JP2001041899A - 紙葉類の汚れ具合識別装置 - Google Patents

紙葉類の汚れ具合識別装置

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JP2001041899A
JP2001041899A JP11212276A JP21227699A JP2001041899A JP 2001041899 A JP2001041899 A JP 2001041899A JP 11212276 A JP11212276 A JP 11212276A JP 21227699 A JP21227699 A JP 21227699A JP 2001041899 A JP2001041899 A JP 2001041899A
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Kazuyo Hashiya
和代 橋谷
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特徴量計測の面積によらず同じ指標の特徴量計
測が可能となり、特徴量計測の面積による正規化が不要
な紙葉類の汚れ具合識別装置を提供する。 【解決手段】画像入力部103は、紙葉類Pの画像デー
タを入力し、画像メモリ104に格納する。領域抽出部
105は、画像入力部103で入力された画像データに
基づき、あらかじめ定められた所定の矩形領域を抽出
し、差分画像作成部107は、この抽出した矩形領域に
対し、周辺画素との輝度差を求めることにより差分画像
を作成し、標準偏差算出部108は、この作成した差分
画像に対し、画素値の標準偏差を算出し、これを折り目
特徴量とする。折り目判定部109は、この算出した折
り目特徴量に基づき、紙葉類Pの汚れ具合を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、印刷物
などの紙葉類に生じる折り目やしわなどの線状に濃度が
変化する汚れ具合を識別する紙葉類の汚れ具合識別装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、印刷物などの紙葉類の汚れ具合
を識別する汚れ具合識別装置は、搬送される紙葉類の画
像を画像データとして取込み、基準データと比較するこ
とにより識別している。
【0003】具体的には、たとえば、特開平6−270
35号公報に開示されているように、紙葉類の特定領域
において近傍画像の重みづけ演算により特徴量を算出
し、汚れ具合を識別する方法が提案されている。
【0004】また、たとえば、特開昭62−27869
3号公報に開示されているように、紙葉類の長手方向の
一端から所定の位置に光学的な検知素子を配置し、汚れ
具合を識別する方法が提案されている。
【0005】さらに、たとえば、特開平9−33440
号公報に開示されているように、紙葉類の縁部領域の折
り目の有無を判定する方法が提案されており、縁部のみ
を計測領域とすることで高速化を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の装置では、それぞれ以下のような問題がある。
すなわち、特定領域の近傍画素の重みづけ演算により特
徴量を算出する方法は、複数の領域に対して算出する場
合、その特徴量による評価は同じ面積で行なう必要があ
り、面積が異なる場合は、面積による正規化が必要であ
る。また、近傍画素の重みづけ演算は、ノイズを増長さ
せる可能性もある。
【0007】一方、所定の位置に光学的な検知素子を配
置する方法は、汚れが発生しやすい領域のみを対象とす
ることができるが、対象の汚れ付着状況が変わった場合
には、それに対応できないという問題がある。
【0008】また、紙葉類の縁部領域の折り目の有無を
判定する方法は、紙葉類の縁部すべてを対象としてお
り、四角は折れの影響などで正確な視野を設定すること
が困難な場合がある。
【0009】そこで、本発明は、特徴量計測の面積によ
らず同じ指標の特徴量計測が可能となり、特徴量計測の
面積による正規化が不要な紙葉類の汚れ具合識別装置を
提供することを目的とする。
【0010】また、本発明は、人間の判断にあった汚れ
具合の識別が可能となる紙葉類の汚れ具合識別装置を提
供することを目的とする。
【0011】さらに、本発明は、複数種別の紙葉類に対
しても汚れ具合の識別が可能となる紙葉類の汚れ具合識
別装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の紙葉類の汚れ具
合識別装置は、識別対象としての紙葉類の画像データを
入力する画像入力手段と、この画像入力手段により入力
された画像データに基づき、あらかじめ定められた所定
の矩形領域に対し、前記紙葉類の折り目を判定する折り
目判定手段と、この折り目判定手段の判定結果に基づ
き、前記紙葉類の汚れ具合を判定する汚れ具合判定手段
とを具備している。
【0013】また、本発明の紙葉類の汚れ具合識別装置
は、折り目判定手段は、画像入力手段により入力された
画像データに基づき、あらかじめ定められた所定の矩形
領域に対し、周辺画素との輝度差を求めることにより差
分画像を作成する差分画像作成手段と、この差分画像作
成手段により作成された差分画像に対し、画素値の標準
偏差を算出する標準偏差算出手段とからなることを特徴
とする。
【0014】また、本発明の紙葉類の汚れ具合識別装置
は、折り目判定手段は、画像入力手段により入力された
画像データに基づき、あらかじめ定められた所定の矩形
領域に対し、一定方向に画素の平均値を求めることによ
り平滑化画像を得る平滑化処理手段と、この平滑化処理
手段から得られる平滑化画像に対し、その平滑化方向と
垂直方向に周辺画素との輝度差を求めることにより差分
画像を作成する差分画像作成手段と、この差分画像作成
手段により作成された差分画像に対し、画素値の標準偏
差を算出する標準偏差算出手段とからなることを特徴と
する。
【0015】また、本発明の紙葉類の汚れ具合識別装置
は、識別対象としての紙葉類の画像データを入力する画
像入力手段と、この画像入力手段により入力された画像
データに基づき、前記紙葉類の位置を特定する位置特定
手段と、前記画像入力手段により入力された画像データ
および前記位置特定手段により特定された位置に基づ
き、前記紙葉類の部分領域を少なくとも1箇所以上抽出
する部分領域抽出手段と、この部分領域抽出手段により
抽出された部分領域のそれぞれに対し、前記紙葉類の折
り目を判定する折り目判定手段と、この折り目判定手段
の判定結果に基づき、前記紙葉類の汚れ具合を判定する
汚れ具合判定手段とを具備している。
【0016】また、本発明の紙葉類の汚れ具合識別装置
は、部分領域抽出手段は、紙葉類を等面積の複数の領域
に分割する線分上に部分領域の中心が位置する領域を抽
出するもので、前記紙葉類の分割は、紙葉類の一辺の長
さを保存して、それに垂直な辺を等分割するものであ
り、かつ、前記部分領域の中心が位置する線分は、紙葉
類の長さを保存した線分とすることを特徴とする。
【0017】また、本発明の紙葉類の汚れ具合識別装置
は、部分領域抽出手段は、画像入力手段により入力され
た画像データおよび位置特定手段により特定された位置
に基づき、紙葉類の部分領域を少なくとも3箇所以上抽
出するもので、紙葉類の一辺の長さに対して25%にあ
たる位置を中心とする領域、および、紙葉類の一辺の長
さの50%にあたる位置を中心とする領域、および、紙
葉類の一辺の長さの75%にあたる位置を中心とする領
域を抽出することを特徴とする。
【0018】また、本発明の紙葉類の汚れ具合識別装置
は、識別対象としての紙葉類の画像データを入力する画
像入力手段と、この画像入力手段により入力された画像
データに基づき、前記紙葉類の中心位置を抽出する中心
位置抽出手段と、前記画像入力手段により入力された画
像データに基づき、前記紙葉類の部分領域を複数抽出す
る部分領域抽出手段と、この部分領域抽出手段により抽
出された複数の部分領域の位置をそれぞれ抽出する部分
領域位置抽出手段と、前記部分領域抽出手段により抽出
された複数の部分領域のそれぞれに対し、前記紙葉類の
物理的な特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、この特徴
量抽出手段により抽出された特徴量を、前記中心位置抽
出手段により抽出された紙葉類の中心位置、および、前
記部分領域位置抽出手段により抽出された部分領域の位
置に基づき補正する特徴量補正手段と、この特徴量補正
手段により補正された特徴量に基づき、前記紙葉類の汚
れ具合を判定する判定手段とを具備している。
【0019】また、本発明の紙葉類の汚れ具合識別装置
は、特徴量補正手段は、部分領域位置抽出手段により抽
出された部分領域の位置が中心位置抽出手段により抽出
された紙葉類の中心位置に近いほど汚れに寄与するよう
に補正することを特徴とする。
【0020】さらに、本発明の紙葉類の汚れ具合識別装
置は、識別対象としての紙葉類の画像データを入力する
画像入力手段と、この画像入力手段により入力された画
像データに基づき、前記紙葉類の種別を判定する種別判
定手段と、前記画像入力手段により入力された画像デー
タに基づき、前記紙葉類の部分領域を複数抽出する部分
領域抽出手段と、この部分領域抽出手段により抽出され
た複数の部分領域の位置をそれぞれ抽出する部分領域位
置抽出手段と、前記部分領域抽出手段により抽出された
複数の部分領域のそれぞれに対し、前記紙葉類の物理的
な特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、この特徴量抽出
手段により抽出された特徴量を、前記種別判定手段によ
り判定された紙葉類の種別、および、前記部分領域位置
抽出手段により抽出された部分領域の位置に基づき補正
する特徴量補正手段と、この特徴量補正手段により補正
された特徴量に基づき、前記紙葉類の汚れ具合を判定す
る判定手段とを具備している。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0022】まず、第1の実施の形態について説明す
る。
【0023】図1は、第1の実施の形態に係る紙葉類の
汚れ具合識別装置の構成を示すものである。識別対象で
ある印刷物などの紙葉類Pは、図示矢印方向に搬送され
る。この搬送される紙葉類P上の画像を入力する画像入
力手段としての画像入力部103が設けられている。画
像入力部103は、紙葉類Pの表面に対して光を照射す
る光源101、および、紙葉類Pの表面からの反射光ま
たは透過光を受光して電気信号に変換する光電変換手段
としてCCD形のラインセンサ102によって構成され
ている。ここで、ラインセンサ102は、紙葉類Pの搬
送方向と直交する方向に設置されている。ラインセンサ
102の出力信号は、図示しないA/D変換器によりデ
ジタル化された後、画像データとして画像メモリ104
に入力される。
【0024】ここで、たとえば、紙葉類Pに対して、図
2に斜線で示す部分領域201を後述する折り目判定部
106の処理対象領域とする。この処理対象領域201
は、紙葉類Pの四隅の位置、もしくは、端辺からの相対
位置によって限定される矩形領域であって、図2の例で
は、紙葉類Pの一辺の長さをx、それに垂直な辺の長さ
をyとすると、紙葉類Pの中心を部分領域の中心とし、
部分領域の一辺はx/8、それに垂直な一辺はy/3と
する。なお、部分領域201は、これに限定されるもの
ではなく、紙葉類Pよりも小さい面積で種々変形可能な
ことはもちろんである。
【0025】領域抽出手段としての領域抽出部105
は、たとえば、図2に示したように、あらかじめ定めら
れた部分領域201を抽出する。折り目判定手段(およ
び、特徴量抽出手段)としての折り目判定部106は、
領域抽出部105で抽出された部分領域201だけを処
理することにより、紙葉類Pの全面を処理するのに比
べ、処理の高速化が容易となる。
【0026】折り目判定部106は、差分画像作成手段
としての差分画像作成部107、および、標準偏差算出
手段としての標準偏差算出部108により構成され、図
2の部分領域201に対して折り目に関する物理的な特
徴量を算出する。具体的には、差分画像作成部107で
は、周辺画素との輝度差を求めることで差分画像を作成
し、標準偏差算出部108では、差分画像の画素値の標
準偏差を算出する。
【0027】汚れ具合判定部109では、折り目判定部
106から出力された値を基準データメモリ110に格
納されている基準データと比較することで、紙葉類Pの
汚れ具合(折り目)を判定する。
【0028】以下、折り目判定部106における折り目
判定処理について詳細に説明する。
【0029】差分画像作成部107は、領域抽出部10
5で抽出された部分領域201に対して、周辺画素との
輝度差を求めることにより、差分画像を作成する。差分
方向は、縦方向もしくは横方向とし、たとえば、横方向
差分を作成する場合、横方向に並んだ画素のn番目とn
+i番目の輝度の差が、その中心の画素(n+i/2番
目)の画素値となる。したがって、輝度変化があると、
差分画像の画素値は大きくなる。
【0030】また、差分画像作成部107の別方法とし
て、図3(a)に示すような(3×3)画素近傍の重み
づけ演算により横方向差分を取る方法もある。なお、近
傍画素の重みづけ演算は、図3(a)のほか、図3
(b)あるいは図3(c)に示すような局所演算でもよ
い。
【0031】標準偏差算出部108は、差分画像作成部
107で作成された差分画像に対して標準偏差を算出す
る。具体的には、差分画像の画素値の標準偏差sを下記
数1にしたがって算出する。
【0032】
【数1】
【0033】このようにして算出された折り目特徴量で
ある差分画像の標準偏差は、対象の面積によらず同じ指
標であり、対象面積による特徴量の正規化を必要としな
い汚れの特徴量抽出を可能とする。
【0034】以上説明したように第1の実施の形態によ
れば、差分画像の標準偏差を紙葉類Pの折り目特徴量と
して用いることで、特徴量計測の面積によらず、同じ指
標の特徴量計測が可能である。
【0035】次に、第2の実施の形態について説明す
る。
【0036】図4は、第2の実施の形態に係る紙葉類の
汚れ具合識別装置の構成を示すものである。第2の実施
の形態の第1の実施の形態と異なる点は、折り目判定部
の構成であり、その他は第1の実施の形態と同様であ
る。
【0037】折り目判定部401は、平滑化処理手段と
しての横方向平滑化処理部402、、平滑化方向に垂直
な方向、すなわち、縦方向の差分画像作成部403、お
よび、標準偏差算出部404から構成される。ここで、
横方向平滑化処理部402および縦方向差分画像作成部
403は、直交する方向に近傍画素との局所演算を実行
するものである。
【0038】なお、折り目判定部401は、図4の構成
のほか、図5に示すよううな構成、すなわち、縦方向平
滑化処理部502、横方向差分画像作成部503、およ
び、標準偏差算出部504からなる折り目判定部501
であっても、本発明の主旨を変えるものではない。
【0039】具体的には、図4の形態では、横方向に並
んだ画素で、所定画素数、たとえば、8画素の画素値の
平均値を算出する。図3のような重みづけ演算の形態で
表わすと、8画素の場合、図6(a)となる。すなわ
ち、縦方向には1画素幅の局所演算である。この演算
を、所定の矩形領域内に施した結果は、縦方向差分画像
作成部403に入力される。
【0040】縦方向差分画像作成部403は、周辺画素
との輝度差を求めることで差分画像を作成するが、第1
の実施の形態と異なる点は、差分方向が限定されている
点である。すなわち、平滑化方向と垂直な方向に限定し
て実施され、図6(a)の平滑化処理の場合、図6
(b)に示すような近傍画素との演算が実施される。標
準偏差算出部404は、第1の実施の形態と同様であ
る。
【0041】図5の形態では、平滑化の局所演算が図6
(c)、差分画像の作成が図6(d)となる。標準偏差
算出部504は、第1の実施の形態と同様である。
【0042】なお、平滑化処理部402,502は、縦
方向もしくは横方向いずれか一方が1画素幅であるが、
それに直交する方向は、上記例の8画素だけではなく、
処理領域サイズよりも小さい幅の範囲で設定可能であ
る。
【0043】以上説明したように第2の実施の形態によ
れば、抽出したい輝度差と垂直な方向に平滑化処理を施
すことにより、孤立点などのノイズを低減し、かつ、必
要な情報は保存した折り目特徴量の抽出が可能となる。
【0044】次に、第3の実施の形態について説明す
る。
【0045】図7は、第3の実施の形態に係る紙葉類の
汚れ具合識別装置の構成を示すものである。第3の実施
の形態の第1の実施の形態と異なる点は、複数の部分領
域に対して折り目判定を行なう点と、画像メモリ104
の後段に識別対象である紙葉類Pの全体位置を特定する
全体位置特定部701が設けられている点であり、その
他は第1の実施の形態と同様である。
【0046】図7の構成は、3つの部分領域を抽出する
構成となっており、これは図8に示す部分領域801〜
806を処理対象とする例である。すなわち、図8にお
いて、紙葉類Pの一辺、具体的には、図8の短手方向の
左側の辺から、紙葉類Pの横の長さxの1/4に相当す
る位置、1/2に相当する位置、および、3/4に相当
する位置をそれぞれ中心とし、長手方向の2つの辺に沿
った縁に隣接する各2領域を部分領域とする。
【0047】画像メモリ104に格納された画像データ
の例を図9に示す。図9は、紙葉類Pの外、その背景も
画像データとして格納されている。ここで、紙葉類Pと
背景とは充分な輝度差があるものとし、以下の説明で
は、紙葉類Pは明るく、背景は暗いものとする。また、
画素値は256レベルとし、白が「255」、黒が
「0」とする。なお、図9の斜線部分は背景部分を示し
ている。
【0048】全体位置特定部701は、紙葉類Pの四隅
のうち、少なくとも1箇所の位置を特定する。以降で
は、左上の角の位置を特定する方法について述べる。角
の位置の特定は、その角を通る二辺を求め、その二辺の
交点を位置とする。
【0049】辺の求め方を、図9の上辺を例に説明す
る。画像メモリ104に格納されている値をf(i,
j)とし、紙葉類Pが一定値(以下、THDと記す)以
上の明るさであるとすると、f(0,J)から順次下方
へその画素値とTHDとを比較し、THD以上になる最
初の画素に到達するまで続ける。
【0050】次に、走査開始点をf(I,J)に移し、
同様にTHD以上になる最初の画素を検索する。この走
査を繰り返し、紙葉類Pと背景との境界点を複数検索す
る。検索された画素の例を図10に示す。斜線で示した
四角1001〜1008が検索された画素であり、8点
検索した例である。検索点数は少なくとも2点とし、処
理時間が許す限り多く検索した方がより正確な辺を求め
ることができる。
【0051】このようにして検索された点集合から、紙
葉類Pの辺に相当する近似直線を算出する。この近似直
線は、公知な方法である最小二乗法により算出すること
ができる。すなわち、求める近似直線をy=ax+bと
すると、検索した点から直線までの距離の二乗和が最小
となるように、係数a,bを定めることができる。
【0052】ここで、上辺をy=aux+bu、左辺を
y=alx+blとすると、その交点である左上の角の
位置(xlu,ylu)は、 xlu=(bu−bl)/(al−au) ylu=au×(bu−bl)/(al−au)+bu で求めることができる。
【0053】部分領域抽出手段としてのx/4視野抽出
部702、x/2視野抽出部703、3x/4視野抽出
部704は、紙葉類Pの内部に設定される部分領域を抽
出するものであり、紙葉類Pの相対位置で規定される領
域である。x/4視野抽出部702は図8の部分領域8
01,802を抽出し、x/2視野抽出部703は図8
の部分領域803,804を抽出し、3x/4視野抽出
部704は図8の部分領域805,806を抽出する。
【0054】各領域抽出部702〜704は、紙葉類P
からの相対位置が異なる場合であり、以下ではx/4視
野抽出部702を例にとって説明する。
【0055】x/4視野抽出部702は、紙葉類Pの左
辺から、紙葉類Pの横の長さxの1/4に相当する位置
を中心とし、長手方向の2つの辺に隣接する2つの領域
を抽出する。
【0056】図8の部分拡大図を図11に示す。図11
に示すように、抽出する部分領域は、一辺をx/8、そ
れに垂直な一辺をy/100とする。全体位置特定部7
01で特定された位置、図11の例では、紙葉類Pの左
上の角の位置(xlu,ylu)から部分領域801の
左上の角の位置(sxlu,sylu)を特定し、その
位置から所定サイズの矩形領域を抽出する。部分領域8
01の左上の角の位置(sxlu,sylu)のうち、
sxluは紙葉類Pからの相対位置で求められ、syl
uは紙葉類Pの幅の範囲で自由に設定することができ
る。図11の例では、紙葉類Pの上辺に隣接した領域と
しており、部分領域801の左上の角の位置(sxl
u,sylu)は、 sxlu=xlu+(x/4−(x/8)/2) sylu=ylu で求めることができる。同様にして、紙葉類Pの下辺に
隣接した部分領域802を抽出する。
【0057】以上説明したように第3の実施の形態によ
れば、紙葉類Pが2つ折りもしくは4つ折りされた場合
の変形を紙葉類Pの一部分を評価することで、汚れ具合
の識別が可能となる。また、第3の実施の形態は、4つ
折りの折り目を計測対象として説明したが、それ以外の
折り目も部分領域抽出の相対位置を変えることで対応可
能である。
【0058】次に、第4の実施の形態について説明す
る。
【0059】図12は、第4の実施の形態に係る紙葉類
の汚れ具合識別装置の構成を示すものである。第4の実
施の形態の第3の実施の形態と異なる点は、紙葉類Pの
中心位置を求める手段と、部分領域の中心位置を求める
手段と、計測した特徴量それぞれに対し特徴量を補正す
る手段が設けられている点であり、その他は第3の実施
の形態と同様である。
【0060】中心位置抽出部1201は、紙葉類Pの中
心位置を算出する。具体的には、全体位置特定部701
で特定された左上の角を基準に以下のように算出でき
る。
【0061】xc=xlu+x/2 yc=ylu+y/2 部分領域位置抽出手段としての部分領域中心位置抽出部
1202−1〜1202−nを、図11に基づき説明す
る。部分領域の中心位置(sxc,syc)は、部分領
域抽出部702−1〜702−nの出力に基づき以下の
ように求められ、その求めた中心位置は特徴量補正部1
203−1〜1203−nに入力される。
【0062】sxc=sxlu+x/4 syc=sylu+(y/100)/2 特徴量補正部1203−1〜1203−nは、中心位置
抽出部1201で抽出された紙葉類Pの中心位置、折り
目判定部106で求められた折り目特徴量、および、部
分領域中心位置抽出部1202−1〜1202−nで抽
出された部分領域の中心位置がそれぞれ入力される。特
徴量補正部1203−1〜1203−nでは、部分領域
の位置により折り目特徴量を補正する。
【0063】すなわち、具体的には、折り目特徴量の値
が大きいほど汚いものとすると、部分領域の位置が紙葉
類Pの中心に近いほど、その部分領域の折り目特徴量の
値がほかの部分領域に比べ相対的に大きくなるよう補正
が行なわれる。図8を例に説明すると、6箇所の部分領
域801〜806のうち、部分領域803および部分領
域804は、紙葉類Pの中心に最も近いため、折り目特
徴量がそれ以外の4つの部分領域801,802,80
5,806に比べ大きくなるよう補正される。
【0064】この場合の補正量は、紙葉類Pの中心位置
と各部分領域の中心位置との距離により規定される。た
とえば、補正量の最大値を2.0、最小値を1.0、距
離は紙葉類Pの中心位置から左上の角までの距離を1と
して正規化した距離とすると、紙葉類Pと同じ中心位置
を持つ部分領域、すなわち、距離=0の場合、補正量は
2.0とし、紙葉類Pの中心位置から最も遠い四隅を中
心に持つ部分領域、すなわち、距離=1の場合、補正量
は1.0とする。この間の距離の場合は、距離をdとす
ると、補正量adは、 ad=2.0−d のように求められる。この補正量の求め方は、これに限
定されるものではなく、距離が近いほど補正量が大き
く、距離が離れていれば補正量が小さくなるような対応
づけであればよい。
【0065】このようにして求められた補正量に基づ
き、折り目特徴量を補正する。具体的には、入力された
折り目特徴量をtとすると、補正後の特徴量t′は、 t′=sd×t で求められる。
【0066】なお、部分領域抽出部702−1〜702
−nは、第3の実施の形態におけるx/4視野抽出部7
02と基本的に同様な構成である。
【0067】以上説明したように第4の実施の形態によ
れば、紙葉類Pの中心位置から遠い位置での汚れは汚れ
具合の判定結果への寄与は小さく、逆に、紙葉類Pの中
心位置に近い位置での汚れは汚れ具合の判定結果への寄
与を大きくすることで、人間の判断にあった汚れ具合の
判定が可能となる。
【0068】また、汚れの特徴量として、折り目を判定
しているが、第4の実施の形態については、これに限る
ものではなく、たとえば、汚れが進むと紙葉類Pが黒ず
むことから輝度計測してもよい。
【0069】さらに、紙葉類Pおよび部分領域の中心位
置を求める手段が各領域の位置特定手段とは別途に設け
られているが、紙葉類Pの位置特定部701および部分
領域抽出部702−1〜702−nにおける抽出処理
で、中心位置を求めるようにすることで、各部分領域の
中心位置抽出部1202−1〜1202−nを省略する
ことも可能である。
【0070】次に、第5の実施の形態について説明す
る。
【0071】図13は、第5の実施の形態に係る紙葉類
の汚れ具合識別装置の構成を示すものである。第5の実
施の形態の第4の実施の形態と異なる点は、紙葉類Pの
中心位置抽出部1201に変わって、紙葉類Pの種別を
判定する種別判定部1301が設けられている点と、特
徴量補正部も第4の実施の形態と異なる。その他は第4
の実施の形態と同様である。
【0072】第5の実施の形態では、複数の種類の紙葉
類Pに対して汚れ具合を判定するものとする。ここで、
種別判定部1301は、紙葉類Pの種別を判定する。種
別の判定は、たとえば、テンプレートマッチングなど、
公知なパターン認識手法を用いて実現することができ
る。
【0073】特徴量補正部1302−1〜1302−n
は、種別判定部1301の判定結果(種別)、折り目判
定部106で求められた折り目特徴量、および、部分領
域中心位置抽出部1202−1〜1202−nで抽出さ
れた部分領域の中心位置がそれぞれ入力される。特徴量
補正部1302−1〜1302−nでは、紙葉類Pの種
別と部分領域の位置とにより折り目特徴量を補正する。
【0074】ここで、第4の実施の形態との違いは、第
4の実施の形態では紙葉類Pの中心位置からの相対的な
位置関係により補正量を制御したが、第5の実施の形態
では紙葉類Pの種別と部分領域の位置との関係で補正量
を制御する。
【0075】説明のため、汚れに関する特徴量を折り目
に限定すると、たとえば、種別Aは図14(a)に示す
破線部分に折り目が発生する頻度が高いことが分かって
おり、種別Bは図14(b)に示す破線部分に折り目が
発生する頻度が高いことが分かっているものとする。こ
のような知識がある場合、種別Aと種別Bとで判定基準
を変更したほうが人間の判断にあった判定となる。
【0076】図15を例に説明すると、4箇所の部分領
域1501〜1504を設定し、各部分領域1501〜
1504で折り目特徴量を算出するものであって、種別
はA,Bの2種類とする。特徴量補正部1302−1〜
1302−nは、図16に一例を示すようなルールの基
に、部分領域の位置と種別とにより折り目特徴量を補正
する。
【0077】以上説明したように第5の実施の形態によ
れば、紙葉類Pの種別により汚れ具合に特徴がある場
合、その特徴を生かして汚れの特徴量を補正すること
で、複数の種別の紙葉類Pに対して、汚れ具合の判定が
可能となる。
【0078】なお、本発明は、前記実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲におい
て種々変形実施可能なことは勿論である。
【0079】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、特
徴量計測の面積によらず同じ指標の特徴量計測が可能と
なり、特徴量計測の面積による正規化が不要な紙葉類の
汚れ具合識別装置を提供できる。
【0080】また、本発明によれば、人間の判断にあっ
た汚れ具合の識別が可能となる紙葉類の汚れ具合識別装
置を提供できる。
【0081】さらに、本発明によれば、複数種別の紙葉
類に対しても汚れ具合の識別が可能となる紙葉類の汚れ
具合識別装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る汚れ具合識別
装置の構成を示すブロック図。
【図2】識別対象としての紙葉類の一例を示す図。
【図3】差分画像作成部で行なう近傍処理の重みを説明
する図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る汚れ具合識別
装置の構成を示すブロック図。
【図5】本発明の第2の実施の形態の変形例を示すブロ
ック図。
【図6】折り目判定部で行なう近傍処理の重みを説明す
る図。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る汚れ具合識別
装置の構成を示すブロック図。
【図8】抽出する部分領域の一例を示すブロック図。
【図9】画像メモリ上に格納された紙葉類の一例を示す
図。
【図10】全体位置特定部において紙葉類と背景との境
界点を求めた結果の一例を示す図。
【図11】抽出する部分領域を拡大して示す部分拡大
図。
【図12】本発明の第4の実施の形態に係る汚れ具合識
別装置の構成を示すブロック図。
【図13】本発明の第5の実施の形態に係る汚れ具合識
別装置の構成を示すブロック図。
【図14】紙葉類に生じる折り目の場所の一例を示す
図。
【図15】抽出する部分領域の一例を示す図。
【図16】種別による補正量の一例を示す図。
【符号の説明】
P…紙葉類、103……画像入力部(画像入力手段)、
104……画像メモリ、105……領域抽出部(領域抽
出手段)、106……折り目判定部(折り目判定手
段)、107……差分画像作成部(差分画像作成手
段)、8……標準偏差算出部(標準偏差算出手段)、1
09……汚れ具合判定部(汚れ具合判定手段)、110
……基準データメモリ、201……部分領域、402…
…横方向平滑化処理部(平滑化処理手段)、403……
縦方向差分画像作成部(差分画像作成手段)、404…
…標準偏差算出部(標準偏差算出手段)、502……縦
方向平滑化処理部(平滑化処理手段)、503……横方
向差分画像作成部(差分画像作成手段)、504……標
準偏差算出部(標準偏差算出手段)、701……全体位
置特定部(位置特定手段)、702……x/4視野抽出
部(部分領域抽出手段)、703……x/2視野抽出部
(部分領域抽出手段)、704……3x/4視野抽出部
(部分領域抽出手段)、801〜806……部分領域、
702−1〜702−n……部分領域抽出部(部分領域
抽出手段)、1201……中心位置抽出部(中心位置抽
出手段)、1202−1〜1202−n……部分領域中
心位置抽出部(部分領域位置抽出手段)、1203−1
〜1203−n……特徴量補正部(特徴量補正手段)、
1301……種別判定部(種別判定手段)、1302−
1〜1302−n……特徴量補正部(特徴量補正手
段)、1501〜1504……部分領域。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 識別対象としての紙葉類の画像データを
    入力する画像入力手段と、 この画像入力手段により入力された画像データに基づ
    き、あらかじめ定められた所定の矩形領域に対し、前記
    紙葉類の折り目を判定する折り目判定手段と、 この折り目判定手段の判定結果に基づき、前記紙葉類の
    汚れ具合を判定する汚れ具合判定手段と、 を具備したことを特徴とする紙葉類の汚れ具合識別装
    置。
  2. 【請求項2】 前記折り目判定手段は、前記画像入力手
    段により入力された画像データに基づき、あらかじめ定
    められた所定の矩形領域に対し、周辺画素との輝度差を
    求めることにより差分画像を作成する差分画像作成手段
    と、この差分画像作成手段により作成された差分画像に
    対し、画素値の標準偏差を算出する標準偏差算出手段と
    からなることを特徴とする請求項1記載の紙葉類の汚れ
    具合識別装置。
  3. 【請求項3】 前記折り目判定手段は、前記画像入力手
    段により入力された画像データに基づき、あらかじめ定
    められた所定の矩形領域に対し、一定方向に画素の平均
    値を求めることにより平滑化画像を得る平滑化処理手段
    と、この平滑化処理手段から得られる平滑化画像に対
    し、その平滑化方向と垂直方向に周辺画素との輝度差を
    求めることにより差分画像を作成する差分画像作成手段
    と、この差分画像作成手段により作成された差分画像に
    対し、画素値の標準偏差を算出する標準偏差算出手段と
    からなることを特徴とする請求項1記載の紙葉類の汚れ
    具合識別装置。
  4. 【請求項4】 識別対象としての紙葉類の画像データを
    入力する画像入力手段と、 この画像入力手段により入力された画像データに基づ
    き、前記紙葉類の位置を特定する位置特定手段と、 前記画像入力手段により入力された画像データおよび前
    記位置特定手段により特定された位置に基づき、前記紙
    葉類の部分領域を少なくとも1箇所以上抽出する部分領
    域抽出手段と、 この部分領域抽出手段により抽出された部分領域のそれ
    ぞれに対し、前記紙葉類の折り目を判定する折り目判定
    手段と、 この折り目判定手段の判定結果に基づき、前記紙葉類の
    汚れ具合を判定する汚れ具合判定手段と、 を具備したことを特徴とする紙葉類の汚れ具合識別装
    置。
  5. 【請求項5】 前記部分領域抽出手段は、前記紙葉類を
    等面積の複数の領域に分割する線分上に部分領域の中心
    が位置する領域を抽出するもので、前記紙葉類の分割
    は、紙葉類の一辺の長さを保存して、それに垂直な辺を
    等分割するものであり、かつ、前記部分領域の中心が位
    置する線分は、紙葉類の長さを保存した線分とすること
    を特徴とする請求項4記載の紙葉類の汚れ具合識別装
    置。
  6. 【請求項6】 前記部分領域抽出手段は、前記画像入力
    手段により入力された画像データおよび前記位置特定手
    段により特定された位置に基づき、前記紙葉類の部分領
    域を少なくとも3箇所以上抽出するもので、前記紙葉類
    の一辺の長さに対して25%にあたる位置を中心とする
    領域、および、前記紙葉類の一辺の長さの50%にあた
    る位置を中心とする領域、および、前記紙葉類の一辺の
    長さの75%にあたる位置を中心とする領域を抽出する
    ことを特徴とする請求項4記載の紙葉類の汚れ具合識別
    装置。
  7. 【請求項7】 識別対象としての紙葉類の画像データを
    入力する画像入力手段と、 この画像入力手段により入力された画像データに基づ
    き、前記紙葉類の中心位置を抽出する中心位置抽出手段
    と、 前記画像入力手段により入力された画像データに基づ
    き、前記紙葉類の部分領域を複数抽出する部分領域抽出
    手段と、 この部分領域抽出手段により抽出された複数の部分領域
    の位置をそれぞれ抽出する部分領域位置抽出手段と、 前記部分領域抽出手段により抽出された複数の部分領域
    のそれぞれに対し、前記紙葉類の物理的な特徴量を抽出
    する特徴量抽出手段と、 この特徴量抽出手段により抽出された特徴量を、前記中
    心位置抽出手段により抽出された紙葉類の中心位置、お
    よび、前記部分領域位置抽出手段により抽出された部分
    領域の位置に基づき補正する特徴量補正手段と、 この特徴量補正手段により補正された特徴量に基づき、
    前記紙葉類の汚れ具合を判定する判定手段と、 を具備したことを特徴とする紙葉類の汚れ具合識別装
    置。
  8. 【請求項8】 前記特徴量補正手段は、前記部分領域位
    置抽出手段により抽出された部分領域の位置が前記中心
    位置抽出手段により抽出された紙葉類の中心位置に近い
    ほど汚れに寄与するように補正することを特徴とする請
    求項7記載の紙葉類の汚れ具合識別装置。
  9. 【請求項9】 識別対象としての紙葉類の画像データを
    入力する画像入力手段と、 この画像入力手段により入力された画像データに基づ
    き、前記紙葉類の種別を判定する種別判定手段と、 前記画像入力手段により入力された画像データに基づ
    き、前記紙葉類の部分領域を複数抽出する部分領域抽出
    手段と、 この部分領域抽出手段により抽出された複数の部分領域
    の位置をそれぞれ抽出する部分領域位置抽出手段と、 前記部分領域抽出手段により抽出された複数の部分領域
    のそれぞれに対し、前記紙葉類の物理的な特徴量を抽出
    する特徴量抽出手段と、 この特徴量抽出手段により抽出された特徴量を、前記種
    別判定手段により判定された紙葉類の種別、および、前
    記部分領域位置抽出手段により抽出された部分領域の位
    置に基づき補正する特徴量補正手段と、 この特徴量補正手段により補正された特徴量に基づき、
    前記紙葉類の汚れ具合を判定する判定手段と、 を具備したことを特徴とする紙葉類の汚れ具合識別装
    置。
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