JP2001043982A - 照明制御システム - Google Patents

照明制御システム

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JP2001043982A JP21749599A JP21749599A JP2001043982A JP 2001043982 A JP2001043982 A JP 2001043982A JP 21749599 A JP21749599 A JP 21749599A JP 21749599 A JP21749599 A JP 21749599A JP 2001043982 A JP2001043982 A JP 2001043982A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない情報通信量と簡易な機器構成で位置関
係に応じた調光が可能となるとともに、少ない設定工数
で多彩な照明環境を実現することが可能となる優れた照
明制御システムを提供する。 【解決手段】 センサなどの入力部2−1と、自己のア
ドレスと受信信号に含まれるアドレスとの比較演算処理
等を行うCPU2−2と、運用モードとアドレス設定モ
ードとの切換えを行うメンテナンススイッチ2−3と、
前記CPUからの信号に応じて照明器具の点消灯及び、
照度を制御する照明制御部と、アドレス等を記憶する記
憶部2−5と、他照明制御装置と通信を行う通信部2−
6と、から構成される照明制御装置と、それらの間を接
続する伝送路10及び複数の照明器具とで構成される照
明制御システムであって、照明制御装置は、入力を受け
た照明制御装置のアドレスと自らのアドレスを比較した
結果を予め設定された調光規則に適用して自らに接続さ
れた照明器具の照度を決定することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明制御システム
において、特にセンサ等の入力部を持つ照明制御装置に
より負荷を点灯・消灯させる照明制御システム関する。
【0002】
【従来の技術】従来より快適な照明環境創出のために、
各照明制御装置にアドレスを持たせ、スイッチと各照明
制御装置の動作パターンとの対応関係を調光パターンと
して設定するという方法が採られてきた。またその調光
パターンの設定に際しては、設定者が運用時の調光パタ
ーンを想定し、そのパターンに対応する照明制御装置を
アドレスによって指定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した照
明制御装置の持つアドレスには位置情報が含まれておら
ず、パターンの設定においてはアドレスによる指定しか
行えなかったため、位置関係を用いた単純な調光パター
ンにおいても、設定のための作業工数が必要となり、更
に、調光パターンとして、アドレスとは別途にデータを
記憶しておく必要があった。また、この調光パターンデ
ータは各パターン毎に必要である為に、データ量が大き
くなると同時に、パターンの設定漏れの恐れもあった。
【0004】本発明は、上記問題を鑑み成されたもので
あり、その目的とするところは、少ない情報通信量と簡
易な機器構成で位置関係に応じた調光が可能となるとと
もに、少ない設定工数で多彩な照明環境を実現すること
が可能となる優れた照明制御システムを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にあ
っては、センサなどの入力部と、自己のアドレスと受信
信号に含まれるアドレスとの比較演算処理等を行うCP
Uと、アドレスの比較結果に応じた処理内容を変更する
メンテナンススイッチと、前記CPUからの信号に応じ
て照明器具の点消灯及び、照度を制御する照明制御部
と、アドレス等を記憶する記憶部と、他照明制御装置と
通信を行う通信部と、から構成される照明制御装置と、
それらの間を接続する伝送路及び複数の照明器具とで構
成される照明制御システムであって、照明制御装置は、
入力を受けた照明制御装置のアドレスと自らのアドレス
を比較した結果を予め設定された調光規則に適用して自
らに接続された照明器具の照度を決定することを特徴と
するものである。
【0006】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の発明において、前記照明制御装置は、調光規則を
変化させることで、多様な照明環境を実現することを可
能とする動作モード切り換え手段を有することを特徴と
するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明に係わる照明制御シス
テムの一実施の形態について、図1乃至図12を用い
て、詳細に説明する。
【0008】本実施の形態におけるシステムの構成を以
下に示す。図1は、照明制御装置2〜5と制御対象であ
る照明器具6〜9が独立している場合であるが、図2に
示すように照明制御装置2〜5と照明器具6〜9が一体
となった器具を用いて構成してもよい。さらに、図3の
ように、情報管理装置1を持たず、各照明制御装置間で
協調して調光を行うシステムとして構成してもよい。
【0009】図4に示すように、照明制御装置2は、セ
ンサなどの入力部2−1と、後述する各処理を行うCP
U2−2と、アドレスの比較結果に応じた処理内容を変
更するメンテナンススイッチ2−3と、CPU2−2か
らの信号に応じて照明器具の点灯・消灯及び、照度を制
御する照明制御部2−4と、後述するアドレス等を記憶
する記憶部2−5と、他照明制御装置と通信を行う通信
部2−6とから構成される。
【0010】CPU2−2は以下(1)〜(5)に示す
各処理を行う (1)自己のアドレスと受信信号に含まれるアドレスと
の比較演算処理 (2)他の照明制御装置とのデータ通信処理 (3)照明制御部を通じた照明の制御処理 (4)調光テーブルの編集処理 (5)メンテナンススイッチからの入力に応じた調光規
則の変更処理 記憶部2−5は、各種情報やプログラムを記憶する。こ
こで、記憶される内容としては、以下(6)〜(8)の
ようなものがある。 (6)自己のアドレス (7)各照明制御装置のアドレスと、それとの比較結果
に基づく照度を一組のデータとして保持する調光テーブ
ル (8)入力部やメンテナンススイッチからの入力や伝送
路からの信号、現在のシステムの状態によって動作が決
定されるプログラム 照明制御装置の入力部に人体を検知するセンサを用いた
場合の運用例を以下ステップ1〜ステップ2の順で説明
する。
【0011】ステップ1:センサ反応時の動作について
以下1-1)〜1-2)の順で、図5、図6を用いて説明
する。ここで、照明制御装置1,2,3,4,5の個々
の自己アドレスは1−1,1−2,1−3,1−4,1
−5である。 1-1)図5に示すように、照明制御装置がセンサによ
って歩行者を検知すると、当該照明制御装置はアドレス
差が0の場合の調光規則に従って、自らが制御する照明
器具を調光(図においては、100%点灯)すると同時
に、伝送路10を通じて他の照明制御装置に自らのアド
レスを含む検知信号を送信する。次に、自らのアドレス
と接続された照明器具の照度とをセットとして、記憶装
置中の調光テーブルに記憶する。 1-2)図6に示すように検知信号を受信した照明制御
装置は、信号中のアドレスと自らのアドレスを比較し、
その差に応じた照度を計算する。または、アドレス差と
照度の対応表{例えば、アドレス差1(70%点灯)ア
ドレス差2(30%点灯)アドレス差>3(0%点
灯)}として記憶部2−5に記憶しておき、そこから導
出してもよい。そして、計算によって得られた照度と、
その根拠となった検知信号中に含まれていたアドレスを
記憶部2−5の調光テーブルに記憶する。更に、テーブ
ル中に記憶されている照度のうち、最も照度の高い値に
自らの照明を設定する。
【0012】図9及び図10には、複数の歩行者がいる
場合の動作を示したものである。 ステップ2:センサ反応なしに戻った時の動作ついて以
下2-1)〜2-2)の順で、図7、図8を用いて説明す
る。 2-1)図7に示すように、歩行者がセンサ反応範囲か
ら外れるなどして、センサから反応がなくなったら、当
該照明制御装置は伝送路10を通じて自らのアドレスを
含む検知終了信号を送信する。そして調光テーブルか
ら、自らのアドレスを含むデータを削除する。更に、調
光テーブル中に他のデータが残っていれば、その中で最
も照度の高い値に自らの照明を設定する。もし調光テー
ブル中にデータが残っていなければ、消灯するか、予め
設定された照度に自らの照明を設定する。 2-2)伝送路から検知終了信号を受信した照明制御装
置は、調光テーブルから、検知終了信号中に含まれるア
ドレスを含むデータを削除する。そして調光テーブル中
に他のデータが残っていれば、その中で最も照度の高い
値に自らの照明を設定する。もし調光テーブル中にデー
タが残っていなければ、図8に示すように消灯するか、
予め設定された照度に自らの照明を設定する。
【0013】次に、入力部として人体を検知するセン
サ、メンテナンススイッチとして照度センサを用いた場
合の、調光規則の変更例を以下パターン1)及びパター
ン2)で説明する。なお、この例では、全ての照明制御
装置に照度センサが用いられている場合を示すが、何れ
かの照明制御装置がセンサを持ち、調光規則変更通知を
他の照明制御装置に通知してもよい。 パターン1)夜間の場合 図11に示すように周辺が暗く、夜間と判定される照度
であった場合には、当該照明制御装置は、安全な歩行に
十分なだけの照度を提供するよう予め設定されたモード
{例えば、アドレス差=0(100%点灯)アドレス差
=1(70%点灯)アドレス差=2(30%点灯)アド
レス差>3(0%点灯)}に調光規則を変化させる。 パターン2)昼間の場合 図12に示すように昼間と判定される照度であった場合
には、太陽光を考えて最低限の照度の提供に留めるよう
予め設定されたモード{例えば、アドレス差=0(80
%点灯)アドレス差>1(0%点灯)}に調光規則を変
化させる。
【0014】これにより、伝送路によって接続された照
明制御装置全てが、アドレス値に応じて動作を決定する
ため、逐一パターンを設定する必要がない。更に、比較
結果に応じていかなる調光を行うかのパターンを複数用
意し、メンテナンススイッチによっていずれのパターン
を用いるかを設定することで、多様な照明環境の実現が
比較的容易に行える。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、相対的位置関係としての情報をアドレスに
持たせてあることから、少ない情報通信量と簡易な機器
構成で位置関係に応じた調光が可能となると言う効果を
奏する。
【0016】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加え更に、少ない設定工数で多彩な照
明環境を実現することが可能となると言う効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる照明制御システムの一実施の形
態のシステム図である。
【図2】上記照明制御システムの一実施の形態のシステ
ム図である。
【図3】上記照明制御システムの一実施の形態のシステ
ム図である。
【図4】上記照明制御システムの照明制御装置の構成図
である。
【図5】上記照明制御システムの歩行者を検知した時の
動作を説明する図である。
【図6】上記照明制御システムの歩行者を検知した時の
動作を説明する図である。
【図7】上記照明制御システムの歩行者を見失った時の
動作を説明する図である。
【図8】上記照明制御システムの歩行者を見失った時の
動作を説明する図である。
【図9】上記照明制御システムの複数の歩行者を検知し
た時の動作を説明する図である。
【図10】上記照明制御システムの複数の歩行者を検知
した時の動作を説明する図である。
【図11】上記照明制御システムの周囲の明るさによる
動作パターンの変更を説明する図である。
【図12】上記照明制御システムの周囲の明るさによる
動作パターンの変更を説明する図である。
【符号の説明】
1〜5 明制御装置 2−1 入力部 2−3 メンテナンススイッチ 2−4 照明制御部 2−5 記憶部 2−6 通信部 6〜9 照明器具 10 伝送路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサなどの入力部と、自己のアドレス
    と受信信号に含まれるアドレスとの比較演算処理等を行
    うCPUと、アドレスの比較結果に応じた処理内容を変
    更するメンテナンススイッチと、前記CPUからの信号
    に応じて照明器具の点消灯及び、照度を制御する照明制
    御部と、アドレス等を記憶する記憶部と、他照明制御装
    置と通信を行う通信部と、から構成される照明制御装置
    と、それらの間を接続する伝送路及び複数の照明器具と
    で構成される照明制御システムであって、照明制御装置
    は、入力を受けた照明制御装置のアドレスと自らのアド
    レスを比較した結果を予め設定された調光規則に適用し
    て自らに接続された照明器具の照度を決定することを特
    徴とする照明制御システム。
  2. 【請求項2】 前記照明制御装置は、調光規則を変化さ
    せることで、多様な照明環境を実現することを可能とす
    る動作モード切り換え手段を有することを特徴とする請
    求項1記載の照明制御システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004049767A1 (en) * 2002-11-22 2004-06-10 Koninklijke Philips Electronics N.V. System for and method of controlling a light source and lighting arrangement
WO2008025214A1 (fr) * 2006-08-28 2008-03-06 Chia-Yi Hsu Contrôleur de lampe muni d'une fonction unique d'accès à la lampe

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