JP2001043042A - プリンタ接続装置および該装置を用いるプリントシステム - Google Patents

プリンタ接続装置および該装置を用いるプリントシステム

Info

Publication number
JP2001043042A
JP2001043042A JP11218138A JP21813899A JP2001043042A JP 2001043042 A JP2001043042 A JP 2001043042A JP 11218138 A JP11218138 A JP 11218138A JP 21813899 A JP21813899 A JP 21813899A JP 2001043042 A JP2001043042 A JP 2001043042A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printer
image data
connection device
host device
conversion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11218138A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Ishioka
純 石岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon I Tech Inc
Original Assignee
Tokyo Denshi Sekkei KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Denshi Sekkei KK filed Critical Tokyo Denshi Sekkei KK
Priority to JP11218138A priority Critical patent/JP2001043042A/ja
Publication of JP2001043042A publication Critical patent/JP2001043042A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホスト装置が出力する画像データを、プリン
タに適合するプリントデータに変換してプリンタに供給
するプリンタ接続装置にあって、接続対象となるホスト
装置およびプリンタを固定せず、汎用性のあるプリンタ
接続装置を提供してプリントシステムのフレキシビリテ
ィを向上する。 【解決手段】 複数のホスト装置(10〜13)を接続
可能なプリンタ接続装置20を設け、かつそのプリンタ
接続装置20には複数のホスト装置およびプリンタに対
応した多種の変換プログラムを保持させ、あるホスト装
置からの画像データの受信に応じてその画像データをプ
リンタに適合するデータに変換するための変換プログラ
ムを用いて変換し、プリンタへの送信を行うことができ
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホスト装置が出力
するPDLなどの言語による画像データのコマンドを、
プリンタに適合する言語のプリントデータに変換してプ
リンタに供給するプリンタ接続装置および該装置を用い
るプリントシステムに関するものである。なお、上記変
換とは、プリンタの形態に応じ、ビットイメージへの変
換(ラスタライズ等)をも含み得るものである。
【0002】
【従来の技術】図1は従来のプリンタ接続装置の使用態
様であり、プリントに係る画像データの供給源をなすホ
スト装置1、画像データのプリント動作を実行するプリ
ンタ3、およびこれらの間に介在するプリンタ接続装置
2から構成されるシステムが示されている。
【0003】ここで、ホスト装置1は、例えば、CP
U,ROM,RAM,ハードディスク等を有するコンピ
ュータ本体や、キーボードの他マウスなどのポインティ
ングデバイスを有する入力装置、およびCRTあるいは
LCDなどの表示装置などを具備したパーソナルコンピ
ュータ等の形態である。また、プリンタ3には、インク
ジェット方式によるもの、レーザビームプリンタなど電
子写真方式によるもの、感熱記録方式によるものなど、
種々のものが用いられる。
【0004】さらに、プリンタ接続装置2は、現在では
例えばPostScript(Adobe Systems社)のコマンドをラ
スタイメージに変換するRIP(Raster Image Process
or)装置が代表的なものである。
【0005】ここで、RIPとしては、ホスト装置であ
るコンピュータ側のソフトウェアで処理を行うソフトウ
ェアRIPと称されるものが近年多用されるようになっ
てきているが、プリンタの高解像度化および高速化に対
応すべく、PDLコマンドを処理する専用回路を内蔵し
たハードウェアRIPと称される図1の如きRIP装置
も依然としてその必要性は高い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プリンタ接続装置2は、各1台かつ各1種のホスト装置
およびプリンタ間において所要の変換を行うことに対応
したものである。従って、接続対象となるホスト装置お
よびプリンタは固定的なものであり、複数のホスト装置
および1以上のプリンタが使用されるような場合、例え
ばLANなどのネットワーク環境が整備されたユーザに
おいて複数の者がプリンタを共用する要望があるような
場合に、フレキシブルかつ経済的に対応できるものでは
なかった。
【0007】本発明は、かかる点に着目してこれらを技
術的課題として捉えてなされたものであり、次の少なく
とも一つを達成することを目的とする。すなわち、 ・接続対象となるホスト装置およびプリンタを固定せ
ず、汎用性のあるプリンタ接続装置を提供してシステム
のフレキシビリティを向上すること、 ・ネットワーク環境等、複数のホスト装置が接続されて
1以上のプリンタを共用する要求に対して、適切に対応
できること、 ・ユーザの経済的負担を軽減すること。である。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明は、
画像データの供給源をなすホスト装置とプリントを実行
するプリンタとの間に介挿可能なプリンタ接続装置であ
って、前記ホスト装置を複数接続可能な手段と、接続さ
れる複数の前記ホスト装置と前記プリンタとに対応し、
前記ホスト装置から供給される画像データを前記プリン
タに適合するプリントデータに変換するための1以上の
変換プログラムを保持する手段と、接続された前記ホス
ト装置から供給される前記画像データを受信する手段
と、当該受信した画像データを、当該ホスト装置および
前記プリンタに対応して保持された前記変換プログラム
に従って前記プリントデータに変換する手段と、当該変
換されたプリントデータを接続された前記プリンタに送
信する手段と、を具えたことを特徴とする。
【0009】ここで、前記ホスト装置が出力した画像デ
ータが前記プリンタに適合するものである場合には、前
記変換をスキップして前記送信を行わせる手段を具える
ことができる。
【0010】また、前記プリンタを複数接続可能な手段
を具え、前記保持手段は接続される複数の前記ホスト装
置および接続される複数の前記プリンタに対応した複数
の前記変換プログラムを保持可能であるとともに、前記
変換手段は前記接続されたホスト装置が指定するプリン
タに対応した前記変換プログラムに従って前記変換を行
い、前記送信手段は当該変換されたプリントデータを前
記指定されたプリンタに送信するようにすることができ
る。
【0011】さらに、前記保持手段は、前記変換プログ
ラムのインストールを受容する手段を有することができ
る。
【0012】さらに、本発明は、上記のいずれかのプリ
ンタ接続装置と、該プリンタ接続装置に対して画像デー
タを供給すべく接続された複数のホスト装置と、前記プ
リンタ接続装置から供給されるプリントデータに基づい
てプリントを行うべく接続された少なくとも一つのプリ
ンタと、を具えたプリントシステムに存する。
【0013】なお、プリンタとは、一般的なプリンタの
ほか、ファクシミリ装置やイメージセッタなどの画像形
成装置をも言うものとし、本明細書においてはこれらを
総称してプリンタと言う。
【0014】さらに、本明細書に言う画像または画像デ
ータとは、図形、模様、絵(イラスト)、写真など所謂
広義の画像または画像データのほか、広く文字、数字な
どのキャラクタをも含む概念であり、ホスト装置におい
て作成・編集等されてプリントのために出力されるもの
を言うものとする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。
【0016】図2は本発明の実施形態の例によるプリン
タ接続装置を使用したプリントシステムを示す概念図で
あり、本例においては、プリントすべき画像データを作
成・編集するための複数のホスト装置に対して、複数の
プリンタを接続可能とするプリンタ接続装置20が設け
られている。
【0017】ここで、本例に係るプリンタ接続装置20
には、セントロニクス仕様のコネクタを介して直接接続
されたホスト装置10と、さらに複数(図では3台)の
ホスト装置11,12,13がネットワークN/Wを介
して接続されている。なお、かかる接続の態様は例示で
あって、複数のホスト装置がセントロニクス仕様のコネ
クタを介してプリンタ接続装置20に直接接続されるも
のでもよい。また、すべてのホスト装置がネットワーク
N/Wのみを介して接続されるものでもよい。
【0018】また、図示の例では3台のプリンタ31,
32,33が接続されており、これらプリンタにはイン
クジェット方式、電子写真方式、感熱記録方式など、種
々のプリント方式のものを用いることができる。
【0019】接続対象となるプリンタは各種制御言語
(例えば、WPL(東京電子設計株式会社)、LIPSやBJF85
00(ともにキヤノン株式会社)、PostScript(Adobe Sy
stems社)、PCL(Hewlett-Packard社)、ESC/P(エプソ
ン社)など)に対応したものとすることができ、さらに
ビットイメージにのみ対応したプリンタの接続も可能と
する。なお、接続されるプリンタは図示の例に限られ
ず、1台あるいは2台、さらには4台以上でもよい。
【0020】また、ホスト装置としては、例えばAdobe
Systems社のPostScriptのコマンド群を含む画像データ
を出力するもののほか、上述したような種々言語のコマ
ンドを含む画像データを出力するものを用いることがで
きる。
【0021】すなわち、本例のプリンタ接続装置20
は、ホスト装置およびプリンタを各1台かつ各1種のも
のに固定することなく、種々のものの使用を可能とす
る。
【0022】図3はかかるプリントシステムの制御系の
構成例を示すブロック図である。
【0023】まず、パーソナルコンピュータないしワー
クステーション等の形態を可とするホスト装置10にお
いて、101は主制御部をなすCPU、103は所要の
プログラムや固定データを記憶したROM、105はア
プリケーションプログラムの作動や各種データの一時保
存その他ワーク用に使用されるRAMである。また、1
07は画像データの作成・編集プログラムなど各種アプ
リケーションプログラムやデータの保存に用いられるハ
ードディスク装置、109はフロッピーディスク装置、
111はCD−ROMからその記憶情報を読み出す装置
である。
【0024】113はCRTあるいはLCDなどの表示
部、115はキーボードのほかマウスなどのポインティ
ングデバイスを有する入力部、117は装置の電源投入
やリセットを行うためのスイッチである。119はプリ
ンタ接続装置20との間でデータやコマンドなどの情報
を授受するためのインターフェース、121はネットワ
ーク(N/W)インターフェースである。
【0025】なお、ネットワークN/Wを介して接続さ
れるホスト装置11〜13についても、基本的に同様の
構成を有する。
【0026】次に、プリンタ接続装置20において、2
01は主制御部をなすCPU、203は所要のプログラ
ムや固定データを記憶したROM、205は接続されて
いるプリンタの制御プログラム(プリンタドライバ)の
作動や各種データの一時保存その他ワーク用に使用され
るRAMである。また、207はセットアップされた変
換プログラムの保存や、ホスト装置10からの受信デー
タの展開およびプリンタへの送信データの展開(スプー
ル等)に用いられるハードディスク装置である。
【0027】213はユーザに対して所要のメッセージ
を表示するLCDあるいはLEDなどの表示部、215
は装置の電源投入やリセットを行うためのスイッチであ
る。217はホスト装置10〜13から供給された言語
の変換やインタープリタ処理ないしはラスタライズを実
行するための所要のハードウェアを含む変換部である。
【0028】さらに、209はホスト装置10との間で
データやコマンドなどの情報を授受するためのインター
フェース、211はネットワーク(N/W)インターフ
ェースである。219、221および223はプリンタ
31、32および33との間でデータやコマンドなどの
情報を授受するためのインターフェースであり、図示の
例では3つのみ示されているが、装置の能力ないし寸法
等に応じて2以下または4以上設けられていてもよいの
は勿論である。
【0029】以上のシステムにおいて、画像データを供
給するホスト装置およびプリントを実行するプリンタを
固定することなく、ユーザ所望のものの使用を可能とす
るための態様について以下に述べる。
【0030】図4はプリンタ接続装置20への変換プロ
グラムのインストール処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。
【0031】まず、本例に係るプリンタ接続装置20に
は、サポート可能な多種のホスト装置およびプリンタに
対応する多種の変換プログラム(プリンタドライバを含
む)を格納した記憶媒体(CD−ROM)が添付されて
いるものとする。プリンタ接続装置20を入手し、その
コネクタ(ポート)に所望のプリンタを接続すると(ス
テップS201)、ユーザは入手したプリンタ接続装置
20ないし添付のCD−ROMの固有の識別情報(シリ
アルナンバ)と、当該プリンタの識別情報(プリンタI
D)と、接続したポートの情報(ポートID)とを製造
者または販売者に通知する(ステップS203)。製造
者または販売者ではこれに応じて所定の識別記号(キー
コード)をユーザに対して提供する(ステップS20
5)。
【0032】ここでキーコードとは、接続されるホスト
装置およびプリンタに対応した変換プログラムをプリン
タ接続装置20に正しくインストールするとともに、プ
リンタと接続ポートとの対応をプリンタ接続装置20に
正しく認識させるために用いられるものであり、シリア
ルナンバ、プリンタIDおよびポートIDから計算され
る情報を含む。
【0033】そして、キーコードを入手したユーザがホ
スト装置10にCD−ROMをセットし、インストール
プログラムが提示する所定のガイダンスにしたがってキ
ーコードを入力すると(ステップS101)、インスト
ールプログラム側ではその内容を確認する(ステップS
103)。この確認にあたっては、入力されたキーコー
ドからシリアルナンバを逆算し、プリンタ接続装置20
が保持しているシリアルナンバと照合を行う処理、およ
び誤ったキーコードが入力された場合にはエラーとして
その旨をユーザに通知する処理を含めることができる。
また、プリンタ接続装置20がシリアルナンバを保持す
る態様としては、ROM203の所定領域に書き込んで
おくものとすることもできるし、あるいはEEPROM
等の不揮発性メモリに保持させるとともに、いかなる初
期化要求からも保護されるようにしておくこともでき
る。これは何らかの要因により再インストールが必要と
なったときに有効である。
【0034】キーコードが正しく入力されたことが確認
された場合には、プリンタIDおよびポートIDを逆算
し、これらに正しく対応する変換プログラムをCD−R
OMから読み出して(ステップS105)、プリンタ接
続装置20に送信(転送)する(ステップS107)。
プリンタ接続装置20ではこれを受信し(ステップS2
07)、ハードディスク207の所定の記憶領域にこれ
を格納することで(ステップS209)、プリンタ接続
装置20への変換プログラムのインストールが完了す
る。
【0035】以上のインストール処理は接続するホスト
装置およびプリンタについて行うことができる。すなわ
ち、ホスト装置またはプリンタを変更したり増設するよ
うな場合にも、新たにプリンタ接続装置を購入する必要
がなく、プリンタ接続装置20の識別情報(シリアルナ
ンバ)と、変更または増設に係るホスト装置またはプリ
ンタの識別情報と、接続したポートの情報とを通知する
ことによって入手したキーコードを入力すれば足りるの
で、簡単かつ経済的な対応が可能となる。
【0036】また、以上のようなインストール処理によ
れば、CD−ROMに格納されている多数の変換プログ
ラムから、使用に係るプリンタの機種に対応した所要の
ものをユーザが選択したり、接続ポートについての設定
を行う等の煩雑な処理をユーザが実施する必要がない。
一方で、プリンタ接続装置20には固有のシリアルナン
バが付されるとともに、装置やプログラムの提供者では
ユーザが接続したプリンタとその接続台数を把握でき、
適正でない使用(不正コピーなど)を未然に防止でき
る。すなわち、上述のようなインストール処理は、ユー
ザにとっての操作性の向上と、装置やプログラムの提供
者の知的財産権の保護とを折衷させる上でも有効であ
る。
【0037】図5は以上のような処理を経て構成された
プリントシステムを用いるプリント処理手順の一例を示
すフローチャートである。
【0038】ホスト装置10〜13のいずれかを用いて
ユーザが画像の作成または編集を行い(ステップS11
1)、さらにその画像のプリントを所望するプリンタを
指定すると(ステップS113)、当該指定情報を含め
作成・編集された画像データがプリンタ接続装置20に
送信される。
【0039】プリンタ接続装置20ではその画像データ
の受信に応じ(ステップS211)、所定の変換プログ
ラムを起動して所要の変換処理を行う(ステップS21
3)。所要の変換処理とは、ホスト装置が出力した言語
(例えばAdobe Systems社のPostScript)による画像デ
ータを、指定されたプリンタの制御言語(例えば、キヤ
ノン株式会社製のレーザビームプリンタに対応したLIP
S)によるプリントデータへの変換する処理ないしはラ
スタライズ処理等である。また、この変換処理には、図
6について後述する処理を伴う。
【0040】変換処理が施されたデータはハードディス
ク207にスプールされ、さらにプリンタ(例えばプリ
ンタ31)へと転送される(ステップS215)。そし
てそのプリンタではその受信に応じ(ステップS31
1)、プリント動作を実行する(ステップS313)。
【0041】以上の例によれば、複数のホスト装置およ
びプリンタを接続可能なプリンタ接続装置20を設け、
かつそのプリンタ接続装置20には多種のプリンタおよ
びホスト装置に対応した多種の変換プログラムをインス
トール可能とし、接続されている1以上のプリンタに対
応した変換プログラムを適切にインストールして用いる
ことができるようにしたので、次のような効果が得られ
る。
【0042】すなわち、1台のプリンタ接続装置20に
複数のプリンタを接続し、ユーザはプリントしようとす
る画像に応じて所望のものを適宜選択することができる
ので、例えばプリプレス工程に際しての操作性が向上す
る。また、ホスト装置とプリンタとの配線も簡略化され
る。
【0043】また、接続されるホスト装置およびプリン
タが固定されないので、ユーザは専用のプリンタ接続装
置をホスト装置およびプリンタのセットの数だけ備えず
に済み経済的な負担が軽減されるとともに、製造者はプ
リンタ接続装置の製造工程を簡略化することができる。
【0044】さらに、プリンタを変更したり増設するよ
うな場合にも、新たなプリンタ接続装置の購入を要さず
に、簡単かつ経済的な対応が可能となる。また、プリン
タの製造者においてプリンタが新たに開発されて提供さ
れる場合でも、改定したCD−ROMをユーザに提供し
て上述のような処理を行えば足り、そのような場合でも
プリンタ接続装置の購入を強いることなく経済的な対応
が可能となる。
【0045】加えて、所要の変換プログラムのインスト
ールに際しては、所定の情報を通知することによって入
手したキーコードを入力すれば足りるので、煩雑な処理
をユーザが実施する必要がない。一方で、装置やプログ
ラムの提供者ではユーザが接続したプリンタとその接続
台数を把握でき、適正でない使用(不正コピーなど)を
未然に防止できる。すなわち、ユーザにとっての操作性
の向上と、装置やプログラムの提供者の知的財産権の保
護とを適切に折衷させることができる。
【0046】ところで、かかるシステムにおいて、ホス
ト装置によっては、出力する画像データの言語と使用を
所望するプリンタの制御言語とが整合しているためプリ
ンタ接続装置の処理の介在が不要である場合もある。特
に後者の場合、当該プリンタへの信号入力経路に、プリ
ンタ接続装置からの信号入力と当該ホスト装置からの信
号入力とを切り替えるスイッチを設けることにより直接
接続を可能とする構成を採ることも考えられるが、シス
テムの配線が複雑となり、しかも図2の如くネットワー
クプリンティングを可能とする場合のようにホスト装置
とプリンタとが離隔して配設されているような場合に対
応することが困難である。
【0047】従って本例のシステムでは、複数のホスト
装置のそれぞれと複数のプリンタのそれぞれとの適切な
接続を行うための変換処理手順を採用する。
【0048】図6は本例のシステムにおけるプリンタ接
続装置20によるデータ変換処理手順の一例を示す。ま
ず、あるホスト装置よりプリンタ指定情報を含め画像デ
ータを受信すると(ステップS221)、その画像デー
タの言語を判断する(ステップS223)。この判断
は、当該言語特有のトークンを解析することによって行
うことができる。そして、プリンタ指定情報を認識し
(ステップS225)、受信した画像データの言語と指
定プリンタの制御言語とが一致しているかを判断する
(ステップS227)。
【0049】ここで両者が一致しており変換処理の介在
が不要であれば、受信した画像データを指定プリンタに
送信する(ステップS231)。これに対し両者が一致
していなければ、所要の変換処理、すなわちホスト装置
が出力した言語による画像データを指定されたプリンタ
の制御言語によるプリントデータに変換する処理ないし
はラスタライズ処理等を行い(ステップS229)、そ
の上で指定プリンタに送信する(ステップS231)。
【0050】以上のような処理を行うことにより、種々
の言語による画像データを出力するホスト装置と種々の
制御言語で作動するプリンタと本例のシステム接続され
ている場合でも、それぞれのホスト装置とそれぞれのプ
リンタとの適切な接続を行うことが可能となる。また、
出力する画像データの言語と使用を所望するプリンタの
制御言語とが整合しているため変換処理の介在が不要で
ある場合には、当該処理をスキップして画像データが入
出力されるので、システムの配線を複雑にすることな
く、ホスト装置とプリンタとが離隔して配設されている
ような場合にも有効に対応することができる。
【0051】さらに、図2のようなシステム構成では、
複数のホスト装置から実質的に同時に画像データが入力
されることが考えられる。そして、画像データの送信に
あたっては、ホスト装置は通常、送信対象機器の状態問
合せを行うが、図6のようなシステムにあってプリンタ
接続装置20やプリンタが変換処理等やプリント処理等
を行っている場合には、状態問合せに回答できないこと
がある。回答がなければホスト装置は画像データを送信
できないので、回答が返信されるまでホスト装置が待た
されたり、さらにはプリンタエラーとしてホスト装置が
画像データの送信自体を中止してしまうおそれもある。
【0052】そこで本例では、複数のホスト装置からの
プリント要求が集中した場合にこれを適切に処理し、ホ
スト装置の待機やデータ送信の中止が生じないようにし
て、システム全体としての操作性を向上する。
【0053】図7は本例のシステムにおけるプリンタ接
続装置20によるデータ入出力処理手順の一例を示す。
本手順は、あるホスト装置からの状態問合せに応じて起
動され、他のホスト装置からの画像データ受信中など受
信が不可能である場合以外は当該問合せに対してデータ
送信可能との応答を行う(ステップS241,S24
3)。これに応じてホスト装置が画像データを送信して
くるとプリンタ接続装置20では受信処理を行い(ステ
ップS245)、さらに変換処理が可能であれば図6に
示したような変換処理(言語が整合している場合のスキ
ップも含む)を実行する(ステップS247,S24
9)。さらに送信が可能であれば指定プリンタへの送信
処理を実行する(ステップS251,S253)。
【0054】かかる手順によれば、プリンタ接続装置2
0が先行するジョブ#1を処理している間であっても、
後続ジョブ#2を可能なところまで処理できる。すなわ
ち、図8(A)に示すように、図7の如き手順を採用し
なければ、先行ジョブ#1の処理中に後続ジョブ#2の
処理要求(状態問合せ)が入来してもプリンタ接続装置
20は回答を行うことができず、先行ジョブ#1の処理
終了時(時点t1)に至って回答を行い、それによって
はじめて後続ジョブ#2の処理開始(画像データ受信の
開始)が可能となる。これに対し、図7の如き手順を採
用した場合には、図8(B)に示すように、後続ジョブ
#2の処理要求(状態問合せ)が入来した場合、先行ジ
ョブ#1の処理中(時点t0)であっても、そもそもデ
ータ受信ができない場合以外はプリンタ接続装置20は
送信可能であるとの回答を行い、後続ジョブ#2を処理
できるところまで処理する。
【0055】具体的には、先行ジョブ#1の処理過程に
おいてプリンタ接続装置20のCPU201が介在して
いる場合(画像データの解析や変換等)において、後続
ジョブ#2の画像データの受信がCPU201の介在な
く行うこと(ハードディスクへの直接転送等)が可能で
あれば、送信可能である旨を回答して当該受信処理を行
うこと、あるいは逆に先行ジョブ#1の処理過程におい
てプリンタ接続装置20のCPU201が介在していな
い場合(ハードディスクへの変換済みデータの直接転送
や、さらに指定プリンタへの直接転送等)において、C
PUの介在を伴う後続ジョブ#2の処理(画像データの
解析や変換等)を実行すること等である。
【0056】以上のように、本例では先行ジョブの処理
中であっても後続ジョブに係るホスト装置に対し言わば
擬似的に回答を行うことで、複数のホスト装置からのプ
リント要求が集中した場合にこれを適切に処理し、ホス
ト装置の待機やデータ送信の中止が生じないようにし
て、システム全体としての操作性を向上することが可能
となる。
【0057】さらに、上述した処理を実施する上で有効
な構成について述べる。
【0058】図9は当該構成ないし処理を行うプリンタ
接続装置20を機能ブロックとして示したもので、順次
送信されてくる複数のジョブ#1〜#4に係る画像デー
タを受信してスプールするFIFO型のメモリ207I
と、プリンタに送信すべき変換済みのデータ(プリント
データ)をスプールするFIFO型のメモリ207Oと
を設けてある。そして、図7の処理によって、順次送信
されてくる複数のジョブ#1〜#4に係る画像データは
受信に応じてメモリ207Iに順次スプールされて行
き、先に受信したものから変換が施されてメモリ207
Oにスプールされ、さらに指定プリンタに順次送信され
て行くことになる。
【0059】このような構成を採ることによって、図8
(B)について説明した動作、すなわち先行ジョブの処
理終了を待たずに後続ジョブを可能なところまで処理す
る動作が可能となるとともに、入力されたジョブの順序
が入れ替わる問題(特に同一のプリンタが異なるジョブ
において指定されているような場合に生じ得る不都合)
を防止できることになる。
【0060】なお、FIFO型のメモリ207Iおよび
207Oについては、ハードディスクとして構成するこ
とができ、好ましくは図3について述べたようなハード
ディスク207を受信用と送信用とについて備えること
ができる。
【0061】以上述べたような本例のプリンタ接続装置
20を用いれば、複数のホスト装置と複数のプリンタと
の適切な接続を行うことが可能となるとともに、複数の
ホスト装置からのプリント要求が集中した場合にもこれ
を適切に処理し、ホスト装置の待機やデータ送信の中止
が生じず、システム全体としての操作性およびプリント
スループットを向上することが可能となる。
【0062】なお、上述したシステム構成は例示であっ
て、ホスト装置およびプリンタの接続の態様やその台
数、さらにはそれらの種類(ホスト装置のオペレーティ
ングシステムおよびアプリケーションソフトウェア、ホ
スト装置ないしプリンタの画像データないしプリントデ
ータの言語体系、プリンタのプリント方式などを含む)
については、適宜選択され得るものであることは勿論で
ある。
【0063】また、インストールするプログラムを記憶
した記憶媒体としても、CD−ROMに限られず、フロ
ッピーディスク、MOその他適宜のものを用いることが
できるが、現在のコンピュータはほとんどのものがCD
−ROMドライブを具備していることからこれを用いる
ことが簡便である。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
接続対象となるホスト装置およびプリンタを固定せず、
汎用性のあるプリンタ接続装置を提供してシステムのフ
レキシビリティを向上することができる。また、ネット
ワーク環境等、複数のホスト装置が接続されて1以上の
プリンタを共用する要求に対して、適切に対応できる。
そして、それらを行う場合のユーザの経済的負担を軽減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のプリンタ接続装置を使用したプリントシ
ステムを示す概念図である。
【図2】本発明の実施形態の一例によるプリンタ接続装
置を使用したプリントシステムを示す概念図である。
【図3】図2に示すプリントシステムの制御系の構成例
を示すブロック図である。
【図4】図2および図3に示すシステムにおけるプリン
タ接続装置への変換プログラムのセットアップ処理手順
の一例を示すフローチャートである。
【図5】図2および図3に示すシステムにおけるプリン
ト処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】図2および図3に示すシステムにおけるプリン
タ接続装置によるデータ変換処理手順の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図7】図2および図3に示すシステムにおけるプリン
タ接続装置による画像データ入出力処理手順の一例を示
すフローチャートである。
【図8】(A)および(B)は、図7に示す処理の実施
の有無に応じたプリントジョブの処理の態様を説明する
ための概念図である。
【図9】図7および図8に示す処理を適切に実施するた
めのプリンタ接続装置の構成および動作を説明するため
の説明図である。
【符号の説明】
1,10,11,12,13 ホスト装置 2,20 プリンタ接続装置 3,31,32,33 プリンタ 101,201 CPU 103,203 ROM 105,205 RAM 107,207 ハードディスク装置 111 CD−ROMドライブ 119,121,209,211,219,221 イ
ンターフェース 217 変換部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データの供給源をなすホスト装置と
    プリントを実行するプリンタとの間に介挿可能なプリン
    タ接続装置であって、 前記ホスト装置を複数接続可能な手段と、 接続される複数の前記ホスト装置と前記プリンタとに対
    応し、前記ホスト装置から供給される画像データを前記
    プリンタに適合するプリントデータに変換するための1
    以上の変換プログラムを保持する手段と、 接続された前記ホスト装置から供給される前記画像デー
    タを受信する手段と、 当該受信した画像データを、当該ホスト装置および前記
    プリンタに対応して保持された前記変換プログラムに従
    って前記プリントデータに変換する手段と、 当該変換されたプリントデータを接続された前記プリン
    タに送信する手段と、を具えたことを特徴とするプリン
    タ接続装置。
  2. 【請求項2】 前記ホスト装置が出力した画像データが
    前記プリンタに適合するものである場合には、前記変換
    をスキップして前記送信を行わせる手段を具えたことを
    特徴とする請求項1に記載のプリンタ接続装置。
  3. 【請求項3】 前記プリンタを複数接続可能な手段を具
    え、前記保持手段は接続される複数の前記ホスト装置お
    よび接続される複数の前記プリンタに対応した複数の前
    記変換プログラムを保持可能であるとともに、前記変換
    手段は前記接続されたホスト装置が指定するプリンタに
    対応した前記変換プログラムに従って前記変換を行い、
    前記送信手段は当該変換されたプリントデータを前記指
    定されたプリンタに送信することを特徴とする請求項1
    または2に記載のプリンタ接続装置。
  4. 【請求項4】 前記保持手段は、前記変換プログラムの
    インストールを受容する手段を有することを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれかに記載のプリンタ接続装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のプ
    リンタ接続装置と、 該プリンタ接続装置に対して画像データを供給すべく接
    続された複数のホスト装置と、 前記プリンタ接続装置から供給されるプリントデータに
    基づいてプリントを行うべく接続された少なくとも一つ
    のプリンタと、を具えたことを特徴とするプリントシス
    テム。
JP11218138A 1999-07-30 1999-07-30 プリンタ接続装置および該装置を用いるプリントシステム Pending JP2001043042A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11218138A JP2001043042A (ja) 1999-07-30 1999-07-30 プリンタ接続装置および該装置を用いるプリントシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11218138A JP2001043042A (ja) 1999-07-30 1999-07-30 プリンタ接続装置および該装置を用いるプリントシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001043042A true JP2001043042A (ja) 2001-02-16

Family

ID=16715244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11218138A Pending JP2001043042A (ja) 1999-07-30 1999-07-30 プリンタ接続装置および該装置を用いるプリントシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001043042A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015162026A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 キヤノン株式会社 情報処理装置及び分散印刷システム、印刷制御方法、プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015162026A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 キヤノン株式会社 情報処理装置及び分散印刷システム、印刷制御方法、プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6897972B1 (en) Printing method having auto retreat function of print data and medium for storing program for executing the printing method
EP1128256B1 (en) Printer having function of administrating print job and method for administrating print job
JP5013068B2 (ja) 印刷設定指示装置、印刷設定指示システムおよび制御プログラム
JP4627683B2 (ja) 印刷システム、印刷システムの制御方法及びプログラム
JP2006293933A (ja) 画像形成システム、画像形成方法、情報処理装置および画像形成装置
JP3907228B2 (ja) 情報処理装置およびデータ処理方法
KR100611189B1 (ko) 드라이버정보의 사전 전송을 통해 프린팅 오동작을예측하는 인쇄시스템 및 그 방법
JP2001043043A (ja) プリンタ接続装置および該装置を用いるプリントシステム
JP2001043042A (ja) プリンタ接続装置および該装置を用いるプリントシステム
JP2001043041A (ja) プリンタ接続装置、該装置への変換プログラムインストール方法およびプリントシステム
JPH0816520A (ja) 印刷システムおよび印刷システムの印刷制御方法
JPH08123631A (ja) 印刷方法及びその装置、及び印刷システム
JP3985135B2 (ja) 制御システムにおけるデバイス初期化方法、制御システム、コンピュータにデバイス初期化方法を実行させるためのプログラム、このプログラムを記録した記録媒体
JP2004038527A (ja) プリンタドライバおよび印刷制御方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラム
JP4532760B2 (ja) 画像形成装置および画像形成装置のデータ処理方法および記憶媒体
JPH10283130A (ja) プリンタ制御装置、プリンタ制御方法および記録媒体
JP2007323363A (ja) 印刷システム、印刷装置、印刷制御方法、プログラム及び記憶媒体
JP2006338412A (ja) 印刷データ出力プログラムインストール方法及びプログラム
US20220342614A1 (en) Storage medium storing support program supporting general-purpose printing program that is embedded in operating system installed in information processing device
JP2002244821A (ja) プリントサーバを利用した印刷方法、プリントサーバ、プログラム、及び、記録媒体
JP4035304B2 (ja) デジタル情報出力システム
JP3492041B2 (ja) 情報処理装置および印刷制御方法
JP2007276269A (ja) 印刷装置、負荷分散制御方法
JP2003076649A (ja) データ処理装置および印刷制御装置およびインタフェース選択方法および記憶媒体およびプログラム
JPH08123639A (ja) 情報処理システム及びそれに用いられる印刷装置