JP2001044387A - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法

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JP2001044387A
JP2001044387A JP11213073A JP21307399A JP2001044387A JP 2001044387 A JP2001044387 A JP 2001044387A JP 11213073 A JP11213073 A JP 11213073A JP 21307399 A JP21307399 A JP 21307399A JP 2001044387 A JP2001044387 A JP 2001044387A
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Yasuhiro Sugawara
安浩 菅原
Shinpei Iijima
晋平 飯島
Yuzuru Oji
譲 大路
Naoki Yamamoto
直樹 山本
Naoki Fukuda
直樹 福田
Tomoko Jinbo
智子 神保
Yukino Ishii
雪乃 石井
Yoshikazu Tanabe
義和 田辺
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属で構成された容量素子の下部電極の上部
に堆積した結晶性金属酸化物からなる高誘電体膜を改質
・結晶化するためのアニールを行う際、下地の金属下部
電極が酸化されるのを防止する。 【解決手段】 W膜26によって構成された容量素子の
下部電極の上部に酸化タンタル膜28によって構成され
た容量絶縁膜を堆積した後、水素+亜酸化窒素混合ガス
雰囲気中でアニールを行うことにより、W膜26の酸化
を抑制しつつ、酸化タンタル膜28を改質・結晶化す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置の製造技術に関し、特に、容量素子の容量絶縁膜を酸
化タンタル(Ta2 5)で構成したDRAM(Dynamic R
andom Access Memory)を有する半導体集積回路装置の製
造に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の大容量DRAM(Dynamic Random
Access Memory)は、メモリセルの微細化に伴う容量素子
の蓄積電荷量の減少を補うために、メモリセル選択用M
ISFETの上部に容量素子を配置するスタックド・キ
ャパシタ(stacked capacitor)構造を採用している(例
えば特開平7−7084号公報)。また、容量素子の下
部電極(蓄積電極)の表面積を大きくしたり、容量絶縁
膜を誘電率の高い材料で構成したりすることも行われて
いる。
【0003】高誘電体材料の一種である酸化タンタル
は、誘電率が20〜25と高く、かつステップカバレー
ジ(段差被覆性)に優れたCVD法による成膜が可能で
あることから、DRAMの容量素子への適用が積極的に
進められている。例えば「電子情報通信学会誌、SDM
88-44(1988.7.22) pp25-30」には、容量絶縁膜を酸化タ
ンタルで構成し、下部電極および上部電極をW(タング
ステン)で構成した容量素子が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記酸化タンタルのよ
うな結晶性金属酸化物からなる高誘電体膜は、成膜直後
の膜中に電流のリークパスとなる欠陥(主として結晶中
や結晶粒界に存在する酸素欠損)を多く含んでいる。そ
のため、容量絶縁膜としての使用に耐える絶縁特性を持
った酸化タンタル膜を得るためには、750℃〜800
℃程度の酸素雰囲気中で熱処理(アニール)を行い、膜
の酸素欠損箇所に酸素を導入して膜を改質・結晶化する
処理が不可欠である。
【0005】しかし、Wのような金属で構成された下部
電極の上部に酸化タンタル膜を堆積して上記アニールを
行うと、金属電極が酸化されてしまう。そのため、金属
電極を酸化することなく、酸化タンタル膜を改質・結晶
化する方法を開発することが課題となっている。
【0006】本発明の目的は、結晶性金属酸化物からな
る高誘電体膜と金属からなる下部電極とを有する容量素
子を形成する際、結晶性金属酸化物からなる高誘電体膜
のアニール時に下地の金属下部電極が酸化されるのを防
止する技術を提供することにある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0009】本発明による半導体集積回路装置の製造方
法は、以下の工程を含んでいる; (a)半導体基板の主面上に容量素子の下部電極を構成
する金属膜を形成する工程、(b)前記金属膜の上部に
前記容量素子の容量絶縁膜を構成する高誘電体膜を形成
する工程、(c)水素と亜酸化窒素との混合ガス雰囲気
中でアニールを行うことにより、前記高誘電体膜を改質
・結晶化する工程。
【0010】上記混合ガスに含まれる水素は、金属に対
して還元作用があるために金属膜を酸化させることがな
い。また、亜酸化窒素(N2 O)は酸化力が強く、高誘
電体膜を十分に改質・結晶化することができる。従っ
て、水素と亜酸化窒素との混合ガス雰囲気中で上記アニ
ールを行うことにより、下部電極材料である金属膜の酸
化を抑制しつつ、高誘電体膜を改質・結晶化することが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一機能を有するものは同一の符
号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0012】(実施の形態1)本発明の実施形態である
DRAMの製造方法を図1〜図9を用いて工程順に説明
する。
【0013】まず、図1に示すように、例えばp型の単
結晶シリコンからなる半導体基板(以下、単に基板とい
う)1の主面に素子分離溝2を形成した後、基板1にp
型不純物(ホウ素(B))をイオン注入してp型ウエル
3を形成する。素子分離溝2を形成するには、例えば基
板1の素子分離領域をエッチングして溝を形成した後、
溝の内部および基板1上にCVD(Chemical Vapor Dep
osition )法で酸化シリコン膜5を堆積し、続いて溝の
外部の酸化シリコン膜5を化学機械研磨(Chemical Mech
anical Polishing; CMP) 法で除去する。
【0014】次に、基板1をスチーム酸化してp型ウエ
ル3の表面にゲート酸化膜6を形成した後、ゲート酸化
膜6上にゲート電極7(ワード線WL)を形成する。ゲ
ート電極7(ワード線WL)を形成するには、例えば基
板1上にリン(P)などのn型不純物をドープした多結
晶シリコン膜をCVD法で堆積し、続いてその上部にス
パッタリング法で窒化タングステン(WN)膜およびタ
ングステン(W)膜を堆積し、さらにその上部にCVD
法で窒化シリコン膜8を堆積した後、フォトレジスト膜
をマスクにしたドライエッチングでこれらの膜をパター
ニングする。
【0015】次に、図2に示すように、ゲート電極7の
両側のp型ウエル3にリン(P)などのn型不純物をイ
オン注入してn- 型半導体領域9を形成し、続いてゲー
ト電極7(ワード線WL)の上部にCVD法で窒化シリ
コン膜10および酸化シリコン膜11を堆積した後、酸
化シリコン膜11の表面を化学機械研磨法で平坦化す
る。
【0016】次に、図3に示すように、フォトレジスト
膜(図示せず)をマスクにして酸化シリコン膜11およ
び窒化シリコン膜10をドライエッチングし、n- 型半
導体領域9の上部にコンタクトホール12、13を形成
した後、コンタクトホール12、13を通じてp型ウエ
ル3にリンまたはヒ素(As)などのn型不純物をイオ
ン打ち込みすることによって、n+ 型半導体領域14
(ソース、ドレイン)を形成する。ここまでの工程で、
ゲート酸化膜6、ゲート電極7およびn+ 型半導体領域
14(ソース、ドレイン)を有するnチャネル型のメモ
リセル選択用MISFETQsが形成される。
【0017】次に、コンタクトホール12、13の内部
にプラグ15を形成する。プラグ15を形成するには、
例えばコンタクトホール12、13の内部および酸化シ
リコン膜11の上部にリンなどのn型不純物をドープし
た低抵抗多結晶シリコン膜をCVD法で堆積した後、酸
化シリコン膜11の上部の多結晶シリコン膜をドライエ
ッチング(または化学機械研磨法)で除去する。
【0018】次に、図4に示すように、酸化シリコン膜
11の上部にCVD法で酸化シリコン膜16を堆積し、
続いてフォトレジスト膜(図示せず)をマスクにしたド
ライエッチングでコンタクトホール12の上部の酸化シ
リコン膜16にスルーホール17を形成した後、スルー
ホール17の内部にプラグ18を形成し、さらにプラグ
18の上部にビット線BLを形成する。
【0019】上記プラグ18を形成するには、例えばス
ルーホール17の内部および酸化シリコン膜16の上部
にスパッタリング法で窒化チタン膜およびタングステン
膜を堆積した後、酸化シリコン膜16の上部の窒化チタ
ン膜およびタングステン膜を化学機械研磨法で除去す
る。また、ビット線BLを形成するには、例えば酸化シ
リコン膜16の上部にスパッタリング法でタングステン
膜を堆積した後、フォトレジスト膜(図示せず)をマス
クにしたドライエッチングでタングステン膜をパターニ
ングする。ビット線BLは、スルーホール17内のプラ
グ18およびコンタクトホール12内のプラグ15を介
してメモリセル選択用MISFETQsのソース、ドレ
インの一方(n+ 型半導体領域14)と電気的に接続さ
れる。
【0020】次に、酸化シリコン膜16の上部にCVD
法で酸化シリコン膜19を堆積し、続いてフォトレジス
ト膜(図示せず)をマスクにしたドライエッチングでコ
ンタクトホール13の上部の酸化シリコン膜19、16
にスルーホール21を形成した後、スルーホール21の
内部にプラグ22を形成する。プラグ22を形成するに
は、例えばスルーホール21の内部および酸化シリコン
膜19の上部にリンなどのn型不純物をドープした低抵
抗多結晶シリコン膜をCVD法で堆積した後、酸化シリ
コン膜19の上部の多結晶シリコン膜をドライエッチン
グ(または化学機械研磨法)で除去する。
【0021】次に、図5に示すように、酸化シリコン膜
19の上部にCVD法で窒化シリコン膜23を堆積し、
続いて窒化シリコン膜23の上部にCVD法で酸化シリ
コン膜24を堆積した後、フォトレジスト膜(図示せ
ず)をマスクにして酸化シリコン膜24および窒化シリ
コン膜23をドライエッチングすることにより、スルー
ホール21の上部に溝25を形成する。後述する情報蓄
積用容量素子の下部電極は、この溝25の内壁に沿って
形成されるので、下部電極の表面積を大きくして蓄積電
荷量を増やすためには、酸化シリコン膜24を厚い膜厚
(例えば1μm 以上)で堆積する必要がある。
【0022】次に、図6に示すように、溝25の内部お
よび酸化シリコン膜24の上部にCVD法でW膜26を
堆積した後、酸化シリコン膜24の上部のW膜26をド
ライエッチングで除去する。このとき、例えばスピンオ
ングラス膜30のように、酸化シリコン膜24とはエッ
チング速度が異なる絶縁膜を溝25の内部に埋め込んで
おき、溝25の内部のW膜26が除去されないようにす
る。
【0023】次に、溝25の内部のスピンオングラス膜
30をエッチングで除去した後、図7に示すように、溝
25の内部のW膜26の表面および溝25の外部の酸化
シリコン膜24の表面にCVD法で酸化タンタル(Ta
2 5 )膜28を堆積する。
【0024】次に、上記酸化タンタル膜28を改質・結
晶化するためのアニールを行う。図8は、酸化タンタル
膜28の改質・結晶化を行う際に使用される枚葉式アニ
ール装置の構成を示す概略図である。このアニール装置
100は、メタルまたは石英で構成されたチャンバ10
1を備えており、チャンバ101の上部にはウエハ(基
板)1の加熱源である複数個のランプ102が配置され
ている。これらのランプ102は、例えばシリコンに対
する吸収率が高い波長1μm 程度の光を放射するW(タ
ングステン)ハロゲンランプからなる。
【0025】上記チャンバ101の壁面には、チャンバ
101内に水素+亜酸化窒素混合ガスを導入するための
ガス導入管103およびチャンバ101内に導入された
上記ガスを排出するための排気管104が接続されてい
る。また、チャンバ101内の中央部にはウエハ1を保
持するサセプタ105が設けられており、ウエハ1は、
その主面(デバイス面)を上に向けた状態でサセプタ1
05の上面に水平に保持される。サセプタ105の下方
には、ウエハ1の温度を多点で測定するパイロメータ1
06が設置されている。
【0026】上記アニール装置100を使って酸化タン
タル膜28をアニールするには、チャンバ101の内部
に水素+亜酸化窒素混合ガスを導入しながらウエハ1を
サセプタ105の上にロードし、チャンバ101内のガ
ス交換を十分に行った後、ランプ102を点灯してウエ
ハ1を700℃〜800℃に加熱する。
【0027】上記混合ガスに含まれる水素は、下部電極
材料であるW膜26に対して還元作用があるためにW膜
26を酸化させることがない。また、亜酸化窒素は酸化
力が強いので、酸化タンタル膜28中の酸素欠損箇所に
酸素を供給して膜を改質・結晶化することができる。従
って、上記水素+亜酸化窒素混合ガス中でアニールを行
うことにより、W膜26の酸化を抑制しつつ、誘電率が
20〜25と高く、かつ欠陥の少ない高品質な酸化タン
タル膜28を得ることができる。
【0028】次に、図9に示すように、酸化タンタル膜
28の上部にCVD法とスパッタリング法とを併用して
窒化チタン(TiN)膜29を堆積することにより、多
結晶シリコン膜26からなる下部電極、酸化タンタル膜
28からなる容量絶縁膜および窒化チタン膜29からな
る上部電極によって構成される情報蓄積用容量素子Cを
形成する。情報蓄積用容量素子Cの下部電極(W膜2
6)は、スルーホール21内のプラグ22およびコンタ
クトホール13内のプラグ15を介してメモリセル選択
用MISFETQsのソース、ドレインの他方(n+
半導体領域14)と電気的に接続される。ここまでの工
程により、メモリセル選択用MISFETQsと、これ
に直列に接続された情報蓄積用容量素子Cとによって構
成されるDRAMのメモリセルが完成する。
【0029】その後、情報蓄積用容量素子Cの上部に2
層程度のアルミニウム(Al)配線を形成し、さらにそ
の上部に酸化シリコン膜と窒化シリコン膜との積層膜な
どによって構成されるパッシベーション膜を形成する
が、その図示および説明は省略する。
【0030】本実施形態によれば、情報蓄積用容量素子
Cの下部電極を低抵抗の金属(W)で構成することによ
り、下部電極を多結晶シリコンで構成した場合に比べて
蓄積電荷量を大きくすることができる。特に、Wは、配
線材料やプラグ材料として半導体製造プロセスで広く使
用されている材料であることから、従来のDRAMプロ
セスとの整合性が高い。
【0031】本実施形態によれば、情報蓄積用容量素子
Cの容量絶縁膜を高誘電体材料(酸化タンタル)で構成
することにより、蓄積電荷量を大きくすることができ
る。
【0032】本実施形態によれば、下部電極を構成する
W膜26を酸化することなく、酸化タンタル膜28の改
質・結晶化処理を行うことができるので、情報蓄積用容
量素子Cの容量損失を低減することができ、DRAMの
リフレッシュ・マージンの拡大、低電圧・低電力化を推
進することができる。
【0033】(実施の形態2)酸化タンタル膜28の改
質・結晶化は、酸化力が強い水分+酸素混合ガスを使っ
て行うこともできる。このとき、下部電極材料であるW
膜26の酸化を防ぐには、W膜26に対して還元作用が
ある水素を上記混合ガスに添加すればよい。
【0034】しかし、酸素を含む混合ガスに水素を添加
して高温アニールを行うと、酸素と水素との反応によっ
て爆発を引き起こす危険がある。また、この爆発を防ぐ
ために、上記混合ガスの酸素濃度を爆発限界値以下に設
定してアニールを行った場合は、酸化タンタル膜28中
から酸素が離脱してしまうために、リーク電流の少ない
高品質の酸化タンタル膜が得られない。
【0035】そこで本実施形態では、まず前記実施形態
1と同様の方法でW膜26の上部に酸化タンタル膜28
を堆積した後、オゾン雰囲気中または酸素プラズマ雰囲
気中で第1のアニールを行うことによって、酸化タンタ
ル膜28中に過剰の酸素を供給する。この改質処理は、
400℃程度の比較的低温で行い、下地のW膜26が酸
化されないようにする。
【0036】次に、700℃〜800℃程度の水素、酸
素および水分を含む混合ガス雰囲気中で第2のアニール
を行うことによって、酸化タンタル膜28を結晶化す
る。この混合ガス中には、金属に対して還元作用がある
水素が含まれているため、下地のW膜26が酸化される
ことはない。また、この混合ガスは、水素と酸素との反
応による爆発を防ぐために、その酸素濃度を酸素と水素
との反応による爆発限界値以下に設定するが、酸化タン
タル膜28中には、あらかじめ第1のアニールによって
十分な酸素が供給されているため、リーク電流の少ない
高品質の酸化タンタル膜28を得ることができる。
【0037】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0038】前記実施形態では、容量素子の容量絶縁膜
を酸化タンタルで構成した場合について説明したが、酸
化性雰囲気中で改質・結晶化処理を行う必要がある他の
結晶性金属酸化物からなる高誘電体膜、例えばBST
((Ba,Sr)TiO3 )(チタン酸バリウムストロ
ンチウム)などを使用する場合にも適用することができ
る。また、容量素子の上部電極は、窒化チタン以外の金
属膜、例えばW膜で構成してもよい。
【0039】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0040】本発明によれば、結晶性金属酸化物からな
る高誘電体膜をアニールする際に下地の金属電極が酸化
されるのを防止することができるので、結晶性金属酸化
物からなる高誘電体膜と金属電極とで構成された容量素
子を有する半導体集積回路装置の信頼性および製造歩留
まりを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図8】酸化タンタル膜の改質・結晶化に使用する枚葉
式アニール装置の構成を示す概略図である。
【図9】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板(ウエハ) 2 素子分離溝 3 p型ウエル 5 酸化シリコン膜 6 ゲート酸化膜 7 ゲート電極 8 窒化シリコン膜 9 n- 型半導体領域 10 窒化シリコン膜 11 酸化シリコン膜 12、13 コンタクトホール 14 n+ 型半導体領域 15 プラグ 16 酸化シリコン膜 17 スルーホール 18 プラグ 19 酸化シリコン膜 20 p- 型半導体領域 21 スルーホール 22 プラグ 23 窒化シリコン膜 24 酸化シリコン膜 25 溝 26 W膜 28 酸化タンタル膜 29 窒化チタン膜 30 スピンオングラス膜 100 アニール装置 101 チャンバ 102 ランプ 103 ガス導入管 104 排気管 105 サセプタ BL ビット線 C 情報蓄積用容量素子 Qs メモリセル選択用MISFET WL ワード線
フロントページの続き (72)発明者 大路 譲 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 山本 直樹 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 福田 直樹 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 神保 智子 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 石井 雪乃 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 田辺 義和 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 Fターム(参考) 5F083 AD31 AD48 AD49 GA06 JA06 JA36 JA39 JA40 MA03 MA17 MA20 PR23 PR33 PR40

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の工程を含む半導体集積回路装置の
    製造方法; (a)半導体基板の主面上に容量素子の下部電極を構成
    する金属膜を形成する工程、(b)前記金属膜の上部に
    前記容量素子の容量絶縁膜を構成する高誘電体膜を形成
    する工程、(c)水素と亜酸化窒素との混合ガス雰囲気
    中でアニールを行うことにより、前記高誘電体膜を改質
    ・結晶化する工程。
  2. 【請求項2】 以下の工程を含む半導体集積回路装置の
    製造方法; (a)半導体基板の主面上に容量素子の下部電極を構成
    する金属膜を形成する工程、(b)前記金属膜の上部に
    前記容量素子の容量絶縁膜を構成する高誘電体膜を形成
    する工程、(c)オゾンまたは酸素プラズマを含む雰囲
    気中で第1のアニールを行うことにより、前記高誘電体
    膜を改質する工程、(d)水素、酸素および水分を含む
    混合ガス雰囲気中で第2のアニールを行うことにより、
    前記高誘電体膜を結晶化する工程。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体集積回路
    装置の製造方法において、前記金属膜は、W膜であるこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の半導体集積
    回路装置の製造方法において、前記高誘電体膜は、酸化
    タンタル膜であることを特徴とする半導体集積回路装置
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項に記載の半
    導体集積回路装置の製造方法において、前記高誘電体膜
    の上部に前記容量素子の上部電極を構成する導電膜を形
    成する工程をさらに含むことを特徴とする半導体集積回
    路装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記水素、酸素および水分を含む混合
    ガスの酸素濃度は、酸素と水素との反応による爆発限界
    値以下であることを特徴とする半導体集積回路装置の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一項に記載の半
    導体集積回路装置の製造方法において、前記容量素子
    は、DRAMのメモリセルの一部を構成する容量素子で
    あることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
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