JP2001045277A - ネットワークシステムを構成可能な画像形成装置、デバイス端末装置、画像形成システム、画像形成方法及び記憶媒体 - Google Patents

ネットワークシステムを構成可能な画像形成装置、デバイス端末装置、画像形成システム、画像形成方法及び記憶媒体

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JP2001045277A
JP2001045277A JP11220466A JP22046699A JP2001045277A JP 2001045277 A JP2001045277 A JP 2001045277A JP 11220466 A JP11220466 A JP 11220466A JP 22046699 A JP22046699 A JP 22046699A JP 2001045277 A JP2001045277 A JP 2001045277A
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JP11220466A
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English (en)
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Takashi Okazawa
隆志 岡澤
Hironobu Nakai
宏暢 中井
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク上に接続された各デバイス間で
画像データの送受信に対して著作権情報を付加する際
に、その管理を容易に行うようにする。 【解決手段】 ネットワーク101に接続された画像形
成装置20〜50に対して画像データを転送する際に、
上記画像データに関する著作権情報の付加の有無を確認
する著作権情報確認手段12と、上記著作権情報確認手
段による確認の結果、上記画像データに著作権情報が付
加されていない場合に、上記画像データに著作権情報の
初期値を付加する初期値付加手段13と、上記著作権情
報確認手段12による確認の結果、上記画像データに著
作権情報が付加されている場合に、上記付加されている
著作権情報に転送回数をインクリメントして新しい情報
を作成して付加する著作権情報更新付加手段14とを設
け、データ作成者の著作権を設けて保護することができ
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワークシステ
ムを構成可能な画像形成装置、デバイス端末装置、画像
形成システム、画像形成方法及び記憶媒体に関し、特
に、ネットワーク環境におけるセキュリティ管理に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ネットワークに複数の画像処
理装置を接続してなる画像形成システムにおいて、画像
データをはじめとする様々なデータが上記ネットワーク
を介して伝送される際のセキュリティ管理は種々存在
し、幾つかは実際に広く利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ネット
ワークを介して送受される画像データをはじめとする様
々なデータに関して、そのデータに作成者の著作権を付
加したり、シグニチャ(署名)や認証キーを付加したり
することによって、作成されたデータの保護や管理を行
うことは困難であった。
【0004】また、著作権情報が不正にコピーされた
り、流出されたりした場合に、その情報がどのような経
路を通って流出されたのかを後から追跡することは困難
であった。
【0005】本発明は上述の問題点にかんがみ、ネット
ワーク上に接続された各デバイス間で画像データの送受
信に対して著作権情報を付加する際に、作成されたデー
タのセキュリティ保護、著作権を含む知的財産の保護、
不正コピーや不正なデータの流出防止できるようにする
ことを第1の目的とする。また、著作権情報が付加され
たデータがが不正コピーされて流出した場合に、再流出
を防止できるようにすることを第2の目的とする。ま
た、必要なときに限って著作権保護機能を利用できるよ
うにすることを第3の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のデバイス端末装
置は、ネットワークに接続されてネットワークシステム
を構成可能なデバイス端末装置において、上記ネットワ
ークに接続された画像形成装置に対して画像データを転
送する際に、上記画像データに関する著作権情報の付加
の有無を確認する著作権情報確認手段と、上記著作権情
報確認手段の確認の結果に基づいて、上記画像データに
著作権情報が付加されていない場合に、上記画像データ
に著作権情報の初期値を付加する初期値付加手段と、上
記著作権情報確認手段の確認の結果に基づいて、上記画
像データに著作権情報が付加されている場合に、上記付
加されている著作権情報の転送回数をインクリメントし
て新しい情報を作成して付加する著作権情報更新付加手
段とを具備することを特徴としている。また、本発明の
デバイス端末装置の他の特徴とするところは、上記付加
情報は、上記デバイス端末装置に与えられた固有のデジ
タル著作権情報、または転送時/再転送/回送時に付加
された転送回数の何方かを少なくとも含むことを特徴と
している。また、本発明のデバイス端末装置のその他の
特徴とするところは、上記情報を付加する各手段は、記
憶手段を有するハードウエアにより構成されていること
を特徴としている。
【0007】本発明の画像形成装置は、ネットワークに
接続されてネットワークシステムを構成可能な画像形成
装置において、上記ネットワークに接続された画像形成
装置に対して画像データを転送する際に、上記画像デー
タに関する著作権情報の付加の有無を確認する著作権情
報確認手段と、上記著作権情報確認手段の確認の結果に
基づいて、上記画像データに著作権情報が付加されてい
る場合に、上記付加されている著作権情報の転送回数を
所定の閾値と比較する転送回数判定手段と、上記転送回
数判定手段の判定の結果、上記転送回数が所定の閾値よ
りも少ない場合に通常の印刷処理を行う印刷手段と、上
記転送回数判定手段の判定の結果、上記転送回数が所定
の閾値よりも多い場合に通常の印刷を行うことが不可能
であることを表示するようにする印刷不能報知手段とを
具備することを特徴としている。また、本発明の画像形
成装置の他の特徴とするところは、ネットワークに接続
されてネットワークシステムを構成可能な画像形成装置
において、上記ネットワークに接続された画像形成装置
に対して画像データを転送する際に、上記画像データに
関する著作権情報の付加の有無を確認する著作権情報確
認手段と、上記著作権情報確認手段の確認の結果に基づ
いて、上記画像データに著作権情報が付加されている場
合に、上記付加されている著作権情報の転送回数を所定
の閾値と比較する転送回数判定手段と、上記付加されて
いる著作権情報の転送回数をインクリメントして新しい
情報を作成して付加する著作権情報更新付加手段と、上
記転送回数判定手段の判定の結果、上記転送回数が所定
の閾値よりも多い場合にウォーターマークを作成するウ
ォーターマーク作成手段と、上記ウォーターマーク作成
手段によって作成されたウォーターマークで印刷データ
を上書きして印刷する印刷手段とを具備することを特徴
としている。また、本発明の画像形成装置のその他の特
徴とするところは、ネットワークに接続されてネットワ
ークシステムを構成可能な画像形成装置において、上記
ネットワークに接続された画像形成装置に対して画像デ
ータを転送する際に、上記画像データに関する著作権情
報の付加の有無を確認する著作権情報確認手段と、上記
著作権情報確認手段の確認の結果に基づいて、上記画像
データに著作権情報が付加されている場合に、上記付加
されている著作権情報の転送回数を所定の閾値と比較す
る転送回数判定手段と、上記転送回数判定手段の判定の
結果、上記転送回数が所定の閾値よりも少ない場合に上
記付加されていた著作権情報を削除する著作権情報削除
手段と、上記著作権情報削除手段によって著作権情報を
削除された画像データ、または著作権情報が最初から付
加されていない画像データを印刷する印刷手段とを具備
することを特徴としている。また、本発明の画像形成装
置のその他の特徴とするところは、ネットワークに接続
されてネットワークシステムを構成可能な画像形成装置
において、上記ネットワークに接続された画像形成装置
に対して画像データを転送する際に、上記画像データに
関する著作権情報の付加の有無を確認する著作権情報確
認手段と、上記著作権情報確認手段の確認の結果に基づ
いて、上記画像データに著作権情報が付加されている場
合に、上記付加されている著作権情報の転送回数を所定
の閾値と比較する転送回数判定手段と、上記転送回数判
定手段の判定の結果、著作権情報の転送回数が所定の閾
値以下の場合に、カード情報の有無及びカード内の残金
を確認するカード情報入力手段と、上記カード情報入力
手段により取得されたカード情報に基づいて、所定の残
額があるか否かを判断する残額判断手段と、上記残額判
断手段に基づいて、所定の残額がある場合には著作権情
報を削除する著作権情報削除手段と、上記著作権情報削
除手段によって著作権情報が削除された画像データを印
刷する印刷手段と、上記カ一ド情報を更新するカ一ド情
報更新手段とを具備することを特徴としている。
【0008】本発明の画像形成システムは、請求項1〜
3の何れか1項に記載のデバイス端末装置と、請求項4
〜10の何れか1項に記載の画像形成装置とからなるこ
とを特徴としている。
【0009】本発明の画像形成方法は、ネットワークに
画像形成装置とデバイス端末装置とを接続してなるネッ
トワークシステムにより画像を形成する方法において、
上記ネットワークに接続された画像形成装置に対して画
像データを転送する際に、上記画像データに関する著作
権情報の付加の有無を確認する著作権情報確認処理と、
上記著作権情報確認処理の確認の結果に基づいて、上記
画像データに著作権情報が付加されている場合に、上記
付加されている著作権情報の転送回数を所定の閾値と比
較する転送回数判定処理と、上記転送回数判定処理の結
果、上記転送回数が所定の閾値よりも少ない場合に通常
の印刷処理を行う印刷処理と、上記転送回数判定処理の
結果、上記転送回数が所定の閾値よりも多い場合に通常
の印刷を行うことが不可能であることを表示するように
する印刷不能報知処理とを行うことを特徴としている。
また、本発明の画像形成方法の他の特徴とするところ
は、ネットワークに画像形成装置とデバイス端末装置と
を接続してなるネットワークシステムにより画像を形成
する方法において、上記ネットワークに接続された画像
形成手段に対して画像データを転送する際に、上記画像
データに関する著作権情報の付加の有無を確認する著作
権情報確認処理と、上記著作権情報確認処理の確認の結
果に基づいて、上記画像データに著作権情報が付加され
ている場合に、上記付加されている著作権情報の転送回
数を所定の閾値と比較する転送回数判定処理と、上記付
加されている著作権情報の転送回数をインクリメントし
て新しい情報を作成して付加する著作権情報更新付加処
理と、上記転送回数判定処理の結果、上記転送回数が所
定の閾値よりも多い場合にウォーターマークを作成する
ウォーターマーク作成処理と、上記ウォーターマーク作
成処理によって作成されたウォーターマークで印刷デー
タを上書きして印刷する印刷処理とを行うことを特徴と
している。また、本発明の画像形成方法のその他の特徴
とするところは、ネットワークに画像形成装置とデバイ
ス端末装置とを接続してなるネットワークシステムによ
り画像を形成する方法において、上記ネットワークに接
続された画像形成手段に対して画像データを転送する際
に、上記画像データに関する著作権情報の付加の有無を
確認する著作権情報確認処理と、上記著作権情報確認処
理の確認の結果に基づいて、上記画像データに著作権情
報が付加されている場合に、上記付加されている著作権
情報の転送回数を所定の閾値と比較する転送回数判定処
理と、上記転送回数判定処理の結果、上記転送回数が所
定の閾値よりも少ない場合に通常の印刷処理を行う印刷
処理と、上記転送回数判定処理の結果、上記転送回数が
所定の閾値よりも多い場合に通常の印刷を行うことが不
可能であることを表示するようにする印刷不能報知処理
とを行うことを特徴としている。また、本発明の画像形
成方法のその他の特徴とするところは、ネットワークに
画像形成装置とデバイス端末装置とを接続してなるネッ
トワークシステムにより画像を形成する方法において、
上記ネットワークに接続された画像形成手段に対して画
像データを転送する際に、上記画像データに関する著作
権情報の付加の有無を確認する著作権情報確認処理と、
上記著作権情報確認処理の確認の結果に基づいて、上記
画像データに著作権情報が付加されている場合に、上記
付加されている著作権情報の転送回数を所定の閾値と比
較する転送回数判定処理と、上記転送回数判定処理の結
果、上記転送回数が所定の閾値よりも少ない場合に上記
付加されていた著作権情報を削除する著作権情報削除処
理と、上記著作権情報削除処理によって著作権情報を削
除された画像データ、または著作権情報が最初から付加
されていない画像データを印刷する印刷処理とを行うこ
とを特徴としている。また、本発明の画像形成方法のそ
の他の特徴とするところは、ネットワークに画像形成装
置とデバイス端末装置とを接続してなるネットワークシ
ステムにより画像を形成する方法において、上記ネット
ワークに接続された画像形成手段に対して画像データを
転送する際に、上記画像データに関する著作権情報の付
加の有無を確認する著作権情報確認処理と、上記著作権
情報確認処理の確認の結果に基づいて、上記画像データ
に著作権情報が付加されている場合に、上記付加されて
いる著作権情報の転送回数を所定の閾値と比較する転送
回数判定処理と、上記転送回数判定処理の判定の結果、
著作権情報の転送回数が所定の閾値以下の場合に、カー
ド情報の有無及びカード内の残金を確認するカード情報
入力処理と、上記カード情報入力処理により取得された
カード情報に基づいて、所定の残額があるか否かを判断
する残額判断処理と、上記残額判断処理に基づいて、所
定の残額がある場合には著作権情報を削除する著作権情
報削除処理と、上記著作権情報削除処理によって著作権
情報が削除された画像データを印刷する印刷処理と、上
記カ一ド情報を更新するカ一ド情報更新処理とを行うこ
とを特徴としている。
【0010】本発明の記憶媒体は、上記各手段としてコ
ンピュータを機能させるためのプログラムをコンピュー
タから読み出し可能に格納したことを特徴としている。
また、本発明の記憶媒体の他の特徴とするところは、上
記画像形成方法の手順をコンピュータに実行させるため
のプログラムをコンピュータから読み出し可能に格納し
たことを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】[システム全体の概要説明]図1
は、本発明の概略を示す画像形成システムの構成図であ
る。図1に示したように、この画像形成システムは第1
のデバイス端末装置10、第1の画像形成装置20、第
2の画像形成装置30、第3の画像形成装置40をネッ
トワーク101に接続して構成している。
【0012】第1のデバイス端末装置10は、通信手段
11と、著作権情報確認手段12と、初期値付加手段1
3と、著作権情報更新付加手段14とを有している。上
記通信手段11は、上記ネットワーク101を介して情
報データを送受信するためのものである。
【0013】上記著作権情報確認手段12は、上記ネッ
トワーク101に接続された画像形成装置20〜40に
対して画像データを転送する際に、上記画像データに関
する著作権情報の付加の有無を確認するためのものであ
る。
【0014】初期値付加手段13は、上記著作権情報確
認手段12による確認の結果、上記画像データに著作権
情報が付加されていない場合に、上記画像データに著作
権情報の初期値を付加するためのものである。
【0015】著作権情報更新付加手段14は、上記著作
権情報確認手段12による確認の結果、上記画像データ
に著作権情報が付加されている場合に、上記付加されて
いる著作権情報に転送回数をインクリメントして新しい
情報を作成して付加するためのものである。
【0016】第1の画像形成装置20は、通信手段21
と、著作権情報確認手段22と、転送回数判定手段23
と、印刷手段24とを具備している。上記通信手段21
は、上記ネットワーク101を介して情報データを送受
信するためのものである。
【0017】著作権情報確認手段22は、上記ネットワ
ーク101に接続された端末装置に対して画像データを
転送する際に、上記画像データに関する著作権情報の付
加の有無を確認するためのものである。
【0018】転送回数判定手段23は、上記著作権情報
確認手段22による確認の結果、上記画像データに著作
権情報が付加されている場合に、上記付加されている著
作権情報に転送回数を所定の閾値と比較するためのもの
である。
【0019】印刷手段24は、上記転送回数判定手段2
3の結果、上記転送回数が所定の閾値よりも少ない場合
に通常の印刷処理を行うためのものである。印刷不能報
知手段25は、上記転送回数判定手段23の結果、上記
転送回数が所定の閾値よりも多い場合に通常の印刷を行
うことが不可能であることを表示するためのものであ
る。
【0020】第2の画像形成装置30は、通信手段31
と、著作権情報確認手段32と、転送回数判定手段33
と、著作権情報削除手段34と、印刷手段35とを有し
ている。
【0021】上記通信手段31は、上記ネットワーク1
01を介して情報データを送受信するためのものであ
る。また、上記著作権情報確認手段32は、上記ネット
ワーク101に接続された画像形成装置20、40、5
0に対して画像データを転送する際に、上記画像データ
に関する著作権情報の付加の有無を確認するためのもの
である。
【0022】転送回数判定手段33は、上記著作権情報
確認手段32による確認の結果、上記画像データに著作
権情報が付加されている場合に、上記付加されている著
作権情報の転送回数を所定の閾値と比較するためのもの
である。
【0023】著作権情報削除手段34は、上記転送回数
判定手段33の結果、上記転送回数が所定の閾値よりも
少ない場合に上記付加されていた著作権情報を削除する
ためのものである。
【0024】また、上記印刷手段35は、上記著作権情
報削除手段34によって著作権情報を削除された画像デ
ータ、上記付加されている著作権情報の転送回数が所定
の閾値よりも多い画像データ、または著作権情報が最初
から付加されていない画像データを印刷するためのもの
である。
【0025】さの画像形成装置40は、通信手段41、
著作権情報確認手段42と、転送回数判定手段43と、
カード情報入力手段44と、残額判断手段45と、著作
権情報削除手段46と、印刷手段47と、カ一ド情報更
新手段48とを有している。
【0026】上記通信手段41は、上記ネットワーク1
01を介して情報データを送受信するためのものであ
る。また、上記著作権情報確認手段42は、上記ネット
ワーク101に接続された画像形成装置に対して画像デ
ータを転送する際に、上記画像データに関する著作権情
報の付加の有無を確認するためのものである。
【0027】転送回数判定手段43は、上記著作権情報
確認手段42による確認の結果、上記画像データに著作
権情報が付加されている場合に、上記付加されている著
作権情報の転送回数を所定の閾値と比較するためのもの
である。
【0028】上記カード情報入力手段44は、上記転送
回数判定手段43の判定の結果、著作権情報の転送回数
が所定の閾値以下の場合に、カード情報の有無及びカー
ド内の残金を確認するためのものである。
【0029】残額判断手段45は、上記カード情報入力
手段44により取得されたカード情報に基づいて、所定
の残額があるか否かを判断するためのものである。著作
権情報削除手段46は、上記残額判断手段45の判断に
基づいて、所定の残額がある場合には著作権情報を削除
するためのものである。
【0030】印刷手段47は、上記著作権情報削除手段
46によって著作権情報が削除された画像データを印刷
するためのものであり、カ一ド情報更新手段48は、上
記カ一ド情報を更新するためのものである。
【0031】第4の画像形成装置50は、通信手段51
と、著作権情報確認手段52と、転送回数判定手段53
と、著作権情報更新付加手段54と、ウォーターマーク
作成手段55と、印刷手段56とを有している。
【0032】上記通信手段51は、上記ネットワーク1
01を介して情報データを送受信するためのものであ
る。また、上記著作権情報確認手段52は、ネットワー
ク101に接続された画像形成装置20、40に対して
画像データを転送する際に、上記画像データに関する著
作権情報の付加の有無を確認するためのものである。
【0033】転送回数判定手段53は、上記著作権情報
確認手段52による確認の結果、上記画像データに著作
権情報が付加されている場合に、上記付加されている著
作権情報に転送回数を所定の閾値と比較するためのもの
である。
【0034】著作権情報更新付加手段54は、上記付加
されている著作権情報に転送回数をインクリメントして
新しい情報を作成して付加するためのものであり、ウォ
ーターマーク作成手段55は、上記転送回数判定手段5
3の判断の結果、上記転送回数が所定の閾値よりも多い
場合にウォーターマークを作成するためのものである。
さらに、印刷手段56は、上記ウォーターマーク作成手
段55によって作成されたウォーターマークで印刷デー
タを上書きして印刷するためのものである。
【0035】上述のように構成された本実施の形態の画
像形成システムによれば、ネットワーク上に接続された
各画像処理装置間でデータを送受信するに際して、人間
の目には見えない形で画像データに特定の情報を付加し
たり、あるいは、ネットワークシステム上でのみ有効な
付加データを画像に上乗せすることができる。
【0036】これにより、ネットワーク101を介して
各端末装置間で授受する画像データに、上記データを作
成した者の著作権を設けることが可能となる。また、作
成されたデータのセキュリティ保護や、著作権などの知
的財産の保護を行うことができる。さらに、データの不
正コピーや不正な流出を防止することができる。
【0037】また、著作権情報が不正コピーされて流出
した場合に、その流通ルートを特定する追跡情報を画像
情報に付加することで、著作権が設定されたデータの不
正な使用を追跡することを可能にする。
【0038】以下、本発明のネットワークシステムを構
成可能なネットワークシステムを構成可能な画像形成装
置、デバイス端末装置、画像形成システム、画像形成方
法及び記憶媒体について、図面を参照しながら詳細に説
明する。
【0039】(第1の実施の形態) [装置全体の概要説明]図2に、本発明の実施形におけ
る装置全体の概観図を示す。ネットワーク101に接続
されたコンピュータ102、103は、それぞれサーバ
とクライアントの役割を果たしており、実際には、クラ
イアント103は複数台あり、図2では103a、10
3bで示してあるが、以後代表してクライアント103
とのみ表記する。
【0040】一方では、MFP(Mu1ti Func
tion Periphera1)と呼ばれる多目的な
ネットワーク機器104、105がネットワーク101
に接続されている。なお、104はフルカラーでスキャ
ン、プリントなどが可能なカラーMFPであり、105
はモノクロでスキャン、プリントなどを行う白黒MFP
である。
【0041】他方では、ネットワーク101に単一機能
で動作するネットワーク機器も接続されており、スキャ
ナ106やプリンタ107などが存在するが、動作的に
は上述のMFPとほとんど等価であるため、以後はこれ
らのデバイスもまとめてMFPにて表記する。
【0042】また、108はネットワークに接続された
データ格納のためのメモリ装置であり、ネットワーク1
01を経由して送られてきた各種データを一時的に保存
/格納することができる。
【0043】さらに、図示していないが、このネットワ
ーク101上にはクライアントや各種サーバ、及び上記
以外のMFPの他に、スキャナ、プリンタあるいは、F
AXなどその他の機器も接続されている。
【0044】ここで、コンピュータ102(または10
3)上では、いわゆるDTP(Desk Top Pu
blishing)のアプリケーションソフトウェアを
動作させ、各種文書/図形が作成/編集される。コンピ
ュータ102(または103)は作成された文書/図形
をPDL言語(Page DescriptionLa
nguage=ページ記述言語)に変換し、コンピュー
タ102(または103)上からプリンタドライバと呼
ばれる起動ソフトウェアによって指示することにより、
ネットワーク101を経由してMFP104、105、
またはプリンタ107に送られて出力される。
【0045】また、スキャナ106、またはMFP10
4、スキャナ部105に置かれた原稿は、コンピュータ
102(または103)上からスキャナドライバと呼ば
れる起動ソフトウェアによって指示することにより、ネ
ットワーク101へ画像データとして送られ、メモリ装
置108に保存されたり、コンピュータ102(または
103)のディスプレイに表示したり、MFP104、
105またはプリンタ107に送られて出力されること
が可能である。
【0046】次に、MFP104、105は、それぞれ
コンピュータ102(または103)側とネットワーク
101を介して情報交換できる通信手段を有しており、
MFP104、105の設定情報や装置状態がコンピュ
ータ102(または103)側に逐次知らせる仕組みと
なっている。
【0047】さらに、コンピュータ102(または10
3)側では、その情報を受けて動作するユーティリティ
ソフトウエアを持っており、MFPなどのデバイスは、
このコンピュータ102(または103)の下で一元管
理されている。
【0048】[MFP104、105の構成]次に、図
3〜図14を用いてMFP104、105の構成につい
て説明する。但し、MFP104とMFP105の差は
フルカラーとモノクロの差であり、色処理以外の部分で
はフルカラー機器がモノクロ機器の構成を包含すること
が多いため、ここではフルカラー機器に絞って説明し、
必要に応じて、随時モノクロ部分の説明を加えることと
する。
【0049】MFP104、105の構成を示す図3に
おいて、201は画像読み取りを行うスキャナ部で、2
02はその画像データを画像処理するRGB−IP部、
203はファクシミリなどに代表される電話回線を利用
した画像の送受信を行うFAX部、204はネットワー
クを利用して画像データや装置情報をやりとりするNI
C(Network Interface Card)
部分である。
【0050】205はコンピュータ側から送られてきた
ページ記述言語(PDL)を画像信号に展開するPDL
部である。アドオン部212は通常スルーであるが、ア
ドオン情報の付加と解除を行う際には有効になる。そし
て、MFP104、105の使い方に応じてコア部20
6で画像信号を一時保存したり、経路を決定したりす
る。
【0051】次に、コア部206から出力された画像デ
ータは、CMYK−IP部207を経由して、PWM部
208に送られた後、画像形成を行うプリンタ部209
に送られ、用紙の出力仕上げの処理を行うフィニッシャ
部210によりプリントアウトされる。また、ディスプ
レイ部211は、画像をプリントせずに済ませたり、プ
リント状態の是非を判断するためのプレビュー機能とし
て作動する。
【0052】[スキャナ部201の構成]次に、図4を
用いてスキャナ部201の構成を説明する。先ず、複写
機としての原稿の複写において、301は原稿台ガラス
であり、読み取られるべき原稿302が置かれる。原稿
302は、照明303によリ照射され、ミラー304、
305、306を経て、光学系307により、CCD3
08上に像が結ばれる。
【0053】さらに、モータ309により、ミラー30
4、照明303を含む第1ミラーユニット310は、速
度vで機械的に駆動され、ミラー305、306を含む
第2ミラーユニット311は、速度1/2vで駆動さ
れ、原稿302の全面が走査される。
【0054】[RGB−IP部202の構成]次に、図
5を用いて画像処理部202について説明する。入力さ
れた光学的信号は、CCDセンサ308により電気信号
に変換される。このCCDセンサ308はRGB3ライ
ンのカラーセンサであり、RGBそれぞれの画像信号と
してA/D変換部401に入力される。ここでゲイン調
整、オフセット調整をされた後、A/Dコンバータで、
各色信号毎に8bitのデジタル画像信号R0、G0、
B0に変換される。
【0055】その後、シェーディング補正402回路で
色ごとに、基準白色板の読み取り信号を用いた、公知の
シェーディング補正が施される。さらに、CCDセンサ
308の各色ラインセンサは、相互に所定の距離を隔て
て配置されているため、ラインディレイ調整回路403
において、副走査方向の空間的ずれが補正される。
【0056】次に、入力マスキング部404は、CCD
センサ308のR、G、Bフィルタの分光特性で決まる
読取色空間を、NTSCの標準色空間に変換する部分で
あり、CCDセンサ308の感度特性/照明ランプのス
ペクトル特性等の諸特性を考慮した装置固有の定数を用
いた3×3のマトリックス演算を行い、入力された(R
0、G0、B0)信号を標準的な(R、G、B)信号に
変換する。
【0057】さらに、輝度/濃度変換部(LOG変換
部)405はルックアップテーブル(LUT)RAMに
より構成され、RGBの輝度信号がC1、M1、Y1の
濃度信号になるように変換される。
【0058】MFP105によりモノクロの画像処理を
行う場合には、単色の1ラインセンサを用いて、単色で
A/D変換、シェーディングを行ったのち、入出力マス
キング、ガンマ変換、空間フィルタの順で処理しても構
わない。
【0059】[FAX部203の構成]次に、図6を用
いてFAX部203について説明する。まず、受信時に
は電話回線から来たデータをNCU部501で受け取り
電圧の変換を行い、モデム部502の中の復調部504
でA/D変換及び復調操作を行った後、伸張部506で
ラスタデータに展開する。
【0060】一般に、FAXでの圧縮伸張にはランレン
グス法などが用いられるが、公知であるためここではそ
の詳細な説明を割愛する。ラスタデータに変換された画
像は、メモリ部507に一時保管され、画像データに転
送エラーがないことを確認後にコア部206へ送られ
る。
【0061】次に、送信時は、コア部206よりやって
きたラスタイメージの画像信号に対して、圧縮部505
でランレングス法などの圧縮を施し、モデム部502内
の変調部503にてD/A変換及び変調操作を行った
後、NCU部501を介して電話回線へと送られる。
【0062】[NIC部204の構成]次に、図7を用
いてNIC部204について説明する。ネットワーク1
01に対してのインターフェイスの機能を持つのが、こ
のNIC部204であり、例えば10Base−T/1
00Base−TXなどのEthernetケーブルな
どを利用して外部からの情報を入手したり、外部へ情報
を流す役割を果たす。
【0063】外部より情報を入手する場合は、まず、ト
ランス部601で電圧変換され、LANコントローラ部
602に送られる。LANコントローラ部602は、そ
の内部に第1及び第2のバッファメモリを有し、入力さ
れる情報を第1のバッファメモリ(不図示)に記憶し、
その情報が必要な情報か否かを判断した上で、第2のバ
ッファメモリ(不図示)に送った後、PDL部205に
信号を流す。
【0064】次に、外部に情報を提供する場合には、P
DL部205より送られてきたデータは、LANコント
ローラ部602で必要な情報を付加して、トランス部6
01を経由してネットワークに接続される。
【0065】[PDL部205の構成]次に、同じく図
7を用いてPDL部205の説明をする。コンピュータ
上で動作するアプリケーションソフトウェアによって作
成された画像データは、文書、図形、写真などから構成
されており、それぞれは、文字コード、図形コード及び
ラスタ画像データなどによる画像記述の要素の組み合わ
せから成っている。
【0066】これが、いわゆるPDL(Page De
scription Language=ページ記述言
語)であり、Adobe社のPost Script
(登録商標)言語に代表されるものである。
【0067】さて、図7は、上記PDLデータからラス
タ画像データヘの変換処理を表わす部分であり、NIC
部204から送られてきたPDLデータは、CPU部6
03を経由してハードディスク(HD)のような大容量
メモリ604に一度格納され、ここで各ジョブ毎に管理
及び保存される。
【0068】次に、必要に応じて、CPU部603は、
RIP(Raster ImageProcessin
g)と呼ばれるラスタ化画像処理を行って、PDLデー
タをラスタイメージに展開する。
【0069】そして、展開されたラスタイメージデータ
は、CMYKの色成分母にDRAMなどの高速アクセス
可能なメモリ605にジョブ毎にページ単位で格納さ
れ、プリンタ部208の状況に合わせて、再びCPU部
603を介して、コア部206へ送られる。
【0070】[コア部206の構成]次に、図8を用い
てコア部206について説明する。コア部206のバス
セレクタ部701は、MFP104、105の利用にお
ける、いわば交通整理の役割を担っている。
【0071】すなわち、スタンドアローンとしての複写
機能、ネットワークスキャン、ネットワークプリント、
ファクシミリ送信/受信、あるいは、ディスプレイ表示
などMFP104、105における各種機能に応じてバ
スの切り替えを行うところである。
【0072】細かく説明するならば、そのフローは、以
下のような機能が考えられる。 ・スタンドアローン複写機:スキャナ201→コア20
6→プリンタ208 ・ネットワークスキャン:スキャナ201→コア206
→NIC部204 ・ネットワークプリント:NIC部204→コア206
→プリンタ208 ・ファクシミリ送信機能:スキャナ201→コア206
→FAX部203 ・ファクシミリ受信機能:FAX部203→コア206
→プリンタ208 ・ディスプレイ表示機能:スキャナ201→コア206
→ディスプレイ部211、 但し、ディスプレイ表示機能の入力元はFAX部203
やNIC部204でも構わない。
【0073】次に、バスセレクタ部701を出た画像デ
ータは、圧縮部702、ハードディスク(HD)などの
大容量メモリからなるメモリ部703及び、伸張部70
4を通ってプリンタ部208、またはディスプレイ部2
11へ送られる。
【0074】ここで、用いられる圧縮方式は、JPE
G、JBIG、ZIPなど一般的なものを用いればよ
い。次に、圧縮された画像データは、ジョブ毎に管理さ
れ、ファイル名、作成者、作成日時、ファイルサイズな
どの付加データと一緒に格納される。
【0075】さらに、ジョブの番号とパスワードを設け
て、それらも一緒に格納すれば、パーソナルボックス機
能をサポートすることができる。これは、データの一時
保存や特定の人にしかプリントアウト(ハードディスク
(HD)からの読み出し)ができない親展機能である。
【0076】格納されているそれぞれのジョブに対して
は、ジョブを指定して呼び出しが行われた場合には、パ
スワードの認証を行った後、ハードディスク(HD)よ
り呼び出し、画像伸張を行ってラスターイメージに戻し
てプリンタ部207に送られる。
【0077】[CMYK−IP部207の構成]図8に
より、CMYK−IP部207を説明する。コア部20
6より渡されたデータは、出力マスキング/UCR回路
部706に入り、上述のRGB−IP部202にて説明
したLOG変換(405)後のC1、M1、Y1信号を
画像形成装置のトナー色であるY、M、C、K信号にマ
トリクス演算を用いて変換する部分であり、CCDセン
サ308で読み込まれたRGB信号に基づいたC1、M
1、Y1、K1信号をトナーの分光分布特性に基づいた
C.M、Y、K信号に補正して出力する。
【0078】次に、ガンマ補正部707にて、トナーの
色味諸特性を考慮したルックアップテーブル(LUT)
RAMを使って画像出力のためのC、M、Y、Kデータ
に変換されて、空間フィルタ708では、シャープネス
またはスムージングが施された後、画像信号はPWM部
208へと送られる。
【0079】[PWM部208の構成]最初に、図9及
び図10を参照しながらPWM部208を説明する。C
MYK−IP部207を出たイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色に色分解
された画像データは、それぞれのPWM部208を通っ
てそれぞれ画像形成される(MFP105の場合は、単
色となる。)。
【0080】図9及び図10において、801は三角波
発生部、802はD/Aコンバータであり、入力される
ディジタル画像信号をアナログ信号に変換する部分であ
る。これらの2つの信号は、図10(a)のようにコン
パレータ803に送られて大小が比較される。
【0081】そして、図10(b)のような信号となっ
てレーザ駆動部804に送られ、CMYKそれぞれが、
CMYKそれぞれのレーザ805でレーザビームに変換
される。そして、ポリゴンスキャナ913で、それぞれ
のレーザビームを走査して、それぞれの感光ドラム91
7、921、925、929に照射される。
【0082】[プリンタ部209の構成(カラーMFP
104の場合)]図11に、カラープリンタ部の概観図
を示す。図11において、913は、ポリゴンミラーで
あり、4つの半導体レーザ805より発光された4本の
レーザー光を受ける。その内の1本はミラー914、9
15、916をへて感光ドラム917を走査し、次の1
本はミラー918、919、920をへて感光ドラム9
21を走査し、次の1本はミラー922、923、92
4をへて感光ドラム925を走査し、次の1本はミラー
926、927、928をへて感光ドラム929を走査
する。
【0083】一方、930はイエロー(Y)のトナーを
供給する現像器であり、レーザー光に従い、感光ドラム
917上にイエローのトナー像を形成し、931はマゼ
ンタ(M)のトナーを供給する現像器であり、レーザー
光に従い、感光ドラム921上にマゼンタのトナー像を
形成する。
【0084】また、932はシアン(C)のトナーを供
給する現像器であり、レーザー光に従い、感光ドラム9
25上にシアンのトナー像を形成し、933はブラック
(K)のトナーを供給する現像器であり、レーザー光に
従い、感光ドラム929上にマゼンタのトナー像を形成
する。以上4色(Y、M、C、K)のトナー像が用紙に
転写され、フルカラーの出力画像を得ることができる。
【0085】用紙カセット934、935および、手差
しトレイ936のいずれかより給紙された用紙は、レジ
ストローラ937を経て、転写ベルト938上に吸着さ
れ、搬送される。
【0086】上記搬送のタイミングと給紙のタイミング
とは同期がとられて、予め感光ドラム917、921、
925、929には各色のトナーが現像されており、用
紙の搬送とともに、トナーが用紙に転写される。
【0087】各色のトナーが転写された用紙は分離さ
れ、搬送ベルト939により搬送され、定着器940に
よって、トナーが用紙に定着され排出される。なお、4
つの感光ドラム917、921、925、929は、距
離dをおいて等間隔に配置されており、搬送ベルト93
9により、用紙は一定速度vで搬送されており、このタ
イミング同期がなされて、4つの半導体レーザ805は
駆動される。
【0088】[プリンタ部209の構成(モノクロMF
P105の場合)]図12に、モノクロプリンタ部の概
観図を示す。1013は、ポリゴンミラーであり、4つ
の半導体レーザ805より発光されたレーザー光を受け
る。レーザー光はミラー1014、1015、1016
を経て感光ドラム1017を走査する。
【0089】一方、1030は黒色のトナーを供給する
現像器であり、レーザー光に従い、感光ドラム1017
上にトナー像を形成し、トナー像が用紙に転写され、出
力画像を得ることができる。
【0090】用紙カセット1034、1035及び手差
しトレイ1036のいずれかより給紙された用紙は、レ
ジストローラ1037を経て、転写ベルト1038上に
吸着され、搬送される。給紙のタイミングと同期がとら
れて、予め感光ドラム1017にはトナーが現像されて
おり、用紙の搬送とともに、トナーが用紙に転写され
る。トナーが転写された用紙は分離され、定着器104
0によって、トナーが用紙に定着され、カラー画像同様
に排出される。
【0091】[ディスプレイ部211の構成]図13
に、ディスプレイ部211を示す。コア部206より出
された画像データは、CMYデータであるため、逆LO
G変換部1101でRGBデータに変換する必要があ
る。
【0092】次に、出力されるCRTなどのディスプレ
イ装置1104の色の特性に合わせるためにガンマ変換
部1102でルックアップテーブルを使用して出力変換
を行う。変換された画像データは、一度メモリ部110
3に格納されて、CRTなどのディスプレイ装置110
4によって表示される。
【0093】ここで、ディスプレイ部211を使用する
のは、出力画像を予め確認するプレビュー機能や、出力
する画像が意図したものと間違いないか検証するプルー
フ機能、あるいは、プリントの必要がない画像を確認す
る場合にプリント用紙の無駄を省くためである。
【0094】[フィニッシャ部210の構成]図14
に、フィニッシャ部の概観図を示す。プリンタ部209
の定着部940(、または1040)を出た用紙は、フ
ィニッシュ部210に入る。フィニッシャ部210に
は、サンプルトレイ1001及びスタックトレイ100
2があり、ジョブの種類や排出される用紙の枚数に応じ
て切り替えて排出される。
【0095】ソート方式には2通りあり、複数のビンを
有して各ビンに振り分けるビンソート方式と、後述の電
子ソート機能とビン(、またはトレイ)を奥手前方向に
シフトしてジョブ毎に出力用紙を振り分けるシフトソー
ト方式によりソーティングを行うことができる。
【0096】電子ソート機能は、コレートと呼ばれ、上
述のコア部で説明した大容量メモリを持っていれば、こ
のバッファメモリを利用して、バッファリングしたペー
ジ順と排出順を変更する、いわゆるコレート機能を用い
ることで電子ソーティングの機能もサポートできる。次
に、グループ機能はソーティングがジョブ毎に振り分け
るのに対し、ページ毎に種別する機能である。
【0097】さらに、スタックトレイ1002に排出す
る場合には、用紙が排出される前の用紙をジョブ毎に蓄
えておき、排出する直前にステープラ1005にてバイ
ンドすることも可能である。
【0098】そのほか、上記2つのトレイに至るまで
に、紙をZ字状に折るためのZ折り機1004、ファイ
ル用の2つ(または3つ)の穴開けを行うパンチャー1
006があり、ジョブの種類に応じてそれぞれの処理を
行う。
【0099】また、インサータ1003は、中差し機能
を行うために用いられ、ここに中差し用の用紙を入れる
ことができる。さらに、サドルステッチャ1007は、
ブックレット形式に紙を二つ折りにし、その真ん中をバ
インドするために使用する。
【0100】この場合には、ブックレットトレイ100
8に排出される。そのほか、図には記載されていない
が、製本のためのグルー(糊付け)によるバインドや、
あるいはバインド後にバインド側と反対側の端面を揃え
るためのカッティングなどを加えることも可能である。
【0101】[ネットワーク101]さて、次にネット
ワーク101について説明する。図15に示すように、
ネットワーク101は上述の図2のような構成がルータ
と呼ばれるネットワークを相互に接続する装置により接
続され、LAN(Local Area Networ
k)と呼ばれる更なるネットワークを構成する。
【0102】また、LAN1306は、内部のルータ1
301を介して、専用回線1308を通して、別のLA
N1307内部のルータ1305に接続され、これらの
ネットワーク網は幾重にも張り巡らされて、広大な接続
形態を構築している。
【0103】次に、その中を流れるデータについて図1
6にて説明する。送信元のデバイスA(1400a)に
存在するデータ1401があり、そのデータは画像デー
タでも、PDLデータでも、プログラムであっても構わ
ない。これをネットワーク101を介して受信先のデバ
イスB(1400b)に転送する場合、データ1401
を細分化してイメージ的に1402のように分割する。
【0104】この分割されたデータ1403、140
4、1406などに対して、ヘッダ1405と呼ばれる
送り先アドレス(TCP/IPプロトコルを利用した場
合には、送り先のIPアドレス)などを付加し、パケッ
ト1407として順次ネットワーク101上にパケット
を送って行く、デバイスBのアドレスとパケット141
0のヘッダ1411が一致するとデータ1412は分離
され、デバイスAにあったデータの状態に再生される。
【0105】[スキャナドライバ]次に、スキャナドラ
イバについて説明する。図17は、コンピュータ102
(またはコンピュータ103)上にて、スキャン動作を
指示するためのスキャナドライバのGUI(Graph
ic UserInterface)を示したものであ
り、これで指示することでユーザは所望の設定パラメー
タを指示して、所望の画像イメージをデータ化すること
が可能となる。
【0106】まず、1501はスキャナドライバのウィ
ンドウであり、その中の設定項目として、1502はタ
ーゲットとなる送信元を選択するソースデバイス選択カ
ラムである。一般的には、上述のスキャナ201のよう
なものであるが、メモリ108から画像を持ってきた
り、あるいは、デジタルカメラのようなものからでも構
わない。
【0107】1503は選択されたソースデバイスに関
する詳細設定を行うためのものであり、ここをクリック
すると別画面にてそのデバイス固有の設定情報を入力
し、特殊な画像処理(例えば、文字モード/写真モー
ド)を選択して、それに合った処理モードで画像入力が
可能となる。
【0108】次に、1504はイメージサイズを決める
選択するイメージサイズカラム、1505で解像度を入
力し、1506にてカラーモードを選択する。また、1
507〜1509は画像エリアのサイズを決める部分で
あり、それぞれ単位と縦横の長さを入力する。
【0109】これらの指定を行った後、プリスキヤンキ
ー1512を押すと、コンピュータ102(または10
3)より、ソースデバイス選択カラム1502で選択さ
れたデバイスに指示がなされ、画像入力を開始する。
【0110】ここでは、プリスキャンであるため実際の
解像度より粗く画像読み取りが行われ、得られた画像は
プレビュー画像として1511に表示される。表示に当
たっては、先ほどの画像エリアの単位1507に従って
スケール1510表示される。
【0111】ここで、プレビュー画像でOKと判断した
場合には、1513のスキャンキーをクリックすること
により、今度は設定された解像度にて行う。プレビュー
画像がNGの場合には、再度プリスキャンを行って確か
め、キャンセルの場合には、キャンセルキー1514を
クリックする。
【0112】[プリンタドライバ]次に、図18を用い
て、コンピュータ102(または103)からプリンタ
ドライバにより画像データをプリンタに送信する行程に
ついて説明する。プリンタドライバは、プリント動作を
指示するためのGUIであり、これで指示することによ
りユーザは所望の設定パラメータを指示して、所望の画
像イメージをプリンタなどの送信先に送る事が可能とな
る。ここで、1601はプリンタドライバのウィンドウ
であり、その中の設定項目として、1602はターゲッ
トとなる出力先を選択する送信先選択カラムである。
【0113】一般的には、上述のMFP104、105
あるいは、プリンタ107のようなものであるが、保存
の目的でメモリ108に画像を転送しても構わない。1
603はジョブの中から出力ページを選択するページ設
定カラムであり、コンピュータ102(または103)
上で動作するアプリケーションソフトで作成された画像
イメージのどのページを出力するかを決定する。160
4は部数を指定する部数設定カラムである。
【0114】また、1607は送信先選択カラム160
2にて選択された送信先デバイスに関する詳細設定を行
うためのプロパティキーであり、ここをクリックすると
別画面にてそのデバイス固有の設定情報を入力し、特殊
な画像処理、例えば、CMYK−IP部207内のガン
マ変換部707や空間フィルタ部708のパラメータを
変更することにより、より細かい色再現やシャープネス
調整を行うことが可能となる。所望の設定が済めば、O
Kキー1605により印刷を開始する。取り消す場合に
は、キャンセルキー1606により印刷を取りやめる。
【0115】[ネットワークユーティリティソフトウェ
アの説明]再び、図2に戻って、コンピュータ102
(または103)上にて動作するユーティリティソフト
ウェアについて考える。MFP104、105内のネッ
トワークインターフェース部分(NIC部204+PD
L部205)にはMIB(Management In
formation Base)と呼ばれる標準化され
たデータベースが構築されている。
【0116】そして、SNMP(Simple Net
work ManagementProtocol)と
いうネットワーク管理プロトコルを介してネットワーク
上のコンピュータと通信し、MFP104、105をは
じめとして、ネットワーク上につながれたスキャナ、プ
リンタあるいは、FAXなどの管理が可能になってい
る。
【0117】一方、コンピュータ102(または10
3)には、ユーティリティと呼ばれるソフトウェアプロ
グラムが動作しており、ネットワークを介して、上記S
NMPの利用により上記MIBを使って必要な情報交換
が可能となる。
【0118】例えば、MFP104、105の装備情報
としてフィニッシャ部209が接続されているか否かを
検知したり、ステータス情報として現在プリントができ
るか否かを検知したり、あるいは、MFP104、10
5の名前や設置場所などを記入したり変更したり確認し
たりといった具合に、MIBを使うことにより、それぞ
れのユーザが情報のリードライト、あるいは、サーバ1
02とクライアント103を区別してリードライトに制
限を持たせることも可能である。
【0119】したがって、この機能を使うことにより、
MFP104、105の装備情報、装置の状態、ネット
ワークの設定、ジョブの経緯、使用状況の管理、制御な
どあらゆる静的情報を入手することが可能となる。
【0120】[GUIの説明]次に、GUI(Grap
hic User Inteface)と呼ばれるコン
ピュータ102(または103)上で動作するユーティ
リティソフトウェアの画面について図19を使って説明
する。
【0121】コンピュータ102(または103)上で
ユーティリティソフトウェアを起動させると、図19の
ような画面が表示される。ここで、1701はウィンド
ウ、1720がカーソルで、マウスを使ってクリックす
ると別のウィンドウが開いたり、次の状態に遷移したり
する。
【0122】1702は、タイトルバーと呼ばれ、現在
のウィンドウの階層やタイトルを表示するのに用いられ
る。1703〜1707はそれぞれタブと呼ばれ、それ
ぞれの分類ごとに整理されており、必要な情報を見た
り、必要な情報を選択したりすることができる。
【0123】ここでは、1703がデバイスタブと呼ば
れデバイスの存在とその概要を知ることができる。デバ
イスタブには、1708、1709のようなMFP10
4と105を示すビットマップ画像があり、1710、
1711のメッセージによりこれらMFPがどんな状態
かが表示される。
【0124】装置状態の詳細は、ステータスタブ170
4を見ればわかる仕組みになっている。次に、1705
はキュータブで、それぞれの装置内にキューイングされ
ているジョブの様子やデバイスの混み具合を伺い知るこ
とができる。
【0125】次に、コンフィグタブ1706は、どんな
機能を持つフィニッシャが装着されているかなど装備情
報を知ることができる。例えば、MFP105にはフィ
ニッシャが装着されている。
【0126】上記フィニッシャが有する機能は、ステー
プラ、サドルスティッチャ、折り機、パンチ機、インサ
ータがあるとか、5000枚まで収納可能なレターサイ
ズのペーパーデッキが装着されているとか、その用紙残
量がどのくらいであるとか、あるいは両面処理を行うユ
ニットが装着されているといったことを報知するもので
ある。最後に1707のセットアップタブは、装置のネ
ットワーク設定情報を入手したり、変更したりすること
ができる。
【0127】[著作権情報について]さて、ここで図2
0に基づいて著作権情報の付加について説明する。原画
像1801は、コンピュータ102(または103)上
のアプリケーションソフトで作られた画像データである
が、これに著作権を与えることについて考える。
【0128】著作権情報は、例えば1802のようなあ
る画像パターンであり、これは著作者個人あるいは、そ
れを有するグループ、法人などに固有のパターン情報で
あり、その情報は登録、管理される。但し、登録、管理
される範囲に関しては、全世界的規模でも構わないし、
ある限られた範囲やグループであっても構わない。
【0129】ここで、アドオン画像1803は、原画像
1801に著作権情報1802を付加した画像であり、
もしアドオン画像1803が不正にプリントやコピーを
されたり、不正に流出した場合でも、アドオンされた著
作権情報が載っていれば、後で追跡調査が可能であり、
もし自分(あるいは、グループ、法人など)の著作権情
報が付加されていることが判別されれば、権利主張を行
うことが可能となる。
【0130】[付加パターン]次に、図21〜23は、
本実施の形態の付加パターンの一例を説明する図であ
る。図21において、領域1901に含まれる「4×
4」画素は、その画像信号の階調が、例えば「十α」と
なるように変調され、また領域1902及び1903に
含まれるそれぞれ「2×4」画素は、その画像信号の階
調が、例えば「−α」となるように変調され、領域19
01〜1903以外の画素は変調しない。
【0131】そして、領域1901〜1903に含まれ
る「8×4」画素を付加パターンの単位ドットとする。
このように、付加パターンの1単位に「8×4」画素を
用いるのは、本実施の形態のMFP104、105が公
知の画像領域における200ライン処理を行っているた
めであり、付加パターンの単位を1画素としたのでは付
加パターンが読み取り難い場合があるためである。
【0132】図22及び図23は、本実施の形態のアド
オンラインの一例を示す図である。図22において、2
001はアドオンラインで、例えば4画素の幅である。
2001a〜2001eは、それぞれ図21に示した単
位ドットで、例えば「8×4」画素である。単位ドット
2001a〜2001eは、主走査方向にd1(例え
ば、128画素)のほぼ一定周期で並んでいる。
【0133】さらに、図23において、2101〜21
10はアドオンラインで、例えば4画素の幅であり、副
走査方向にd2(例えば、16画素)のほぼ一定周期で
並んでいる。詳細は後述するが、例えば1本のアドオン
ラインは4ビットの情報を表し、アドオンライン210
2〜2109の8本のアドオンラインは一組となって、
32ビットの付加情報を表すことができる。尚、アドオ
ンラインは、副走査方向に繰り返し形成され、例えば図
23に示すアドオンライン2101及び2109は、同
一の情報を順次繰り返して表している。
【0134】図24及び図25は、アドオンラインによ
る情報の表現方法の一例を示している。図24におい
て、2201及び2202はアドオンラインで、両アド
オンラインは副走査方向に隣合っている。
【0135】また、2201a、2201b及び220
2aは単位ドットで、隣合ったアドオンラインの単位ド
ット同志が接近して目立つのを防ぐため、隣合ったアド
オンライン単位ドット同志は、主走査方向へ少なくとも
d3(例えば、32画素)の間隔が開くように設定す
る。単位ドットによって表されるデータは、単位ドット
2202aと、単位ドット2201aとの位相差によっ
て決定される。
【0136】図24は、4ビット情報を表す一例を示し
ているが、図24に示す例では、単位ドット2202a
はデータ“3”を表している。例えば、単位ドット22
02aが最左端にあればデータ“0”を、また単位ドッ
ト2202aが最右端にはればデータ“F”を表すこと
になる。
【0137】図25において、全付加情報を表す一組の
アドオンラインのうち、図25(a)に示すラインは1
番目のアドオンラインLine0を、図25(b)に示
すラインは4番目のアドオンラインLine3を表す。
【0138】図25に示すように、Line0には、本
来の単位ドット2301a〜2301dのすべての右側
に、d4(例えば、16画素)の間隔でドット2302
a〜2302dが追加され、Line3には、本来の単
位ドット2304a〜2304dのすべての右側に、d
5(例えば、32画素)の間隔でドット2305a〜2
305dが追加されている。
【0139】これら追加ドットは、各アドオンラインが
何番目のアドオンラインかを明確にするためのマーカで
ある。なお、2本のアドオンラインにマーカを追加する
のは、出力画像からでも、副走査方向の上下を確定する
ことができるようにするためである。
【0140】また、例えば付加するパターンは、例えば
MFP104のようにフルカラーMFPであるならば、
人間の目がYのトナーで描かれたパターンに対しては識
別能力が低いことを利用して、Yのトナーのみで付加さ
れる。
【0141】また、MFP105のように白黒MFPで
あれば、人聞の目にはわからない程度に、例えば256
階調(8bit)の濃度信号ならば、その信号値に−8
〜+8程度の値をアドオン情報として加算して付加する
ようにする。
【0142】さらに、付加パターンの主走査方向のドッ
ト間隔と、副走査方向の全付加情報の繰り返し間隔と
は、対象とする特定原稿において、ドットが確実に識別
できるような薄くて均一な領域へ、確実に全情報が付加
されるように定める必要がある。目安としては、対象と
する特定原稿において、ドットが確実に識別できるよう
な薄くて均一な領域の幅の2分の1以下のピッチで情報
を付加すればよい。
【0143】[MFP104、105におけるアドオン
部212]次に、著作権情報パターンの付加方法につい
て述べる。これは、図3のアドオン部212に相当し、
その回路としては、例えば図26で説明する。
【0144】まず、PDL部よりラスタライズされた画
像信号2401が入力される。このとき、図21〜図2
3にて上述したような著作権情報を予めCPU2410
より書き込まれたアドオン情報ページメモリ2402か
らアドオンデータが画像信号2401に同期して出力さ
れる。
【0145】すなわち、アドオン情報メモリ2402内
部には図28に示されるような情報形式で、例えば−1
27〜+127のデータで最上位ビットを符号ビットと
する8bitのデータ形式で著作権データとして格納さ
れており、+4の部分及び−4の部分は、図21の19
01〜1903の部分に相当する。
【0146】再び、図26に戻って、同期して読み出さ
れた画像信号2401とアドオン情報ページメモリ24
02のアドオンデータは、加算器2403、または減算
器2404に入力され、「FFH」以上に飽和した場
合、あるいは「00H」以下になった場合の対策とし
て、キャリア信号とORゲート2405、またはAND
ゲート2406を通ってセレクタ2407に入る。
【0147】セレクタのセレクト信号2408は、アド
オン情報ページメモり2402の最上位ビット(符号ビ
ット)で、図28のようなアドオン情報の正負に応じて
切り替えられ、コア部206に送られる。
【0148】逆に、画像信号2401にすでにアドオン
データが付加された信号となっている場合に、それを解
除するには、アドオン情報ページメモリ2402の最上
位ビット(符号ビット)を反転させれば動作は逆転し、
同じアドオンデータであれば、解除される仕組みとなっ
ている。
【0149】[コンピュータ102、103におけるア
ドオン部212]上記図26と同等のアドオン回路を、
ソフトウェアとメモリで実現するような回路を考える。
すなわち、図26におけるメモリ2402以外の部分を
CPU2410のソフトウェアで構成する場合には、図
27のようなフローチャートで示すような処理を行う。
【0150】すなわち、画像信号2401とアドオン情
報ページメモリ2402に記憶されているアドオン情報
とを同時に読み出し(ステップS2401)、アドオン
情報の最上位ビット(符号ビット)が“0”か“1”か
を判定(ステップS2407)する。
【0151】この判定の結果、最上位ビットが“0”な
らば、画像情報にアドオンデータを加算(ステップS2
403)する。また、最上位ビットが“1”ならば、画
像情報からアドオンデータを減算(ステップS240
4)する。
【0152】さらに、FFH以上に飽和した場合と、0
0H以下になった場合の対策として、出力をFFH(ま
たは00H)にする処理を(ステップS2405、ステ
ップS2406)を入れておく。
【0153】(第2の実施の形態)上述した第1の実施
の形態の場合には、図29に示すようにジェネレーショ
ンを追うごとに劣化していく恐れがある。すなわち、原
画像2601に著作権情報A、B、Cが順次付加され、
画像が第1世代2603、第2世代2605、第3世代
2607といった具合に画像にいくつもの著作権情報が
付加され、追跡や判別の妨げになる恐れがある。
【0154】そのため、図30に示すようにネットワー
ク101上のみだけ著作権情報がアドオンされたデータ
となり、それぞれの第1のデバイス2701、第2のデ
バイス2702、第3のデバイス2703において、原
画像2704と、第1の著作権情報A(2705)、第
2の著作権情報B(2706)、第3の著作権情報C
(2708)が別々に管理されていればよい。
【0155】そこで、図31のフローチャートに従っ
て、まず、最初のステップS2801で著作権情報の付
加の有無を判別する。これは、例えば、ネットワーク上
でデータを受け渡しする際に、図18に示したようなプ
リンタドライバの様々な設定の一つに加えておいたり、
図16の予め決められた順番のパケットに著作権情報の
有無の情報を入れるなどして、画像情報と一緒に送受さ
れる。
【0156】次に、ステップS2802で著作権情報を
解除するか否かを判断する。例えば、図32(a)のよ
うにMFP104、105の操作部にて設定してもよ
い。このとき、アドオン情報を解除する場合には、ステ
ップS2803に進み、図26のメモリ2402に古い
情報設定がなされる。また、解除されない場合には、ス
テップS2806に進んでそのまま出力される。
【0157】次に、ステップS2804において、新し
い著作権情報を付加するか否かを判断し、付加する場合
にはステップS2805に進んでセレクト信号2408
に“1”をセットしてアドオン情報設定を行う。
【0158】さらに、新しい著作権情報をアドオンする
には、図32(b)のように操作部より設定する。これ
により、図26のメモリ2402に新しいアドオン情報
の設定がなされ、セレクト信号2408には“0”がセ
ットされる。また、このときに図32(c)に示すよう
に著作権番号とパスワードを入力することによりセキュ
リティが保たれるようになっている。
【0159】(第3の実施の形態)上述した第1の実施
の形態、及び第2の実施の形態の考えを一歩進めて、ネ
ットワーク上の情報を著作権情報を持っていない誰かに
傍受された場合でも、情報が知られないようにするため
に著作権情報を暗号化したり、ハードウェアを付加する
ことで不正防止を行う方法について考える。
【0160】著作権情報の暗号化には、第1の実施の形
態で説明したような乱数と加減などの演算を施す方法の
他に、ビットシフトやビットクロス(ビットの入れ替
え)など様々な種類の暗号化を施すことが可能である。
【0161】すなわち、図33及び図34に示すように
デバイスA(3001)を扱う人は暗号キーを付加して
送付し、デバイスB(3002)を扱う人は復号キーを
持っているのでこれを解読することができる。
【0162】しかし、デバイスC(3003)を扱う人
は、復号キーを持っていないので、解読することができ
ない。このために、例えば、図26の構成を図35の構
成ように変更し、暗号化(画像スクランブル)をかけ、
画像情報に付加されて送られてくる暗号情報を解読しな
ければ正常な画像に復元しないようにしておく。
【0163】ところで、情報に暗号を付加して送るだけ
ならば、いずれは解読されてしまう可能性がある。そこ
で、図35の入力画像信号3201を暗号化回路320
1で暗号化する回路において、メモリ3202と復号化
回路3204の部分を取り外し可能なハードウェアとし
て構成し、著作権を持っている人に、例えばICカード
3200のようなハードウェアの形で配布し、その情報
(ハードウェア)を有する許可された人にだけ解読可能
とする。
【0164】〔第4の実施の形態〕上記した実施の形態
は、著作権情報の付加方法とそれを含んだ印刷出力につ
いてであった。ここではこの付加された著作権情報(転
送回数)を用いる、著作権保護された情報の復元制御方
法について、図36のフローチャートを参照しながら説
明する。
【0165】まず、転送方法について説明する。転送側
の処理は次のようになる。中継がなされるファイルの属
性を検知して、著作権情報の付加の有無を確認するステ
ップ(5001)。ここで、著作権情報が付加されてい
ないファイルであるならば、著作権情報の初期値を付加
するための処理を行うステップ(5004)。
【0166】一方、上記ステップ(5001)の確認の
結果、著作権情報が付加されているならば、ステップ
(5002)において転送回数が所定の閾値を越えたか
否かを判断する。この判断の結果、転送回数が所定の閾
値を越えていない場合には、その情報に転送回数をイン
クリメントする形で新しい情報を作成しステップ(50
03、5005)、設定を行う。その後に、いわゆる通
常と同様のファイル転送処理を行うステップ(500
6)。
【0167】また、ステップ(5002)の判断の結
果、転送回数が所定の閾値を越えている場合には、ステ
ップ(5007)に進み、転送処理を行うことが続行不
可能であることを表示する処理を行う。
【0168】次に、印刷装置において、上記著作権情報
を用いて画像出力を制御する方法について、図37のフ
ローチャートを参照しながら説明する。ここで、著作権
情報とは、ある転送回数を規定しており、この回数によ
って制御を行う。その制御は著作権保護されている旨を
画像中に埋めこみ印刷出力を行う方法で説明する。
【0169】印刷装置にファイルが入力された後に、そ
のファイル属性を検知、著作権情報付加の有無を確認す
るステップ(5101)。この確認の結果、著作権情報
が付加されているならば、その転送回数を確認ステップ
(5102)、ある設定されている閾値以上ならば、ウ
ォーターマーク処理を行いステップ(5103)、続い
て通常の印刷画像処理に入るステップ(5104)。
【0170】ウォーターマーク機能は、プリンタドライ
バでも通常良く使われている機能であり、実際にはPD
Lのフォ一ムオ一バレイと呼ばれる機能で実現される場
合が多い。
【0171】その通常の方法はフォームをプリンタドラ
イバが実行されるホスト計算機から印刷装置にダウンロ
ードし、続く印字データはそのフォームに強制的に上書
きもしくは合成する形で印刷を行う。よって、印刷装置
内でフォ一ムを作成し、それを登録利用する(ダウンロ
ードされたことと同様)ことにより、ウォーターマーク
の機能を実現する。
【0172】しかし、ここでは印字データでウォーター
マークを上書きするのではなく、印字データをウォ一タ
ーマークで上書きすることにより著作権付き情報の保護
を行うことである。転送回数が閾値を超えていなければ
印刷を行わない、もしくはオリジナル印字データの印刷
を行う。
【0173】〔第5の実施の形態〕上記した第4の実施
の形態は、画像出力の処理を制御する場合であったが、
ここでは印刷装置において印刷処理そのものを制御する
場合における転送回数を用いる処理について図38を参
照しながら説明する。
【0174】印刷装置にファイルが入力された後に、そ
のファイル属性を検知、著作権情報付加の有無を確認す
るステップ(5201)。この確認の結果、著作権情報
が付加されているならば、その転送回数を確認しステッ
プ(5202)、ある設定されて閾値以上ならば、印刷
不可能とするための表示処理を行うステップ(520
4)。また、ステップ(5202)の判断の結果、閾値
を超えていなければ通常の印刷処理を行うステップ(5
203)。
【0175】〔第6の実施の形態〕上記した第5の実施
の形態は、画像出力の処理を制御する場合であったが、
ここでは印刷装置において付加情報付き出力を制御する
場合における転送回数を用いる処理について、図39を
参照しながら説明する。印刷装置にファイルが入力され
た後に、そのファイル属性を検知、著作権情報付加の有
無を確認するステップ(5301)。
【0176】この確認の結果、著作権情報が付加されて
いるならば、その転送回数を確認ステップ(530
2)、ある設定されている閾値以下ならば、印字データ
に埋めこまれた著作権データを取り除いた結果の画像デ
ータで印刷処理を行わせるステップ(5303〜530
4)。
【0177】一方、ステップ(5302)の判断の結
果、転送回数が所定の閾値以上ならば、著作権データを
含んだオリジナル印字データで印刷を行うステップ(5
304)。
【0178】〔第7の実施の形態〕上記実施の形態3〜
6は転送回数による、転送および印刷処理、画像処理の
制御方法であったが、ここでは別の手段(プリペイドカ
ード、ICカード等)も応用する制御方法を、図40を
参照しながら説明する。
【0179】上記実施の形態における、閾値の判断、著
作権情報の削除を行うかどうかの判断を行わせる場合
に、プリペイドカードもしくはICカードの有無を調
べ、そこにある一定の金額があれば、転送を可能とした
り、印刷処理、画像処理を可能とする。つまり、閾値の
変動をプリペイドカードやICカードの金額によって行
うようにする。印刷装置にファイルが入力された後に、
そのファイル属性を検知、著作権情報付加の有無を確認
するステップ(5401)。
【0180】この確認の結果、著作権情報が付加されて
いるならば、その転送回数を確認しステップ(540
2)、さらにカードスロットの検知を行う。プリペイド
カード、ICカードの有無を確認とともに、カード内の
残金を確認するステップ(5403)。この確認の結
果、一定残額があるならば、印刷処理を行うと判断しス
テップ(5404)、著作権情報削除を行うステップ
(5405)。そして、その結果の画像の印刷処理を行
うステップ(5406)。印刷処理を終了した後で、カ
ード情報を更新するステップ(5407)。
【0181】〔第8の実施の形態〕上記第7の実施の形
態における印刷処理は、著作権情報を削除して行うこ
と、及びカード内の残額が満たない場合には印刷処理を
禁止していた。さらに、カード内残額のレベル付けによ
り、著作権情報を残したままの印刷を行うことも可能で
ある。
【0182】〔第9の実施の形態〕上記第8の実施の形
態は、カード内残金の変更で、著作権情報の削除を行っ
ていたが、さらにICカード内に著作権解除用のIDの
有無をチェックすることでその制御を行うことも可能で
ある。現在の有料のソフトウェア頒布方法で良く行われ
る方法の一つに、ソフトの購入(入金)が確認できた
ら、購入者に対してあるライセンスIDを発行し、それ
を入力することにより製品としての完全な機能を提供す
る、という方法がある。これと同様の手法をICカード
内IDの発行について行い、、ライセンスIDを持つカ
ードをスロットに装着している場合には、著作権情報を
削除する印刷処理を行わせることも可能である。
【0183】(本発明の他の実施形態)本発明は複数の
機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機
器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適
用しても1つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0184】また、上述した実施形態の機能を実現する
ように各種のデバイスを動作させるように、上記各種デ
バイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュ
ータに対し、上記実施形態の機能を実現するためのソフ
トウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあ
るいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に
格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作
させることによって実施したものも、本発明の範疇に含
まれる。
【0185】また、この場合、上記ソフトウェアのプロ
グラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコード自体、およびそのプ
ログラムコードをコンピュータに供給するための手段、
例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本
発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記
憶媒体としては、例えばフロッピーディスク、ハードデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD一ROM、
磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用い
ることができる。
【0186】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)あるいは他のアプリケーションソフト等の共
同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかか
るプログラムコードは本発明の実施形態に含まれること
は言うまでもない。
【0187】さらに、供給されたプログラムコードがコ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そ
のプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって上述した実施
形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれること
は言うまでもない。
【0188】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ネットワーク上に接続された各デバイス間のデータの送
受に対して、人間の目には見えない形で画像データに付
加したり、あるいは、ネットワーク上でのみ有効な付加
データを上乗せすることにより、そのデータ作成者の著
作権を設けたので、作成されたデータのセキュリティ保
護、著作権などの知的財産の保護、不正コピーや不正な
データの流出防止を図ることができる。また、それらデ
ータヘのランク付けや課金サービスに利用することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成システムの主要な構成を示す
ブロック図である。
【図2】本実施の形態のシステム全体構成を示す図であ
る。
【図3】画像形成装置全体のブロック図である。
【図4】画像形成装置のスキャナ部の模式図である。
【図5】画像形成装置のRGB−IP部のブロック図で
ある。
【図6】画像形成装置のFAX部のブロック図である。
【図7】画像形成装置のNIC/PDL部のブロック図
である。
【図8】画像形成装置のコア部/CMYK−IP部のブ
ロック図である。
【図9】画像形成装置のPWM部のブロック図である。
【図10】画像形成装置のPWM部の動作を示す波形図
である。
【図11】カラー画像形成装置のプリンタ部の模式図で
ある。
【図12】白黒画像形成装置のプリンタ部の模式図であ
る。
【図13】画像形成装置のディスプレイ部のブロック図
である。
【図14】画像形成装置のフィニッシャ部の模式図であ
る。
【図15】ネットワーク環境の模式図である。
【図16】ネットワーク経由のデータ転送の様子を示す
模式図である。
【図17】スキャナドライバの画面例を示す図である。
【図18】プリンタドライバの画面例を示す図である。
【図19】ユーティリティソフトの画面例を示す図であ
る。
【図20】著作権情報をアドオンする様子を示す概念図
である。
【図21】アドオン情報の付加パターンを示す図であ
る。
【図22】アドオンラインを示す図である。
【図23】アドオンライン群を示す図である。
【図24】アドオン情報の表現方法を示す図である。
【図25】アドオン情報の表現方法を示す図である。
【図26】画像形成装置のアドオン部の一例を示すブロ
ック図である。
【図27】画像形成装置のアドオン部の動作を説明する
フローチャートである。
【図28】アドオン情報メモリの内容を示す図である。
【図29】ジェネレーションプリントによるデータ遷移
図である。
【図30】ネットワーク上のアドオンデータの遷移図で
ある。
【図31】著作権情報の付加に関する処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図32】著作権情報の付加に関する操作部の概念図で
ある。
【図33】ネットワーク上のアドオンデータの遷移図で
ある。
【図34】ネットワーク上のアドオンデータの遷移図で
ある。
【図35】画像データの暗号化回路の一例を示す図であ
る。
【図36】画像転送制御を示すフローチャートである。
【図37】印刷装置のウォーターマークを用いる印刷制
御を示すフローチャートである。
【図38】著作権情報の転送回数による印刷処理制御を
示すフローチャートである。
【図39】著作権情報を削除する印刷処理制御を示すフ
ローチャートである。
【図40】ICカード等を用いた印刷処理制御を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10 第1のデバイス端末装置 20 第1の画像形成装置 30 第2の画像形成装置 40 第3の画像形成装置 101 ネットワーク 102 コンピュータ(サーバ) 103 コンピュータ(クライアント) 104 カラーMFP 105 白黒MFP 106 スキャナ 107 プリンタ 108 メモリ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C062 AA05 AA29 AB22 AC04 AC22 AC24 AC43 AC58 AE02 5C076 AA03 AA14 AA18 BA01 BA02 BA03 BA04 BA06

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続されてネットワーク
    システムを構成可能なデバイス端末装置において、 上記ネットワークに接続された画像形成装置に対して画
    像データを転送する際に、上記画像データに関する著作
    権情報の付加の有無を確認する著作権情報確認手段と、 上記著作権情報確認手段による確認の結果、上記画像デ
    ータに著作権情報が付加されていない場合に、上記画像
    データに著作権情報の初期値を付加する初期値付加手段
    と、 上記著作権情報確認手段による確認の結果、上記画像デ
    ータに著作権情報が付加されている場合に、上記付加さ
    れている著作権情報の転送回数をインクリメントして新
    しい情報を作成して付加する著作権情報更新付加手段と
    を具備することを特徴とするデバイス端末装置。
  2. 【請求項2】 上記付加情報は、上記デバイス端末装置
    に与えられた固有のデジタル著作権情報、または転送時
    /再転送/回送時に付加された転送回数の何方かを少な
    くとも含むことを特徴とする請求項1に記載のデバイス
    端末装置。
  3. 【請求項3】 上記情報を付加する各手段は、記憶手段
    を有するハードウエアにより構成されていることを特徴
    とする請求項1または2に記載のデバイス端末装置。
  4. 【請求項4】 ネットワークに接続されてネットワーク
    システムを構成可能な画像形成装置において、 上記ネットワークに接続された端末装置に対して画像デ
    ータを転送する際に、上記画像データに関する著作権情
    報の付加の有無を確認する著作権情報確認手段と、 上記著作権情報確認手段による確認の結果、上記画像デ
    ータに著作権情報が付加されている場合に、上記付加さ
    れている著作権情報の転送回数を所定の閾値と比較する
    転送回数判定手段と、 上記転送回数判定手段の判定の結果、上記転送回数が所
    定の閾値よりも少ない場合に通常の印刷処理を行う印刷
    手段と、 上記転送回数判定手段の判定の結果、上記転送回数が所
    定の閾値よりも多い場合に通常の印刷を行うことが不可
    能であることを表示するようにする印刷不能報知手段と
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 ネットワークに接続されてネットワーク
    システムを構成可能な画像形成装置において、 上記ネットワークに接続された画像形成装置に対して画
    像データを転送する際に、上記画像データに関する著作
    権情報の付加の有無を確認する著作権情報確認手段と、 上記著作権情報確認手段による確認の結果、上記画像デ
    ータに著作権情報が付加されている場合に、上記付加さ
    れている著作権情報の転送回数を所定の閾値と比較する
    転送回数判定手段と、 上記付加されている著作権情報の転送回数をインクリメ
    ントして新しい情報を作成して付加する著作権情報更新
    付加手段と、 上記転送回数判定手段の判定の結果、上記転送回数が所
    定の閾値よりも多い場合にウォーターマークを作成する
    ウォーターマーク作成手段と、 上記ウォーターマーク作成手段によって作成されたウォ
    ーターマークで印刷データを上書きして印刷する印刷手
    段とを具備することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 ネットワークに接続されてネットワーク
    システムを構成可能な画像形成装置において、 上記ネットワークに接続された画像形成装置に対して画
    像データを転送する際に、上記画像データに関する著作
    権情報の付加の有無を確認する著作権情報確認手段と、 上記著作権情報確認手段による確認の結果、上記画像デ
    ータに著作権情報が付加されている場合に、上記付加さ
    れている著作権情報の転送回数を所定の閾値と比較する
    転送回数判定手段と、 上記転送回数判定手段の判定の結果、上記転送回数が所
    定の閾値よりも少ない場合に上記付加されていた著作権
    情報を削除する著作権情報削除手段と、 上記著作権情報削除手段によって著作権情報を削除され
    た画像データ、または著作権情報が最初から付加されて
    いない画像データを印刷する印刷手段とを具備すること
    を特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 ネットワークに接続されてネットワーク
    システムを構成可能な画像形成装置において、 上記ネットワークに接続された画像形成装置に対して画
    像データを転送する際に、上記画像データに関する著作
    権情報の付加の有無を確認する著作権情報確認手段と、 上記著作権情報確認手段による確認の結果、上記画像デ
    ータに著作権情報が付加されている場合に、上記付加さ
    れている著作権情報の転送回数を所定の閾値と比較する
    転送回数判定手段と、 上記転送回数判定手段の判定の結果、著作権情報の転送
    回数が所定の閾値以下の場合に、カード情報の有無及び
    カード内の残金を確認するカード情報入力手段と、 上記カード情報入力手段により取得されたカード情報に
    基づいて、所定の残額があるか否かを判断する残額判断
    手段と、 上記残額判断手段に基づいて、所定の残額がある場合に
    は著作権情報を削除する著作権情報削除手段と、 上記著作権情報削除手段によって著作権情報が削除され
    た画像データを印刷する印刷手段と、 上記カ一ド情報を更新するカ一ド情報更新手段とを具備
    することを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 上記付加情報は、上記デバイス端末装置
    に与えられた固有のデジタル著作権情報、または転送時
    /再転送/回送時に付加された転送回数の何方かを少な
    くとも含むことを特徴とする請求項4〜8の何れか1項
    に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 上記情報を付加する各手段は、記憶手段
    を有するハードウエアにより構成されていることを特徴
    とする請求項4〜8の何れか1項に記載の画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜3の何れか1項に記載のデ
    バイス端末装置と、請求項4〜10の何れか1項に記載
    の画像形成装置とからなることを特徴とする画像形成シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 ネットワークに画像形成装置とデバイ
    ス端末装置とを接続してなるネットワークシステムによ
    り画像を形成する方法において、 上記ネットワークに接続された画像形成装置に対して画
    像データを転送する際に、上記画像データに関する著作
    権情報の付加の有無を確認する著作権情報確認処理と、 上記著作権情報確認処理の確認の結果に基づいて、上記
    画像データに著作権情報が付加されている場合に、上記
    付加されている著作権情報の転送回数を所定の閾値と比
    較する転送回数判定処理と、 上記転送回数判定処理の結果、上記転送回数が所定の閾
    値よりも少ない場合に通常の印刷処理を行う印刷処理
    と、 上記転送回数判定処理の結果、上記転送回数が所定の閾
    値よりも多い場合に通常の印刷を行うことが不可能であ
    ることを表示するようにする印刷不能報知処理とを行う
    ことを特徴とする画像形成方法。
  12. 【請求項12】 ネットワークに画像形成装置とデバイ
    ス端末装置とを接続してなるネットワークシステムによ
    り画像を形成する方法において、 上記ネットワークに接続された画像形成方法に対して画
    像データを転送する際に、上記画像データに関する著作
    権情報の付加の有無を確認する著作権情報確認処理と、 上記著作権情報確認処理の確認の結果に基づいて、上記
    画像データに著作権情報が付加されている場合に、上記
    付加されている著作権情報の転送回数を所定の閾値と比
    較する転送回数判定処理と、 上記付加されている著作権情報の転送回数をインクリメ
    ントして新しい情報を作成して付加する著作権情報更新
    付加処理と、 上記転送回数判定処理の結果、上記転送回数が所定の閾
    値よりも多い場合にウォーターマークを作成するウォー
    ターマーク作成処理と、 上記ウォーターマーク作成処理によって作成されたウォ
    ーターマークで印刷データを上書きして印刷する印刷処
    理とを行うことを特徴とする画像形成方法。
  13. 【請求項13】 ネットワークに画像形成装置とデバイ
    ス端末装置とを接続してなるネットワークシステムによ
    り画像を形成する方法において、 上記ネットワークに接続された画像形成手段に対して画
    像データを転送する際に、上記画像データに関する著作
    権情報の付加の有無を確認する著作権情報確認処理と、 上記著作権情報確認処理の確認の結果に基づいて、上記
    画像データに著作権情報が付加されている場合に、上記
    付加されている著作権情報の転送回数を所定の閾値と比
    較する転送回数判定処理と、 上記転送回数判定処理の結果、上記転送回数が所定の閾
    値よりも少ない場合に通常の印刷処理を行う印刷処理
    と、 上記転送回数判定処理の結果、上記転送回数が所定の閾
    値よりも多い場合に通常の印刷を行うことが不可能であ
    ることを表示するようにする印刷不能報知処理とを行う
    ことを特徴とする画像形成方法。
  14. 【請求項14】 ネットワークに画像形成装置とデバイ
    ス端末装置とを接続してなるネットワークシステムによ
    り画像を形成する方法において、 上記ネットワークに接続された画像形成手段に対して画
    像データを転送する際に、上記画像データに関する著作
    権情報の付加の有無を確認する著作権情報確認処理と、 上記著作権情報確認処理の確認の結果に基づいて、上記
    画像データに著作権情報が付加されている場合に、上記
    付加されている著作権情報の転送回数を所定の閾値と比
    較する転送回数判定処理と、 上記転送回数判定処理の結果、上記転送回数が所定の閾
    値よりも少ない場合に上記付加されていた著作権情報を
    削除する著作権情報削除処理と、 上記著作権情報削除処理によって著作権情報を削除され
    た画像データ、または著作権情報が最初から付加されて
    いない画像データを印刷する印刷処理とを行うことを特
    徴とする画像形成方法。
  15. 【請求項15】 ネットワークに画像形成装置とデバ
    イス端末装置とを接続してなるネットワークシステムに
    より画像を形成する方法において、 上記ネットワークに接続された画像形成手段に対して画
    像データを転送する際に、上記画像データに関する著作
    権情報の付加の有無を確認する著作権情報確認処理と、 上記著作権情報確認処理の確認の結果に基づいて、上記
    画像データに著作権情報が付加されている場合に、上記
    付加されている著作権情報の転送回数を所定の閾値と比
    較する転送回数判定処理と、 上記転送回数判定処理の判定の結果、著作権情報の転送
    回数が所定の閾値以下の場合に、カード情報の有無及び
    カード内の残金を確認するカード情報入力処理と、 上記カード情報入力処理により取得されたカード情報に
    基づいて、所定の残額があるか否かを判断する残額判断
    処理と、 上記残額判断処理に基づいて、所定の残額がある場合に
    は著作権情報を削除する著作権情報削除処理と、 上記著作権情報削除処理によって著作権情報が削除され
    た画像データを印刷する印刷処理と、 上記カ一ド情報を更新するカ一ド情報更新処理とを行う
    ことを特徴とする画像形成方法。
  16. 【請求項16】 上記付加情報は、上記デバイス端末方
    法に与えられた固有のデジタル著作権情報、または転送
    時/再転送/回送時に付加された転送回数の何方かを少
    なくとも含むことを特徴とする請求項12〜16の何れ
    か1項に記載の画像形成方法。
  17. 【請求項17】 上記情報を付加する各処理は、記憶処
    理を有するハードウエアにより構成されていることを特
    徴とする請求項12〜16の何れか1項に記載の画像形
    成方法。
  18. 【請求項18】 請求項1〜11に記載の各手段として
    コンピュータを機能させるためのプログラムをコンピュ
    ータから読み出し可能に格納したことを特徴とする記憶
    媒体。
  19. 【請求項19】 請求項12〜18の何れか1項に記載
    の画像形成方法の手順をコンピュータに実行させるため
    のプログラムをコンピュータから読み出し可能に格納し
    たことを特徴とする記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006037855A1 (en) * 2004-10-01 2006-04-13 Nokia Corporation Processing copyright notice of media file
JPWO2006126580A1 (ja) * 2005-05-24 2008-12-25 パイオニア株式会社 画像データ伝送システム及び方法、並びに該システムの送信側及び受信側を夫々構成する端末装置及び管理センター

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