JP2001045297A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2001045297A
JP2001045297A JP11213932A JP21393299A JP2001045297A JP 2001045297 A JP2001045297 A JP 2001045297A JP 11213932 A JP11213932 A JP 11213932A JP 21393299 A JP21393299 A JP 21393299A JP 2001045297 A JP2001045297 A JP 2001045297A
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守彦 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】地肌汚れの発生や裏写り画像の形成を良好に防
止すること。原稿の各画素が再現すべき画像領域、地肌
領域またはこれら以外の領域のいずれに属しているかを
判定するためのしきい値を適切に設定すること。カラー
原稿の各画素が再現すべき画像領域、地肌領域またはこ
れら以外の領域のいずれに属しているかを良好に判定す
ること。 【解決手段】地肌色・しきい値決定部24は、ヒストグ
ラム作成部23により作成されたヒストグラムに基づい
てしきい値(HC,HM,HY)を決定する。地肌色変換
・疑似輪郭補正部25は、地肌色・しきい値決定部24
で決定されたしきい値(HC,HM,HY)に基づいて、
原稿の各画素が再現すべき画像領域、地肌領域またはこ
れら以外の領域のいずれの領域に属しているかを判定す
る。そして、各画素の画像データに対して、当該画素の
属する領域に応じた処理を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば複写
機、プリンタおよびファクシミリなどに適用される画像
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スキャナなどの画像読取装置で原稿を読
み取り、この読取りにより取得された画像データに基づ
いて、記録用紙上に画像を形成する複写機などの画像形
成装置においては、原稿画像のみが用紙上に再現される
ことが望ましい。しかし、原稿画像のみを忠実に再現す
るのは難しく、たとえば原稿の地肌濃度が高い場合に
は、この原稿の地肌部分が用紙上に再現される、いわゆ
る地肌汚れを生じるおそれがある。また、たとえば原稿
が薄い場合などには、再現すべき原稿画像が記録されて
いる面の裏面に記録されている画像(裏写り画像)が用
紙上に再現されるおそれがある。
【0003】そこで、たとえば特開平10−65921
号公報には、地肌汚れの発生や裏写り画像の再現を防止
するための先行技術が開示されている。この先行技術で
は、まず、画像読取装置で原稿画像を読み取ることによ
り原稿画像の濃度が検出され、この検出結果に基づいて
濃度分布に関するヒストグラムが作成される。次いで、
このヒストグラムにおける濃度範囲が3つの領域に分割
されて、それぞれの領域において最大頻度をとる濃度値
が検出され、この各領域ごとに検出された濃度値が低濃
度側から順に、地肌濃度値、裏写り画像の濃度値、再現
すべき画像の濃度値とみなされる。そして、裏写り画像
の濃度値と再現すべき画像の濃度値との間の濃度値がし
きい値に設定されて、原稿画像の読取りにより取得され
た原稿画像データの2値化処理が行われる。その結果、
上記しきい値よりも低濃度の画素は白画素とされるの
で、2値化処理後のデータに基づいて画像を再現するこ
とにより、地肌汚れや裏写り画像が生じていない良好な
再現画像を得ることができるとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の先行
技術では、必ずしもしきい値が適切に設定されていると
は言えず、裏写り画像の濃度と再現すべき画像の濃度と
の境界付近の濃度を有する画素を適切に処理できないた
め、裏写り画像が再現されたり、再現すべき原稿画像が
再現されなかったりするおそれがあった。
【0005】また、上述の先行技術は白黒画像の処理に
関するものであり、この先行技術をカラー画像の処理に
そのまま適用することはできない。なぜなら、上述の先
行技術をカラー画像の処理にそのまま適用すれば、原稿
の地肌が低階調色に着色されている場合に、この地肌部
分の着色が地肌汚れと判断されて、地肌部分の色調が再
現されないからである。また、再現すべき画像領域の低
階調部分の再現性を良くするためにしきい値を下げる
と、裏写り画像が再現され、裏写り画像の再現を防止す
るためにしきい値を上げると、再現すべき画像が再現さ
れないといった不都合を生じるからである。
【0006】そこで、この発明の目的は、上述の技術的
課題を解決し、地肌汚れの発生や裏写り画像の形成を良
好に防止できる画像処理装置を提供することである。
【0007】また、この発明の他の目的は、原稿の各画
素が再現すべき画像領域、地肌領域、または再現すべき
画像領域および地肌領域以外の領域のいずれに属してい
るかを判定するためのしきい値を適切に設定することが
できる画像処理装置を提供することである。
【0008】この発明のさらに他の目的は、カラー原稿
の各画素が再現すべき画像領域、地肌領域、または再現
すべき画像領域および地肌領域以外の領域のいずれに属
しているかを良好に判定できる画像処理装置を提供する
ことである。
【0009】この発明のさらに他の目的は、原稿の低階
調部分を良好に再現することができ、かつ、裏写り画像
の形成を防止できる画像処理装置を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、画像読取
装置で原稿を読み取ることによって取得された入力画像
データに処理を施す画像処理装置であって、上記入力画
像データに基づいて、上記原稿の各画素が再現すべき画
像領域、地肌領域、または、上記再現すべき画像領域お
よび地肌領域以外の領域のいずれに属するかを判定する
領域判定手段と、この領域判定手段により上記再現すべ
き画像領域に属していると判定された画素の入力画像デ
ータをそのまま出力する無処理手段と、上記領域判定手
段により上記地肌領域に属していると判定された画素の
入力画像データを原稿の地肌色を表す地肌色画像データ
に変換して出力する地肌色変換処理手段と、上記領域判
定手段により上記再現すべき画像領域および地肌領域以
外の領域に属していると判定された画素のうち、所定の
条件を満たす画素の入力画像データはそのまま出力し、
その他の画素の入力画像データについては、地肌色画像
データに変換して出力する間引き処理手段とを含むこと
を特徴とする画像処理装置である。
【0011】この発明によれば、原稿の各画素の画像デ
ータに対して、当該画素の属する領域に応じた適切な処
理が施される。すなわち、地肌領域に属する画素の画像
データには地肌色変換処理が施され、再現すべき画像領
域および地肌領域以外の領域に属する画素の画像データ
には間引き処理が施される。再現すべき画像領域に属す
る画素の画像データには、地肌色変換処理および間引き
処理は施されない。これにより、処理後の画像データに
基づいて記録用紙上などに再現される画像に、地肌汚れ
が生じたり、裏写り画像が再現されたりすることを防止
できる。また、再現すべき原稿画像が、記録用紙上など
に再現されなかったりすることを防止できる。
【0012】また、再現すべき画像領域および地肌領域
以外の領域に属する画素の画像データに間引き処理が施
されることにより、記録用紙などに出力される画像と地
肌との境界付近が強調されて見える、いわゆる疑似輪郭
が生じることを防止しつつ、裏写り画像の再現を効果的
に抑制できる。
【0013】請求項2記載の発明は、上記無処理手段、
地肌色変換処理手段および間引き処理手段による処理後
の画像データに対してぼかし処理を施すぼかし処理手段
をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の画像処理
装置である。
【0014】この発明によれば、地肌色変換処理や間引
き処理などが施された後の画像データに対してぼかし処
理が施される。このぼかし処理は、たとえば、間引き処
理において原稿の地肌色を表す画像データに変換されず
に、画像読取手段による読み取りによって取得された入
力画像データのまま出力される画素の画像データに対し
て積分フィルタ処理を施すことにより達成できる。この
ぼかし処理が施されることにより、たとえば記録用紙上
などに出力される画像中において裏写り画像に由来する
画素が目立つことを防止することができる。
【0015】請求項3記載の発明は、上記入力画像デー
タに基づいて、階調分布に関するヒストグラムを作成す
るヒストグラム作成手段と、上記ヒストグラム作成手段
によって作成されたヒストグラムにおける階調変化に対
する頻度変化の割合に基づいて、上記領域判定手段が上
記原稿の各画素が属する領域を判定する際のしきい値を
決定するしきい値決定手段とをさらに含むことを特徴と
する請求項1または2記載の画像処理装置である。
【0016】この発明によれば、入力画像データの階調
分布に関するヒストグラムが作成されて、このヒストグ
ラムにおける階調変化に対する頻度変化の割合が調べら
れ、その結果に基づいて原稿の各画素が再現すべき画像
領域、地肌領域、または再現すべき画像領域および地肌
領域以外の領域のいずれに属するかを判定する際のしき
い値が決定される。したがって、ヒストグラムにおける
階調変化に対する頻度変化の割合を細かく分析し、その
分析結果に基づいて上記しきい値を決定することによ
り、このしきい値を原稿の各画素が属する領域を良好に
判定できる適切な値に設定することができる。
【0017】請求項4記載の発明は、入力画像データ
は、CMYの各色成分データを含み、上記ヒストグラム
作成手段は、上記入力画像データに基づいて、各色成分
ごとに階調分布に関するヒストグラムを作成するもので
あり、上記しきい値決定手段は、上記ヒストグラム作成
手段によって作成されたCMY各色成分ごとのヒストグ
ラムに基づいて、上記原稿の各画素が再現すべき画像領
域、地肌領域、または上記再現すべき画像領域および地
肌領域以外の領域のいずれに属するかを判定する際の各
色成分ごとのしきい値を決定するものであることを特徴
とする請求項3記載の画像処理装置である。
【0018】この発明によれば、CMY各色成分ごとに
しきい値が設定されるから、同程度の階調を有する画素
であっても、それぞれの画素が属する領域を良好に判定
することができる。たとえば、しきい値が(40,1
0,10)である場合に、画像データ(C,M,Y)=
(39,10,10)で表される画素は地肌領域に属す
ると判定されるが、画像データ(C,M,Y)=(1
0,10,39)や画像データ(C,M,Y)=(1
0,39,10)で表される画素は地肌領域に属すると
誤って判定されることはない。ゆえに、カラー原稿であ
っても、原稿の各画素の属する領域を良好に判定するこ
とができる。
【0019】また、低階調の画素であっても、その画素
が属する領域を良好に判定することができるので、画素
ごとに適切な処理を施すことができる。したがって、こ
の処理後の画像データに基づいて形成される画像は、低
階調部が良好に再現されるとともに、裏写り画像の形成
が防止された良好なものとなる。
【0020】請求項5記載の発明は、画像読取装置で原
稿を読み取ることによって取得された入力画像データに
処理を施す画像処理装置であって、上記入力画像データ
に基づいて、階調分布に関するヒストグラムを作成する
ヒストグラム作成手段と、上記入力画像データに基づい
て、上記原稿の各画素が再現すべき画像領域、地肌領
域、または上記再現すべき画像領域および地肌領域以外
の領域のいずれに属するかを判定する領域判定手段と、
上記ヒストグラム作成手段によって作成されたヒストグ
ラムにおける階調変化に対する頻度変化の割合に基づい
て、上記領域判定手段が上記原稿の各画素が属する領域
を判定する際のしきい値を決定するしきい値決定手段と
を含むことを特徴とする画像処理装置である。
【0021】この発明によれば、入力画像データの階調
分布に関するヒストグラムが作成されて、このヒストグ
ラムにおける階調変化に対する頻度変化の割合が調べら
れ、その結果に基づいて原稿の各画素が再現すべき画像
領域、地肌領域、または再現すべき画像領域および地肌
領域以外の領域のいずれに属するかを判定する際のしき
い値が決定される。したがって、ヒストグラムにおける
階調変化に対する頻度変化の割合を細かく分析し、その
分析結果に基づいて上記しきい値を決定することによ
り、このしきい値を原稿の各画素が属する領域を良好に
判定できる適切な値に設定することができる。
【0022】なお、請求項6のように、上記しきい値決
定手段は、上記ヒストグラム作成手段によって作成され
たヒストグラムに1個のピークのみが存在している場合
には、当該ピークに対応する階調よりも高階調側におい
て、階調変化に対する頻度変化の割合が予め定める値よ
りも小さくなる部分に対応する階調に基づいて上記しき
い値を決定し、2個のピークが存在している場合には、
低階調側から2番目のピークに対応する階調よりも高階
調側において、階調変化に対する頻度変化の割合が予め
定める値よりも小さくなる部分に対応する階調に基づい
て上記しきい値を決定し、3個以上のピークが存在して
いる場合には、低階調側から2番目のピークと3番目の
ピークとの間におけるボトム部分に対応する階調に基づ
いて上記しきい値を決定するものであることが好まし
い。
【0023】また、請求項7のように、上記ヒストグラ
ム作成手段によって作成されたヒストグラムにおいて、
最も低階調側に出現しているピークに対応する階調を上
記原稿の地肌の階調に決定する地肌色決定手段をさらに
含むことが好ましい。
【0024】請求項8記載の発明は、画像読取装置でカ
ラー原稿を読み取ることによって取得されたCMYの各
色成分データを含む入力画像データに処理を施す画像処
理装置であって、上記入力画像データに基づいて、CM
Y各色成分ごとに階調分布に関するヒストグラムを作成
するヒストグラム作成手段と、上記ヒストグラム作成手
段によって作成されたCMY各色成分ごとのヒストグラ
ムに基づいて、CMY各色成分ごとのしきい値を決定す
るしきい値決定手段と、注目画素のCMY各色成分デー
タと上記しきい値決定手段によって決定されたCMY各
色成分ごとのしきい値よりも大きなCMY各色成分ごと
の各所定値とをそれぞれ比較する第1の比較手段と、注
目画素のCMY各色成分データと上記しきい値決定手段
によって決定されたCMY各色成分ごとのしきい値とを
それぞれ比較する第2の比較手段と、上記第1の比較手
段により、上記注目画素のCMY各色成分データのうち
の少なくとも1つが上記しきい値よりも大きな所定値以
上であると判断された場合に、当該注目画素は再現すべ
き画像領域に属する画素であると判定する第1領域判定
手段と、上記第2の比較手段により、上記注目画素のC
MY各色成分データのいずれもが、それぞれ上記しきい
値未満であると判断された場合に、当該注目画素は地肌
領域に属する画素であると判定する第2領域判定手段
と、上記第1の比較手段により、上記注目画素のCMY
各色成分データのいずれもが、それぞれ上記しきい値よ
りも大きな所定値未満であると判断され、かつ、上記第
2の比較手段により、上記注目画素のCMY各色成分デ
ータのうちの少なくとも1つが上記しきい値以上である
と判断された場合に、当該注目画素は上記再現すべき画
像領域および地肌領域以外の領域に属する画素であると
判定する第3領域判定手段とを含むことを特徴とする画
像処理装置である。
【0025】この発明によれば、注目画素の各色成分デ
ータのうちの少なくとも1つがしきい値よりも大きな所
定値以上であると判断された場合には、当該注目画素は
再現すべき画像領域に属する画素であると判定される。
また、注目画素の各色成分データのいずれもが、それぞ
れ上記しきい値未満であると判断された場合には、当該
注目画素は地肌領域に属する画素であると判定される。
さらに、注目画素の各色成分データのいずれもが、それ
ぞれしきい値よりも大きな所定値未満であると判断さ
れ、かつ、注目画素の各色成分データのうちの少なくと
も1つがしきい値以上であると判断された場合に、当該
注目画素は再現すべき画像領域および地肌領域以外の領
域に属する画素であると判定される。
【0026】このようにCMY各色成分ごとにしきい値
が設定されて、各画素の属する領域が判定されるから、
同程度の階調を有する画素であっても、それぞれの画素
が属する領域を良好に判定することができる。たとえ
ば、しきい値が(40,10,10)に設定された場合
に、画像データ(C,M,Y)=(39,10,10)
で表される画素は地肌領域に属すると判定されるが、画
像データ(C,M,Y)=(10,10,39)や画像
データ(C,M,Y)=(10,39,10)で表され
る画素は地肌領域に属すると誤って判定されることはな
い。ゆえに、カラー原稿の各画素の属する領域を良好に
判定することができる。
【0027】また、この発明は、たとえば請求項1ない
し4に記載した発明と組み合わされてもよく、請求項1
ないし4の発明と組み合わされた場合、この画像処理装
置による処理後の画像データに基づいて形成される画像
は、低階調部が良好に再現されるとともに、裏写り画像
の形成が防止された良好なものとなる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の一実施形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0029】図1は、この発明の一実施形態に係る画像
処理装置が適用されたディジタルカラー画像形成装置
(ディジタル複写機)の構成を示すブロック図である。
このディジタルカラー画像形成装置は、原稿を読み取っ
て画像信号を取得するためのスキャナ1と、スキャナ1
によって取得された画像信号をA/D変換して得られる
画像データに各種のデータ処理を施す画像処理装置2
と、画像処理装置2による処理後のデータに基づいて原
稿画像を記録用紙上に再現するための出力装置3とを備
えている。
【0030】スキャナ1は、原稿を光学的に読み取っ
て、各画素ごとにR(赤)、G(緑)およびB(青)の
三原色成分を表すアナログ画像信号を出力するカラー画
像撮像素子の一例であるCCD素子(図示せず)を備え
ている。このCCD素子の出力信号は、そのまま画像処
理装置2に与えられる。
【0031】画像処理装置2は、たとえばマイクロコン
ピュータで構成することができ、A/D変換部21、C
MY変換部22、ヒストグラム作成部23、地肌色・し
きい値決定部24、地肌色変換・疑似輪郭補正部25お
よびぼかし処理部26を備えている。
【0032】スキャナ1から与えられる各色のアナログ
画像信号は、A/D変換部21において、たとえば8ビ
ットのディジタル信号に変換される。このA/D変換後
のRGBの色成分のディジタル信号は、CMY変換部2
2において、C(シアン)、M(マゼンタ)およびY
(イエロー)の各色成分の濃度を表す画像データに色変
換される。
【0033】ヒストグラム作成部23は、たとえばプレ
スキャンにより取得されたCMY画像データが表す階調
値のヒストグラムを各色成分ごとに作成する。すなわ
ち、このディジタルカラー画像形成装置では、予め定め
る高解像度で行う原稿の本スキャンに先立ち、この本ス
キャンよりも低い解像度で原稿を読み取るプレスキャン
が行われる。そして、このプレスキャンで取得されたC
MY画像データがヒストグラム作成部23に与えられ
て、各色成分ごとに階調(濃度)分布に関するヒストグ
ラムが作成される。
【0034】地肌色・しきい値決定部24は、ヒストグ
ラム作成部23により作成されたヒストグラムに基づい
て、原稿の地肌色を表す地肌色データ(BC,BM
Y)を決定するとともに、地肌色変換・疑似輪郭補正
部25が実行する領域判定処理に用いられるしきい値
(HC,HM,HY)を決定する。なお、この実施形態で
は、地肌色・しきい値決定部24で決定された地肌色デ
ータ(BC,BM,BY)を、外部入力装置4によって調
整および変更できるようになっている。
【0035】地肌色変換・疑似輪郭補正部25には、本
スキャンにより取得された画像データ(C1,M1
1)がCMY変換部22から入力される。地肌色変換
・疑似輪郭補正部25は、地肌色・しきい値決定部24
で決定されたしきい値(HC,HM,HY)に基づいて、
本スキャンにより読み取られた原稿の各画素が、再現す
べき画像領域、地肌領域またはこれら以外の領域(再現
すべき画像領域および地肌領域以外の領域)のいずれの
領域に属しているかを判定するための領域判定処理を行
う。そして、再現すべき画像領域に属する画素の画像デ
ータ(C1,M1,Y 1)は処理を施さずにそのままに
し、地肌領域に属する画素の画像データ(C1,M1,Y
1)には地肌色変換処理を施し、上記「これら以外の領
域」に属する画素の画像データ(C1,M1,Y1)には
間引き処理を施す。
【0036】地肌色変換処理では、地肌領域に属する画
素の画像データ(C1,M1,Y1)が、地肌色・しきい
値決定部24で決定された地肌色データ(BC,BM,B
Y)に変換される。また、間引き処理では、上記「これ
ら以外の領域」に属する画素の画像データ(C1,M1
1)のうち、所定の条件を満たす画素の画像データ
(C1,M1,Y1)はそのままにされ、その他の画素の
画像データ(C1,M1,Y1)は地肌色・しきい値決定
部24で決定された地肌色データ(BC,BM,BY)に
変換される。
【0037】ぼかし処理部26は、地肌色変換・疑似輪
郭補正部25による処理が施された後の画像データ(C
2,M2,Y2)にぼかし(平滑化)処理を施す。ぼかし
処理後の画像データ(C3,M3,Y3)は、出力装置3
に与えられ、出力装置3は、入力された画像データに基
づく画像を記録用紙上に出力する。
【0038】図2は、地肌色・しきい値決定部24によ
る原稿の地肌色およびしきい値の決定方法について説明
するための図である。
【0039】たとえば、プレスキャンにより取得された
CMY画像データが8ビット(256階調)のデータで
ある場合、ヒストグラム作成部23は、階調値が80以
下である低階調部分を16個の階調区分(5階調ずつの
区分)に分けてヒストグラムを作成する。図2には、ヒ
ストグラム作成部23によって作成されたC成分データ
についてのヒストグラムの一例が示されている。以下で
は、地肌色・しきい値決定部24が、この図2に一例と
して示すC成分データについてのヒストグラムに基づい
て、地肌色データのうちC成分データBC(地肌色C成
分データ)およびC成分データに関するしきい値HC
決定する場合を取り上げて説明する。
【0040】なお、地肌色データのM成分データB
M(地肌色M成分データ)およびM成分データに関する
しきい値HM、ならびに、地肌色データのY成分データ
Y(地肌色Y成分データ)およびY成分データに関す
るしきい値HYについても、地肌色C成分データBCおよ
びC成分データに関するしきい値HCと同様にして決定
される。
【0041】原稿の地肌色C成分データBCおよびC成
分データに関するしきい値HCを決定する際には、ま
ず、ヒストグラムにおける16個の階調区分を低階調側
から順に第1、第2、・・・・・・、第15および第16階調
区分として、互いに隣接する2つの階調区分の頻度差hi
st[1]〜hist[15]が求められる。たとえば、頻度差hist
[1]は、第2階調区分の頻度から第1階調区分の頻度を
引くことにより求められる。また、頻度差hist[12]は、
第13階調区分の頻度から第12階調区分の頻度を引く
ことにより求められる。つまり、頻度差hist[1]〜hist
[15]は、ヒストグラムにおける階調変化に対する頻度変
化の割合(変化率)を表す。
【0042】次に、こうして求められた頻度差hist[0]
〜hist[15]と予め定める正の基準値および負の基準値と
の大小が比較され、その比較結果に基づいて、頻度差hi
st[1]〜hist[15]が4つの区分「+」,「*」,
「−」,「=」に分類される。
【0043】頻度差hist[N](N:1〜15のいずれかの自
然数)が正の値をとり、かつ、上記正の基準値よりも大
きい場合には、頻度差hist[N]は区分「+」に分類され
る。つまり、区分「+」は頻度の急増を表す。
【0044】頻度差hist[N]が正の値をとり、かつ、上
記正の基準値以下である場合には、頻度差hist[N]は区
分「*」に分類される。つまり、区分「*」は頻度の微
増を表す。
【0045】頻度差hist[N]が負の値をとり、かつ、上
記負の基準値よりも小さい場合には、頻度差hist[N]は
区分「−」に分類される。つまり、区分「−」は頻度の
急減を表す。
【0046】頻度差hist[N]が負の値をとり、かつ、上
記負の基準値以上である場合には、頻度差hist[N]は区
分「=」に分類される。つまり、区分「=」は頻度の微
減を表す。
【0047】次いで、頻度差hist[1]が区分「−」に属
しているか否かが調べられる。頻度差hist[1]が区分
「−」に属していれば、第1階調区分は最も低階調側の
ピークをとると判断され、たとえば第1階調区分に属す
る階調度の平均値が地肌色C成分データBCに決定され
る。
【0048】一方、頻度差hist[1]が区分「−」に属し
ていない場合には、頻度差hist[1]が区分「+」または
「*」に属し、かつ、頻度差hist[2]が区分「−」また
は区分「=」に属しているか否かが調べられる。この条
件が満たされない場合には、次に、頻度差hist[2]が区
分「+」または「*」に属し、かつ、頻度差hist[3]が
区分「−」または区分「=」に属しているか否かが調べ
られる。このようにして、頻度差hist[p]が区分「+」
または「*」に属し、かつ、頻度差hist[p+1]が区分
「−」または区分「=」に属している部分が見つかるま
で、頻度差hist[1]〜[15]の属する区分がhist[1]の区分
から順に調べられる。このような部分が見つかると、第
(p+1)階調区分が最も低階調側のピークをとると判断さ
れて、第(p+1)階調区分に属する階調度の平均値が地肌
色のC成分データBCに決定される。この図2に示す例
では、頻度差hist[3]が区分「*」に属し、かつ、頻度
差hist[4]が区分「−」に属しているので「p=3」とな
り、第(3+1)階調区分に属する階調度の平均値が地肌色
C成分データBCに決定される。
【0049】こうして頻度差hist[p]が見つかると、次
いで、頻度差hist[q]が区分「−」に属し、かつ、頻度
差hist[q+1]が区分「+」、「*」または「=」に属す
る部分が見つかるまで、頻度差hist[p+1]〜[15]の属す
る区分がhist[p+1]の区分から順に調べられる。この図
2に示す例では、頻度差hist[6]が区分「−」に属し、
かつ、頻度差hist[7]が区分「*」に属しているので「q
=6」となる。
【0050】頻度差hist[q]が見つかると、頻度差hist
[r]が区分「+」または「*」に属し、かつ、頻度差his
t[r+1]が区分「−」または「=」に属する部分が見つか
るまで、頻度差hist[q+1]〜[15]の属する区分がhist[q+
1]の区分から順に調べられる。この図2に示す例では、
頻度差hist[8]が区分「*」に属し、かつ、頻度差hist
[9]が区分「−」に属しているので「r=8」となる。
【0051】頻度差hist[r]が区分「+」または「*」
に属し、かつ、頻度差hist[r+1]が区分「−」または
「=」に属する部分が見つからない場合には、第r階調
区分よりも高階調側ではヒストグラムの形状は大きく変
動しないので、第[(r+1)+3]階調区分に属する階調度の
平均値がしきい値HCに設定される。ここで、第(r+1)階
調区分に属する階調度の平均値をしきい値とせずに、第
[(r+1)+3]階調区分に属する階調度の平均値をしきい値
Cに設定することにより、しきい値HCに余裕を持たせ
ている。
【0052】頻度差hist[r]が区分「+」または「*」
に属し、かつ、頻度差hist[r+1]が区分「−」または
「=」に属する部分が見つかった場合は、第(r+1)階調
区分が低階調側から2つ目のピークをとると判断され
て、次に、頻度差hist[s]が区分「−」に属し、かつ、
頻度差hist[s+1]が区分「+」、「*」または「=」に
属する部分が見つかるまで、頻度差hist[r+1]〜[15]の
属する区分がhist[r+1]の区分から順に調べられる。
【0053】頻度差hist[s]が区分「−」に属し、か
つ、頻度差hist[s+1]が区分「+」または「*」に属す
る部分が見つかれば、3番目のピークが存在し、第(s+
1)階調区分は2番目のピークと3番目のピークとの間で
ボトム(極小値)をとると判断され、第(s+1)階調区分
に属する階調度の平均値がしきい値HCに設定される。
【0054】また、頻度差hist[s]が区分「−」に属
し、かつ、頻度差hist[s+1]が区分「=」に属する部分
が見つかれば、第(s+1)階調区分よりも高階調側ではヒ
ストグラムの形状は大きく変動せず、ゆるやかに下がり
続けると判断できるので、第[(s+1)+3]階調区分に属す
る階調度の平均値がしきい値HCに設定される。ここ
で、第(s+1)階調区分に属する階調度の平均値をしきい
値に設定せずに、第[(s+1)+3]階調区分に属する階調度
の平均値をしきい値HCに設定することにより、しきい
値HCに余裕を持たせている。
【0055】この図2に示す例では、頻度差hist[10]が
区分「−」に属し、かつ、頻度差hist[11]が区分「=」
に属しているので「s=10」となり、第[(10+1)+3]階調
区分に属する階調度の平均値がしきい値HCに設定され
る。
【0056】一方、頻度差hist[s]が区分「−」に属
し、かつ、頻度差hist[s+1]が区分「+」、「*」また
は「=」に属する部分が見つからない場合には、第(r+
1)階調区分が低階調側から2つ目のピークをとるとの判
断は誤判断であるとされ、第[(q+1)+3]階調区分に属す
る階調度の平均値がしきい値HCに設定される。
【0057】このように、地肌色変換・疑似輪郭補正部
25は、ヒストグラム作成部23によって作成されたヒ
ストグラムに1個のピークのみが存在している場合に
は、当該ピークに対応する階調よりも高階調側におい
て、頻度が微減している階調区分を見つけ出し、その階
調区分に基づいてしきい値HCを決定する。また、ヒス
トグラムに2個のピークが存在している場合には、低階
調側から2番目のピークに対応する階調よりも高階調側
において、頻度が微減している階調区分を見つけ出し、
その階調区分に基づいてしきい値HCを決定する。さら
に、ヒストグラムに3個以上のピークが存在している場
合には、低階調側から2番目のピークと3番目のピーク
との間におけるボトムをとる階調区分を見つけ出し、そ
の階調区分に基づいてしきい値HCを決定する。これに
より、しきい値HCを原稿の各画素が属する領域を良好
に判定できる適切な値に設定することができる。
【0058】図3は、地肌色変換・疑似輪郭補正部25
による領域判定処理について説明するための図である。
本スキャンで取得された画像データ(C1,M1,Y1
がCMY変換部22から地肌色変換・疑似輪郭補正部2
5に入力されると、まず、各色成分データC1,M1,Y
1と、地肌色・しきい値決定部24で決定された各色成
分データに関するしきい値HC,HM,HYを所定の定数
(1よりも大きいことが好ましく、たとえば1.1)倍
して得られる値との大小が各色成分ごとに比較される。
【0059】各色成分データC1,M1,Y1のうちの少
なくとも1つが、しきい値HC,HM,HYを上記定数倍
して得られる値以上であれば、画像データ(C1,M1
1)で表される画素は再現すべき画像領域に属する画
素であると判断される。
【0060】一方、各色成分データC1,M1,Y1のい
ずれもが、それぞれしきい値HC,H M,HYを上記定数
倍して得られる値未満である場合には、次に、各色成分
データC1,M1,Y1としきい値HC,HM,HYとの大小
が各色成分ごとに比較される。
【0061】そして、各色成分データC1,M1,Y1
うちの少なくとも1つが、しきい値HC,HM,HY以上
であれば、画像データ(C1,M1,Y1)で表される画
素は上記「これら以外の領域」に属する画素であると判
断される。
【0062】また、各色成分データC1,M1,Y1のい
ずれもが、それぞれしきい値HC,H M,HY未満である
場合には、画像データ(C1,M1,Y1)で表される画
素は地肌領域に属する画素であると判断される。
【0063】図4は、地肌色変換・疑似輪郭補正部25
による地肌色変換処理および間引き処理について説明す
るための図である。地肌色変換処理および間引き処理
は、スキャナ1による読取りライン(主走査ライン)ご
とに行われる。以下では、領域判定のためのしきい値
(HC,HM,HY)=(60,70,40)に設定され
たとして、この図4に示す画素a1,a2,a3,a
4,a5,・・・・・・,aNの属するラインについての地肌
色変換処理および間引き処理を例にとって説明する。
【0064】スキャナ1による主走査方向最上流側の画
素a1については、各色成分データC1,M1,Y1がそ
れぞれしきい値HC,HM,HYを上記定数倍して得られ
る値未満であり、かつ、C成分データC1(=62)が
しきい値HC(=60)よりも大きいので、上記「これ
ら以外の領域」に属する画素であると判断される。この
場合、各色成分データC1,M1,Y1が足し合わされ
て、この足し合わせによって得られる値A1(=11
2)がRAMなどのメモリに記憶される。
【0065】また、足し合わせによって得られる値A1
がメモリに記憶された後、このメモリに記憶されている
値の合計が、予め定める間引き処理用しきい値、たとえ
ば「200」以上であるか否かが調べられる。そして、
メモリに記憶されている値が間引き処理用しきい値以上
であれば、画素a1の画像データ(C1,M1,Y1)は
そのまま画像データ(C2,M2,Y2)とされ、メモリ
に記憶されている値が間引き処理用しきい値未満であれ
ば、画素a1の画像データ(C1,M1,Y1)は地肌色
データ(BC,BM,BY)に変換され、この地肌色デー
タ(BC,BM,BY)が出力画像データ(C2,M2
2)とされる。このとき、メモリには上記値A1しか
記憶されておらず、上記値A1は間引き処理用しきい値
よりも小さいので、画素a1の画像データ(C1,M1
1)は地肌色データ(BC,BM,BY)に変換される。
【0066】画素a2については、各色成分データ
1,M1,Y1がそれぞれしきい値HC,HM,HY未満で
あるから、地肌領域に属する画素であると判断される。
したがって、画素a2の画像データ(C1,M1,Y1
は地肌色データ(BC,BM,BY)に変換され、この地
肌色データ(BC,BM,BY)が出力画像データ(C2
2,Y2)とされる。これにより、地肌領域に属する画
素a2の画像データ(C1,M1,Y1)に対する地肌色
変換処理が達成される。
【0067】画素a3については、各色成分データ
1,M1,Y1がそれぞれしきい値HC,HM,HYを上記
定数倍して得られる値未満であり、かつ、C成分データ
1(=61)がしきい値HC(=60)よりも大きいの
で、上記「これら以外の領域」に属する画素であると判
断される。そして、各色成分データC1,M1,Y1が足
し合わされて、この足し合わせによって得られる値A3
(=81)がメモリなどに記憶される。
【0068】また、上記値A3がメモリに記憶された後
に、このメモリに記憶されている値の合計(A1+A
3)が、予め定める間引き処理用しきい値「200」以
上であるか否かが調べられる。そして、間引き処理用し
きい値以上であれば、画素a3の画像データ(C1
1,Y1)はそのまま画像データ(C2,M2,Y2)と
され、間引き処理用しきい値未満であれば、画素a3の
画像データ(C1,M1,Y1)は地肌色データ(BC,B
M,BY)に変換され、この地肌色データ(BC,BM,B
Y)が出力画像データ(C2,M2,Y2)とされる。この
例では、メモリに記憶されている値の合計(A1+A
3)は間引き処理用しきい値「200」よりも小さいの
で、画素a3の画像データ(C1,M1,Y1)は地肌色
データ(BC,B M,BY)に変換される。
【0069】画素a4については、C成分データC
1(=100)がしきい値HC(=60)を上記定数倍し
て得られる値(=66)よりも大きいので、再現すべき
画像領域に属する画素であると判断される。したがっ
て、この画素a4の画像データ(C 1,M1,Y1)に対
して、地肌色変換・疑似輪郭補正部25による処理は施
されない。
【0070】画素a5については、各色成分データ
1,M1,Y1がそれぞれしきい値HC,HM,HYを上記
定数倍して得られる値未満であり、かつ、C成分データ
1(=63)がしきい値HC(=60)よりも大きいの
で、上記「これら以外の領域」に属する画素であると判
断される。そして、画素a1,a3の場合と同様に、各
色成分データC1,M1,Y1が足し合わされて、この足
し合わせによって得られる値A5(=83)がメモリな
どに記憶される。
【0071】また、上記値A5がメモリに記憶された後
に、このメモリに記憶されている値の合計(A1+A3
+A5)が、予め定める間引き処理用しきい値「20
0」以上であるか否かが調べられる。そして、間引き処
理用しきい値以上であれば、画素a5の画像データ(C
1,M1,Y1)はそのまま画像データ(C2,M2,Y2
とされ、間引き処理用しきい値未満であれば、画素a5
の画像データ(C1,M1,Y1)は地肌色データ(BC
M,BY)に変換され、この地肌色データ(BC,BM
Y)が出力画像データ(C2,M2,Y2)とされる。こ
の例では、上記値A5がメモリに記憶されたことによっ
て、メモリに記憶されている値の合計(A1+A3+A
5)が間引き処理用しきい値「200」よりも大きくな
るので、画素a5の各色成分データC1,M1,Y1はそ
のままにされる。
【0072】すなわち、上記「これら以外の領域」に属
する画素a1,a3,a5のうちの画素a1,a3が間
引かれて、画素a5の画像データ(C1,M1,Y1)は
そのまま出力画像データ(C2,M2,Y2)とされ、他
の画素a1,a3の画像データ(C1,M1,Y1)は、
いずれも地肌色データ(BC,BM,BY)に変換され
る。これにより、上記「これら以外の領域」に属する画
素a1,a3,a5の各画像データ(C1,M1,Y1
に対する間引き処理が達成される。
【0073】こうして画素a5に対する処理が終了する
と、上記メモリの値がクリア(=0)にされて、画素a
6以降の画素の画像データ(C1,M1,Y1)に対する
処理が続けられる。
【0074】なお、上記間引き処理用しきい値「20
0」は一例であり、適宜に変更されるとよい。
【0075】図5は、ぼかし処理部26によるぼかし処
理について説明するための図である。地肌色変換・疑似
輪郭補正部25による処理が施された後の画像データ
(C2,M2,Y2)がぼかし処理部26に入力される
と、まず、各色成分データC2,M2,Y2と、地肌色・
しきい値決定部24で決定された各色成分データに関す
るしきい値HC,HM,HYを所定の定数(1よりも大き
いことが好ましく、たとえば1.1)倍して得られる値
との大小が各色成分ごとに比較される。
【0076】各色成分データC2,M2,Y2のうちの少
なくとも1つが、しきい値HC,HM,HYを上記定数倍
して得られる値以上であれば、画像データ(C2,M2
2)は、そのまま画像データ(C3,M3,Y3)として
出力装置3に向けて出力される。
【0077】また、各色成分データC2,M2,Y2のい
ずれもが、それぞれしきい値HC,H M,HYを上記定数
倍して得られる値未満である場合には、次に、各色成分
データC2,M2,Y2としきい値HC,HM,HYとの大小
が各色成分ごとに比較される。
【0078】そして、各色成分データC2,M2,Y2
うちの少なくとも1つが、しきい値HC,HM,HY以上
であれば、画像データ(C2,M2,Y2)は、そのまま
画像データ(C3,M3,Y3)として出力装置3に向け
て出力される。
【0079】一方、各色成分データC2,M2,Y2のい
ずれもが、それぞれしきい値HC,H M,HY未満である
場合には、積分フィルタを用いた積分フィルタ処理が施
され、この積分フィルタ処理後の画像データ(C3
3,Y3)が出力装置3に向けて出力される。
【0080】積分フィルタは、たとえば図6(a)に示す
ようなフィルタであり、積分フィルタ処理では、図6
(b)に示すような注目画素(i,j)を中心とする3×
3画素のマトリクスが想定され、このマトリクス内の各
画素の画像データが積分フィルタにより処理される。す
なわち、積分フィルタ処理では、注目画素(i,j)を
中心とする3×3画素のマトリクス内の各画素の画像デ
ータが各色成分ごとに平均が求められ、この求められた
各色成分データの平均が積分フィルタ処理後の各色成分
データC3,M3,Y3とされる。
【0081】たとえば、注目画素(i,j)のC成分デ
ータC3(i,j)は、マトリクス内の各画素のC成分データ
2(i-1,j-1),C2(i,j-1),C2(i+1,j-1),C2(i-1,
j),C 2(i,j),C2(i+1,j),C2(i-1,j+1),C2(i,j+
1),C2(i+1,j+1)を用いて、次のように表される。
【0082】C3(i,j)=(1/9)×{C2(i-1,j-1)+C
2(i,j-1)+C2(i+1,j-1)+C2(i-1,j)+C2(i,j)+C
2(i+1,j)+C2(i-1,j+1)+C2(i,j+1)+C2(i+1,j+1)} 以上のようにこの実施形態によれば、スキャナ1で原稿
を読み取ることによって取得された画像データのヒスト
グラムが作成され、このヒストグラムに基づいて、原稿
の各画素が再現すべき画像領域、地肌領域または上記
「これら以外の領域」のいずれに属するかを判定する際
のしきい値が決定されるとともに、原稿の地肌色を表す
画像データが決定される。そして、この決定されたしき
い値に基づいて、原稿の各画素が再現すべき画像領域、
地肌領域または上記「これら以外の領域」のうちのいず
れの領域に属しているかが判定される。
【0083】ヒストグラムは、たとえば0〜80までの
低階調部分を16個の階調区分に分けて細かく作成され
る。しかも、隣接する階調区分の頻度差hist[1]〜hist
[15]を求め、この頻度差hist[1]〜hist[15]の大小を4
つの区分に分類することにより、作成されたヒストグラ
ムの形状が細かく分析されて、その分析結果に基づいて
上記しきい値が適切に設定される。これにより、原稿の
各画素が再現すべき画像領域、地肌領域または上記「こ
れら以外の領域」のいずれの領域に属しているかを良好
に判定することができる。
【0084】また、CMY各色成分ごとにしきい値が設
定されるから、同程度の階調を有する画素であっても、
それぞれの画素が属する領域を良好に判定することがで
きる。たとえば、しきい値が(40,10,10)に設
定された場合に、画像データ(C1,M1,Y1)=(3
9,10,10)で表される画素は地肌領域に属すると
判定されるが、画像データ(C1,M1,Y1)=(1
0,10,39)や画像データ(C1,M1,Y1)=
(10,39,10)で表される画素は地肌領域に属す
ると誤って判定されることはない。ゆえに、原稿がカラ
ー画像であっても、原稿の各画素の属する領域を良好に
判定することができる。
【0085】原稿の各画素の画像データは、当該画素の
属する領域に応じた適切な処理が施される。すなわち、
地肌領域に属する画素の画像データには地肌色変換処理
が施され、上記「これら以外の領域」に属する画素の画
像データには間引き処理が施される。再現すべき画像領
域に属する画素の画像データには、地肌色変換処理およ
び間引き処理は施されない。これにより、処理後の画像
データに基づいて記録用紙上に再現される画像に、地肌
汚れが生じたり、裏写り画像が再現されたりすることを
防止できる。また、再現すべき原稿画像が、記録用紙上
に再現されなかったりすることを防止できる。
【0086】さらに、上記「これら以外の領域」に属す
る画素の画像データに間引き処理が施されることによ
り、記録用紙に出力される画像と地肌との境界付近が強
調されて見える、いわゆる疑似輪郭が生じることを防止
できる。
【0087】また、この実施形態では、地肌色変換処理
や間引き処理などが施された後の画像データに対してぼ
かし処理が施される。このぼかし処理では、たとえば間
引き処理において原稿の地肌色を表す画像データに変換
されずに、スキャナ1による読み取りによって取得され
た画像データのまま出力される画素の画像データに対し
て積分フィルタ処理が施される。これにより、記録用紙
上に出力される画像中に裏写り画像が目立つことを防止
することができる。
【0088】この発明の一実施形態の説明は以上のとお
りであるが、この発明は、上述の一実施形態に限定され
るものではない。たとえば、上述の一実施形態では、カ
ラー画像を読み取ることによって取得されたカラー画像
データに対して処理を施す場合を例にとったが、原稿の
各画素の属する領域を判定するためのしきい値の決定手
法や、各画素の属する領域に応じて地肌色変換処理や間
引き処理、ぼかし処理を施すことは、モノクロ画像デー
タに対する処理にも適用することができる。
【0089】また、上述の一実施形態では、スキャナで
原稿を読み取ることによって取得された画像データが入
力画像データとして画像処理装置に入力される場合を例
にとったが、たとえば、記録ファイルから読み出された
画像データが入力画像データとして画像処理装置に与え
られてもよい。また、この画像処理装置で処理を施した
後の画像データを、出力装置に入力するのではなく、記
録ファイルに格納するようにしてもよい。
【0090】その他、特許請求の範囲に記載された技術
的事項の範囲で、種々の変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る画像処理装置が適
用されたディジタルカラー画像形成装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】ヒストグラムに基づいて原稿の地肌色およびし
きい値を決定する方法について説明するための図であ
る。
【図3】領域判定処理について説明するための図であ
る。
【図4】地肌色変換処理および間引き処理について説明
するための図である。
【図5】ぼかし処理について説明するための図である。
【図6】積分フィルタ処理について説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1 スキャナ(画像読取装置) 2 画像処理装置 3 出力装置 23 ヒストグラム作成部(ヒストグラム作成手段) 24 地肌色・しきい値決定部(しきい値決定手段、
地肌色決定手段) 25 地肌色変換・疑似輪郭補正部(領域判定手段、
無処理手段、地肌色変換手段、間引き処理手段、第1の
比較手段、第2の比較手段、第1領域判定手段、第2領
域判定手段、第3領域判定手段) 26 ぼかし処理部(ぼかし処理手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C077 LL02 LL19 MM03 MP08 NP01 PP01 PP25 PP27 PP28 PP33 PP37 PP54 PQ19 PQ20 RR15 RR18 TT02 TT06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像読取装置で原稿を読み取ることによっ
    て取得された入力画像データに処理を施す画像処理装置
    であって、 上記入力画像データに基づいて、上記原稿の各画素が再
    現すべき画像領域、地肌領域、または、上記再現すべき
    画像領域および地肌領域以外の領域のいずれに属するか
    を判定する領域判定手段と、 この領域判定手段により上記再現すべき画像領域に属し
    ていると判定された画素の入力画像データをそのまま出
    力する無処理手段と、 上記領域判定手段により上記地肌領域に属していると判
    定された画素の入力画像データを原稿の地肌色を表す地
    肌色画像データに変換して出力する地肌色変換処理手段
    と、 上記領域判定手段により上記再現すべき画像領域および
    地肌領域以外の領域に属していると判定された画素のう
    ち、所定の条件を満たす画素の入力画像データはそのま
    ま出力し、その他の画素の入力画像データについては、
    地肌色画像データに変換して出力する間引き処理手段と
    を含むことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】上記無処理手段、地肌色変換処理手段およ
    び間引き処理手段による処理後の画像データに対してぼ
    かし処理を施すぼかし処理手段をさらに含むことを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】上記入力画像データに基づいて、階調分布
    に関するヒストグラムを作成するヒストグラム作成手段
    と、 上記ヒストグラム作成手段によって作成されたヒストグ
    ラムにおける階調変化に対する頻度変化の割合に基づい
    て、上記領域判定手段が上記原稿の各画素が属する領域
    を判定する際のしきい値を決定するしきい値決定手段と
    をさらに含むことを特徴とする請求項1または2記載の
    画像処理装置。
  4. 【請求項4】入力画像データは、CMYの各色成分デー
    タを含み、 上記ヒストグラム作成手段は、上記入力画像データに基
    づいて、各色成分ごとに階調分布に関するヒストグラム
    を作成するものであり、 上記しきい値決定手段は、上記ヒストグラム作成手段に
    よって作成されたCMY各色成分ごとのヒストグラムに
    基づいて、上記原稿の各画素が再現すべき画像領域、地
    肌領域、または上記再現すべき画像領域および地肌領域
    以外の領域のいずれに属するかを判定する際の各色成分
    ごとのしきい値を決定するものであることを特徴とする
    請求項3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】画像読取装置で原稿を読み取ることによっ
    て取得された入力画像データに処理を施す画像処理装置
    であって、 上記入力画像データに基づいて、階調分布に関するヒス
    トグラムを作成するヒストグラム作成手段と、 上記入力画像データに基づいて、上記原稿の各画素が再
    現すべき画像領域、地肌領域、または上記再現すべき画
    像領域および地肌領域以外の領域のいずれに属するかを
    判定する領域判定手段と、 上記ヒストグラム作成手段によって作成されたヒストグ
    ラムにおける階調変化に対する頻度変化の割合に基づい
    て、上記領域判定手段が上記原稿の各画素が属する領域
    を判定する際のしきい値を決定するしきい値決定手段と
    を含むことを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】上記しきい値決定手段は、上記ヒストグラ
    ム作成手段によって作成されたヒストグラムに1個のピ
    ークのみが存在している場合には、当該ピークに対応す
    る階調よりも高階調側において、階調変化に対する頻度
    変化の割合が予め定める値よりも小さくなる部分に対応
    する階調に基づいて上記しきい値を決定し、2個のピー
    クが存在している場合には、低階調側から2番目のピー
    クに対応する階調よりも高階調側において、階調変化に
    対する頻度変化の割合が予め定める値よりも小さくなる
    部分に対応する階調に基づいて上記しきい値を決定し、
    3個以上のピークが存在している場合には、低階調側か
    ら2番目のピークと3番目のピークとの間におけるボト
    ム部分に対応する階調に基づいて上記しきい値を決定す
    るものであることを特徴とする請求項3ないし5のいず
    れかに記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】上記ヒストグラム作成手段によって作成さ
    れたヒストグラムにおいて、最も低階調側に出現してい
    るピークに対応する階調を上記原稿の地肌の階調に決定
    する地肌色決定手段をさらに含むことを特徴とする請求
    項3ないし6のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】画像読取装置でカラー原稿を読み取ること
    によって取得されたCMYの各色成分データを含む入力
    画像データに処理を施す画像処理装置であって、 上記入力画像データに基づいて、CMY各色成分ごとに
    階調分布に関するヒストグラムを作成するヒストグラム
    作成手段と、 上記ヒストグラム作成手段によって作成されたCMY各
    色成分ごとのヒストグラムに基づいて、CMY各色成分
    ごとのしきい値を決定するしきい値決定手段と、 注目画素のCMY各色成分データと上記しきい値決定手
    段によって決定されたCMY各色成分ごとのしきい値よ
    りも大きなCMY各色成分ごとの各所定値とをそれぞれ
    比較する第1の比較手段と、 注目画素のCMY各色成分データと上記しきい値決定手
    段によって決定されたCMY各色成分ごとのしきい値と
    をそれぞれ比較する第2の比較手段と、 上記第1の比較手段により、上記注目画素のCMY各色
    成分データのうちの少なくとも1つが上記しきい値より
    も大きな所定値以上であると判断された場合に、当該注
    目画素は再現すべき画像領域に属する画素であると判定
    する第1領域判定手段と、 上記第2の比較手段により、上記注目画素のCMY各色
    成分データのいずれもが、それぞれ上記しきい値未満で
    あると判断された場合に、当該注目画素は地肌領域に属
    する画素であると判定する第2領域判定手段と、 上記第1の比較手段により、上記注目画素のCMY各色
    成分データのいずれもが、それぞれ上記しきい値よりも
    大きな所定値未満であると判断され、かつ、上記第2の
    比較手段により、上記注目画素のCMY各色成分データ
    のうちの少なくとも1つが上記しきい値以上であると判
    断された場合に、当該注目画素は上記再現すべき画像領
    域および地肌領域以外の領域に属する画素であると判定
    する第3領域判定手段とを含むことを特徴とする画像処
    理装置。
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