JP2001044685A - ノイズフィルタ装置 - Google Patents

ノイズフィルタ装置

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JP2001044685A
JP2001044685A JP11217320A JP21732099A JP2001044685A JP 2001044685 A JP2001044685 A JP 2001044685A JP 11217320 A JP11217320 A JP 11217320A JP 21732099 A JP21732099 A JP 21732099A JP 2001044685 A JP2001044685 A JP 2001044685A
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housing
noise filter
noise
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Toyonori Ooyabu
豊仙 大薮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入出力線を介してノイズが筐体の外部に漏洩
するのを防止することができるノイズフィルタ装置を提
供する。 【解決手段】 筐体11内に収納されている電子機器
70等からの信号あるいは電力は、出力線21、ノイズ
フィルタ22及び出力線23を介して筐体11の外部に
出力される。出力線23は、筐体11に形成された出口
部24の場所で筐体11の内部と外部を接続している。
筐体11には、出口部24を含むシールドされた領域
(シールド領域)15を筐体内に形成する仕切壁12が
設けられている。このシールド領域内に、ノイズフィル
タ22及び出力線23が配設されている。なお、筐体に
形成された入口部とノイズフィルタ22との間の入力線
も領域15内に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はノイズフィルタ装置
に関し、特に筐体内に電子機器及びノイズフィルタを収
納するノイズフィルタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両内等にテレビや冷蔵庫等の電
気機器が搭載されることが多くなっている。このような
電気機器の電源を得るために、車載バッテリを入力電源
とするDC−DCコンバータやDC−ACインバータ等
の電源装置が車両に搭載される。通常、DC−DCコン
バータやDC−ACインバータ等の電源装置は、筐体内
にシールドされて車両に搭載される。この場合、車載バ
ッテリや電気機器と電源装置との間に筐体があるため、
筐体の入口部に筐体の外部から内部の電源装置に電力を
供給する入力線が設けられ、また筐体の出口部に筐体の
内部の電源装置から筐体の外部の電気機器へ電力を供給
する出力線が設けられている。さらに、電源装置で発生
したノイズが入出力線を伝搬して筐体の外部に漏洩する
のを防止するためのノイズフィルタや、筐体の外部から
入出力線を伝搬して筐体の内部にノイズが侵入するのを
防止するためのノイズフィルタが筐体内に設けられてい
る。このようなノイズフィルタ装置の従来例の要部を図
3に示す。ノイズフィルタ装置50は、金属製等のシー
ルド特性を有する筐体51を有している。筐体51内に
は、ノイズフィルタ62、DC−DCコンバータやDC
−ACインバータ等の電源装置70が収納されている。
61及び63は車載バッテリからの電力を筐体51の内
部に収納されている電源装置70に供給する入力線であ
り、64及び65は電源装置70からの電力を筐体51
の外部の電気機器に供給する出力線である。入力線61
は筐体51の入口部に設けられ、出力線65は筐体51
の出口部に設けられている。入力線61と入力線63と
の間及び出力線64と出力線65との間にはノイズを除
去するノイズフィルタ62が設けられている。通常、ノ
イズフィルタ62は、入力線61を伝搬してくるノイズ
を除去する入力線ノイズフィルタと、出力線64を伝搬
してくるノイズを除去する出力線ノイズフィルタを有し
ている。なお、筐体51には、金属製等のシールド特性
を有する蓋が取り付けられ。これによって、筐体51内
に収納されているノイズフィルタ62や電源装置70等
は、シールドされるとともに、外部から水等が侵入しな
いように密閉されている。電源装置70以外のノイズを
発生する電子機器を車両に搭載する場合も、同様の構造
が用いられている。この場合には、入力線及び出力線に
は信号が流れる。また、信号及び電力を入力線や出力線
に流す場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のノイズフィルタ
装置50では、ノイズフィルタ(出力線ノイズフィル
タ)62より電源装置70側に設けられている出力線6
4を伝搬するノイズはノイズフィルタ(出力線ノイズフ
ィルタ)62で除去することができる。しかしながら、
電源装置70で発生したノイズは筐体51内を空間伝搬
する。この空間伝搬によって、筐体51の入口部とノイ
ズフィルタ62との間に設けられている入力線61やノ
イズフィルタ62と筐体51の出口部との間に設けられ
ている出力線65にノイズが伝搬した場合には、このノ
イズは入力線61や出力線65を介して筐体51の外部
に漏洩する。筐体51の外部にノイズが漏洩すると、筐
体51の外部に設けられている機器にノイズ障害が発生
する。本発明は、このような問題点を解決するために創
案されたものであり、電子機器等を収納している筐体の
内部と外部との間を接続している線にノイズが伝搬され
るのを防止し、もって筐体の内部から外部にノイズが漏
洩するのを防止することができるノイズフィルタ装置を
提供することを解決すべき課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの
ノイズフィルタ装置である。請求項1に記載のノイズフ
ィルタ装置では、仕切壁によって筐体の出口部を含む領
域を筐体内に形成し、その領域内にノイズフィルタと筐
体の出口部との間の出力線を配設している。このため、
筐体内の電子機器等で発生したノイズが空間伝搬等によ
ってノイズフィルタと筐体の出口部との間の出力線に伝
搬するのを防止することができ、出力線を介して筐体の
外部にノイズが漏洩するのを防止することができる。ま
た、本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおり
のノイズフィルタ装置である。請求項2に記載のノイズ
フィルタ装置では、ノイズフィルタと筐体の出口部との
間の出力線及びノイズフィルタを、仕切壁によって形成
された領域内に配設している。このため、簡単な構成で
ノイズフィルタと出力線を仕切壁により形成された領域
内に配設することができる。また、本発明の第3発明
は、請求項3に記載されたとおりのノイズフィルタ装置
である。請求項3に記載のノイズフィルタ装置では、筐
体の入口部とノイズフィルタとの間の入力線を、仕切壁
によって形成された領域内に配設している。これによ
り、筐体内に収納されている電子機器等で発生したノイ
ズが空間伝搬等によって出力線あるいは入力線に伝搬す
るのを防止することができ、入出力線を介して筐体の外
部にノイズが漏洩するのを防止することができる。さら
に、同じ領域内に出力線と入力線を配設しているため、
構成が簡単となる。また、本発明の第4発明は、請求項
4に記載されたとおりのノイズフィルタ装置である。請
求項4に記載のノイズフィルタ装置では、仕切壁によっ
て筐体の入口部を含む領域を筐体内に形成し、その領域
内に筐体の入口部とノイズフィルタとの間の入力線を配
設している。このため、筐体内の電子機器等で発生した
ノイズが空間伝搬等によって筐体の入口部とノイズフィ
ルタとの間の入力線に伝搬するのを防止することがで
き、入力線を介して筐体の外部にノイズが漏洩するのを
防止することができる。また、本発明の第5発明は、請
求項5に記載されたとりのノイズフィルタ装置である。
請求項5に記載のノイズフィルタ装置では、仕切壁と筐
体が同電位であるため、ノイズが出力線あるいは入力線
を介して筐体の外部に漏洩するのを確実に防止すること
ができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を用いて説明する。図1は、本発明のノイズフィルタ
装置の1実施の形態の要部を示す図である。本実施の形
態のノイズフィルタ装置10は、例えば金属製の鋳物等
のシールド特性を有する筐体11を有している。筐体1
1内には、DC−DCコンバータやDC−ACインバー
タ等の電子機器20が収納されている。DC−DCコン
バータは、例えば車載バッテリの300Vの直流電力を
12Vの直流電力に変換する。DC−ACインバータ
は、例えば車載バッテリの12Vの直流電力を60H
z、100Vの交流電力に変換する。このようなDC−
DCコンバータやDC−ACインバータ等の電子機器2
0は、スイッチング素子が高速でオン、オフされるため
高周波のノイズが発生する。このノイズが筐体11の外
部に伝播すると、例えばラジオやテレビの受信電波が乱
れる等のノイズ障害が発生する。このため、前記したよ
うに筐体11はシールド特性を有する材料で形成され、
筐体11は金属製等のシールド特性を有する材料で形成
された蓋(図示していない)で覆われる。これにより、
電子機器20等は、筐体11の外部にノイズを放射しな
いようにシールドされる。なお、以下では、「筐体」と
いう記載は蓋も含めたものとして用いている。
【0006】また、電子機器20等で発生したノイズが
出力線を介して筐体11の外部に伝播するのを防止する
ために、出力線には出力線ノイズフィルタが設けられて
いる。すなわち、図1に示すように、筐体11内に収納
されている電子機器20等からの信号あるいは電力は、
出力線21、ノイズフィルタ22(出力線ノイズフィル
タ)及び出力線23を介して筐体11の外部に出力され
る。ノイズフィルタ22は、出力線21を伝播してきた
ノイズを除去し、出力線23を介してノイズが筐体11
の外部に漏洩するのを防止している。ノイズフィルタ2
2としては、コンデンサにより構成されるフィルタ、コ
イルにより構成されるフィルタ、コンデンサ及びコイル
により構成されるフィルタ等種々のフィルタを用いるこ
とができる。ノイズフィルタ22の遮断周波数は電子機
器20等により発生されるノイズの周波数等によって設
定される。出力線23は、筐体11に形成されている出
口部14の場所で筐体11の内部と外部を接続してい
る。出口部14は、外部から筐体11内に水や埃等が侵
入しないようにゴムや樹脂等で密封するのが好ましい。
【0007】さらに、筐体11には、出口部14を含む
シールドされた領域(シールド領域)15を筐体内に形
成する仕切壁12が設けられている。仕切壁12は、筐
体11と同じ材料で、筐体11と一体に形成するのが好
ましい。このシールド領域内に、前記したノイズフィル
タ22、出力線21及び23が配設されている。ノイズ
フィルタ22は、筐体11の内周面の出口部14に対応
する個所に近接した状態で配設するのが好ましい。出力
線21は、仕切壁12に形成されている切欠部13の場
所で筐体11の内部とシールド領域15の内部との間を
接続している。本実施の形態では、出力線21は導電性
の金属板で形成されている。切欠部13の形状、出力線
21の形状や配設位置等は、電子機器20等から発生し
たノイズが領域15内に侵入しないように、ノイズの周
波数等に応じて適宜設定される。このように、シールド
領域15内にノイズフィルタ22、出力線21及び23
を配設することにより、筐体11の内部に収納されてい
る電子機器20等で発生するノイズが空間伝播等によっ
てノイズフィルタ22と筐体11の出口部14との間の
出力線23に伝播するのを防止することができる。この
ノイズの空間伝播等による出力線23への伝播の防止効
果は、仕切壁12と筐体11を同電位とした場合が最も
高い。出力線21と出力線23はハンダ付け25等によ
って接続されている。
【0008】なお、本実施の形態では、筐体11の外部
から信号あるいは電力を筐体11の内部に入力する入力
線の配設方法としては図3に示した従来例と同様の配設
方法を用いている。すなわち、外部から信号あるいは電
力を筐体11内に収納されている電子機器20等に供給
する入力線は、筐体11に形成されている入口部の場所
で筐体11の外部と内部を接続している。そして、入力
線を介して伝播されてくるノイズを除去するノイズフィ
ルタ(入力線ノイズフィルタ)が入力線に設けられてい
る。これらの入力線及び入力線ノイズフィルタは、シー
ルド領域15以外の筐体11の内部に配設されている。
【0009】以上のように構成された本実施の形態のノ
イズフィルタ装置の動作を説明する。以下では、電子機
器20としてDC−ACインバータが用いられ、出力線
21、23及び入力線(図示していない)に電力が流れ
る場合について説明する。DC−ACインバータ70
は、入力線を介して例えば車載バッテリから12Vの直
流電力を入力する。そして、入力された直流電力を60
Hz、100Vの交流電力に変換し、出力線21、ノイ
ズフィルタ22及び出力線23を介して筐体11の外部
に出力する。この時、DC−ACインバータ70で発生
したノイズが出力線21を伝播されてきても、このノイ
ズはノイズフィルタ22で除去されるため、出力線23
を介して筐体11の外部に漏洩することはない。また、
ノイズフィルタ22と筐体11の出口部14との間の出
力線23及びノイズフィルタ22が仕切壁12で形成さ
れたシールド領域15内に配設されているため、電子機
器20等で発生したノイズが空間伝播等によって出力線
23に伝播することはない。以上のように、ノイズフィ
ルタ22と筐体11の出口部14との間の出力線23に
ノイズが伝播されるのを防止することができるため、筐
体11の内部から外部にノイズが漏洩するのを防止する
ことができる。
【0010】以上の実施の形態では、筐体の入口部と入
力線ノイズフィルタとの間の入力線はシールド領域15
内に配設しなかったが、勿論入力線を介してノイズが筐
体の外部に漏洩するのを確実に防止するために、筐体の
入口部と入力線ノイズフィルタとの間の入力線もシール
ド領域15内に配設することができる。この他の実施の
形態のノイズフィルタ装置の要部を図2に示す。第2の
実施の形態のノイズフィルタ装置30は、第1の実施の
形態と同様に、筐体31、仕切壁32を有している。仕
切壁32により形成されている領域(シールド領域)3
5内には、ノイズフィルタ42が配設されている。本実
施の形態では、筐体31に形成されている入口部及び出
口部がシールド領域35に含まれるように仕切壁32が
設けられている。筐体31の外部からの信号あるいは電
力は、入力線41、ノイズフィルタ42及び入力線43
を介して電子機器等に入力される。入力線41は、筐体
31に形成されている入口部の場所で筐体31の外部と
内部を接続している。また、筐体31内に収納されてい
る電子機器等からの信号あるいは電力は、出力線44、
ノイズフィルタ42及び出力線45を介して筐体31の
外部に出力される。出力線45は、筐体31に形成され
ている出口部の場所で筐体の内部と外部を接続してい
る。筐体31に形成されている入口部及び出口部の隙間
は密封するのが好ましい。ノイズフィルタ42は、入力
線41を介して伝播されてくるノイズを除去することに
より筐体11の内部にノイズが侵入するのを防止する入
力線ノイズフィルタと、出力線44を介して伝播されて
くるノイズを除去することにより出力線45を介して筐
体11の外部にノイズが漏洩するのを防止する出力線フ
ィルタとを備えている。
【0011】本実施の形態では、筐体の入口部とノイズ
フィルタ(入力線ノイズフィルタ)42との間の入力線
41、ノイズフィルタ42、ノイズフィルタ(出力線ノ
イズフィルタ)42と筐体31の出口部との間の出力線
45がシールド領域35内に配設されている。このた
め、筐体31内に収納されている電子機器等から発生す
るノイズが空間伝播等によって入力線41や出力線45
に伝播するのを防止することができる。これにより、筐
体31外部にノイズが漏洩するのを一層確実に防止する
ことができる。また、入力線ノイズフィルタと出力線ノ
イズフィルタを一体化してシールド領域35内に配設し
ているため、入力線41、ノイズフィルタ42、出力線
45等の配設作業が容易であり、構成も簡単となる。ノ
イズフィルタ42は、筐体31の内周面の出口部及び入
口部に対応する個所に近接した状態で配設するのが好ま
しい。この場合には、ノイズフィルタ42と筐体31の
出口部の間の出力線45あるいは筐体31の入口部とノ
イズフィルタ42との間の入力線41の長さが短くな
り、筐体31内の電子機器等から発生するノイズが出力
線45あるいは入力線41に伝搬されにくくなる。これ
により、出力線45あるいは入力線41を介してノイズ
が筐体31の外部に漏洩するのをより確実に防止するこ
とができる。また、仕切壁32により形成される領域3
5を小さくすることができるため、筐体31内の電子機
器等を収納可能な領域を大きくすることができる。
【0012】なお、入力線ノイズフィルタと出力線ノイ
ズフィルタを別体で設けることもできる。また、入力線
41及び入力線ノイズフィルタを配設するシールド領域
と、出力線ノイズフィルタ及び出力線45を配設するシ
ールド領域を別々に設けることもできる。
【0013】以上の実施の形態では、出力線ノイズフィ
ルタ及び出力線ノイズフィルタと筐体の出口部との間の
出力線、あるいは筐体の入口部と入力線ノイズフィルタ
との間の入力線及び入力線ノイズフィルタを筐体内に形
成したシールド領域内に配設したが、本発明のノイズフ
ィルタ装置は、少なくとも出力線ノイズフィルタと筐体
の出口部との間の出力線あるいは筐体の入口部と入力線
ノイズフィルタとの間の入力線を筐体内に形成したシー
ルド領域内に配設すればよい。また、仕切壁は、筐体と
異なる材料で形成してもよい。さらに、仕切壁と筐体は
同電位でなくてもよい。また、筐体に出口部及び入口部
を設けたが、例えば、筐体内にDC−ACインバータ及
び直流電源を収納し、交流電源を出力線を介して筐体の
外部に出力する場合等には、筐体には出口部のみが形成
される。この場合には、出力線を介したノイズの漏洩の
みを考慮すればよい。あるいは、筐体に入口部のみが形
成されている場合には、入力線を介してノイズの漏洩の
みを考慮すればよい。また、車両に搭載するDC−DC
コンバータやDC−ACインバータ等の電子機器で発生
するノイズが筐体外部に漏洩するのを防止する場合につ
いて説明したが、本発明のノイズフィルタ装置は車両に
搭載する電子機器に限定されず、ノイズを発生する種々
の電子機器を筐体内に収納する場合に適用することがで
きる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
ノイズフィルタ装置を用いれば、筐体内の電子機器等で
発生したノイズが空間伝搬等によってノイズフィルタと
筐体の出口部との間の出力線に伝搬するのを防止するこ
とができ、出力線を介して筐体の外部にノイズが漏洩す
るのを防止することができる。また、請求項2に記載の
ノイズフィルタ装置を用いれば、簡単な構成でノイズフ
ィルタと筐体の出口部との間の出力線を仕切壁により形
成された領域内に配設することができる。また、請求項
3に記載のノイズフィルタ装置を用いれば、簡単な構成
で、ノイズが入出力線を介して筐体の外部に漏洩するの
を防止することができる。また、請求項4に記載のノイ
ズフィルタ装置を用いれば、筐体内の電子機器等で発生
したノイズが空間伝搬等によって筐体の入口部とノイズ
フィルタとの間の入力線に伝搬するのを防止することが
でき、入力線を介して筐体の外部にノイズが漏洩するの
を防止することができる。また、請求項5に記載のノイ
ズフィルタ装置を用いれば、ノイズが出力線あるいは入
力線を介して筐体の外部に漏洩するのを確実に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のノイズフィルタ装置の一実施の形態の
要部を示す図である。
【図2】本発明のノイズフィルタ装置の他の実施の形態
の要部を示す図である。
【図3】従来例のノイズフィルタ装置の要部を示す図で
ある。
【符号の説明】
10、30、50 ノイズフィルタ装置 11、31、51 筐体 12、32 仕切壁 14 出口部 15、35 領域 20 電子機器 21、23、44、45、64、65 出力線 22、42、62 ノイズフィルタ 41、43、61、63 入力線 70 電源装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体と、前記筐体に形成された出口部を
    介して配設され、前記筐体の内部と外部を接続する出力
    線と、前記筐体内に設けられ、前記出力線を伝搬するノ
    イズを除去するノイズフィルタとを備え、前記筐体内に
    は前記筐体の出口部を含む領域を形成する仕切壁が設け
    られており、少なくとも前記ノイズフィルタと前記筐体
    の出口部との間の出力線を前記領域内に配設したノイズ
    フィルタ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のノイズフィルタ装置で
    あって、前記ノイズフィルタと前記筐体の出口部との間
    の出力線及び前記ノイズフィルタを前記領域内に配設し
    たノイズフィルタ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のノイズフィル
    タ装置であって、前記筐体の入口部に設けられ、前記筐
    体の外部と内部を接続する入力線を備え、前記ノイズフ
    ィルタは前記入力線を伝搬するノイズを除去し、少なく
    とも前記筐体の入口部と前記ノイズフィルタとの間の入
    力線を前記領域内に配設したノイズフィルタ装置。
  4. 【請求項4】 筐体と、前記筐体に形成された入口部を
    介して配設され、前記筐体の外部と内部を接続する入力
    線と、前記筐体内に設けられ、前記入力線を伝搬するノ
    イズを除去するノイズフィルタとを備え、前記筐体内に
    は前記筐体の入口部を含む領域を形成する仕切壁が設け
    られており、少なくとも前記筐体の入口部と前記ノイズ
    フィルタとの間の入力線を前記領域内に配設したノイズ
    フィルタ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のノイズ
    フィルタ装置であって、前記仕切壁と前記筐体を同電位
    としたノイズフィルタ装置。
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