JP2001045295A - 画像処理装置及びその補正情報生成方法 - Google Patents

画像処理装置及びその補正情報生成方法

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JP2001045295A
JP2001045295A JP11220491A JP22049199A JP2001045295A JP 2001045295 A JP2001045295 A JP 2001045295A JP 11220491 A JP11220491 A JP 11220491A JP 22049199 A JP22049199 A JP 22049199A JP 2001045295 A JP2001045295 A JP 2001045295A
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Nobuatsu Sasanuma
信篤 笹沼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利便性に優れ、入力画像データに対する画像
再現性を最適な状態に調整する画像処理装置及びその補
正情報生成方法の提供。 【解決手段】 キャリブレーションモードにおいて、予
め記憶している所定のテストパターンをプリンタユニッ
トBにて記録紙に記録し、その記録紙をリーダユニット
Aに搬送すると共にCCDセンサ等を用いて読み取る(S
1-S3)。次に、読み取った画像信号と当該所定のテスト
パターンとして記憶している階調特性情報とに基づい
て、原画像の濃度と出力画像の濃度とが一致するように
濃度特性を変換するLUTのデータを設定する(S4-S
5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、入力画像
データに対する階調表現を最適化する画像処理装置及び
その補正情報生成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル画像信号に基づいて原画
像を再現する画像処理装置においては、高品位な画像を
再現すべく、その原画像の再現に先立って、自装置が備
えるプリンタ部による画像処理条件を調整(キャリブレ
ーション)する技術が提案されている。この技術の一例
を簡単に述べれば、キャリブレーションモードにおい
て、プリンタユニットは、記録紙等の記録媒体上に所定
のテストパターンを形成する。次に、オペレータは、記
録媒体上に形成されたテストパターンを、画像処理装置
が備えるリーダユニットによって読み取らせる。そし
て、画像処理装置は、読み取ったテストパターンの情報
に基づいて、当該画像処理装置による階調補正等の画像
処理条件を最適な状態に調整する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術においては、キャリブレーションを行うに
際してオペレータが当該テストパターンをリーダユニッ
トにセッティングする作業を伴うため、キャリブレーシ
ョンを頻繁に行うのは煩わしく、利便性に欠ける。
【0004】そこで、本発明は、利便性に優れ、入力画
像データに対する画像再現性を最適な状態に調整する画
像処理装置及びその補正情報生成方法の提供を目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る画像処理装置は、以下の構成を特徴と
する。
【0006】即ち、原稿を光学的に読み取る読み取り手
段と、その読み取り手段から出力される画像データを記
録媒体に記録する記録手段とを備える画像処理装置であ
って、前記記録手段から前記読み取り手段に記録媒体を
搬送する搬送手段と、予め記憶しているテストパターン
を表わす情報を前記記録手段によって記録媒体に記録さ
せ、そのテストパターンが記録された記録媒体を、前記
搬送手段によって前記読み取り手段まで搬送させると共
に前記読み取り手段によって読み取り、その読み取りに
より得られる画像信号と、該テストパターンを表わす情
報とに基づいて、前記記録手段が画像を記録する際の補
正情報(例えば階調補正情報)を生成する制御手段とを
備えることを特徴とする。
【0007】または、原稿を光学的に読み取る読み取り
手段と、その読み取り手段から出力される画像データを
記録媒体に記録する記録手段とを備える画像処理装置で
あって、前記記録手段から前記読み取り手段に記録媒体
を搬送する搬送手段と、前記読み取り手段によって読み
取った原稿の画像データを記憶すると共に前記記録手段
によって記録媒体に記録させ、その原稿画像が記録され
た記録媒体を、前記搬送手段によって前記読み取り手段
まで搬送させると共に前記読み取り手段によって読み取
り、その読み取りにより得られる画像信号と、該記憶し
た画像データとに基づいて、前記記録手段が画像を記録
する際の補正情報(例えば階調補正情報)を生成する制
御手段とを備えることを特徴とする。
【0008】また、上記の目的を達成するため、本発明
に係る画像処理装置は、以下の構成を特徴とする。
【0009】即ち、原稿を光学的に読み取る読み取り手
段と、その読み取り手段から出力される画像データを記
録媒体に記録する記録手段とを備える画像処理装置の補
正情報生成方法であって、前記画像処理装置に前記記録
手段から前記読み取り手段に記録媒体を搬送する搬送手
段を予め設け、予め記憶しているテストパターンを表わ
す情報を前記記録手段によって記録媒体に記録させ、前
記テストパターンが記録された記録媒体を、前記搬送手
段によって前記読み取り手段まで搬送させると共に前記
読み取り手段によって読み取り、前記読み取りにより得
られる画像信号と、該テストパターンを表わす情報とに
基づいて、前記記録手段が画像を記録する際の補正情報
を生成することを特徴とする。
【0010】または、原稿を光学的に読み取る読み取り
手段と、その読み取り手段から出力される画像データを
記録媒体に記録する記録手段とを備える画像処理装置の
補正情報生成方法であって、前記記録手段から前記読み
取り手段に記録媒体を搬送する搬送手段を予め設け、前
記読み取り手段によって読み取った原稿の画像データを
記憶すると共に前記記録手段によって記録媒体に記録さ
せ、前記原稿画像が記録された記録媒体を、前記搬送手
段によって前記読み取り手段まで搬送させると共に前記
読み取り手段によって読み取り、前記読み取りにより得
られる画像信号と、前記記憶した画像データとに基づい
て、前記記録手段が画像を記録する際の補正情報を生成
することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、代表的な画像処
理装置であるフルカラーデジタル複写機(以下、カラー
複写機)に適用し、図面を参照して詳細に説明する。は
じめに、カラー複写機の構成及び動作を説明する。
【0012】図1は、本発明の第1の実施形態としての
カラー複写機の全体の概略構成を示す図である。
【0013】図中、カラー複写機は、原画像を読み取る
リーダ部と画像出力物をソートするワーク部とからなる
リーダユニットAと、そのリーダユニットAにより得ら
れた画像データに基づいて、記録媒体である記録紙に原
画像を再現(記録)するプリンタユニットBとを備えて
いる。
【0014】リーダユニットAにおいて、原稿台102
に置かれた原稿101は、ピックアップローラ113で
1枚ずつ搬送され画像読み取り部に送られ、光源103
によって照射される。原稿101からの反射光は、光学
系104を介してCCD(Charge Coupled Device)セン
サ105に結像される。CCDセンサ105には、3列
に配置された不図示のレッド(R)、グリーン(G)、
ブルー(B)のCCDラインセンサが備えられており、
それらのラインセンサ群によって光学系104から入射
した光から、レッド、グリーン、ブルーの色成分信号を
生成する。
【0015】また、光源103、光学系104、そして
CCDセンサ105は、原稿101の画像のライン単位
の色成分画像信号を入手すべく、上記の動作を行いなが
ら原稿101を所定の速度で移動する。読み取りが完了
すると、原稿101は搬送され、原稿置き場111に排
出される。
【0016】基準白色板106は、CCDセンサ105
の白レベルを決定し、CCDセンサ105のスラスト
(アレイ)方向のシェーディング補正を行うために使用
され、光学系104に対向して配置されている。シェー
ディング補正は、光学系104と基準白色板106との
間を原稿が通過していない状態で行われる。
【0017】CCDセンサ105から出力された画像信
号は、画像処理部(不図示)で所定の画像処理が施され
た後、プリンタユニットBのプリンタ制御部109ヘ入
力される。ここで、リーダユニットAの画像処理部の動
作を図2を参照して説明する。
【0018】図2は、本発明の第1の実施形態としての
画像処理部のブロック構成図であり、リーダユニットA
に設けられた画像処理部108の構成を示す。
【0019】図中、CPU214は、ROM216等に
予め格納されたプログラムに従って、以下の各構成を含
むリーダユニットA全体の制御を行う。RAM215
は、CPU214によりワークエリアとして利用され、
ROM216には制御プログラムや画像処理パラメータ
等も格納されている。操作部217は、不図示のキーボ
ードやタッチパネル、並びに液晶表示器等の表示器21
8を有し、オペレータによる指示をCPU214ヘ伝え
たり、CPU214によってカラー複写機の動作モード
や状態の表示を行う。
【0020】また、アドレスカウンタ212は、クロッ
ク発生部211で発生された1画素単位のクロックCL
Kを計数して、1ラインの画素アドレスを表す主走査ア
ドレス信号を出力する。デコーダ213は、アドレスカ
ウンタ212から出力された主走査アドレス信号をデコ
ードすると共に、ライン単位にCCDセンサ105を駆
動するシフトパルスやリセットパルス等の信号219、
CCDセンサ105から出力された1ライン分の信号中
の有効区間を表す信号VE、並びにライン同期信号HS
YNCを出力する。また、アドレスカウンタ212は、
デコーダ213から出力されたライン同期信号HSYN
Cによってクリアされて、次ラインの主走査アドレスの
計数を開始する。
【0021】CCDセンサ105から出力されたRGB
のアナログ画像信号は、アナログ信号処理部201に入
力されてゲインやオフセットが調整された後、アナログ
/デジタル(A/D)変換部202で、各色成分毎に、
例えば8ビットのRGBディジタル画像データに変換さ
れる。そして、A/D変換部202から出力されたRG
Bディジタル画像データには、シェーディング補正部2
03にて、基準白色板106を読取って得られた信号を
用いる公知のシェーディング補正が色毎に施される。
【0022】ラインディレイ部204は、シェーディン
グ補正部203から出力された画像データに含まれてい
る空間的ずれを補正する。この空間的ずれは、CCDセ
ンサ105が有するRGBの各ラインセンサが、副走査
方向に、互いに所定の距離を隔てて配置されていること
により生じたものである。具体的には、B色成分信号を
基準として、R及びGの各色成分の画像データを副走査
方向にライン遅延し、3色の色成分信号の位相を同期さ
せる。
【0023】入力マスキング部205は、ラインディレ
イ部204から出力された画像データの色空間を、下記
の式1(数1)のマトリクス演算により、NTSCの標
準色空間に変換する。つまり、CCDセンサ105から
出力された各色成分信号の色空間は、各色成分のフィル
タの分光特性で決まっているが、これをNTSCの標準
色空間に変換する。
【0024】
【数1】
【0025】入力インタフェース250には、必要に応
じて、当該カラー複写機をプリンタとして使用する場合
に、コンピュータ等の不図示の外部装置から画像データ
が入力される。
【0026】LOG変換部206は、例えば、ROM等
からなるルックアップテーブルで構成され、入力マスキ
ング部205から出力されたRGB輝度データを、C
(シアン),マゼンダ(M),イエロー(Y)の各濃度
データに変換する。ライン遅延メモリ207は、不図示
の黒文字判定部が入力マスキング部205の出力から制
御信号UCR,FILTER,SEN等を生成する期間
(ライン遅延)分、LOG変換部206から出力された
画像信号を遅延する。
【0027】尚、制御信号UCRは、マスキング・UC
R部208を制御する制御信号である。また、制御信号
FILTERは、出力フィルタ210がエッジ強調を行
うために使用する制御信号である。また、制御信号SE
Nは、黒文字判定部(不図示)が黒文字と判定した場合
に、解像度を上げるために使用する制御信号である。
【0028】マスキング・UCR部208は、ライン遅
延メモリ207から出力された画像データから黒成分信
号Kを抽出する。更に、マスキング・UCR部208
は、プリンタユニットBの記録色材としてのトナーの色
濁りを補正するマトリクス演算を、YMCKの画像デー
タに施して、M,C,Y,Kの面順次に、例えば8ビッ
トの色成分画像データを出力する。尚、マトリクス演算
に使用するマトリクス係数は、CPU214によって設
定されるものである。
【0029】ガンマ補正部209は、マスキング・UC
R部208から出力されたMCYKの面順次の画像デー
タに濃度補正を施すことにより、当該画像データをプリ
ンタユニットBに最適な階調特性に調整する。
【0030】出力フィルタ(空間フィルタ処理部)21
0は、CPU214からの制御信号に従って、ガンマ補
正部209から出力された画像データにエッジ強調又は
スムージング処理を施す。
【0031】また、濃度変換部220は、詳細は後述す
るが、ラインディレイ部204から出力されたRGB画
像データを、光学濃度に換算するものである。
【0032】図3は、本発明の第1の実施形態としての
画像処理部における各制御信号のタイミングチャートで
あり、上述した図2の画像処理部108の各制御信号の
信号状態の遷移を表わす。
【0033】図中、信号VSYNCは、CCDセンサ1
05から出力された1ライン分の画像信号中の副走査方
向の有効区間を表わす信号であり、同信号が‘1’の区
間においてリーダユニットAによる画像読み取り(スキ
ャン)が行われ、順次、M,C,Y,Kの画像信号が形
成される。また、信号VEは、CCDセンサ105から
出力された1ライン分の信号中の主走査方向の有効区間
を表す信号であり、同信号が‘1’の区間において主走
査の開始タイミング(つまり信号HSYNCが‘1’か
ら‘0’ヘ立ち下がるタイミング)が採られるほか、主
にライン遅延のライン計数制御に用いられる。信号CL
Kは、画素同期信号であり、同信号が‘0’から‘1’
ヘ立ち上がるタイミングで画像データが転送される。
【0034】上述した各ブロックにおいて処理されたM
CYK面順次の色成分画像データは、プリンタユニット
BにてPWM(パルス幅変調)が施され、その変調され
たパルス信号に基づいて記録媒体への濃度記録が行われ
る。ここで、図1と図4とを用いてプリンタユニットB
の説明を行う。
【0035】図4は、本発明の第1の実施形態としての
プリンタ制御部109のブロック構成図である。
【0036】リーダユニットAからプリンタ制御部10
9へ入力された画像データは、パルス幅変調器(PW
M)26により、画像データに応じたパルス信号に変換
される。そひて、PWM26から出力されたパルス信号
は、レーザ光源110を駆動するレーザドライバ27ヘ
入力される。PWM26からのパルス信号に応じてレー
ザ光源110から出力されたレーザ光は、ポリゴンミラ
ー1及びミラー2により進路を変えられ、感光ドラム4
上を主走査方向に走査する。このとき、感光ドラム4は
図1に示す矢印の方向に所定の速度で回転しており、ま
た、感光ドラム4は、1次帯電器8により一様に帯電さ
れるため、感光ドラム4上をレーザ光が走査することに
より、感光ドラム4上に静電潜像が形成される。
【0037】感光ドラム4上に形成された潜像は、MC
YKの色ごとに順次、現像器3によりトナー像に現像さ
れる。本実施形態では、現像方式として2成分系を用い
て、感光体ドラム4の周囲にその回転方向の上流からブ
ラック,イエロー,シアン,マゼンタの順で各色の現像
器3が配置されている。これらの現像器3は、プリンタ
制御部109の制御により、再現すべき形成色に応じて
何れかが、感光ドラム4に接触し、感光ドラム4上に形
成された静電潜像をトナー像に現像する。
【0038】現像器3の下流側には、感光ドラム4に付
着したトナーを光学的に検知するセンサ10が配置され
る。
【0039】一方、記録紙カセット等から供給された記
録紙6が巻き付いた転写ドラム5は、各形成色ごとに1
回転して、感光ドラム4上のトナー像が記録紙6に転写
される。従って、合計4回転すると4色のトナー像が重
なった状態で転写されることになる。
【0040】転写が終了した記録紙6は、転写ドラム5
から分離された後、一対の定着ローラ7によって記録紙
6上にトナー像が定着され、フルカラー画像のプリント
が完成する。
【0041】更に、図4のプリンタエンジン部100に
は、感光ドラム4の潜像形成位置の上流側に、表面電位
センサ12と、当該カラー複写機内の空気に含まれる水
分量を測定する環境センサ33が備えられている。詳細
は後述するが、プリンタ制御部109は、表面電位セン
サ12の出力信号によって感光ドラム4の帯電状態を検
知し、1次帯電器8のグリッド電位および現像器3の現
像バイアスを制御する。また、図1に示すように、1次
帯電器8の上流にはクリーナ9が配置され、転写されず
に感光体ドラム4上に残ったトナーをクリーニングす
る。
【0042】プリンタ制御部109において、CPU2
8は、ROM30等に予め格納されたプログラムに従っ
て、プリンタエンジン部100と以下の各構成を含むプ
リタ部B全体の制御を行うほか、リーダユニットAのC
PU214と通信を行い、協同してコピー等の動作を行
う。RAM32は、CPU28によりワークエリアとし
て利用され、ROM30には制御プログラムのほかに制
御パラメータ等も格納されている。また、ROM32
は、所定のテストパターンに相当するデータが予め格納
されているテストパターン記憶領域30aを含んでいる
(詳細は後述する)。更に、RAM32は、バッテリ等
によりバックアップされている領域32aを含んでお
り、画像形成パラメータが保持されている。
【0043】ルックアップテーブル(LUT)25は、
原画像の濃度と出力画像の濃度とを一致させるためのも
ので、例えばRAM等で構成され、そのテーブルのデー
タの内容は、操作部217からオペレータの指示により
開始されるキャリブレーションモードにおいてCPU2
8によって設定される(詳細は後述する)。パターンジ
ェネレータ29は、キャリブレーションモードにおい
て、テストパターン記憶領域30aに格納されている所
定のテストパターンに相当するデータに基づいて、後述
するテストプリントをプリントアウトするための画像デ
ータをPWM26に出力する。
【0044】図5は、本発明の第1の実施形態としての
LUT25による階調補正を説明するためのブロック構
成図である。
【0045】同図において、CCD105から出力され
た原稿画像の輝度データは、図2を参照して上述したよ
うに、画像処理部108によって面順次の濃度データに
変換される。この濃度データは、例えば、工場出荷時等
の初期設定時のプリンタBのガンマ特性に応じて補正さ
れた画像データである。そして、画像処理部108から
出力された画像データは、LUT25に入力される。
【0046】LUT25は、原画像の濃度と出力画像の
濃度とが一致するように、画像処理部108から入力さ
れた画像データの濃度特性を変換する。LUT25から
出力された画像データは、PWM26ヘ入力される。
【0047】図5において、プリンタユニットBは、複
写機として使用される場合にリーダユニットAで読み取
った画像データを扱うラインと、プリンタとして外部装
置(PC261)からの画像データを扱うラインとの2
系統の画像データの入力ラインを有してもよい。複写機
として使用される場合、リーダユニットAで読み取った
画像データは、画像処理部108からプリンタユニット
B内のLUT回路25に送られる。リーダユニットAか
らLUT回路25に画像データを送る場合、リーダユニ
ットAのCPU214は、画像データを送る前に、CP
U28に対してプリンタBの画像形成シーケンスの起動
をリクエストする信号を送信する。
【0048】プリンタBは、リーダユニットAから画像
形成シーケンスの起動リクエスト信号を受けたときに、
既に別のジョブを実行している場合にはそのリクエスト
を拒絶できるようになっているため、リーダユニットA
のCPU214は、CPU28から許可信号が送出され
るまで待機する。
【0049】LUT25で階調変換された画像データ
は、PWM26回路により変調され、レーザドライバ2
7に送られるが、前述したように、階調画像部において
は200lpiで画像形成される。
【0050】図6は、本発明の第1の実施形態としての
カラー複写機により、原画像が再現されるまでの各工程
における特性を説明する図である。
【0051】図中、第1領域は、原稿濃度を濃度信号に
変換するリーダユニットAの読み取り特性を示す。第2
領域は、リーダユニットAからの濃度信号の濃度特性を
変換するLUT25の変換特性を示す。第3領域は、レ
ーザ出力信号から出力濃度に変換するプリンタユニット
Bの記録特性を示す。そして、第4領域は、原画像の原
稿濃度と、プリンタユニットBによる出力画像の濃度の
関係を示しており、当該カラー複写機の階調再現特性を
示している。尚、階調数は、8ビットのディジタル処理
をしているので、256階調である。また、原稿濃度と
出力画像の濃度は、市販の濃度計による測定値である。
【0052】本実施形態では、第4領域に示す階調再現
特性を略リニアな特性にするために、第3領域に示すプ
リンタユニットBの記録特性が非線形な部分を、第2領
域のLUT25の変換特性によって補正する。尚、LU
T25の変換特性は、後述する演算結果により設定され
る。
【0053】<階調補正制御>次に、当該カラー複写機
が行う階調補正制御について説明する。これらの階調補
正制御は、不図示の操作パネルからオペレータが選択す
るキャリブレーションモードにおいて行われる。
【0054】図7は、本発明の第1の実施形態としての
階調補正処理を示すフローチャートである。この処理
は、オペレータが操作部217に設けられた自動階調補
正(キャリブレーション)モードの設定キー(不図示)
を押下することにより開始されるもので、リーダユニッ
トAのCPU214とプリンタユニットBのCPU28
とが協調して制御を行う。操作部217の表示画面の一
例を図8に示す。
【0055】ステップS1:オペレータがこのキーを押
すことにより、CPU214は、パターンジェネレータ
29を起動し、テストパターン記憶領域30aに格納さ
れている所定のテストパターンに相当するデータに基づ
いて、プリンタユニットBから図9に一例を示すような
テストプリントの画像をプリントアウトする。従って、
テストプリントを出力する際は、LUT25は使用され
ない。
【0056】図9は、本発明の第1の実施形態としての
テストプリントの一例を示す図である。同図に示すテス
トプリントは、4列16行(全部で64階調分)のグラ
デーションを有するMCYKの色成分毎のパッチ73の
群からなる。PWM26は、パターンジェネレータ29
からの出力データに応じて、各パッチ73が全部で25
6階調あるうち、濃度の低い領域を重点的に64階調に
割り当て、一方、高濃度領域は間引いて割り当てるよう
に、レーザドライバ27の出力レベルを設定する。これ
により、特にハイライト部(明るい領域)における階調
特性を良好に調整することができる。
【0057】また、図9に示すように、テストプリント
(テストパターンが記録された記録紙)は、解像度20
0lpi(lines/inch)のパターン71と、400lp
i(lines/inch)のパターン72とを有しており、それ
ぞれ複数のパッチ73により構成されている。
【0058】本実施形態におけるカラー複写機では、例
えば、自然画等の階調画像は200lpiの解像度で画
像形成し、文字等の線画像は400lpiの解像度で画
像形成するので、この2種類の解像度で同一の階調レベ
ルのパターンを出力する。尚、解像度の違いによって階
調特性が大きく異なる場合は、その解像度の違いに応じ
て、設定する階調レベルを変更するとよい。また、解像
度の異なる画像の形成は、PWM26において、処理対
象の画像データと比較する三角波を、その解像度に応じ
た周期に変化させることで実現することができる。
【0059】ステップS2:形成されたテストパターン
は、定着器7で記録紙上に定着された後、搬送経路を通
り、リーダユニットAまで送られる。
【0060】ステップS3:リーダユニットAまで搬送
されてきたテストプリントを、上述した光源103、光
学系104、そしてCCDセンサ105を用いて読み込
む。即ち、テストパターンが記録されたテストプリント
上の画像先端位置(パターン位置情報)は、感光体ドラ
ム4において当該テストパターンの画像を露光する際に
CPU214によって数値的に管理されている。そこ
で、本ステップでは、当該テストプリントを搬送しなが
らそのテストプリントに記録されているテストパターン
を読み取るタイミングと、予め記憶されているCCD画
素位置とに基づいて、テストパターンの露光時に記憶し
た当該パターン位置データに対応するところの、記録紙
の光量情報、即ち、テストプリントに記録されているテ
ストパターンの光量情報(R,G,B値)を求める。
【0061】また、このとき、CPU214は、ライン
ディレイ部204から濃度変換部220へ画像信号が送
られるように制御する。濃度変換部220には、式
(2)に示す変換式(変換式に相当するテーブル)を予
め設定して、読み取られたRGB値を光学濃度に換算さ
せる。尚、濃度変換部220は、市販の濃度計と同じ値
(絶対濃度)を得るために、換算結果を補正計数km,
kc,ky,kkで調整している。尚、対数の底は10
である。
【0062】 M=−km×log(G/255), C=−kc×log(R/255), Y=−ky×log(B/255), K=−kk×log(G/255), ...(2) 図10は、本発明の第1の実施形態としてのパッチ73
当たりの読み取りポイントの一例を示す図である。同図
では、1つのパッチ73の内部に読み取りポイントを、
例えば16個採り、その16個の読み取り値の平均値を
算出する。そして、その平均読み取り値(RGB信号)
を、光学濃度への変換式(2)により、MCYKの濃度
値に変換する。この処理を各パッチ73に対して行う。
尚、読み取りポイント数は、リーダユニットAとプリン
タユニットBに応じて最適化するのが好ましい。
【0063】更に、上記の式(2)によってリーダユニ
ットAで得られたテストプリントの実際の濃度データ
と、パターンジェネレータ29の出力に基づいてPWM
26がレーザドライバに設定したレーザ出力レベルとの
階調特性情報を求める。
【0064】図11は、本発明の第1の実施形態として
のテストプリントを出力するときのレーザ出力レベル
と、出力されたテストプリントの各パッチを読み取って
得られた濃度値との特性例を示す図である。同図におい
て、横軸は、レーザドライバ27のレーザ出力レベルを
示している。また、左側の縦軸は、出力画像を読み取っ
て得られた濃度値である。一方、右側の縦軸は、出力画
像の濃度レベルであり、例えば記録媒体のベース濃度値
が0.08のときを濃度レベル「0」にし、当該カラー
複写機の出力可能な最大濃度として、例えば濃度値1.
60を濃度レベル「255」に正規化したものである。
【0065】図11において、出力画像の濃度値が、点
Cで示すように特異的に高かったり、或は点Dで示すよ
うに低かったりする場合は、光学系104と基準白色板
106との間に存在する原稿台ガラスに汚れや傷が有る
場合や、テストプリントに不良が有る場合が想定され
る。このような場合、CPU28は、隣接するデータ列
の連続性が保存されるように、特性曲線の傾きを制限し
て補正を行う。この制限は、例えば、傾きが3以上のと
きは3に固定し、傾きが負を示すときは、その直前の濃
度値と同じ値にする。
【0066】ステップS4:CPU28は、ステップS
3で得られた図11の階調特性情報(特性曲線)に基づ
いて、LUT25に設定するテーブルのデータを作成す
る。このテーブルは、図11の階調特性曲線において、
右側の縦軸の「濃度レベル」を画像処理部108からの
入力側とし、横軸の「レーザ出力レベル」をPWM26
への出力側として置き換え、LUT25に設定すること
により得られる。これは、前述したように、図6の第3
領域に示すプリンタユニットBの記録特性が非線形な部
分を、第2領域のLUT25の変換特性によって補正し
たことを意味する。
【0067】尚、パッチに対応していない濃度レベルに
ついては、一般的な補間演算により算出し、テーブルの
データとして設定する。この時、入力レベル「0」に対
して出力レベルは「0」になるように、制限条件を設け
ている。
【0068】ステップS5:CPU28は、ステップS
6で生成したテーブルのデータを、LUT25に設定す
る。
【0069】ステップS6:搬送ローラ112を駆動し
て、ステップS3にてテストパターン画像の読み取りが
完了したテストプリントを、リーダユニットAに設けら
れたソータの所定の段に排出する。
【0070】以上の処理により、キャリブレーションモ
ードにおける階調補正処理が終了し、階調再現性に優れ
た階調補正が完了する。
【0071】上述したように、本実施形態に係るキャリ
ブレーションモードによれば、オペレータはキャリブレ
ーションモードの設定キーを押下するだけで、プリンタ
ユニットBにて作成されたテストパターンが記録された
テストプリントが自動的にリーダユニットAに搬送さ
れ、その搬送されたテストプリントを読み取って得られ
る画像データに基づいて階調補正が行われるため、利便
性が向上する。
【0072】尚、上述した本実施形態では、キャリブレ
ーションモードにおける階調補正処理の開始のトリガを
オペレータによる操作キーの操作としたが、これに限ら
れるものではなく、例えば、係る処理を、予め設定され
た所定時間毎に自動的に行うように構成することによ
り、更に利便性を向上させても良い。
【0073】[第2の実施形態]次に、上述した第1の
実施形態に係る画像処理装置を基本とする第2の実施形
態を説明する。以下の説明においては、第1の実施形態
と同様な構成については重複する説明を省略し、本実施
形態における特徴的な部分を中心に説明する。
【0074】図14は、本発明の第2の実施形態におけ
る画像処理部108の構成を示すブロック図であり、第
1の実施形態において図2に示した画像処理部と異なる
のは、ガンマ補正部209の前段にガンマ補正部200
1が更に設けられている点が異なる。以下、コピー動作
時に当該画像処理部にて行われる処理について説明す
る。
【0075】図12は、本発明の第2の実施形態として
の階調補正処理を示すフローチャートであり、図1に示
すカラー複写機のコピーボタン(不図示)を押下される
ことによって開始される。
【0076】同図において、ステップS181:コピー
動作が開始されると、原稿101は、A/D変換部20
2にてデジタル画像データに変換された後、シェーディ
ング補正部203及びラインディレイ部204にて一般
的な補正処理が施される。そして、ラインディレイ部2
04から出力されたデジタル画像データは、入力マスキ
ング部205に送られると共に、濃度変換部220にも
送られる。
【0077】そして、濃度変換部220に入力されたデ
ジタル画像データは、濃度変換部220にてR,G,B
の色毎に濃度値(本実施形態では0から255)に変換
され、CPU214は、濃度変換部220から出力され
た濃度値に基づいて一般的なヒストグラム演算処理を行
い、算出したヒストグラムデータHoをRAM215に
格納する。
【0078】一方、入力マスキング部205に入力され
たデジタル画像データは、入力マスキング部205以降
の機能ブロックにて第1の実施形態にて説明した一般的
な処理が施されることによって原稿101の複写画像の
画像データが生成され、その生成された画像データは、
プリンタ制御部109に渡される。このとき、後述する
ガンマ補正部2001にCPU214が設定している特
性は、図15に破線で示す如く、入力される濃度信号を
そのままガンマ補正部209に対して出力するデフォル
トの状態である。
【0079】ステップS182:プリンタ制御部109
に渡された画像データは、図4を参照して上述したプリ
ンタユニットBにて記録紙上に現像され、その後、定着
器7で記録紙上に定着された後、第1の実施形態と同様
に、搬送経路を通り、リーダユニットAまで送られる。
そして、CPU214は、リーダユニットAまで搬送さ
れてきた複写出力物(ステップS181にて読み取った
原稿101の画像が記録された記録紙)を、上述した光
源103、光学系104、そしてCCDセンサ105を
用いて読み込むと共に、濃度変換部220から出力され
た濃度値に基づいて一般的なヒストグラム演算処理を行
い、算出したヒストグラムデータHcをRAM215に
格納する。このとき、CPU214は、読み取った複写
出力物の更なる複写画像の生成は行わない。
【0080】尚、本ステップにおける当該複写出力物に
対するヒストグラムの算出エリアは、ステップS181
にてRAM215に格納したヒストグラムデータHoの
画像エリアに対応させる必要がある。
【0081】ここで、図13は、算出したヒストグラム
データHc,Hoを例示する図である。
【0082】同図において、実線はヒストグラムHo、
破線はヒストグラムHcを表わす。図19の例では、濃
度信号が比較的小さい低濃度のときにヒストグラムHc
の方がヒストグラムHoより大きく、中濃度以上はヒス
トグラムHoの方がヒストグラムHcより大きいので、
複写画像においては、低濃度が濃い目で、中濃度以上が
薄目であることが判る。上述したステップS181及び
ステップS182では、図19に例示するようなヒスト
グラムが、R,G,Bの色毎に算出される。
【0083】ステップS183:CPU214は、RA
M215に格納されたヒストグラムデータHo及びヒス
トグラムデータHcに基づいて、図13に示す階調特性
の傾向を打ち消すべく、複写出力物のヒストグラムデー
タHcが、ヒストグラムデータHoに一致するような補
正データを、ガンマ補正部2001に設定する。ここ
で、本ステップにおける具体的な処理について説明す
る。
【0084】まず、図15に実線で例示する[1]乃至
[4]の補正曲線(補正データ)と、後述するデータテ
ーブルとを予めROMに格納しておく。
【0085】次に、HI=Σ(Hc(x)−Ho
(x))なる式により、nが0から128までの範囲で
HIを算出する。また、SH=Σ(Hc(x)−Ho
(x))なる式により、nが129から255までの範
囲でSHを算出する。これら2式において、ヒストグラ
ムの挙動としては、HI≧0,SH<0、或いは、HI
<0,SH≧0の2通りがある。
【0086】そこで、補正曲線と共に予め記憶するテー
ブルとして、算出したHIが−0.3から−0.2の範
囲では[4]の補正曲線、HIが−0.2から−0.1
の範囲では[3]の補正曲線、HIが0.1から0.2
の範囲では[2]の補正曲線、そして、HIが0.2か
ら0.3の範囲では[1]の補正曲線を選択するという
ルールを格納しておき、算出したヒストグラムの挙動
が、HI≧0,SH<0の場合には、そのHIの値に応
じて、図15に例示する4種類の補正曲線の中から、上
記のルールに従って[1]または[2]の補正曲線を表
わすデータを選択し、ガンマ補正部2001に設定すれ
ば良い。一方、算出したヒストグラムの挙動が、HI<
0,SH≧0の場合には、そのHIの値に応じて、図1
5に例示する4種類の補正曲線の中から、上記のルール
に従って[3]または[4]の補正曲線を表わすデータ
を選択し、ガンマ補正部2001に設定すれば良い。
【0087】上述した第2の実施形態によれば、第1の
実施形態と比較して所望の原稿の複写出力物を得るまで
の時間が長くなるものの、オペレータは敢えてキャリブ
レーションモードの実行操作を行わなくても、原稿のコ
ピー開始動作を行うだけで階調補正処理が行われるた
め、画像形成条件を常に最適な状態に維持することがで
きる。
【0088】尚、上述した第2の実施形態では、1枚の
原稿101を対象として階調補正を行ったが、複数枚の
原稿が原稿台102に置かれている場合には、上述した
図12の処理を1枚毎に行うことにより、それぞれの原
稿に対して安定した複写画像が得られる。
【0089】また、複数枚の原稿が原稿台102に置か
れている場合には、原稿101と複写出力物とがリーダ
ユニットAの同じパスを通過することを利用して、読み
取った複数枚の原稿を、原稿置き場111に排出するの
ではなく、ソータの一番上(下でもよい)の段に順次排
出すると良い。この場合、当該読み取り後の複数枚の原
稿自体を配布物として使用したい場合や、それら原稿を
ステイプルしたい場合に利便性が向上する。
【0090】[第3の実施形態]次に、上述した第2の
実施形態に係る画像処理装置を基本とする第3の実施形
態を説明する。以下の説明においては、第2の実施形態
と同様な構成については重複する説明を省略し、本実施
形態における特徴的な部分を中心に説明する。
【0091】図16は、本発明の第3の実施形態として
のカラー複写機の全体の概略構成を示す図であり、第1
の実施形態における図1に示すカラー複写機の構成と異
なるのは、原稿の両面の画像を同時に読み込めるよう
に、上述した光源103、光学系104、そしてCCD
センサ105から成る光学系が、同図に示すように対向
した状態で2つ設けられていること、ソータの最上段の
搬送ローラ221、紙パス切り換え器222、並びに両
面コピー時に使用する給紙パス223が更に設けられて
いる点が異なる。
【0092】本実施形態に係るカラー複写機(図16)
において、オペレータにより原稿の両面コピーの設定が
なされた場合には、原稿画像を表裏両面に記録した複写
出力物を、互いに対向して設けられた2つの光学系(光
源103、光学系104、そしてCCDセンサ105)
を用いて読み取り、読み取った両面の画像を、画像メモ
リ(RAM)に格納すると共に、片面ずつ独立して作成
した補正データを、ガンマ補正部2001に設定する。
【0093】次に、第2の実施形態と同様に片面に画像
が記録された当該複写出力物を、図16に示すソータの
上下方向の搬送経路に所定距離だけ搬送する。そして、
紙パス切り換え器222を切り替えると共に、搬送ロー
ラ221を逆方向に駆動し、給紙パス223を搬送方向
がリーダユニットAからプリンタユニットBとなるよう
に駆動する。
【0094】このような搬送制御を行うことにより、当
該複写出力物の感光体ドラム4に接触する面を未だ画像
が記録されていない面に反転させることができ、その面
に画像メモリに格納されているもう片方の画像を記録す
れば、両面コピーが可能となると共に、片面ずつ個別に
補正データを設定できるため、表裏両面の画像形成条件
を、個別に最適な状態に維持することができる。
【0095】
【他の実施形態】尚、本発明は、複数の機器(例えばホ
ストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリ
ンタ等)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装
置、プリンタ等)に適用してもよい。
【0096】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0097】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0098】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM等
を用いることができる。
【0099】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部
を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0100】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処
理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も
含まれることは言うまでもない。
【0101】また、上述した実施形態では電子写真方式
の画像処理装置を例に説明したが、これに限られるもの
ではなく、熱転写方式の画像処理装置、インクジェット
方式の画像処理装置等、他の方式の画像処理装置にも本
発明は適用可能である。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
利便性に優れ、入力画像データに対する画像再現性を最
適な状態に調整する画像処理装置及びその補正情報生成
方法の提供が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態としてのカラー複写機
の全体の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態としての画像処理部の
ブロック構成図である。
【図3】本発明の第1の実施形態としての画像処理部に
おける各制御信号のタイミングチャートである。
【図4】本発明の第1の実施形態としてのプリンタ制御
部109のブロック構成図である。
【図5】本発明の第1の実施形態としてのLUT25に
よる階調補正を説明するためのブロック構成図である。
【図6】本発明の第1の実施形態としてのカラー複写機
により、原画像が再現されるまでの各工程における特性
を説明する図である。
【図7】本発明の第1の実施形態としての階調補正処理
を示すフローチャートである。
【図8】操作部の表示画面を例示する図である。
【図9】本発明の第1の実施形態としてのテストプリン
トの一例を示す図である。
【図10】本発明の第1の実施形態としてのパッチ73
当たりの読み取りポイントの一例を示す図である。
【図11】本発明の第1の実施形態としてのテストプリ
ントを出力するときのレーザ出力レベルと、出力された
テストプリントの各パッチを読み取って得られた濃度値
との特性例を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施形態としての階調補正処
理を示すフローチャートである。
【図13】第2の実施形態において算出したヒストグラ
ムデータHc,Hoを例示する図である。
【図14】本発明の第2の実施形態における画像処理部
の構成を示すブロック図である。
【図15】第2の実施形態においてガンマ補正部200
1に設定する補正データを例示する図である。
【図16】本発明の第3の実施形態としてのカラー複写
機の全体の概略構成を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 AQ04 AQ05 AQ06 AR01 KK18 KK26 KK28 KK31 2H027 EC06 HA06 ZA07 5C077 LL19 MM03 MM27 MP08 NN02 PP15 PP32 PP33 PP38 PP42 PP47 PQ19 PQ20 PQ22 PQ23 SS02 TT06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を光学的に読み取る読み取り手段
    と、その読み取り手段から出力される画像データを記録
    媒体に記録する記録手段とを備える画像処理装置であっ
    て、 前記記録手段から前記読み取り手段に記録媒体を搬送す
    る搬送手段と、 予め記憶しているテストパターンを表わす情報を前記記
    録手段によって記録媒体に記録させ、そのテストパター
    ンが記録された記録媒体を、前記搬送手段によって前記
    読み取り手段まで搬送させると共に前記読み取り手段に
    よって読み取り、その読み取りにより得られる画像信号
    と、該テストパターンを表わす情報とに基づいて、前記
    記録手段が画像を記録する際の補正情報を生成する制御
    手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記補正情報に従っ
    て、前記記録手段に設けられた補正テーブルの設定情報
    を補正することを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 原稿を光学的に読み取る読み取り手段
    と、その読み取り手段から出力される画像データを記録
    媒体に記録する記録手段とを備える画像処理装置であっ
    て、 前記記録手段から前記読み取り手段に記録媒体を搬送す
    る搬送手段と、 前記読み取り手段によって読み取った原稿の画像データ
    を記憶すると共に前記記録手段によって記録媒体に記録
    させ、その原稿画像が記録された記録媒体を、前記搬送
    手段によって前記読み取り手段まで搬送させると共に前
    記読み取り手段によって読み取り、その読み取りにより
    得られる画像信号と、該記憶した画像データとに基づい
    て、前記記録手段が画像を記録する際の補正情報を生成
    する制御手段と、を備えることを特徴とする画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記補正情報に従っ
    て、前記読み取り手段に設けられた補正テーブルの設定
    情報を補正することを特徴とする請求項3記載の画像処
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記記憶した画像デー
    タに基づいて算出したヒストグラムと、前記画像信号を
    表わす画像データに基づいて算出したヒストグラムとの
    差をなくすように、前記補正情報を生成することを特徴
    とする請求項3記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記補正情報は、階調補正情報であるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像処理
    装置。
  7. 【請求項7】 原稿を光学的に読み取る読み取り手段
    と、その読み取り手段から出力される画像データを記録
    媒体に記録する記録手段とを備える画像処理装置の補正
    情報生成方法であって、 前記画像処理装置に前記記録手段から前記読み取り手段
    に記録媒体を搬送する搬送手段を予め設け、 予め記憶しているテストパターンを表わす情報を前記記
    録手段によって記録媒体に記録させ、 前記テストパターンが記録された記録媒体を、前記搬送
    手段によって前記読み取り手段まで搬送させると共に前
    記読み取り手段によって読み取り、 前記読み取りにより得られる画像信号と、該テストパタ
    ーンを表わす情報とに基づいて、前記記録手段が画像を
    記録する際の補正情報を生成することを特徴とする補正
    情報生成方法。
  8. 【請求項8】 原稿を光学的に読み取る読み取り手段
    と、その読み取り手段から出力される画像データを記録
    媒体に記録する記録手段とを備える画像処理装置の補正
    情報生成方法であって、 前記記録手段から前記読み取り手段に記録媒体を搬送す
    る搬送手段を予め設け、 前記読み取り手段によって読み取った原稿の画像データ
    を記憶すると共に前記記録手段によって記録媒体に記録
    させ、 前記原稿画像が記録された記録媒体を、前記搬送手段に
    よって前記読み取り手段まで搬送させると共に前記読み
    取り手段によって読み取り、 前記読み取りにより得られる画像信号と、前記記憶した
    画像データとに基づいて、前記記録手段が画像を記録す
    る際の補正情報を生成することを特徴とする補正情報生
    成方法。
  9. 【請求項9】 前記補正情報は、階調補正情報であるこ
    とを特徴とする請求項7または請求項8記載の補正情報
    生成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7466464B2 (en) 2002-04-02 2008-12-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and image forming method
US7619771B2 (en) 2005-01-28 2009-11-17 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Color calibration in a printer

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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