JP2001045194A - ネットワークシステムを構成可能な画像形成装置、デバイス端末装置、サーバ端末装置、画像形成システム、画像形成方法及び記憶媒体 - Google Patents

ネットワークシステムを構成可能な画像形成装置、デバイス端末装置、サーバ端末装置、画像形成システム、画像形成方法及び記憶媒体

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JP2001045194A
JP2001045194A JP11220455A JP22045599A JP2001045194A JP 2001045194 A JP2001045194 A JP 2001045194A JP 11220455 A JP11220455 A JP 11220455A JP 22045599 A JP22045599 A JP 22045599A JP 2001045194 A JP2001045194 A JP 2001045194A
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Tadahiro Nakamura
忠弘 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク上に接続された各デバイス間で
画像データの送受信に対して著作権情報を付加する際
に、その管理を容易にできるようにする。 【解決手段】 ネットワークに接続されてネットワーク
システムを構成可能ないデバイス端末装置において、上
記ネットワーク101に接続されたサーバ端末装置30
に対して、上記ネットワーク101を経由して送信する
画像データに関する登録要求を行う登録要求手段22を
設け、上記ネットワーク101上に接続された各デバイ
ス間のデータの送受に対して著作権情報を付加する際
に、ネットワークのサーバ端末装置30に対して登録を
行うようにすることにより、各デバイス端末装置10、
20が付加する著作権情報をサーバ端末装置30で一元
管理できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワークシステ
ムを構成可能な画像形成装置、デバイス端末装置、画像
形成システム、画像形成方法及び記憶媒体に関し、特
に、ネットワーク環境におけるセキュリティ管理に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ネットワークに複数の画像処
理装置を接続してなる画像形成システムにおいて、画像
データをはじめとする様々なデータが上記ネットワーク
を介して伝送される際のセキュリティ管理は種々存在
し、幾つかは実際に広く利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ネット
ワークを介して送受される画像データをはじめとする様
々なデータに関して、そのデータに作成者の著作権を付
加したり、シグニチャ(署名)や認証キーを付加したり
することによって、作成されたデータの保護や管理を行
うことは困難であった。
【0004】また、著作権情報が不正にコピーされた
り、流出されたりした場合に、その情報がどのような経
路を通って流出されたのかを後から追跡することは困難
であった。
【0005】本発明は上述の問題点にかんがみ、ネット
ワーク上に接続された各デバイス間で画像データの送受
信に対して著作権情報を付加する際に、その管理を容易
にすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のデバイス端末装
置は、ネットワークに接続されてネットワークシステム
を構成可能なデバイス端末装置において、上記ネットワ
ークに接続されたサーバ端末装置に対して、上記ネット
ワークを経由して送信する画像データに関する登録要求
を行う登録要求手段を具備することを特徴としている。
また、本発明のデバイス端末装置の他の特徴とするとこ
ろは、ネットワークに接続されてネットワークシステム
を構成可能なデバイス端末装置において、上記ネットワ
ークに接続されたサーバ端末装置に対して、上記ネット
ワークを経由して送信する画像データに関する登録要求
を行う登録要求手段と、上記サーバ端末装置から送られ
てくる特定情報を上記画像データに付加する情報付加手
段とを具備することを特徴としている。また、本発明の
デバイス端末装置のその他の特徴とするところは、ネッ
トワークに接続されてネットワークシステムを構成可能
なデバイス端末装置において、上記ネットワークに接続
されたサーバ端末装置に対して、上記ネットワークを経
由して送信する画像データに関する登録要求を行う登録
要求手段と、上記画像データの固有情報を予め定められ
た書式で生成する固有情報生成手段と、上記固有情報生
成手段によって生成された固有情報を上記サーバ端末装
置に送信する固有情報送信手段と、上記サーバ端末装置
から送られてくる特定情報を上記画像データに付加する
情報付加手段とを具備することを特徴としている。ま
た、本発明のデバイス端末装置のその他の特徴とすると
ころは、上記画像データに付加する特定情報は、個人、
グループ、あるいは上記各デバイス端末装置または上記
ネットワークに接続された画像形成装置に与えられた固
有のデジタル著作権情報であることを特徴としている。
【0007】本発明のサーバ端末装置は、ネットワーク
に接続されてネットワークシステムを構成可能なサーバ
端末装置において、上記ネットワークを介してデバイス
端末装置から送られてくる登録要求に基づいて固有の特
定情報を生成する特定情報生成手段と、上記特定情報生
成手段によって生成された特定情報を上記ネットワーク
を介して上記デバイス端末装置に送信する特定情報送信
手段とを具備することを特徴としている。また、本発明
のサーバ端末装置の他の特徴とするところは、上記特定
情報生成手段によって生成される特定情報は、個人、グ
ループ、あるいは上記各デバイス端末装置または上記ネ
ットワークに接続された画像形成装置に与えられた固有
のデジタル著作権情報であることを特徴としている。
【0008】本発明の画像形成装置は、ネットワークに
接続されてネットワークシステムを構成可能な画像形成
装置において、上記ネットワークを経由して受信した画
像データに付加されている特定情報付き画像データによ
り画像を形成して出力する画像形成手段とを具備するこ
とを特徴としている。
【0009】本発明画像形成システムは、ネットワーク
に接続されたサーバ端末装置に対して、上記ネットワー
クを経由して送信する画像データに関する登録要求を行
う登録要求手段と、上記画像データの固有情報を予め定
められた書式で生成する固有情報生成手段と、上記固有
情報生成手段によって生成された固有情報を上記サーバ
端末装置に送信する固有情報送信手段と、上記サーバ端
末装置から送られてくる特定情報を上記画像データに付
加する情報付加手段とを具備するデバイス端末装置と、
ネットワークを介してデバイス端末装置から送られてく
る登録要求に基づいて固有の特定情報を生成する特定情
報生成手段と、上記特定情報生成手段によって生成され
た特定情報を上記ネットワークを介して上記デバイス端
末装置に送信する特定情報送信手段とを具備するサーバ
端末装置と、ネットワークを経由して受信した画像デー
タに付加されている特定情報付き画像データにより画像
を形成して出力する画像形成手段とを具備する画像形成
装置とをネットワークに接続されてなることを特徴とす
る画像形成システム。また、本発明の画像形成システム
の他の特徴とするところは、上記特定情報生成手段によ
って生成される特定情報は、個人、グループ、あるいは
上記各デバイス端末装置または上記ネットワークに接続
された画像形成装置に与えられた固有のデジタル著作権
情報であることを特徴としている。
【0010】本発明の画像形成方法は、ネットワークに
接続されたサーバ端末装置に対して、上記ネットワーク
を経由して送信する画像データに関する登録要求を行う
登録要求処理と、上記画像データの固有情報を予め定め
られた書式で生成する固有情報生成処理と、上記固有情
報生成処理によって生成された固有情報を上記サーバ端
末装置に送信する固有情報送信処理と、上記サーバ端末
装置から送られてくる特定情報を上記画像データに付加
する情報付加処理とをデバイス端末装置が行い、ネット
ワークを介してデバイス端末装置から送られてくる登録
要求に基づいて固有の特定情報を生成する特定情報生成
処理と、上記特定情報生成処理によって生成された特定
情報を上記ネットワークを介して上記デバイス端末装置
に送信する特定情報送信処理とをサーバ端末装置が行
い、ネットワークを経由して受信した画像データに付加
されている特定情報付き画像データにより画像を形成し
て出力する画像形成処理とを画像形成装置が行うことを
特徴としている。
【0011】本発明の記憶媒体は、上記各手段としてコ
ンピュータを機能させるためのプログラムをコンピュー
タから読み出し可能に格納したことを特徴としている。
また、本発明の記憶媒体の他の特徴とするところは、上
記画像形成方法の手順をコンピュータに実行させるため
のプログラムをコンピュータから読み出し可能に格納し
たことを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】[システム全体の概要説明]図1
は、本発明の概略を示す画像形成システムの構成図であ
る。図1に示したように、この画像形成システムは第1
のデバイス端末装置10、第2のデバイス端末装置2
0、サーバ端末装置30、画像形成装置40をネットワ
ーク101に接続して構成している。
【0013】第1のデバイス端末装置10は、情報付加
手段11、通信手段12及び登録手段13を有してい
る。上記情報付加手段11は上記ネットワーク101を
経由して送信する画像データに特定情報を付加する機能
を有し、通信手段12は上記情報付加手段11によって
特定情報を付加した画像データをネットワーク101に
送信する機能を有している。また、登録手段13はネッ
トワーク101に接続されたサーバ端末装置30に対し
て、上記ネットワーク101を経由して送信する画像デ
ータに関する登録要求を行う機能を有している。
【0014】第2のデバイス端末装置20は、通信手段
21と、登録要求手段22と、固有情報生成手段23
と、情報付加手段24とを有している。上記登録要求手
段22は、ネットワーク101に接続されたサーバ端末
装置30に対して、上記ネットワーク101を経由して
送信する画像データに関する登録要求を行う機能を有し
ている。
【0015】また、固有情報生成手段23は、上記画像
データの固有情報を予め定められた書式で生成する機能
を有し、情報付加手段24はサーバ端末装置30から送
られてくる特定情報を上記画像データに付加する機能を
有している。通信手段21は、固有情報生成手段23に
よって生成された固有情報をサーバ端末装置30に送信
するためのものであり、ネットワーク101から画像デ
ータを受信するとともに、上記情報付加手段11によっ
て特定情報を付加した画像データをネットワーク101
に送信する機能を有している。
【0016】サーバ端末装置30は、通信手段31と、
特定情報生成手段32とを有している。上記通信手段3
1はネットワーク101から登録要求を受信するととも
に、上記特定情報生成手段32によって生成した特定情
報をネットワーク101に送信する機能を有している。
特定情報生成手段32は、ネットワーク101を介して
デバイス端末装置20から送られてくる登録要求に基づ
いて固有の特定情報を生成する機能を有している。
【0017】画像形成装置40は、画像形成手段41と
通信手段42とを有し、上記画像形成手段41は、ネッ
トワーク101を経由して受信した画像データに付加さ
れている特定情報付き画像データにより画像を形成して
出力する機能を有している。また、通信手段42はネッ
トワーク101から画像データを受信する機能を有して
いる。
【0018】上述のように構成された本実施の形態の画
像形成システムによれば、ネットワーク上に接続された
各画像処理装置間でデータを送受信するに際して、人間
の目には見えない形で画像データに特定の情報を付加し
たり、あるいは、ネットワークシステム上でのみ有効な
付加データを画像に上乗せすることができる。
【0019】これにより、ネットワーク101を介して
各端末装置間で授受する画像データに、上記データを作
成した者の著作権を設けることが可能となる。また、作
成されたデータのセキュリティ保護や、著作権などの知
的財産の保護を行うことができる。さらに、データの不
正コピーや不正な流出を防止することができる。
【0020】また、著作権情報が不正コピーされて流出
した場合に、その流通ルートを特定する追跡情報を画像
情報に付加することで、著作権が設定されたデータの不
正な使用を追跡することを可能にする。
【0021】以下、本発明のネットワークシステムを構
成可能なネットワークシステムを構成可能な画像形成装
置、デバイス端末装置、画像形成システム、画像形成方
法及び記憶媒体について、図面を参照しながら詳細に説
明する。
【0022】(第1の実施の形態) [装置全体の概要説明]図2に、本発明の実施形におけ
る装置全体の概観図を示す。ネットワーク101に接続
されたコンピュータ102、103は、それぞれサーバ
とクライアントの役割を果たしており、実際には、クラ
イアント103は複数台あり、図2では103a、10
3bで示してあるが、以後代表してクライアント103
とのみ表記する。
【0023】一方では、MFP(Mu1ti Func
tion Periphera1)と呼ばれる多目的な
ネットワーク機器104、105がネットワーク101
に接続されている。なお、104はフルカラーでスキャ
ン、プリントなどが可能なカラーMFPであり、105
はモノクロでスキャン、プリントなどを行う白黒MFP
である。
【0024】他方では、ネットワーク101に単一機能
で動作するネットワーク機器も接続されており、スキャ
ナ106やプリンタ107などが存在するが、動作的に
は上述のMFPとほとんど等価であるため、以後はこれ
らのデバイスもまとめてMFPにて表記する。
【0025】また、108はネットワークに接続された
データ格納のためのメモリ装置であり、ネットワーク1
01を経由して送られてきた各種データを一時的に保存
/格納することができる。
【0026】さらに、図示していないが、このネットワ
ーク101上にはクライアントや各種サーバ、及び上記
以外のMFPの他に、スキャナ、プリンタあるいは、F
AXなどその他の機器も接続されている。
【0027】ここで、コンピュータ102(または10
3)上では、いわゆるDTP(Desk Top Pu
blishing)のアプリケーションソフトウェアを
動作させ、各種文書/図形が作成/編集される。コンピ
ュータ102(または103)は作成された文書/図形
をPDL言語(Page DescriptionLa
nguage=ページ記述言語)に変換し、コンピュー
タ102(または103)上からプリンタドライバと呼
ばれる起動ソフトウェアによって指示することにより、
ネットワーク101を経由してMFP104、105、
またはプリンタ107に送られて出力される。
【0028】また、スキャナ106、またはMFP10
4、スキャナ部105に置かれた原稿は、コンピュータ
102(または103)上からスキャナドライバと呼ば
れる起動ソフトウェアによって指示することにより、ネ
ットワーク101へ画像データとして送られ、メモリ装
置108に保存されたり、コンピュータ102(または
103)のディスプレイに表示したり、MFP104、
105またはプリンタ107に送られて出力されること
が可能である。
【0029】次に、MFP104、105は、それぞれ
コンピュータ102(または103)側とネットワーク
101を介して情報交換できる通信手段を有しており、
MFP104、105の設定情報や装置状態がコンピュ
ータ102(または103)側に逐次知らせる仕組みと
なっている。
【0030】さらに、コンピュータ102(または10
3)側では、その情報を受けて動作するユーティリティ
ソフトウエアを持っており、MFPなどのデバイスは、
このコンピュータ102(または103)の下で一元管
理されている。
【0031】[MFP104、105の構成]次に、図
3〜図14を用いてMFP104、105の構成につい
て説明する。但し、MFP104とMFP105の差は
フルカラーとモノクロの差であり、色処理以外の部分で
はフルカラー機器がモノクロ機器の構成を包含すること
が多いため、ここではフルカラー機器に絞って説明し、
必要に応じて、随時モノクロ部分の説明を加えることと
する。
【0032】MFP104、105の構成を示す図3に
おいて、201は画像読み取りを行うスキャナ部で、2
02はその画像データを画像処理するRGB−IP部、
203はファクシミリなどに代表される電話回線を利用
した画像の送受信を行うFAX部、204はネットワー
クを利用して画像データや装置情報をやりとりするNI
C(Network Interface Card)
部分である。
【0033】205はコンピュータ側から送られてきた
ページ記述言語(PDL)を画像信号に展開するPDL
部である。アドオン部212は通常スルーであるが、ア
ドオン情報の付加と解除を行う際には有効になる。そし
て、MFP104、105の使い方に応じてコア部20
6で画像信号を一時保存したり、経路を決定したりす
る。
【0034】次に、コア部206から出力された画像デ
ータは、CMYK−IP部207を経由して、PWM部
208に送られた後、画像形成を行うプリンタ部209
に送られ、用紙の出力仕上げの処理を行うフィニッシャ
部210によりプリントアウトされる。また、ディスプ
レイ部211は、画像をプリントせずに済ませたり、プ
リント状態の是非を判断するためのプレビュー機能とし
て作動する。
【0035】[スキャナ部201の構成]次に、図4を
用いてスキャナ部201の構成を説明する。先ず、複写
機としての原稿の複写において、301は原稿台ガラス
であり、読み取られるべき原稿302が置かれる。原稿
302は、照明303によリ照射され、ミラー304、
305、306を経て、光学系307により、CCD3
08上に像が結ばれる。
【0036】さらに、モータ309により、ミラー30
4、照明303を含む第1ミラーユニット310は、速
度vで機械的に駆動され、ミラー305、306を含む
第2ミラーユニット311は、速度1/2vで駆動さ
れ、原稿302の全面が走査される。
【0037】[RGB−IP部202の構成]次に、図
5を用いて画像処理部202について説明する。入力さ
れた光学的信号は、CCDセンサ308により電気信号
に変換される。このCCDセンサ308はRGB3ライ
ンのカラーセンサであり、RGBそれぞれの画像信号と
してA/D変換部401に入力される。ここでゲイン調
整、オフセット調整をされた後、A/Dコンバータで、
各色信号毎に8bitのデジタル画像信号R0、G0、
B0に変換される。
【0038】その後、シェーディング補正402回路で
色ごとに、基準白色板の読み取り信号を用いた、公知の
シェーディング補正が施される。さらに、CCDセンサ
308の各色ラインセンサは、相互に所定の距離を隔て
て配置されているため、ラインディレイ調整回路403
において、副走査方向の空間的ずれが補正される。
【0039】次に、入力マスキング部404は、CCD
センサ308のR、G、Bフィルタの分光特性で決まる
読取色空間を、NTSCの標準色空間に変換する部分で
あり、CCDセンサ308の感度特性/照明ランプのス
ペクトル特性等の諸特性を考慮した装置固有の定数を用
いた3×3のマトリックス演算を行い、入力された(R
0、G0、B0)信号を標準的な(R、G、B)信号に
変換する。
【0040】さらに、輝度/濃度変換部(LOG変換
部)405はルックアップテーブル(LUT)RAMに
より構成され、RGBの輝度信号がC1、M1、Y1の
濃度信号になるように変換される。
【0041】MFP105によりモノクロの画像処理を
行う場合には、単色の1ラインセンサを用いて、単色で
A/D変換、シェーディングを行ったのち、入出力マス
キング、ガンマ変換、空間フィルタの順で処理しても構
わない。
【0042】[FAX部203の構成]次に、図6を用
いてFAX部203について説明する。まず、受信時に
は電話回線から来たデータをNCU部501で受け取り
電圧の変換を行い、モデム部502の中の復調部504
でA/D変換及び復調操作を行った後、伸張部506で
ラスタデータに展開する。
【0043】一般に、FAXでの圧縮伸張にはランレン
グス法などが用いられるが、公知であるためここではそ
の詳細な説明を割愛する。ラスタデータに変換された画
像は、メモリ部507に一時保管され、画像データに転
送エラーがないことを確認後にコア部206へ送られ
る。
【0044】次に、送信時は、コア部206よりやって
きたラスタイメージの画像信号に対して、圧縮部505
でランレングス法などの圧縮を施し、モデム部502内
の変調部503にてD/A変換及び変調操作を行った
後、NCU部501を介して電話回線へと送られる。
【0045】[NIC部204の構成]次に、図7を用
いてNIC部204について説明する。ネットワーク1
01に対してのインターフェイスの機能を持つのが、こ
のNIC部204であり、例えば10Base−T/1
00Base−TXなどのEthernetケーブルな
どを利用して外部からの情報を入手したり、外部へ情報
を流す役割を果たす。
【0046】外部より情報を入手する場合は、まず、ト
ランス部601で電圧変換され、LANコントローラ部
602に送られる。LANコントローラ部602は、そ
の内部に第1及び第2のバッファメモリを有し、入力さ
れる情報を第1のバッファメモリ(不図示)に記憶し、
その情報が必要な情報か否かを判断した上で、第2のバ
ッファメモリ(不図示)に送った後、PDL部205に
信号を流す。
【0047】次に、外部に情報を提供する場合には、P
DL部205より送られてきたデータは、LANコント
ローラ部602で必要な情報を付加して、トランス部6
01を経由してネットワークに接続される。
【0048】[PDL部205の構成]次に、同じく図
7を用いてPDL部205の説明をする。コンピュータ
上で動作するアプリケーションソフトウェアによって作
成された画像データは、文書、図形、写真などから構成
されており、それぞれは、文字コード、図形コード及び
ラスタ画像データなどによる画像記述の要素の組み合わ
せから成っている。
【0049】これが、いわゆるPDL(Page De
scription Language=ページ記述言
語)であり、Adobe社のPost Script
(登録商標)言語に代表されるものである。
【0050】さて、図7は、上記PDLデータからラス
タ画像データヘの変換処理を表わす部分であり、NIC
部204から送られてきたPDLデータは、CPU部6
03を経由してハードディスク(HD)のような大容量
メモリ604に一度格納され、ここで各ジョブ毎に管理
及び保存される。
【0051】次に、必要に応じて、CPU部603は、
RIP(Raster ImageProcessin
g)と呼ばれるラスタ化画像処理を行って、PDLデー
タをラスタイメージに展開する。
【0052】そして、展開されたラスタイメージデータ
は、CMYKの色成分母にDRAMなどの高速アクセス
可能なメモリ605にジョブ毎にページ単位で格納さ
れ、プリンタ部208の状況に合わせて、再びCPU部
603を介して、コア部206へ送られる。
【0053】[コア部206の構成]次に、図8を用い
てコア部206について説明する。コア部206のバス
セレクタ部701は、MFP104、105の利用にお
ける、いわば交通整理の役割を担っている。
【0054】すなわち、スタンドアローンとしての複写
機能、ネットワークスキャン、ネットワークプリント、
ファクシミリ送信/受信、あるいは、ディスプレイ表示
などMFP104、105における各種機能に応じてバ
スの切り替えを行うところである。
【0055】細かく説明するならば、そのフローは、以
下のような機能が考えられる。 ・スタンドアローン複写機:スキャナ201→コア20
6→プリンタ208 ・ネットワークスキャン:スキャナ201→コア206
→NIC部204 ・ネットワークプリント:NIC部204→コア206
→プリンタ208 ・ファクシミリ送信機能:スキャナ201→コア206
→FAX部203 ・ファクシミリ受信機能:FAX部203→コア206
→プリンタ208 ・ディスプレイ表示機能:スキャナ201→コア206
→ディスプレイ部211、 但し、ディスプレイ表示機能の入力元はFAX部203
やNIC部204でも構わない。
【0056】次に、バスセレクタ部701を出た画像デ
ータは、圧縮部702、ハードディスク(HD)などの
大容量メモリからなるメモリ部703及び、伸張部70
4を通ってプリンタ部208、またはディスプレイ部2
11へ送られる。
【0057】ここで、用いられる圧縮方式は、JPE
G、JBIG、ZIPなど一般的なものを用いればよ
い。次に、圧縮された画像データは、ジョブ毎に管理さ
れ、ファイル名、作成者、作成日時、ファイルサイズな
どの付加データと一緒に格納される。
【0058】さらに、ジョブの番号とパスワードを設け
て、それらも一緒に格納すれば、パーソナルボックス機
能をサポートすることができる。これは、データの一時
保存や特定の人にしかプリントアウト(ハードディスク
(HD)からの読み出し)ができない親展機能である。
【0059】格納されているそれぞれのジョブに対して
は、ジョブを指定して呼び出しが行われた場合には、パ
スワードの認証を行った後、ハードディスク(HD)よ
り呼び出し、画像伸張を行ってラスターイメージに戻し
てプリンタ部207に送られる。
【0060】[CMYK−IP部207の構成]図8に
より、CMYK−IP部207を説明する。コア部20
6より渡されたデータは、出力マスキング/UCR回路
部706に入り、上述のRGB−IP部202にて説明
したLOG変換(405)後のC1、M1、Y1信号を
画像形成装置のトナー色であるY、M、C、K信号にマ
トリクス演算を用いて変換する部分であり、CCDセン
サ308で読み込まれたRGB信号に基づいたC1、M
1、Y1、K1信号をトナーの分光分布特性に基づいた
C.M、Y、K信号に補正して出力する。
【0061】次に、ガンマ補正部707にて、トナーの
色味諸特性を考慮したルックアップテーブル(LUT)
RAMを使って画像出力のためのC、M、Y、Kデータ
に変換されて、空間フィルタ708では、シャープネス
またはスムージングが施された後、画像信号はPWM部
208へと送られる。
【0062】[PWM部208の構成]最初に、図9及
び図10を参照しながらPWM部208を説明する。C
MYK−IP部207を出たイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色に色分解
された画像データは、それぞれのPWM部208を通っ
てそれぞれ画像形成される(MFP105の場合は、単
色となる。)。
【0063】図9及び図10において、801は三角波
発生部、802はD/Aコンバータであり、入力される
ディジタル画像信号をアナログ信号に変換する部分であ
る。これらの2つの信号は、図10(a)のようにコン
パレータ803に送られて大小が比較される。
【0064】そして、図10(b)のような信号となっ
てレーザ駆動部804に送られ、CMYKそれぞれが、
CMYKそれぞれのレーザ805でレーザビームに変換
される。そして、ポリゴンスキャナ913で、それぞれ
のレーザビームを走査して、それぞれの感光ドラム91
7、921、925、929に照射される。
【0065】[プリンタ部209の構成(カラーMFP
104の場合)]図11に、カラープリンタ部の概観図
を示す。図11において、913は、ポリゴンミラーで
あり、4つの半導体レーザ805より発光された4本の
レーザー光を受ける。その内の1本はミラー914、9
15、916をへて感光ドラム917を走査し、次の1
本はミラー918、919、920をへて感光ドラム9
21を走査し、次の1本はミラー922、923、92
4をへて感光ドラム925を走査し、次の1本はミラー
926、927、928をへて感光ドラム929を走査
する。
【0066】一方、930はイエロー(Y)のトナーを
供給する現像器であり、レーザー光に従い、感光ドラム
917上にイエローのトナー像を形成し、931はマゼ
ンタ(M)のトナーを供給する現像器であり、レーザー
光に従い、感光ドラム921上にマゼンタのトナー像を
形成する。
【0067】また、932はシアン(C)のトナーを供
給する現像器であり、レーザー光に従い、感光ドラム9
25上にシアンのトナー像を形成し、933はブラック
(K)のトナーを供給する現像器であり、レーザー光に
従い、感光ドラム929上にマゼンタのトナー像を形成
する。以上4色(Y、M、C、K)のトナー像が用紙に
転写され、フルカラーの出力画像を得ることができる。
【0068】用紙カセット934、935および、手差
しトレイ936のいずれかより給紙された用紙は、レジ
ストローラ937を経て、転写ベルト938上に吸着さ
れ、搬送される。
【0069】上記搬送のタイミングと給紙のタイミング
とは同期がとられて、予め感光ドラム917、921、
925、929には各色のトナーが現像されており、用
紙の搬送とともに、トナーが用紙に転写される。
【0070】各色のトナーが転写された用紙は分離さ
れ、搬送ベルト939により搬送され、定着器940に
よって、トナーが用紙に定着され排出される。なお、4
つの感光ドラム917、921、925、929は、距
離dをおいて等間隔に配置されており、搬送ベルト93
9により、用紙は一定速度vで搬送されており、このタ
イミング同期がなされて、4つの半導体レーザ805は
駆動される。
【0071】[プリンタ部209の構成(モノクロMF
P105の場合)]図12に、モノクロプリンタ部の概
観図を示す。1013は、ポリゴンミラーであり、4つ
の半導体レーザ805より発光されたレーザー光を受け
る。レーザー光はミラー1014、1015、1016
を経て感光ドラム1017を走査する。
【0072】一方、1030は黒色のトナーを供給する
現像器であり、レーザー光に従い、感光ドラム1017
上にトナー像を形成し、トナー像が用紙に転写され、出
力画像を得ることができる。
【0073】用紙カセット1034、1035及び手差
しトレイ1036のいずれかより給紙された用紙は、レ
ジストローラ1037を経て、転写ベルト1038上に
吸着され、搬送される。給紙のタイミングと同期がとら
れて、予め感光ドラム1017にはトナーが現像されて
おり、用紙の搬送とともに、トナーが用紙に転写され
る。トナーが転写された用紙は分離され、定着器104
0によって、トナーが用紙に定着され、カラー画像同様
に排出される。
【0074】[ディスプレイ部211の構成]図13
に、ディスプレイ部211を示す。コア部206より出
された画像データは、CMYデータであるため、逆LO
G変換部1101でRGBデータに変換する必要があ
る。
【0075】次に、出力されるCRTなどのディスプレ
イ装置1104の色の特性に合わせるためにガンマ変換
部1102でルックアップテーブルを使用して出力変換
を行う。変換された画像データは、一度メモリ部110
3に格納されて、CRTなどのディスプレイ装置110
4によって表示される。
【0076】ここで、ディスプレイ部211を使用する
のは、出力画像を予め確認するプレビュー機能や、出力
する画像が意図したものと間違いないか検証するプルー
フ機能、あるいは、プリントの必要がない画像を確認す
る場合にプリント用紙の無駄を省くためである。
【0077】[フィニッシャ部210の構成]図14
に、フィニッシャ部の概観図を示す。プリンタ部209
の定着部940(、または1040)を出た用紙は、フ
ィニッシュ部210に入る。フィニッシャ部210に
は、サンプルトレイ1001及びスタックトレイ100
2があり、ジョブの種類や排出される用紙の枚数に応じ
て切り替えて排出される。
【0078】ソート方式には2通りあり、複数のビンを
有して各ビンに振り分けるビンソート方式と、後述の電
子ソート機能とビン(、またはトレイ)を奥手前方向に
シフトしてジョブ毎に出力用紙を振り分けるシフトソー
ト方式によりソーティングを行うことができる。
【0079】電子ソート機能は、コレートと呼ばれ、上
述のコア部で説明した大容量メモリを持っていれば、こ
のバッファメモリを利用して、バッファリングしたペー
ジ順と排出順を変更する、いわゆるコレート機能を用い
ることで電子ソーティングの機能もサポートできる。次
に、グループ機能はソーティングがジョブ毎に振り分け
るのに対し、ページ毎に種別する機能である。
【0080】さらに、スタックトレイ1002に排出す
る場合には、用紙が排出される前の用紙をジョブ毎に蓄
えておき、排出する直前にステープラ1005にてバイ
ンドすることも可能である。
【0081】そのほか、上記2つのトレイに至るまで
に、紙をZ字状に折るためのZ折り機1004、ファイ
ル用の2つ(または3つ)の穴開けを行うパンチャー1
006があり、ジョブの種類に応じてそれぞれの処理を
行う。
【0082】また、インサータ1003は、中差し機能
を行うために用いられ、ここに中差し用の用紙を入れる
ことができる。さらに、サドルステッチャ1007は、
ブックレット形式に紙を二つ折りにし、その真ん中をバ
インドするために使用する。
【0083】この場合には、ブックレットトレイ100
8に排出される。そのほか、図には記載されていない
が、製本のためのグルー(糊付け)によるバインドや、
あるいはバインド後にバインド側と反対側の端面を揃え
るためのカッティングなどを加えることも可能である。
【0084】[ネットワーク101]さて、次にネット
ワーク101について説明する。図15に示すように、
ネットワーク101は上述の図2のような構成がルータ
と呼ばれるネットワークを相互に接続する装置により接
続され、LAN(Local Area Networ
k)と呼ばれる更なるネットワークを構成する。
【0085】また、LAN1306は、内部のルータ1
301を介して、専用回線1308を通して、別のLA
N1307内部のルータ1305に接続され、これらの
ネットワーク網は幾重にも張り巡らされて、広大な接続
形態を構築している。
【0086】次に、その中を流れるデータについて図1
6にて説明する。送信元のデバイスA(1400a)に
存在するデータ1401があり、そのデータは画像デー
タでも、PDLデータでも、プログラムであっても構わ
ない。これをネットワーク101を介して受信先のデバ
イスB(1400b)に転送する場合、データ1401
を細分化してイメージ的に1402のように分割する。
【0087】この分割されたデータ1403、140
4、1406などに対して、ヘッダ1405と呼ばれる
送り先アドレス(TCP/IPプロトコルを利用した場
合には、送り先のIPアドレス)などを付加し、パケッ
ト1407として順次ネットワーク101上にパケット
を送って行く、デバイスBのアドレスとパケット141
0のヘッダ1411が一致するとデータ1412は分離
され、デバイスAにあったデータの状態に再生される。
【0088】[スキャナドライバ]次に、スキャナドラ
イバについて説明する。図17は、コンピュータ102
(またはコンピュータ103)上にて、スキャン動作を
指示するためのスキャナドライバのGUI(Graph
ic UserInterface)を示したものであ
り、これで指示することでユーザは所望の設定パラメー
タを指示して、所望の画像イメージをデータ化すること
が可能となる。
【0089】まず、1501はスキャナドライバのウィ
ンドウであり、その中の設定項目として、1502はタ
ーゲットとなる送信元を選択するソースデバイス選択カ
ラムである。一般的には、上述のスキャナ201のよう
なものであるが、メモリ108から画像を持ってきた
り、あるいは、デジタルカメラのようなものからでも構
わない。
【0090】1503は選択されたソースデバイスに関
する詳細設定を行うためのものであり、ここをクリック
すると別画面にてそのデバイス固有の設定情報を入力
し、特殊な画像処理(例えば、文字モード/写真モー
ド)を選択して、それに合った処理モードで画像入力が
可能となる。
【0091】次に、1504はイメージサイズを決める
選択するイメージサイズカラム、1505で解像度を入
力し、1506にてカラーモードを選択する。また、1
507〜1509は画像エリアのサイズを決める部分で
あり、それぞれ単位と縦横の長さを入力する。
【0092】これらの指定を行った後、プリスキヤンキ
ー1512を押すと、コンピュータ102(または10
3)より、ソースデバイス選択カラム1502で選択さ
れたデバイスに指示がなされ、画像入力を開始する。
【0093】ここでは、プリスキャンであるため実際の
解像度より粗く画像読み取りが行われ、得られた画像は
プレビュー画像として1511に表示される。表示に当
たっては、先ほどの画像エリアの単位1507に従って
スケール1510表示される。
【0094】ここで、プレビュー画像でOKと判断した
場合には、1513のスキャンキーをクリックすること
により、今度は設定された解像度にて行う。プレビュー
画像がNGの場合には、再度プリスキャンを行って確か
め、キャンセルの場合には、キャンセルキー1514を
クリックする。
【0095】[プリンタドライバ]次に、図18を用い
て、コンピュータ102(または103)からプリンタ
ドライバにより画像データをプリンタに送信する行程に
ついて説明する。プリンタドライバは、プリント動作を
指示するためのGUIであり、これで指示することによ
りユーザは所望の設定パラメータを指示して、所望の画
像イメージをプリンタなどの送信先に送る事が可能とな
る。ここで、1601はプリンタドライバのウィンドウ
であり、その中の設定項目として、1602はターゲッ
トとなる出力先を選択する送信先選択カラムである。
【0096】一般的には、上述のMFP104、105
あるいは、プリンタ107のようなものであるが、保存
の目的でメモリ108に画像を転送しても構わない。1
603はジョブの中から出力ページを選択するページ設
定カラムであり、コンピュータ102(または103)
上で動作するアプリケーションソフトで作成された画像
イメージのどのページを出力するかを決定する。160
4は部数を指定する部数設定カラムである。
【0097】また、1607は送信先選択カラム160
2にて選択された送信先デバイスに関する詳細設定を行
うためのプロパティキーであり、ここをクリックすると
別画面にてそのデバイス固有の設定情報を入力し、特殊
な画像処理、例えば、CMYK−IP部207内のガン
マ変換部707や空間フィルタ部708のパラメータを
変更することにより、より細かい色再現やシャープネス
調整を行うことが可能となる。所望の設定が済めば、O
Kキー1605により印刷を開始する。取り消す場合に
は、キャンセルキー1606により印刷を取りやめる。
【0098】[ネットワークユーティリティソフトウェ
アの説明]再び、図2に戻って、コンピュータ102
(または103)上にて動作するユーティリティソフト
ウェアについて考える。MFP104、105内のネッ
トワークインターフェース部分(NIC部204+PD
L部205)にはMIB(Management In
formation Base)と呼ばれる標準化され
たデータベースが構築されている。
【0099】そして、SNMP(Simple Net
work ManagementProtocol)と
いうネットワーク管理プロトコルを介してネットワーク
上のコンピュータと通信し、MFP104、105をは
じめとして、ネットワーク上につながれたスキャナ、プ
リンタあるいは、FAXなどの管理が可能になってい
る。
【0100】一方、コンピュータ102(または10
3)には、ユーティリティと呼ばれるソフトウェアプロ
グラムが動作しており、ネットワークを介して、上記S
NMPの利用により上記MIBを使って必要な情報交換
が可能となる。
【0101】例えば、MFP104、105の装備情報
としてフィニッシャ部209が接続されているか否かを
検知したり、ステータス情報として現在プリントができ
るか否かを検知したり、あるいは、MFP104、10
5の名前や設置場所などを記入したり変更したり確認し
たりといった具合に、MIBを使うことにより、それぞ
れのユーザが情報のリードライト、あるいは、サーバ1
02とクライアント103を区別してリードライトに制
限を持たせることも可能である。
【0102】したがって、この機能を使うことにより、
MFP104、105の装備情報、装置の状態、ネット
ワークの設定、ジョブの経緯、使用状況の管理、制御な
どあらゆる静的情報を入手することが可能となる。
【0103】[GUIの説明]次に、GUI(Grap
hic User Inteface)と呼ばれるコン
ピュータ102(または103)上で動作するユーティ
リティソフトウェアの画面について図19を使って説明
する。
【0104】コンピュータ102(または103)上で
ユーティリティソフトウェアを起動させると、図19の
ような画面が表示される。ここで、1701はウィンド
ウ、1720がカーソルで、マウスを使ってクリックす
ると別のウィンドウが開いたり、次の状態に遷移したり
する。
【0105】1702は、タイトルバーと呼ばれ、現在
のウィンドウの階層やタイトルを表示するのに用いられ
る。1703〜1707はそれぞれタブと呼ばれ、それ
ぞれの分類ごとに整理されており、必要な情報を見た
り、必要な情報を選択したりすることができる。
【0106】ここでは、1703がデバイスタブと呼ば
れデバイスの存在とその概要を知ることができる。デバ
イスタブには、1708、1709のようなMFP10
4と105を示すビットマップ画像があり、1710、
1711のメッセージによりこれらMFPがどんな状態
かが表示される。
【0107】装置状態の詳細は、ステータスタブ170
4を見ればわかる仕組みになっている。次に、1705
はキュータブで、それぞれの装置内にキューイングされ
ているジョブの様子やデバイスの混み具合を伺い知るこ
とができる。
【0108】次に、コンフィグタブ1706は、どんな
機能を持つフィニッシャが装着されているかなど装備情
報を知ることができる。例えば、MFP105にはフィ
ニッシャが装着されている。
【0109】上記フィニッシャが有する機能は、ステー
プラ、サドルスティッチャ、折り機、パンチ機、インサ
ータがあるとか、5000枚まで収納可能なレターサイ
ズのペーパーデッキが装着されているとか、その用紙残
量がどのくらいであるとか、あるいは両面処理を行うユ
ニットが装着されているといったことを報知するもので
ある。最後に1707のセットアップタブは、装置のネ
ットワーク設定情報を入手したり、変更したりすること
ができる。
【0110】[著作権情報について]さて、ここで図2
0に基づいて著作権情報の付加について説明する。原画
像1801は、コンピュータ102(または103)上
のアプリケーションソフトで作られた画像データである
が、これに著作権を与えることについて考える。
【0111】著作権情報は、例えば1802のようなあ
る画像パターンであり、これは著作者個人あるいは、そ
れを有するグループ、法人などに固有のパターン情報で
あり、その情報は登録、管理される。但し、登録、管理
される範囲に関しては、全世界的規模でも構わないし、
ある限られた範囲やグループであっても構わない。
【0112】ここで、アドオン画像1803は、原画像
1801に著作権情報1802を付加した画像であり、
もしアドオン画像1803が不正にプリントやコピーを
されたり、不正に流出した場合でも、アドオンされた著
作権情報が載っていれば、後で追跡調査が可能であり、
もし自分(あるいは、グループ、法人など)の著作権情
報が付加されていることが判別されれば、権利主張を行
うことが可能となる。
【0113】[付加パターン]次に、図21〜23は、
本実施の形態の付加パターンの一例を説明する図であ
る。図21において、領域1901に含まれる「4×
4」画素は、その画像信号の階調が、例えば「十α」と
なるように変調され、また領域1902及び1903に
含まれるそれぞれ「2×4」画素は、その画像信号の階
調が、例えば「−α」となるように変調され、領域19
01〜1903以外の画素は変調しない。
【0114】そして、領域1901〜1903に含まれ
る「8×4」画素を付加パターンの単位ドットとする。
このように、付加パターンの1単位に「8×4」画素を
用いるのは、本実施の形態のMFP104、105が公
知の画像領域における200ライン処理を行っているた
めであり、付加パターンの単位を1画素としたのでは付
加パターンが読み取り難い場合があるためである。
【0115】図22及び図23は、本実施の形態のアド
オンラインの一例を示す図である。図22において、2
001はアドオンラインで、例えば4画素の幅である。
2001a〜2001eは、それぞれ図21に示した単
位ドットで、例えば「8×4」画素である。単位ドット
2001a〜2001eは、主走査方向にd1(例え
ば、128画素)のほぼ一定周期で並んでいる。
【0116】さらに、図23において、2101〜21
10はアドオンラインで、例えば4画素の幅であり、副
走査方向にd2(例えば、16画素)のほぼ一定周期で
並んでいる。詳細は後述するが、例えば1本のアドオン
ラインは4ビットの情報を表し、アドオンライン210
2〜2109の8本のアドオンラインは一組となって、
32ビットの付加情報を表すことができる。尚、アドオ
ンラインは、副走査方向に繰り返し形成され、例えば図
23に示すアドオンライン2101及び2109は、同
一の情報を順次繰り返して表している。
【0117】図24及び図25は、アドオンラインによ
る情報の表現方法の一例を示している。図24におい
て、2201及び2202はアドオンラインで、両アド
オンラインは副走査方向に隣合っている。
【0118】また、2201a、2201b及び220
2aは単位ドットで、隣合ったアドオンラインの単位ド
ット同志が接近して目立つのを防ぐため、隣合ったアド
オンライン単位ドット同志は、主走査方向へ少なくとも
d3(例えば、32画素)の間隔が開くように設定す
る。単位ドットによって表されるデータは、単位ドット
2202aと、単位ドット2201aとの位相差によっ
て決定される。
【0119】図24は、4ビット情報を表す一例を示し
ているが、図24に示す例では、単位ドット2202a
はデータ“3”を表している。例えば、単位ドット22
02aが最左端にあればデータ“0”を、また単位ドッ
ト2202aが最右端にはればデータ“F”を表すこと
になる。
【0120】図25において、全付加情報を表す一組の
アドオンラインのうち、図25(a)に示すラインは1
番目のアドオンラインLine0を、図25(b)に示
すラインは4番目のアドオンラインLine3を表す。
【0121】図25に示すように、Line0には、本
来の単位ドット2301a〜2301dのすべての右側
に、d4(例えば、16画素)の間隔でドット2302
a〜2302dが追加され、Line3には、本来の単
位ドット2304a〜2304dのすべての右側に、d
5(例えば、32画素)の間隔でドット2305a〜2
305dが追加されている。
【0122】これら追加ドットは、各アドオンラインが
何番目のアドオンラインかを明確にするためのマーカで
ある。なお、2本のアドオンラインにマーカを追加する
のは、出力画像からでも、副走査方向の上下を確定する
ことができるようにするためである。
【0123】また、例えば付加するパターンは、例えば
MFP104のようにフルカラーMFPであるならば、
人間の目がYのトナーで描かれたパターンに対しては識
別能力が低いことを利用して、Yのトナーのみで付加さ
れる。
【0124】また、MFP105のように白黒MFPで
あれば、人聞の目にはわからない程度に、例えば256
階調(8bit)の濃度信号ならば、その信号値に−8
〜+8程度の値をアドオン情報として加算して付加する
ようにする。
【0125】さらに、付加パターンの主走査方向のドッ
ト間隔と、副走査方向の全付加情報の繰り返し間隔と
は、対象とする特定原稿において、ドットが確実に識別
できるような薄くて均一な領域へ、確実に全情報が付加
されるように定める必要がある。目安としては、対象と
する特定原稿において、ドットが確実に識別できるよう
な薄くて均一な領域の幅の2分の1以下のピッチで情報
を付加すればよい。
【0126】[MFP104、105におけるアドオン
部212]次に、著作権情報パターンの付加方法につい
て述べる。これは、図3のアドオン部212に相当し、
その回路としては、例えば図26で説明する。
【0127】まず、PDL部よりラスタライズされた画
像信号2401が入力される。このとき、図21〜図2
3にて上述したような著作権情報を予めCPU2410
より書き込まれたアドオン情報ページメモリ2402か
らアドオンデータが画像信号2401に同期して出力さ
れる。
【0128】すなわち、アドオン情報メモリ2402内
部には図28に示されるような情報形式で、例えば−1
27〜+127のデータで最上位ビットを符号ビットと
する8bitのデータ形式で著作権データとして格納さ
れており、+4の部分及び−4の部分は、図21の19
01〜1903の部分に相当する。
【0129】再び、図26に戻って、同期して読み出さ
れた画像信号2401とアドオン情報ページメモリ24
02のアドオンデータは、加算器2403、または減算
器2404に入力され、「FFH」以上に飽和した場
合、あるいは「00H」以下になった場合の対策とし
て、キャリア信号とORゲート2405、またはAND
ゲート2406を通ってセレクタ2407に入る。
【0130】セレクタのセレクト信号2408は、アド
オン情報ページメモり2402の最上位ビット(符号ビ
ット)で、図28のようなアドオン情報の正負に応じて
切り替えられ、コア部206に送られる。
【0131】逆に、画像信号2401にすでにアドオン
データが付加された信号となっている場合に、それを解
除するには、アドオン情報ページメモリ2402の最上
位ビット(符号ビット)を反転させれば動作は逆転し、
同じアドオンデータであれば、解除される仕組みとなっ
ている。
【0132】[コンピュータ102、103におけるア
ドオン部212]上記図26と同等のアドオン回路を、
ソフトウェアとメモリで実現するような回路を考える。
すなわち、図26におけるメモリ2402以外の部分を
CPU2410のソフトウェアで構成する場合には、図
27のようなフローチャートで示すような処理を行う。
【0133】すなわち、画像信号2401とアドオン情
報ページメモリ2402に記憶されているアドオン情報
とを同時に読み出し(ステップS2401)、アドオン
情報の最上位ビット(符号ビット)が“0”か“1”か
を判定(ステップS2407)する。
【0134】この判定の結果、最上位ビットが“0”な
らば、画像情報にアドオンデータを加算(ステップS2
403)する。また、最上位ビットが“1”ならば、画
像情報からアドオンデータを減算(ステップS240
4)する。
【0135】さらに、FFH以上に飽和した場合と、0
0H以下になった場合の対策として、出力をFFH(ま
たは00H)にする処理を(ステップS2405、ステ
ップS2406)を入れておく。
【0136】[著作権情報の一元管理]ここで、本実施
の形態の一例として、2台のスキャナから順に原稿を読
み取った画像データに著作権情報を付加し、転送を行う
処理について、図29を使用して説明する。なお、図2
において、スキャナは1台しか図示していないが、ここ
では第1のスキャナ106a、第2のスキャナ106b
の2台存在しているものとする。
【0137】図29は、本発明の第1の実施の形態にお
けるサーバ端末装置及びスキャナの動作手順を示すフロ
ーチャートである。まず、第1のスキャナ106aは画
像データにアドオンするアドオンデータを生成する際
に、サーバ102に対して著作権登録要求を送信する
(ステップS2601)。
【0138】サーバ102は、上記著作権登録要求に対
して、固有のIDを生成し(ステップS2602)、登
録要求が行われた日時及び登録要求を送信した画像入力
機器情報とともに、生成したIDをサーバ102内のデ
ータベースに保存する(ステップS2603)。上記画
像入力機器情報としては、例えばスキャナのIPアドレ
ス等を使用することができる。
【0139】その後、サーバ102は生成したIDを第
1のスキャナ106aに送信する(ステップS260
4)。第1のスキャナ106aは、上記サーバ102よ
り受信したIDをもとに、図21〜図25で上述したよ
うに、アドオンデータを生成し(ステップS260
5)、画像データにアドオンし(ステップS260
6)、画像データの転送を行う(ステップS260
7)。
【0140】次に、第2のスキャナ106bがサーバ1
02に対して、著作権登録要求を送信すると(ステップ
S2608)、サーバ102は先に生成したIDとは異
なるIDを生成する(ステップS2609)。
【0141】同様に、データベースに保存した後(ステ
ップS2610)、IDを第2のスキャナ106bに送
信する(ステップS2611)。第2のスキャナ106
bは、同様にサーバ102より受信したIDをもとにア
ドオンデータを生成し(ステップS2612)、画像デ
ータにアドオンし(ステップS2613)、画像データ
の転送を行う(ステップS2614)。
【0142】以上のようにして、ネットワーク101上
のすべてのスキャナ装置からの著作権登録要求に基づく
著作権情報をサーバ102のデータベース内で一元管理
することができる。
【0143】(第2の実施の形態)上述した第1の実施
の形態においては、サーバ102はIDのみを生成し、
実際に画像データにアドオンされるアドオンデータは第
1のスキャナ106a及び第2のスキャナ106bで生
成される。そのため、第1のスキャナ106a及び第2
のスキャナ106bでのアドオン情報のフォーマットや
生成アルゴリズムが異なると、スキャナによりID部分
以外もアドオン画像が全く異なる場合があった。
【0144】そこで、この第2の実施の形態として、ア
ドオンデータをサーバ102で生成し、アドオンデータ
を第1のスキャナ106a及び第2のスキャナ106b
に送信するように構成している。
【0145】図30は、第2の実施の形態におけるサー
バ102及び第1のスキャナ106a及び第2のスキャ
ナ106bの動作を示すフローチャートである。第1の
スキャナ106a及び第2のスキャナ106bは、ユー
ザが文字を入力可能であるようなタッチパネル式の操作
部を有しており、画像の読み取りに先立ち、ユーザは著
作権情報としてグループ名、作成者を入力する。
【0146】すると、第1のスキャナ106aは一例と
して、図31のフォーマットで著作権情報を生成し(ス
テップS2701)、この生成した著作権情報とともに
サーバ102に対して著作権登録要求を送信する(ステ
ップS2702)。
【0147】サーバ102は、受信した登録要求に固有
のIDを生成し(ステップS2703)、受信した著作
権情報及び登録要求が行われた日時とともにデータベー
スに保存する(ステップS2704)。
【0148】その後、受信した著作権情報、日時、ID
をもとに図21〜図25で上述したように、アドオンデ
ータを生成し(ステップS2705)、第1のスキャナ
106aに生成したアドオンデータを送信する(ステッ
プS2706)。
【0149】第1のスキャナ106aは、サーバ102
より受信したアドオンデータを図26におけるアドオン
情報ページメモリ2402に格納し、上述のように画像
データにアドオンし(ステップS2707)、画像デー
タの転送を行う(ステップS2708)。
【0150】続いて、第2のスキャナ106bが著作権
情報を作成し(ステップS2709)、サーバ102に
著作権登録要求を送信すると(ステップS2710)、
サーバ102は上述した処理と同様に、IDを生成し
(ステップS2711)、データベースに保存して(ス
テップS2712)、アドオンデータを生成する(ステ
ップS2713)。
【0151】その後、第2のスキャナ106bに生成し
たアドオンデータを送信し(ステップS2714)、第
2のスキャナ106bは受信したアドオンデータを画像
データにアドオンし(ステップS2715)、画像デー
タの転送を行う(ステップS2716)。
【0152】ここで、サーバ102から送信されるアド
オンデータは第1のスキャナ106aに送信されたアド
オンデータと比較すると、当然著作権の内容は異なる
が、そのフォーマットは同じものとなる。すなわち、ネ
ットワーク101上のすべてのスキャナからの著作権登
録要求に対し、アドオンデータのフォーマットを統一さ
せることが可能となる。
【0153】なお、第1及び第2の実施の形態とも、著
作権の登録、管理の範囲はイントラネット内に限られる
ものではなく、HTTP(Hyper Text Transfer Protoc
ol)やSMTP(Simple Mail Transfer Protocol )と
いったプロトコルを使用することによって、ファイアウ
ォールを超えるような全世界的な規模であっても本発明
を適用することが可能である。
【0154】(本発明の他の実施形態)本発明は複数の
機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機
器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適
用しても1つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0155】また、上述した実施形態の機能を実現する
ように各種のデバイスを動作させるように、上記各種デ
バイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュ
ータに対し、上記実施形態の機能を実現するためのソフ
トウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあ
るいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に
格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作
させることによって実施したものも、本発明の範疇に含
まれる。
【0156】また、この場合、上記ソフトウェアのプロ
グラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコード自体、およびそのプ
ログラムコードをコンピュータに供給するための手段、
例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本
発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記
憶媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、C
D一ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、R
OM等を用いることができる。
【0157】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)あるいは他のアプリケーションソフト等の共
同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかか
るプログラムコードは本発明の実施形態に含まれること
は言うまでもない。
【0158】さらに、供給されたプログラムコードがコ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そ
のプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって上述した実施
形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれること
は言うまでもない。
【0159】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ネットワーク上に接続された各デバイス端末間のデータ
の送受に対して著作権情報を付加する際に、ネットワー
ク上のサーバ端末装置対して登録を行うことにより、各
デバイス端末装置が付加する著作権情報をサーバ端末装
置で一元管理することが可能となり、その管理を容易に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成システムの主要な構成を示す
ブロック図である。
【図2】本実施の形態のシステム全体構成を示す図であ
る。
【図3】画像形成装置全体のブロック図である。
【図4】画像形成装置のスキャナ部の模式図である。
【図5】画像形成装置のRGB−IP部のブロック図で
ある。
【図6】画像形成装置のFAX部のブロック図である。
【図7】画像形成装置のNIC/PDL部のブロック図
である。
【図8】画像形成装置のコア部/CMYK−IP部のブ
ロック図である。
【図9】画像形成装置のPWM部のブロック図である。
【図10】画像形成装置のPWM部の動作を示す波形図
である。
【図11】カラー画像形成装置のプリンタ部の模式図で
ある。
【図12】白黒画像形成装置のプリンタ部の模式図であ
る。
【図13】画像形成装置のディスプレイ部のブロック図
である。
【図14】画像形成装置のフィニッシャ部の模式図であ
る。
【図15】ネットワーク環境の模式図である。
【図16】ネットワーク経由のデータ転送の様子を示す
模式図である。
【図17】スキャナドライバの画面例を示す図である。
【図18】プリンタドライバの画面例を示す図である。
【図19】ユーティリティソフトの画面例を示す図であ
る。
【図20】著作権情報をアドオンする様子を示す概念図
である。
【図21】アドオン情報の付加パターンを示す図であ
る。
【図22】アドオンラインを示す図である。
【図23】アドオンライン群を示す図である。
【図24】アドオン情報の表現方法を示す図である。
【図25】アドオン情報の表現方法を示す図である。
【図26】画像形成装置のアドオン部の一例を示すブロ
ック図である。
【図27】画像形成装置のアドオン部の動作を説明する
フローチャートである。
【図28】アドオン情報メモリの内容を示す図である。
【図29】第1の実施の形態におけるサーバ端末装置及
びスキャナの動作を示すフローチャートである。
【図30】第2の実施の形態におけるサーバ端末装置及
びスキャナの動作を示すフローチャートである。
【図31】著作権情報のフォーマットの一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 第1のデバイス端末装置 11 情報付加手段 12 通信手段 13 登録手段 20 第2のデバイス端末装置 21 通信手段 22 登録要求手段 23 固有情報生成手段 24 情報付加手段 30 サーバ端末装置 31 通信手段 32 特定情報生成手段 40 画像形成装置 41 画像形成手段 42 通信手段 101 ネットワーク 102 コンピュータ(サーバ) 103 コンピュータ(クライアント) 104 カラーMFP 105 白黒MFP 106 スキャナ 107 プリンタ 108 メモリ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 B41J 29/00 Z 5C076 G06T 1/00 G06F 15/40 370B H04N 1/387 15/66 B Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP07 AR01 CL10 HH01 HJ08 HN15 HQ17 JJ04 5B021 AA01 AA02 AA05 AA19 BB01 BB02 5B057 CA01 CA08 CA12 CA18 CB01 CB08 CB12 CB16 CC03 CE08 CH12 CH20 5B075 KK54 ND06 5C062 AA02 AA05 AA13 AA30 AA35 AB02 AB20 AB22 AB24 AB41 AB42 AC02 AC04 AC05 AC22 AC24 AE02 AE03 AE04 AE08 AF14 5C076 AA14 BA06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続されてネットワーク
    システムを構成可能なデバイス端末装置において、 上記ネットワークに接続されたサーバ端末装置に対し
    て、上記ネットワークを経由して送信する画像データに
    関する登録要求を行う登録要求手段を具備することを特
    徴とするデバイス端末装置。
  2. 【請求項2】 ネットワークに接続されてネットワーク
    システムを構成可能なデバイス端末装置において、 上記ネットワークに接続されたサーバ端末装置に対し
    て、上記ネットワークを経由して送信する画像データに
    関する登録要求を行う登録要求手段と、 上記サーバ端末装置から送られてくる特定情報を上記画
    像データに付加する情報付加手段とを具備することを特
    徴とするデバイス端末装置。
  3. 【請求項3】 ネットワークに接続されてネットワーク
    システムを構成可能なデバイス端末装置において、 上記ネットワークに接続されたサーバ端末装置に対し
    て、上記ネットワークを経由して送信する画像データに
    関する登録要求を行う登録要求手段と、 上記画像データの固有情報を予め定められた書式で生成
    する固有情報生成手段と、 上記固有情報生成手段によって生成された固有情報を上
    記サーバ端末装置に送信する固有情報送信手段と、 上記サーバ端末装置から送られてくる特定情報を上記画
    像データに付加する情報付加手段とを具備することを特
    徴とするデバイス端末装置。
  4. 【請求項4】 上記画像データに付加する特定情報は、
    個人、グループ、あるいは上記各デバイス端末装置また
    は上記ネットワークに接続された画像形成装置に与えら
    れた固有のデジタル著作権情報であることを特徴とする
    請求項1〜3の何れか1項に記載のデバイス端末装置。
  5. 【請求項5】 ネットワークに接続されてネットワーク
    システムを構成可能なサーバ端末装置において、 上記ネットワークを介してデバイス端末装置から送られ
    てくる登録要求に基づいて固有の特定情報を生成する特
    定情報生成手段と、 上記特定情報生成手段によって生成された特定情報を上
    記ネットワークを介して上記デバイス端末装置に送信す
    る特定情報送信手段とを具備することを特徴とするサー
    バ端末装置。
  6. 【請求項6】 上記特定情報生成手段によって生成され
    る特定情報は、個人、グループ、あるいは上記各デバイ
    ス端末装置または上記ネットワークに接続された画像形
    成装置に与えられた固有のデジタル著作権情報であるこ
    とを特徴とする請求項5に記載のサーバ端末装置。
  7. 【請求項7】 ネットワークに接続されてネットワーク
    システムを構成可能な画像形成装置において、 上記ネットワークを経由して受信した画像データに付加
    されている特定情報付き画像データにより画像を形成し
    て出力する画像形成手段とを具備することを特徴とする
    画像形成装置。
  8. 【請求項8】 ネットワークに接続されたサーバ端末装
    置に対して、上記ネットワークを経由して送信する画像
    データに関する登録要求を行う登録要求手段と、上記画
    像データの固有情報を予め定められた書式で生成する固
    有情報生成手段と、上記固有情報生成手段によって生成
    された固有情報を上記サーバ端末装置に送信する固有情
    報送信手段と、上記サーバ端末装置から送られてくる特
    定情報を上記画像データに付加する情報付加手段とを具
    備するデバイス端末装置と、 ネットワークを介してデバイス端末装置から送られてく
    る登録要求に基づいて固有の特定情報を生成する特定情
    報生成手段と、 上記特定情報生成手段によって生成された特定情報を上
    記ネットワークを介して上記デバイス端末装置に送信す
    る特定情報送信手段とを具備するサーバ端末装置と、 ネットワークを経由して受信した画像データに付加され
    ている特定情報付き画像データにより画像を形成して出
    力する画像形成手段とを具備する画像形成装置とをネッ
    トワークに接続されてなることを特徴とする画像形成シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 上記特定情報生成手段によって生成され
    る特定情報は、個人、グループ、あるいは上記各デバイ
    ス端末装置または上記ネットワークに接続された画像形
    成装置に与えられた固有のデジタル著作権情報であるこ
    とを特徴とする請求項11に記載の画像形成システム。
  10. 【請求項10】 ネットワークに接続されたサーバ端末
    装置に対して、上記ネットワークを経由して送信する画
    像データに関する登録要求を行う登録要求処理と、上記
    画像データの固有情報を予め定められた書式で生成する
    固有情報生成処理と、上記固有情報生成処理によって生
    成された固有情報を上記サーバ端末装置に送信する固有
    情報送信処理と、上記サーバ端末装置から送られてくる
    特定情報を上記画像データに付加する情報付加処理とを
    デバイス端末装置が行い、 ネットワークを介してデバイス端末装置から送られてく
    る登録要求に基づいて固有の特定情報を生成する特定情
    報生成処理と、上記特定情報生成処理によって生成され
    た特定情報を上記ネットワークを介して上記デバイス端
    末装置に送信する特定情報送信処理とをサーバ端末装置
    が行い、 ネットワークを経由して受信した画像データに付加され
    ている特定情報付き画像データにより画像を形成して出
    力する画像形成処理とを画像形成装置が行うことを特徴
    とする画像形成方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜11に記載の各手段として
    コンピュータを機能させるためのプログラムをコンピュ
    ータから読み出し可能に格納したことを特徴とする記憶
    媒体。
  12. 【請求項12】 請求項13に記載の画像形成方法の手
    順をコンピュータに実行させるためのプログラムをコン
    ピュータから読み出し可能に格納したことを特徴とする
    記憶媒体。
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