JP2001042945A - 移動車運行制御システムと中継器配置方法 - Google Patents
移動車運行制御システムと中継器配置方法Info
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Abstract
された中継器を介した無線通信方式を用いる場合に、そ
の通信が実質的に途切れないようにすることを可能にす
る移動車運行制御システムとその中継器配置方法を提供
する。 【解決手段】 上記の課題を解決するために、本発明に
よると、所定の閉空間内を走行する複数の移動車と無線
通信を行う複数の通信装置と、ここで、各移動車は、発
信された信号の受信強度が予め定められた第1のしきい
値以上である複数の通信装置のうちの1つと無線通信を
行うことが可能であり、複数の通信装置から発せられる
各信号の受信強度を個別に測定する受信強度測定機とか
らなり、複数の通信装置の配置は、閉空間内の任意の場
所で、受信強度測定機によって測定された複数の受信強
度の中に、第1のしきい値強度以上を示すものが予め定
められた数以上含まれるように行われている移動車運行
制御システムを提供する。
Description
置システムに関し、管理装置と移動車との通信に管理装
置に接続された中継器を介した無線通信方式を用いる場
合に、その通信が実質的に途切れない移動車運行制御シ
ステムと、その中継器配置方法を提供する。
立てられる車体を搬送する移動車の運行の制御を行うシ
ステムが用いられている。
定の軌道に沿って運行されている。移動車への給電は、
その軌道へのブラシによる接触によって行われる。
塗装が終了した車体に座席やドア、インテリア、エクス
テリア等の部品を取りつける完成車組み立てラインに用
いられている従来技術による移動車運行制御システムを
以下に示す。
動車の軌道上にある複数のステーションでもって、人手
または作業用ロボットによって異なる個別の作業が行わ
れる。人手によって作業の行われるステーションでは、
移動車はゆっくりした速度でもって走行する。作業用ロ
ボットによって作業の行われるステーションでは、移動
車は位置決めが完全に行われた状態で停止する。作業用
ロボットによる作業は、その移動車の停止状態で行われ
る。ここで、人手でもって行われる作業は、概して小物
部品の取り付け作業である。作業用ロボットによって行
われる作業は、概してドアのような大物部品の取り付け
作業である。また、各ステーションにおいて、移動車に
搬送されている車体の床面からの高さは、作業者が作業
をしやすい高さ、または作業用ロボットが作業を行う時
の高さに自動的に調節される。
有する。移動車の運行管理は、その管理装置と移動車と
の通信を通して行われる。この通信は、移動車に設けら
れた通信装置と、管理装置と接続された複数の中継器
(アクセスポイント:AP)を介して行われる。
用いた定点通信方式が主に用いられていた。近年、移動
車とAPとの通信に無線通信方式が用いられるようにな
ってきている。このような無線通信方式を用いた関連発
明として、特開平7−95145号公報に、「移動車運
行制御設備」という発明が開示されている。この発明
は、走行経路上の全ての通信位置における通信状態を、
容易にチェックすることを可能にすることを目的として
いる。その構成は、地上局の地上局側通信装置との間で
無線通信を行う移動車側通信装置を備えた移動車に、走
行を制御し且つ移動車側通信装置の通信作動を制御する
制御手段と、地上局側通信装置との通信を実行する通信
位置を検出する通信位置検出手段とが設けられ、制御手
段が通信位置検出手段の検出結果に基づいて移動車側通
信装置を作動させる移動車運行制御設備において、移動
車または地上局に、移動車通信装置と地上局側通信装置
との間の通信状態を検出する通信状態検出手段が設けら
れ、制御手段は、通信テストモードが指令されると、複
数のテスト用の通信位置の全てを通過するテスト走行を
実行すると共に、複数のテスト用の通信位置夫々におい
て、地上局側通信装置とのテスト通信を実行する。ま
た、この無線通信は、スペクトラム拡散通信方式を用い
ることが可能である。
理装置と移動車との通信に無線通信方式を用いる場合、
その通信が実質的に途切れないようにすることが望まれ
る。
装置と移動車との通信に管理装置に接続された中継器を
介した無線通信方式を用いる場合に、その通信が実質的
に途切れないようにすることを可能にする移動車運行制
御システムとその中継器配置方法を提供する。
めに、本発明によると、所定の閉空間内を走行する複数
の移動車と無線通信を行う複数の通信装置と、ここで、
各移動車は、発信された信号の受信強度が予め定められ
た第1のしきい値以上である複数の通信装置のうちの1
つと無線通信を行うことが可能であり、複数の通信装置
から発せられる各信号の受信強度を個別に測定する受信
強度測定機とからなり、複数の通信装置の配置は、閉空
間内の任意の場所で、受信強度測定機によって測定され
た複数の受信強度の中に、第1のしきい値強度以上を示
すものが予め定められた数以上含まれるように行われて
いる移動車運行制御システムを提供する。
複数の移動車は、所定の閉空間内に設けられた軌道上を
走行し、複数の通信装置の配置は、軌道上の任意の場所
で、受信強度測定機によって測定された複数の受信強度
の中に、第1のしきい値強度以上を示すものが予め定め
られた数以上含まれるように行われていることが可能で
ある。
複数の通信装置の配置は、閉空間内の任意の場所で、受
信強度測定機によって測定された複数の受信強度の中
に、予め定められた第2のしきい値以上を示すものが少
なくとも1つ含まれるように行われていることをさらに
含む、ここで、第2のしきい値強度は、第1のしきい値
強度よりも大きいことが可能である。
複数の通信装置の配置は、軌道上の任意の場所で、受信
強度測定機によって測定された複数の受信強度の中に、
第2のしきい値強度以上を示すものが少なくとも1つ含
まれるように行われていることをさらに含む、第2のし
きい値強度は、第1のしきい値強度よりも大きいことが
可能である。
予め定められた数は、2以上であることが可能である。
明によると、複数の中継器と接続された管理装置と、所
定の閉空間内を走行し、管理装置との通信を複数の中継
器との無線通信によって行う複数の移動車とからなる移
動車運行制御システムにおいて、ここで、各移動車は、
発信された信号の受信強度が予め定められた第1のしき
い値以上を示す、複数の中継器のうちの1つと無線通信
を行い、(a)閉空間内の任意の場所で、複数の中継器
から発信された各信号の受信強度を個別に測定するステ
ップと、(b)(a)ステップで測定された複数の受信
強度に基づいて、閉空間内の任意の場所で複数の移動車
と複数の中継器との無線通信が可能となるように、複数
の中継器を配置するステップとからなる中継器配置方法
を提供する。
明によると、複数の中継器と接続され、複数の中継器を
介して複数の移動車との通信を行う管理装置と、所定の
閉空間内を走行し、複数の中継器と無線通信を行う複数
の移動車とからなる移動車運行制御システムにおいて、
ここで、各移動車は、発信された信号の受信強度が所定
の第1のしきい値以上を示す、複数の中継器のうちの1
つと無線通信を行い、(a)閉空間内の任意の場所で、
複数の中継器から発信された各信号の受信強度を個別に
測定するステップと、(b)第1のしきい値強度以上を
示すものが、(a)ステップで測定された複数の受信強
度の中に一定数以上含まれるように、複数の中継器を配
置するステップとからなる中継器配置方法を提供する。
テップは、(c)予め定められた第2のしきい値強度以
上を示すものが、(a)ステップで測定された複数の受
信強度の中に1つ以上含まれるように、複数の中継器を
配置するステップと、ここで、第2のしきい値は、第1
のしきい値よりも大きいことが可能である。
2以上の数であることが可能である。
車運行制御システムにおいて、複数の移動車が、閉空間
内の所定の軌道上を走行し、(a)ステップは、軌道上
の任意の場所で、複数の中継器から発信された各信号の
受信強度を測定するステップからなることが可能であ
る。
ステムの実施形態を、図面を参照して以下に示す。本実
施形態は、本発明における移動車運行制御システムを自
動車製造ライン、特に自動車の完成車組み立てラインに
適応したものを示す。
ステムの実施形態の構成図である。
運行管理システムは、管理装置100と、複数の中継器
(アクセスポイント:AP)200、所定の軌道400
上を走行する複数の移動車300、複数のブロックコン
トローラ410、各ブロックコントローラ410に管理
されている複数のステーション412,414を具備す
る。
続されており、そのAP200を介して移動車300と
の無線通信を行う。ここで行われる無線通信は、スペク
トル拡散(SS)通信の周波数ホッピング(FH)法を
適用する。この無線通信を用いて、管理装置100は移
動車300の運行を管理する。
コントローラ410と接続しており、各ブロックコント
ローラ410に管理されている複数のステーション41
2,414で行われる動作を管理する。ここで、各ステ
ーション412,414では、人手またはロボットによ
る完成車組み立て工程が実行されている。
を有する。入出力部101からの入力によって、管理装
置100に記憶されている移動車300やステーション
412,414を管理するための管理データを更新する
ことが可能である。
0は、複数の移動車300と無線通信を行うことが可能
である。また、各AP200は、対応するセル領域に移
動車300が存在する時、移動車300と通信が可能で
ある。ここで、セル領域は各APが個別に有し、対応す
るAP200の発せられる信号の強度がある一定強度以
上を示す領域からなる。
中車両500を搬送する。また、各移動車300は、複
数のAP200のうち1つと交信を行う。
線通信にスペクトル拡散(SS)通信の周波数ホッピン
グ(FH)法が用いられる場合、各AP200は異なる
ホッピングパタンで発信を行う。この場合、移動車30
0は、1つのAP200の発信信号を他のAP200の
発信信号をノイズとせずに受信する。従って、移動車3
00は、各AP200からの発信信号を個別に識別して
受信することが可能である。このことから、複数のAP
200のセル領域が重複する重複領域でも、移動車30
0は複数のAP200のうち1つと交信を行うことが可
能である。
理装置100からの通知に従って、複数のステーション
412,414を管理する。
人手またはロボットによって所定の完成車組立工程が行
われている。
ホストコンピュータ110、ホストコンピュータ用表示
装置111、バックアップコンピュータ120、バック
アップコンピュータ用表示装置121、データ入出力用
コンピュータ142、データ入出力用コンピュータ用表
示装置144、ブロックコントローラ用中継装置15
2、第1の中継装置132、第2の中継装置134、A
P用中継装置136を具備する。
体を制御するための制御アルゴリズムと、各ステーショ
ン412,414を制御するためのステーション制御デ
ータと、移動車300の動作を制御するための移動車制
御データとを有する。制御アルゴリズムは、ステーショ
ン412,414の動作を制御するステーション制御ア
ルゴリズムと、AP200と移動車300との無線通信
を制御するAP制御アルゴリズムとからなる。ステーシ
ョン制御データは、第2の中継装置134とブロックコ
ントローラ用中継装置152を介して複数のブロックコ
ントローラ410に伝えられる。ステーション制御デー
タが伝えられたブロックコントローラ410によって各
ステーション412,414が制御される。移動車制御
データは、第2の中継装置134とAP用中継装置13
6を介してAP200へ伝えられ、AP200から無線
通信によって移動車300へと伝えられる。
タの入出力は、第1の中継装置132を介して接続され
ているデータ入出力用コンピュータ142によって行わ
れる。データ入出力用コンピュータ142からの入力に
よって、上記の制御アルゴリズム、または/かつ制御デ
ータを更新することが可能となる。ここで、データ入出
力用コンピュータ142は、データ入出力用コンピュー
タ用表示装置144と接続されており、ホストコンピュ
ータ110へのデータの入出力に関する情報をデータ入
出力用コンピュータ用表示装置144に表示させること
が可能である。
トコンピュータ用表示装置111と接続されており、ホ
ストコンピュータ110で管理されている各種データを
ホストコンピュータ用表示装置111に表示させること
が可能である。
10の障害対策として少なくとも1台のバックアップコ
ンピュータ120を有する。このバックアップコンピュ
ータ120は、ホストコンピュータ110と同じ機能を
有し、ホストコンピュータ110に障害が発生した時
に、ホストコンピュータ110に代わってこのシステム
を管理する。このため、バックアップコンピュータ12
0もまたホストコンピュータ110と同様に、第2の中
継装置134とブロックコントローラ用中継装置152
を介して複数のブロックコントローラ410と接続さ
れ、第2の中継装置134とAP用中継装置136を介
してAP200と接続され、第1の中継装置132を介
してデータ入出力用コンピュータ142と接続されてい
る。
は、バックアップコンピュータ用表示装置121と接続
されており、バックアップコンピュータ120で管理さ
れている各種データをバックアップコンピュータ用表示
装置121に表示させることが可能である。
置間の接続には、Ethernetを用いたLANが用いられ
る。本実施形態によると、ホストコンピュータ110、
バックアップコンピュータ120、データ入出力用コン
ピュータ142、ブロックコントローラ用中継装置15
2、第1の中継装置132、第2の中継装置134、A
P用中継装置136,138それぞれの間の接続には10
0Base-TXを用いている。また、AP用中継装置136と
各AP間の接続には10Base-Tを用いている。
イント:AP)200は、複数の移動車300と無線通
信を行うことが可能な送受信部220と、自AP200
と異なる少なくとも1つのAP200(隣接APとす
る)が登録される高速ローミングテーブル221を有す
る。ここで、高速ローミングテーブル221に登録され
る隣接APは、自AP200と物理的に近接して設けら
れたものが選択されており、その登録される隣接APの
数は4以下が望ましい。また、各AP200は、移動車
300と通信可能なセル領域を有する。
ある。図3を参照すると、移動車300は、制御部31
0、駆動装置320、回転位置センサ330、リフタ高
調節装置340、通信装置350、距離センサ366、
給電装置370、複数の車輪380、バンパ390から
なる。
の高さ、管理装置100との通信を制御する。制御部3
10には走行距離検出部312と記憶領域であるメモリ
314と、時を刻むクロック部315を含む。
の電動モータを用いて移動車300の走行・操舵を行
う。
動させる駆動装置320の電動モータの回転数(または
回転角)に比例したパルスを発生して、そのパルスを制
御部310の走行距離検出部312へ伝達する。また、
回転位置センサ330は、車輪380の回転数(または
回転角)に比例した数のパルスを発生して、そのパルス
を制御部310の走行距離検出部312へ伝達すること
も可能である。走行距離検出部312は、回転位置セン
サ330から伝達されたパルスの数に基づいて、移動車
300の走行距離を求める。
が搬送する搬送物(組み立て中自動車500)を積載す
る荷台(図示せず)の高さを調節するためのリフタ(図
示せず)を制御する。このリフタによって、荷台は床面
からの高さを調整・変更することが可能である。
を行うために、管理装置100と接続されている複数の
AP200のうちの1つと無線通信を行う。
00との距離を測定するためのセンサであって、超音波
センサからなる。この距離センサは、直前を走る移動車
300とのタクト(移動車間の間隔)を維持するために
使用される。
各装置やセンサへ給電を行うための装置であり、給電さ
れているレールと接触して電力を取得する。
輪380が回転することによって、移動車300が移動
する。この複数個の車輪380は走行輪381と遊転輪
382からなり、走行輪381は駆動装置320によっ
て回転、操舵が行われる。
けられており、他の移動車300との接触または衝突時
に、移動車300が受ける衝撃を弱める機能を有する。
機能ブロック図を示す。
数のAP200のうち、1つのAP200と交信可能な
送受信部351と、交信するAP200を変更するロー
ミング動作を制御するローミング制御部352を有す
る。ローミング制御部352は、交信中のAP200か
らの信号の受信強度があるしきい値未満の場合にローミ
ングを実行する。この時、交信中のAPに対応する高速
ローミングテーブル221に格納された各APからの信
号強度を取得し、その信号強度が最大、かつしきい値以
上であるAPに交信先を変更する。ローミング制御部3
52は、そのしきい値を格納するしきい値格納部353
と、交信中のAPに対応する高速ローミングテーブル2
21のデータが格納された高速ローミングテーブル35
4を有する。ここで、しきい値格納部353と高速ロー
ミングテーブル354は、通信装置350内ではなく、
メモリ314内に確保されてもよい。
おける、中継器設置方法を以下に示す。
第1の実施形態を示すフロー図である。
置方法の第1の実施形態を説明する。初めに、AP20
0を工場内に仮設置する(ステップS11)。この仮設
置では、工場内において、障害物が少なくて見通しがよ
く、電波の通信状況が良好と思われる場所では、AP2
00の設置間隔を広くする。逆に、障害物が多くて見通
しが悪く、電波の通信状況が上記の場所より悪くなると
思われる場所では、AP200の設置間隔を上記の場所
より狭くする。
て、仮設置されたAP200のうちの1つの近傍で、全
てのAP200から発せられた各信号の受信強度を測定
する(ステップS12)。この受信強度の測定は、移動
車300の通信装置350によって行われる。また、こ
の測定が、携帯可能なコンピュータ(PC)や、専用の
受信強度測定機によって行われてもよい。
から、予め定められた一定数以上のAP200から発せ
られた各信号の受信強度が所定のしきい値以上を示す場
合(ステップS13)、測定地点を変更する(ステップ
S14)。この変更した測定地点もまた、移動車300
の軌道400上であって、仮設置されたAP200のう
ちの1つの近傍である。次に、この変更地点で全てのA
P200から発せられた各信号の受信強度を測定し(ス
テップS15)、ステップS13の動作に戻る。ここ
で、このしきい値として、移動車300のしきい値格納
部353に格納されているしきい値以上の値が設定され
る。
定結果から、信号の受信強度がしきい値以上を示すAP
200の数が一定数を満たさない場合(ステップS1
3)、AP200の配置変更を行い、ステップS13の
動作に戻る。
上の任意の場所で、設置されている全てのAP200の
うち、予め定められた一定数以上のAP200から発せ
られた各信号の受信強度が所定のしきい値以上となるよ
うなAP200の配置を得る。また、各AP200は、
最大N個のAPを登録可能な高速ローミングテーブル2
21を有するために、上記の一定数を上記N個に自AP
200を加えたN+1とする。本実施例では、各AP2
00は、最大4個のAPを登録可能な高速ローミングテ
ーブル221を有するために、上記の一定数を5とす
る。
ステップS15の測定地点の変更は、軌道上の任意の場
所でなく、AP200が配置される閉空間の任意の場所
を対称とすることにより、その閉空間の任意の場所で移
動車300と管理装置100が途切れることなく交信を
行えるようにAPを配置することが可能となる。
第2の実施形態を示すフロー図である。
置方法の第2の実施形態を説明する。まず、管理装置1
00に接続される複数のAP200を、移動車300が
走行する閉空間内に仮設置する(ステップS21)。
の受信強度を測定する(ステップS22)。この測定地
点は、移動車300の軌道400上であって、仮設置さ
れたAP200のうちの1つの近傍である。ステップS
22で測定した各受信強度の中に、第1のしきい値以上
のものが含まれない場合(ステップS23)、各AP2
00の移動を行い(ステップS25)、ステップS22
を実行する。ここで、第1のしきい値として、第2のし
きい値よりも大きな値が設定されている。また、第2の
しきい値として、移動車300のしきい値格納部353
に格納されているしきい値以上の値が設定されている。
度の中に、第1のしきい値よりも大きな値を有するもの
が含まれ(ステップS23)、かつ、第2のしきい値よ
りも大きな値を有するものの数が予め定められた一定数
を満たさない場合(ステップS24)、AP200を移
動させて(ステップS25)、ステップS22を実行す
る。
度の中に、第1のしきい値よりも大きな値を有するもの
が含まれ(ステップS23)、かつ、第2のしきい値よ
りも大きな値を有するものの数が予め定められた一定数
を満たす場合(ステップS24)、測定地点を変更して
(ステップS26)、この変更した測定地点においてス
テップS22以降を実行する。この変更した測定地点も
また、移動車300の軌道400上であって、仮設置さ
れたAP200のうちの1つの近傍である。
意の場所で、ステップS22で測定した各受信強度の中
に、第1のしきい値よりも大きな値を有するものが含ま
れ、かつ、第2のしきい値よりも大きな値を有するもの
の数が予め定められた一定数を満たすまで行われる。
ステップS26の測定地点の変更は、軌道上の任意の場
所でなく、AP200が配置される閉空間の任意の場所
を対称とすることにより、その閉空間の任意の場所で移
動車300と管理装置100が途切れることなく交信を
行えるようにAPを配置することが可能となる。
体例を以下に示す。
準となる1つのAP200から発せられる信号の受信強
度を測定する。次に、この受信強度が最大値を示すよう
に、その基準AP200を移動させる。ここで、本実施
例では、測定される受信強度は、受信強度測定器に設け
られた表示装置上に数値として表示される。この数値は
RSSI(Receiving Signal Strength Indicator)値と
いい、受信強度に応じて0から43の値で示される。ま
た、上記の受信強度は、受信強度測定器に設けられた表
示装置上に、RSSI値に基づいて表されたバーグラフ
等のグラフ表示によって示されることも可能である。
隣接APから発せられる信号の受信強度を測定する。本
実施例では、AP200の高速ローミングテーブル22
1に4つのAPを登録をすることが可能である。このこ
とから、そのスタート地点で移動車300が基準AP以
外の4つのAPと通信可能となるように他のAPを設置
する。ここで、4つのAPとして、複数のAPのうちか
ら、基準APの前後に設置された第1の隣接APと、そ
の第1の隣接APに隣接する第2の隣接APとが選択さ
れる。また、移動車300はここで測定されるRSSI
値が35から43を示すAP200と通信可能である。
このことから、第1、第2の隣接AP個々のRSSI値
が35以上となるように、各第1、第2の隣接APを移
動させる。特に本実施例では、RSSI値に多少の余裕
(2ポイント)を持たせて、測定される第1の隣接AP
のRSSI値を40から42、第2の隣接APのRSS
I値を37から39となるように、各第1、第2の隣接
APを設置する。
の隣接AP近傍で上記と同様な動作を繰り返すことによ
って、その第1の隣接APを基準APとする、上記に示
される隣接APの配置が行われる。
かつ任意のAP200の近傍で行うことによって、基準
APの高速ローミングテーブルに登録可能な4つのAP
が、その基準AP近傍で通信可能なRSSI値を有する
ように配置される。
置を終える度に、基準APの高速ローミングテーブル2
21に、その隣接APを示すデータを送信することも可
能である。また、受信強度測定器自体が各APに対する
隣接APの設置終了毎に、APと隣接APを登録する記
憶領域を有し、全てのAPに対する隣接APの設定終了
後に管理装置100へその登録データを通知することも
可能である。
装置の受信強度に対応してAP200自体を移動させて
配置する代わりに、AP200と接続されているアンテ
ナを移動させる、またはそのアンテナの向きを変更する
ことも可能である。
配置することによって、本発明における移動車運行制御
システムにおいて、移動車300は軌道400上の任意
の場所で、AP200を介した管理装置100との通信
を途切れることなく行うことが可能となる。
れないようなAPの配置を得ることができる。
形態の構成を示す。
態を示すフロー図である。
態を示すフロー図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 所定の閉空間内を走行する複数の移動車
と無線通信を行う複数の通信装置と、ここで、前記各移
動車は、発信された信号の受信強度が予め定められた第
1のしきい値以上である前記複数の通信装置のうちの1
つと前記無線通信を行うことが可能であり、 前記複数の通信装置から発せられる各信号の受信強度を
個別に測定する受信強度測定機とからなり、 前記複数の通信装置の配置は、前記閉空間内の任意の場
所で、前記受信強度測定機によって測定された複数の前
記受信強度の中に、前記第1のしきい値強度以上を示す
ものが予め定められた数以上含まれるように行われてい
る、 移動車運行制御システム。 - 【請求項2】 前記複数の移動車は、前記所定の閉空間
内に設けられた軌道上を走行し、 前記複数の通信装置の配置は、前記軌道上の任意の場所
で、前記受信強度測定機によって測定された複数の前記
受信強度の中に、前記第1のしきい値強度以上を示すも
のが予め定められた数以上含まれるように行われてい
る、 請求項1に記載の移動車運行制御システム。 - 【請求項3】 前記複数の通信装置の配置は、前記閉空
間内の任意の場所で、前記受信強度測定機によって測定
された複数の前記受信強度の中に、予め定められた第2
のしきい値以上を示すものが少なくとも1つ含まれるよ
うに行われていることをさらに含む、ここで、前記第2
のしきい値強度は、前記第1のしきい値強度よりも大き
い、 請求項1に記載の移動車運行制御システム。 - 【請求項4】 前記複数の通信装置の配置は、前記軌道
上の任意の場所で、前記受信強度測定機によって測定さ
れた複数の前記受信強度の中に、前記第2のしきい値強
度以上を示すものが少なくとも1つ含まれるように行わ
れていることをさらに含む、前記第2のしきい値強度
は、前記第1のしきい値強度よりも大きい、 請求項2に記載の移動車運行制御システム。 - 【請求項5】 前記予め定められた数は、2以上である
請求項1から4のいずれかに記載の移動車運行制御シス
テム。 - 【請求項6】 複数の中継器と接続された管理装置と、
所定の閉空間内を走行し、前記管理装置との通信を前記
複数の中継器との無線通信によって行う複数の移動車と
からなる移動車運行制御システムにおいて、ここで、前
記各移動車は、発信された信号の受信強度が予め定めら
れた第1のしきい値以上を示す、前記複数の中継器のう
ちの1つと無線通信を行い、 (a)前記閉空間内の任意の場所で、前記複数の中継器
から発信された各信号の受信強度を個別に測定するステ
ップと、 (b)前記(a)ステップで測定された複数の前記受信
強度に基づいて、前記閉空間内の任意の場所で前記複数
の移動車と前記複数の中継器との無線通信が可能となる
ように、前記複数の中継器を配置するステップとからな
る、 中継器配置方法。 - 【請求項7】 複数の中継器と接続され、前記複数の中
継器を介して前記複数の移動車との通信を行う管理装置
と、所定の閉空間内を走行し、前記複数の中継器と無線
通信を行う複数の移動車とからなる移動車運行制御シス
テムにおいて、ここで、前記各移動車は、発信された信
号の受信強度が所定の第1のしきい値以上を示す、前記
複数の中継器のうちの1つと無線通信を行い、 (a)前記閉空間内の任意の場所で、前記複数の中継器
から発信された各信号の受信強度を個別に測定するステ
ップと、 (b)前記第1のしきい値強度以上を示すものが、前記
(a)ステップで測定された複数の前記受信強度の中に
一定数以上含まれるように、前記複数の中継器を配置す
るステップとからなる、 中継器配置方法。 - 【請求項8】 前記(b)ステップは、 (c)予め定められた第2のしきい値強度以上を示すも
のが、前記(a)ステップで測定された複数の前記受信
強度の中に1つ以上含まれるように、前記複数の中継器
を配置するステップと、ここで、前記第2のしきい値
は、前記第1のしきい値よりも大きい、 請求項7に記載の中継器配置方法。 - 【請求項9】 前記一定数は2以上の数である、 請求項7または8に記載の中継器配置方法。
- 【請求項10】 前記移動車運行制御システムにおい
て、 前記複数の移動車が、前記閉空間内の所定の軌道上を走
行し、 前記(a)ステップは、 前記軌道上の任意の場所で、前記複数の中継器から発信
された各信号の受信強度を測定するステップからなる、 請求項7から9のいずれかに記載の中継器配置方法。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21603799A JP3601769B2 (ja) | 1999-07-30 | 1999-07-30 | 移動車運行制御システムと中継器配置方法 |
GB0018464A GB2352839B (en) | 1999-07-30 | 2000-07-27 | Assembly line transporter control system |
GB0118805A GB2367639B (en) | 1999-07-30 | 2000-07-27 | Assembly line transporter control system |
GB0118795A GB2367636B (en) | 1999-07-30 | 2000-07-27 | Assembly line transporter control system |
GB0118802A GB2367638B (en) | 1999-07-30 | 2000-07-27 | Assembly line transporter control system |
GB0118806A GB2367640B (en) | 1999-07-30 | 2000-07-27 | Assembly line transporter control system |
GB0118801A GB2367637B (en) | 1999-07-30 | 2000-07-27 | Assembly line transporter control system |
US09/629,718 US6484077B1 (en) | 1999-07-30 | 2000-07-31 | Mobile vehicle travel control system |
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JP21603799A JP3601769B2 (ja) | 1999-07-30 | 1999-07-30 | 移動車運行制御システムと中継器配置方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001042945A true JP2001042945A (ja) | 2001-02-16 |
JP3601769B2 JP3601769B2 (ja) | 2004-12-15 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3601769B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019047259A (ja) * | 2017-08-31 | 2019-03-22 | 本田技研工業株式会社 | 通信状態解析方法および通信状態解析システム |
JP2019165275A (ja) * | 2018-03-19 | 2019-09-26 | 株式会社東芝 | 無線通信システムおよび無線通信装置の配置方法 |
-
1999
- 1999-07-30 JP JP21603799A patent/JP3601769B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2019047259A (ja) * | 2017-08-31 | 2019-03-22 | 本田技研工業株式会社 | 通信状態解析方法および通信状態解析システム |
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