JP2001042175A - 光モジュール - Google Patents
光モジュールInfo
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- JP2001042175A JP2001042175A JP11220022A JP22002299A JP2001042175A JP 2001042175 A JP2001042175 A JP 2001042175A JP 11220022 A JP11220022 A JP 11220022A JP 22002299 A JP22002299 A JP 22002299A JP 2001042175 A JP2001042175 A JP 2001042175A
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- optical
- optical fiber
- lens structure
- light
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 組み立ての簡易化を図り、かつ小型化を可能
とする。 【解決手段】 基板表面21aの一端から形成したV溝
24に光ファイバ22を保持する。光ファイバ22の先
端面と対向するV溝24の内端傾斜面24aに回折レン
ズ構造25を形成し、その回折レンズ構造25の直上に
おいて基板表面21aに光素子(発光素子)23を搭載
する。傾斜面24aに作り込んだ回折レンズ構造25に
よって光ファイバ22と光素子23との良好な光結合効
率を得ることができ、レンズ等の部品の面倒な組み込み
作業が不要となる。また、その組み込みのためのスペー
スも不要となる。
とする。 【解決手段】 基板表面21aの一端から形成したV溝
24に光ファイバ22を保持する。光ファイバ22の先
端面と対向するV溝24の内端傾斜面24aに回折レン
ズ構造25を形成し、その回折レンズ構造25の直上に
おいて基板表面21aに光素子(発光素子)23を搭載
する。傾斜面24aに作り込んだ回折レンズ構造25に
よって光ファイバ22と光素子23との良好な光結合効
率を得ることができ、レンズ等の部品の面倒な組み込み
作業が不要となる。また、その組み込みのためのスペー
スも不要となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は基板上に光ファイ
バと、その光ファイバと光結合する光素子とが実装され
てなる光モジュールに関する。
バと、その光ファイバと光結合する光素子とが実装され
てなる光モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】図5はこの種の光モジュールの従来構成
の一例を示したものであり、この例では基板11に光フ
ァイバ12と光素子13とレンズ14とが実装されてい
る。光ファイバ12はその端部が基板11に形成された
V溝15に保持されており、このV溝15に続いて基板
11に形成された凹部16にレンズ14が配置されてい
る。
の一例を示したものであり、この例では基板11に光フ
ァイバ12と光素子13とレンズ14とが実装されてい
る。光ファイバ12はその端部が基板11に形成された
V溝15に保持されており、このV溝15に続いて基板
11に形成された凹部16にレンズ14が配置されてい
る。
【0003】光素子13はこの例ではレーザダイオード
とされて基板11の表面に搭載されており、その端面か
ら出射される出射光はレンズ14により集光されて光フ
ァイバ12に入射されるものとなっている。
とされて基板11の表面に搭載されており、その端面か
ら出射される出射光はレンズ14により集光されて光フ
ァイバ12に入射されるものとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した例のように、
光ファイバと光素子とを光結合する光モジュールにおい
ては、良好な光結合効率を得るべく、光ファイバと光素
子との間に集光手段としてレンズを配置するといった構
成が従来採用されている。しかるに、レンズの基板への
組み込みにおいては高い位置精度が要求され、また高い
信頼性が要求されることから、組み立ては簡易ではな
く、組み立て工程の複雑化を招くものとなっており、そ
の点でコストのかかるものとなっていた。
光ファイバと光素子とを光結合する光モジュールにおい
ては、良好な光結合効率を得るべく、光ファイバと光素
子との間に集光手段としてレンズを配置するといった構
成が従来採用されている。しかるに、レンズの基板への
組み込みにおいては高い位置精度が要求され、また高い
信頼性が要求されることから、組み立ては簡易ではな
く、組み立て工程の複雑化を招くものとなっており、そ
の点でコストのかかるものとなっていた。
【0005】さらに、別部品のレンズを配置することか
ら、その配置のための所要のスペースを確保する必要が
あり、この点で光モジュールの小型化が制約を受けるも
のとなっていた。この発明の目的は上述した問題点に鑑
み、組み立てを簡易に行うことができ、さらに小型化、
低価格化を図ることができる光モジュールを提供するこ
とにある。
ら、その配置のための所要のスペースを確保する必要が
あり、この点で光モジュールの小型化が制約を受けるも
のとなっていた。この発明の目的は上述した問題点に鑑
み、組み立てを簡易に行うことができ、さらに小型化、
低価格化を図ることができる光モジュールを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、基板上に光ファイバと、その光ファイバと光結合す
る光素子とが実装されてなる光モジュールは、基板表面
の一端から形成されたV溝に光ファイバが保持され、そ
の光ファイバの先端面と対向するV溝の内端傾斜面に回
折レンズ構造が形成され、その回折レンズ構造の直上に
位置して基板表面に光素子が搭載される。
ば、基板上に光ファイバと、その光ファイバと光結合す
る光素子とが実装されてなる光モジュールは、基板表面
の一端から形成されたV溝に光ファイバが保持され、そ
の光ファイバの先端面と対向するV溝の内端傾斜面に回
折レンズ構造が形成され、その回折レンズ構造の直上に
位置して基板表面に光素子が搭載される。
【0007】請求項2の発明では請求項1の発明におい
て、基板がシリコン基板とされる。請求項3の発明では
請求項2の発明において、光ファイバは赤外光を双方向
伝送するものとされ、上記回折レンズ構造の直上に位置
する光素子が発光素子とされて、その出射光が回折レン
ズ構造により反射・集光されて光ファイバに入射される
構造とされ、シリコン基板の裏面に光学膜が形成され、
光ファイバから出射した光が上記回折レンズ構造により
屈折・集光されてシリコン基板中を伝搬し、上記光学膜
により反射されてシリコン基板表面から出射する構造と
され、そのシリコン基板表面の出射位置に受光素子が搭
載される。
て、基板がシリコン基板とされる。請求項3の発明では
請求項2の発明において、光ファイバは赤外光を双方向
伝送するものとされ、上記回折レンズ構造の直上に位置
する光素子が発光素子とされて、その出射光が回折レン
ズ構造により反射・集光されて光ファイバに入射される
構造とされ、シリコン基板の裏面に光学膜が形成され、
光ファイバから出射した光が上記回折レンズ構造により
屈折・集光されてシリコン基板中を伝搬し、上記光学膜
により反射されてシリコン基板表面から出射する構造と
され、そのシリコン基板表面の出射位置に受光素子が搭
載される。
【0008】請求項4の発明では請求項3の発明におい
て、上記光学膜が波長選択フィルタとされる。
て、上記光学膜が波長選択フィルタとされる。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照して実施例により説明する。図1は請求項1の発明の
一実施例を示したものである。この例では基板21上に
光ファイバ22が実装され、さらに光素子として発光素
子23が実装されている。
照して実施例により説明する。図1は請求項1の発明の
一実施例を示したものである。この例では基板21上に
光ファイバ22が実装され、さらに光素子として発光素
子23が実装されている。
【0010】基板21の表面21aには、その一端から
V溝24が図に示したように形成されており、このV溝
24に光ファイバ22の端部が高精度にパッシブアライ
メントされて実装されている。なお、光ファイバ22は
V溝24に接着固定されて保持されている。基板21に
は例えばシリコン基板が用いられる。光ファイバ22の
先端面と対向するV溝24の内端傾斜面24aには回折
レンズ構造25が作り込まれており、発光素子23はこ
の回折レンズ構造25の直上に位置して基板表面21a
に搭載されている。傾斜面24aが基板表面21aとな
す角は54.7°とされる。
V溝24が図に示したように形成されており、このV溝
24に光ファイバ22の端部が高精度にパッシブアライ
メントされて実装されている。なお、光ファイバ22は
V溝24に接着固定されて保持されている。基板21に
は例えばシリコン基板が用いられる。光ファイバ22の
先端面と対向するV溝24の内端傾斜面24aには回折
レンズ構造25が作り込まれており、発光素子23はこ
の回折レンズ構造25の直上に位置して基板表面21a
に搭載されている。傾斜面24aが基板表面21aとな
す角は54.7°とされる。
【0011】発光素子23はこの例では面発光型のレー
ザダイオードとされ、その発光面を下にしてパッシブア
ライメントにより実装されている。この例によれば、発
光素子23から出射した光は回折レンズ構造25により
反射され、かつ集光されて光ファイバ22に入射するも
のとなっており、つまり図5に示した従来の光モジュー
ルのように別部品としてのレンズ14を用いることな
く、この回折レンズ構造25によって良好な光結合効率
が得られるものとなっている。図1B中、矢印は光の進
行を示す。
ザダイオードとされ、その発光面を下にしてパッシブア
ライメントにより実装されている。この例によれば、発
光素子23から出射した光は回折レンズ構造25により
反射され、かつ集光されて光ファイバ22に入射するも
のとなっており、つまり図5に示した従来の光モジュー
ルのように別部品としてのレンズ14を用いることな
く、この回折レンズ構造25によって良好な光結合効率
が得られるものとなっている。図1B中、矢印は光の進
行を示す。
【0012】図2及び3はこの回折レンズ構造25の作
製方法の詳細を工程順に示したものであり、図2は位相
型の場合を示し、図3は振幅型の場合を示す。まず、位
相型の作製方法について図2を参照して説明する。基板
(シリコン基板)21に異方性エッチングによりV溝2
4を作製する(A)。この基板21上にレジスト31を
塗布し(B)、所要の回折レンズパターンが形成された
マスク32を使用してレジスト31を露光する(C)。
レジスト31を現像し(D)、現像したレジスト31を
マスクとして基板21をエッチングしてV溝24の内端
傾斜面24aに回折レンズ構造25を形成する。形成
後、レジスト31を除去する(E)。
製方法の詳細を工程順に示したものであり、図2は位相
型の場合を示し、図3は振幅型の場合を示す。まず、位
相型の作製方法について図2を参照して説明する。基板
(シリコン基板)21に異方性エッチングによりV溝2
4を作製する(A)。この基板21上にレジスト31を
塗布し(B)、所要の回折レンズパターンが形成された
マスク32を使用してレジスト31を露光する(C)。
レジスト31を現像し(D)、現像したレジスト31を
マスクとして基板21をエッチングしてV溝24の内端
傾斜面24aに回折レンズ構造25を形成する。形成
後、レジスト31を除去する(E)。
【0013】上記のような工程により、傾斜面24aに
回折レンズ構造25を作り込むことができる。なお、回
折レンズ構造25は図においては模式的に示している
が、傾斜面24aに例えば10〜20本程度の溝が同心
円をなすように形成されて構成され、その溝幅は中央で
数10ミクロン程度、外周側でサブミクロンとされる。
振幅型の場合は図3に示したように、V溝24が形成さ
れた基板(シリコン基板)21にメタル膜33を成膜し
(B)、このメタル膜33上にレジスト31を塗布して
(C)、マスク34によりレジスト31を露光する
(D)。レジスト31を現像し(E)、現像したレジス
ト31をマスクとしてメタル膜33をエッチングして回
折レンズ構造25を形成する。レジスト31を除去する
ことにより、メタル膜33よりなる振幅型の回折レンズ
構造25が完成する(F)。
回折レンズ構造25を作り込むことができる。なお、回
折レンズ構造25は図においては模式的に示している
が、傾斜面24aに例えば10〜20本程度の溝が同心
円をなすように形成されて構成され、その溝幅は中央で
数10ミクロン程度、外周側でサブミクロンとされる。
振幅型の場合は図3に示したように、V溝24が形成さ
れた基板(シリコン基板)21にメタル膜33を成膜し
(B)、このメタル膜33上にレジスト31を塗布して
(C)、マスク34によりレジスト31を露光する
(D)。レジスト31を現像し(E)、現像したレジス
ト31をマスクとしてメタル膜33をエッチングして回
折レンズ構造25を形成する。レジスト31を除去する
ことにより、メタル膜33よりなる振幅型の回折レンズ
構造25が完成する(F)。
【0014】回折レンズ構造25は上述した位相型及び
振幅型のいずれでも用いることができるが、図1に示し
た光モジュールにおいてはメタル膜33よりなる振幅型
の方が光の反射上、好ましい。なお、図1に示した光モ
ジュールは送信用光モジュールをなすものであるが、発
光素子23に替えて受光素子を搭載すれば受信用光モジ
ュールを構成することができる。この際、受光素子とし
ては例えば面受光型のフォトダイオードが用いられる。
振幅型のいずれでも用いることができるが、図1に示し
た光モジュールにおいてはメタル膜33よりなる振幅型
の方が光の反射上、好ましい。なお、図1に示した光モ
ジュールは送信用光モジュールをなすものであるが、発
光素子23に替えて受光素子を搭載すれば受信用光モジ
ュールを構成することができる。この際、受光素子とし
ては例えば面受光型のフォトダイオードが用いられる。
【0015】次に、請求項3の発明の実施例について図
4を参照して説明する。図4において、図1と対応する
部分には同一符号を付してある。この図4に示した光モ
ジュールは双方向伝送用光モジュールをなすものであっ
て、例えば1.3/1.55μmWDM同時送受信光モ
ジュール等に適用できるものであり、V溝24に保持さ
れた光ファイバ22は赤外光を双方向伝送するものとさ
れる。
4を参照して説明する。図4において、図1と対応する
部分には同一符号を付してある。この図4に示した光モ
ジュールは双方向伝送用光モジュールをなすものであっ
て、例えば1.3/1.55μmWDM同時送受信光モ
ジュール等に適用できるものであり、V溝24に保持さ
れた光ファイバ22は赤外光を双方向伝送するものとさ
れる。
【0016】この例では基板21はシリコン基板とさ
れ、その裏面21bにはメタル膜等よりなる反射膜26
が成膜形成されている。シリコン基板21の表面21a
には発光素子23と受光素子27とが搭載される。これ
ら発光素子23及び受光素子27はそれぞれ面発光型レ
ーザダイオード及び面受光型フォトダイオードとされ、
発光面及び受光面がそれぞれ下にされて実装されてい
る。発光素子23の実装位置は図1と同様、回折レンズ
構造25の直上とされる。なお、回折レンズ構造25は
この例では図2に示した位相型とされる。
れ、その裏面21bにはメタル膜等よりなる反射膜26
が成膜形成されている。シリコン基板21の表面21a
には発光素子23と受光素子27とが搭載される。これ
ら発光素子23及び受光素子27はそれぞれ面発光型レ
ーザダイオード及び面受光型フォトダイオードとされ、
発光面及び受光面がそれぞれ下にされて実装されてい
る。発光素子23の実装位置は図1と同様、回折レンズ
構造25の直上とされる。なお、回折レンズ構造25は
この例では図2に示した位相型とされる。
【0017】この図4に示した光モジュールでは、発光
素子23から出射した光は回折レンズ構造25により反
射・回折・集光されて光ファイバ22に入射する。一
方、光ファイバ22から出射した光は回折レンズ構造2
5により回折(光路変更)・集光されて図4B中、矢印
で示したようにシリコン基板21中を伝搬する。この
際、例えば波長1.55μmといった赤外域の通信波長
帯の光はシリコン基板21においてほとんど吸収され
ず、シリコン基板21の裏面21bに形成された反射膜
26により反射されてシリコン基板表面21aから出射
する。受光素子27はこの出射位置に図に示したように
実装されており、光ファイバ22により伝送されてきた
光を受光する。
素子23から出射した光は回折レンズ構造25により反
射・回折・集光されて光ファイバ22に入射する。一
方、光ファイバ22から出射した光は回折レンズ構造2
5により回折(光路変更)・集光されて図4B中、矢印
で示したようにシリコン基板21中を伝搬する。この
際、例えば波長1.55μmといった赤外域の通信波長
帯の光はシリコン基板21においてほとんど吸収され
ず、シリコン基板21の裏面21bに形成された反射膜
26により反射されてシリコン基板表面21aから出射
する。受光素子27はこの出射位置に図に示したように
実装されており、光ファイバ22により伝送されてきた
光を受光する。
【0018】つまり、この例によれば図1と同様、回折
レンズ構造25がシリコン基板21に作り込まれている
ため、レンズ等の別部品を組み込むといった面倒な作業
は不要であり、回折レンズ構造25によって発光素子2
3と光ファイバ22との良好な光結合効率が得られるも
のとなっている。さらに、光ファイバ22により伝送さ
れてきた光を光導波路等を用いることなく、直接シリコ
ン基板21中に伝搬させるものとなっており、その伝搬
光は回折レンズ構造25によって集光される構造となっ
ているため、光導波路等を用いることなく、光ファイバ
22と受光素子27との間においても良好な光結合効率
を得ることができるものとなっている。
レンズ構造25がシリコン基板21に作り込まれている
ため、レンズ等の別部品を組み込むといった面倒な作業
は不要であり、回折レンズ構造25によって発光素子2
3と光ファイバ22との良好な光結合効率が得られるも
のとなっている。さらに、光ファイバ22により伝送さ
れてきた光を光導波路等を用いることなく、直接シリコ
ン基板21中に伝搬させるものとなっており、その伝搬
光は回折レンズ構造25によって集光される構造となっ
ているため、光導波路等を用いることなく、光ファイバ
22と受光素子27との間においても良好な光結合効率
を得ることができるものとなっている。
【0019】なお、図4においてはシリコン基板裏面2
1bに光学膜として反射膜26を形成しているが、反射
膜26に替えて波長選択フィルタを成膜形成し、所定の
波長の光のみ、選択的に反射するようにしてもよい。上
述したように、例えば通信波長帯1.3μmや1.55
μmではほとんど吸収されることなく、シリコン基板2
1を透過するため、光ファイバ22から入射された光は
シリコン基板21中を低損失で伝搬して受光素子27に
至るが、シリコン基板21中から空気中への入射におい
ては入射角が16.4°以上で全反射が生じるため、臨
界角よりも小さくしたり、例えば屈折率整合剤をそれら
の間に入れたりするのが望ましい。
1bに光学膜として反射膜26を形成しているが、反射
膜26に替えて波長選択フィルタを成膜形成し、所定の
波長の光のみ、選択的に反射するようにしてもよい。上
述したように、例えば通信波長帯1.3μmや1.55
μmではほとんど吸収されることなく、シリコン基板2
1を透過するため、光ファイバ22から入射された光は
シリコン基板21中を低損失で伝搬して受光素子27に
至るが、シリコン基板21中から空気中への入射におい
ては入射角が16.4°以上で全反射が生じるため、臨
界角よりも小さくしたり、例えば屈折率整合剤をそれら
の間に入れたりするのが望ましい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
基板に作り込んだ回折レンズ構造により、光ファイバと
光素子との良好な光結合効率を得ることができるため、
集光手段として例えばレンズ等を基板に組み込むといっ
た面倒な組み立て作業は不要となり、よってその分組み
立てを簡易に行うことができ、かつ部品点数を削減でき
るため、光モジュールの低価格化を図ることができる。
また、組み込みのためのスペースが不要となる分、小型
化を図ることができる。
基板に作り込んだ回折レンズ構造により、光ファイバと
光素子との良好な光結合効率を得ることができるため、
集光手段として例えばレンズ等を基板に組み込むといっ
た面倒な組み立て作業は不要となり、よってその分組み
立てを簡易に行うことができ、かつ部品点数を削減でき
るため、光モジュールの低価格化を図ることができる。
また、組み込みのためのスペースが不要となる分、小型
化を図ることができる。
【0021】さらに、請求項3の発明によれば、発光素
子と受光素子とが実装されてなる双方向伝送用光モジュ
ール(同時送受信光モジュール)において、受信光を直
接シリコン基板中に伝搬させ、その伝搬光は回折レンズ
構造によって集光され、かつシリコン基板に成膜した光
学膜によって反射されて受光素子に入射する構造とした
ことにより、例えば光導波路等の形成を不要とすること
ができ、よってこの点でも構成の簡略化を図ることがで
きると共に低価格化を図ることができる。
子と受光素子とが実装されてなる双方向伝送用光モジュ
ール(同時送受信光モジュール)において、受信光を直
接シリコン基板中に伝搬させ、その伝搬光は回折レンズ
構造によって集光され、かつシリコン基板に成膜した光
学膜によって反射されて受光素子に入射する構造とした
ことにより、例えば光導波路等の形成を不要とすること
ができ、よってこの点でも構成の簡略化を図ることがで
きると共に低価格化を図ることができる。
【図1】請求項1の発明の実施例を示す図、Aは平面
図、Bは正面図、Cは側面図。
図、Bは正面図、Cは側面図。
【図2】回折レンズ構造(位相型)の作製手順を説明す
るための模式図。
るための模式図。
【図3】回折レンズ構造(振幅型)の作製手順を説明す
るための模式図。
るための模式図。
【図4】請求項3の発明の実施例を示す図、Aは平面
図、Bは正面図、Cは側面図。
図、Bは正面図、Cは側面図。
【図5】光モジュールの従来構成例を示す斜視図。
フロントページの続き Fターム(参考) 2H037 AA01 BA01 BA11 BA24 CA33 CA38 DA03 DA04 DA06 DA12 DA17 5F041 DA03 DA04 DC66 EE04 EE08 5F073 AB01 AB27 AB28 FA06 FA08 FA23 5F088 AA01 BB01 EA09 EA20 JA12 JA14
Claims (4)
- 【請求項1】 基板上に光ファイバと、その光ファイバ
と光結合する光素子とが実装されてなる光モジュールで
あって、 基板表面の一端から形成されたV溝に光ファイバが保持
され、 その光ファイバの先端面と対向する上記V溝の内端傾斜
面に回折レンズ構造が形成され、 その回折レンズ構造の直上に位置して上記基板表面に光
素子が搭載されていることを特徴とする光モジュール。 - 【請求項2】 請求項1記載の光モジュールにおいて、 上記基板がシリコン基板とされていることを特徴とする
光モジュール。 - 【請求項3】 請求項2記載の光モジュールにおいて、 上記光ファイバは赤外光を双方向伝送するものとされ、 上記回折レンズ構造の直上に位置する光素子が発光素子
とされて、その出射光が上記回折レンズ構造により反射
・集光されて上記光ファイバに入射される構造とされ、 上記シリコン基板の裏面に光学膜が形成され、 上記光ファイバから出射した光が上記回折レンズ構造に
より屈折・集光されて上記シリコン基板中を伝搬し、上
記光学膜により反射されて上記シリコン基板表面から出
射する構造とされ、 そのシリコン基板表面の出射位置に受光素子が搭載され
ていることを特徴とする光モジュール。 - 【請求項4】 請求項3記載の光モジュールにおいて、 上記光学膜が波長選択フィルタとされていることを特徴
とする光モジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22002299A JP3559956B2 (ja) | 1999-08-03 | 1999-08-03 | 光モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22002299A JP3559956B2 (ja) | 1999-08-03 | 1999-08-03 | 光モジュール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001042175A true JP2001042175A (ja) | 2001-02-16 |
JP3559956B2 JP3559956B2 (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=16744718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22002299A Expired - Fee Related JP3559956B2 (ja) | 1999-08-03 | 1999-08-03 | 光モジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3559956B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7541041B2 (ja) | 2019-06-24 | 2024-08-27 | エムエスゲー リトグラス ゲーエムベーハー | パッケージのためのコンポーネントアレンジメントを製造するための方法、コンポーネントアレンジメントを有するパッケージを製造するための方法、コンポーネントアレンジメント、およびパッケージ |
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1999
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JP7541041B2 (ja) | 2019-06-24 | 2024-08-27 | エムエスゲー リトグラス ゲーエムベーハー | パッケージのためのコンポーネントアレンジメントを製造するための方法、コンポーネントアレンジメントを有するパッケージを製造するための方法、コンポーネントアレンジメント、およびパッケージ |
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