JP2001042944A - 移動車運行制御システムと運行管理方法 - Google Patents

移動車運行制御システムと運行管理方法

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JP2001042944A
JP2001042944A JP21603699A JP21603699A JP2001042944A JP 2001042944 A JP2001042944 A JP 2001042944A JP 21603699 A JP21603699 A JP 21603699A JP 21603699 A JP21603699 A JP 21603699A JP 2001042944 A JP2001042944 A JP 2001042944A
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英哉 山室
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管理装置と移動車との通信に無線通信方式を
用いる場合、移動車が走行する軌道のコーナー部分での
移動車の動作状態を管理することが可能な移動車運行制
御システムを提供する。 【解決手段】 予め定められた軌道上を走行する複数の
移動車と、軌道のコーナー部分に一定間隔をもって設け
られた複数の位置プレートと、複数の移動車と常時交信
可能な管理装置とからなり、各移動車は、位置プレート
の配置されている位置で、位置プレートを検知する位置
プレートセンサと、コーナー部分で位置プレートセンサ
がある位置プレートを検知した時から一定時間他の位置
プレートを検知できない時に、管理装置へ他の移動車の
緊急停止を要求する緊急停止要求信号を送信し、管理装
置からの緊急停止命令信号を受信する送受信部と、緊急
停止命令信号の受信に応答して、各移動車の停止を行う
制御部とを具備し、管理装置は、緊急停止要求信号の受
信に応答して、軌道上を走行する全ての移動車に緊急停
止命令信号を送信する移動車運行管理システムを提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動車運行制御装
置システムに関し、移動車のコーナー部分の走行管理が
可能な移動車運行制御システムと運行管理方法を提供す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の組み立てラインにおいて、組み
立てられる車体を搬送する移動車の運行の制御を行うシ
ステムが用いられている。
【0003】従来技術における移動車は、通電された所
定の軌道に沿って運行されている。移動車への給電は、
その軌道へのブラシによる接触によって行われる。
【0004】ここで、自動車の組み立てラインのうち、
塗装が終了した車体に座席やドア、インテリア、エクス
テリア等の部品を取りつける完成車組み立てラインに用
いられている従来技術による移動車運行制御システムを
以下に示す。
【0005】まず、完成車組み立てラインにおいて、移
動車の軌道上にある複数のステーションでもって、人手
または作業用ロボットによって異なる個別の作業が行わ
れる。人手によって作業の行われるステーションでは、
移動車はゆっくりした速度でもって走行する。作業用ロ
ボットによって作業の行われるステーションでは、移動
車は位置決めが完全に行われた状態で停止する。作業用
ロボットによる作業は、その移動車の停止状態で行われ
る。ここで、人手でもって行われる作業は、概して小物
部品の取り付け作業である。作業用ロボットによって行
われる作業は、概してドアのような大物部品の取り付け
作業である。また、各ステーションにおいて、移動車に
搬送されている車体の床面からの高さは、作業者が作業
をしやすい高さ、または作業用ロボットが作業を行う時
の高さに自動的に調節される。
【0006】また、システム全体を管理する管理装置を
有する。移動車の運行管理は、その管理装置と移動車と
の通信を通して行われる。この通信は、移動車に設けら
れた通信装置と、管理装置と接続された複数の中継器
(アクセスポイント:AP)を介して行われる。
【0007】ここで、移動車とAPとの通信に光通信を
用いた定点通信方式が主に用いられていた。近年、移動
車とAPとの通信に無線通信方式が用いられるようにな
ってきている。このような無線通信方式を用いた関連発
明として、特開平7−95145号公報に、「移動車運
行制御設備」という発明が開示されている。この発明
は、走行経路上の全ての通信位置における通信状態を、
容易にチェックすることを可能にすることを目的として
いる。その構成は、地上局の地上局側通信装置との間で
無線通信を行う移動車側通信装置を備えた移動車に、走
行を制御し且つ移動車側通信装置の通信作動を制御する
制御手段と、地上局側通信装置との通信を実行する通信
位置を検出する通信位置検出手段とが設けられ、制御手
段が通信位置検出手段の検出結果に基づいて移動車側通
信装置を作動させる移動車運行制御設備において、移動
車または地上局に、移動車通信装置と地上局側通信装置
との間の通信状態を検出する通信状態検出手段が設けら
れ、制御手段は、通信テストモードが指令されると、複
数のテスト用の通信位置の全てを通過するテスト走行を
実行すると共に、複数のテスト用の通信位置夫々におい
て、地上局側通信装置とのテスト通信を実行する。ま
た、この無線通信は、スペクトラム拡散通信方式を用い
ることが可能である。
【0008】また、移動車には、直前を走行する移動車
との距離を測定するための超音波センサ一が設けられて
いる。移動車は、その超音波センサで測定された、直前
を走行する移動車との距離に基づいて運行速度を調整す
ることによって、直前を走行する移動車と一定間隔を保
って運行することが可能となる。ここで、移動車が所定
の軌道上に設けられたコーナー部分を運行する場合、超
音波センサは直前を走行する移動車以外のものにも反応
する。このため、直前を走行する移動車との距離を正確
に測定することができない。従って、移動車は、コーナ
ー部分を走行する場合、その超音波センサを利用した運
行制御が不可能である。特に、コーナー部分で移動車が
緊急停止した場合、後方を走行する移動車がその緊急停
止した移動車に衝突する。
【0009】コーナー部分で移動車の動作状態を管理す
ることが可能な移動車運行制御システムが望まれてい
る。
【0010】また、コーナー部分での衝突の回避が可能
な移動車運行制御システムが望まれている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、管理
装置と移動車との通信に無線通信方式を用いる場合、移
動車が走行する軌道のコーナー部分での移動車の動作状
態を管理することが可能な移動車運行制御システムとそ
の移動車管理方法を提供する。
【0012】本発明の他の目的は、管理装置と移動車と
の通信に無線通信方式を用いる場合、コーナー部分での
衝突の回避が可能な移動車運行制御システムと移動車管
理方法を提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によると、予め定められた軌道上を走行する
複数の移動車と、軌道のコーナー部分に一定間隔をもっ
て設けられた複数の位置プレートと、複数の移動車と常
時交信可能な管理装置とからなり、各移動車は、位置プ
レートの配置されている位置で、位置プレートを検知す
る位置プレートセンサと、コーナー部分で位置プレート
センサがある位置プレートを検知した時から一定時間他
の位置プレートを検知できない時に、管理装置へ他の移
動車の緊急停止を要求する緊急停止要求信号を送信し、
管理装置からの緊急停止命令信号を受信する送受信部
と、緊急停止命令信号の受信に応答して、各移動車の停
止を行う制御部とを具備し、管理装置は、緊急停止要求
信号の受信に応答して、軌道上を走行する全ての移動車
に緊急停止命令信号を送信する移動車運行管理システム
を提供する。
【0014】上記の移動車運行管理システムにおいて、
一定間隔I(m)と一定時間T1(s)は、 I<T1×V T1<W/V−T2 を満たし、ここで、各移動車がコーナー部分を走行する
一定速度をV(m/s)、コーナー部分での移動車間の間隔
をW(m)、各移動車が管理装置へ緊急停止要求信号を送
信してから、他の全ての移動車へ緊急停止命令信号が伝
えられるまでの通信時間をT2(s)とすることが可能で
ある。
【0015】また、上記課題を解決するために、本発明
によると、予め定められた軌道上を走行する複数の移動
車と、軌道のコーナー部分に一定間隔をもって設けられ
た複数の位置プレートと、任意の軌道上で複数の移動車
と常時交信可能な管理装置とからなる移動車運行管理シ
ステムにおいて、各移動車が、各位置プレートの配置さ
れている位置で、各位置プレートを個別に検知するステ
ップと、各移動車が、コーナー部分で一定時間位置プレ
ートを検知できない時に、管理装置へ他の移動車の緊急
停止を要求する緊急停止要求信号を送信するステップ
と、管理装置が、緊急停止要求信号の受信に応答して、
軌道上を走行する全ての移動車に緊急停止命令信号を送
信するステップと、各移動車が、緊急停止命令信号の受
信に応じて停止するステップとからなる運行管理方法を
提供する。
【0016】上記の運行管理方法において、一定間隔I
(m)と一定時間T1(s)は、 I<T1×V T1<W/V−T2 を満たし、ここで、各移動車がコーナー部分を走行する
一定速度をV(m/s)、コーナー部分での移動車間の間隔
をW(m)、各移動車が管理装置へ緊急停止要求信号を送
信してから、他の全ての移動車へ緊急停止命令信号が伝
えられるまでの通信時間をT2(s)とすることが可能で
ある。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明における移動車運行制御シ
ステムの実施形態を、図面を参照して以下に示す。本実
施形態は、本発明における移動車運行制御システムを自
動車製造ライン、特に自動車の完成車組み立てラインに
適応したものを示す。
【0018】図1は、本発明における移動車運行管理シ
ステムの実施形態の構成図である。
【0019】図1を参照すると、本発明における移動車
運行管理システムは、管理装置100と、複数の中継器
(アクセスポイント:AP)200、所定の軌道400
上を走行する複数の移動車300、軌道400のコーナ
ー部分401(図1では図示せず)に設けられた複数の
位置プレート402(図1には図示せず)、複数のブロ
ックコントローラ410、各ブロックコントローラ41
0に管理されている複数のステーション412,414
を具備する。
【0020】管理装置100は、複数のAP200と接
続されており、そのAP200を介して移動車300と
の無線通信を行う。ここで行われる無線通信は、スペク
トル拡散(SS)通信の周波数ホッピング(FH)法を
適用する。この無線通信を用いて、管理装置100は移
動車300の運行を管理する。
【0021】また、管理装置100は、複数のブロック
コントローラ410と接続しており、各ブロックコント
ローラ410に管理されている複数のステーション41
2,414で行われる動作を管理する。ここで、各ステ
ーション412,414では、人手またはロボットによ
る完成車組み立て工程が実行されている。
【0022】さらに、管理装置100は入出力部101
を有する。入出力部101からの入力によって、管理装
置100に記憶されている移動車300やステーション
412,414を管理するための管理データを更新する
ことが可能である。
【0023】各中継器(アクセスポイント:AP)20
0は、複数の移動車300と無線通信を行う。この通信
は、あるAP200とそのAP200のセル領域に存在
する移動車300と行うことが可能となる。複数のAP
200は個別に異なるセル領域を有し、各セル領域で
は、対応するAP200から発せられる信号の強度があ
る一定強度以上である。
【0024】また、複数のAP200の配置は、移動車
300との通信が常に可能となるように行われる。この
時、移動車300の軌道400上の任意の場所が、少な
くとも1つのセル領域に含まれる。他に、移動車300
の存在する閉空間(自動車組み立てライン全体等)上の
任意の場所が、少なくとも1つのセル領域に含まれるよ
うに複数のAP200が配置されることも可能である。
【0025】図2は、本発明の移動車運行管理システム
における、複数のAPの配置例を示す。本配置例では、
6つのAP201,202,203,204,205,
206が配置されている。
【0026】6つのAP201,202,203,20
4,205,206は、それぞれ対応するセル領域21
1,212,213,214,215,216を有し、
各移動車300が移動する所定の軌道400上での任意
の場所が、少なくとも1つのセル領域に含まれている。
また、各移動車300は通信装置350を有し、この通
信装置350を用いて複数のAP200のうち通信可能
な1つと無線通信を行う。
【0027】各移動車300は、搬送物である組み立て
中車両500を搬送する。また、各移動車300は、複
数のAP200のうち1つと交信を行う。
【0028】ここで、移動車300とAP200との無
線通信にスペクトル拡散(SS)通信の周波数ホッピン
グ(FH)法が用いられる場合、各AP200は異なる
ホッピングパタンで発信を行う。この場合、移動車30
0は、1つのAP200の発信信号を他のAP200の
発信信号をノイズとせずに受信する。従って、移動車3
00は、各AP200からの発信信号を個別に識別して
受信することが可能である。このことから、複数のAP
200のセル領域が重複する重複領域でも、移動車30
0は複数のAP200のうち1つと交信を行うことが可
能である。
【0029】移動車300の軌道400のコーナー部分
401での位置プレートの配置を図3に示す。
【0030】図3に示すように、位置プレート402
は、移動車300の軌道400のコーナー部分401に
沿って、一定間隔毎に設けられている。また、位置プレ
ート402は、移動車300の位置プレート検出センサ
362によって、その位置プレート402が設置された
位置で検出される。
【0031】複数のブロックコントローラ410は、管
理装置100からの通知に従って、複数のステーション
412,414を管理する。
【0032】複数のステーション412,414では、
人手またはロボットによって所定の完成車組立工程が行
われている。
【0033】本実施形態によると、管理装置100は、
ホストコンピュータ110、ホストコンピュータ用表示
装置111、バックアップコンピュータ120、バック
アップコンピュータ用表示装置121、データ入出力用
コンピュータ142、データ入出力用コンピュータ用表
示装置144、ブロックコントローラ用中継装置15
2、第1の中継装置132、第2の中継装置134、A
P用中継装置136を具備する。
【0034】ホストコンピュータ110は、システム全
体を制御するための制御アルゴリズムと、各ステーショ
ン412,414を制御するためのステーション制御デ
ータと、移動車300の動作を制御するための移動車制
御データとを有する。制御アルゴリズムは、ステーショ
ン412,414の動作を制御するステーション制御ア
ルゴリズムと、AP200と移動車300との無線通信
を制御するAP制御アルゴリズムとからなる。ステーシ
ョン制御データは、第2の中継装置134とブロックコ
ントローラ用中継装置152を介して複数のブロックコ
ントローラ410に伝えられる。ステーション制御デー
タが伝えられたブロックコントローラ410によって各
ステーション412,414が制御される。移動車制御
データは、第2の中継装置134とAP用中継装置13
6を介してAP200へ伝えられ、AP200から無線
通信によって移動車300へと伝えられる。
【0035】また、ホストコンピュータ110へのデー
タの入出力は、第1の中継装置132を介して接続され
ているデータ入出力用コンピュータ142によって行わ
れる。データ入出力用コンピュータ142からの入力に
よって、上記の制御アルゴリズム、または/かつ制御デ
ータを更新することが可能となる。ここで、データ入出
力用コンピュータ142は、データ入出力用コンピュー
タ用表示装置144と接続されており、ホストコンピュ
ータ110へのデータの入出力に関する情報をデータ入
出力用コンピュータ用表示装置144に表示させること
が可能である。
【0036】また、ホストコンピュータ110は、ホス
トコンピュータ用表示装置111と接続されており、ホ
ストコンピュータ110で管理されている各種データを
ホストコンピュータ用表示装置111に表示させること
が可能である。
【0037】管理装置100は、ホストコンピュータ1
10の障害対策として少なくとも1台のバックアップコ
ンピュータ120を有する。このバックアップコンピュ
ータ120は、ホストコンピュータ110と同じ機能を
有し、ホストコンピュータ110に障害が発生した時
に、ホストコンピュータ110に代わってこのシステム
を管理する。このため、バックアップコンピュータ12
0もまたホストコンピュータ110と同様に、第2の中
継装置134とブロックコントローラ用中継装置152
を介して複数のブロックコントローラ410と接続さ
れ、第2の中継装置134とAP用中継装置136を介
してAP200と接続され、第1の中継装置132を介
してデータ入出力用コンピュータ142と接続されてい
る。
【0038】また、各バックアップコンピュータ120
は、バックアップコンピュータ用表示装置121と接続
されており、バックアップコンピュータ120で管理さ
れている各種データをバックアップコンピュータ用表示
装置121に表示させることが可能である。
【0039】また、管理装置100内に設けられた各装
置間の接続には、Ethernetを用いたLANが用いられ
る。本実施形態によると、ホストコンピュータ110、
バックアップコンピュータ120、データ入出力用コン
ピュータ142、ブロックコントローラ用中継装置15
2、第1の中継装置132、第2の中継装置134、A
P用中継装置136,138それぞれの間の接続には10
0Base-TXを用いている。また、AP用中継装置136と
各AP間の接続には10Base-Tを用いている。
【0040】図4は、中継器200の機能ブロック図を
示す。
【0041】図3を参照すると、各中継器(アクセスポ
イント:AP)200は、複数の移動車300と無線通
信を行うことが可能な送受信部220と、自AP200
と異なる少なくとも1つのAP200(隣接APとす
る)が登録される高速ローミングテーブル221を有す
る。ここで、高速ローミングテーブル221に登録され
る隣接APは、自AP200と物理的に近接して設けら
れたものが選択されており、その登録される隣接APの
数は4以下が望ましい。また、各AP200は、移動車
300と通信可能なセル領域を有する。
【0042】図5は、移動車300の構成を示した図で
ある。図5を参照すると、移動車300は、制御部31
0、駆動装置320、回転位置センサ330、リフタ高
調節装置340、通信装置350、位置プレート検出セ
ンサ362、距離センサ366、給電装置370、複数
の車輪380、バンパ390からなる。
【0043】制御部310は、移動車の運行や、リフタ
の高さ、管理装置100との通信を制御する。制御部3
10には走行距離検出部312と記憶領域であるメモリ
314と、時を刻むクロック部315を含む。また、こ
のメモリ314には、移動車300の状態を示すステー
タステーブル318が格納されている。このステータス
テーブル318は、位置プレート歩進ポインタを含む。
位置プレート歩進ポインタは、後述する位置プレート検
出センサ362で位置プレート402を検出する度に格
納されている値を更新する。この値の更新は、所定数の
加算または所定数の減算などからなる。また、ステータ
ステーブル318は、データの書き換え頻度が大きいた
め、このメモリ314にはRAMが使用されている。こ
こで、このメモリ314は、バックアップバッテリ(図
示せず)によって給電されており、移動車300への給
電停止時が発生した場合でも、このメモリ314内のデ
ータが保持される。また、このメモリ314に不揮発性
RAMを用いることも可能である。
【0044】駆動装置320は、電動モータを有し、そ
の電動モータを用いて移動車300の走行・操舵を行
う。
【0045】回転位置センサ330は、車輪380を駆
動させる駆動装置320の電動モータの回転数(または
回転角)に比例したパルスを発生して、そのパルスを制
御部310の走行距離検出部312へ伝達する。また、
回転位置センサ330は、車輪380の回転数(または
回転角)に比例した数のパルスを発生して、そのパルス
を制御部310の走行距離検出部312へ伝達すること
も可能である。走行距離検出部312は、回転位置セン
サ330から伝達されたパルスの数に基づいて、移動車
300の走行距離を求める。
【0046】リフタ高調節装置340は、移動車300
が搬送する搬送物(組み立て中自動車500)を積載す
るリフタ(図示せず)の床面からの高さを調節する。こ
のリフタは床面からの高さを変更することが可能であ
る。
【0047】通信装置350は、管理装置100と通信
を行うために、管理装置100と接続されている複数の
AP200のうちの1つと無線通信を行う。
【0048】位置プレート検出センサ362は、床面に
近接して設けられており、床面に設けられ、かつ移動車
300の軌道400に沿って設けられた複数の位置プレ
ート402をほぼ直上で検出する。また、この複数の位
置プレート402は一定間隔毎にコーナー部分に配置さ
れている。
【0049】距離センサ366は、直前を走る移動車3
00との距離を測定するためのセンサであって、超音波
センサからなる。この距離センサ366は、移動車30
0の軌道400のうち直線部分において、直前を走る移
動車300とのタクト(移動車間の間隔)を維持するた
めに使用される。
【0050】給電装置370は、移動車300内にある
各装置やセンサへ給電を行うための装置であり、給電さ
れているレールと接触して電力を取得する。
【0051】車輪380は、複数個設けられており、車
輪380が回転することによって、移動車300が移動
する。この複数個の車輪380は走行輪381と遊転輪
382からなり、走行輪381は駆動装置320によっ
て回転、操舵が行われる。
【0052】バンパ390は、移動車300の前後に設
けられており、他の移動車300との接触または衝突時
に、移動車300が受ける衝撃を弱める機能を有する。
【0053】図6は、移動車300の通信装置350の
機能ブロック図を示す。
【0054】図6を参照すると、各移動車300は、複
数のAP200のうち、1つのAP200と交信可能な
送受信部351と、交信するAP200を変更するロー
ミング動作を制御するローミング制御部352を有す
る。ローミング制御部352は、交信中のAP200か
らの信号の受信強度があるしきい値未満の場合にローミ
ングを実行する。この時、交信中のAPに対応する高速
ローミングテーブル221に格納された各APからの信
号強度を取得し、その信号強度が最大、かつしきい値以
上であるAPに交信先を変更する。ローミング制御部3
52は、そのしきい値を格納するしきい値格納部353
と、交信中のAPに対応する高速ローミングテーブル2
21のデータが格納された高速ローミングテーブル35
4を有する。ここで、しきい値格納部353と高速ロー
ミングテーブル354は、通信装置350内ではなく、
メモリ314内に確保されてもよい。
【0055】次に、本発明における移動車300と中継
器200との通信におけるローミング方法を示す。
【0056】図7は、本発明におけるローミング方法の
1例を示すフロー図である。
【0057】図7を参照すると、まず、各AP200に
対して、隣接または近接するAP200(隣接APとす
る)を示すデータが対応する高速ローミングテーブル2
21に登録される(ステップS1)。その登録される隣
接APの数は、本実施例では最大4とする。ここで、各
AP200の隣接APとして、物理的距離が近いAP2
00、または/かつ移動車300の進行方向に設けられ
ているAP200が選択されることが望ましい。
【0058】移動車300がある1つのAP200(交
信中APとする)と交信している場合、その交信中AP
から対応する隣接APを示すデータを取得する(ステッ
プS2)。
【0059】移動車300は、交信中APからの信号強
度を測定する(ステップS3)。その信号強度が、所定
のしきい値未満となった場合(ステップS4)、移動車
300は、交信中APから取得したデータに示される隣
接APの各々から発せられる各信号の受信強度を測定す
る(ステップS5)。また、ステップS4で、その信号
強度が、所定のしきい値以上の場合は、再びステップS
3の実行に戻る。
【0060】移動車300は、ステップS5で測定した
各受信強度に所定のしきい値以上のものが含まれる場合
(ステップS6)、接続先を交信中APからその受信強
度が最大を示す隣接APへ変更する(高速ローミング)
(ステップS7)。
【0061】また、移動車300は、ステップS5で測
定した各受信強度に所定のしきい値以上のものが含まれ
ない場合(ステップS6)、全てのAP200に対する
各信号の受信強度を測定し、接続先を交信中APからそ
の受信強度が最大を示すAP200へ変更する(通常ロ
ーミング)(ステップS8)。
【0062】上記のローミング方法を用いることによっ
て、移動車300は高速に交信先AP200を切り替え
ることが可能となり、移動車300と管理装置100と
の通信に発生する遅延を減少させることが可能となる。
【0063】他に、本発明の移動車運行制御システムに
上記の通常ローミングのみを用いた通信方法も可能であ
る。移動車300が任意のコーナー部401で管理装置
100と通信することが可能となるようにAP200の
配置が行われていれば、本発明を適用することは可能で
ある。移動車300と管理装置100の通信に関する遅
延に対する許容範囲は、移動車300のタクト間隔や移
動車300の進行速度によって変化する。そのため、移
動車運行制御システムに設定された移動車300のタク
ト間隔や移動車300の進行速度に応じて、AP200
の配置や移動車300と管理装置100の通信に関する
遅延に対する許容範囲が設定される。
【0064】次に、本発明の移動車運行制御システムに
おける、コーナー部での運行管理方法の第1の実施形態
を以下に示す。
【0065】図8は、本発明におけるコーナー部での運
行管理方法の第1の実施形態を示すフロー図である。
【0066】図8を参照して、本発明におけるコーナー
部での運行管理方法の第1の実施形態を説明する。
【0067】まず、移動車300がコーナー部401を
認識する(ステップS10)。ここで、移動車300に
よるコーナー部401の認識動作の例を以下に示す。移
動車300が位置プレート検出センサ362によって位
置プレート402を検出する。ここで、コーナー部40
1以外にも位置プレート402が設置されている場合に
は、位置プレート402の間隔をコーナー部401では
ある一定間隔よりも狭くし、逆にコーナー部401以外
では位置プレート402の間隔をその一定間隔よりも広
く設定することによって、移動車300は、コーナー部
401を認識することが可能となる。他には、移動車3
00が、軌道上に設けられたIDタグに記録されている
情報を読取ることによってコーナー部401を認識す
る。他には、移動車300内に記録された、所定の位置
での動作を記録した動作テーブルを、移動車300が測
定する現在位置をキーとして検索することによって、移
動車300がコーナー部401を認識する。他には、軌
道400上に設けられた、位置プレート402とは異な
る定位置プレート(図示せず)を移動車300が検知す
ることによって、コーナー部401を認識することが可
能となる。
【0068】次に、認識したコーナー部401を走行中
の移動車300が、ステータステーブル318の位置テ
ーブル歩進ポインタの値を一時的に記憶する(ステップ
S11)。
【0069】次に、ステップS11の実行時を零時と設
定し、クロック部315を参照して時をカウントする
(ステップS12)。
【0070】ステップS12でカウントされている時
が、予め設定された時間を満たした時(ステップS1
3)、その時の位置テーブル歩進ポインタの値と、ステ
ップS11で取得したポインタの値を比較する(ステッ
プS14)。
【0071】ステップS14の比較結果、両者の値が異
なる場合(ステップS15)、移動車300がコーナー
部401を抜けていなければ(ステップS16)、再び
ステップS11の動作へ戻る。ステップS14の比較結
果、両者の値が等しい場合(ステップS15)、このコ
ーナー走行中の移動車300自身が停止していると認識
し、接続中AP200を介して管理装置100へ他の移
動車の停止を要求する停止要求情報を通知する(ステッ
プS17)。
【0072】管理装置100は、停止要求信号の通知を
受けて、AP200を介して、軌道400を走行中の全
ての移動車300に対して停止を命令する停止命令信号
を通知する(ステップS18)。
【0073】軌道400を走行中の全ての移動車300
は、その停止命令信号の通知に応答して停止する(ステ
ップS19)。
【0074】ここで、ステップS16で示される、移動
車300がコーナー部401を抜けたかを認識する方法
の例を以下に示す。移動車300が、軌道上に設けられ
たIDタグに記録されている情報を読取ることによって
コーナー部401を抜けたかを認識する。他には、移動
車300内に記録された、所定の位置での動作を記録し
た動作テーブルを、移動車300が測定する現在位置を
キーとして検索することによって、移動車300がコー
ナー部401を抜けたかを認識する。他には、軌道40
0上に設けられた、位置プレート402とは異なる定位
置プレート(図示せず)を移動車300が検知すること
によって、コーナー部401を抜けたかを認識すること
が可能となる。
【0075】ここで、本発明の移動車運行制御システム
における、コーナー部での運行管理方法における第1の
実施形態で、緊急停止をした移動車300が、後続の移
動車300と衝突しないために必要な諸条件を以下に示
す。
【0076】まず、移動車の速度をV(m/s)、コーナー
部分401に配置されている複数の位置プレートの間隔
をI(m)、移動車300同士の走行間隔をW(m)、ステッ
プS13で示される、予め定められた時間をT1(s)、
ステップS17からステップS19を実行するために必
要な時間(移動車300と管理装置100との往復通信
時間)をT2(s)とすると、以下に示す(式1)、(式
2)が成立する時に移動車300はコーナー部分で緊急
停止をした場合でも、後続の移動車との衝突を回避可能
となる。
【0077】I<T1×V (式1) T1<W/V−T2 (式2)
【0078】次に、本発明の移動車運行制御システムに
おける、コーナー部での運行管理方法の第2の実施形態
を以下に示す。
【0079】図9は、本発明におけるコーナー部での運
行管理方法の第2の実施形態を示すフロー図である。
【0080】図9を参照して、本発明におけるコーナー
部での運行管理方法の第2の実施形態を説明する。
【0081】まず、移動車300がコーナー部401を
認識する(ステップS10)。この動作は、本発明にお
けるコーナー部での移動車制御方法の第1の実施形態と
同じである。
【0082】次に、移動車300がタイマを零時と設定
し、クロック部315を参照して時をカウントする(ス
テップS21)。
【0083】次に、移動車300がコーナー部401を
抜けたことを認識すると(ステップS22)、一連の動
作を終了する。
【0084】移動車300がコーナー部401を抜けた
ことを認識できず(ステップS22)、位置プレート検
知センサ362が位置プレート402を検知した時(ス
テップS23)、再びステップS21を実行する。
【0085】また、位置プレート検知センサ362が位
置プレート402を検知せずにタイマが予め定められた
時間を示す時、(ステップS24)このコーナー走行中
の移動車300自身が停止していると認識し、接続中A
P200を介して管理装置100へ他の移動車の停止を
要求する停止要求情報を通知する(ステップS25)。
【0086】管理装置100は、停止要求信号の通知を
受けて、AP200を介して、軌道400を走行中の全
ての移動車300に対して停止を命令する停止命令信号
を通知する(ステップS26)。
【0087】軌道400を走行中の全ての移動車300
は、その停止命令信号の通知に応答して停止する(ステ
ップS27)。
【0088】また、ステップS22で示される、移動車
300がコーナー部401を抜けたかを認識する動作
は、本発明の移動車運行制御システムにおける、コーナ
ー部での運行管理方法における第1の動作例で示され
る、ステップS16の動作と同じである。
【0089】ここで、本発明の移動車運行制御システム
における、コーナー部での運行管理方法における第2の
実施形態で、緊急停止をした移動車300が、後続の移
動車300と衝突しないために必要な諸条件を以下に示
す。
【0090】まず、移動車の速度をV(m/s)、コーナー
部分401に配置されている複数の位置プレートの間隔
をI(m)、移動車300同士の走行間隔をW(m)、ステッ
プS23で示される、予め定められた時間をT1(s)、
ステップS24からステップS26を実行するために必
要な時間(移動車300と管理装置100との往復通信
時間)をT2(s)とすると、上記の(式1)、(式2)
が成立する時に移動車300はコーナー部分で緊急停止
をした場合でも、後続の移動車との衝突を回避可能とな
る。
【0091】ここで、発明者が使用する移動車運行管理
システムは、移動車の走行速度の最高が1.5m/s、前車と
の間隔の最小が0.8mで稼動している。ここで、ある移動
車が緊急停止をすると、後続の移動車に緊急停止を要求
する信号が、ある移動車の緊急停止時からほぼ500ms以
内に通知されない場合、緊急停止をした移動車と後続の
移動車が衝突する。
【0092】ここで、発明者が使用する移動車運行管理
システムでは、移動車から管理装置への往復通信は400m
s以内に行うことが可能である。
【0093】上記に示される条件から、移動車が位置プ
レート検出の有無を判断するために必要な時間が100ms
以下に設定される場合、コーナー部分で移動車の緊急停
止が発生してから後続の移動車に緊急停止を要求する信
号がほぼ500ms以内に通知されることが可能となる。
【0094】また、本発明における移動車運行制御シス
テムでの高速ローミング動作は数十ミリ秒、多くても百
ミリ秒未満で行われる。また、この変更先相手として、
交信中APと物理的に近接して設けられている、または
/かつ移動車の進行方向に設けられているAPを選択し
ているために、AP切り替え動作にはほぼ高速ローミン
グが適用される。このことから、本発明における移動車
運行制御システムは、管理装置と移動車との通信に無線
通信方式を用いる場合、コーナーを走行中の移動車に発
生した不具合によって発生する移動車同士の衝突を回避
する、または減少させることを可能にする。
【0095】
【発明の効果】本発明は、移動車のコーナー部分での動
作を管理することが可能となる効果を有する。
【0096】また、本発明は、移動車がコーナー部分で
停止した場合に、後続の移動車との衝突を回避すること
が可能となる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における移動車運行制御システムの実施
形態の構成を示す。
【図2】本発明の移動車運行管理システムにおける、複
数のAPの配置例を示す。
【図3】軌道のコーナー部での位置プレートの配置を示
す。
【図4】中継器の機能ブロック図を示す。
【図5】移動車の構成を示す。
【図6】移動車の通信装置の機能ブロック図を示す。
【図7】本発明におけるローミング方法の1例を示すフ
ロー図である。
【図8】本発明におけるコーナー部での運行管理方法の
第1の実施形態を示すフロー図である。
【図9】本発明におけるコーナー部での運行管理方法の
第2の実施形態を示すフロー図である。
【符号の説明】
100 管理装置 101 入出力部 110 ホストコンピュータ 111 ホストコンピュータ用表示装置 120 バックアップコンピュータ 121 バックアップコンピュータ用表示装置 132 第1の中継装置 134 第2の中継装置 136 AP用中継装置 142 データ入出力用コンピュータ 144 データ入出力用コンピュータ用表示装置 152 ブロックコントローラ用中継装置 200,201,202,203,204,205,2
06 中継器(AP) 211,212,213,214,215,216 セ
ル領域 220 送受信部 221 高速ローミングテーブル 300 移動車 310 制御部 312 走行距離検出部 314 メモリ 315 タイマ 320 駆動装置 330 回転位置センサ 340 リフタ高調節装置 350 通信装置 351 送受信部 352 ローミング制御部 353 しきい値格納部 354 高速ローミングテーブル 362 位置プレート検出センサ 366 距離センサ 370 給電装置 380 車輪 381 走行輪 382 遊転輪 390 バンパ 400 軌道 401 コーナー部 402 位置プレート 410 ブロックコントローラ 412,414 ステーション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湊 宗篤 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5H301 AA02 AA09 BB05 CC03 DD01 DD17 EE02 FF27 GG10 GG12 GG19 KK02 KK08 KK12 KK13 KK18 LL03 LL08 LL12 LL15 MM04 MM10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められた軌道上を走行する複数の
    移動車と、 前記軌道のコーナー部分に一定間隔をもって設けられた
    複数の位置プレートと、 前記複数の移動車と常時交信可能な管理装置とからな
    り、 前記各移動車は、 前記位置プレートの配置されている位置で、前記位置プ
    レートを検知する位置プレートセンサと、 前記コーナー部分で前記位置プレートセンサがある前記
    位置プレートを検知した時から一定時間他の前記位置プ
    レートを検知できない時に、前記管理装置へ他の移動車
    の緊急停止を要求する緊急停止要求信号を送信し、前記
    管理装置からの緊急停止命令信号を受信する送受信部
    と、 前記緊急停止命令信号の受信に応答して、前記各移動車
    の停止を行う制御部とを具備し、 前記管理装置は、前記緊急停止要求信号の受信に応答し
    て、前記軌道上を走行する全ての前記移動車に前記緊急
    停止命令信号を送信する、 移動車運行管理システム。
  2. 【請求項2】 前記一定間隔I(m)と前記一定時間T1
    (s)は、 I<T1×V T1<W/V−T2 を満たし、ここで、前記各移動車が前記コーナー部分を
    走行する一定速度をV(m/s)、前記コーナー部分での前
    記移動車間の間隔をW(m)、前記各移動車が前記管理装
    置へ前記緊急停止要求信号を送信してから、他の全ての
    前記移動車へ前記緊急停止命令信号が伝えられるまでの
    通信時間をT2(s)とする、 請求項1に記載の移動車運行管理システム。
  3. 【請求項3】 予め定められた軌道上を走行する複数の
    移動車と、前記軌道のコーナー部分に一定間隔をもって
    設けられた複数の位置プレートと、任意の前記軌道上で
    前記複数の移動車と常時交信可能な管理装置とからなる
    移動車運行管理システムにおいて、 前記各移動車が、前記各位置プレートの配置されている
    位置で、前記各位置プレートを個別に検知するステップ
    と、 前記各移動車が、前記コーナー部分で一定時間前記位置
    プレートを検知できない時に、前記管理装置へ他の移動
    車の緊急停止を要求する緊急停止要求信号を送信するス
    テップと、 前記管理装置が、前記緊急停止要求信号の受信に応答し
    て、前記軌道上を走行する全ての前記移動車に緊急停止
    命令信号を送信するステップと、 前記各移動車が、前記緊急停止命令信号の受信に応じて
    停止するステップと、 からなる運行管理方法。
  4. 【請求項4】 前記一定間隔I(m)と前記一定時間T1
    (s)は、 I<T1×V T1<W/V−T2 を満たし、ここで、前記各移動車が前記コーナー部分を
    走行する一定速度をV(m/s)、前記コーナー部分での前
    記移動車間の間隔をW(m)、前記各移動車が前記管理装
    置へ前記緊急停止要求信号を送信してから、他の全ての
    前記移動車へ前記緊急停止命令信号が伝えられるまでの
    通信時間をT2(s)とする、 請求項3に記載の運行管理方法。
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