JP2001043723A - 照明器具 - Google Patents

照明器具

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JP2001043723A
JP2001043723A JP11213991A JP21399199A JP2001043723A JP 2001043723 A JP2001043723 A JP 2001043723A JP 11213991 A JP11213991 A JP 11213991A JP 21399199 A JP21399199 A JP 21399199A JP 2001043723 A JP2001043723 A JP 2001043723A
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lamp
lamp body
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pair
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JP11213991A
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Inventor
Yoshifumi Fujimoto
佳史 藤本
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Endo Lighting Corp
Original Assignee
Endo Lighting Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ランプの取付け取り外しが容易な、照明器具を
提供する。 【解決手段】ランプLを取り付けるソケット4sが内蔵
された外側灯体4と、外側灯体に取り付けられる反射笠
5と、反射笠5の頂点部に接続された内側灯体6と、バ
ネ体7とを備え、外側灯体4の内周面に、周方向に、リ
ング状の溝4aが形成し、内側灯体6の、外側灯体4か
らはみ出すはみ出し部R4に、一対の操作突片挿通用貫
通孔h6a、h6aと、灯体取付用貫通孔h6b、h6
bとを設け、バネ体7を、内側灯体6の内側に、バネ体
7の一対の操作突片7a、7aの各々が、内側灯体6の
一対の操作突片挿通用貫通孔h6a、h6aを挿通し、
バネ体7の一対の係合突片7b、7bの各々が、内側灯
体6に設けられた係合用貫通孔h6b、h6bを挿通し
て、外側灯体4の内周面に設けられた溝4aに弾性係合
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スポットライト又
は天井埋込灯と称される照明器具に関し、特に、ランプ
の取付け取り外しが容易な照明器具、及び/又は、反射
鏡を回転させることで、異形配光の向きを容易に、変
更、設定できるようにした照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、例えば、展示品や商品や家具等の
被照射体が美しく映えるようにするためや、部屋の雰囲
気作りのため、美術館、店舗、放送局のスタジオ、一般
家庭の住戸において、スポットライトや、天井埋込灯と
いった照明器具が、幅広く、使用されている。
【0003】図19は、従来のスポットライトを概略的
に示す側面図である。
【0004】このスポットライト101は、変圧器等の
電気部品が内蔵された、台座部102と、台座部102
に取り付けられた軸体103と、軸体103の先端部
に、ボルトやナット等の固定手段により、回動可能に設
けられ、ソケット(図示せず。)が内蔵された外側灯体
104と、外側灯体104内に、固定的に取り付けられ
た反射笠105と、外側灯体104内に設けられている
ソケット(図示せず。)に取付け取り外し可能に取り付
けられるランプ(図示せず。)とを備える。
【0005】このスポットライト101は、外側灯体1
04を軸体103に対し回動可能に設けているので、外
側灯体104の方向を変えることで、外側灯体104内
のソケット(図示せず。)に取り付けられているランプ
(図示せず。)から照射される光を、展示品や商品や家
具等の被照射体の方向に向けることができるようになっ
ている。
【0006】尚、図19中、109で示す部材は、グレ
アカットキャップを示している。
【0007】また、図20は、従来の天井埋込灯を概略
的に示す説明図である。
【0008】この天井埋込灯201は、天井に設けられ
た天井埋込灯取付穴内に収容されるように設けられる天
井埋込用笠体202と、天井埋込用笠体202内に上下
に移動可能に設けられた摺動部材203と、摺動部材2
03に、ボルトやナット等の固定手段により、回動可能
に設けられ、ソケット(図示せず。)が内蔵された外側
灯体部204と、外側灯体部204内に固定的に設けら
れた反射笠205と、外側灯体部204内に設けられて
いるソケット(図示せず。)に取付け取り外し可能に取
り付けられるランプ(図示せず。)とを備える。
【0009】尚、図20中、209で示す部材は、グレ
アカットキャップを示している。
【0010】この天井埋込灯201は、天井埋込用笠体
202が、上述したように、天井内に埋め込まれるよう
にして取り付けられるものであるが、照射方向を変える
際には、例えば、反射笠205を手指で持って、図20
(a)に示す状態から、図20(b)に示す状態になる
ように、反射笠205を下方に引き出し、外側灯体部2
04を回動することで、ランプ(図示せず。)から照射
される光を、展示品や商品や家具等の被照射体に向ける
ことができるようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のスポ
ットライト101や、天井埋込灯201では、ランプを
取り外したり取り付けたりする際に、反射笠105、2
05が邪魔になり、ランプを手指で掴み難いことが原因
し、ランプの取付け取り外しが難しい、という問題があ
る。
【0012】また、被照射体が、ある方向に長い場合に
は、長い被照射体を万遍なく照らすことができない。
【0013】例えば、図21に示すように、被照射体
が、いわゆるレディーメイドのスーツのように、ある方
向に、多数のスーツがハンガーに掛けられて展示されて
いる場合には、配光パターンが、円形状の照明器具20
1・・・では、多数のスーツを万遍なく明るく照らすこ
とができない場合がある。
【0014】図21に示すような場合にあって、多数の
スーツを万遍なく明るく照らすには、一定面積当たりに
更に多くの照明器具201・・・を設ける必要がある。
【0015】また、照明器具の配光パターンを、矩形配
光パターンや、概ね楕円配光等の異形配光パターン等の
異形配光パターンにし、且つ、この異形配光パターン
を、壁面や被照射体に対して、360度任意の方向に回
転できるようにし、壁面や被照射体に対する、照明器具
の配光パターンを異なる向きに設定することができるよ
うにすれば、壁面や被照射体を、演出的に照明できる。
【0016】しかしながら、従来のスポットライト10
1や天井埋込灯201は、ランプ(図示せず。)から照
射される光の方向を変えることはできるものの、反射笠
105、205が、簡単に取り外しができるようにはさ
れていない。
【0017】また、反射笠105、205が、交換でき
るようにされているものであっても、従来のスポットラ
イト101や天井埋込灯201は、取付位置が決まって
いるために、無段階に異なる配光パターンで照らして見
るようなことはできない。
【0018】本発明は、以上のような問題を解決するた
めになされたものであって、ランプの取付け取り外しが
容易な照明器具、及び/又は、ランプから照射される光
の配光パターンを任意に変化させることができるように
した、照明器具を提供することを目的とする。
【0019】また、本発明の別の目的は、製造が容易
な、グレアカットキャップを用いた照明器具を提供する
ことにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の照明器
具は、ランプを取り付けるソケットが内蔵された外側灯
体と、ランプから照射される光を反射する反射笠と、反
射笠の頂点部に接続された内側灯体と、内側灯体内に設
けられるバネ体とを備え、外側灯体には、その内周面
に、周方向に、リング状の溝が形成されており、内側灯
体は、外側灯体に、内側灯体を取り付けた際に、外側灯
体からはみ出すはみ出し部を有し、はみ出し部は、一対
の操作突片挿通用貫通孔を備えるとともに、外側灯体
に、内側灯体を取り付けた際に、外側灯体の内周面に設
けられたリング状の溝に整列する位置に、係合用貫通孔
を有し、バネ体は、内側灯体に設けられた一対の操作突
片灯体貫通孔の各々に挿通した際に、内側灯体の外周面
から突出する長さを有する一対の操作突片と、内側灯体
に設けられた係合用貫通孔部を挿通した際に、内側灯体
の外周面から突出する長さを有する係合突片とを備え、
バネ体を、内側灯体の内側に、バネ体に設けられた一対
の操作突片の各々が、内側灯体に設けられた一対の操作
突片挿通用貫通孔を挿通して、内側灯体の外周面から突
出するように取付け、且つ、バネ体に設けられた係合突
片が、内側灯体に設けられた係合用貫通孔を挿通して、
内側灯体の外周面から突出するように取付け、内側灯体
の外周面から突出している、バネ体に設けられた係合突
片が、外側灯体の内周面に、周方向に設けられた、リン
グ状の溝に弾性係合させた。
【0021】この照明器具では、反射笠は、外側灯体
に、内側灯体の内側に設けられたバネ体の係合突片と、
外側灯体内周面に設けられた、リング状の溝との弾性係
合により、取り付けられた構造になっている。
【0022】且つ、バネ体には、一対の操作突片を設
け、この一対の操作突片が、内側灯体を、外側灯体に取
り付けた後の状態において、内側灯体のはみ出し部に設
けられた一対の操作突片挿通用貫通孔を通じて、内側灯
体の外方に突出するようにしている。
【0023】即ち、この照明器具では、内側灯体の外方
に突出している一対の操作突片を手指で互いに近接する
方向に押し縮めると、この一対の操作突片と、外側灯体
内周面に設けられた、リング状の溝との弾性係合が解除
されるので、外側灯体から、簡単に、反射笠を取り外す
ことができる。
【0024】従って、この照明器具では、ランプを取り
付けたり、取り外したりする際に、一対の操作突片を手
指で互いに近接する方向に押し縮め、外側灯体から、反
射笠を取り外してから、ランプを外側灯体内のソケット
へ取り付けたり、取り外したりすることができる。
【0025】これにより、この照明器具では、ランプを
取り付けたり、取り外したりする際に、反射笠が邪魔に
ならないので、簡単に、ランプを取付け、取り外しする
ことができる。
【0026】請求項2に記載の照明器具は、ランプを取
り付けるソケットが内蔵された外側灯体と、外側灯体に
回転可能に取り付けられる反射笠とを備え、反射笠の内
周面には、外側灯体内に設けられたソケットに取り付け
られたランプから照射される光を反射して、異形の配光
パターンにして、被照射体に照射する反射面が設けられ
ている。
【0027】ここに、本明細書で用いる用語、「異形の
配光パターン」は、ランプから照射される光の配光パタ
ーンが、ランプの光軸が垂直となる面に対して、円以外
の配光パターンであることを意味する。
【0028】そのような、「異形の配光パターン」とし
ては、例えば、概ね楕円形状の配光パターンや、概ね矩
形の配光パターン等を挙げることができる。
【0029】この照明器具では、外側灯体内に設けられ
たソケットに取り付けられたランプから照射される光を
反射して、概ね異形の配光パターンにして、被照射体に
照射する反射面を有する反射笠を、外側灯体に対し回転
可能に設けているので、ランプを点灯し、反射笠を回転
させることで、被照射体に照射する光の配光パターンを
任意に異ならせることができる。
【0030】これにより、被照射体を、万遍なく明るく
照らしたり、それが美しく映えるように照らすことがで
きる。
【0031】請求項3に記載の照明器具は、スポットラ
イトに関するものであって、目的とする場所に固定的に
取り付けられるようになっている台座部と、台座部に取
り付けられた軸体と、軸体の先端部に、回動可能に設け
られ、且つ、ランプを取り付けるソケットが内蔵された
外側灯体と、外側灯体のソケットに取り付けられたラン
プから照射される光を反射する反射笠と、反射笠の頂点
部に接続された内側灯体と、内側灯体内に設けられるバ
ネ体とを備え、外側灯体には、その内周面に、周方向
に、リング状の溝が形成されており、内側灯体は、外側
灯体に、内側灯体を取り付けた際に、外側灯体からはみ
出すはみ出し部を有し、はみ出し部は、一対の操作突片
挿通用貫通孔を備えるとともに、外側灯体に、内側灯体
を取り付けた際に、外側灯体の内周面に設けられたリン
グ状の溝に整列する位置に、係合用貫通孔を有し、バネ
体は、内側灯体に設けられた一対の操作突片灯体貫通孔
の各々に挿通した際に、内側灯体の外周面から突出する
長さを有する一対の操作突片と、内側灯体に設けられた
係合用貫通孔を挿通した際に、内側灯体の外周面から突
出する長さを有する係合突片とを備え、バネ体を、内側
灯体の内側に、バネ体に設けられた一対の操作突片の各
々が、内側灯体に設けられた一対の操作突片挿通用貫通
孔を挿通して、内側灯体の外周面から突出するように取
付け、且つ、バネ体に設けられた係合突片が、内側灯体
に設けられた係合用貫通孔を挿通して、内側灯体の外周
面から突出するように取付け、内側灯体の外周面から突
出している、バネ体に設けられた係合突片が、外側灯体
の内周面に、周方向に設けられた、リング状の溝に弾性
係合した。
【0032】この照明器具では、スポットライトの構成
に、請求項1に記載の照明器具の構成を適用したので、
請求項1に記載の照明器具と同様、内側灯体の外方に突
出している一対の操作突片を手指で互いに近接する方向
に押し縮めると、この一対の操作突片と、外側灯体内周
面に設けられた、リング状の溝との弾性係合が解除され
るので、外側灯体から、簡単に、反射笠を取り外すこと
ができる。
【0033】従って、この照明器具(スポットライト)
では、ランプを取り付けたり、取り外したりする際に、
一対の操作突片を手指で互いに近接する方向に押し縮
め、外側灯体から、反射笠を取り外してから、ランプを
外側灯体内のソケットへ取り付けたり取り外したりする
ことができる。
【0034】これにより、この照明器具(スポットライ
ト)では、ランプを取り付けたり、取り外したりする際
に、反射笠が邪魔にならないので、簡単に、ランプを取
り付けたり、取り外したりすることができる。
【0035】請求項4に記載の照明器具は、天井埋込灯
に関するものであって、天井に設けられた天井埋込灯取
付穴内に収容されるように設けられる天井埋込用笠体
と、天井埋込用笠体内に上下に移動可能に設けられた摺
動部材と、摺動部材に、回動可能に設けられ、ランプを
取り付けるソケットが内蔵された外側灯体と、外側灯体
のソケットに取り付けられたランプから照射される光を
反射する反射笠と、反射笠の頂点部に接続された内側灯
体と、内側灯体内に設けられるバネ体とを備え、外側灯
体には、その内周面に、周方向に、リング状の溝が形成
されており、内側灯体は、外側灯体に、内側灯体を取り
付けた際に、外側灯体からはみ出すはみ出し部を有し、
はみ出し部は、一対の操作突片挿通用貫通孔を備えると
ともに、外側灯体に、内側灯体を取り付けた際に、外側
灯体の内周面に設けられたリング状の溝に整列する位置
に、係合用貫通孔を有し、バネ体は、内側灯体に設けら
れた一対の操作突片灯体貫通孔の各々に挿通した際に、
内側灯体の外周面から突出する長さを有する一対の操作
突片と、内側灯体に設けられた係合用貫通孔を挿通した
際に、内側灯体の外周面から突出する長さを有する係合
突片とを備え、バネ体を、内側灯体の内側に、バネ体に
設けられた一対の操作突片の各々が、内側灯体に設けら
れた一対の操作突片挿通用貫通孔を挿通して、内側灯体
の外周面から突出するように取付け、且つ、バネ体に設
けられた係合突片が、内側灯体に設けられた係合用貫通
孔を挿通して、内側灯体の外周面から突出するように取
付け、内側灯体の外周面から突出している、バネ体に設
けられた係合突片が、外側灯体の内周面に、周方向に設
けられた、リング状の溝に弾性係合するようにした。
【0036】この照明器具では、天井埋込灯の構成に、
請求項1に記載の照明器具の構成を適用したので、請求
項1に記載の照明器具と同様、内側灯体の外方に突出し
ている一対の操作突片を手指で互いに近接する方向に押
し縮めると、この一対の操作突片と、外側灯体内周面に
設けられた、リング状の溝との弾性係合が解除されるの
で、外側灯体から、簡単に、反射笠を取り外すことがで
きる。
【0037】従って、この照明器具(天井埋込灯)で
は、ランプを取り付けたり、取り外したりする際に、一
対の操作突片を手指で互いに近接する方向に押し縮め、
外側灯体から、反射笠を取り外してから、ランプを外側
灯体内のソケットへ取り付けたり取り外したりすること
ができる。
【0038】これにより、この照明器具(天井埋込灯)
では、ランプを取り付けたり、取り外したりする際に、
反射笠が邪魔にならないので、簡単に、ランプを取り付
けたり、取り外したりすることができる。
【0039】請求項5に記載の照明器具は、請求項3又
は請求項4に記載の照明器具の、反射笠の内周面には、
外側灯体内に設けられたソケットに取り付けられたラン
プから照射される光を反射して、異形の配光パターンに
して、被照射体に照射する反射面が設けられている。
【0040】この照明器具では、外側灯体の内周面に、
リング状の溝を設けているので、この溝内に弾性係合し
ている、バネ体に設けられた係合突片を、リング状の溝
内を摺動させることで、反射笠を外側灯体に対し、回転
させることができる。
【0041】このように、この照明器具では、外側灯体
に対して、反射笠を回転可能に設け、且つ、反射笠の反
射面をランプから照射される光を異形の配光パターンに
して照射する反射面にしているので、反射笠を回転させ
ることで、被照射体に照射する光の配光パターンを任意
に異ならせることができる。
【0042】この結果、被照射体が、ある方向に長い場
合には、この異形の配光パターンの長い方向を、被照射
体の長さ方向に合わせるようにすることで、被照射体全
体を万遍なく照らすことができる。
【0043】また、反射笠を、適宜、回転させること
で、被照射体に照射される配光パターンを変えること
で、被照射体が美しく映える配光にすることもできる。
【0044】請求項6に記載の照明器具は、概ね楕円形
状の配光パターンを形成することのできる反射面を有す
る反射笠を提案するものであって、請求項3〜5のいず
れかに記載の照明器具の、反射笠の反射面は、概ね円錐
体形状をしており、反射笠の軸方向に概ね等間隔に縦切
りしたような複数の縦切り領域が形成されており、且
つ、複数の縦切り領域の各々に、長さ方向に凸面となる
反射面が形成されてい反射笠の反射面は、概ね円錐体形
状をしており、反射笠の軸方向に概ね等間隔に縦切りし
たような複数の縦切り領域が形成されており、且つ、複
数の縦切り領域の各々に、長さ方向に凸面となる反射面
が形成されている。
【0045】この照明器具では、反射笠の軸方向に概ね
等間隔に縦切りしたような複数の縦切り領域が形成され
ており、且つ、複数の縦切り領域の各々に、長さ方向に
凸面となる反射面を形成するという簡単な構成で、外側
灯体のソケットに取り付けたランプから照射される光
を、概ね楕円形状の配光パターンとすることができる。
請求項7に記載の照明器具は、請求項1、3又は4に記
載の照明器具の、バネ体の係合突片が、外側灯体への取
付方向に、先細る形状をしている。
【0046】この照明器具では、バネ体の係合突片の形
状を、外側灯体への取付方向に、先細る形状にしている
ので、バネ体を内側に取り付けた内側灯体を外側灯体に
押し込んでいくと、係合突片が、外側灯体の内周面に当
接すると、バネ体が弾性変形し、係合突片が、外側灯体
の内周面に設けられている溝の位置にくると、バネ体の
復元力により、係合突片が、自然に、外側灯体の内周面
に設けられている溝内に弾性係合する。
【0047】これにより、この照明器具では、バネ体を
取り付けた内側灯体を、外側灯体に押し込んで行くとい
う簡単な操作により、反射笠を外側灯体に取り付けるこ
とができる。
【0048】また、係合突片と、外側灯体の内周面に設
けられている溝との弾性係合は、バネ体の一対の操作突
片の各々を、互いに、押し縮める方向に操作すれば、簡
単に解除されるので、反射笠を外側灯体から簡単に取り
外すことができる。
【0049】このように、この照明器具では、簡単に、
外側灯体から反射笠を取り外したり、外側灯体に反射笠
を取り付けたりすることができるようにしているので、
ランプを、外側灯体に設けられているソケットに取り付
けたり、ソケットから取り外す際に、反射笠を取り外
し、その後、ソケットに、ランプを取り付けたり、ソケ
ットから、ランプを取り外すことで、反射笠が邪魔にな
ることなく、ソケットへのランプの取付け、取り外しを
行える。
【0050】また、係合突片の、操作突片に近接する側
の面は、切り立った面になるので、一旦、係合突片が、
外側灯体の内周面に設けられている溝と弾性係合する
と、バネ体の一対の操作突片が操作され、係合突片と、
外側灯体の内周面に設けられている溝との弾性係合が解
除されることが無い限り、係合突片と、外側灯体の内周
面に設けられている溝との弾性係合が解除されることが
無い。
【0051】これにより、外側灯体に、内側灯体を取り
付けた後において、勝手に、係合突片と、外側灯体の内
周面に設けられている溝との弾性係合が解除され、反射
笠が落下することが無いため、この照明器具は、安全性
にも優れている。
【0052】請求項8に記載の照明器具は、請求項1〜
7のいずれかに記載の照明器具が、外側灯体のソケット
に取り付けられるランプに取り付けられるグレアカット
キャップを更に備え、グレアカットキャップは、外側灯
体のソケットに取り付けられるランプの頭部を収容する
ランプ収容キャップ部と、ランプ収容キャップ部を中心
に挟むように対向配置された一対の脚体とを備え、グレ
アカットキャップは、外側灯体のソケットに取り付けら
れるランプの頭部に、ランプ収容キャップ部をかぶせ、
且つ、一対の脚体の各々の先端部を、反射笠の鍔部に固
定することで、反射笠に取り付けられており、且つ、グ
レアカットキャップが、中心線を挟むようにして左右対
称に設けられた、一対のランプ収容キャップ部半体と、
一対のランプ収容キャップ部半体の各々を中心に挟むよ
うに配置された一対の脚体半体の合計二対の脚体半体と
を設けたグレアカットキャップ部材を、その中心線で折
り曲げて形成されたものである。
【0053】この照明器具では、グレアカットキャップ
を、製造が簡単で、且つ、折り曲げ加工するだけで、グ
レアカットキャップを作製できる、グレアカットキャッ
プ部材から作製している。これにより、例えば、鋳型成
形されたグレアカットキャップや、ランプ収容キャップ
部と、一対の脚部とを別部材で構成し、これらを組み立
てたグレアカットキャップに比べ、製造コストを低く抑
えることができる。
【0054】請求項9に記載の照明器具は、請求項1〜
8のいずれかに記載の照明器具の、反射笠の頂点部に接
続された内側灯体の中空部の径が、外側灯体のソケット
に取り付けられるランプのランブバルブより大きく、ラ
ンブ口金碍子よりも小さい径にされている。
【0055】この照明器具では、反射笠の頂点部に接続
された内側灯体の中空部の径を、ランブバルブより大き
く、ランブ口金碍子よりも小さい径にしている。
【0056】これにより、この照明器具では、ソケット
へのランプの取付け、取り外しは、反射笠の内側灯体
が、外側灯体から取り外されない限り、ランプのランブ
口金碍子が、内側灯体の中空部に引っかかるため、行え
ないようになる。
【0057】これにより、ソケットへのランプの取付
け、取り外しは、内側灯体を、外側灯体から取り外し
て、反射笠のない状態で行われるため、ランプのソケッ
トへの取付け、取り外しは、反射笠が邪魔にならない状
態で、ランブ口金碍子を、指手でしっかり持って行え
る。このため、ランプをソケットへ取付け、取り外しす
る際に、ランプを落とすことがないため、この照明器具
は、ランプのソケットへの取付け、取り外し作業を安全
に行える。
【0058】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の好ましい例について、以下に説明する。
【0059】図1は、本発明に係る照明器具の一例を概
略的に示す外観斜視図であり、又、図2は、図1に示す
照明器具を概略的に示す分解斜視図である。
【0060】この照明器具1は、いわゆる、スポットラ
イトと称される照明器具であり、変圧器等の電気部品が
内蔵された、台座部2と、台座部2に取り付けられた軸
体3と、軸体3の先端部に、ボルトやナット等の固定手
段により、回動可能に設けられ、且つ、ランプLを取り
付けるソケット(図示せず。)が内蔵された外側灯体4
と、ランプLから照射された光を反射する反射笠5とを
備える。
【0061】以上の構成は、従来のスポットライト10
1と同様の構成であるが、この照明器具1では、新た
に、反射笠5の頂点部に内側灯体6を設け、この内側灯
体6を、外側灯体4に着脱可能に取り付るようにしてい
る。
【0062】より具体的に説明すると、この照明器具1
の外側灯体4は、図2に示すように、その内周面に、周
方向に、リング状の溝4aが形成されている。
【0063】内側灯体6は、中空孔を有しており、ま
た、外側灯体4に、内側灯体6を取り付けた際に、外側
灯体4からはみ出す、はみ出し部R6を有する。
【0064】はみ出し部R6は、一対の操作突片挿通用
貫通孔h6a、h6aを備える。
【0065】尚、図1及び図2では、一対の操作突片挿
通用貫通孔h6a、h6aの中、一方の操作突片挿通用
貫通孔h6aのみが図示されている。
【0066】また、はみ出し部R6の側面には、外側灯
体4に、内側灯体6を挿入した際に、外側灯体4の内周
面に設けられたリング状の溝4aに整列する位置に、一
対の係合用貫通孔h6b、h6bが形成されている。
【0067】尚、図1及び図2では、一対の係合用貫通
孔h6b、h6bの中、一方の係合用貫通孔h6bのみ
が図示されている。
【0068】また、この照明器具1は、バネ体7を備え
る。
【0069】次に、バネ体7の構成について、更に、詳
しく説明する。
【0070】図3は、バネ体7の構成を概略的に説明す
る説明図であり、図3(a)は、バネ体7を概略的に示
す斜視図を、図3(b)は、バネ体7を概略的に示す側
面図を、又、図3(c) は、バネ体7を概略的に示す
平面図を、各々、示している。
【0071】バネ体7は、内側灯体6内に設けられるも
のであり、一対の操作突片7a、7aと、係合突片7
b、7bとを有する。
【0072】一対の操作突片7a、7aの各々は、バネ
体本体部7cの両端に設けられている。
【0073】尚、この例では、バネ体7は、バネ体本体
部7cが、内側灯体6内に収容されやすいように、概ね
半円形状にされている。且つ、バネ体本体部7cの曲率
は、内側灯体6の内周面の曲率よりやや小さくされてい
る。
【0074】即ち、バネ体本体部7cは、内側灯体6の
内周面に比べて、緩やかに曲げられた形状になってお
り、内側灯体6内に、バネ体本体部7cを収容すると、
バネ体本体部7cの復元力により、バネ体本体部7c
が、内側灯体6の内周面に貼り付いた状態になるように
なっている。
【0075】また、操作突片7a、7aの各々を、互い
に、押し縮める方向の操作すると、バネ体本体部7cが
曲率が大きくなるように、弾性変形するようになってい
る。
【0076】また、操作突片7a、7aの各々は、内側
灯体に設けられた操作突片挿通用貫通孔h6a及び図2
中では示されていない係合用貫通孔の各々に挿通する
と、内側灯体6の外周面から突出する程度の長さを有し
ている。
【0077】一対の係合突片7b、7bの各々は、内側
灯体に設けられた係合用貫通孔h6b及び図2中では示
されていない係合用貫通孔の各々に挿通すると、内側灯
体6の外周面から突出する程度の長さを有している。
【0078】また、一対の係合突片7b、7bの各々
は、外側灯体4への取付方向に、先細る形状を有してい
る。
【0079】より特定的に説明すれば、この例では、一
対の係合突片7b、7bの各々は、外側灯体4への取付
方向に、先細る三角錘形状にプレス加工により形成され
た切り起こし片で構成されており、外側灯体4への取付
方向に、先細るように設けられている傾斜面7b1、7
b1と、操作突片7a、7aの各々に近接する側に、切
り立った形状の面7b2とを有している。
【0080】また、反射笠5には、その内周面に、外側
灯体4内に設けられたソケット4sに取り付けられたラ
ンプLから照射される光を反射して、概ね、楕円形状の
配光パターンにして、被照射体に照射する反射面が設け
られている。
【0081】より具体的に説明すると、反射笠5の反射
面S5は、概ね円錐体形状をしており、また、図4に示
すように、反射笠5の軸方向に概ね等間隔に縦切りした
ような複数の縦切り領域R5・・・が形成されており、
且つ、複数の縦切り領域R5・・・の各々に、長さ方向
に凸面となる反射面が形成されている。
【0082】尚、図1及び図2中、9で示す部材は、グ
レアカットキャップを示している。
【0083】このグレアカットキャップ9は、外側灯体
4のソケット(図示せず。)に取り付けられるランプL
の頭部を収容するランプ収容キャップ部9aと、ランプ
収容キャップ部9aを中心に挟むように対向配置された
一対の脚体9b、9bとを備える。
【0084】また、図2中、反射笠5の鍔体に形成され
ている、5a、5aで示す凹所は、グレアカットキャッ
プ9を取り付ける嵌合凹所である。
【0085】この例では、グレアカットキャップ9は、
反射笠5に、一対の脚体9b、9bが、反射笠5の鍔体
に形成されている、5a、5aで示す凹所に嵌合わされ
て、固定的に取り付けられている。
【0086】次に、この照明器具1のランプLの取付
け、取り外し手順について説明する。
【0087】まず、外側灯体4に、未だ、反射笠5が取
り付けられていない場合にあっては、外側灯体4のソケ
ット4sに、ランプLを取り付ける。この場合、ランプ
Lを手指で掴む際に、反射笠5が邪魔になるということ
はあり得ないので、ソケット4sに、ランプLを簡単に
取り付けることができる。
【0088】次に、反射笠5の頂点部に接続された内側
灯体6内に、バネ体7を取り付ける。
【0089】この時、内側灯体6の一対の操作突片挿通
用貫通孔h6a、h6aの各々に、一対の操作突片7
a、7aの各々を挿通し、且つ、一対の係合用貫通孔h
6b、h6bの各々に、係合突片7b、7bの各々を挿
通する。
【0090】この例では、バネ体本体部7cの曲率は、
内側灯体6の内周面の曲率よりやや小さくしているの
で、バネ体本体部7cの復元力により、バネ体本体部7
cが、内側灯体6の内周面に張り付いた状態になる。
【0091】次に、図5(a)に示すように、バネ体7
を取り付けた内側灯体6を外側灯体4内に挿入する。
【0092】この例では、係合突片7b、7bを外側灯
体4方向に先細る形状にしているので、バネ体7に設け
られている係合突片7b、7bの各々が、外側灯体4の
内周面に当接すると、バネ体本体部7cが弾性変形する
ため、内側灯体6を外側灯体4内に簡単に挿入すること
ができる。
【0093】そして、係合突片7b、7bの各々が、外
側灯体4の内周面に設けられている溝4aの位置に来る
と、バネ体本体部7cの復元力により、図5(b)に示
すように、係合突片7b、7bの各々が、外側灯体4の
内周面に設けられている溝4aに弾性係合した状態にな
る。
【0094】この例では、係合突片7b、7bの、操作
突片7a、7aに近接する側の面は、切り立った面7b
2、7bになっている。
【0095】従って、一旦、係合突片7b、7bが、図
5(b)に示すように、外側灯体4の内周面に設けられ
ている溝4aと弾性係合すると、バネ体7の一対の操作
突片7a、7aが操作され、係合突片7b、7bと、外
側灯体4の内周面に設けられている溝4aとの弾性係合
が解除されることが無い限り、係合突片7b、7bと、
外側灯体4の内周面に設けられている溝4aとの弾性係
合が解除されることが無い。
【0096】これにより、外側灯体4に、内側灯体6を
取り付けた後において、勝手に、係合突片7b、7b
と、外側灯体4の内周面に設けられている溝4aとの弾
性係合が解除され、反射笠5が落下することが無いた
め、この照明器具1は、安全性にも優れている。
【0097】のみならず、この照明器具1では、外側灯
体4の内周面に、リング状の溝4aを設けているので、
この溝4a内に弾性係合している、バネ体7に設けられ
た係合突片7b、7bを、リング状の溝4a内を摺動さ
せることで、反射笠5を外側灯体4に対し、回転させる
ことができる。
【0098】且つ、反射笠5の内周面に、外側灯体4内
に設けられたソケット4sに取り付けられたランプLか
ら照射される光を反射して、異形の配光パターンにし
て、被照射体に照射する反射面を設けている。
【0099】これにより、この照明器具1では、ランプ
Lを点灯し、反射笠5を回転させれば、例えば、図6
(a)に示すように、被照射面に対し、長軸が横方向を
向き、短軸が縦方向を向いた、概ね楕円形状の配光パタ
ーン(図6(a)中、一点鎖線で示す配光パターン)
を、図6(b)に示すように、被照射面に対し、短軸が
横方向を向き、長軸が縦方向を向いた、概ね楕円形状の
配光パターン(図6(b)中、一点鎖線で示す配光パタ
ーン)に変えることができる。
【0100】尚、図6では、反射笠5を、図6(a)に
示した状態から概ね90度回転させた状態を、図6
(b)に示しているが、この照明器具1では、外側灯体
4に対して、内側灯体6が360度回転できるようにし
ているため、外側灯体4に対して、反射笠5を任意の回
転角にすること、又は、反射笠5の回転と外側灯体4の
軸体3に対する回動との組み合わせることにより、ラン
プLから、被照射体へ照射される光の配光パターンを任
意に変更することができる。
【0101】これにより、この照明器具1は、被照射体
がある方向に長い場合には、概ね楕円形状の配光パター
ンの長軸側が、被照射体の長さ方向に一致するようにす
ることで、被照射体を万遍なく照らすことができる。
【0102】また、この照明器具1は、ランプLから、
被照射体へ照射される光の配光パターンを任意に変更す
ることで、被照射体を美しく映えるように照射すること
ができる。
【0103】また、この照明器具1を使用している間
に、例えば、ランプLの寿命が来て、ランプLが点灯し
なくなった場合には、図5(c)に示すように、バネ体
7の操作突片7a、7aの各々を、手指を用いて、互い
に接近させる方向に押し縮める。
【0104】すると、バネ体本体7cが弾性変形し、バ
ネ体7の係合突片7b、7bと、外側灯体4の内周面に
設けられた溝4aとの弾性係合が解除される。
【0105】この状態を維持しながら、反射笠5を、手
指で持って、図5(d)に示すように、外側灯体4から
内側灯体6を引き抜く。
【0106】この操作により、反射笠5を外側灯体4か
ら取り外した状態にする。
【0107】次に、ソケット4sに取り付けられてい
る、ランプLを手指で、取り外す。この場合、ランプL
を手指で掴む際に、反射笠5が邪魔になるということは
あり得ないので、ソケット4sから、ランプLを簡単に
取り外すことができる。
【0108】次に、新しいランプLをソケット4sに取
り付けた後、外側灯体4に、バネ体7が取り付けられた
内側灯体6を挿入することで、外側灯体4に、反射笠5
を取り付ける。
【0109】尚、この例では、反射笠5にグレアカット
キャップ9を固定的に設けているので、外側灯体4に、
反射笠5を取り付ければ、これと同時に、ランプLに、
グレアカットキャップ9が装着され、外側灯体4から、
反射笠5を取り外せば、これと同時に、グレアカットキ
ャップ9がランプLから取り外される(この点は、照明
器具1A、11においても、同様である)。
【0110】また、図7は、グレアカットキャップ9の
作製用のグレアカットキャップ部材を概略的に示す平面
図である。
【0111】このグレアカットキャップ部材9Rは、中
心線(折り曲げ線)Lfを挟むようにして左右対称に設
けられた、一対のランプ収容キャップ部半体91、91
と、一対のランプ収容キャップ部半体91、91の各々
を中心に挟むように対向配置された一対の脚体半体(9
2、93)、(92、93)の合計二対の脚体半体とを
備える。
【0112】グレアカットキャップ部材9Rは、金属平
板を、一対のランプ収容キャップ部半体91、91の各
々を、プレス加工して、ランプ収容凹所半体を形成し、
図7に示す形状に切断して形成されている。
【0113】このグレアカットキャップ部材9Rからグ
レアカットキャップ9を作製する際には、グレアカット
キャップ部材9Rを、その中心線(折り曲げ線)Lfに
従って折り曲げ加工すればよい。
【0114】即ち、このグレアカットキャップ部材9R
は、製造が簡単で、しかも、グレアカットキャップ部材
9Rを、その中心線(折り曲げ線)Lfに従って折り曲
げ加工するだけで、グレアカットキャップ9を作製でき
るため、グレアカットキャップ9の製造コストを、例え
ば、鋳型成形されたグレアカットキャップや、ランプ収
容キャップ部と、一対の脚部とを別部材で構成し、これ
らを組み立てたグレアカットキャップに比べ、製造コス
トを低く抑えることができる。
【0115】尚、図8は、照明器具1を概略的に示す正
面図を、図9は、照明器具1を概略的に示す側面図を、
図10は、照明器具1を概略的に示す平面図を、また、
図11は、照明器具1を概略的に示す底面図を、又、図
12は、照明器具1を概略的に示す背面図を、各々、示
している。
【0116】尚、ここでは、説明を容易とするため、こ
れらの図中、図1及び図2に示した部材装置に相当する
部材装置には、相当する参照符号を付して、各図の説明
は、省略する。
【0117】また、図13は、本発明に係る照明器具の
他の一例を概略的に示す分解斜視図である。
【0118】この照明器具1Aは、以下の点を除けば、
図1に示す照明器具1と同様であるので、相当する部材
については、相当する参照符号を付して、その説明を省
略する。
【0119】この照明器具1Aは、バネ体7Aとして、
片側2個の合計4個の係合突片7b、7b、7b、7b
を備えるものを用い、また、バネ体7Aに対応して、内
側灯体6Aとして、片側2個の合計4個の係合用貫通孔
h6b、h6b、h6b、h6bを備えるものを用いて
いる点で、照明器具1と異なっている。
【0120】この例では、バネ体7Aに、4個の係合用
貫通孔h6bを設けた例について説明したが、バネ体7
A設ける係合用貫通孔h6bは、2個以上設けるように
してもよい。
【0121】また、この照明器具1、1Aにおいて、反
射笠5の頂点部に接続された内側灯体6の中空部の内径
を、ランプLのランブバルブLvの外径より大きく、ラ
ンブ口金碍子Lcよりも小さい径にすれば、ソケット4
sへのランプLの取付け、取り外しは、反射笠5の内側
灯体6が、外側灯体4から取り外されない限り、ランプ
Lのランブ口金碍子Lcが、内側灯体6の中空部に引っ
かかるため、行えないようになる。
【0122】これにより、ソケット4sへのランプLの
取付け、取り外しは、内側灯体6を、外側灯体4から取
り外して、反射笠5のない状態で行われるため、ランプ
Lのソケット4sへの取付け、取り外しは、反射笠5が
邪魔にならない状態で、ランブ口金碍子Lcを、指手で
しっかり持って行える。このため、ランプLをソケット
へ取付けたり、取り外したりする際に、ランプLを落と
すことがないため、このようにすれば、ランプLのソケ
ット4sへの取付け、取り外し作業を安全に行える。
【0123】図14は、本発明に係る照明器具の他の一
例を概略的に示す外観斜視図であり、又、図15は、図
14に示す照明器具を概略的に示す分解斜視図である。
【0124】この照明器具11は、いわゆる、天井埋込
灯と称される照明器具であり、この天井埋込灯11は、
天井に設けられた天井埋込灯取付穴内に収容されるよう
に設けられる天井埋込用笠体12と、天井埋込用笠体1
2内に上下に移動可能に設けられた摺動部材13と、摺
動部材13に、ボルトやナット等の固定手段により、回
動可能に設けられ、ソケット(図示せず。)が内蔵され
た外側灯体部4と、外側灯体部4に設けられているソケ
ット(図示せず。)に取付け取り外し可能に取り付けら
れるランプLから照射された光を反射する反射笠5とを
備える。
【0125】以上の構成は、従来の天井埋込201と同
様の構成であるが、この照明器具11では、新たに、反
射笠5の頂点部に内側灯体6を設け、この内側灯体6
を、外側灯体4に着脱容易に取り付るようにしている。
【0126】尚、外側灯体4に対する内側灯体6の取付
機構は、図1及び図2に示した照明器具1と同様である
ので、相当する部材については、相当する参照符号を付
して、説明する。
【0127】即ち、この照明器具11の外側灯体4とし
て、図15に示すように、その内周面に、周方向に、リ
ング状の溝4aが形成されたものを用いている。
【0128】内側灯体6として、中空孔を有し、外側灯
体4に、内側灯体6を挿入した際に、はみ出す、はみ出
し部R6を有するものを用いてる。
【0129】このはみ出し部R6には、一対の操作突片
挿通用貫通孔h6a、h6aと、係合用貫通孔h6b、
h6bが設けられている。
【0130】係合用貫通孔h6b、h6bは、内側灯体
6を外側灯体4に挿入した際に、内側灯体6の外側灯体
4からはみ出す、はみ出し部R6の、外側灯体4の内周
面に設けられたリング状の溝4aに整列する位置に形成
されている。
【0131】尚、図15では、一対の操作突片挿通用貫
通孔h6a、h6aの中、操作突片挿通用貫通孔h6a
のみが図示されているが、実際には、内側灯体6には、
操作突片挿通用貫通孔h6aに概ね対向する位置に、も
う1つの操作突片挿通用貫通孔(図示せず。)が設けら
れている。
【0132】また、係合用貫通孔h6b、h6bの中、
係合用貫通孔h6bのみが図示されているが、実際に
は、内側灯体6には、係合用貫通孔h6bに概ね対向す
る位置に、もう1つの係合用貫通孔(図示せず。)が設
けられている。
【0133】また、この照明器具11は、バネ体7を備
える。
【0134】このバネ体7の構成は、図3に示すバネ体
7と同様である。
【0135】反射笠5の反射面S5の構成は、図4に示
した反射笠5の反射面S5の構成と同様である。
【0136】また、グレアカットキャップ9の構成は、
図1及び図7に示したグレアカットキャップ9と同様の
ものを用いている。
【0137】次に、この照明器具11の他の構成につい
ても概略的に説明する。
【0138】天井埋込用笠体12は、図15に示すよう
に、一対の長孔h12、h12を有する。一対の長孔h
12、h12の各々は、天井埋込用笠体12に対して、
対向配置されている。また、天井埋込用笠体12は、図
15に示すように、一対のバネ体12a、12aを有す
る。
【0139】この一対のバネ体12a、12aは、照明
器具11を天井に取り付ける際に、天井に設けられた天
井埋込灯取付穴に、天井埋込用笠体12を取り付ける時
に、天井埋込灯取付穴に弾性係合させるものである。
【0140】摺動部材13は、天板14と、天板14に
回転可能に設けられたコ字形状の外側灯体保持部材15
とを備える。
【0141】図16は、摺動部材13を中心にして、更
に拡大して概略的に示す斜視図である。
【0142】天板14には、下方に折れ曲がるように形
成された、一対の取付片14a、14aを備える。一対
の取付片14a、14aの各々は、天板14に対して、
対向配置されている。また、一対の取付片14a、14
aの各々には、ボルトv、vの各々を挿通するボルト挿
通孔h14a、h14aが形成されている。
【0143】この例では、天板14は、一対の取付片1
4a、14aの各々を、一対の長孔h12、h12の各
々に整列させた後、天井埋込用笠体12の外側から、一
対の長孔h12、h12の各々に、ボルトv、vの各々
を挿通し、一対の取付片14a、14aの各々の内側
に、コイルバネc、cと、ナットn、nとを配置し、ボ
ルトv、vの各々と、ナットn、nの各々とを螺合し
て、天板14を、天井埋込用笠体12内に、長孔h1
2、h12の各々に従って、上下方向に移動可能に取り
付けている。
【0144】外側灯体保持部材15の一対の脚部15
a、15aには、外側灯体4が回転可能に取り付けられ
ている。
【0145】尚、axで示す部材は、回転軸を示してい
る。
【0146】また、図15中、16で示す部材は、コー
ン部材である。コーン部材16は、その外径が、天井埋
込用笠12の内径に等しいか、これよりやや小さめにさ
れており、天井埋込用笠12内の所定の位置に固定でき
るようにされている。尚、一対の凹所16a、16a
は、一対の長孔h12、h12が形成されている部分に
嵌め合わされる嵌合凹所を示している。
【0147】この照明器具11では、ランプLの取り外
し、取付けは、以下に示したような方法によって行われ
る。
【0148】即ち、この照明器具11に、既に、ランプ
Lが取り付けられ、反射笠5も取り付けられている場合
にあって、例えば、ランプLの寿命が来て、ランプLが
点灯しなくなった場合には、バネ体7の操作突片7a、
7a、手指等でもって、縮めるように弾性変形させて、
外側灯体4から内側灯体6を引き抜くことによって、外
側灯体4から反射笠5を取り外す。
【0149】次に、ソケット4sに取り付けられてい
る、ランプLを手指で、取り外す。この場合、ランプL
を手指で掴む際に、反射笠5が邪魔になるということは
あり得ないので、ソケット4sから、ランプLを簡単に
取り外すことができる。
【0150】次に、新しいランプLをソケット4sに取
り付ける。この場合、ランプLを手指で掴む際に、反射
笠5が邪魔になるということはあり得ないので、ソケッ
ト4sに、ランプLを簡単に取り付けることができる。
その後、外側灯体4に、バネ体7が取り付けられた内側
灯体6を挿入することで、外側灯体4に、反射笠5を取
り付ける。
【0151】次に、この天井埋込灯11の使用例につい
て説明する。
【0152】図17は、照明器具11の使用例を概略的
に説明する説明図である。
【0153】照明器具11の、照射方向を変える際に
は、例えば、反射笠5を手指で持って、図17(a)に
示されている状態から、図17(b)に示すように、反
射笠5を下方に引き出し、外側灯体部4を回動すること
で、ランプ(図示せず。)から照射される光を、展示品
や商品や家具等の被照射体に向ける。
【0154】以上の動作は、従来の天井埋込灯201と
同様である。
【0155】更に、この照明器具11では、外側灯体4
に対して、内側灯体6が360度回転できるようにして
いるため、外側灯体4に対して、反射笠5を任意の回転
角にすること、又は、反射笠5の回転と、外側灯体保持
部材15に対する外側灯体4の回動と、天板14に対す
る外側灯体保持部材15の回転とを組み合わせること
で、ランプLから、被照射体へ照射される光の配光パタ
ーンを任意に変更することができる。
【0156】例えば、図18に示すように、被照射体
が、いわゆるレディーメイドのスーツのように、ある方
向に、多数のスーツがハンガーに掛けられて展示されて
いる場合には、配光パターンを、多数のスーツが並べら
れている方向に、配光パターンの長軸が位置するように
することで、多数のスーツを万遍なく明るく照らすこと
ができる。
【0157】また、このようにすれば、多数のスーツを
万遍なく明るく照らす際に、一定面積当たりに更に多く
の照明器具11・・・を設ける必要もない。
【0158】また、この照明器具11は、反射笠5を回
転することで、ランプLから、被照射体へ照射される光
の配光パターンを任意に変更することで、被照射体を美
しく映えるように照射することができる。
【0159】更に、この照明器具11では、図17に示
すように、外側灯体4の背面4bを、丸みを持たせた傾
斜面にすることで、天井埋込用笠体12から、反射笠5
を引き出さなくても、反射笠5を、天井埋込用笠体12
内で、回動可能なようにしている。
【0160】また、この照明器具11でも、図5に示し
たグレアカットキャップ部材を用いて作製した、グレア
カットキャップを用いているので、被照射体へ照射され
る光の配光パターンを任意に変更することのできる天井
埋込灯を、安価に製造できる。
【0161】尚、上記照明器具11では、内側灯体6
と、バネ体7を用いた例について説明したが、内側灯体
6の代わりに内側灯体6Aを、又、バネ体7の代わりに
バネ体7Aを用いるようにしてもよい。
【0162】また、この照明器具11においても、反射
笠5の頂点部に接続された内側灯体6の中空部の内径
を、ランプLのランブバルブLvの外径より大きく、ラ
ンブ口金碍子Lcよりも小さい径にすれば、ソケット4
sへのランプLの取付け、取り外しは、反射笠5の内側
灯体6が、外側灯体4から取り外されない限り、ランプ
Lのランブ口金碍子Lcが、内側灯体6の中空部に引っ
かかるため、行えないようになる。
【0163】これにより、ソケット4sへのランプLの
取付け、取り外しは、内側灯体6を、外側灯体4から取
り外して、反射笠5のない状態で行われるため、ランプ
Lのソケット4sへの取付け、取り外しは、反射笠5が
邪魔にならない状態で、ランブ口金碍子Lcを、指手で
しっかり持って行える。このため、ランプLをソケット
へ取付けたり、取り外したりする際に、ランプLを落と
すことがないため、このようにすれば、ランプLのソケ
ット4sへの取付け、取り外し作業を安全に行える。
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、請求項1
に記載の照明器具では、ランプを取り付けたり、取り外
したりする際に、一対の操作突片を手指で互いに近接す
る方向に押し縮め、外側灯体から、反射笠を取り外して
から、ランプを外側灯体内のソケットへ取り付けたり取
り外したりすることができるようにし、ランプを取付
け、取り外しする際に、反射笠が邪魔にならないように
しているので、簡単に、ランプを取り付けたり、取り外
したりすることができる。
【0164】請求項2に記載の照明器具では、外側灯体
内に設けられたソケットに取り付けられたランプから照
射される光を反射して、概ね異形の配光パターンにし
て、被照射体に照射する反射面を有する反射笠を、外側
灯体に対し回転可能に設けているので、ランプを点灯
し、反射笠を回転させることで、被照射体に照射する光
の配光パターンを任意に異ならせることができる。
【0165】これにより、被照射体を、万遍なく明るく
照らしたり、それが美しく映えるように照らすことがで
きる。
【0166】請求項3に記載の照明器具では、スポット
ライトの構成に、請求項1に記載の照明器具の構成を適
用し、ランプを取付け、取り外しする際に、反射笠を取
り外した状態にして、ランプを取付け、取り外しできる
ようにし、反射笠が邪魔にならないようにしたので、簡
単に、ランプを取り付けたり、取り外したりすることが
できる。
【0167】請求項4に記載の照明器具では、天井埋込
灯の構成に、請求項1に記載の照明器具の構成を適用
し、ランプを取付け、取り外しする際に、反射笠を取り
外した状態にして、ランプを取付け、取り外しできるよ
うにし、反射笠が邪魔にならないようにしたので、簡単
に、ランプを取り付けたり、取り外したりすることがで
きる。
【0168】請求項5に記載の照明器具では、外側灯体
の内周面に、リング状の溝を設けているので、この溝内
に弾性係合している、バネ体に設けられた係合突片を、
リング状の溝内を摺動させることで、反射笠を外側灯体
に対し、回転させることができる。このように、この照
明器具では、外側灯体に対して、反射笠を回転可能に設
け、且つ、反射笠の反射面をランプから照射される光を
異形の配光パターンにして照射する反射面にしているの
で、反射笠を回転させることで、被照射体に照射する光
の配光パターンを任意に異ならせることができる。この
結果、被照射体が、ある方向に長い場合には、この異形
の配光パターンの長い方向を、被照射体の長さ方向に合
わせるようにすることで、被照射体全体を万遍なく照ら
すことができる。また、反射笠を、適宜、回転させるこ
とで、被照射体に照射される配光パターンを変えること
で、被照射体が美しく映える配光にすることもできる。
【0169】請求項6に記載の照明器具では、反射笠の
軸方向に概ね等間隔に縦切りしたような複数の縦切り領
域が形成されており、且つ、複数の縦切り領域の各々
に、長さ方向に凸面となる反射面を形成するという簡単
な構成で、外側灯体のソケットに取り付けたランプから
照射される光を、概ね楕円形状の配光パターンとするこ
とができる。
【0170】請求項7に記載の照明器具では、バネ体の
係合突片の形状を、外側灯体への取付方向に、先細る形
状にしているので、バネ体を内側に取り付けた内側灯体
を外側灯体に押し込んでいくと、係合突片が、外側灯体
の内周面に当接すると、バネ体が弾性変形し、係合突片
が、外側灯体の内周面に設けられている溝の位置にくる
と、バネ体の復元力により、係合突片が、自然に、外側
灯体の内周面に設けられている溝内に弾性係合する。こ
れにより、この照明器具では、バネ体を取り付けた内側
灯体を、外側灯体に押し込んで行くという簡単な操作に
より、反射笠を外側灯体に取り付けることができる。
【0171】また、係合突片と、外側灯体の内周面に設
けられている溝との弾性係合は、バネ体の一対の操作突
片の各々を、互いに、押し縮める方向に操作すれば、簡
単に解除されるので、反射笠を外側灯体から簡単に取り
外すことができる。このように、この照明器具では、簡
単に、外側灯体から反射笠を取り外したり、外側灯体に
反射笠を取り付けたりすることができるようにしている
ので、ランプを、外側灯体に設けられているソケットに
取り付けたり、ソケットから取り外す際に、反射笠を取
り外し、その後、ソケットに、ランプを取り付けたり、
ソケットから、ランプを取り外すことで、反射笠が邪魔
になることなく、ソケットへのランプの取付け、取り外
しを行える。
【0172】また、係合突片の、操作突片に近接する側
の面は、切り立った面になるので、一旦、係合突片が、
外側灯体の内周面に設けられている溝と弾性係合する
と、バネ体の一対の操作突片が操作され、係合突片と、
外側灯体の内周面に設けられている溝との弾性係合が解
除されることが無い限り、係合突片と、外側灯体の内周
面に設けられている溝との弾性係合が解除されることが
無い。これにより、外側灯体に、内側灯体を取り付けた
後において、勝手に、係合突片と、外側灯体の内周面に
設けられている溝との弾性係合が解除され、反射笠が落
下することが無いため、この照明器具は、安全性にも優
れている。
【0173】請求項8に記載の照明器具は、グレアカッ
トキャップを、製造が簡単で、且つ、折り曲げ加工する
だけで、グレアカットキャップを作製できる、グレアカ
ットキャップ部材から作製している。これにより、例え
ば、鋳型成形されたグレアカットキャップや、ランプ収
容キャップ部と、一対の脚部とを別部材で構成し、これ
らを組み立てたグレアカットキャップに比べ、製造コス
トを低く抑えることができる。
【0174】請求項9に記載の照明器具では、反射笠の
頂点部に接続された内側灯体の中空部の径を、ランブバ
ルブより大きく、ランブ口金碍子よりも小さい径にして
いる。
【0175】これにより、この照明器具では、ソケット
へのランプの取付け、取り外しは、反射笠の内側灯体
が、外側灯体から取り外されない限り、ランプのランブ
口金碍子が、内側灯体の中空部に引っかかるため、行え
ないようになる。
【0176】これにより、ソケットへのランプの取付
け、取り外しは、内側灯体を、外側灯体から取り外し
て、反射笠のない状態で行われるため、ランプのソケッ
トへの取付け、取り外しは、反射笠が邪魔にならない状
態で、ランブ口金碍子を、指手でしっかり持って行え
る。このため、ランプをソケットへ取付け、取り外しす
る際に、ランプを落とすことがないため、この照明器具
は、ランプのソケットへの取付け、取り外し作業を安全
に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る照明器具の一例を概略的に示す外
観斜視図である。
【図2】図1に示す照明器具を概略的に示す分解斜視図
である。
【図3】本発明に係る照明器具で用いるバネ体の構成を
概略的に説明する説明図であり、図3(a)は、バネ体
を概略的に示す斜視図を、図3(b)は、バネ体を概略
的に示す側面図を、又、図3(c)は、バネ体を概略的
に示す平面図を、各々、示している。
【図4】図1に示す照明器具の反射笠に設けられている
反射面の形状を概略的に示す断面図である。
【図5】外側灯体へ内側灯体を取り付ける際の、バネ体
の操作突片、係合突片と、外側灯体の内周面に設けられ
ている溝との関係、及び、外側灯体から内側灯体を取り
外す際の、バネ体の操作突片、係合突片と、外側灯体の
内周面に設けられている溝との関係を模式的に説明する
説明図である。
【図6】本発明に係る照明器具から照射される光の配光
パターンが変わる様子を模式的に示す説明図である。
【図7】本発明に係る照明器具で用いるグレアカットキ
ャップの作製用のグレアカットキャップ部材を概略的に
示す平面図である。
【図8】図1に示す照明器具を概略的に示す正面図であ
る。
【図9】図1に示す照明器具を概略的に示す側面図であ
る。
【図10】図1に示す照明器具を概略的に示す平面図で
ある。
【図11】図1に示す照明器具を概略的に示す底面図で
ある。
【図12】図1に示す照明器具を概略的に示す背面図で
ある。
【図13】本発明に係る照明器具の他の一例を概略的に
示す外観斜視図である。
【図14】本発明に係る照明器具の他の一例を概略的に
示す外観斜視図である。
【図15】図14に示す照明器具を概略的に示す分解斜
視図である。
【図16】図14に示す照明器具の、摺動部材を中心に
して、更に拡大して概略的に示す斜視図である。
【図17】図14に示す照明器具の使用例を概略的に説
明する説明図である。
【図18】図14に示す照明器具の使用例を概略的に説
明する説明図である。
【図19】従来のスポットライトを概略的に示す側面図
である。
【図20】従来の天井埋込灯を概略的に示す説明図であ
る。
【図21】図20に示す照明器具の使用例を概略的に説
明する説明図である。
【符号の説明】
1、1A、11 照明器具 4 外側灯体 4a リング状の溝 5 反射笠 6、6A 内側灯体 7、7A バネ体 7a 操作突片 7b 係合突片 h6a 操作突片挿通用貫通孔 h6b 係合用貫通孔 R4 内側灯体のはみ出し部 R5 反射笠の軸方向に概ね等間隔に縦切りしたような
複数の縦切り領域 S5 反射面

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ランプを取り付けるソケットが内蔵された
    外側灯体と、 前記ランプから照射される光を反射する反射笠と、 前記反射笠の頂点部に接続された内側灯体と、 前記内側灯体内に設けられるバネ体とを備え、 前記外側灯体には、 その内周面に、周方向に、リング状の溝が形成されてお
    り、 前記内側灯体は、前記外側灯体に、前記内側灯体を取り
    付けた際に、前記外側灯体からはみ出す、はみ出し部を
    有し、 前記はみ出し部は、一対の操作突片挿通用貫通孔を備え
    るとともに、 前記外側灯体に、前記内側灯体を取り付けた際に、前記
    外側灯体の内周面に設けられたリング状の溝に整列する
    位置に、係合用貫通孔を有し、前記バネ体は、前記内側
    灯体に設けられた一対の操作突片灯体貫通孔の各々に挿
    通した際に、前記内側灯体の外周面から突出する長さを
    有する一対の操作突片と、 前記内側灯体に設けられた係合用貫通孔部を挿通した際
    に、前記内側灯体の外周面から突出する長さを有する係
    合突片とを備え、前記バネ体を、前記内側灯体の内側
    に、前記バネ体に設けられた一対の操作突片の各々が、
    前記内側灯体に設けられた一対の操作突片挿通用貫通孔
    を挿通して、前記内側灯体の外周面から突出するように
    取付け、且つ、 前記バネ体に設けられた係合突片が、前記内側灯体に設
    けられた係合用貫通孔を挿通して、前記内側灯体の外周
    面から突出するように取付け、 前記内側灯体の外周面から突出している、前記バネ体に
    設けられた係合突片が、前記外側灯体の内周面に、周方
    向に設けられた、リング状の溝に弾性係合するようにし
    た、照明器具。
  2. 【請求項2】ランプを取り付けるソケットが内蔵された
    外側灯体と、 前記外側灯体に回転可能に取り付けられる反射笠とを備
    え、 前記反射笠の内周面には、前記外側灯体内に設けられた
    ソケットに取り付けられたランプから照射される光を反
    射して、異形の配光パターンにして、被照射体に照射す
    る反射面が設けられている、照明器具。
  3. 【請求項3】目的とする場所に固定的に取り付けられる
    ようになっている台座部と、 前記台座部に取り付けられた軸体と、 前記軸体の先端部に、回動可能に設けられ、且つ、ラン
    プを取り付けるソケットが内蔵された外側灯体と、 前記外側灯体のソケットに取り付けられたランプから照
    射される光を反射する反射笠と、 前記反射笠の頂点部に接続された内側灯体と、 前記内側灯体内に設けられるバネ体とを備え、 前記外側灯体には、その内周面に、周方向に、リング状
    の溝が形成されており、 前記内側灯体は、前記外側灯体に、前記内側灯体を取り
    付けた際に、前記外側灯体からはみ出すはみ出し部を有
    し、 前記はみ出し部は、一対の操作突片挿通用貫通孔を備え
    るとともに、 前記外側灯体に、前記内側灯体を取り付けた際に、前記
    外側灯体の内周面に設けられたリング状の溝に整列する
    位置に、係合用貫通孔を有し、前記バネ体は、前記内側
    灯体に設けられた一対の操作突片灯体貫通孔の各々に挿
    通した際に、前記内側灯体の外周面から突出する長さを
    有する一対の操作突片と、 前記内側灯体に設けられた係合用貫通孔を挿通した際
    に、前記内側灯体の外周面から突出する長さを有する係
    合突片とを備え、前記バネ体を、前記内側灯体の内側
    に、前記バネ体に設けられた一対の操作突片の各々が、
    前記内側灯体に設けられた一対の操作突片挿通用貫通孔
    を挿通して、前記内側灯体の外周面から突出するように
    取付け、且つ、前記バネ体に設けられた係合突片が、前
    記内側灯体に設けられた係合用貫通孔を挿通して、前記
    内側灯体の外周面から突出するように取付け、 前記内側灯体の外周面から突出している、前記バネ体に
    設けられた係合突片が、前記外側灯体の内周面に、周方
    向に設けられた、リング状の溝に弾性係合するようにし
    た、照明器具。
  4. 【請求項4】天井に設けられた天井埋込灯取付穴内に収
    容されるように設けられる天井埋込用笠体と、 前記天井埋込用笠体内に上下に移動可能に設けられた摺
    動部材と、 前記摺動部材に、回動可能に設けられ、ランプを取り付
    けるソケットが内蔵された外側灯体と、 前記外側灯体のソケットに取り付けられたランプから照
    射される光を反射する反射笠と、前記反射笠の頂点部に
    接続された内側灯体と、 前記内側灯体内に設けられるバネ体とを備え、 前記外側灯体には、その内周面に、周方向に、リング状
    の溝が形成されており、 前記内側灯体は、前記外側灯体に、前記内側灯体を取り
    付けた際に、前記外側灯体からはみ出すはみ出し部を有
    し、 前記はみ出し部は、一対の操作突片挿通用貫通孔を備え
    るとともに、 前記外側灯体に、前記内側灯体を取り付けた際に、前記
    外側灯体の内周面に設けられたリング状の溝に整列する
    位置に、係合用貫通孔を有し、前記バネ体は、前記内側
    灯体に設けられた一対の操作突片灯体貫通孔の各々に挿
    通した際に、前記内側灯体の外周面から突出する長さを
    有する一対の操作突片と、 前記内側灯体に設けられた係合用貫通孔を挿通した際
    に、前記内側灯体の外周面から突出する長さを有する係
    合突片とを備え、前記バネ体を、前記内側灯体の内側
    に、前記バネ体に設けられた一対の操作突片の各々が、
    前記内側灯体に設けられた一対の操作突片挿通用貫通孔
    を挿通して、前記内側灯体の外周面から突出するように
    取付け、且つ、 前記バネ体に設けられた係合突片が、前記内側灯体に設
    けられた係合用貫通孔を挿通して、前記内側灯体の外周
    面から突出するように取付け、 前記内側灯体の外周面から突出している、前記バネ体に
    設けられた係合突片が、前記外側灯体の内周面に、周方
    向に設けられた、リング状の溝に弾性係合するようにし
    た、照明器具。
  5. 【請求項5】前記反射笠の内周面には、前記外側灯体内
    に設けられたソケットに取り付けられたランプから照射
    される光を反射して、異形の配光パターンにして、被照
    射体に照射する反射面が設けられている、請求項3又は
    請求項4に記載の照明器具。
  6. 【請求項6】前記反射笠の反射面は、概ね円錐体形状を
    しており、 前記反射笠の軸方向に概ね等間隔に縦切りしたような複
    数の縦切り領域が形成されており、且つ、 前記複数の縦切り領域の各々に、長さ方向に凸面となる
    反射面が形成されてい反射笠の反射面は、概ね円錐体形
    状をしており、 前記反射笠の軸方向に概ね等間隔に縦切りしたような複
    数の縦切り領域が形成されており、且つ、 前記複数の縦切り領域の各々に、長さ方向に凸面となる
    反射面が形成されている、請求項3〜5のいずれかに記
    載の照明器具。
  7. 【請求項7】前記バネ体の係合突片が、前記外側灯体へ
    の取付方向に、先細る形状をしている、請求項1、3又
    は4に記載の照明器具。
  8. 【請求項8】前記外側灯体のソケットに取り付けられる
    ランプに取り付けられるグレアカットキャップを更に備
    え、 前記グレアカットキャップは、 前記外側灯体のソケットに取り付けられるランプの頭部
    を収容するランプ収容キャップ部と、 前記ランプ収容キャップ部を中心に挟むように対向配置
    された一対の脚体とを備え、 前記グレアカットキャップは、 前記外側灯体のソケットに取り付けられるランプの頭部
    に、前記ランプ収容キャップ部をかぶせ、且つ、 前記一対の脚体の各々の先端部を、前記反射笠の鍔部に
    固定することで、前記反射笠に取り付けられており、且
    つ、 前記グレアカットキャップが、 中心線を挟むようにして左右対称に設けられた、一対の
    ランプ収容キャップ部半体と、 前記一対のランプ収容キャップ部半体の各々を中心に挟
    むように配置された一対の脚体半体の合計二対の脚体半
    体とを設けたグレアカットキャップ部材を、その中心線
    で折り曲げて形成されたものである、請求項1〜7のい
    ずれかに記載の照明器具。
  9. 【請求項9】前記反射笠の頂点部に接続された内側灯体
    の中空部が、 前記外側灯体のソケットに取り付けられるランプのラン
    ブバルブより大きく、ランブ口金碍子よりも小さい径に
    されている、請求項1〜8のいずれかに記載の照明器
    具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014203549A (ja) * 2013-04-01 2014-10-27 パナソニック株式会社 照明器具
JP2016225028A (ja) * 2015-05-27 2016-12-28 コイズミ照明株式会社 照明器具

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