JP2001045244A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2001045244A
JP2001045244A JP11214626A JP21462699A JP2001045244A JP 2001045244 A JP2001045244 A JP 2001045244A JP 11214626 A JP11214626 A JP 11214626A JP 21462699 A JP21462699 A JP 21462699A JP 2001045244 A JP2001045244 A JP 2001045244A
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JP11214626A
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Shinichi Shinoda
伸一 篠田
Keisuke Nakajima
啓介 中島
Yoshiharu Konishi
義治 小西
Tetsuya Hori
哲也 堀
Mitsunari Kano
光成 加納
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Hitachi Ltd
Hitachi Chubu Software Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Chubu Software Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】チラツキを防止し、高画質で高速に読取可能、
かつ低価格な画像読取装置を提供する。 【解決手段】光電変換部にて文書をディジタル画像信号
として読み取り、その後ピーク値検出部にてライン内の
K(整数)画素の平均値のピーク値を検出して、光量変
動補正部にて検出したラインのピーク値をラインの補正
に適用し、その後の画像に含まれる平面位置に依存した
光量歪みをシェーディング補正部により除去して、基準
信号として用いるシェーディング波形信号の読みこみモ
ード時、上記光量変動補正後の信号を用いて記憶する手
段を設けた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフィスや家庭の
文書、もしくは伝票や郵便物,紙幣などの帳票類を読み
取り、補正,加工する画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像入力装置としてデジカメやフ
ラットベッドスキャナが普及し始めているが、「誰でも
が使え」,「何でも取りこみたい」というニーズからす
ると、機能,性能とも大きな隔たりがある。
【0003】即ち、現状の装置では、フレーミング(デ
ジカメ)や原稿を裏返してのセット(フラットベッドス
キャナ)などの手間が必要である。そこで非接触読取技
術が注目されているが、非接触型の文書画像読み取りで
は、照明条件(天井蛍光灯のチラツキ,照明光の種類,
個数)や文書の位置・形状(傾きや光軸からのずれによ
る変形など2次元的歪み)などによって読み取った画像
データには不要な歪みや影が発生している。これらの歪
みを補正するため、特殊な機構や強制照明を用いた読み
取り装置が実用化されているが、装置が大型であるにも
かかわらず、補正能力に限界があり使い勝手が悪いた
め、特定の分野で使われているに過ぎない。
【0004】これに関連する従来技術としては、例えば
特開平9−153988 号公報に記載されているように、光セ
ンサで原稿照射光を検出し、A/D変換器以前のアナロ
グ回路で補正する例がある。また、特開平10−336404号
公報に記載されているように、読取領域にレファレンス
領域を設けレファレンス領域の読み取り信号をA/D変
換器以前のアナログ信号にフィードバックする例があ
る。
【0005】また、特開平11−69094 号公報に記載され
ているように、光センサで周囲の明るさを検出し、画像
センサの動作速度を制御する例がある。
【0006】また、特開平10−327325号公報に記載され
ているように、画像内に極端に明るい部分が存在すると
他の部分の濃度値で代用する例がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
によれば、光センサの波形と画像センサの波形が異なる
ためチラツキを完全に除去することは困難であった。
【0008】また、読取位置を正確に規定することがで
きないため、装置の移動などで生じるメカ精度の誤差を
補正することができなかった。
【0009】また、極端に明るいハイライト部分の画像
を正しく再生することはできなかった。
【0010】本発明は、上記問題を解決し、画像を高画
質で高速に読取可能な画像読取装置を提供し、更には低
価格な画像読取装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、文書をディジタル画像信号として読み取
る光電変換部と、前記光電変換後の画像に含まれるライ
ン単位の光量変動成分を除去する光量変動補正部と、前
記光量変動補正後の画像に含まれる平面位置に依存した
光量歪みを除去するシェーディング補正部と、前記シェ
ーディング補正の基準信号として用いるシェーディング
波形信号の読み込みモード時、前記光量変動補正後の信
号を用いて記憶する記憶部とを有する構成とする。
【0012】また、文書を非接触でディジタル画像信号
として読み取る光電変換部と、前記ディジタル画像信号
に含まれる基準マークを検出する検出部と、基準マーク
の位置情報に基づき、拡大縮小処理を実施する幾何学補
正部と、1ライン単位の拡大縮小係数を記憶するメモリ
とを有する構成とする。
【0013】また、文書もしくは基準位置マークを含む
位置合わせ画像を非接触でディジタル画像信号として読
み取る光電変換部と、前記ディジタル画像信号に含まれ
る基準マークを検出する検出部と、前記基準マークの位
置情報に基づき、拡大縮小処理を実施する幾何学補正部
とを有し、前記検出部は個別にマーク検出領域を設定す
る手段を有する構成とする。
【0014】また、文書もしくは基準位置マークを含む
位置合わせ画像を非接触でディジタル画像信号として読
み取る光電変換部と、前記光電変換後の画像に含まれる
ライン単位の光量変動成分を除去する光量変動補正部
と、前記光量変動補正後の画像に含まれる平面位置に依
存した光量歪みを除去するシェーディング補正部と、前
記ディジタル画像信号に含まれる基準マークを検出する
検出部と、前記基準マークの位置情報に基づき、拡大縮
小処理を実施する幾何学補正部と、読み取った入力信号
がシェーディング波形を所定レベル(0以上の整数)を
上回ったことを検知するテカリ検出器とを有する構成と
する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例である画像読取装
置の機能ブロック図を示したものである。まず、全体の
動作について概要を説明し、各部の詳細を後に説明す
る。
【0017】本発明の画像読取装置は、光電変換部であ
るセンサ部10で、机上などに置かれた文書を読み込
み、画像処理LSI(QIP)1で、光量変動補正部
3,シェーディング補正部4,幾何学補正部5などにて
画像補正を行った後、画像処理ドライバ2で二値化処理
21,認識処理22を行い、ホスト12への結果転送を
行う。センサ部10からのディジタル画像データを用い
て、画像処理LSI(QIP)1内のピーク値検出部13で
ライン内のピーク値(最大輝度値)を検出する。この検
出範囲はピーク値検出範囲指定部14で指示される。一
方、センサ部10からのディジタル画像データは、1ラ
インバッファー部15で1ライン分の遅延が施され、ピ
ーク値検出部13で検出したピーク値を用いて、光量変
動補正部3でピーク値を検出したラインに対して補正処
理が実行される。
【0018】ここで、従来のファクシミリのピーク値補
正処理では、前ラインのピーク値を用いられる例が多か
ったが、現在のラインを用いて補正するのが本発明の一
つの特徴である。これは、蛍光灯のチラツキノイズは、
サインカーブのように滑らかなものではなく、急峻なエ
ッジを持つため、ピーク値を検出するラインと補正を実
行するラインが、1ラインでも違うと補正の効果が失わ
れてしまうという事実に基づいている。
【0019】次に、シェーディング補正部4で、光量の
当たり方などによる平面的な補正を実行する。これは、
白い紙など基準画像を読みこみ、記憶部であるシェーデ
ィングメモリ16に記憶し、原稿読取時、この波形を再
生しながら、均一な輝度レベルになるよう補正処理を実
行する。また、シェーディング補正部4では、入力信号
が所定値を超えて、ハイコントラストが生じたかどうか
を判定し、光量制御部17を経由し、光学系の光量調節
部11へ光量を絞る指示を発行し、光量調節部11で光
量を抑える処理を実行する。
【0020】次に、斜めから読み取った場合、近くは大
きく観測され、遠くは小さく見える「あおり歪み」など
の幾何学補正を実行し、画像処理ドライバ2へデータ転
送する。
【0021】次に、画像処理ドライバ2の動作を説明す
る。画像処理ドライバ2は、シェーディング記憶モー
ド,マーク検出モード,原稿読取モードの3種類のモー
ドによって動作が異なる。シェーディング読取モード時
はスイッチ29で、画像処理LSI(QIP)1からの
信号をシェーディング波形計算部9の側に切り替え、シ
ェーディング波形計算部9では、16×16画素の平均
値を計算し、逆数変換部では、シェーディングメモリ1
6に記憶すべき係数の計算を実行する。この結果をモー
ドパラメータ設定部24を介して画像処理LSI(QI
P)1のメモリ,レジスタに設定を行う。マーク読取モ
ード時は、スイッチ29で、画像処理LSI(QIP)
1からの信号を原稿台濃度検知・二値化部6の側に切り
替え、原稿台濃度検知・二値化部6では、マーク毎に設
定された検出領域の周辺の平均値,標準偏差値を計算
し、二値化閾値を決定し、検出領域内を二値化する。マ
ーク検出部7では、1/4円で構成されるマークを一つ
ずつ検出し、マーク位置を計算し、幾何学補正係数計算
部8で、あおり補正曲線近似のための方程式を求め、1
ライン毎の有効領域の開始位置,有効画素数の計算を行
い、モードパラメータ設定部を介して、画像処理LSI
(QIP)1のメモリに設定を行う。原稿読取モード時
は、スイッチ29で、画像処理LSI(QIP)1から
の信号を背景値計算20の側に切り替え、背景値計算2
0では、16×16画素単位のタイル形状で読取画像の
平均値を求め、所定の係数を乗じ、それぞれのタイルで
の二値化閾値を決定し、二値化部21で二値化する。文
字認識部22では、二値化結果から文字の認識を行い、
ホスト12にコードデータを転送する。
【0022】次に、各部の詳細な構成や動作を説明す
る。
【0023】センサ部10の詳細を図2に示す。机上の
原稿台の原稿は、レンズ171によって、センサ101
上に光学像が結ばれるように設計する。センサ101で
は、光学像をアナログ電気信号に変換し、アンプ102
で増幅し、A/D変換器103でディジタル信号に変換
し、画像処理LSI(QIP)1に転送する。タイミン
グ生成部104では、センサのクロックや読取周期信号
を生成し、画像処理LSI(QIP)1へ取りこみタイ
ミングを指示する。また、画像処理LSI(QIP)1か
らは、光量調整指示を受け、メカ制御部105を経由
し、光量調節部11を制御する。光量調節部は、レンズ
の前に取り付ける電動式の絞り調節器,回転式の偏光板
などを用いる。
【0024】図3は、センサ部10の外形を示してい
る。原稿台174上の原稿175を、支持体173で支
えられたセンサ部10で読み取る。レンズ171で原稿
175のすべての面でセンサ101に焦点が合うよう
に、光学的位置は、あおり構成になっている。センサ1
01はリニアアレイセンサで、メカ制御部105の指示
で副走査方向にスキャンされる。アンプ102やA/D
変換器103などの電子部品はボード178に実装され
ている。
【0025】以下、画像処理LSI(QIP)1,画像
処理ドライバ2および、これらのインターフェイスやイ
ンターラクションの詳細を記述する。
【0026】図4は、ピーク値検出部13およびピーク
値検出範囲指定部14の詳細ブロック図である。ピーク
値検出部13では読取り画像データの1ライン全体に黒
い線がある場合、検出するピーク値は大幅に小さくな
り、光量変動補正時に過補正して黒い線を白にしてしま
うことが考えられる。この過補正を防止するためピーク
値の下限のリミッタ値(ダウンリミッタ値)を設定する
レジスタ156を設け、ピーク値のダウンリミッタ値と
センサ10からの入力信号を比較器157で比較した
際、入力信号の方が小さい場合、セレクタ161を切り
替えて入力信号を下限のリミッタ値に置き換えることが
考えられる。そのため、ライン内で検出するピーク値は
ダウンリミッタ値より小さくなることがなく、過補正を
防止できる。セレクタ161で選択された信号は、レジ
スタ159に記憶している現ライン内の現画素までのピ
ーク値と比較器158で比較される。そして、入力信号
が現ラインのピーク値よりも大きい場合で、かつピーク
値検出範囲内のときAND回路160が“1”になり、
この信号をイネーブルとするレジスタ159でセレクタ
161出力信号の値を格納する。そのためレジスタ15
9には常に現ラインのピーク値が保持されている。
【0027】ピーク値検出範囲指定部14は画像処理が
有効になる開始画素位置(有効範囲開始位置)を設定す
るレジスタ143と有効範囲開始位置から有効画素範囲
の終端の画素位置までの幅(有効幅)を設定するレジス
タ152を用いている。これらのレジスタ値は「あおり
歪み」などの幾何学補正を行うためのパラメータの設定
レジスタとしても用いるもので毎ライン設定される。画
像処理の有効範囲は、始端は有効範囲開始位置から終端
は有効範囲開始位置+有効幅の画素位置となる。この場
合、原稿の外側も僅かではあるがマークが検出されてい
るかを見るため有効範囲に入る。ここで、マーク位置を
ピーク値の検出範囲にしてしまうと、マークがてかる場
合にピーク値を高い値に誤検出してしまい、補正が働か
なくなる恐れがある。それを防止するため、マークの存
在する画素位置は、ピーク値検出の範囲から除外する必
要がある。
【0028】そこで、ピーク値検出の範囲は、基本的に
画像処理が有効な画素範囲からマークが入らないように
内側(紙側)に特定の画素分、縮めた範囲とする。
【0029】構成として始端である有効範囲開始位置に
ついて、内側(紙側)に縮める画素数を設定するレジス
タ141と、終端である有効範囲開始位置+有効幅の画
素位置について、内側(紙側)に縮める画素数を設定す
るレジスタ150とを設けた。そして、ピーク値検出範
囲の始端は、有効範囲開始位置とレジスタ141値を加
算器146で加算したものとし、ピーク値検出範囲の終
端ついては有効範囲開始位置+有効幅の画素位置からレ
ジスタ150値を減算器155で減算した画素位置とし
た。
【0030】そして、入力信号の画素数をカウントする
カウンタ144を設け、入力信号の画素数とピーク値検
出範囲の始端の値と比較器147で比較し、入力信号の
画素数が大きくなるとAND回路148が“1”を出力
し、ピーク値検出部13のAND回路160を通してピ
ーク値検出を起動させる。
【0031】また、カウンタ144がピーク値検出範囲
の終端の値と比較149して、カウンタ144が大きい
場合、AND回路148は“0”を出力し、ピーク値検
出部13のAND回路160を通してピーク値検出を停
止させる。
【0032】また、動作モードとしてシェーディング記
憶を行う場合も、マークの存在する画素位置は、ピーク
値検出の範囲から除外する必要があるが、この場合は、
幾何学補正は行わないので有効範囲開始位置レジスタ1
43の値は0で、有効幅レジスタ152の値はラインの
全画素数が設定される。そのため、通常の読み取りモー
ドとシェーディング記憶モードで内側(紙側)に縮める
画素数を変更する必要がある。そのため、シェーディン
グ記憶用の始端側の内側(紙側)に縮める画素数レジス
タ142と終端側の内側(紙側)に縮める画素数レジス
タ151を設け、動作モードを設定するレジスタ140
により、スイッチ145,153で切り替えることにし
た。このことで指定範囲をモードに応じて変更可能にな
り、シェーディング補正時には、マーク位置を範囲外に
設定できるので、シェーディング波形にノイズが入るこ
とが無い。
【0033】図5は、1ラインバッファ部15と光量変
動補正部3の詳細ブロック図である。光量変動補正部3
で入力する信号は、1ラインバッファ部15で1ライン
分遅延されるので、ピーク値検出部13で検出した当ラ
インのピーク値で補正が可能である。蛍光灯のチラツキ
は、特に谷部分が急峻であるため、1ラインのズレが大
きなノイズを発生することになるため、正しくラインを
合わせることにより大きく画質を改善できた。
【0034】1ラインバッファ部15は、メモリ150
0で構成し、1ライン分の入力信号を格納する。光量変
動補正部3では、オフセット値を格納するオフセット値
レジスタ33とメモリ1500からの画像信号からオフ
セット値を減算する減算器31と、ピーク値検出13に
格納している当ラインのピーク値からオフセット値を減
算する減算器32と、減算器31と減算器32の出力を
アドレスとするテーブル34から構成される。光量変動
補正部3の演算式として、例えば入力信号幅8ビットの
場合、(入力信号―オフセット値)/(ピーク値―オフ
セット値)×255の演算を行う。
【0035】テーブル34には、上位アドレスが(入力
信号―オフセット値)で下位アドレスが(ピーク値―オ
フセット値)とするアドレスの中に(入力信号―オフセ
ット値)/(ピーク値―オフセット値)×255の演算
結果を格納しておくことで実現できる。また、ここで
は、オフセットレジスタOFS33には、高精度な補正
時に必要なオフセット値を格納する。
【0036】図6は、オフセット値の計算方法を示す概
念図である。
【0037】横軸にライン数、縦軸にCCDセンサ出力
を示す。初めの方のラインは紙が置かれていない原稿台
の黒い個所であり、それ以降は紙が置かれている個所で
ある。天井灯の光量変動は紙の置かれている出力の高い
所では変動が(WT−WB)と大きいが、紙が置かれて
いない原稿台の個所では変動が(BT−BB)と少な
く、天井灯の光量変動よりノイズが多い。それは、原稿
台の黒い個所がCCDセンサのオフセット値に近いため
であるので、原稿台の出力値をオフセット値にして考え
てもよい。
【0038】光量変動補正部3の出力は、シェーディン
グ補正部4に送り、光量の平面的補正を実行する。図7
は、シェーディングメモリ16とシェーディング補正部
4の詳細ブロック図である。光量変動補正部3の出力
と、シェーディングメモリ16のデータを乗算器41で
乗算することでシェーディング補正処理を実行してい
る。通常、シェーディング補正処理は、入力信号に対し
て白基準信号を除算し、最大基準値(たとえば512レ
ベル)を乗じることで行う必要があり除算処理が必要と
されるが、シェーディングメモリ16に、あらかじめ除
算した値を設定することで、除算処理を省略することが
可能となる。シェーディングメモリ16は、画素読出し
カウンタX−CNT144のカウンタ値に応じて順次シ
ェーディングメモリの内容を読み出す。
【0039】乗算器41の結果は、幾何学補正部5に出
力すると同時に、テカリレジスタ42の値と比較器43
で比較し、テカリが検出されたら、光量制御部17でセ
ンサからの信号を制限するように、センサ部10へ指示
を発行する。センサ部10では、内部のタイミング生成
部104,メカ制御部105を経由し、光量調節部11
の電動絞りを絞って調節する。光量調節部11は、電動
絞り装置に限ることなく、偏光板の回転、さらには、セ
ンサ101の走査周期,アンプ102の増幅度,A/D
変換器103の参照電位の制御などで光量調節を行って
も差し支えない。
【0040】このように逆数値を記憶することで、シェ
ーディング補正部4内の演算を乗算器41のみにでき、
ゲート数の削減を実現できた。
【0041】図8は、シェーディング波形の計算方法を
説明するメモリマップ図である。シェーディング記憶モ
ード時は、白基準用紙を読み取った、センサ10からの
信号を、そのまま画像処理ドライバ2内のメモリに取り
こみ、シェーディング波形計算部9により計算する。こ
こでは、16画素×16画素を1ブロック単位として、
ブロック内の平均値を計算し、代表値SHD(i,j)
を算出している例を示している。
【0042】図9に、シェーディング波形計算フローを
示す。まず、白基準用紙の副走査方向のピーク位置(同
じ主走査で副走査方向に入力値を微分し、微分値が0に
なる点)から周期を計算301する。次に、この周期で
単位ブロックを形成し、そのブロック内で平均値を計算
302し、さらに最大基準値(ここでは512)を分子
とした逆数計算303を行い代表値とする。ブロック単
位の処理を繰り返し、処理終了304すれば、モード・
パラメータ設定部で画像処理LSI(QIP)1のシェ
ーディングメモリ16に設定する。ここでは、シェーデ
ィング周期に応じてシェーディングのブロックサイズを
可変にする方法を説明したが、サイズはたとえば16画
素×16画素のように固定でも問題なく動作させること
が可能である。この場合チラツキ周波数計算301のス
テップは省略できる。
【0043】次に、画像処理LSI(QIP)1内の幾
何学補正部5について説明する。
【0044】幾何学補正の説明を行う前に、基準マーク
および基準マークの検出について説明する。
【0045】図10は、原稿台174上に施された基準
位置マークの一例である。それぞれのマーク401−4
06は、原稿台とは異なる色で塗装されており、片側に
3個、両脇に配置され合計6個で原稿読取領域の基準位
置を示している。マークは、1/4円の中心位置を合わ
せ、対角線上に配置した構成としている。
【0046】図11は、6個のマークのうち、一個のマ
ーク401と検出領域の関係を拡大して示している。セ
ンサ10で原稿台174を観測すると、斜め位置から読
むために、近くは大きく、遠くは小さく見えているた
め、原稿台174は台形に歪んで見えている。このた
め、検出領域414は、個別のマーク毎にそれぞれ設定
する必要がある。これは、検出基準枠175を基準とし
て、検出領域開始座標(Xm,Ym)と検出領域の幅W
mと高さHmを設定している。ここで、取り付けの精度
の関係で、検出領域414内に、原稿台から外の領域を
観測せざるを得ない。つまり、原稿台からはみ出した領
域を含めてマークを検出する必要がある。原稿台以外の
部分は多くは机の表面が観測されているが、色,材質の
規定は困難である。このため、マークを制限無く探索す
ると誤って原稿台以外の部分を検出する可能性がある。
このため、検出領域内で、マークの検出方向を規定する
こととしている。
【0047】図11の場合であれば、左から右へ検索を
すれば正しくマークを検出することが可能である。マー
ク検出モードでは、図1の画像処理ドライバ2のスイッ
チ29は、原稿台濃度検知・二値化部6へ倒れ、マーク
検出処理を実行する。
【0048】図12は、マーク検出フローを示してい
る。まず、検出領域の周辺部、ここではマーク検出方法
と逆方向に進んだ幅Hm画素x2ラインの領域、の原稿
台濃度を抽出501する。次に、ライン毎に、その平均
値,標準偏差値を求め502、次に平均値に3倍した標
準偏差値を加え二値化のための閾値を研鑚する。次に、
マーク検出領域内について、この閾値よりも大きいもの
は白、小さいものは黒として、二値化処理を実行する5
03。ここで、マークにはチラツキなどのノイズが混入
している可能性があるので、白ドットに挟まれた1ドッ
ト、若しくは2ドットの黒画素は白画素に変換する補間
処理504を実施する。
【0049】図13は、二値化後のマーク検出方法を示
す概念図である。図14は、詳細なマーク検出フローを
示す。まず、Lマーク位置計算520は、検索方向に沿
ってマークの色(白)が続く画素数(ラン長rl)を計
数521し、20画素以上,40画素未満であればマー
クの一部として扱い522、開始位置start と終了位置
end を記憶する。このマークの一部が10ライン揃えば
Lマーク401Lあり523と判断し、終了位置end の
平均を軸axisとして登録する。次にRマーク位置計算5
30は、軸axisから、左右マージンxmgn分の範囲内で開
始位置があるマークの一部を検出531,532し、1
0ライン分揃ったらRマーク401Rありと判断533
する。Rマークの一部が、始めて見つかった位置をRT
opとして記憶する。Lマークの一部の終了位置の平均
とRマークの開始位置の平均の、平均を取ることでマー
クのX座標とし、RTopをY座標として用いる。
【0050】このように6個のマークを検出した後、幾
何学補正係数計算部8を実行する。幾何学補正係数計算
部8は、まず6個のマークの内、曲線を形成する左側の
マーク3個の座標位置を、方程式 X=b/(Y+a)+c に代入し、計数a,b,cを求め541、次にラインY
単位に有効範囲開始位置XSを計算する。
【0051】次に、同様に右側の3個のマークの座標位
置を用いて有効範囲終了位置を計算する。終了位置から
開始位置を減算することで、有効幅XWを計算する。
【0052】次に、有効範囲開始位置XS,有効幅XW
をそれぞれ8倍し543、画像処理LSI(QIP)1
内の幾何学補正部5へ出力544する。
【0053】ここで、有効範囲開始位置XS,有効幅X
Wをそれぞれ8倍した理由は、画素単位での位置指定で
は、幾何学補正時に開始位置の量子化誤差と有効幅の量
子化誤差が干渉により、ライン毎にサンプリングされる
画素位置が変化してしまう現象が起こり、直線部分がギ
ザギザになってしまい、画質が低下するために、画素未
満(サブピクセル)の位置指定を実現するためである。
ここで8倍した値は、画像処理LSI(QIP)1内で
8倍された値として扱うよう設計している。なお、ここ
では、画素サイズを8000画素(13ビット)までサ
ポートし、画像処理ドライバ2から画像処理LSI(Q
IP)1に渡すデータ幅を16ビットとしたため、3ビ
ット分(16ビット−13ビット=3ビット:8倍)に
限定したが、扱う画素数を減らしたり、データ幅を増す
ことで、倍率を大きく取ることは可能である。
【0054】また、パラメータを、上記説明した有効範
囲開始位置と有効幅ではなく、有効範囲開始幅と有効範
囲終了位置とし、有効範囲終了位置を左端からではなく
右端から計測することで、扱う画素数はそのままで、画
素位置を表現すべきビット数を減らすことが可能であ
る。つまり、始端位置は、全体8000画素の半分を超
えることが無く、終端位置が半分以降であることが保証
できれば、終端位置を右端からの計数とすることで、そ
れぞれ4000画素(12ビット)に削減可能である。
【0055】図15は、画像処理LSI(QIP)1に
用いられているメモリのアドレスマップを示している。
【0056】1ラインバッファ15として利用する、バ
ッファー領域を0000H番地から01F40番地まで
確保し、01F40番地からはシェーディングメモリ1
6用として、白シェーディングの代表値をライン単位で
記憶している。さらに、17700H番地からは、幾何
学変換パラメータとして、上記の有効範囲開始位置と有
効幅をライン単位で記憶する。
【0057】図16は、上記シェーディングメモリおよ
び幾何学変換パラメータを画像処理LSI(QIP)1
のシェーディング補正部4、幾何学補正部5に取りこむ
タイミングを示している。読取りラインが有効ラインに
なるとフレーム信号が“H”になり、この期間のセンサ
データから有効になる。またライン信号の立ち下がりで
幾何学パラメータである有効範囲開始位置と有効幅を外
部メモリから読み出し、内部のレジスタ143とレジス
タ152に格納する。センサデータはラインバッファに
格納し、次ラインのセンサデータ格納の際に読み出し、
ピーク補正,シェーディング補正,幾何学補正などの画
像処理を行う。その結果、出力は1ライン遅れることに
なる。1ライン分の画像処理が終わるとシェーディング
データを外部メモリから読み出し、内蔵メモリに格納す
る。
【0058】格納するシェーディングデータは次ライン
のシェーディング補正で使用するデータである。
【0059】このように、シェーディング補正や幾何学
変換処理を、1ライン単位で実行させ、処理のパラメー
タを1ライン毎にメモリから読出し、変更することで、
二次元的な処理を実現している。このような構成とする
ことで、少ない論理量で、高精度,多機能な処理を実現
することができた。
【0060】図17は、幾何学補正の概念図を示してい
る。画像処理LSI(QIP)1のシェーディング補正
部4の出力は、台形状に歪んでいる。これを矩形に復元
するのが幾何学補正である。これをライン単位に処理す
るには、有効範囲廃止位置XSから、画素の読出しを開
始し、有効幅XWを出力幅DWにマッピングするように
縮小処理すれば良い。この縮小処理は、DW/DXを加
算しながら、読出しアドレスを更新しても良いが、小数
点処理をハードウエアで実行するのは困難なので、DD
A(デジタル・ディファレンシャル・アナライザー)を
用いて、整数演算で等価な処理を行う。
【0061】幾何学補正を数式で表現すれば、補間演算
なしの場合は、 Q(i,j)=P(i/di,j):出力座標基準の場合 Q(i*di,j)=P(i,j):入力座標基準の場合 となる。ここで、P(i,j):座標値i,jの入力
値,Q(i,j):座標値i,jの出力値,di:iラ
インにおける縮小率:di=出力画素幅(Dw)/入力
画素幅(Sw)。
【0062】縮小処理の場合は、出力画素数が入力画素
数より小さくなるため、出力座標基準のほうが考えやす
い。
【0063】出力座標基準で、出力座標iに対応する入
力座標i/diは、画素単位で演算を繰り返す場合は、 1/di=1/(Dw/Sw)=Sw/Dw を加算し、1を超えたら、1を減算することで計算でき
る。プログラムでは、余り量をDDA、入力アドレスを
InADRとすると、 DDA+=Sw/Dw; if(DDA>=1){ InADR++; DDA--} しかし、これは小数が必要となるので、ハードで扱うの
は困難である。
【0064】このため、系にDwを乗じて、小数演算を
整数化すると、 DDA+=Sw; if(DDA>=Dw){ InADR++; DDA−=Dw} となる。
【0065】これでDDA(Digital Differential Ana
lyzer)が適用できる。
【0066】Sw=36000,Dw=28992の場
合のDDA値と画素の選択(sel=1),非選択(sel=0)
の様子を図18に示す。
【0067】図19に画像処理LSI(QIP)1の幾
何学補正部5の詳細ブロック図を示す。
【0068】幾何学補正部5のデータフローは、まず、
シェーディング補正4出力の現画像データと、1画素前
の画像データを格納しているレジスタ5002とを加算
器5003で加算し下位1ビットシフトすることで2画
素の平均値を求める。セレクタ5004では、現画像の
データと前画素と現画素の平均値とを切り替えて出力す
る。切り替え信号はAND回路5019出力を1画素分
遅延させたレジスタ5005の信号で切り替える。
【0069】AND回路5019出力は現画素が縮小と
して間引く対象の画素(縮小対象画素)の場合は
“0”、縮小対象画素以外の場合は“1”を出力する。
【0070】現画像データがAND回路5019“0”
で縮小対象画素の場合、レジスタ5005は1画素遅延
しているので、“1”であり、セレクタ5004では、
通常と同様に現画像データが選択される。
【0071】しかし、AND回路出力は“0”なので、
画像処理ドライバ2では縮小対象画素として、この現画
像データは削除される。そして、次の画素を処理すると
き、レジスタ5005は1画素分遅れた信号が来た
“0”を出力し、セレクタ5004は、前画素と現画素の平
均値を選択する。この画像でデータは画像処理ドライバ
2で有効データとして使用される。そうすることで、縮
小対象画素の情報を単に削除するのでなく、次の画素と
の平均値として反映させ、画質劣化を防ぐ。
【0072】画像処理の有効範囲は幾何学補正のパラメ
ータである有効範囲開始位置レジスタ5008から有効
範囲開始位置レジスタ5008+有効幅レジスタ500
7の画素間である。そのため、比較器5010,502
0によって比較し、画素をカウントするカウンタ500
6が有効範囲開始位置レジスタ5008より大きく、か
つカウンタ5006が有効範囲開始位置レジスタ500
8と有効幅レジスタ5007の値を加算器5009で加
算した値より小さい場合に有効画素範囲とする。
【0073】縮小画素のタイミングを決めるために有効
幅レジスタ5011と有効幅に小数も含めた値を格納し
ているレジスタ5012を用いる。小数も含めた値を格
納しているレジスタ5012はラインで最初の一回のみ
で後は少数を切り捨てた有効幅レジスタ5011を用い
る。毎ライン最初の1回はセレクタ5013で有効幅に
小数も含めた値を格納しているレジスタ5012を選択
し、それ以降は有効幅レジスタ5011を選択する。選
択された値は加算器5014とセレクタ5015をへてレジ
スタ5016に格納される。そして、この値から出力幅
レジスタ5017の出力幅を減算器5018で減算する。こ
のとき、減算結果がプラスの場合はCOUT“0”が出力さ
れ、セレクタ5015では減算結果そのままの値を選択
する。マイナスの場合はCOUT“1”が出力され減算
結果に有効幅を加算した結果を選択する。
【0074】AND回路5019は画像データが有効画
素範囲で、COUTが“0”(縮小対象画素以外)のと
きのみ、“1”を出力する。それ以外の場合は“0”を
出力する。
【0075】原稿読取モードでは、画像処理LSI(Q
IP)1の出力は、画像処理ドライバ2内のスイッチ2
9を経由して、背景値計算20,二値化21,文字認識
22処理をして認識したコードをホスト12に転送す
る。背景値計算20は、16画素×16画素単位をブロ
ックとし、平均値を計算し、これに所定の計数αを乗
じ、二値化閾値を作成する。
【0076】ここで、ブロックは固定とする必要は無
く、シェーディング波形計算9で求めたチラツキ周期に
一致させても良い。また、平均値を用いずに、最大値,
最小値などを用いることも可能であるし、これらをパネ
ルからの指示で切り替えて用いることも可能である。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、高画質な画像を低価格
に高速に処理できる画像読取装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体機能ブロック図。
【図2】センサ部の詳細ブロック図。
【図3】センサ部の外形図。
【図4】ピーク値検出部およびピーク値検出範囲指定部
の詳細ブロック図。
【図5】1ラインバッファ部と光量変動補正部の詳細ブ
ロック図。
【図6】オフセット値の計算方法を示す概念図。
【図7】シェーディングメモリとシェーディング補正部
の詳細ブロック図。
【図8】シェーディング波形の計算方法を説明するメモ
リマップ図。
【図9】シェーディング波形計算フローを示す図。
【図10】原稿台上に施された基準位置マークの一例を
示す図。
【図11】マークと検出領域の関係を示す図。
【図12】マーク検出フローを示す図。
【図13】二値化後のマーク検出方法を示す概念図。
【図14】詳細なマーク検出フローを示す図。
【図15】メモリのアドレスマップを示す図。
【図16】幾何学変換パラメータ等の取り込みタイミン
グを示す図。
【図17】幾何学補正の概念図。
【図18】DDA値と画素の選択の様子を示す表。
【図19】幾何学補正部の詳細ブロックを示す図。
【符号の説明】
1…画像処理LSI、2…画像処理ドライバ、3…光量
変動補正部、4…シェーディング補正部、5…幾何学補
正部、6…原稿台濃度検知及び2値化部、7…マーク検
出部、8…幾何学補正係数計算部、9…シェーディング
波形計算部、10…センサ部、11…光量調節部、12
…ホスト、13…ピーク値検出部、14…ピーク検出範
囲指定部、15…1ラインバッファ、16…シェーディ
ングメモリ、17…光量制御部、20…背景値算出部、
21…2値化部、22…文字認識部、24…モードパラ
メータ設定部、29…スイッチ、31,32,155,
5018…減算器、33,42,140〜143,15
0〜152,156,5002,5005,5007,
5008,5011,5012,5016,5017…
レジスタ、34…テーブル、41…乗算器、43,14
7,149,157,158,5010,5013,5
020…比較器、101…センサ、102…アンプ、1
03…A/D変換器、104…タイミング生成部、10
5…メカ制御、144,5006…カウンタ、145,
153,5004,5015…セレクタ、146,15
4,5003,5009,5014…加算器、148,
160,5019…AND回路、159…イネーブル付
きのレジスタ、171…レンズ、173…支持体、17
4…原稿台、175…原稿、178…基板、301…チ
ラツキ周波数計算処理、302…シェーディング波形計
算処理、303…逆数計算処理、304…終了処理、40
1〜406…マーク、401L…左側1/4円マーク、
401R…右側1/4円マーク、414…マーク検出領
域、1500…メモリ、WT…白トップ、WB…白ボト
ム、BT…黒トップ、BB…黒ボトム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 啓介 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 小西 義治 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所情報機器事業部内 (72)発明者 堀 哲也 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所情報機器事業部内 (72)発明者 加納 光成 愛知県名古屋市中区栄三丁目10番22号 日 立中部ソフトウェア株式会社内 Fターム(参考) 5B047 AA01 AB02 BB02 BC14 CB04 DA04 5C072 BA08 CA15 DA02 DA12 EA05 FB12 LA12 TA05 UA02 UA12 UA20 VA07 5C076 AA21 AA22 BA03 CA06 5C077 LL02 MM03 MM27 PP06 PP15 PP43 PQ20 PQ22 RR12 SS01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文書をディジタル画像信号として読み取る
    光電変換部と、 前記光電変換後の画像に含まれるライン単位の光量変動
    成分を除去する光量変動補正部と、 前記光量変動補正後の画像に含まれる平面位置に依存し
    た光量歪みを除去するシェーディング補正部と、 前記シェーディング補正の基準信号として用いるシェー
    ディング波形信号の読み込みモード時、前記光量変動補
    正後の信号を用いて記憶する記憶部とを有する画像読取
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像読取装置において、 前記光量変動補正部としてライン内のピーク値を検出す
    るピーク値検出部と、前記検出したラインのピーク値を
    前記ラインの補正に適用する画像読取装置。
  3. 【請求項3】請求項2の画像読取装置において、 前記光量変動補正部は、ラインのピーク値を検出する手
    段と、1ライン分の遅延を行うバッファと、前記バッフ
    ァの出力に対して前記検出したラインのピーク値を用い
    て補正する光量変動補正演算部とを有する画像読取装
    置。
  4. 【請求項4】請求項3の画像読取装置において、 原稿台の濃度を検出する原稿台濃度検出部を設け、光量
    変動演算部をラインのピーク値から、前記原稿台濃度を
    減算する第一の減算手段と、1ライン分の遅延を行うバ
    ッファの出力から、上記原稿台濃度を減算する第二の減
    算手段と、第二の減算手段の出力を第一の減算手段の出
    力で除算する除算部とを有する画像読取装置。
  5. 【請求項5】文書を非接触でディジタル画像信号として
    読み取る光電変換部と、 前記ディジタル画像信号に含まれる基準マークを検出す
    る検出部と、 前記基準マークの位置情報に基づき、拡大縮小処理を実
    施する幾何学補正部と、 1ライン単位の拡大縮小係数を記憶するメモリとを有す
    る画像読取装置。
  6. 【請求項6】請求項5の画像読取装置において、 前記1ライン単位の拡大縮小係数として、処理対象領域
    開始アドレスおよび処理対象領域終了アドレスを含む画
    像読取装置。
  7. 【請求項7】文書もしくは基準位置マークを含む位置合
    わせ画像を非接触でディジタル画像信号として読み取る
    光電変換部と、 前記ディジタル画像信号に含まれる基準マークを検出す
    る検出部と、 前記基準マークの位置情報に基づき、拡大縮小処理を実
    施する幾何学補正部とを有し、 前記検出部は個別にマーク検出領域を設定する手段を有
    する画像読取装置。
  8. 【請求項8】請求項7の画像読取装置において、 それぞれのマーク検出領域における周辺部分の統計量を
    用いて該当するマーク検出の二値化閾値を決定する手段
    を有することを特徴とする画像読取装置。
  9. 【請求項9】文書もしくは基準位置マークを含む位置合
    わせ画像を非接触でディジタル画像信号として読み取る
    光電変換部と、 前記光電変換後の画像に含まれるライン単位の光量変動
    成分を除去する光量変動補正部と、 前記光量変動補正後の画像に含まれる平面位置に依存し
    た光量歪みを除去するシェーディング補正部と、 前記ディジタル画像信号に含まれる基準マークを検出す
    る検出部と、 前記基準マークの位置情報に基づき、拡大縮小処理を実
    施する幾何学補正部と、 読み取った入力信号がシェーディング波形を所定レベル
    (0以上の整数)を上回ったことを検知するテカリ検出
    器とを有する画像読取装置。
  10. 【請求項10】請求項9の画像読取装置において前記テ
    カリ検出部にてテカリ検出されたら、A/D変換器の参
    照電圧を上げるもしくはシャッター速度を速くするもし
    くは偏光板を回転するなどのテカリ防止指示を発行する
    手段を有する画像読取装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7812957B2 (en) 2004-07-05 2010-10-12 Fujifilm Corporation Light measurement apparatus measuring two-dimensional physical properties of a sample
KR101126361B1 (ko) 2005-07-22 2012-03-23 삼성전자주식회사 화상 스캐닝 시스템에서의 색차 보정을 위한 램프 제어장치및 그 방법

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