JP2001043594A - カセット搬送装置 - Google Patents

カセット搬送装置

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JP2001043594A
JP2001043594A JP11216391A JP21639199A JP2001043594A JP 2001043594 A JP2001043594 A JP 2001043594A JP 11216391 A JP11216391 A JP 11216391A JP 21639199 A JP21639199 A JP 21639199A JP 2001043594 A JP2001043594 A JP 2001043594A
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Japan
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cassette
holder
rack
sub
view
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JP11216391A
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English (en)
Inventor
Hideaki Kawane
秀明 川根
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定部材により複雑な構成を必要とせず、従
来と同一の機能を有することが可能となり、さらに動作
安定性に優れ極めて高い信頼性を確保できるカセット搬
送装置を提供する。 【解決手段】 メインホルダー1を固定するためのホル
ダー天板1aに設けられた突起部1bにより、既にカセ
ット30が装着されている場合、新たに2個目のカセッ
トが挿入できないように構成され、さらに同期軸25a
と天板33の取付け穴33aとで固定されたブロック部
材20により、カセットが縦方向に挿入された場合に
は、確実にカセット30を排出するように構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気記録再生装置に
おけるカセット搬送装置に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】現在、磁気記録再生装置におけるカセッ
ト搬送装置として、スロットイン方式のカセット搬送装
置が主流となっている。ここでスロットイン方式のカセ
ット搬送装置について概略を説明する。
【0003】図15は、スロットイン方式のカセット搬
送装置を有する磁気記録再生装置におけるカセットの着
脱可能なイジェクト位置を示す装置の右側側面概略図で
ある。
【0004】イジェクト位置からカセット36をカセッ
トホルダー37に挿入することにより、カセット36は
カセットホルダー37にて保持され、さらにカセット3
6の背面をカセット挿入方向Aへ押すことにより、カセ
ットホルダー37に設けられたガイド軸38と係合して
いるギア一体型駆動アーム40がB方向へ回動する。そ
の後、モータを含む伝達手段41を介してギア一体型駆
動アーム40をカセット装着方向へ回動させることによ
り、カセットホルダー37をサイドプレート42に設け
られたガイド溝43およびガイド溝44に案内され記録
再生が可能なカセット基台45へ搬送する。
【0005】図16は、スロットイン方式のカセット搬
送装置を有する磁気記録再生装置における記録再生可能
なカセットダウン位置を示す装置右側側面概略図であ
る。
【0006】カセットホルダー37はガイド溝43およ
びガイド溝44に案内され水平移動の後、垂直移動へ移
行しカセット基台45へカセット36を搬送する。
【0007】図17は、スロットイン方式のカセット搬
送装置を有する磁気記録再生装置においてカセットの記
録再生可能なカセットダウン位置へカセットを搬送した
後、さらに2個目のカセットを挿入した場合の装置右側
側面概略図である。
【0008】カセットダウン位置でのカセット上面高さ
Hdとイジェクト位置でのカセット下面高さHeとの高
さ関係が、図17に示すようにHdが高くなっており、
両位置でのカセット高さにオーバーラップ量H1が存在
する。そのため、既にカセット36がカセット基台45
に装着されている場合、新たにカセットを挿入しようと
しても不可能な構成になっている。
【0009】また、既にカセットがカセット基台に装着
された状態では、カセット挿入口に設けられた前扉を開
閉動作できない構成にしたり、カセットがカセット基台
に装着された直後に2個目のカセットの挿入を阻止する
位置に部材を突出させるカセット搬送装置なども存在す
る。
【0010】ここで、従来のスロットイン方式のカセッ
ト搬送装置において、カセットホルダーに対しカセット
が確実に装着されたことを検出する機構を有するものが
多く見られる。これは、カセットがカセットホルダーに
確実に装着されていないままカセットを搬送した場合、
カセット基台に設けられているテープ駆動機構を破損し
たり、テープにダメージを与えることを未然に防ぐため
の機構である。カセットホルダーへのカセットの装着が
不完全な場合、カセット搬送を途中で中止し、カセット
を排出するような構成となっている。
【0011】図18は、カセット装着前のカセット安全
装着機構の右側側面概略図である。
【0012】カセット36装着前、カセットホルダー3
7に取付けられている安全装着レバー46は、回動可能
で通常バネなどにより付勢され、その一端はストッパー
部47として天板48に係合しており、この状態ではカ
セットホルダー37のカセット挿入方向への移動は不可
能である。
【0013】図19は、カセット装着時のカセット安全
装着機構の右側側面概略図である。
【0014】カセット36装着時では、安全装着レバー
46の他端とカセット36の一部が当接し、安全装着レ
バー46が回動することによりストッパー部47と天板
48との係合がはずれ、カセットホルダー37はカセッ
ト搬送方向に動作することが可能となる。
【0015】しかしながら、カセットを縦方向に挿入し
た場合、カセットをカセットホルダーにて保持すること
なく、カセットのみが本体装置内に入り込んでしまう。
そこで、この様な状態を回避するため、カセット蓋と同
期して回動するガード部材を有するカセット搬送装置が
存在する。
【0016】図20は、カセット安全装着機構とガード
部材を有するカセット搬送装置においてカセットを正規
方向に挿入した場合の装置右側側面概略図である。カセ
ット36がカセットホルダー37に対し正規方向に挿入
された場合、図19の場合と同様にして、安全装着レバ
ー46の他端とカセット36の一部が当接し、安全装着
レバー46が回動することによりストッパー部47と天
板48との係合がはずれ、カセットホルダー37はカセ
ット搬送方向に動作することが可能となる。
【0017】図20は、カセット安全装着機構とガード
部材を有するカセット搬送装置においてカセットを縦方
向に挿入した場合の装置右側側面概略図である。しかし
ながら、カセット36を縦方向に挿入した場合、カセッ
ト蓋と同期して回動するガード部材49とカセット36
とが当接し、カセットホルダー37をカセット挿入方向
へ動作させようとするが、安全装着レバー46の一部を
カセット36が押さないため、安全装着レバー46が回
動せず、カセットホルダー37はその位置で停止したま
まとなり、カセット縦挿入できない構成となっている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、イジェクト位置とカセットダウン位置での
高さ方向でのカセットのオーバーラップ量が非常に少な
い場合や、オーバーラップしない場合は、カセット装着
時に新たなカセットの挿入を阻止するための専用部材を
設ける必要があり、そのため構成が複雑になり、部品点
数も増加することになる。
【0019】本発明は、これら従来の課題を解決するも
ので、構成を簡素化でき、かつ固定部材により同様な効
果が得られるため、動作も簡略化できる優れたカセット
装着装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のカセット搬送装置は、カセットを保持して記
録再生可能な位置へ移動可能なメインホルダーと、前記
メインホルダーに設けられ前記カセットを記録再生可能
な位置へ搬送した時に他のカセットの挿入を阻止する阻
止手段とを備えたものである。
【0021】このような構成により、構成を簡素化で
き、かつ固定部材により同様な効果が得られるため、動
作も簡略化できる優れたカセット装着装置が得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1及び2に記載の
発明は、カセットを保持して記録再生可能な位置へ移動
可能なメインホルダーと、前記メインホルダーに設けら
れ前記カセットを記録再生可能な位置へ搬送した時に他
のカセットの挿入を阻止する阻止手段とを備えたもので
あり、このような構成により、構成を簡素化でき、かつ
固定部材により同様な効果が得られるため、動作も簡略
化できる優れたカセット装着装置が得られる。
【0023】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0024】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の形
態のカセット搬送装置を有する磁気記録再生装置におけ
るカセットの着脱が可能なイジェクト位置を示した装置
右側側面図である。
【0025】図1において、9は本装置の両側面に設け
られたサイドプレート、21はモータ、22はモータ2
1に接続されたカップリング、23はカップリング22
に接続され外周に螺旋状の歯部を有したウォーム、24
はウォーム23に噛み合い回転するウォームホイール、
25はウォームホイール24と同心に設けられた歯車に
その外周が噛み合い回転する同期歯車、26は同期歯車
25に噛み合う中継歯車、27は中継歯車26に噛み合
う駆動歯車、29は駆動歯車27の外周歯部の一部に設
けられた切り欠き部で、駆動歯車27は同心に2種類の
歯車部を有し、サイドプレート側の歯車部に切り欠き部
29が設けられている。12は上部に駆動歯車27と噛
み合う歯部を有しカセット移動方向へ移動可能な内ラッ
クである第1ラック、17は内ラック12と平行に隣接
した位置に配されその上部に駆動歯車27と噛み合う歯
部を有した外ラックである第2ラック、10はサイドプ
レート9に略直角形状に設けられた第1のガイド溝、1
1は第1のガイド溝10に平行に設けられた第2のガイ
ド溝、15は内ラック12に設けられ第1のガイド溝と
略平行に設けられた第3のガイド溝、13は内ラック1
2に略斜めに設けられた第1のカム溝、14は内ラック
12に第1のカム溝13と略平行に設けられた第2のカ
ム溝、18は外ラック17に設けられた第3のカム溝、
30は記録媒体を内包したカセット、1はカセットを保
持し本装置内へ搬送するメインホルダー、5はメインホ
ルダー1とともに本装置内へ移動するサブホルダー、6
はサブホルダー5の前部に形成された折り曲げ部、3は
サブホルダー5に設けられ第1のガイド溝10と第3の
ガイド溝15とを挿通しかつ摺動自在に配された第1の
ガイド軸、4はメインホルダー1に設けられ第2のカム
溝14を挿通しかつ摺動自在に配された第2のガイド
軸、7はサブホルダー5に設けられ第3のガイド溝15
に挿通しかつ摺動自在に配された第3のガイド軸、8は
第3のガイド溝15に挿通しかつ摺動自在に配された第
4のガイド軸、16は内ラック12の歯部近傍に設けら
れ駆動歯車27に設けられた切り欠き部29と係合する
突起部、19は外ラック17に設けられ第3及び第4の
ガイド軸7及び8を取り付けるための取付穴である。こ
こで、第1〜第4のガイド軸でガイド部材を構成してい
る。また、モータ21、カップリング22、ウォーム2
3、ウォームホイール24、同期歯車25、中継歯車2
6で駆動手段を構成している。
【0026】メインホルダー1にはガイド軸3とガイド
軸4がそれぞれ設けられており、メインホルダー1の上
部を固定するためのホルダー天板1aには、阻止手段で
ある突起部1bが設けられている。その突起部1bは、
カセット挿入口34に設けられている前扉35の開閉動
作を妨げないように構成されており、突起部1bの高さ
は挿入されたカセット30の上面よりも高さHだけ高く
なっている。サブホルダー5にはガイド軸7およびガイ
ド軸8がそれぞれ設けられており、折り曲げ部6にて挿
入されたカセット30の前面位置が決まる。メインホル
ダー1およびサブホルダー5のそれぞれのガイド軸は、
サイドプレート9に設けられているガイド溝10および
ガイド溝11に挿入され、メインホルダー1及びサブホ
ルダー5を保持ならびに案内している。サイドプレート
9のガイド溝10およびガイド溝11から突き出してい
るガイド軸3は、第1ラック12のカム溝13および第
2ラック17のカム溝18に係合し、ガイド軸4は、第
1ラック12のカム溝14のみ、ガイド軸7およびガイ
ド軸8は、第1ラック12のガイド溝15と第2ラック
17の取付け穴19に係合している。
【0027】図2は、本発明のカセット搬送装置を有す
る磁気記録再生装置におけるカセットの着脱が可能なイ
ジェクト位置を示した装置右側平面図であり、各部材の
位置関係を明確にしておく。ブロック部材20は、同期
歯車25に係合している同期軸25aと天板33に設け
られている取付け穴33aにより固定されている。な
お、本実施の形態の1つとしてガイド部材に軸を使用し
ているがその限りではない。
【0028】以上のように構成された本実施の形態のカ
セット搬送装置について、以下その動作について説明す
る。
【0029】カセット搬送装置の駆動手段として正逆転
可能なモータ21を使用し、このモータ21にはカップ
リング22が取り付けられており、それに係合するウォ
ーム23にモータ21の動力を伝達する。ウォーム23
からの動力はウォームホイール24,同期歯車25,中
継歯車26に伝達され、第1ラック12および第2ラッ
ク17の両ラックに噛み合うよう構成されている駆動歯
車27に伝達される。また本実施の形態で使用している
ウォーム23は逆転可能なように4条ウォームを使用し
ているため、第2ラック17を動作させることによりモ
ータ21を逆転させることが可能である。なお、本実施
の形態の1つとして4条ウォームを使用し、モータの逆
転を可能にしているが、その限りではない。
【0030】図3は、イジェクト位置における駆動歯車
27と第1ラック12,第2ラック17の噛み合い部の
拡大図を示す。イジェクト位置の状態では駆動歯車27
と第2ラック17のみが噛み合っており、第1ラック1
2は、その突起部16と駆動歯車27の外周部28とが
当接することにより、カセット挿入方向への動作ができ
ない構成になっている。そのため第1ラック12に係合
しているメインホルダー1も、同様にしてカセット挿入
方向への動作ができないようになっている。
【0031】次に、イジェクト位置からカセット30を
メインホルダー1に挿入し、カセット30を押し込むこ
とにより、カセット30の前面にてサブホルダー5の折
り曲げ部6がカセット挿入方向に押され、サブホルダー
5と一体で動作する第2ラック17も同一方向に動作す
る。その際、第2ラック17と噛み合っている駆動歯車
27もカセット装着方向へ回転することになる。
【0032】図4は、メインホルダー1にカセット30
を挿入した時点での、メインホルダー1,サブホルダー
5ならびにカセット30の位置関係を示す装置右側側面
概略図である。メインホルダー1に対するカセット30
の位置は、カセット30の前面がサブホルダー5の折り
曲げ部6に当接することによって決まる。ここで、カセ
ット蓋32は、カセット蓋ロック部材31が矢印方向に
動作することによりカセット蓋ロックが解除される構成
になっている。カセット挿入時点では、カセット蓋ロッ
ク部材31はメインホルダー1の折り曲げ部2により解
除されておらず、カセット蓋32は開閉動作できない状
態になっている。
【0033】図5は、本発明のカセット搬送装置を有す
る磁気記録再生装置におけるカセット蓋開閉動作可能な
カセットイン位置を示した装置右側側面概略図である。
図4に示す状態から、さらにカセット30を押し込むこ
とにより、第2ラック17がカセット挿入方向へ動作
し、駆動歯車27がカセット装着方向へ回転する。その
後、駆動歯車27の切り欠き部29が、第1ラック12
の突起部16を第1ラック12と第2ラック17とが同
一位相になるようにカセット挿入方向へ押し出すことに
より、第1ラック12も駆動歯車27と噛み合い、メイ
ンホルダー1も動作可能な状態になる。
【0034】図6は、カセットイン位置における駆動歯
車27と第1ラック12,第2ラック17の噛み合い部
の拡大図を示す。第1ラック12と第2ラック17が一
体となって動作を開始するため、メインホルダー1とサ
ブホルダー5はその位置関係を保持したまま1つのカセ
ットホルダーとして機能することになる。
【0035】図7は、カセットイン位置でのメインホル
ダー1,サブホルダー5ならびにカセット30の位置関
係を示す装置右側側面概略図である。カセットイン位置
まで動作した場合、メインホルダー1に設けられている
折り曲げ部2により、カセット蓋ロック部材31を動作
させ、カセット蓋32は開閉動作可能となる。このカセ
ットイン位置の状態にてカセット30は、カセット基台
に装着可能となる。
【0036】そして第1ラック12と第2ラック17が
一体となって動作開始したことを検出した後、モータ2
1をカセット装着方向へ回転させ、カセット30をテー
プの記録再生が可能なカセット基台へ搬送を開始する。
【0037】しかしサブホルダー5は、構成や動作の簡
素化の目的から水平動作のみ可能になっており、カセッ
ト30の前面とサブホルダー5の折り曲げ部6とが当接
したままの状態では、カセット30の垂直動作時にカセ
ット蓋32の開閉動作を妨げることになる。これを回避
するため、メインホルダー1が垂直移動する際のガイド
軸3の動作を利用して、サブホルダー5をカセット蓋3
2の開閉動作を妨げない位置まで移動させる機構を採用
した。
【0038】図8は、メインホルダー1の垂直移動開始
前の装置右側側面概略図である。
【0039】メインホルダー1に設けられているガイド
軸3は、第1ラック12のカム溝13と第2ラック17
のカム溝18とに係合しており、水平動作時はサブホル
ダー5とメインホルダー1は一体で動作している。
【0040】図9は、メインホルダー1の垂直移動開始
後の装置右側側面概略図である。メインホルダー1が水
平から垂直動作へ移行する際、メインホルダー1に設け
られたガイド軸3は、第1ラック12が動作することに
よって第1ラック12のカム溝13に押され、サイドプ
レート9のガイド溝10に沿って下方向へ移動しようと
する。一方、サブホルダー5のガイド軸7およびガイド
軸8は、サイドプレート9に設けられているガイド溝1
0の水平部分にあるため垂直動作は不可能である。しか
し、第2ラック17に設けられているカム溝18にメイ
ンホルダー1のガイド軸3が垂直下降動作することによ
り当接し、第2ラック17を駆動歯車27の噛み合いか
らはずす方向に動作させる。このことにより、サブホル
ダー5の折り曲げ部6はメインホルダー1の垂直下降動
作に伴って、カセット30の前面位置から離れる方向へ
移動することが可能となる。さらに、折り曲げ部6に設
けられている逃げ穴6aにブロック部材20の先端部2
0aが入り込むことにより、サブホルダー5の動作を妨
げない構成になっている。なお、本実施の形態の1つと
してサブホルダーをカセット挿入方向へ移動させたが、
その限りではない。
【0041】図10は、サブホルダー5の移動完了状態
の装置右側側面概略図である。サブホルダー5の移動が
完了した状態では、駆動歯車27と第2ラック17とは
噛み合っていない。第2ラック17はガイド軸3がサイ
ドプレート9のガイド溝10により水平方向の動作が規
制されることにより、第2ラック17もカム溝18によ
り同様にしてそれ以上水平方向動作が規制され、停止状
態を保つことが可能となる。
【0042】図11は、本実施の形態のカセット搬送装
置を有する磁気記録再生装置におけるサブホルダーが停
止したサブエスケープ位置を示した装置右側側面概略図
である。メインホルダーの垂直移動中にサブエスケープ
位置までサブホルダーを移動させることにより、カセッ
ト蓋開閉動作を妨げない構成となる。さらに、ブロック
部材20の先端部20aも同様にしてカセット蓋開閉動
作を妨げない位置に設けられている。
【0043】図12は、本実施の形態のカセット搬送装
置を有する磁気記録再生装置における記録再生が可能と
なるカセットダウン位置を示した装置右側側面概略図で
ある。図11のサブエスケープ位置からさらに第1ラッ
ク12のみがカセット挿入方向へ動作し、第1ラック1
2のカム溝13およびカム溝14の水平部分にメインホ
ルダー1のガイド軸3およびガイド軸4が入ることによ
り、カセット30はカセット基台33に装着され、確実
に装着されたことを検出した後、モータを停止させる。
【0044】図13は、本実施の形態のカセット搬送装
置を有する磁気記録再生装置においてカセットの記録再
生が可能なカセットダウン位置にカセットを搬送した
後、さらに2個目のカセットを挿入した場合の装置右側
側面概略図である。
【0045】ここで、カセットダウン位置でのカセット
30と、新たに挿入されたカセット30aとのオーバー
ラップ量はH2と極めて少ないものとなっているが、カ
セットホルダー1の上部を固定するためのホルダー天板
1aに設けられている突起部1bと新たに挿入したカセ
ット30aとの高さがH3だけオーバーラップしている
ため、カセット30がカセット基台に装着された状態で
は、2個目のカセット30aと突起部1bとが当接する
ことにより、2個目のカセット30aの挿入を阻止する
構成となっている。
【0046】さらに、ホルダー天板1aの突起部1bと
当接した時のカセット30aは、カセット挿入口34か
らLだけ突出した状態となり、使用者に2個目カセット
が挿入不可という認識を与えるとともに、カセット30
aを装置から容易に取り出すことが可能となる。
【0047】図14は、本実施の形態のカセット搬送装
置を有する磁気記録再生装置において縦方向にカセット
を挿入した場合の装置右側側面概略図である。イジェク
ト位置からカセット30を縦方向に挿入した場合、カセ
ット30によりサブホルダー5がカセット挿入方向へ動
作し、モータの動力によりカセット30は引き込まれて
いく。
【0048】しかしながら、カセット30がブロック部
材20の先端部20aに当接し、カセット30は停止す
る。その際、カセット30の搬送が阻止されモータがロ
ックすることになるが、カセット挿入口34に設けられ
ている前扉35は、その下端がカセット30の上面に乗
っていることにより、モータ21のロックを検出して、
カセット30を排出しようとした場合でも前扉35が閉
じることなくモータを反転させることによりカセット3
0の排出が可能となり、カセットが装置内に取り残され
動作不良を引き起こすことがない。
【0049】以上のように本実施の形態によれば、メイ
ンホルダー1にカセット阻止手段である突起部1bを設
けたことにより、2個目のカセットの挿入を防ぐことが
でき、カセットや内部メカニズムの破損を防ぐことがで
きる。
【0050】また、ブロック部材20を設けたことによ
り、誤ってカセットを縦方向に挿入した時に、カセット
端部とブロック部材とが当接し、カセット及びホルダー
の水平方向への移動を阻止することができる。また、こ
の時、前扉35が開いた状態でカセット上面に乗ってい
るため、誤って挿入されたカセットが装置内へ閉じこめ
られることがなくなる。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明によるカセット搬送
装置によれば、複雑な構成を必要とせず、部品点数を増
やすことなく固定部材により従来と同一の機能を有する
ことが可能となり、動作安定性に優れ極めて高い信頼性
を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるイジェクト位置で
のカセット搬送装置の右側側面図
【図2】同実施の形態のイジェクト位置でのカセット搬
送装置正面図
【図3】同実施の形態のイジェクト位置でのラック&ピ
ニオン噛み合い部拡大図
【図4】同実施の形態のカセット挿入後のホルダーとカ
セット位置関係概略図
【図5】同実施の形態のカセットイン位置でのカセット
搬送装置右側側面概略図
【図6】同実施の形態のカセットイン位置でのラック&
ピニオン噛み合い部拡大図
【図7】同実施の形態のカセットイン位置でのホルダー
とカセット位置関係概略図
【図8】同実施の形態のサブホルダー移動機構概略図
(移動開始前)
【図9】同実施の形態のサブホルダー移動機構概略図
(移動時)
【図10】同実施の形態のサブホルダー移動機構概略図
(移動完了時)
【図11】同実施の形態のサブエスケープ位置でのカセ
ット搬送装置右側側面概略図
【図12】同実施の形態のカセットダウン位置でのカセ
ット搬送装置右側側面概略図
【図13】同実施の形態のカセットダウン位置で新たに
2個目のカセットを挿入した場合の装右側側面概略図
【図14】同実施の形態にてカセットを縦方向に挿入し
た場合のカセット搬送装置右側側面概略図
【図15】従来技術のイジェクト位置におけるスロット
イン方式のカセット搬送装置右側側面概略図
【図16】従来技術のカセットダウン位置におけるスロ
ットイン方式のカセット搬送装置右側面概略図
【図17】従来技術にてカセットダウン位置で新たに2
個目のカセットを挿入した場合の装右側側面概略図
【図18】従来技術のカセット安全装着機構の右側側面
概略図(カセット装着前)
【図19】従来技術のカセット安全装着機構の右側側面
概略図(カセット装着時)
【図20】従来技術にてカセット安全装着機構とガード
部材とを有するカセット搬送装置において正規方向にカ
セットを挿入した場合の装置右側側面概略図
【図21】従来技術にてカセット安全装着機構とガード
部材とを有するカセット搬送装置において縦方向にカセ
ットを挿入した場合の装置右側側面概略図
【符号の説明】
1 メインホルダー 1a ホルダー天板 1b、16 突起部 2、6 折り曲げ部 3、4、7、8 ガイド軸 5 サブホルダー 6a 抜き穴 9 サイドプレート 10、11、15 ガイド溝 12 第1ラック 13、14、18 カム溝 17 第2ラック 19、33a 取付け穴 20 ブロック部材 20a 先端部 21 モータ 22 カップリング 23 ウォーム 24 ウォームホイール 25 同期歯車 25a 同期軸 26 中継歯車 27 駆動歯車 28 外周部 29 切り欠き部 30、30a カセット 31 カセット蓋ロック部材 32 カセット蓋 33 天板 34 カセット挿入口 35 前扉

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットを保持して記録再生可能な位置
    へ移動可能なメインホルダーと、前記メインホルダーに
    設けられ前記カセットを記録再生可能な位置へ搬送した
    時に他のカセットの挿入を阻止する阻止手段とを備えた
    ことを特徴とするカセット搬送装置。
  2. 【請求項2】 カセットを保持して記録再生可能な位置
    へ移動可能なメインホルダーと、前記メインホルダーに
    設けられ前記カセットを記録再生可能な位置へ搬送した
    時に他のカセットの挿入を阻止する阻止手段とを備え、
    前記阻止手段が他のカセットの挿入を阻止した時に、前
    記他のカセットの一部が装置外へ露出していることを特
    徴とするカセット搬送装置。
JP11216391A 1999-07-30 1999-07-30 カセット搬送装置 Pending JP2001043594A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2440748A (en) * 2006-08-07 2008-02-13 Sunonwealth Electr Mach Ind Co Heat-dissipating device for a back light source in a flat panel display

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