JP2001041941A - 農産物の内部品質検査装置 - Google Patents

農産物の内部品質検査装置

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JP2001041941A JP11218931A JP21893199A JP2001041941A JP 2001041941 A JP2001041941 A JP 2001041941A JP 11218931 A JP11218931 A JP 11218931A JP 21893199 A JP21893199 A JP 21893199A JP 2001041941 A JP2001041941 A JP 2001041941A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 西瓜等の農産物の搬送を継続しながら、打音
検出により内部品質の検査を効率よく行なう。 【解決手段】 搬送される西瓜Pに衝撃を与え、こによ
り発生した振動波を検出して内部品質を解析して検査す
る装置であり、振動波計測装置は、農産物に衝撃を与え
るハンマー装置2、及び発生した振動波を検出するマイ
クロホン装置3を搭載した移動台1を有していて、西瓜
Pの搬送方向に沿って設定した移動軌道に従ってこの移
動台1を同期・並走させて往復動させながら、衝撃付与
と振動波検出を行なうようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、西瓜やメロン等
の農産物の内部品質、例えば「ひび」や「割れ」等の空
洞、熟度などを自動的、機械的に検査するための農産物
の内部品質検査装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】近年の選果場においては、農産物をその階
級・等級などの取り引き市場での価格に反映する種々の
項目で評価し、仕分けすることが一般的になってきてお
り、これが生産者の品質向上のための努力や意欲の増進
に貢献するとされている。かかる状況下においては、何
が重要な評価項目であるのかという選択だけでなく、必
要とされる評価項目については、客観性が高く、評価の
ばらつきの小さな検査・評価方法が求められることにな
る。これは、作業者の技能,技倆に頼る人為的な検査・
評価では、客観性が乏しかったり評価のばらつき度合も
安定しないのが普通であるから、農産物に対する実際の
品質の違いが市場価格に十分に反映しない結果を招くか
らである。
【0003】このような問題を考慮して、農産物の品質
をできるだけ客観性のある方法で検査・評価する方法が
従来から様々に提案されている。
【0004】そして近時は特に、「農産物の内部品質」
を非破壊的に検査することが評価項目の一つとして注目
されており、その中でも西瓜等の瓜系の農産物などにつ
いては、衝撃を与えた際に発生する振動波が内部構造や
熟成の状態などを示すシグナルを含んでいるため、西瓜
等を打撃して振動を与え、 その振動を検出することで所
定の内部品質に関する情報を得る技術が考えられ、例え
ば特開昭62−44660号公報、特開平3−1255
1号公報、特開平7−239320号公報等により、理
論的な解析やこれを基礎とした技術が1980年代から
現在に至るまで提案されてきている。
【0005】また一方において、上記のような農産物の
品質評価は、単品検査を目的としたものではなくて、一
日に数千個〜数万個にも及ぶ数を迅速にかつ効率よく評
価しなければならないという工業的な観点で考えなけれ
ばならない一面もある。
【0006】上述のような観点から、西瓜等の農産物の
内部品質を自動的,機械的な装置を用いて検査するのに
提案されている従来の農産物選別装置は、西瓜を例にし
て言うと、フリートレイと称されるコンベアに機械的に
連結されていない受皿や、バケット等のコンベアに機械
的に連結されている受皿の上に西瓜を載せて搬送し、一
つの西瓜が打音検出ステージ(検査位置)に搬入した時
点でコンベアの搬送を一旦停止させ、打撃−振動検出の
ための装置類、例えば打撃ハンマー、集音マイク等を西
瓜に対して適正な配置に位置させ、打撃を行なって振動
を検出した後、これらの装置類を待機位置に後退させる
と共に西瓜を送り出し(搬出し)、かつ次の西瓜を打音
検出ステージに搬入させる、というようにコンベアを間
欠駆動させる方式で稼動させているのが普通である。
【0007】かかる装置を用いることによって、西瓜内
部品質の非破壊検査は、客観性が高く処理が大幅に迅速
化されるようになってきている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、西瓜等の農
産物の品質検査は、一般に複数項目について行われ、例
えば上記のような内部品質と共に、外観等の外部等級要
素や、大きさ,重量等の階級要素についても検査され、
これらの複数の項目の総合により仕分区分が判定される
のが普通であり、したがって、農産物の品質検査に用い
る技術は、選果場において採用される種々の技術との関
連を含めた総合的な観点からの検討が望まれる。
【0009】かかる観点から上記した農産物の外部品
質、内部品質について考えると、外部品質については、
カメラによる外観撮像技術や画像解析技術の向上に伴
い、処理能力は大幅に向上され、コンベアを連続的にか
つ高速に駆動させながら迅速,高速の処理が可能となっ
てきている。しかし、上述した打音(振動波)検出によ
る内部品質の非破壊検査の処理については、打音検出ス
テージにおいて西瓜を一旦停止させることが必要で、搬
送速度の高速化は難かしい。
【0010】このため、打音検出による内部品質の非破
壊検査の工程を含む西瓜等の農産物の選別仕分けを行な
う選別装置では、処理速度が遅い打音検出工程の速度に
律速されてしまい、単純には、設備全体に渡る高速処理
は実現できない。
【0011】これらのことから、打音検出の工程をでき
るだけ迅速に処理できるようにする工夫が求められてい
る。
【0012】打音検出工程における処理速度の向上は、
別言すれば「単位時間当たりの処理数を多くする」こと
により実現できるから、打音検出のための装置を複数組
準備して、一度に処理する個数を複数にすることが考え
られる。複数の打音検出装置の配置としては、農産物を
搬送するコンベアの搬送方向に沿って該装置を直列に複
数配置する態様、あるいは図8に示したように、受皿と
してフリートレイ5を用い、コンベアの搬送方向に対し
て並列に形成した複数列の搬送路9に該装置をそれぞれ
配置する態様などが考えられる。
【0013】このように打音検出装置を複数配置するこ
とで、例えば図8のように3台の打音検出装置10を並
列搬送路に各々有する選別装置設備であれば、1台の場
合に比べて3倍の能力で内部品質検査を行なうことがで
き、一条のコンベアで搬送されるその前後の工程との間
で分流と合流を行なわせて設備全体の処理能力の向上を
図ることができる。
【0014】しかしながら、上記のような複数台の打音
検出装置を用いる場合には、必ずしもその台数分の能力
向上が得られず、また、複数台を設置することに伴う新
たな解決すべき課題も招く。
【0015】すなわち、上記の直列配置あるいは並列配
置のいずれの態様においても、打音検出のために一旦停
止させるための減速と、停止後の加速によって農産物に
衝撃等が作用する虞れがあるので、比較的低速の搬送を
行なう設備に用いるのはよいが、コンベアの搬送速度を
あまり高速にすることは難しく、また加速,減速の初期
及び終期の加速度を可変させる制御をしないと農産物に
衝撃を与える虞れもあるという問題がある。またこれと
は別に、直列配置の態様では、停止時の正味の検査時間
の他に検査ステージに農産物を搬入し、検査後に搬出す
るのに搬送距離の長い分時間がかかる(概ね、1台の場
合の時間×設置台数)という問題もあり、並列配置の態
様では、フリートレイの分流,合流のための機構(図8
の符号11参照)が必要になり、特に合流制御のために
はフリートレイ同士が係合しないように合流のタイミン
グ制御を行なわせなければならないなどの問題を招くこ
とになる。
【0016】本発明者は、以上のような従来の技術にお
ける問題点を考慮し、従来は全く提案されていなかった
農産物の搬送を継続しながら打音検出を行なうことがで
きるようにした新規な農産物内部品質の検査装置の提供
を目的として本発明をなすに到ったものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
願請求1の農産物の内部品質検査装置の発明は、受皿に
農産物を載せて搬送する搬送手段と、上記農産物に衝撃
を与え、該衝撃により発生した振動波を検出する振動波
計測装置とを備え、検出した振動波に含まれる農産物の
内部品質由来の信号を解析して内部品質を検査する装置
であって、上記振動波計測装置は、農産物に衝撃を与え
る衝撃付与手段、衝撃により農産物に発生した振動波を
検出する振動波検出手段、これら衝撃付与手段と振動波
検出手段を搭載した移動台、及び上記搬送手段の搬送方
向に沿って設定した移動軌道に従って上記移動台を農産
物を載せた受皿の搬送に同期して並走移動させる移動台
駆動手段、を備え、上記衝撃付与手段による衝撃付与と
振動波検出手段による振動波の検出とを、上記移動台が
受皿と同期並走する移動中に行なうことを特徴とする。
【0018】上記構成において、農産物を載せて搬送す
る搬送手段には、通常はベルトコンベアあるいはローラ
コンベア等のコンベア装置が用いられ、受皿と機械的に
連結された形式のもの、あるいは機械的に連結されない
受皿(以下「フリートレイ」と称する)を搬送するもの
のいずれであってもよい。
【0019】振動波計測装置を構成する衝撃付与手段
は、従来一般に用いられているハンマーが揺動する形式
のものや、後述の実施例で説明するピストン−シリンダ
式の構成のものを用いることができるが、一定の慣性力
で衝撃(打撃)を与えるものが、内部品質の判定のバラ
ツキを抑制するために好ましく用いられる。また同じく
振動波計測装置を構成する振動波検出手段には一般に集
音マイクを用いることができる。
【0020】これらの打撃付与手段及び振動波検出手段
は、個々の農産物の内部品質を検査するのに適した位置
に移動されて動作できるように、例えば、請求項2の発
明のように、検査位置の農産物に対し、振動波の計測に
適した該農産物との相対的な関係位置(以下「計測適性
位置」という)と、農産物の搬送に干渉しない退避位置
との間で進出・後退可能に設けることがよい。このよう
な退避位置から計測適性位置への移動を行なわせるため
には、打撃付与手段,振動波検出手段を上下方向、水平
方向に移動させる機構を設けることがよい。また必要に
応じて、内部品質の適正な計測のため、公知の高させ検
出センサ、農産物と上記各手段の接近状態を検出する距
離(接近)センサ等が付帯される。
【0021】上記の打撃付与手段,振動波検出手段を搭
載する移動台は、これらを共通の台上に載せる一つの台
であってもよいし、それぞれ別々に載せる二つの台であ
ってもよい。一つの台の場合には、移動台の駆動機構が
簡単化できる利点があり、またそれぞれを別々に載せる
二つの台とする場合には、搬送手段の搬送路の両側に移
動台の循環軌道を設定できるので、搬送手段との構造上
の干渉の虞れが少ないという利点が得られる。
【0022】なお、移動台は、搬送手段上の受皿に載っ
ている農産物の振動波計測を行なうために該受皿(従っ
て農産物)と同期並走することができればよいが、一般
的には移動台移動案内用のコンベア装置に連係すること
で無端回動するように設けることが好ましい。
【0023】また、検出した振動波に含まれる信号に基
づく内部品質の解析は、既知の方法(例えば特公昭63
−44193号公報等)を用いて行なうことができる。
【0024】この発明によれば、農産物を停止させるこ
となく搬送させながら打音し、振動波を検出することが
できるので、単位時間当たりの処理能力を向上させるこ
とができる。
【0025】したがって、外観撮像等によって大きさ等
の他の選別要素を計測する工程を併せもつ農産物選別装
置などに適用する場合に、全体の処理能力を高めること
ができるという利点が得られる。
【0026】なお、この発明を適用して処理することが
できる農産物としては、代表的には西瓜,メロン等を例
示することができるが、打音検出が有効なものであれば
特に上記のものに限定されずに適用することができる。
【0027】請求項2の発明は、上記発明において、衝
撃付与手段と振動波検出手段を、振動波の検出に適した
農産物との相対的な関係位置(計測適性位置)と、農産
物の搬送に干渉しない退避位置との間で進出・後退可能
に設けたことを特徴とする。
【0028】上記構成において、上記の各手段を計測適
性位置に移動させるものとしては、例えば上下(垂直)
方向及び水平方向の進出・後退手段として、回転する螺
子軸に非回転のナット部材が螺合し、このナット部材に
衝撃付与手段あるいは振動波検出手段が固定されている
形式の移動機構を用いることができるが、これに限定さ
れるものではない。また、計測適性位置に上記の各手段
を移動停止させるためには、農産物との距離を計測する
レーザー式等の適宜の距離センサを用いることが好まし
い。
【0029】この発明によれば、大きさの異なる農産物
に対する振動波検出を常に適性な位置で行なうことがで
きる。
【0030】請求項3の発明は、上記の各発明におい
て、上記振動波計測装置は、受皿を垂直軸回りに一定角
度自転させる水平回転手段を有し、一組の衝撃付与手段
及び振動波検出手段による農産物に対する振動波検出を
自転前後の姿勢それぞれについて行なうことを特徴とす
る。
【0031】上記構成において、受皿の自転(回転)
は、例えばシリンダ装置とクランク機構を用いて受皿が
載っている搬送台を回転させることで行なうようにする
ことができる。回転角度としては、限定されるものでは
ないが、90゜回転とすれば水平2軸方向の振動波を検
出できて好ましい。
【0032】この発明によれば、受皿の回転の前後にお
ける打撃(衝撃)によって、農産物に方向が異なる振動
波を発生させることができ、農産物の内部品質の検査が
より正確に行なえる。
【0033】請求項4の発明は、上記の各発明におい
て、上記移動台が、農産物の上面に衝撃を与える下向き
の衝撃付与手段、あるいは受皿の底部開口を通して農産
物の下面に衝撃を付与する上向きの衝撃付与手段を有す
ることを特徴とする。
【0034】上記構成において、衝撃付与手段として
は、上述したピストン−シリンダ式のものを用いること
ができる。また、下向きの衝撃付与手段には打撃重錘を
自由落下させる方式のものを用いることもでき、また上
向きの衝撃付与手段にはバネ式のものを用いることもで
きる。
【0035】この発明によれば、水平方向の打撃による
振動波検出のみならず、垂直方向の振動波を検出できる
ので、内部品質のより一層正確な検査が可能となり、特
に上記した受皿の90゜回転を行なう方式を採用した装
置によれば、三次元的な直交3軸方向の振動波を検出で
きるので、特に好ましい。
【0036】請求項5の発明は、上記の各発明におい
て、搬送手段の搬送方向に沿って設定した上記移動台の
移動軌道が往復移動のための軌道であることを特徴とす
る。
【0037】この発明によれば、衝撃付与手段と振動波
検出手段を搬送させる移動台(共通の1台の場合、ある
いはそれぞれ別々の台の場合のいずれも含む)は、直線
的に往復動することになり、移動する衝撃付与手段,振
動波検出手段が、単純な直線移動のみ行なう台上に搭載
されるので、周辺機構との干渉等の虞れを軽減できる。
また、例えば無端回転するコンベアチエンに設けたピン
を、移動台に設けた垂直方向の長溝に垂直方向移動自在
に係合させることで、長円軌道に沿って回転するピンに
より移動台が往復動する機構を簡単に構成することがで
き、駆動機能(或いは駆動力伝達機構)の構成を簡易と
できる。
【0038】請求項6の発明は、上記の各発明におい
て、搬送手段の搬送方向に沿って設定した上記移動台の
移動軌道が無端回転のための軌道であることを特徴とす
る。
【0039】上記構成において、移動台が垂直方向に無
端回転する場合には1台の移動台とすることができる
が、移動台が水平方向に無端回転する場合には、衝撃付
与手段と振動波検出手段はそれぞれ別々の移動台に搭載
して、受皿の搬送手段に沿った軌道に対して水平横方向
の外側に設定した戻り軌道で初期位置に戻るようにする
ことができる。
【0040】この発明によっても、衝撃付与手段と振動
波検出手段を移動台で移動させながら繰り返して農産物
の振動波検出による内部品質の検査を行なうことができ
る。
【0041】請求項7の発明は、上記の各発明におい
て、搬送手段の駆動力を移動台駆動手段に連係させる駆
動力伝達手段を有することを特徴とする。
【0042】上記構成において、連係させる方式は限定
されないが、例えば受皿を搬送させる搬送手段の駆動ス
プロケットを、移動台を移動させるコンベアのスプロケ
ットにギア列(入出力ギア比=1:1)やチエン等で連
結することで行なわせることができる。
【0043】この発明によれば、受皿の搬送コンベア等
の搬送手段の搬送速度と、移動台の移動速度の同期、等
速移動を確保することが容易であり、また、駆動源を一
つのモータとすることができるなどの利点が得られる。
【0044】請求項8の発明は、上記の各発明におい
て、上記移動台上に一組の衝撃付与手段及び振動波検出
手段を設け、かつ該衝撃付与手段と振動波検出手段の作
用方向が農産物の中心に向かって水平面内で90゜異な
るようにしたことを特徴とする。
【0045】上記構成において、「衝撃付与手段の作用
方向」というのは、重錘等により農産物の表面に略直角
に与える衝撃の方向をいい、重錘を揺動させて衝撃を与
える場合には、その衝撃時の揺動軌跡の接線により与え
られる。また、「振動波検出手段の作用方向」というの
は、農産物の表面に略直角な方向をその検出指向性の方
向とすることをいう。そして、これらの方向は農産物、
一般的には球塊状の果実の表面から中心(果芯)に向か
うように設定される。
【0046】これらの作用方向は、多数の農産物の検査
において常に一定していれば検査実績の積み重ねにより
安定した検査を実行できるので特に両者の角度の関係は
限定されるものではないが、水平面内で例えば180
゜、あるいは90゜異なるように設定すると、他の角度
の場合に比べて衝撃付与手段と振動波検出手段の退避位
置から計測適正位置への進出・後退の移動が単純化で
き、また、90゜異なるように設定した場合には、後述
するように、計測終了後にこれらの衝撃付与手段と振動
波検出手段と係合している受皿の離間搬送をスムースに
行える利点が得られるので好ましい。
【0047】請求項9の発明は、上記請求項8の発明に
おいて、農産物の中心に向かう作用方向が前記90゜異
なる角度に設けられている衝撃付与手段と振動波検出手
段を、搬送手段の上流側に向かって八の字形に開いてい
るように設置したことを特徴とする。
【0048】上述した請求項8の発明において説明した
ように、衝撃付与手段と振動波検出手段を水平面内でそ
の作用方向が90゜異なるように設定し、かつこれら両
者の角度関係のみならず、受皿の搬送方向との関係を上
述したように受皿搬送手段の上流側に向かって八の字形
に開いた状態に設定した場合には、これらの手段から受
皿が搬送方向下流側に離間していく際に、これら手段の
退避位置への後退移動を行わせることとは無関係にスム
ースに離間できることになるので、移動台の移動制御の
簡易化や、万一の係合解除不良等による不具合の発生を
防止できるという利点がある。
【0049】請求項10の発明は、上記の各請求項に記
載した振動波計測装置を、受皿に載せた農産物を搬送す
る上記搬送手段の搬送方向に沿って複数(N個:Nは2
以上の整数)配置したことを特徴とする。
【0050】上記構成において、搬送手段の搬送方向に
沿って振動波計測装置を複数配置する理由は次のことに
よる。すなわち、搬送手段上を比較的に間隔を空けて受
皿が搬送される場合には、衝撃付与手段と振動波検出手
段を搭載した移動台を一つの受皿に対して同期移動させ
た後、次の受皿の内部品質検査のために繰り返して用い
ることができる。しかし、上記移動台を一つの受皿に対
して同期移動させた後に次の受皿上の農産物の内部品質
検査に適用するには受皿の搬送間隔が短すぎる場合には
かかる対応はできず、特に近時の農産物選別の効率を向
上させることが強く求められている設備では適当でない
場合がある。
【0051】そこで、一つの振動波計測装置だけでは対
応できないことを考慮して、受皿搬送手段の搬送方向に
沿って振動波計測装置を複数配置して、一群の受皿上の
農産物に対する内部品質検査の操作を分担させることが
有効になる。
【0052】請求項11の発明は、上記請求項10の発
明において、搬送手段上を順次に搬送される受皿をN個
づつの群に区切ったときに、搬送手段の搬送方向に沿っ
て配置したN個の前記振動波計測装置は、各群のN個の
受皿とN個の振動波計測装置が各々一対一に対応する関
係に設定したことを特徴とする。
【0053】上記構成において「N個づつに区切られた
一群の受皿上の農産物と、N個の振動波計測装置とを一
対一に対応する」関係の設定は、効率を考えなければ様
々に設定することも可能であるが、最適効率を考慮すれ
ば、受皿の搬送速度,振動波測定装置の振動波計測に要
する時間(より具体的には、移動台が振動波計測のため
に並走する必要のある時間)などから決めることができ
る。
【0054】上記の構成は特に限定されるものではない
が、一群の受皿と、一群の振動波計測装置の関係を単純
化し、制御のためのコンピュータプログラムの作成を容
易化するのに好ましく採用される。
【0055】
【発明の実施の形態】実施形態1 以下本発明を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0056】本例の振動波計測装置は、農産物を載せた
受皿(この例では搬送コンベア4に連結されていない平
面円形のフリートレイ5)の搬送方向に沿って往復動す
る一つの移動台1上に、衝撃付与手段であるエアシリン
ダ型のハンマー装置2と、振動波検出手段であるマイク
ロホン装置3とを、これらのハンマー装置2とマイクロ
ホン装置3が農産物に対するその作用方向を90゜直交
する角度をもつように搭載した例を示すものである。
【0057】なお図1〜図4はこの振動波計測装置の構
成を説明するための図であり、図5及び図6は、この振
動波計測装置を搬送コンベア4の搬送方向に沿って順次
に3台連続するようにした配置と、搬送コンベア4上を
搬送される農産物が上記3台の振動波計測装置により振
動波計測される順番の関係を説明するための図、図7は
本例に特徴的な衝撃付与手段としてのハンマー装置2の
構成を説明するための図である。
【0058】これらの図において、4の搬送コンベア
は、フレーム401等により軸支されたスプロケット4
02により無端回転するコンベアチエン403(本例で
は左右2条)により構成され、このコンベアチエンとは
機械的に連結されていない受皿(以下「フリートレイ」
という)5を搬送する。Pはこのフリートレイ5の上に
載置されている農産物(本例は西瓜)である。
【0059】6はこの搬送コンベア4の搬送路の途中に
設けられた振動波計測ステージを示し、搬送コンベア4
の搬送路の下側において、搬送路の左右外側にまで広が
った平面でみて略矩形枠状に組まれた固定フレーム60
1が設けられていると共に、搬送コンベア4の左右外側
に沿って移動台1の移動案内レール602が架設され、
移動台1の基板101の底面に固定した凹溝部材102
(一つのレール602に対して2ヶ所)の凹溝が該レー
ル602に滑合することで、移動台1の搬送路に沿った
往復移動を可能にしている。
【0060】また、この振動波計測ステージ6の入口部
には、固定フレームを上方に延長して搬送路の直上か
ら、該ステージ6に搬入する西瓜Pの高さを計測する高
さセンサ603(光学式の距離センサ等)が設けられて
いて、図2に示すように、搬入する西瓜Pの高さを一つ
一つ計測し、振動波計測のための最適打撃高さ(一般的
には西瓜Pの1/2の高さである赤道位置)を割り出す
ように利用される。
【0061】次に移動台1について説明すると、本例の
移動台1は、略矩形をなす平板状の基板101が、上述
したようにその底面に設けた凹溝部材102が移動案内
レール602と滑合することで、図1の実線で示した移
動の始端位置から、二点鎖線で示した移動の終端位置の
間で往復できるようになっていると共に、該移動台基板
101の上流側半部には、搬送路を左右から挟んでハン
マー装置2、及びマイクロホン装置3が搭載され、下流
側半部には、図4に示したように上方に開口した吊台1
03が搬送路の下方に組み付けられていて、この吊台1
03内にフリートレイ5を上動させる上動機構104、
フリートレイ90゜回転機構105、及び西瓜Pの底部
を打撃する上向きハンマー装置20が収納されている。
【0062】上記の上動機構104は、吊台103の底
部に上下方向のエアシリンダ装置のシリンダボディ10
41,1041を固定し、上向きピストン1042,1
042の先端(上端)に組み付けた上下動板1043に
対して、上下方向の貫通孔を有する軸受部材1044の
下半部10441をその中央部に固定し、この下半部1
0441に対して上半部10442を自転可能に設けて
90゜回転機構105で回転できるように設けると共
に、この軸受部材1044の上半部10442の上に円
環板106、更にその上にスペーサ107及び中央開口
を有する天板1045を組み付けた構成に設けられてい
る。そして、ピストン1042の上動時には、図4の二
点鎖線位置にある天板1045が図の実線位置まで上動
して、フリートレイ5をコンベアチエン403から上方
に離間した状態に押し上げるようになっている。
【0063】また、上記フリートレイ90゜回転機構1
05は、図3,図4に示すように、上記自転可能な円環
板106の一部に回転用シリンダ装置1051のピスト
ン1052先端を枢着点1053で枢着し、ピストン1
052の進出,後退で該円環板106、したがって天板
1045を、図3の実線で示した位置と二点鎖線で示し
た位置の間で90゜回転させることができるようになっ
ている。これにより、天板1045の上に乗っているフ
リートレイ5が90゜回転することになる。なお、本例
の回転用シリンダ装置1051は、上下動板1043に
固定のブラケット109により、シリンダのピストン側
端部で垂直軸回りに回転自在に支持されており、これに
より天板1045を回転させる際の弧状の軌跡に追従で
きるようになっている。
【0064】さらにこの吊台103内には、上述のよう
に上向きハンマー装置20が収容されているが、その垂
直打撃用シリンダ装置の詳細構造は上記ハンマー装置2
の水平打撃用シリンダ装置と同じであるので、これにつ
いては後述する。
【0065】また、移動台1の下流側半部の上には、上
記フリートレイ5の上動機構104に連係してフリート
レイ5を安定に支持するための保持ローラ機構7が設け
られている。本例の保持ローラ機構7は図1及び図3に
示され、移動台1上に固定された左右対向一対のシリン
ダブロック701,701から、ピストン702が内向
きに進出,後退可能に突出されていて、シリンダブロッ
ク701に形成した貫通孔に嵌挿滑合したガイドバー7
03,703と上記ピストン702の先端にローラ支持
板704を組み付け、そのローラ支持板704の両端に
垂直軸回りに回転自在のローラ705,705を組み付
けて、これらのローラ705をフリートレイ5の円周状
側面に係合させて該フリートレイ5を安定保持できるよ
うにしている。又このフリートレイ5が平面円形である
ことから、この保持状態で、上記の90゜回転を行なう
ことができる。
【0066】上記のハンマー装置2の詳細は図3,図4
及び図7に示される。本例のハンマー装置2は、水平打
撃用シリンダ装置201を有していて、この移動台1上
に固定した架台204上に、以下の構成により水平方向
及び垂直方向に移動可能に設けられている。すなわち、
202は水平螺子軸機構であり、上記架台204の上部
に水平方向に長いケース2021を固定し、このケース
2021内で螺子軸2022が延設するように設けら
れ、モータ2024の駆動により螺子軸2022が回転
することでこれに螺合したそれ自身は回転不能なナット
部材2023を水平方向に移動させるように設けられて
いる。203は垂直螺子軸機構であり、水平螺子軸機構
202とはその向きが異なる他は同じ構成のケース20
31,螺子軸2032,ナット部材2033及びモータ
(例えばサーボモータ)2034を有していて、モータ
2034の回転駆動によりナット部材2033を垂直方
向に移動させるように設けられている。
【0067】上記した水平打撃用シリンダ装置201
は、水平螺子軸機構202のナット部材2033に固定
されている。この水平打撃用シリンダ装置201の詳細
は図7に示されていて、本例では、シリンダボディ20
11の内面で形成される大径シリンダ部20111と、
その先端側に嵌挿したブッシュ20112の内面で形成
される小径シリンダ部20113とを有する段付形状に
形成されたシリンダを有し、ピストン2012は、大径
シリンダ部20111に滑合する短尺のピストン頭部2
0121と、この頭部から上記小径シリンダ部2011
3に滑合してシリンダ外に延出されるピストン小径軸部
20122とを有するように設けられ、ピストン小径軸
部20122のシリンダ外側端には、その本体が硬質樹
脂部材で形成されたハンマーヘッド20123が組み付
けられている。本例の装置におけるこのピストン先端に
組み付けられているハンマーヘッド20123は、西瓜
Pに衝当する面を円板状のフェルト部材からなる衝当板
20124を、リング状の弾性体20125を介してピ
ストン小径軸部20122の先端に固定したという構成
をなしている。2013はピストン頭部20121と固
定部との間に張設されたリターンスプリングであり、常
時はピストン2012を初期位置に静止させているよう
に働く。2014はピストン2012がリターンスプリ
ング2013のバネ力で初期位置に復帰する動作の終期
において、その衝撃を緩和するための弾性体である。
【0068】そして、本例のこの水平打撃用シリンダ装
置201は、更に次のような特徴的構成を備えている。
すなわち、ピストン2012は、そのピストン頭部20
121の端部に不図示のエア源から切換バルブを介して
圧力エアが衝撃的に作用されることにより、初期位置か
らハンマーヘッド20123方向にリターンスプリング
2013のバネ力に抗して瞬間的に移動ストロークする
ように設けられているが、この圧力エアによる移動スト
ロークを開始した後は、圧力エアの影響をなくすため
に、ピストンのストロークが一定長に達したところで、
圧力エアを外部に開放(例えば大気に開放)できるよう
に形成された大径シリンダ部20111のエア抜き用周
溝2015と、この周溝2015に通じた径方向エア通
路2016とが形成されている。これによって、ピスト
ン頭部20121の後端が上記周溝2015の縁を通過
した時点で、供給されたエアは例えば大気に開放され、
その後は、圧力エアで付与された瞬間的な移動力だけで
ピストン20122が慣性移動することになり、振り子
式のハンマー装置と同等以上の精度で安定した農産物に
対する衝撃力付与を行うことができると共に、同振り子
式ハンマー装置よりも構成がコンパクトにまとまった打
撃手段を構成できる。
【0069】上記のマイクロホン装置3の詳細は図3及
び図4図に示され、打撃用シリンダ装置がマイクロホン
に変更された以外は基本的にハンマー装置2と同じであ
る。本例のマイクロホン装置3は、振動波検出用のマイ
クロホン301を有していて、この移動台1上に固定し
た架台304上に、以下の構成により水平方向及び垂直
方向に移動可能に設けられている。すなわち、302は
水平螺子軸機構であり、上記架台304の上部に水平方
向に長いケース3021を固定し、このケース3021
内で螺子軸3022が延設するように設けられ、モータ
3024の駆動により螺子軸3022が回転することで
これに螺合したそれ自身は回転不能なナット部材302
3を水平方向に移動させるように設けられている。30
3は垂直螺子軸機構であり、水平螺子軸機構302とは
その向きが異なる他は同じ構成のケース3031,螺子
軸3032,ナット部材3033及びモータ3034を
有していて、モータ3034の回転駆動によりナット部
材3033を垂直方向に移動させるように設けられてい
る。そしてこのナット部材3033にマイクロホン30
1が固定されている。
【0070】次に、移動台を搬送コンベア4と同期して
駆動させる駆動力伝達機構について説明する。
【0071】本例におけるこの駆動力伝達機構は、搬送
コンベア4のスプロケット402とチエンで連係された
同期等速回転する連動機構404を介して、固定フレー
ム601に軸支されたチエンスプロケット405によ
り、搬送路方向に沿った一定の無端回転軌道に沿ってチ
エンリンク406が回転されるようになっていて、この
チエンリンク406の一部に設けた内向きの突起407
が、移動台1の側面に設けたブラケット108の垂直方
向の長溝(チエンリンク406の無端回転軌道の上側及
び下側の軌道の範囲に渡る長溝)1081に滑合し、チ
エンリンク406の回転に伴う上記突起407の一定の
長円無端回転軌道に沿った動きにより、突起407が該
軌道の上側軌道を移動(この場合の突起407の移動は
搬送コンベア4と同じ方向に移動)する際には、移動台
1は搬送コンベア4と同期して等速度(したがってフリ
ートレイ5と等速度)で移動する。そして突起407が
チエンリンク406が掛け回される下流側のチエンスプ
ロケット405により180゜転向される際には、次第
に移動速度が遅くなり、90゜回転した位置での停止状
態(図1の二点鎖線で示した位置の状態)を経て、次第
に速度を増しながら下側軌道を移動(突起の移動は搬送
コンベア4と反対方向に移動)することになり、移動台
1は初期位置方向に戻り移動する。そして、突起407
が下側軌道から上側軌道に移行する際に、上記とは反対
の180゜転向を行なって、再び搬送コンベア4と同じ
方向に同期等速移動を行なうことになる。
【0072】以上のようにして、搬送コンベア4の振動
波計測ステージ6において直線的な往復動を行なう移動
台1上のハンマー装置2とマイクロホン装置3によって
行われる振動波計測の動作について説明する。
【0073】一つのフリートレイ5が振動波計測ステー
ジ6に移入されてくると、初めに、高さセンサ603に
よって西瓜Pの高さが計測される。この高さが計測され
ることによって、上動機構104で上動された状態での
西瓜Pの最適打撃高さが図示しないコンピュータにより
計算される。そしてこの高さ計測がなされた西瓜Pを載
せたフリートレイ5が搬送コンベア4で搬送されるのと
同期して移動台1が初期位置(図1の実線で示した位
置)から徐々に速度を増しながら移動され、フリートレ
イ5が吊台103の直上に至ったところから、両者は等
速移動するようになっている。なおこの場合において、
移動台1とフリートレイ5の移動位置を揃えるために、
フリートレイ5の移動位置を調節するタイミング合せ手
段を付加して設けてもよい。
【0074】そして、上記のように吊台103の直上に
至った位置で、吊台103内の上動機構104によりフ
リートレイ5は上動され、また保持ローラ機構7により
搬送路の左右両側から挾持されて安定に保持される。ま
た、これらの動きと併せて、ハンマー装置2とマイクロ
ホン装置3の各螺子軸機構202,203及び302,
303の動作により、水平打撃用シリンダ装置201及
びマイクロホン301が、それぞれ打撃及び振動波検出
の最適位置に移動される。つまり、水平打撃用シリンダ
装置201は衝当板20124が西瓜P表面から一定長
離間した位置で停止され、マイクロホン301はその先
端集音部3011が西瓜P表面に係合される。なおこの
マイクロホン301の先端集音部3011は、係合時に
西瓜Pを傷めないように、マイクロホン支持体3012
に対して軸方向に移動可能であると共に、バネ3013
により通常は先端限界位置に偏倚されている。したがっ
て先端集音部3011が西瓜P表面に係合する際におけ
る進出位置の若干の狂いはこのバネ3013の撓みで吸
収される。なおこのバネ3013は蛇腹等で代替するこ
ともできる。またこのハンマー装置2とマイクロホン装
置3を最適位置に移動(進出)させるために、本例で
は、水平打撃用シリンダ装置201及びマイクロホン3
01に距離センサ2018,3014を組み付け、例え
ばサーボモータであるモータ2024,3024の駆動
制御を行うようにしている。
【0075】この状態で、ハンマー装置2の水平打撃用
シリンダ装置201のピストン頭部20121が臨む室
2017に圧力エアを不図示のエア圧力源からエアを供
給することで、ピストン2012はリターンスプリング
2013のバネ力に抗して図7の矢印方向にはじかれ、
その先端の衝当板20124が西瓜Pを衝撃する。
【0076】そしてこれによって発生する振動波がマイ
クロホン301により検出され、検出された振動波の情
報は電気信号として不図示のコンピュータに出力され
て、振動波の解析が行なわれる。この振動波の解析は既
知の方法に従って行なうことができる。
【0077】なお、本例の装置は、上述したようにフリ
ートレイ90゜回転機構105を備えており、上記の1
回の水平打撃による振動波検出の後に、フリートレイ5
を90゜回転させて2度目の水平打撃を行ない、西瓜P
に対する異なる方向の振動波を検出すると共に、更に本
例の装置は、上向きハンマー装置20を備えていて、こ
れにより下方からの打撃を検出するようにしている。
【0078】これらによって、一つの西瓜Pについて三
次元各軸方向(x,y,z軸方向)の振動波を検出する
ことができる。
【0079】そして以上の一連の動作は、フリートレイ
5を搬送させながらこれに移動台1が同期等速度での移
動を行なって追随しながら行なうことができるので、搬
送コンベア4上でフリートレイ5を停止させることなく
実施することができる。
【0080】また、一連の振動波検出を行なった後のフ
リートレイ5は、上動機構104が没入して搬送コンベ
ア4に支持された搬送状態に復帰して下流側への搬送が
更に継続して行われることになるが、移動台1は搬送方
向とは反対側に戻り移動することになる。そしてその
際、ローラ保持機構7の係合が外れていれば、ハンマー
装置2及びマイクロホン装置3は、フリートレイ5の離
間に特に支障とならないので、初期位置方向への後退は
後続するフリートレイ5の搬送に干渉しない限り遅れて
行われてもよい。
【0081】以上の動作を行う振動波計測ステージ6に
対して、フリートレイ5が移入されるタイミングが比較
的まばらで、したがって、移動台1が搬送コンベア4の
搬送方向と同じ方向に移動し、かつ反対方向に戻り移動
して初期位置に復帰するまでの1サイクルのうちに一つ
のフリートレイ5が同振動波計測ステージ6に移入され
る場合には、同搬送系統に一つの振動波計測ステージ6
を設けることで全西瓜Pの振動波検査を行うことができ
る。
【0082】実施形態2 上記実施形態1で説明した態様を、一つの搬送系統で搬
送される全西瓜(農産物)Pについて行うためには、例
えば上記例で説明したようにフリートレイ5の搬送間隔
がまばらであるという条件が必要になる。
【0083】しかし、振動波計測による農産物の内部品
質検査の効率をより一層向上させるためには、搬送コン
ベア4上の多数のフリートレイ5の前後間隔を比較的に
つめて搬送することが求められることになるが、移動台
1上に搭載した上記の諸装置等で、間隔をつめて連続搬
送される全フリートレイ上の西瓜(農産物)の振動波検
査を行うことには無理がある。すなわち、上記例では移
動台1が直線的に往復動するため、全てのフリートレイ
5上の西瓜Pを打撃検査するには、移動台1が往復動し
て初期位置に戻る毎に一つのフリートレイ5が移入され
る以上の速いタイミングで次のフリートレイ5が移入さ
れるとすれば、振動波計測ができないものが発生してし
まうからである。
【0084】そこで本例においては、振動波計測ステー
ジ6を設けることで搬送コンベア4上のフリートレイ5
に載せられた西瓜Pの振動波計測を行なうにあたって、
図5に示したように搬送コンベア4の搬送路に沿って三
つの振動波計測ステージ61,62,63を順次に設
け、これに対応して、搬送コンベア4を搬送されるフリ
ートレイ5を搬送方向に三つ毎の群に区切り、例えば各
群の第1番目のフリートレイ5(P1)については、第
1計測ステージ61で計測を行ない、第2番目のフリー
トレイ5(P2)については第2計測ステージ62で計
測を行ない、第3番目のフリートレイ5(P3)につい
ては第3計測ステージ63で計測を行なうようにして、
搬送される全ての西瓜Pについて搬送コンベア4の移動
を停止させることなく計測が行なえるようにしている。
【0085】上記の各振動波計測ステージ61〜63と
フリートレイ5の相互関係は図6に示される。すなわ
ち、各群に分けた西瓜Pの順番をハッチングの方向で区
別して示した図6において、ハッチングが垂直方向で示
したものを第1番目のフリートレイ5に載っている西瓜
1とし、同様に左くだりのハッチングのものを第2番
目のフリートレイ5に載っている西瓜P2、右くだりの
ハッチングのものを第3番目のフリートレイ5に載って
いる西瓜P3を表わし、同じハッチングのものは常に同
じ振動波計測ステージ6(61〜63のいずれか)で振
動波計測が行われることになる。したがって、一ヶ所の
計測ステージからみれば、トレイの2個おきに計測が行
われる。また図6から、第1振動波計測ステージ61は
移動台1が移動の終端に至って振動波計測が終了した状
態をそれぞれ示し、第2振動波計測ステージ62は移動
台1が戻り移動している状態を示し、第3振動波計測ス
テージ63は移動台1が移動の始端位置にあって振動波
計測を開始する時の状態を示している。
【0086】なお、図5に示した8はタイミングコンベ
アであり、搬送コンベア4上を搬送されるフリートレイ
5が、各振動波計測ステージ6に対して所定のタイミン
グで移入されるように、タイミングのずれがある場合に
はこれを修正するために設けられている。
【0087】以上のように構成された本例によれば、搬
送コンベア4上の全ての農産物(本例では西瓜)を、該
搬送コンベア4の運転を停止させることなく、移動(搬
送)を連続的に行ないながら、内部品質検査のための振
動波計測を行なうことができ、生産性の高い効率的な処
理を実現することができる。
【0088】
【発明の効果】以上述べた本発明によれば、農産物を停
止させることなく搬送させながら打音し、振動波を検出
することができるので、単位時間当たりの処理能力を向
上できる。また特に、外観撮像等によって大きさ等の他
の選別要素を計測する工程を併せもつ農産物選別装置な
どに適用する場合に、全体の処理能力を高めることがで
きるという利点が得られる。
【0089】以上のことに加えて各請求項の発明におい
ては以下の効果が奏される。
【0090】:衝撃付与手段と振動波検出手段を振動
波検出に適した計測適性位置に進出・後退可能に設けた
請求項2の発明によれば、大きさの異なる農産物に対す
る振動波検出を常に適性な位置で行なうことができる。
【0091】:フリートレイ(受皿)を垂直軸回りに
一定角度自転させる水平回転手段を有する請求項3の発
明によれば、一組の振動波計測装置で複数の水平方向
(回転が90゜であれば水平直交2軸方向)の振動波を
計測でき、農産物の内部品質の検査がより正確に行なえ
る。
【0092】:移動台が、農産物の上面に衝撃を与え
る下向きの衝撃付与手段、あるいは受皿の底部開口を通
して農産物の下面に衝撃を付与する上向きの衝撃付与手
段を有する請求項4の発明によれば、水平方向の打撃に
よる振動波検出のみならず、垂直方向の振動波を検出で
きるので、内部品質のより一層正確な検査が可能とな
り、特に上記した受皿を水平面内で90゜回転させる方
式と併用した装置によれば、三次元の直交3軸方向の振
動波を検出でき、より一層内部品質の正確な検査が行な
える。
【0093】:移動台の移動軌道が往復移動のための
軌道とした請求項5の発明によれば、移動台は直線的に
往復動することになり、移動する衝撃付与手段,振動波
検出手段が、単純な直線移動のみ行なう台上に搭載され
るので、周辺機構との干渉等の虞れを軽減できる。ま
た、移動台を往復動させるための機構(駆動力伝達機構
等)の構成を簡易とできる。
【0094】:搬送手段の搬送方向に沿って設定した
上記移動台の移動軌道を無端回転のための軌道とした請
求項6の発明によれば、衝撃付与手段と振動波検出手段
を同じ或いは別々の移動台で移動させながら、繰り返し
て農産物の内部品質検査を行なうことができる。
【0095】:搬送手段の駆動力を移動台駆動手段に
連係させる駆動力伝達手段を有する請求項7の発明によ
れば、受皿の搬送コンベアと移動台の移動速度の同期、
等速移動を容易に確保でき、また、駆動源を一つのモー
タとすることができるなどの利点が得られる。
【0096】:上記移動台上に一組の衝撃付与手段及
び振動波検出手段を設け、かつ該衝撃付与手段と振動波
検出手段の作用方向が農産物の中心(果芯)に向かって
水平面内で90゜異なるようにした請求項8の発明によ
れば、他の角度の場合に比べて衝撃付与手段と振動波検
出手段の退避位置から計測適正位置への進出・後退の移
動が単純化できる。
【0097】また、上記の90゜異なる角度に設けられ
ている衝撃付与手段と振動波検出手段が、搬送手段の上
流側に向かって八の字形に開いているように設置した請
求項9の発明によれば、計測終了後にこれらの衝撃付与
手段と振動波検出手段と係合している受皿の離間搬送を
スムースに行える利点が得られる。
【0098】:受皿に載せた農産物を搬送する搬送手
段の搬送方向に沿って、振動波測定装置を複数配置した
請求項10,11の発明によれば、受皿の搬送間隔が短
い場合にも搬送コンベアの停止を行なうことなく、連続
的に振動波計測を行なうことができ、農産物選別の効率
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の農産物の内部品質検査装置の実
施形態1の構成概要を示した平面図。
【図2】図1の装置の一部側面図。
【図3】図1の装置の移動台の部分を拡大して示した平
面図。
【図4】図1の装置の一部縦断正面図
【図5】図5は本発明の農産物の内部品質検査装置の振
動波計測ステージを三つ連続的に配置した実施形態2の
構成概要を示した平面図。
【図6】図5の装置の各振動波計測ステージとフリート
レイの関係を説明するための図。
【図7】本発明のハンマー装置に用いられる打撃用シリ
ンダ装置の構造を説明するための図。
【図8】振動波計測を行なう場合の従来の一例を示した
図。
【符号の説明】
1・・・移動台 101・・・移動台基板 102・・・凹溝部材 103・・・吊台 104・・・上動機構 1041・・・シリンダボディ 1042・・・上向きピストン 1043・・・上下動板 1044・・・軸受部材 10441・・・下半部 10442・・・上半部 1045・・・天板 105・・・フリートレイ90゜回転機構 1051・・・回転用シリンダ装置 1052・・・ピストン 1053・・・枢着点 106・・・円環板 107・・・スペーサ 108・・・ブラケット 1081・・・長溝 109・・・ブラケット 2・・・ハンマー装置 201・・・水平打撃用シリンダ装置 2011・・・シリンダボディ 20111・・・大径シリンダ部 20112・・・ブッシュ 20113・・・小径シリンダ部 2012・・・ピストン 20121・・・ピストン頭部 20122・・・ピストン小径軸部 20123・・・ハンマーヘッド 20124・・・衝当板 20125・・・弾性体 2013・・・リターンスプリング 2014・・・弾性体 2015・・・周溝 2016・・・径方向エア通路 2017・・・室 2018・・・距離センサ 202・・・水平螺子軸機構 2021・・・ケース 2022・・・螺子軸 2023・・・ナット部材 2024・・・モータ 203・・・垂直螺子軸機構 2031・・・ケース 2032・・・螺子軸 2033・・・ナット部材 2034・・・モータ 204・・・架台 3・・・マイクロホン装置 301・・・マイクロホン 3011・・・先端集音部 3012・・・マイクロホン支持体 3013・・・バネ 3014・・・距離センサ 302・・・水平螺子軸機構 3021・・・ケース 3022・・・螺子軸 3023・・・ナット部材 3024・・・モータ 303・・・垂直螺子軸機構 3031・・・ケース 3032・・・螺子軸 3033・・・ナット部材 3034・・・モータ 304・・・架台 4・・・搬送コンベア 401・・・フレーム 402・・・スプロケット 403・・・コンベアチエン 404・・・連動機構 405・・・チエンスプロケット 406・・・チエンリンク 407・・・突起 5・・・フリートレイ 6(61,62,63)・・・振動波計測ステージ 601・・・固定フレーム 602・・・移動案内レール 603・・・高さセンサ 7・・・保持ローラ機構 701・・・シリンダブロック 702・・・ピストン 703・・・ガイドバー 704・・・ローラ支持板 705・・・ローラ 8・・・タイミングコンベア P(P1,P2,P3)・・・西瓜。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 農産物を受皿に載せて搬送する搬送手段
    と、前記農産物に衝撃を与え、該衝撃により発生した振
    動波を検出する振動波計測装置とを備え、検出した振動
    波に含まれる農産物の内部品質由来の信号を解析して内
    部品質を検査する装置であって、 前記振動波計測装置は、農産物に衝撃を与える衝撃付与
    手段、衝撃により農産物に発生した振動波を検出する振
    動波検出手段、これら衝撃付与手段と振動波検出手段を
    搭載した移動台、及び前記搬送手段の搬送方向に沿って
    設定した移動軌道に従って前記移動台を農産物を載せた
    受皿の搬送に同期して並走移動させる移動台駆動手段、
    を備え、前記衝撃付与手段による衝撃付与と振動波検出
    手段による振動波の検出とを、前記移動台が受皿と同期
    並走する移動中に行なうことを特徴とする農産物の内部
    品質検査装置。
  2. 【請求項2】 前記衝撃付与手段と振動波検出手段は、
    振動波の検出に適した農産物との相対的な関係位置と、
    農産物の搬送に干渉しない退避位置との間で進出・後退
    可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載
    の農産物の内部品質検査装置。
  3. 【請求項3】 前記振動波計測装置は、受皿を垂直軸回
    りに一定角度自転させる水平回転手段を有し、一組の衝
    撃付与手段及び振動波検出手段による農産物に対する振
    動波検出を自転前後の姿勢それぞれについて行なうこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の農産物の内部品質
    検査装置。
  4. 【請求項4】 前記移動台は、農産物の上面に衝撃を与
    える下向きの衝撃付与手段、あるいは受皿の底部開口を
    通して農産物の下面に衝撃を付与する上向きの衝撃付与
    手段を有することを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れかに記載の農産物の内部品質検査装置。
  5. 【請求項5】 前記搬送手段の搬送方向に沿って設定し
    た移動台の移動軌道が往復移動のための軌道であること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の農産
    物の内部品質検査装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送手段の搬送方向に沿って設定し
    た移動台の移動軌道が無端回転のための軌道であること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の農産
    物の内部品質検査装置。
  7. 【請求項7】 前記搬送手段の駆動力を移動台駆動手段
    に連係させる駆動力伝達手段を有することを特徴とする
    請求項1ないし6のいずれかに記載の農産物の内部品質
    検査装置。
  8. 【請求項8】 前記移動台上に一組の衝撃付与手段及び
    振動波検出手段が設けられ、かつ該衝撃付与手段と振動
    波検出手段の作用方向が農産物の中心に向かって水平面
    内で90゜異なることを特徴とする請求項1ないし7の
    いずれかに記載の農産物の内部品質検査装置。
  9. 【請求項9】 前記農産物の中心に向かう作用方向が前
    記90゜異なる角度に設けられている衝撃付与手段と振
    動波検出手段は、搬送手段の上流側に向かって八の字形
    に開いていることを特徴とする請求項8に記載の農産物
    の内部品質検査装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項1ないし9のいずれかの振
    動波計測装置を、受皿に載せた農産物を搬送する前記搬
    送手段の搬送方向に沿ってN個(ただしNは2以上の整
    数)を配置したことを特徴とする農産物の内部品質検査
    装置。
  11. 【請求項11】 前記搬送手段上を順次に搬送される受
    皿をN個づつの群に区切ったときに、搬送手段の搬送方
    向に沿って配置したN個の前記振動波計測装置は、各群
    のN個の受皿とN個の振動波計測装置が各々一対一に対
    応する関係に設定されていることを特徴とする請求項1
    0に記載の農産物の内部品質検査装置。
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