JP2001044691A - 部品供給装置 - Google Patents

部品供給装置

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JP2001044691A
JP2001044691A JP11221091A JP22109199A JP2001044691A JP 2001044691 A JP2001044691 A JP 2001044691A JP 11221091 A JP11221091 A JP 11221091A JP 22109199 A JP22109199 A JP 22109199A JP 2001044691 A JP2001044691 A JP 2001044691A
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JP11221091A
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English (en)
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Koji Saito
浩二 斉藤
Kazunari Koyama
和成 小山
Jinichi Ogawara
仁一 大河原
Atsuo Kamimura
淳男 神村
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板への部品搭載や部品包装テープの収
納凹部への部品挿入を高速サイクルで実施できる新規な
部品供給装置を提供する。 【解決手段】 複数のチップ部品Pを長さ向きに整列し
た状態で収納可能な部品通路1aと、部品通路1aの先
端の下面に部品通路1aと同一幅で形成された矩形状の
部品排出口1bと、部品通路1aの先端の上面に部品通
路1aと同一幅で形成された矩形状のプッシャー挿入口
1dと、プッシャー挿入口1dに整合した先端部形状を
有するプッシャープレート3とを備えているので、プッ
シャープレート3を上下方向に往復移動させることによ
り、部品通路1a内の先頭のチップ部品Pを部品排出口
1bから横向き姿勢のまま順次排出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップ部品等のバ
ルク状電子部品を1個ずつ供給する部品供給装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特開平6−232596号公報には、バ
ルク状電子部品を供給する装置が開示されている。
【0003】この装置は、チップ部品を搬送するための
ベルトと、ベルトを間欠的に移動するためのラチェット
機構と、ベルト上のチップ部品を整列するための溝付き
カバーと、ベルトによって搬送されるチップ部品を停止
するためのストッパとを備えている。ベルトは移動と停
止を交互に繰り返し、ベルト移動時にはベルト上の先頭
のチップ部品がストッパに当接する。ベルト停止時には
先頭のチップ部品が吸着ノズルによって外部に取り出さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来装置を用い
て1つの電子部品を回路基板に搭載するためには、吸着
ノズルを部品取出位置と部品搭載位置との間で一往復さ
せ、しかも、吸着ノズルを部品取出位置と部品搭載位置
のそれぞれで上下移動させる必要がある。つまり、1つ
の電子部品を回路基板に搭載する度に、前記のノズル動
作に応じた時間が必要となる。
【0005】前記の部品搭載時間は吸着ノズルの動作速
度を速めることで短縮することが可能であるが、ノズル
動作速度を極端に速めると動作途中で電子部品が脱落し
てしまう問題を生じることから、部品搭載時間の短縮化
には自ずと限界がある。ちなみに、この不具合は、電子
部品を部品包装テープの収納凹部内に挿入する場合にも
同様に生じ得る。
【0006】とりわけ近年では、回路基板への部品搭載
や部品包装テープの収納凹部への部品挿入に高速化が求
められているため、これらの高速化に追従できるような
供給性能を有する装置が要求されている。
【0007】本発明は前記事情に鑑みて創作されたもの
で、その目的とするところは、回路基板への部品搭載や
部品包装テープの収納凹部への部品挿入を高速サイクル
で実施できる新規な部品供給装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る部品供給装置は、複数の電子部品を長
さ向きに整列した状態で収納可能で、且つ、収納されて
いる電子部品の自重による下方移動を許容し得る矩形横
断面の部品通路と、部品通路の先端の一側面に形成され
た部品排出口と、部品通路の先端の前記部品排出口と対
向する他側面に形成されたプッシャー挿入口と、プッシ
ャー挿入口に整合した先端部形状を有する可動プッシャ
ーとを備え、前記部品通路は、湾曲向きが互いに異なる
少なくとも2つの湾曲部分を通路途中に有し、この湾曲
部分は部品通路とほぼ同一の矩形横断面を有する、こと
をその主たる特徴とする。
【0009】この部品供給装置は、複数の電子部品を長
さ向きに整列した状態で部品通路内に収納できる。部品
通路内に収納された電子部品は整列状態のまま下方に自
重移動する。この通路途中には、湾曲向きが互いに異な
る少なくとも2つの湾曲部分が設けられているので、部
品通路内を下方に自重移動する電子部品は湾曲部分の内
面に接触してその姿勢を矯正される。電子部品が四角柱
状であるときには、前記の接触による姿勢矯正によっ
て、電子部品の4つの側面が部品通路の4つの内面とそ
れぞれ正対する。
【0010】部品通路内を下方移動する先頭の電子部品
はやがて部品通路の先端の端面に当接する。部品通路の
先端の一側面には部品排出口が形成され、この部品排出
口と対向する他側面にはプッシャー挿入口が形成されて
いるので、プッシャーをプッシャー挿入口を通じて部品
通路内に挿入することにより、先頭の電子部品をプッシ
ャーによって押して部品排出口から所定向きで外部に排
出することができる。部品排出後にプッシャーを戻せ
ば、後続の電子部品全体が部品通路内を自重移動して、
次の先頭の電子部品が再び部品通路の先端の端面に当接
して排出待機状態となる。
【0011】この部品供給装置によれば、プッシャーを
往復移動させることにより、部品通路内の先頭のチップ
部品を部品排出口から所定向きで順次排出することがで
きる。依って、部品排出口の近くに回路基板を配置して
おけば、装置と回路基板の相対位置を変化させながら部
品排出を行うことにより、回路基板への部品搭載を高速
サイクルで実施できる。また、部品排出口の近くに部品
包装テープを配置しておけば、装置と部品包装テープの
相対位置を変化させながら部品排出を行うことにより、
収納凹部への部品挿入を高速サイクルで実施できる。
【0012】また、部品通路には、湾曲向きが互いに異
なる少なくとも2つの湾曲部分が通路途中に設けられて
いるので、部品通路内を下方に自重移動する電子部品に
姿勢乱れが生じていても、このチップ部品を湾曲部分の
内面に接触させてその姿勢を的確に矯正することがで
き、これにより、部品通路内における部品移動を極めて
スムースに行うことができる。依って、前記の部品排出
サイクルが高速化された場合でも、部品通路内における
部品移動をこの部品排出サイクルに確実に追従させて、
所期の部品排出を不良を生じることなく良好に行うこと
ができる。
【0013】本発明の前記目的とそれ以外の目的と、構
成特徴と、作用効果は、以下の説明と添付図面によって
明らかとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜図13には本発明の第1実
施形態を示す。尚、以下の説明では、説明の便宜上、図
1(A)における手前側を前、奥側を後、左側を左、右
側を右として表記する。
【0015】第1実施形態として示した部品供給装置S
Y1は、シュートプレート1と、カバープレート2と、
プッシャープレート3と、永久磁石4と、プッシャープ
レート3の移動範囲を規定するストッパ5とから主に構
成されている。
【0016】図3に示すように、シュートプレート1の
前面には、部品通路用の溝1aと、部品排出口用の溝1
bと、プッシャー移動空洞用の溝1cと、プッシャー挿
入口用の溝1dと、永久磁石収納空洞用の溝1eが形成
されている。部品通路用の溝1aは、縦向きの第1直線
部分1a1と、右向きに湾曲した第1湾曲部分1a2
と、左下向きに傾斜した第2直線部分1a3と、左向き
に湾曲した第2湾曲部分1a4と、縦向きの第3直線部
分1a5と、左向きに湾曲した第3湾曲部分1a6と、
横向きの第4直線部分1a7と、横向きの第5直線部分
1a8と、横向きの第6直線部分1a9とを連続して備
えている。第1直線部分1a1の上方には、第1直線部
分1a1の溝形よりも大きな円形横断面のパイプ装着口
1a10が形成され、このパイプ装着口1a10と第1
直線部分1a1の上端とはテーパ部分1a11によって
連続している。また、プッシャー移動空洞用の溝1cの
内面には、溝1cと同一幅を有し、且つ、溝1cよりも
長さが短いガイド孔1c1が貫通形成されている。
【0017】前記の各溝1a〜1eは何れも横断面コ字
形であり、カバープレート2が取り付けられた状態にお
いて、それぞれ、部品通路と、部品排出口と、プッシャ
ー移動空洞と、プッシャー挿入口と、永久磁石収納空洞
となる。尚、以下の説明では、説明の便宜上、部品通路
を符号1aで示し、部品排出口を符号1bで示し、プッ
シャー移動空洞を符号1cで示し、プッシャー挿入口を
符号1dで示し、永久磁石収納空洞を符号1eで示す。
【0018】また、シュートプレート1の上端にはシュ
ートプレート1を他の部材に連結するための張出部1f
が設けられ、さらに、シュートプレート1の後面上部に
は、シュートプレート1を他の部材に装着するときに用
いられる横長のガイド溝1gが形成されている。
【0019】さらに、シュートプレート1には、シュー
トプレート1にカバープレート2を取り付けるときに用
いられる9個のネジ穴1hが貫通形成され、シュートプ
レート1を他の部材に取り付けるときに用いられる4個
のネジ穴1iが貫通形成されている。また、前記張出部
1fには、シュートプレート1を他の部材に連結すると
きに用いられる2個のネジ挿通孔1jが貫通形成されて
いる。さらに、シュートプレート1の上面には、パイプ
ホルダ(図14の符号7参照)を取り付けるためのネジ
穴1kが2個形成されている。
【0020】カバープレート2は、図1(A)に示す形
状を有している。このカバープレート2には、プッシャ
ー移動空洞用の溝1cよりも幅が僅かに小さな露出孔2
aが貫通形成されており、シュートプレート1のネジ穴
1hに対応するネジ挿通孔(符号なし)が9個形成され
ている。また、カバープレート2の前記パイプ装着口1
a10に対応する位置には、パイプ装着口1a10と共
に円形を構成するための凹み2bが形成されている。
【0021】プッシャープレート3は、プッシャー移動
空洞1cよりも僅かに小さな厚みを有しており、矩形横
断面を有する細長い先端部3aを下端部中央に一体に有
している。また、プッシャープレート3には、ストッパ
5を取り付けるためのネジ穴3cが上下に間隔をおいて
2個形成され、その間には、プッシャー駆動用のブラケ
ット(図14の符号6参照)を取り付けるためのネジ穴
3dが2個形成されている。
【0022】永久磁石4は、永久磁石収納空洞用の溝1
eと同じ四角柱状を成しており、接着や圧入等の固定手
法によって溝1e内に取り付けられている。この永久磁
石4には保持力が高く減磁し難い磁石、例えば、フェラ
イト系磁石や、サマリウム−コバルト磁石やネオジム磁
石等の希土類系磁石が用いられる。ちなみに、この永久
磁石4の磁力は3500ガウス前後である。
【0023】ストッパ5は、偏心位置にネジ挿通孔を有
する円盤から成り、ネジ挿通孔を通じてプッシャープレ
ート3のネジ穴3cに止めネジFCをねじ込むことによ
り、プッシャープレート3の後面に取り付けられてい
る。このストッパ5は、プッシャープレート3をプッシ
ャー移動空洞用の溝1cに収容した状態でガイド孔1c
1内に位置し、ガイド孔1c1との当接によってプッシ
ャープレート3の上下移動範囲を規定する。
【0024】第1実施形態として示した部品供給装置S
Y1を組み立てるときには、シュートプレート1のプッ
シャー移動空洞用の溝1c内にプッシャープレート3を
収容してから、シュートプレート1の前面にカバープレ
ート2を重ねる。そして、カバープレート2のネジ挿通
孔を通じてシュートプレート1のネジ穴1hに止めネジ
FCをねじ込んで、カバープレート2をシュートプレー
ト1に固定する。
【0025】部品供給装置SY1における部品通路1a
は、テーパ部分1a11と第1直線部分1a1と第1湾
曲部分1a2と第2直線部分1a3と第2湾曲部分1a
4と第3直線部分1a5と第3湾曲部分1a6と第4直
線部分1a7と第5直線部分1a8と第6直線部分1a
9とを順に連続させた形状を備えており、各部分それぞ
れの横断面は正四角形またはこれに近い形状を有してい
る。尚、部品通路1aにおいては、前後方向の寸法(図
7の符号W1a参照)を幅寸法と称し、これと直交する
方向の寸法(図5の符号T1a7及びT1a9参照)を
厚み寸法と称する。
【0026】この部品通路1aには、例えば、図6に示
すような四角柱状のチップ部品Pが長さ向きで整列した
状態で収納される。このチップ部品Pはチップコンデン
サやチップ抵抗器等であり、長さ方向両端部に外部電極
Peを備えている。このチップ部品Pは、所定の長さ寸
法Lpと幅寸法Wpと高さ寸法Tpを有しており、幅寸
法Wpと高さ寸法Tpはほぼ一致していて、両寸法は長
さ寸法Lpよりも小さい。ちなみに符号Dpはチップ部
品Pの端面の対角線寸法である。
【0027】部品通路1aにおける第1直線部分1a1
と第1湾曲部分1a2と第2直線部分1a3と第2湾曲
部分1a4と第3直線部分1a5と第3湾曲部分1a6
と第4直線部分1a7と第5直線部分1a8と第6直線
部分1a9とテーパ部分1a11の幅寸法は全て同じで
あり、この幅寸法はチップ部品Pの幅寸法Wp及び高さ
寸法Tpよりも僅かに大きく、且つ、チップ部品Pの端
面の対角線寸法Dpよりも僅かに小さい。
【0028】また、第1直線部分1a1と第2直線部分
1a3と第3直線部分1a5と第4直線部分1a7の厚
み寸法は全て同じで、この厚み寸法はチップ部品Pの幅
寸法Wp及び高さ寸法Tpよりも僅かに大きく、且つ、
チップ部品Pの端面の対角線寸法Dpよりも僅かに小さ
い。図5に示すように、第6直線部分1a9の厚み寸法
T1a9は第4直線部分1a7の厚み寸法T1a7より
も小さいが、チップ部品Pの幅寸法Wp及び高さ寸法T
pよりも僅かに大きい。さらに、第5直線部分1a8は
その上面が右下がりに傾斜していて、その厚み寸法はT
1a7からT1a9に徐々に変化している。第1湾曲部
分1a2と第2湾曲部分1a4と第3湾曲部分1a6の
厚み寸法は基本的には直線部分の厚み寸法と同じである
が、相対する2つの曲面の曲率半径が小さい場合には、
湾曲部分の中央の厚み寸法が若干大きく設定される。さ
らにまた、第1直線部分1a1の上側に設けられている
テーパ部分1a11の厚み寸法は、第1直線部分1a1
の厚み寸法よりも僅かに大きな値から第1直線部分1a
1の厚み寸法に徐々に変化している。このテーパ部分1
a11の厚み寸法の最大値は、チップ部品Pの端面の対
角線寸法Dpよりも僅かに大きい。
【0029】部品排出口1bは、図5に示すように、第
6直線部分1a9の先端の下面に形成されており、この
部品排出口1bの長さ寸法L1bはチップ部品Pの長さ
寸法Lpよりも僅かに大きい。また、図7に示すよう
に、部品排出口1bの幅寸法W1bは第6直線部分1a
9の幅寸法W1a9と同一であり、図5に示すように、
第6直線部分1a9の先端の端面と同じ側にある部品排
出口1bの面は、第6直線部分1a9の先端の端面と同
一平面にある。
【0030】プッシャー挿入口1dは、図5に示すよう
に、第6直線部分1a9の先端の上面に形成されてお
り、このプッシャー挿入口1dの長さ寸法L1dはチッ
プ部品Pの長さ寸法Lpよりも僅かに小さい。また、図
7に示すように、プッシャー移動空洞1cの幅寸法W1
cとプッシャー挿入口1dの幅寸法W1dは第6直線部
分1a9の幅寸法W1a9と同一であり、図5に示すよ
うに、第6直線部分1a9の先端の端面と同じ側にある
プッシャー挿入口1dの面は、第6直線部分1a9の先
端の端面と同一平面にある。
【0031】図5に示すように、プッシャープレート3
の先端部3aの長さ寸法L3aはプッシャー挿入口1d
の長さ寸法L1dよりも僅かに小さく、図7に示すよう
に、プッシャープレート3の先端部3aの幅寸法W3a
はプッシャー挿入口1dの幅寸法W1dよりも僅かに小
さい。また、プッシャープレート3の先端部3aの左端
縁には、チップ部品Pの引っかかりを防止するために面
取り3a1または丸み付けが施されている。
【0032】図5に示すように、四角柱状を成す永久磁
石4は第6直線部分1a9の横断面形よりも縦長の横断
面形を有していて、その上面は第6直線部分1a9の上
面よりも高い位置にあり、その下面は第6直線部分1a
9の下面と同じ高さ位置にある。この永久磁石4は長さ
方向両側にN極とS極を有していて、N極とS極の一方
の極面が第6直線部分1a9の先端の端面と同一平面に
ある。換言すれば、永久磁石4の一方の極面が部品通路
1aの先端の端面を構成している。
【0033】尚、前記の永久磁石4は、第6直線部分1
a9の横断面形とほぼ同じ横断面形を有するものであっ
てもよく、この場合の永久磁石4はその上面が第6直線
部分1a9の上面と同じ高さ位置になり、且つ、その下
面が第6直線部分1a9の下面と同じ高さ位置になるよ
うに配置される。勿論、前記の永久磁石4は、第6直線
部分1a9の横断面形よりも小さな横断面形を有し、一
方の極面が部品通路1aの先端の端面の一部を構成する
ものであってもよい。
【0034】ところで、チップ部品Pは図6に示す長さ
寸法Lpと幅寸法Wpと高さ寸法Tpのそれぞれが設定
寸法となるように製造される。しかし、各々の実際寸法
には当然ながら公差(良品と認められる寸法誤差)が含
まれるため、同一種類のチップ部品Pであっても個々の
部品サイズは公差範囲内で微妙に変化することとなる。
つまり、部品通路1aに収納されるチップ部品Pには、
長さ寸法Lpと幅寸法Wpと高さ寸法Tpのそれぞれの
設定寸法に公差のプラス側の値を加算したものが最大サ
イズとして存在し、それぞれの設定値に公差のマイナス
側の値を減算したものが最小サイズとして存在する。
【0035】前述の部品供給装置SY1では、供給対象
となるチップ部品Pの設定寸法及び公差を考慮して、部
品通路1aと部品排出口1bとプッシャー挿入口1dの
サイズがそれぞれ設定されている。以下に、例えば、長
さ寸法Lpと幅寸法Wpの高さ寸法Tpの設定寸法がそ
れぞれ1.6mm,0.8mm,0.8mmで、各々の
公差が±0.07mmのチップ部品Pを取り扱う場合の
寸法設定について説明する。
【0036】この場合には、部品通路1aにおける第1
直線部分1a1と第1湾曲部分1a2と第2直線部分1
a3と第2湾曲部分1a4と第3直線部分1a5と第3
湾曲部分1a6と第4直線部分1a7と第5直線部分1
a8と第6直線部分1a9とテーパ部分1a11の幅寸
法を、チップ部品Pの幅寸法Wp及び高さ寸法Tpの最
大値である0.87mmよりも僅かに大きな1.1mm
に設定する。
【0037】また、第1直線部分1a1と第1湾曲部分
1a2と第2直線部分1a3と第2湾曲部分1a4と第
3直線部分1a5と第3湾曲部分1a6と第4直線部分
1a7の厚み寸法を、チップ部品Pの幅寸法Wp及び高
さ寸法Tpの最大値である0.87mmよりも僅かに大
きな1.1mmに設定する。また、第6直線部分1a9
の厚み寸法を、チップ部品Pの幅寸法Wp及び高さ寸法
Tpの最大値である0.87mmよりも僅かに大きな
0.88mmに設定する。つまり、第5直線部分1a8
の厚み寸法は1.1mmから0.88mmに徐々に変化
する。さらに、テーパ部分1a11の厚み寸法の最大値
を、チップ部品Pの端面の対角線寸法Dpの最大値であ
る1.23mmよりも僅かに大きな1.36mmに設定
する。つまり、テーパ部分1a11の厚み寸法は、1.
36mmから1.1mmに徐々に変化する。
【0038】また、部品排出口1bの長さ寸法L1b
を、チップ部品Pの長さ寸法Lpの最大値である1.6
7mmよりも僅かに大きな1.75mmに設定する。ま
た、部品排出口1bの幅寸法W1bをチップ部品Pの幅
寸法Wp及び高さ寸法Tpの最大値である0.87mm
よりも僅かに大きな1.1mmに設定する。
【0039】さらに、プッシャー挿入口1dの長さL1
dを、チップ部品Pの長さ寸法Lpの最小値である1.
53mmよりも僅かに小さな1.4mmに設定する。ま
た、プッシャー挿入口1dの幅寸法W1dをチップ部品
Pの幅寸法Wp及び高さ寸法Tpの最大値である0.8
7mmよりも僅かに大きな1.1mmに設定する。
【0040】前記以外の設定寸法及び公差を有するチッ
プ部品を取り扱う場合でも前記と同様のサイズ設定が行
われる。
【0041】以下に、第1実施形態として示した部品供
給装置SY1の動作について図8〜図11を参照して説
明する。ちなみに、図8に示すように、プッシャープレ
ート3の先端部3aは、その下面が部品通路1aの先端
の上面と同じ高さに位置する状態を待機位置としてい
る。
【0042】部品通路1a内への部品収納は、部品通路
1aの上端開口にチップ部品Pを長さ向きで投入するこ
とにより行う。図8に示すように、部品通路1a内に投
入されたチップ部品Pは、テーパ部分1a11と第1直
線部分1a1と第1湾曲部分1a2と第2直線部分1a
3と第2湾曲部分1a4と第3直線部分1a5と第3湾
曲部分1a6を順に通過するように下方移動する。
【0043】テーパ部分1a11の厚み寸法がチップ部
品Pの対角線寸法Dpの最大値よりも僅かに大きく設定
されているため、投入後のチップ部品Pは図9(A)に
示すような姿勢、即ち、チップ部品Pの4つの側面がテ
ーパ部分1a11の4つの内面と平行でない姿勢で入り
込んでしまう。しかし、テーパ部分1a11の厚み寸法
が下方に向かって徐々に小さく変化することから、この
チップ部品Pはテーパ部分1a11の特に厚み方向の2
つの傾斜内面に接触することでその姿勢を矯正され、第
1直線部分1a1に入り込むときには図9(B)のよう
な適正姿勢、即ち、チップ部品Pの4つの側面が第1直
線部分1a1の4つの内面とそれぞれ正対した姿勢とな
る。
【0044】また、テーパ部分1a11からのチップ部
品Pが第1直線部分1a1を通過するときにチップ部品
Pの姿勢が図9(A)のように乱れたときでも、このチ
ップ部品Pは第1湾曲部分1a2を通過するときに第1
湾曲部分1a2の特に厚み方向の2つの内面に接触する
ことでその姿勢を矯正され、図9(B)のような適正姿
勢となる。
【0045】さらに、第1湾曲部分1a2からのチップ
部品Pが第2直線部分1a3を通過するときにチップ部
品Pの姿勢が図9(A)のように乱れたときでも、この
チップ部品Pは第2湾曲部分1a4を通過するときに第
2湾曲部分1a4の特に厚み方向の2つの内面に接触す
ることでその姿勢を矯正され、図9(B)のような適正
姿勢となる。
【0046】さらにまた、第2湾曲部分1a4からのチ
ップ部品Pが第3直線部分1a5を通過するときにチッ
プ部品Pの姿勢が図9(A)のように乱れたときでも、
このチップ部品Pは第3湾曲部分1a6を通過するとき
に第3湾曲部分1a6の特に厚み方向の2つの内面に接
触することでその姿勢を矯正され、図9(B)のような
適正姿勢となる。
【0047】テーパ部分1a11と第1直線部分1a1
と第1湾曲部分1a2と第2直線部分1a3と第2湾曲
部分1a4と第3直線部分1a5と第3湾曲部分1a6
を順に通過するチップ部品Pは以上のような姿勢矯正を
受けながら極めてスムースに下方移動する。また、チッ
プ部品Pは第3湾曲部分1a6を通過する過程でその向
きを縦向きから横向きに変更される。
【0048】横向きに変更された後のチップ部品Pは後
続のチップ部品Pから後押しを受けながら、第4直線部
分1a7と第5直線部分1a8と第6直線部分1a9を
順に通過するように右方向に移動する。
【0049】第5直線部分1a8の厚み寸法が右方に向
かって徐々に小さく変化することから、第3湾曲部分1
a6からのチップ部品Pが第4直線部分1a7を通過す
るときにチップ部品Pの姿勢が図9(A)のように乱れ
たときでも、このチップ部品Pは第5直線部分1a8を
通過するときに第5直線部分1a8の傾斜上面に接触す
ることでその姿勢を矯正され、図9(B)のような適正
姿勢となる。
【0050】第5直線部分1a8からのチップ部品Pは
第6直線部分1a9を通過し、そして、図10に示すよ
うに、先頭のチップ部品Pは永久磁石4の近くまで来た
ところで永久磁石4の磁力により引き寄せられ、その端
面を永久磁石4の露出面に接した状態で吸着保持され
る。後続のチップ部品Pはこの先頭のチップ部品Pの後
に隙間無く連なる。プッシャープレート3の先端部3a
の左端縁には、チップ部品Pの引っかかりを防止するた
めに面取り3a1または丸み付けが施されているので、
先端部3aが僅かに下方に出ていても、永久磁石4に引
き寄せられるチップ部品Pが先端部3aに引っかかるよ
うなことはない。また、永久磁石4による部品保持力が
チップ部品1個の重量よりも大きいため、永久磁石4に
吸着された先頭のチップ部品Pは部品排出口1bから自
重落下することなく図10の状態を維持する。
【0051】図10の状態でプッシャープレート3を下
降させると、図11に示すように、永久磁石4に吸着保
持されている先頭のチップ部品Pが先端部3aによって
下方に押されて移動し、このチップ部品Pが横向き姿勢
のまま部品排出口1dから外部に排出される。プッシャ
ープレート3の下降速度を、チップ部品Pの自重落下速
度以上とすれば、チップ部品Pを先端部3aの下面に接
した状態のまま外部に排出することができる。また、部
品通路1aの先端の端面と同じ側にある部品排出口1b
の面とプッシャー挿入口1dの面とが、部品通路1aの
先端の端面と同一平面にあるので、部品排出に伴うプッ
シャープレート3の先端部3aの移動とチップ部品Pの
移動をスムースに行えると共に、部品排出過程でチップ
部品Pの姿勢が乱れることも防止できる。
【0052】部品排出後にプッシャープレート3を上昇
復帰させると、図10に示すように、後続のチップ部品
全体が部品通路1a内を前記の同様の姿勢矯正作用を受
けながら自重移動し、次の先頭のチップ部品Pが永久磁
石4の近くまで来たところで永久磁石4の磁力により引
き寄せられ、その端面を永久磁石4の露出面に接した状
態で吸着保持される。後続のチップ部品Pは先頭のチッ
プ部品Pの後に隙間無く連なる。
【0053】つまり、プッシャープレート3の下降と上
昇と繰り返せば、部品通路1a内の先頭のチップ部品P
を部品排出口1bから横向き姿勢のまま順次排出するこ
とができる。
【0054】依って、図12に示すように、部品排出口
1bの近くに回路基板CSを配置しておけば、前記の排
出部品Pを、ランド等の基板電極SEの上に搭載するこ
とが可能であり、従来のように吸着ノズルによってチッ
プ部品を搬送してから搭載する必要がないので1部品当
たりの部品搭載時間を大幅に短縮することができる。基
板電極SEの上に予めクリーム半田等のペースト状接合
材を塗布しておけば、接合材の粘性を利用してチップ部
品Pを仮止めすることができるし、また、排出部品Pを
回路基板CSに押し付けることも可能である。また、回
路基板CSと部品供給装置SY1の相対位置を変化させ
ながら前記の部品排出を行えば、回路基板CSへの部品
搭載を高速サイクルで実施できる。
【0055】また、図13(A)に示すように、部品排
出口1bの近くに部品包装テープETを配置しておけ
ば、前記の排出部品Pを、部品包装テープETの収納凹
部ETaに挿入することが可能であり、従来のように吸
着ノズルによってチップ部品を搬送してから挿入する必
要がないので1部品当たりの部品挿入時間を大幅に短縮
することができる。また、部品包装テープETと部品供
給装置SY1の相対位置を変化させながら前記の部品排
出を行えば、収納凹部ETaへの部品挿入を高速サイク
ルで実施できる。ちなみに、図13(A)に示した部品
包装テープETは、図13(B)に示すように多数の収
納凹部ETaを長さ方向で等間隔に有しており、部品挿
入後の収納凹部ETaは、部品包装テープETの表面に
接着されるカバーテープCTによって覆われる。部品包
装テープETは、テープ移動用のスプロケット(図示省
略)のピンに係合するガイド孔ETaを長さ方向で等間
隔で有しており、収納凹部ETaの間隔に一致した距離
ずつ矢印方向に間欠移動する。
【0056】第1実施形態として示した部品供給装置S
Y1によれば、プッシャープレート3を上下方向に往復
移動させることにより、部品通路1a内の先頭のチップ
部品Pを部品排出口1bから横向き姿勢のまま順次排出
することができる。依って、部品排出口1bの近くに回
路基板CSを配置しておけば、回路基板CSと部品供給
装置SY1の相対位置を変化させながら前記の部品排出
を行うことにより、回路基板CSへの部品搭載を高速サ
イクルで実施することができ、0.1sec以下の極め
て速いサイクルで部品搭載を行うことも十分に可能であ
る。また、部品排出口1bの近くに部品包装テープET
を配置しておけば、部品包装テープETと部品供給装置
SY1の相対位置を変化させながら前記の部品排出を行
うことにより、収納凹部ETaへの部品挿入を高速サイ
クルで実施することができ、0.1sec以下の極めて
速いサイクルで部品挿入を行うことも十分に可能であ
る。
【0057】また、3つの湾曲部分1a2と1a4と1
a6を部品通路1aの途中に介在させ、そのうちの2つ
の湾曲向きを異ならせてあるので、部品通路1a内を下
方に自重移動するチップ部品Pを各湾曲部分の特に厚み
方向の2つの内面に接触させてその姿勢を的確に矯正す
ることができ、これにより、部品通路1a内における部
品移動を極めてスムースに行うことができる。依って、
前記の部品排出サイクルが高速化された場合でも、部品
通路1a内における部品移動をこの部品排出サイクルに
確実に追従させて、所期の部品排出を不良を生じること
なく良好に行うことができる。
【0058】さらに、部品通路1aの先頭に設けられた
横向きの直線部分に通路の厚み寸法が徐々に小さくなる
区域、即ち、第5直線部分1a8を設けてあるので、部
品排出口1dに送り込まれるチップ部品Pに姿勢乱れを
生じることがなく、これにより、前記の部品排出を安定
した姿勢のもとに行うことができる。尚、前記の区域は
通路の厚み寸法に加えて幅寸法が徐々に小さくなるもの
であっても同様の作用効果が得られる。
【0059】さらにまた、部品通路1aの先端の端面と
同じ側にある部品排出口1bの面とプッシャー挿入口1
dの面とが、部品通路1aの先端の端面と同一平面にあ
るので、部品排出サイクルが高速化された場合でも、部
品排出に伴うプッシャープレート3の先端部3aの移動
とチップ部品Pの移動をスムースに行えると共に、部品
排出過程でチップ部品Pの姿勢が乱れることも防止でき
る。
【0060】さらにまた、部品排出口1bと幅寸法W1
bとプッシャー挿入口1dの幅寸法W1dとを部品収納
通路1aの幅寸法W1aと一致させてあるので、部品排
出口1bと部品収納通路1aとの間や、プッシャー挿入
口1dと部品収納通路1aとの間に不要な段差が生じる
ことを回避して、段差を原因とした部品詰まりや引っか
かり等の問題を未然に防止することができる。
【0061】さらにまた、部品排出口1dの長さ寸法L
1dが、チップ部品Pの長さ寸法Lpの公差上の最大値
よりも僅かに大きく設定され、プッシャー部挿入口1d
の長さ寸法L1dが、チップ部品Pの長さ寸法Lpの公
差上の最小値よりも僅かに小さく設定されているので、
供給対象となるチップ部品Pのサイズが公差範囲内で微
妙に変化する場合でも、プッシャープレート3による部
品排出動作を常に安定した状態で行うことができる。
【0062】尚、第1実施形態として示した部品供給装
置SY1では、図6に示したチップ部品以外の電子部
品、例えば、LCフィルターやネットワーク等の複合部
品や、半導体素子等の集積回路部品等を取り扱うことも
可能であり、円柱状の電子部品を取り扱うことも可能で
ある。
【0063】また、第1実施形態として示した部品供給
装置SY1では、部品供給装置SY1を多少傾斜させた
状態でも部品排出を行うことが可能であり、傾斜状態に
ある回路基板への部品搭載や傾斜状態にある部品包装テ
ープの収納凹部への部品挿入にも十分に適応できる。
【0064】図14〜図23には本発明の第2実施形態
を示す。尚、以下の説明では、説明の便宜上、図14に
おける手前側を前、奥側を後、左側を左、右側を右とし
て表記する。
【0065】第2実施形態として示した部品供給装置S
Y2は、第1実施形態として示した部品供給装置SY1
に、プッシャー駆動用のブラケット6と、パイプホルダ
7と、部品貯蔵ケース取付用のブロック8と、部品貯蔵
ケース9と、パイプ機構10とを付加したものである。
部品供給装置SY1の構成は先に述べた通りであるので
ここでの説明を省略する。
【0066】図16に示すように、プッシャー駆動用の
ブラケット6は、上面から見てL字形の板部材から成
り、一方の屈曲片に横長のプランジャ係合用の孔6aを
有し、他方の屈曲片に2個のネジ挿通孔6bを有してい
る。このブラケット6は、ネジ挿通孔6bを通じてプッ
シャープレート3のネジ穴3dに止めネジFCをねじ込
むことにより、プッシャープレート3の前面に取り付け
られている。
【0067】図17に示すように、パイプホルダ7は、
長手方向一側から中央に向かって形成されたスリット7
aと、スリット7aの途中に設けられた円形のパイプ保
持部7bと、長手方向他側に上下に貫通形成された2個
のネジ挿通孔7cを有している。このパイプホルダ7
は、ネジ挿通孔7cを通じてシュートプレート1のネジ
穴1kに止めネジFCをねじ込むことにより、シュート
プレート1の上面に取り付けられている。ネジ挿通孔7
cは大径部分と小径部分とを連続して備えており、大径
部分には止めネジFCの頭部が入り込む。
【0068】図18に示すように、部品貯蔵ケース取付
用のブロック8は、上部縦片8aと横片8bと下部縦片
8cを順に連続させた形状を有している。上部縦片8a
には2個のネジ穴8dが貫通形成され、横片8bにはコ
字形の切り欠き8eが形成され、下部縦片には2個のネ
ジ穴8fが貫通形成されている。前記シュートプレート
1の張出部1fは、ネジ挿通孔1jを通じてブロック8
のネジ穴8fに止めネジFCをねじ込むことにより、ブ
ロック8の下部縦片8cの後面に取り付けられている。
また、後述する部品貯蔵ケース9は第2のケース側板9
eとケース底板9aと第1のケース側板9dのネジ挿通
孔を通じてブロック8のネジ穴8dに止めネジFCをね
じ込むことにより、ブロック8の上部縦片8aの後面に
取り付けられている。
【0069】図19及び図20に示すように、部品貯蔵
ケース9は、V字状斜面を上面に有するケース底板9a
と、帯状の第1のケース枠9bと、帯状の第2ケース枠
9cと、矩形状の第1のケース側板9dと、矩形状の第
2のケース側板9eと、ケース蓋9fとから構成されて
いる。
【0070】ケース底板9aには、V字状斜面の最も深
い部分に円形孔9a1が上下方向に貫通形成されてい
る。また、ケース底板9aには、2個のネジ穴9a2と
2個のネジ挿通孔9a3が貫通形成されている。ネジ挿
通孔9a3は大径部分と小径部分とを連続して備えてお
り、大径部分には止めネジFCの頭部が入り込む。さら
に、円形孔9a1には、略円筒状のブッシュ9a4が接
着や圧入等の固定手法によって取り付けられている。
【0071】第1のケース枠9bは2個のネジ穴9b1
が貫通形成され、第2のケース枠9cには3個のネジ穴
9b1が貫通形成されている。第1のケース枠9bと第
2のケース枠9cの厚みはケース底板9aの厚みと一致
している。
【0072】第1のケース側板9dと第2のケース側板
9eのそれぞれには、ネジ穴9a1,9b1及び9c1
に対応する7個のネジ挿通孔(符号なし)が貫通形成さ
れている。また、第1のケース側板9dと第2のケース
側板9eの上部内面それぞれには、ケース蓋用のスライ
ド溝9d1と9e1が形成されている(符号9d1は図
示省略)。
【0073】ケース蓋9fの幅方向両側面には、前記ス
ライド溝に移動可能に係合するスライド突起9f1が形
成されている。
【0074】前記の部品貯蔵ケース9は、ケース底板9
aと第1のケース枠9bと第2のケース枠9cとを図1
8のように組み合わせた状態で、ケース底板9aの前面
に第1のケース側板9dを重ねてからネジ挿通孔を通じ
てネジ穴9a1,9b1及び9c1に止めネジFCをね
じ込むと共に、ケース底板9aの後面に第2のケース側
板9eを重ねてからネジ挿通孔を通じてネジ穴9a1,
9b1及び9c1に止めネジFCをねじ込んだ後、スラ
イド溝にケース蓋9fのスライド突起9f1をはめ込む
ことにより組み立てられている。組み立て後の部品貯蔵
ケース9の内部には、ケース底板9aの厚みに一致する
扁平な部品貯蔵室SCが形成される。
【0075】図21に示すように、パイプ機構10は、
部品補給パイプ10aと、部品補給パイプ10aの外側
に上下移動可能に配置された可動パイプ10bと、可動
パイプ10bの内側に設けられた部品補給パイプ用のブ
ッシュ10cと、第1コイルバネ10dと、第2コイル
バネ10eとから構成されている。
【0076】部品補給パイプ10aの内径は、供給対象
となるチップ部品Pの端面最大長よりも僅かに大きく、
チップ部品Pを長さ向きで1個ずつ取り込めるようにな
っている。この部品補給パイプ10aの肉厚は、チップ
部品Pの端面最大長よりも小さい。勿論、この部品補給
パイプ10aの内孔横断面形は、チップ部品Pの端面形
状に整合した矩形であってもよい。
【0077】可動パイプ10bの内径は部品補給パイプ
10aの外径よりも僅かに大きく、可動パイプ10bの
外径は前記ブッシュ9a4の内径よりも僅かに大きい。
この可動パイプ10bの肉厚は、チップ部品Pの端面最
大長よりも僅かに大きい。また、可動パイプ10bの上
端にはすり鉢状の案内面10b1が形成され、下端外周
面には第1カラー10b2が形成され、中央外周面には
第2カラー10b3が形成されている。前記の第1コイ
ルバネ10dは第1カラー10b2と第2カラー10b
3との間に設けられ、前記の第2コイルバネ10eは第
2カラー10b3の上に設けられている。
【0078】このパイプ機構10は、前記のシュートプ
レート1と部品貯蔵ケース9との間に設けられている。
詳しくは、図22に示すように、部品補給パイプ10a
の下部は、パイプホルダ7のパイプ保持部7bを通じて
シュートプレート1のパイプ装着口1a4に差し込ま
れ、可動パイプ10bの上部は部品貯蔵ケース9のブッ
シュ9a4の内側に挿入されている。また、第2コイル
バネ10eの上端がブッシュ9a4に当接していて、可
動パイプ10bの下端は第2コイルバネ10eの付勢力
によってパイプホルダ7の上面に当接している。
【0079】以下に、第2実施形態として示した部品供
給装置SY2の動作について図22及び図23を参照し
て説明する。この部品供給装置SY2における部品移動
動作と部品排出動作は先に述べた部品供給装置SY1の
それと同じであるのでここでの説明を省略する。
【0080】部品貯蔵室SC内への部品補充は、ケース
蓋9fを開けてチップ部品Pを部品貯蔵室SC内に投入
することにより行う。図22には少数のチップ部品Pを
図示してあるが、実際には数千個または数万個のチップ
部品Pが部品貯蔵室SC内に貯蔵される。
【0081】図22に示す待機状態にあっては、部品補
給パイプ10aの上端は部品貯蔵室SCの最も深い部分
と同じか或いは僅かに低い位置にある。また、可動パイ
プ10bの上端は部品補給パイプ10aの上端よりも低
い位置にあり、可動パイプ10bの上側には環状空間が
形成されている。図面に示すように、待機状態にあって
は可動パイプ10bの上側に形成された環状空間に少数
のチップ部品Pが入り込んでいる。
【0082】図22の状態で可動パイプ10bを第2コ
イルバネ10eの付勢力に抗して上昇させると、図23
に示すように、可動パイプ10aの上側にあるチップ部
品Pが上方に移動し、また、可動パイプ10bを上昇位
置から下降させると、可動パイプ10の上側にあるチッ
プ部品Pが下方に移動する。
【0083】この可動パイプ10bの上下移動により、
部品貯蔵室SC内のチップ部品Pが撹拌作用を受け、こ
れにより、可動パイプ10bの上側にあるチップ部品P
が案内面10b1の傾斜によって案内されながら、或い
は、直接に、部品補給パイプ10aの上端開口に長さ向
きで取り込まれる。
【0084】部品補給パイプ10a内に取り込まれたチ
ップ部品Pは、部品補給パイプ10a内を下方に自重移
動し、部品補給パイプ10aの下端から部品通路1a内
に送り込まれる。
【0085】第2実施形態として示した部品供給装置S
Y2によれば、パイプ機構10の可動パイプ10bを上
下方向に往復移動させることにより、部品貯蔵ケース9
内に貯蔵されているチップ部品Pを長さ向きで1個ずつ
部品補給パイプ10aに取り込んで、このチップ部品P
を部品補給パイプ10aを通じて部品通路1aに順次送
り込むことができる。つまり、部品貯蔵ケース9内の貯
蔵部品Pを部品通路1aに的確に補給することができ、
部品通路1a内のチップ部品Pが空になることを確実に
防止して、前記の部品排出を中断することなく継続する
ことができる。
【0086】第2実施形態として示した部品供給装置S
Y2の他の作用効果は、第1実施形態として示した部品
供給装置SY1と同じである。
【0087】図24〜図26には本発明の第3実施形態
を示す。尚、以下の説明では、説明の便宜上、図24に
おける手前側を前、奥側を後、左側を左、右側を右とし
て表記する。
【0088】第3実施形態として示した部品供給装置S
Y3は、第2実施形態として示した部品供給装置SY2
に、ベース11と、取付プレート12と、可動パイプ駆
動用の第1アクチュエータ13と、スペーサ14と、プ
ッシャープレート駆動用の第2アクチュエータ15を付
加したものである。部品供給装置SY2の構成は先に述
べた通りであるのでここでの説明は省略する。
【0089】取り付けプレート12はシュートプレート
1を支持するためのもので、シュートプレート1のネジ
穴1iに対応する4個のネジ挿通孔(符号なし)が貫通
形成されている。また、取り付けプレート12の前面に
は、シュートプレート1の後面に設けたガイド溝1gに
係合可能な横長のガイド突起12aが形成されている。
この取付プレート12は、4個の止めネジFCを用いて
ベース11の後面に取り付けられてる。
【0090】可動パイプ駆動用の第1アクチュエータ1
3は、ベース11の前面側に固定されたモータ13a
と、モータ13aのシャフト13a1に固定されベース
11の後面側に位置する円盤状のカム13bと、ベース
11の後面上部に一端13c1を回転自在に支持された
V字状レバー13cとから構成されている。
【0091】レバー13cの他端にはローラ13c2が
設けられていて、このローラ13c2はカム13bの外
周面に接している。また、レバー13cの中央部には係
合片13c3が設けられていて、図26(A)に示すよ
うに、この係合片13c3にはU字形の切り欠き13c
4が形成されている。この切り欠き13c4は左右方向
に延びた形状をしていて右端を開口しており、その幅は
可動パイプ10bの外径よりも大きく第1カラー10b
2よりも小さい。
【0092】プッシャープレート駆動用の第2アクチュ
エータ15は、ソレノイド(図示省略)を内蔵した筐体
15aの一面から、ソレノイドによって上下方向に動作
するプランジャ15bを突出している。図26(B)に
示すように、図示例のものでは、所定の駆動力を得るた
めに2つの筐体15aを並設してある。この第2アクチ
ュエータ15はスペーサを介してベース11の右側面に
取り付けられている。
【0093】第2実施形態として示した部品供給装置S
Y2は、シュートプレート1の後面に設けたガイド溝1
gの左端を、取り付けプレート12の前面に設けたガイ
ド突起12aの右端に係合した状態で白抜き矢印方向に
スライドさせた後、取り付けプレート12のネジ挿通孔
を通じてシュートプレート1のネジ穴1iに止めネジF
Cをねじ込むことにより、ベース11側に取り付けられ
る。部品供給装置SY2を白抜き矢印方向にスライドさ
せるときには、第1アクチュエータ13のレバー13c
の切り欠き13c4を、可動パイプ10bの第1カラー
10b2と第1コイルバネ10dの下端との間に挿入す
る。また、プッシャープレート3に取り付けられている
ブラケット6の孔6aに、第2アクチュエータ15の2
つのプランジャ15bを挿入する。以上で図24及び図
25に示した部品供給装置SY3が構成される。
【0094】以下に、第3実施形態として示した部品供
給装置SY3の動作について説明する。この部品供給装
置SY3における部品移動動作と部品排出動作は先に述
べた部品供給装置SY1のそれと同じであり、また、部
品補給動作は先に述べた部品供給装置SY2のそれと同
じであるのでここでの説明を省略する。
【0095】第1アクチュエータ13は、パイプ機構1
0の可動パイプ10bに上下方向の往復運動を付与す
る。モータ13aによりカム13bを図25で反時計回
り方向または時計回り方向に180度回転させると、レ
バー13cがその一端13c1を中心として時計回り方
向に所定角度回転する。このレバー回転によって係合片
13c3が上昇し、この係合片13c3の上昇に伴って
可動パイプ10bが上昇する。カム13bをさらに18
0度回転させると、レバー13cがその一端13c1を
中心として時計回り方向に所定角度回転する。このレバ
ー回転によって係合片13c3が下降し、この係合片1
3c3の下降に伴って可動パイプ10bが下降する。つ
まり、カム13bを回転させることにより、可動パイプ
10bを上下方向に往復移動させることができる。
【0096】第2アクチュエータ15は、プッシャープ
レート3に上下方向の往復運動を付与する。筐体15a
内のソレノイドを励磁してプランジャ15bを上昇させ
ると、このプランジャ15bの上昇に伴ってプッシャー
プレート3が上昇する。ソレノイドの励磁を解除してプ
ランジャ15bを下降させると、このプランジャ15b
の下降に伴ってプッシャープレート3が下降する。つま
り、プランジャ15bを上下移動させることにより、プ
ッシャープレート3を上下方向に往復移動させることが
できる。
【0097】第3実施形態として示した部品供給装置S
Y3によれば、第1アクチュエータ13によって可動パ
イプ10bの上下移動を的確に行って、前記の部品補給
動作を確実且つ安定に行うことができる。また、第2ア
クチュエータ15によってプッシャープレート3の上下
移動を的確に行って、前記の部品排出動作を確実且つ安
定に行うことができる。
【0098】第3実施形態として示した部品供給装置S
Y3の他の作用効果は、第2実施形態として示した部品
供給装置SY2と同じである。
【0099】ここで、第1〜第3の実施形態として示し
た部品供給装置SY1〜SY3における部品通路の変形
形態について図27〜図38を参照して説明する。
【0100】図27に示した形態は、前記部品供給装置
の部品通路1aとは異なる形状の部品通路を採用したも
のである。図に示すように、部品通路21aは、前記部
品供給装置と同様のテーパ部分(図示省略)と、縦向き
の第1直線部分21a1と、右向きに湾曲した第1湾曲
部分21a2と、左下向きに傾斜した第2直線部分21
a3と、左向きに湾曲した第2湾曲部分21a4と、右
下向きに傾斜した第3直線部分21a5と、下向きに湾
曲した第3湾曲部分21a6と、横向きの第4直線部分
21a7と、横向きの第5直線部分21a8とを順に連
続させた形状を備えている。第4直線部分21a7は前
記部品供給装置の第5直線部分1a8に相当し、第5直
線部分21a8は前記部品供給装置の第6直線部分1a
9に相当する。この形態によれば、右下向きに傾斜した
第3直線部分21a5に第4直線部分21a7を連続さ
せているので、第4直線部分21a7及び第5直線部分
21a8へのチップ部品Pの送り込みを、チップ部品P
の自重移動を利用して行うことができる。
【0101】図28に示した形態は、前記部品供給装置
の部品通路1aとは異なる形状の部品通路を採用したも
のである。図に示すように、部品通路22aは、前記部
品供給装置と同様のテーパ部分(図示省略)と、縦向き
の第1直線部分22a1と、右向きに湾曲した第1湾曲
部分22a2と、左向きに湾曲した第2湾曲部分22a
3と、右向きに湾曲した第3湾曲部分22a4と、左向
きに湾曲した第4湾曲部分22a5と、右向きに湾曲し
た第5湾曲部分22a6と、縦向きの第2直線部分22
a7と、左向きに湾曲した第6湾曲部分22a8と、横
向きの第3直線部分22a9と、横向きの第4直線部分
22a10とを順に連続させた形状を備えている。第3
直線部分22a9は前記部品供給装置の第5直線部分1
a8に相当し、第4直線部分22a10は前記部品供給
装置の第6直線部分1a9に相当する。この形態によれ
ば、湾曲向きが交互に異なる5つの湾曲部分22a2〜
22a6を連続させているので、下方移動するチップ部
品Pに対する姿勢矯正を連続して行うことができる。ま
た、左向きに湾曲した第6湾曲部分22a8に第3直線
部分22a9を連続させているので、第3直線部分22
a9及び第4直線部分22a10へのチップ部品Pの送
り込みを、チップ部品Pの自重移動を利用して行うこと
ができる。
【0102】図29に示した形態は、前記部品供給装置
の部品通路1aとは異なる形状の部品通路を採用すると
共に姿勢矯正具を併用して移動部品の姿勢矯正を行うよ
うにしたものである。図に示すように、部品通路23a
は、前記部品供給装置と同様のテーパ部分(図示省略)
と、縦向きの第1直線部分23a1と、右向きに湾曲し
た第1湾曲部分23a2と、左向きに湾曲した第2湾曲
部分23a3と、右向きに湾曲した第3湾曲部分23a
4と、縦向きの第2直線部分23a5と、左向きに湾曲
した第4湾曲部分23a6と、横向きの第3直線部分2
3a7と、横向きの第4直線部分23a8とを順に連続
させた形状を備えている。第3直線部分23a7は前記
部品供給装置の第5直線部分1a8に相当し、第4直線
部分23a8は前記部品供給装置の第6直線部分1a9
に相当する。また、第2湾曲部分23a3の右内面には
開口23a9が形成され、この開口23a9に隣接して
円形凹部23a10が形成されている。さらに、この円
形凹部23a10内にはローラ23a11が回転自在に
配置され、ローラ23a11の外周面の一部は、移動部
品との接触が可能なように開口23a9を通じて通路内
に露出している。この形態によれば、第2湾曲部分23
a3を通過するチップ部品Pのうち姿勢乱れを生じてい
るチップ部品Pをローラ23a11の外周面に接触させ
てその姿勢を矯正することができる。ローラ23a11
はチップ部品Pとの接触によって回転するものであって
もよいし、モータ等のアクチュエータを利用して図中矢
印方向に強制的に回転させてもよい。
【0103】図30に示した形態は、前記部品供給装置
の部品通路1aとは異なる形状の部品通路を採用すると
共に姿勢矯正具を併用して移動部品の姿勢矯正を行うよ
うにしたものである。図に示すように、部品通路24a
は、前記部品供給装置と同様のテーパ部分(図示省略)
と、縦向きの第1直線部分24a1と、左向きに湾曲し
た第1湾曲部分24a2と、右向きに湾曲した第2湾曲
部分24a3と、縦向きの第2直線部分24a4と、縦
向きの第3直線部分24a5と、右向きに湾曲した第3
湾曲部分24a6と、左向きに湾曲した第4湾曲部分2
4a7と、縦向きの第4直線部分24a8と、左向きに
湾曲した第5湾曲部分24a9と、横向きの第5直線部
分24a10と、横向きの第6直線部分24a11とを
順に連続させた形状を備えている。第5直線部分24a
10は前記部品供給装置の第5直線部分1a8に相当
し、第6直線部分24a11は前記部品供給装置の第6
直線部分1a9に相当する。また、第2直線部分24a
4と第3直線部分24a5はプッシャー移動空洞1cに
沿って位置しており、両直線部分の右内面にはプッシャ
ー移動空洞1cに連通する開口(符号なし)が形成され
ている。プッシャープレート3の左側面の一部は、移動
部品との接触が可能なように開口を通じて通路内に露出
している。さらに、第3直線部分24a5の厚み寸法は
第2直線部分24a4の厚み寸法よりも僅かに小さく形
成され、両部分の左側面は傾斜面(符号なし)を介して
連続している。この形態によれば、第2直線部分24a
4と第3直線部分24a5を通過するチップ部品Pのう
ち姿勢乱れを生じているチップ部品Pを、部品排出に伴
って上下移動するプッシャープレート3の左側面に接触
させてその姿勢を矯正することができ、姿勢矯正後のチ
ップ部品を、厚み寸法が小さい第3直線部分24a5に
送り込むことができる。部品排出に伴うプッシャープレ
ート3の上下移動を姿勢矯正に利用しているので、前記
ローラを強制的に回転させるためのアクチュエータを別
途必要としない。また、第3直線部分24a5の厚み寸
法は第2直線部分24a4の厚み寸法よりも僅かに小さ
く形成してあるので、姿勢矯正後のチップ部品Pの姿勢
を維持できる。
【0104】図31に示した形態は、前記部品供給装置
の部品通路1aに沿って姿勢矯正用の永久磁石を配置し
たものである。図に示すように、永久磁石25は図中の
左右方向両側にN極とS極を有していて、N極とS極の
一方の極面が第3直線部分1a5と向き合うようにシュ
ートプレート1に埋設されている。この永久磁石25の
磁力による引き寄せ力は、引き寄せられたチップ部品P
が第3直線部分1a5で停滞することを避けるために、
チップ部品Pが第3直線部分1a5を自重移動するのを
妨げない程度の小さな力に設定しておく。この形態によ
れば、第3直線部分1a5を通過するチップ部品Pを永
久磁石25の磁力により第3直線部分1a5の左内面に
引き寄せてその姿勢を矯正することができる。
【0105】図32(A),(B)に示した形態は、前
記部品供給装置の部品通路1aの一部に工夫を加えたも
のである。図に示すように、カバープレート2の一面に
は通路1aの厚み寸法と一致した寸法の帯状突起2cが
形成されていて、この帯状突起2cには部品通路1aを
斜めに横切る姿勢矯正用の段差2c1が形成されてい
る。帯状突起2cの部品通路1a内への突出量は、部品
通路1aにおけるチップ部品Pの移動を妨げない程度に
設定されている。この帯状突起2cは前記部品供給装置
の部品通路1aの縦向きの直線部分に位置するように設
けられている。この形態によれば、部品通路1aの縦向
きの直線部分を通過するチップ部品Pのうち図9(A)
のような姿勢乱れを生じているチップ部品Pを段差2c
1に接触させ、この段差2c1の傾きを利用してチップ
部品Pの姿勢を部品移動に従って矯正することができ
る。
【0106】図33(A),(B)に示した形態は、前
記部品供給装置の部品通路1aの一部に工夫を加えたも
のである。図に示すように、部品通路1aの第4直線部
分1a7と第6直線部分1a9との間の上面には、第4
直線部分1a7と第6直線部分1a9の厚み寸法の差に
相当する姿勢矯正用の段差1a8’が部品通路1aを斜
めに横切るように形成されている。この形態によれば、
部品通路1aの第4直線部分1a7を通過するチップ部
品Pのうち姿勢乱れを生じているチップ部品Pを段差1
a8’に接触させ、この段差1a8’の傾きを利用して
チップ部品Pの姿勢を部品移動に従って矯正することが
できる。
【0107】図34に示した形態は、前記部品供給装置
の部品通路1aの一部に工夫を加えてものである。図に
示すように、部品通路1aの第3湾曲部分1a6’の厚
み寸法は、第3直線部分1a5から第4直線部分1a7
に向かって徐々に小さくなっている。また、第4直線部
分1a7’の厚み寸法は第3湾曲部分1a6’の厚み寸
法の最小値と一致している。ちなみに、第4直線部分1
a7’の厚み寸法は、前記部品供給装置における第6直
線部分1a9と同じである。この形態では、前記の第3
湾曲部分1a6’と第4直線部分1a7’を採用するこ
とにより、第5直線部分1a8と第6直線部分1a9は
除外されている。この形態によれば、第3湾曲部分1a
6’に入り込んだチップ部品Pに姿勢乱れが生じている
ときでも、このチップ部品Pの姿勢を、第3湾曲部分1
a6’の厚み寸法が徐々に小さく変化することを利用し
て矯正することができる。
【0108】図35(A),(B)に示した形態は、前
記部品供給装置の部品通路1a内に姿勢矯正用の細線を
配置したものである。図に示すように、細線26は10
0μm前後の径を有する可撓性の線材から成り、上端を
装置側に固定されていている。細線26の他端は固定と
非固定の何れでもよく、また、細線26は直線状のもの
でも多少の蛇行を有するものであってもよい。この細線
26は、部品通路1aの4つの内面のうちの1つの内面
の中央に沿って配置されている。この形態によれば、部
品通路1aの縦向きの直線部分を通過するチップ部品P
に姿勢乱れが生じたときでも、このチップ部品Pの姿勢
を細線26との接触によって矯正することができる。
【0109】図36(A),(B)に示した形態は、前
記部品供給装置の部品通路1aの構成するカバープレー
トに工夫を加えたものである。図に示すように、カバー
プレートは、上部カバープレート31と下部カバープレ
ート32とから構成されていて、上部カバープレート3
1はシュートプレート1に固定されている。下部カバー
プレート32は2つの横長孔32aを有し、左端部の後
側に突出するストッパピン32bを備えている。この下
部カバープレート32は、各横長孔32aを通じてシュ
ートプレート1のネジ穴1hに止めネジFCをねじ込む
ことにより、シュートプレート1に固定されている。図
36(A)に示した状態では、上部カバープレート31
と下部カバープレート32は密着していて、ストッパピ
ン32bはシュートプレート1の左側面に接している。
このカバープレート32は、止めネジFCを緩めること
により、横長孔32aに沿って左右方向にスライドでき
るようになっている。この形態によれば、部品排出口1
bや部品通路1aの排出口近傍において万が一部品詰ま
りを生じた場合でも、前記下部カバープレート32を左
右にスライドさせることによってこの部品詰まりを解消
することができる。勿論、下部カバープレート32を左
右に動かしても部品詰まりを解消できないときには、下
部カバープレート32を外して部品通路1aから詰まっ
ている部品を取り除くこともできる。また、透明な下部
カバープレート32を採用すれば、前記の部品詰まりの
状況を外部から目視することもできる。
【0110】図37に示した形態は、前記部品供給装置
の部品通路1aを構成するシュートプレートに工夫を加
えたものである。図に示すように、シュートプレート3
3は、排出口近傍の部品通路1aの厚み方向の内面を、
シュートプレート33とは別の可動プレート34によっ
て構成されている。シュートプレート33の下部左側の
ネジ穴1hは円筒部33aに形成されていて、可動プレ
ート34にはこの円筒部33aに回転自在に嵌まり込む
円形孔34aが形成されている。また、可動プレート3
4には縦長孔34bが形成されていて、この縦長孔34
b内には、可動プレート34を円形孔34aを中心とし
て微小回転させるための調整ストッパ35が配置されて
いる。この調整ストッパ35は、偏心位置にネジ挿通孔
を有する円盤から成り、シュートプレート33に取り付
けられている。この形態によれば、調整ストッパ35を
適宜回転させて、可動プレート34を円形孔34aを中
心として微小回転させることにより、部品通路1aの先
頭部分の厚み寸法Teをチップ部品Pに合わせて調整す
ることができる。つまり、部品通路1aの先頭部分の厚
み寸法Teをチップ部品Pの厚み寸法Teに適合するよ
うに的確に調整することできる。
【0111】図38に示した形態は、前記部品供給装置
における永久磁石4の代わりにエア吸引孔1lを設けた
もので、このエア吸引孔1lには、真空ポンプ等を備え
たエア回路(図示省略)からのチューブが接続されてい
る。部品通路1a内を下方に自重移動する先頭のチップ
部品Pは、エア吸引孔1lの近くまで来たところでこの
エア吸引孔1lの吸引力により引き寄せられ、その端面
を部品通路1aの先端の端面に接した状態で吸着保持さ
れる。排出待機状態にある先頭のチップ部品Pの姿勢を
より安定化させるには、プッシャープレート3の先端部
3a内にその下面に至るエア吸引孔3eを形成して、こ
のエア吸引孔3eの吸引力によって先頭のチップ部品P
の吸着保持を補助するとよい。プッシャープレート3に
よって部品排出を行った後にエア吸引孔3eの吸引力を
解除すれば、先端部3aと部品との切り離しを問題なく
行える。
【0112】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
プッシャーを往復移動させることにより、部品通路内の
先頭のチップ部品を部品排出口から所定向きで順次排出
することができるので、部品排出口の近くに回路基板を
配置しておけば、装置と回路基板の相対位置を変化させ
ながら部品排出を行うことにより、回路基板への部品搭
載を高速サイクルで実施できる。また、部品排出口の近
くに部品包装テープを配置しておけば、装置と部品包装
テープの相対位置を変化させながら部品排出を行うこと
により、収納凹部への部品挿入を高速サイクルで実施で
きる。
【0113】また、部品通路には、湾曲向きが互いに異
なる少なくとも2つの湾曲部分が通路途中に設けられて
いるので、部品通路内を下方に自重移動する電子部品に
姿勢乱れが生じていても、このチップ部品を湾曲部分の
内面に接触させてその姿勢を的確に矯正することがで
き、これにより、部品通路内における部品移動を極めて
スムースに行うことができる。依って、前記の部品排出
サイクルが高速化された場合でも、部品通路内における
部品移動をこの部品排出サイクルに確実に追従させて、
所期の部品排出を不良を生じることなく良好に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る部品供給装置の前面図と後
面図
【図2】図1に示した部品供給装置の上面図
【図3】図1に示したシュートプレートとプッシャープ
レートの前面図
【図4】図3のA−A線断面図
【図5】図1に示した部品供給装置の部品排出部分の拡
大断面図
【図6】図1に示した部品供給装置に適用可能なチップ
部品の一例を示す斜視図
【図7】図5のB−B線断面図
【図8】図1に示した部品供給装置の動作説明図
【図9】図1に示した部品供給装置の動作説明図
【図10】図1に示した部品供給装置の動作説明図
【図11】図1に示した部品供給装置の動作説明図
【図12】排出部品を回路基板に搭載する場合の説明図
【図13】排出部品の部品包装テープの収納凹部に挿入
する場合の説明図
【図14】第2実施形態に係る部品供給装置の前面図
【図15】図14に示した部品供給装置の後面図
【図16】図14に示したブラケットの右側面図
【図17】図14に示したパイプホルダの上面図
【図18】図14に示したブロックの後面図と左側面図
【図19】図14のC−C線断面図
【図20】図19のD−D線断面図
【図21】図14に示したパイプ機構の縦断面図
【図22】図14に示した部品供給装置の動作説明図
【図23】図14に示した部品供給装置の動作説明図
【図24】第3実施形態に係る部品供給装置の前面図
【図25】図24に示した部品供給装置の後面図
【図26】図24に示したレバーの係合片の上面図と、
第2アクチュエータの右側面図
【図27】部品通路の変形形態を示す装置の部分縦断面
【図28】部品通路の他の変形形態を示す装置の部分縦
断面図
【図29】部品通路のさらに他の変形形態を示す装置の
部分縦断面図
【図30】部品通路のさらに他の変形形態を示す装置の
部分縦断面図
【図31】部品通路のさらに他の変形形態を示す装置の
部分縦断面図
【図32】部品通路のさらに他の変形形態を示す装置の
部分横断面図とカバープレートの部分斜視図
【図33】部品通路のさらに他の変形形態を示す装置の
部分縦断面図とシュートプレートの部分斜視図
【図34】部品通路のさらに他の変形形態を示す装置の
部分縦断面図
【図35】部品通路のさらに他の変形形態を示す装置の
部分横断面図と装置の部分斜視図
【図36】部品通路のさらに他の変形形態を示す装置の
部分前面図と下部カバープレートを取り外した状態を示
す図
【図37】部品通路のさらに他の変形形態を示すシュー
トプレートの部分前面図
【図38】永久磁石の代わりにエア吸引孔を用いた変形
形態を示す装置の部分縦断面図
【符号の説明】
SY1,SY2,SY3…部品供給装置、1…シュート
プレート、1a…部品通路、1a1…第1直線部分、1
a2…第1湾曲部分、1a3…第2直線部分、1a4…
第2湾曲部分、1a5…第3直線部分、1a6…第3湾
曲部分、1a7…第4直線部分、1a8…第5直線部
分、1a9…第6直線部分、1a11…テーパ部分、1
b…部品排出口、1d…プッシャー挿入口、2…カバー
プレート、3…プッシャープレート、3a…先端部、4
…永久磁石、P…チップ部品、CS…回路基板、ET…
部品包装テープ、ETa…収納凹部、21a…部品通
路、21a1…第1直線部分、21a2…第1湾曲部
分、21a3…第2直線部分、21a4…第2湾曲部
分、21a5…第3直線部分、21a6…第3湾曲部
分、21a7…第4直線部分、21a8…第5直線部
分、22a…部品通路、22a1…第1直線部分、22
a2…第1湾曲部分、22a3…第2湾曲部分、22a
4…第3湾曲部分、22a5…第4湾曲部分、22a6
…第5湾曲部分、22a7…第2直線部分、22a8…
第6湾曲部分、22a9…第3直線部分、22a10…
第4直線部分、23a…部品通路、23a1…第1直線
部分、23a2…第1湾曲部分、23a3…第2湾曲部
分、23a4…第3湾曲部分、23a5…第2直線部
分、23a6…第4湾曲部分、23a7…第3直線部
分、23a8…第4直線部分、23a9…開口、23a
10…円形凹部、23a11…ローラ、24a…部品通
路、24a1…第1直線部分、24a2…第1湾曲部
分、24a3…第2湾曲部分、24a4…第2直線部
分、24a5…第3直線部分、24a6…第3湾曲部
分、24a7…第4湾曲部分、24a8…第4直線部
分、24a9…第5湾曲部分、24a10…第5直線部
分、24a11…第6直線部分、25…姿勢矯正用の永
久磁石、2c…帯状突起、2c1…姿勢矯正用の段差、
1a8’…姿勢矯正用の段差、1a6’…第3湾曲部
分、1a7’…第4直線部分、26…細線、31…上部
カバープレート、32…下部カバープレート、33…シ
ュートプレート、34…可動プレート。
フロントページの続き (72)発明者 大河原 仁一 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 (72)発明者 神村 淳男 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 Fターム(参考) 3C030 AA01 AA05 3F080 AA13 BA02 CF05 CF11 CG14 DA16 FA01 5E313 AA02 CC01 DD06 DD10 DD13

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電子部品を長さ向きに整列した状
    態で収納可能で、且つ、収納されている電子部品の自重
    による下方移動を許容し得る矩形横断面の部品通路と、 部品通路の先端の一側面に形成された部品排出口と、 部品通路の先端の前記部品排出口と対向する他側面に形
    成されたプッシャー挿入口と、 プッシャー挿入口に整合した先端部形状を有する可動プ
    ッシャーとを備え、 前記部品通路は、湾曲向きが互いに異なる少なくとも2
    つの湾曲部分を通路途中に有し、この湾曲部分は部品通
    路とほぼ同一の矩形横断面を有する、 ことを特徴とする部品供給装置。
  2. 【請求項2】 前記湾曲部分は2つの直線部分に挟まれ
    ている、ことを特徴とする請求項1に記載の部品供給装
    置。
  3. 【請求項3】 前記湾曲部分は他の湾曲部分と連続して
    いる、ことを特徴とする請求項1に記載の部品供給装
    置。
  4. 【請求項4】 前記部品通路は横向き直線部分を先頭に
    有していて、 前記部品排出口はこの横向き直線部分の先端下面に形成
    され、且つ、前記プッシャー挿入口はこの横向き直線部
    分の先端上面に形成されており、 この横向き直線部分の先端の端面には、部品通路内の先
    頭の電子部品を排出待機状態で保持する部品保持部が設
    けられている、 ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の部
    品供給装置。
  5. 【請求項5】 前記部品保持部は、電子部品を磁力によ
    って吸着可能な永久磁石であり、この永久磁石の一方の
    極面が前記横向き直線部分の先端の端面と同一平面にあ
    る、 ことを特徴とする請求項4に記載の部品供給装置。
  6. 【請求項6】 前記部品通路の少なくとも1つの面には
    開口が部分的に形成されていて、この開口には、部品通
    路内を移動する電子部品との接触によって電子部品の姿
    勢を矯正するための姿勢矯正具が露出している、 ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の部
    品供給装置。
  7. 【請求項7】 前記姿勢矯正具は、外周面を電子部品に
    接触可能なローラである、 ことを特徴とする請求項6に記載の部品供給装置。
  8. 【請求項8】 前記姿勢矯正具は、側面を電子部品に接
    触可能な前記プッシャープレートである、 ことを特徴とする請求項6に記載の部品供給装置。
  9. 【請求項9】 前記部品通路の少なくとも1つの面に部
    品通路内を移動する電子部品をその自重移動を妨げない
    力で引き寄せる姿勢矯正用の部品吸着部が設けられてい
    る、 ことを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の部
    品供給装置。
  10. 【請求項10】 前記部品吸着部は、電子部品を磁力に
    よって吸着可能な永久磁石であり、この永久磁石の一方
    の極面が通路内面に正対している、 ことを特徴とする請求項9に記載の部品供給装置。
  11. 【請求項11】 前記部品通路の少なくとも1つの内面
    には、通路内に突出し且つ通路を斜めに横切る姿勢矯正
    用の段差が部分的に設けられている、 ことを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の
    部品供給装置。
  12. 【請求項12】 前記部品通路は横向き直線部分を先頭
    に有していて、前記段差は先頭の横向き直線部分に設け
    られている、 ことを特徴とする請求項11に記載の部品供給装置。
  13. 【請求項13】 前記部品通路には、通路の幅寸法と厚
    み寸法のうち少なくとも厚み寸法が徐々に小さくなる姿
    勢矯正用の区域が部分的に設けられている、 ことを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載の
    部品供給装置。
  14. 【請求項14】 前記部品通路は横向き直線部分を先頭
    に有していて、前記区域は先頭の横向き直線部分に設け
    られている、 ことを特徴とする請求項13に記載の部品供給装置。
  15. 【請求項15】 前記部品通路内には部品通路内を移動
    する電子部品との接触によって電子部品の姿勢を矯正す
    るための姿勢矯正用の細線が通路に沿って配置されてい
    る、 ことを特徴とする請求項1〜14の何れか1項に記載の
    部品供給装置。
  16. 【請求項16】 前記部品通路は横向き直線部分を先頭
    に有していて、少なくともこの横向き直線部分を含む所
    定の領域における通路の1つの内面が、着脱自在なスラ
    イドカバーにより構成されている、 ことを特徴とする請求項1〜15の何れか1項に記載の
    部品供給装置。
  17. 【請求項17】 前記部品通路は横向き直線部分を先頭
    に有していて、少なくともこの横向き直線部分を含む所
    定の領域における通路の1つの内面が、横向き直線部分
    の厚み寸法を変化可能な可動部材により構成されてい
    る、 ことを特徴とする請求項1〜16の何れか1項に記載の
    部品供給装置。
  18. 【請求項18】 多数の電子部品を貯蔵可能な部品貯蔵
    ケースと、 部品貯蔵庫内の電子部品を長さ向きで1個ずつ取り込ん
    で前記部品通路に送り込むための部品補給パイプとを備
    える、 ことを特徴とする請求項1〜17の何れか1項に記載の
    部品供給装置。
  19. 【請求項19】 前記部品貯蔵庫内の電子部品の部品補
    給パイプへの部品取り込みを促進するために前記部品補
    給パイプの外側に上下移動可能に配置された可動パイプ
    を備える、 ことを特徴とする請求項18に記載の部品供給装置。
  20. 【請求項20】 前記プッシャーを上下移動させるため
    の第1のアクチュエータと、 前記可動パイプを上下移動させるための第2のアクチュ
    エータとを備える、 ことを特徴とする請求項19に記載の部品供給装置。
  21. 【請求項21】 前記第1のアクチュエータは、ソレノ
    イドによって往復運動するプランジャを備え、 前記第2のアクチュエータは、モータ駆動のカムによっ
    て往復運動するレバーを備える、 ことを特徴とする請求項20に記載の部品供給装置。
JP11221091A 1999-08-04 1999-08-04 部品供給装置 Withdrawn JP2001044691A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005249212A (ja) * 2005-05-30 2005-09-15 Toyoda Mach Works Ltd 混成差動歯車装置

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JP2005249212A (ja) * 2005-05-30 2005-09-15 Toyoda Mach Works Ltd 混成差動歯車装置

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