部、または伝送
チャネルを通過する間に生じるマルチパス歪曲を除去す
るチャネル等化器から出力される受信信号の状態が最適
になるようにパラメーター調整信号を出力する制御部
と、からなって、チャネル別にアンテナ位置不適合によ
り発生する信号劣化を補償することを特徴とする。
発生する信号劣化を搬送波復元以前に補償するための装
置及び方法に関する。 【解決手段】 ディジタル変換された所定帯域幅の中間
周波数信号が入力されるパラメーター調整信号に従って
遅延及びゲイン調整して出力するプレディストーション
フィルターと、前記プレディストーションフィルターの
出力信号に含まれたパイロット信号を用いて基底帯域信
号に復調してタイミングを復元する同期部、または伝送
チャネルを通過する間に生じるマルチパス歪曲を除去す
るチャネル等化器から出力される受信信号の状態が最適
になるようにパラメーター調整信号を出力する制御部
と、からなって、チャネル別にアンテナ位置不適合によ
り発生する信号劣化を補償することを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルテレビ
受信システムに係り、特にマルチパスチャネルを通じて
伝送される地上波ディジタルテレビ信号の受信劣化を補
償するための装置及び方法に関する。
受信システムに係り、特にマルチパスチャネルを通じて
伝送される地上波ディジタルテレビ信号の受信劣化を補
償するための装置及び方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】地上波放送によるテレビ信号を最上の状
態で受信するためには受信機に接続されたアンテナの位
置が最適化されていなければならない。ディジタルテレ
ビ受信機のアンテナの位置を最適化させるための一つの
技術として、米国特許番号５，５７４，５０９に記載さ
れた“ディジタルテレビ受信機用アンテナ方位システ
ム”があげられる。図１は前記米国特許番号５，５７
４，５０９に開示された位置調整が可能なアンテナを有
するディジタルテレビを示す。
態で受信するためには受信機に接続されたアンテナの位
置が最適化されていなければならない。ディジタルテレ
ビ受信機のアンテナの位置を最適化させるための一つの
技術として、米国特許番号５，５７４，５０９に記載さ
れた“ディジタルテレビ受信機用アンテナ方位システ
ム”があげられる。図１は前記米国特許番号５，５７
４，５０９に開示された位置調整が可能なアンテナを有
するディジタルテレビを示す。
【０００３】前記米国特許番号５，５７４，５０９に記
載されたディジタルテレビ受信機では受信信号内に存在
するフィールドシンク区間の間、ＳＮＲを計算して受信
信号の品質をオン−スクリーンにディスプレーすること
により、使用者がアンテナの位置を調整することができ
るようにした。しかし、ＤＴＶ放送が一つの送信機から
伝送される場合には、前記のような方法でアンテナの位
置を調整してＤＴＶを視聴できるが、現在のＮＴＳＣ放
送のように多数の送信機から多様なチャネルに伝送され
る場合には、一つの放送に対して最適なアンテナの位置
が他の放送の受信においては、最悪の位置になることも
ある。即ち、受信アンテナは信号が受信される経路の特
性を決定するので、送信機の位置が異なると、各放送毎
のチャネル環境が変わるようになって、多数の放送を受
信する場合にアンテナの位置をチャネル毎に変更しなけ
ればならない。
載されたディジタルテレビ受信機では受信信号内に存在
するフィールドシンク区間の間、ＳＮＲを計算して受信
信号の品質をオン−スクリーンにディスプレーすること
により、使用者がアンテナの位置を調整することができ
るようにした。しかし、ＤＴＶ放送が一つの送信機から
伝送される場合には、前記のような方法でアンテナの位
置を調整してＤＴＶを視聴できるが、現在のＮＴＳＣ放
送のように多数の送信機から多様なチャネルに伝送され
る場合には、一つの放送に対して最適なアンテナの位置
が他の放送の受信においては、最悪の位置になることも
ある。即ち、受信アンテナは信号が受信される経路の特
性を決定するので、送信機の位置が異なると、各放送毎
のチャネル環境が変わるようになって、多数の放送を受
信する場合にアンテナの位置をチャネル毎に変更しなけ
ればならない。
【０００４】従って、受信アンテナの位置はいずれか一
つの放送のみを基準に設定できず、できるだけ多くの放
送の受信が可能な位置に調整するのが望ましい。しか
し、場合によってはアンテナの位置が現在受信する放送
の送信位置と一致せず、受信信号の品質が劣化されるこ
とがあるので、各チャネル毎にこれを補償して最適の受
信状態を維持する必要がある。
つの放送のみを基準に設定できず、できるだけ多くの放
送の受信が可能な位置に調整するのが望ましい。しか
し、場合によってはアンテナの位置が現在受信する放送
の送信位置と一致せず、受信信号の品質が劣化されるこ
とがあるので、各チャネル毎にこれを補償して最適の受
信状態を維持する必要がある。
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、テレビ受信システムにおいて、アンテナの位置を変
更せず、マルチパスチャネルを通じて受信される信号そ
れぞれの品質状態を最上の状態に維持することができる
受信信号劣化補償装置及び方法を提供することにある。
は、テレビ受信システムにおいて、アンテナの位置を変
更せず、マルチパスチャネルを通じて受信される信号そ
れぞれの品質状態を最上の状態に維持することができる
受信信号劣化補償装置及び方法を提供することにある。
【０００５】本発明の他の目的は、ディジタルテレビ受
信機において、アンテナ位置が最適点から外れることに
より発生する信号劣化を搬送波復元以前に補償すること
ができる受信信号劣化補償装置及び方法を提供すること
にある。
信機において、アンテナ位置が最適点から外れることに
より発生する信号劣化を搬送波復元以前に補償すること
ができる受信信号劣化補償装置及び方法を提供すること
にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明によるテレビ受信機の受信信号劣化補
償装置において、ディジタル変換された所定帯域幅の中
間周波数信号を、入力されるパラメーター調整信号に応
じて遅延及びゲイン調整して出力するプレディストーシ
ョンフィルターと、前記プレディストーションフィルタ
ーの出力信号に含まれたパイロット信号を用いて基底帯
域信号に復調し、タイミングを復元する同期部と、テレ
ビ信号が伝送チャネルを通過する間に生じるマルチパス
歪曲を除去するチャネル等化器と、前記同期部、または
チャネル等化器から出力される受信信号の状態が最適に
なるようにパラメーター調整信号を出力する制御部と、
からなることを特徴とする。
るために、本発明によるテレビ受信機の受信信号劣化補
償装置において、ディジタル変換された所定帯域幅の中
間周波数信号を、入力されるパラメーター調整信号に応
じて遅延及びゲイン調整して出力するプレディストーシ
ョンフィルターと、前記プレディストーションフィルタ
ーの出力信号に含まれたパイロット信号を用いて基底帯
域信号に復調し、タイミングを復元する同期部と、テレ
ビ信号が伝送チャネルを通過する間に生じるマルチパス
歪曲を除去するチャネル等化器と、前記同期部、または
チャネル等化器から出力される受信信号の状態が最適に
なるようにパラメーター調整信号を出力する制御部と、
からなることを特徴とする。
【０００７】また、本発明は受信されるテレビ信号をフ
ィルタリングして作られた中間周波数信号を、入力され
るパラメーター調整信号に応じて遅延及びゲイン調整し
て復調部に出力するプレディストーションフィルターを
備えるテレビ受信機の受信信号劣化補償方法において、
パラメーター調整命令の入力時、受信チャネルを探索す
る第１過程と、探索されたチャネルで前記プレディスト
ーションフィルターのパラメーター係数を可変しつつ、
受信信号の状態を検索する第２過程と、前記検索時、最
適状態を示すパラメーター係数を該当チャネルのそれぞ
れに最適化された値に貯蔵する第３過程と、特定チャネ
ルを選局する毎に、該当チャネルに最適化された値にパ
ラメーター係数を調整する第４過程と、からなることを
特徴とする。
ィルタリングして作られた中間周波数信号を、入力され
るパラメーター調整信号に応じて遅延及びゲイン調整し
て復調部に出力するプレディストーションフィルターを
備えるテレビ受信機の受信信号劣化補償方法において、
パラメーター調整命令の入力時、受信チャネルを探索す
る第１過程と、探索されたチャネルで前記プレディスト
ーションフィルターのパラメーター係数を可変しつつ、
受信信号の状態を検索する第２過程と、前記検索時、最
適状態を示すパラメーター係数を該当チャネルのそれぞ
れに最適化された値に貯蔵する第３過程と、特定チャネ
ルを選局する毎に、該当チャネルに最適化された値にパ
ラメーター係数を調整する第４過程と、からなることを
特徴とする。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ、本
発明の実施例によるディジタルテレビ受信機の受信信号
最適化装置及び方法を詳細に説明する。
発明の実施例によるディジタルテレビ受信機の受信信号
最適化装置及び方法を詳細に説明する。
【０００９】図３は本発明の実施例による受信信号劣化
補償装置が結合されているディジタルテレビ受信機の一
部構成図である。図４は図３中の先行歪ませ（プレディ
ストーション）フィルター５８の構成例示図である。図
３を参照すると、まずアンテナを通じて受信されたＨＤ
ＴＶ信号は、チューナー／ＩＦ処理部５０で中間周波数
帯域の信号に周波数変換され出力される。前記チューナ
ー／ＩＦ処理部５０から出力されたＩＦ信号は、表面弾
性波（ＳＡＷ）フィルター５２を通じて６MHz帯域幅の
ＩＦ信号にフィルタリングされる。前記ＳＡＷフィルタ
ー５２は隣接チャネルの信号を遮断するための帯域通過
フィルターである。前記ＳＡＷフィルター５２を通過し
た６MHz帯域幅のＩＦ信号はＩＦ増幅器５４で増幅され
た後、ＡＤＣ（アナログ−デジタル変換器）５６へ供給
されてＡＤ変換される。前記ＩＦ増幅器５４の利得は受
信機から提供される自動利得制御（ＡＧＣ）により決定
される。
補償装置が結合されているディジタルテレビ受信機の一
部構成図である。図４は図３中の先行歪ませ（プレディ
ストーション）フィルター５８の構成例示図である。図
３を参照すると、まずアンテナを通じて受信されたＨＤ
ＴＶ信号は、チューナー／ＩＦ処理部５０で中間周波数
帯域の信号に周波数変換され出力される。前記チューナ
ー／ＩＦ処理部５０から出力されたＩＦ信号は、表面弾
性波（ＳＡＷ）フィルター５２を通じて６MHz帯域幅の
ＩＦ信号にフィルタリングされる。前記ＳＡＷフィルタ
ー５２は隣接チャネルの信号を遮断するための帯域通過
フィルターである。前記ＳＡＷフィルター５２を通過し
た６MHz帯域幅のＩＦ信号はＩＦ増幅器５４で増幅され
た後、ＡＤＣ（アナログ−デジタル変換器）５６へ供給
されてＡＤ変換される。前記ＩＦ増幅器５４の利得は受
信機から提供される自動利得制御（ＡＧＣ）により決定
される。
【００１０】一方、プレディストーションフィルター５
８はマイコン（ＭＰＵ）６４から出力されるパラメータ
ー（parameter）調整信号に応じてフィルターパラメー
ター（ディレー、ゲイン）係数値が可変される。即ち、
プレディストーションフィルター５８は前記パラメータ
ー調整信号に応じて可変される量だけディジタル変換さ
れたＩＦ信号をディレーさせ、ゲイン調整して出力す
る。このようなプレディストーションフィルター５８と
して、図４に示したようにディレー７０とゲイン７２係
数を可変させ得る可変ＦＩＲフィルター、またはＩＩＲ
フィルターを用い得る。図４において、ａとｂはそれぞ
れパラメーター調整信号であるディレー調整信号とゲイ
ン調整信号を示したものである。
８はマイコン（ＭＰＵ）６４から出力されるパラメータ
ー（parameter）調整信号に応じてフィルターパラメー
ター（ディレー、ゲイン）係数値が可変される。即ち、
プレディストーションフィルター５８は前記パラメータ
ー調整信号に応じて可変される量だけディジタル変換さ
れたＩＦ信号をディレーさせ、ゲイン調整して出力す
る。このようなプレディストーションフィルター５８と
して、図４に示したようにディレー７０とゲイン７２係
数を可変させ得る可変ＦＩＲフィルター、またはＩＩＲ
フィルターを用い得る。図４において、ａとｂはそれぞ
れパラメーター調整信号であるディレー調整信号とゲイ
ン調整信号を示したものである。
【００１１】本発明の実施例においては、各放送チャネ
ル別に最適の信号が受信されるかを判断する基準として
ＳＮＲ、またはチャネル等化器６２のフィルタータップ
エネルギーを用い得る。前記ＳＮＲは受信されたデータ
フィールドシンクパターンとデータフィールドシンク基
準パターンとの差を自乗した値に得られる。従ってマイ
コン６４は同期部６０、またはチャネル等化器６２から
出力される受信信号のエラー率（即ち、ＳＮＲ）が最小
である場合、送信信号が最適の状態に受信されることに
認知することができる。
ル別に最適の信号が受信されるかを判断する基準として
ＳＮＲ、またはチャネル等化器６２のフィルタータップ
エネルギーを用い得る。前記ＳＮＲは受信されたデータ
フィールドシンクパターンとデータフィールドシンク基
準パターンとの差を自乗した値に得られる。従ってマイ
コン６４は同期部６０、またはチャネル等化器６２から
出力される受信信号のエラー率（即ち、ＳＮＲ）が最小
である場合、送信信号が最適の状態に受信されることに
認知することができる。
【００１２】チャネル等化器６２は、送信信号が伝送チ
ャネルを通過する間に生じるマルチパス歪曲（ゴストと
いう）を除去する。このようなチャネル等化器６２は、
普通タップフォワードフィルターとフィードバックフィ
ルターを備える。従ってマイコン６４はチャネル等化器
６２からリードされたメインタップエネルギーと他のタ
ップエネルギーの比が最大である場合、受信信号の状態
が最適であることを認知することができる。
ャネルを通過する間に生じるマルチパス歪曲（ゴストと
いう）を除去する。このようなチャネル等化器６２は、
普通タップフォワードフィルターとフィードバックフィ
ルターを備える。従ってマイコン６４はチャネル等化器
６２からリードされたメインタップエネルギーと他のタ
ップエネルギーの比が最大である場合、受信信号の状態
が最適であることを認知することができる。
【００１３】マイコン６４は使用者の命令に応じて特定
チャネルを探索するためのチューニング制御信号を発生
し出力して、探索されたチャネルで最適の状態に送信信
号が受信され得るフィルターパラメーター係数値を検索
して、これを内部メモリに貯蔵する。即ちマイコン６４
はチャネルスキャン時、探索されたチャネルでパラメー
ター調整信号を順次的に可変出力し、このような動作
中、同期部６０、またはチャネル等化器６２の出力信号
状態をチェックして、受信信号の状態が最適になるパラ
メーター調整信号を該当チャネルに最適化されたパラメ
ーター調整信号に貯蔵し、特定チャネルを選局する毎
に、貯蔵されているパラメーター調整信号をプレディス
トーションフィルター５８へ出力して、各チャネルで最
適の状態に送信信号が受信されるようにする。
チャネルを探索するためのチューニング制御信号を発生
し出力して、探索されたチャネルで最適の状態に送信信
号が受信され得るフィルターパラメーター係数値を検索
して、これを内部メモリに貯蔵する。即ちマイコン６４
はチャネルスキャン時、探索されたチャネルでパラメー
ター調整信号を順次的に可変出力し、このような動作
中、同期部６０、またはチャネル等化器６２の出力信号
状態をチェックして、受信信号の状態が最適になるパラ
メーター調整信号を該当チャネルに最適化されたパラメ
ーター調整信号に貯蔵し、特定チャネルを選局する毎
に、貯蔵されているパラメーター調整信号をプレディス
トーションフィルター５８へ出力して、各チャネルで最
適の状態に送信信号が受信されるようにする。
【００１４】以下、図５及び図６を参照して本発明の実
施例による動作を詳細に説明する。
施例による動作を詳細に説明する。
【００１５】図５は本発明の実施例による受信信号劣化
を補償するためのフローチャートであり、図６は本発明
の実施例によるプレディストーションフィルター５８の
動作に応じたスペクトル変化例示図である。
を補償するためのフローチャートであり、図６は本発明
の実施例によるプレディストーションフィルター５８の
動作に応じたスペクトル変化例示図である。
【００１６】まず、本発明の実施例でプレディストーシ
ョンフィルター５８を採用する理由は、アンテナの位置
を変化させない場合にも、復調及びチャネル等化が容易
な状態に復調部の入力信号を変化させるためである。も
し、チューナーに入力されるＶＳＢ信号のスペクトルが
図６の（ａ）のようにパイロットトーン（pilot tone：
Pi）付近が深く陥没される場合、受信機ではパイロット
トーンを用いた周波数同期化が難しくて信号の受信自体
が不可能になることもある。このような場合、図６の
（ｂ）のような応答を有するようにプレディストーショ
ンフィルター５８のパラメーター係数を調整してＶＳＢ
信号のスペクトルを図６の（ｃ）のように変化させる
と、周波数同期化が正常的に行われることができる。従
って、本発明の実施例においては、同期部６０の前段に
位置したプレディストーションフィルター５８のパラメ
ーター係数値を各チャネルで受信される信号の状態に応
じて可変調整することにより、各放送チャネル別にアン
テナの位置不適合による信号劣化を補償する。
ョンフィルター５８を採用する理由は、アンテナの位置
を変化させない場合にも、復調及びチャネル等化が容易
な状態に復調部の入力信号を変化させるためである。も
し、チューナーに入力されるＶＳＢ信号のスペクトルが
図６の（ａ）のようにパイロットトーン（pilot tone：
Pi）付近が深く陥没される場合、受信機ではパイロット
トーンを用いた周波数同期化が難しくて信号の受信自体
が不可能になることもある。このような場合、図６の
（ｂ）のような応答を有するようにプレディストーショ
ンフィルター５８のパラメーター係数を調整してＶＳＢ
信号のスペクトルを図６の（ｃ）のように変化させる
と、周波数同期化が正常的に行われることができる。従
って、本発明の実施例においては、同期部６０の前段に
位置したプレディストーションフィルター５８のパラメ
ーター係数値を各チャネルで受信される信号の状態に応
じて可変調整することにより、各放送チャネル別にアン
テナの位置不適合による信号劣化を補償する。
【００１７】以下、図５を参照してチャネル別にフィル
ターパラメーター係数を最適化する過程を詳細に説明す
る。
ターパラメーター係数を最適化する過程を詳細に説明す
る。
【００１８】まず、使用者はＤＴＶシステムの初期設置
において、できるだけ多くの放送信号が受信されるよう
にアンテナを最適点に位置させる。以後、使用者は送信
信号がすべてのチャネルで最適の状態に受信されるよう
にするためパラメーター調整命令を下す。このようなパ
ラメーター調整命令は使用者インタフェース手段（例え
ば、リモコン）に別途の操作キーを設けて入力すること
もでき、一般的なチャネル探索命令の入力時にパラメー
ター調整命令があるようにすることもできる。このよう
にリモコンのような使用者インタフェース６６を通じて
パラメーター調整命令が入力されると、マイコン６４は
これを８０段階で認知した後、８２段階に進行してチャ
ネル探索を実行する。チャネル探索はチューニング制御
信号を順次的に可変させることにより受信されるすべて
のチャネルに対して行われる。
において、できるだけ多くの放送信号が受信されるよう
にアンテナを最適点に位置させる。以後、使用者は送信
信号がすべてのチャネルで最適の状態に受信されるよう
にするためパラメーター調整命令を下す。このようなパ
ラメーター調整命令は使用者インタフェース手段（例え
ば、リモコン）に別途の操作キーを設けて入力すること
もでき、一般的なチャネル探索命令の入力時にパラメー
ター調整命令があるようにすることもできる。このよう
にリモコンのような使用者インタフェース６６を通じて
パラメーター調整命令が入力されると、マイコン６４は
これを８０段階で認知した後、８２段階に進行してチャ
ネル探索を実行する。チャネル探索はチューニング制御
信号を順次的に可変させることにより受信されるすべて
のチャネルに対して行われる。
【００１９】一方、マイコン６４はチャネル探索時、一
つのチャネルが探索されると、８４段階及び８６段階を
通じてフィルターパラメーター係数を順次的に可変させ
て、フィルターパラメーター係数を可変する毎に同期部
６０、またはチャネル等化器６２から入力されるＳＮＲ
値、またはメインタップエネルギーと他のタップエネル
ギーの比を内部メモリに貯蔵する。このような反復過程
に設けられたフィルターパラメーター係数の可変過程が
終了すると、マイコン６４は８８段階に進行する。８８
段階でマイコン６４は貯蔵されたＳＮＲ、またはタップ
エネルギー比を検索して最小エラー率（ＳＮＲ）を示す
フィルターパラメーター係数を該当チャネルの最適パラ
メーター係数に貯蔵した後、９０段階に進行する。９０
段階でマイコン６４はチャネル探索が完了されていない
と、８２段階に進行してさらに他のチャネルを探索した
後、８４段階乃至８８段階を繰返し実行して探索された
チャネルでフィルターパラメーター係数選定過程を行
う。
つのチャネルが探索されると、８４段階及び８６段階を
通じてフィルターパラメーター係数を順次的に可変させ
て、フィルターパラメーター係数を可変する毎に同期部
６０、またはチャネル等化器６２から入力されるＳＮＲ
値、またはメインタップエネルギーと他のタップエネル
ギーの比を内部メモリに貯蔵する。このような反復過程
に設けられたフィルターパラメーター係数の可変過程が
終了すると、マイコン６４は８８段階に進行する。８８
段階でマイコン６４は貯蔵されたＳＮＲ、またはタップ
エネルギー比を検索して最小エラー率（ＳＮＲ）を示す
フィルターパラメーター係数を該当チャネルの最適パラ
メーター係数に貯蔵した後、９０段階に進行する。９０
段階でマイコン６４はチャネル探索が完了されていない
と、８２段階に進行してさらに他のチャネルを探索した
後、８４段階乃至８８段階を繰返し実行して探索された
チャネルでフィルターパラメーター係数選定過程を行
う。
【００２０】従って、マイコン６４は８０段階乃至９０
段階を通じて受信されるすべてのチャネルに対して最適
のフィルターパラメーター係数値を選定貯蔵することが
でき、チャネル探索以後に実行される特定チャネル選局
時には貯蔵されたフィルターパラメーター係数値をロー
ディングしてプレディストーションフィルター５８のデ
ィレー量とゲインを自動調整することにより、チャネル
別アンテナの不適合による信号劣化を補償することがで
きる。
段階を通じて受信されるすべてのチャネルに対して最適
のフィルターパラメーター係数値を選定貯蔵することが
でき、チャネル探索以後に実行される特定チャネル選局
時には貯蔵されたフィルターパラメーター係数値をロー
ディングしてプレディストーションフィルター５８のデ
ィレー量とゲインを自動調整することにより、チャネル
別アンテナの不適合による信号劣化を補償することがで
きる。
【００２１】
【発明の効果】上述したように、本発明は、できるだけ
多くの放送信号を受信することができるようにアンテナ
を位置させた後に、各放送チャネル別にアンテナ位置の
不適合によって発生する信号劣化は、プレディストーシ
ョンフィルターの係数値を自動調整して補償することに
より、チャネル別放送信号それぞれを最上の状態に受信
することができる効果がある。
多くの放送信号を受信することができるようにアンテナ
を位置させた後に、各放送チャネル別にアンテナ位置の
不適合によって発生する信号劣化は、プレディストーシ
ョンフィルターの係数値を自動調整して補償することに
より、チャネル別放送信号それぞれを最上の状態に受信
することができる効果がある。
【図１】アンテナ位置調整のためのディジタルテレビ受
信機のブロック構成の例示図である。
信機のブロック構成の例示図である。
【図２】図１において、受信信号の品質状態を示すため
のディスプレー例示図である。
のディスプレー例示図である。
【図３】本発明の実施例による受信信号の劣化補償装置
が結合されているディジタルテレビ受信機の一部構成図
である。
が結合されているディジタルテレビ受信機の一部構成図
である。
【図４】図３中のプレディストーションフィルター５８
の構成例示図である。
の構成例示図である。
【図５】本発明の実施例による受信信号劣化補償のため
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図６】本発明の実施例によるプレディストーションフ
ィルター５８の動作に応じたスペクトル変化例示図であ
る。
ィルター５８の動作に応じたスペクトル変化例示図であ
る。
５０ チューナ／ＩＦ処理部 ５２ ＳＡＷフィルター ５４ ＩＦ増幅器 ５６ ＡＤＣ（アナログ／デジタル変換器） ５８ プレディストーションフィルター ６０ 同期部 ６２ チャネル等化器 ６４ ＭＰＵ（マイコン） ６６ 使用者インタフェース
Claims (6)
- 【請求項１】 テレビ受信機の受信信号劣化補償装置に
おいて、 ディジタル変換された所定帯域幅の中間周波数信号を、
入力されるパラメーター調整信号に応じて遅延及びゲイ
ン調整して出力するプレディストーションフィルター
と、 前記プレディストーションフィルターの出力信号に含ま
れたパイロット信号を用いて基底帯域信号に復調し、タ
イミングを復元する同期部と、 前記同期部から出力される受信信号の状態が最適になる
ようにパラメーター調整信号を出力する制御部と、から
なることを特徴とする受信信号劣化補償装置。 - 【請求項２】 ディジタルテレビ受信機の受信信号劣化
補償装置において、 ディジタル変換された所定帯域幅の中間周波数信号を、
入力されるパラメーター調整信号に応じて遅延及びゲイ
ン調整して出力するプレディストーションフィルター
と、 前記プレディストーションフィルターの出力信号に含ま
れたパイロット信号を用いて基底帯域信号に復調し、タ
イミングを復元する同期部と、 テレビ信号が伝送チャネルを通過する間に生じるマルチ
パス歪曲を除去するチャネル等化器と、 前記チャネル等化器から出力されるフィルタータップエ
ネルギーが最大になるようにパラメーター調整信号を出
力する制御部と、からなることを特徴とする受信信号劣
化補償装置。 - 【請求項３】 プレディストーションフィルターを備え
るテレビ受信機の受信信号劣化補償方法において、 パラメーター調整命令の入力時、受信チャネルを探索す
る第１過程と、 探索されたチャネルで前記プレディストーションフィル
ターのパラメーター係数を可変しつつ、受信信号の状態
を検索する第２過程と、 前記検索時、最適状態を示すパラメーター係数を該当チ
ャネルのそれぞれに最適化された値に貯蔵する第３過程
と、からなることを特徴とする受信信号劣化補償方法。 - 【請求項４】 前記探索されたチャネル中、任意のチャ
ネルを選局する毎に、該当チャネルに対応する最適化値
を読み出して、受信信号の劣化を補償する第４過程をさ
らに含むことを特徴とする請求項３に記載の受信信号劣
化補償方法。 - 【請求項５】 前記受信信号のエラー率は、受信される
テレビ信号のデータフィールドシンクパターンとデータ
フィールドシンク基準パターンとの差を自乗した値で得
られることを特徴とする請求項３に記載の受信信号劣化
補償方法。 - 【請求項６】 前記パラメーター調整命令は、チャネル
探索命令であることを特徴とする請求項３に記載の受信
信号劣化補償方法。
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