JP2001041880A - 光沢センサ - Google Patents

光沢センサ

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JP2001041880A JP11220071A JP22007199A JP2001041880A JP 2001041880 A JP2001041880 A JP 2001041880A JP 11220071 A JP11220071 A JP 11220071A JP 22007199 A JP22007199 A JP 22007199A JP 2001041880 A JP2001041880 A JP 2001041880A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、安価で精度の高い光沢センサ
を提供する。 【解決手段】 位相差フィルムと、偏光板と、分割型フ
ォトダイオードとで構成され、光源から物体に光を照射
して反射させ、位相差フィルムを通過させた約半分の反
射光を、他の半分の反射光とともに偏光板を通過させ
て、分割型フォトダイオードに照射させ、光沢検出する
ことを特徴とし、また、上記光沢センサにおいて、物体
の位置ずれによる測定誤差を補正項加算により補正する
演算機能を備えたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光沢センサに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、物体表面の光沢度を測定する際に
は、物体表面に赤外線、可視光線等を照射し、その反射
光を、カラーセンサ、リニアイメージセンサ等の素子で
受光し、出力電流を信号処理することで検知していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造の光沢センサを使用した場合、カラーセンサ、リニア
イメージセンサ等が高価であること、およびセンサ素子
で受光した後の信号処理が複雑であることなどから、光
沢センサ自体の価格が高価になるという問題点があっ
た。一方、安価な2端子のフォトダイオードをセンサ素
子として使用した場合、試料表面の色濃度によって反射
光量が異なること、および被測定試料からの反射光が正
反射光と乱反射光が混合された状態であることなどか
ら、正確な光沢度の測定は非常に難しいという問題点が
あった。また、紙などの曲がりやすい被測定試料の場
合、光沢センサと被測定試料の位置関係にばらつきを生
じ、測定した光沢度に誤差を生じるという問題点があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するもので、分割型フォトダイオード、位相差フィル
ム、偏光板等の簡単な構成で、安価で精度の高い光沢セ
ンサを提供しようとするものであり、併せて紙などの曲
がりやすい被測定試料に対して光沢センサとの位置ずれ
による測定誤差の補正をも可能にしようとするものであ
る。すなわち、位相差フィルムと、偏光板と、分割型フ
ォトダイオードとで構成され、光源から物体に光を照射
して反射させ、位相差フィルムと偏光板とを通過させた
反射光と、偏光板を通過させた反射光とを、分割型フォ
トダイオードに照射し、光沢検出することを特徴とする
光沢センサである。また、上記位相差フィルムと偏光板
とを通過させた反射光と、偏光板を通過させた反射光の
割合がほぼ等しいことを特徴とする光沢センサである。
さらに、上記光沢センサにおいて、物体の位置ずれによ
る測定誤差を補正項加算により補正する演算機能を備え
たことを特徴とする光沢センサである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明による光沢センサは、分割
型フォトダイオード、位相差フィルム、偏光板等の安価
かつ簡単な構成で、位相差フィルムと偏光板とを通過す
る反射光と、偏光板のみを通過する反射光とに、ほぼ半
分ずつの光量となるよう分離して、分割型フォトダイオ
ードに照射させ、反射光の光量に応じた出力電流を取り
出し、信号処理することによって、物体表面の色濃度に
関係なく、物体表面の光沢度を測定する。さらに、光沢
センサと被測定試料の位置ずれによる測定誤差を、補正
項加算により補正する演算機能を持つことで、紙などの
曲がりやすい被測定試料についても安定した光沢度を測
定し、表面の質感を判別することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明による実施例について、図面を
参照して説明する。
【0007】〔実施例1〕本発明を利用した光沢センサ
の構造を図1に示す。図1において、被測定試料1に対
し光の入射角と反射角が等しくなるように光源2と分割
型フォトダイオード5を配置する。光源2からの光は集
光レンズ6を使ってスポット光の状態で被測定試料1に
照射する。必ずしも光点を一点に集中させる必要はな
い。光源2としては、LEDの他にハロゲンランプ、半
導体レーザー等の単波長成分の多い光源を用いることが
可能である。分割型フォトダイオード5としては、図1
で用いる4分割型の他に6分割型、8分割型等を用いる
ことも可能である。
【0008】図2は、図1の受光側の細部を示したもの
である。図2の1/2波長板8は位相差フィルムの一種
である。図2に示す1/2波長板8、偏光板9を通過す
る前の反射光bについて、被測定試料1に対する垂直方
向の振動成分eをp波、水平方向の振動成分dをs波と
した場合、正反射光は反射の法則に従いs波のみからな
る反射光で、かつ試料表面の光沢度が高いほど支配的と
なる。また、乱反射光は正反射光を除く拡散的な反射光
でs波、p波を含む様々な振動方向を持ち、試料表面の
光沢度が低いほど支配的となる。
【0009】図2の偏光板9の透過方向は縦方向であ
り、これは被測定試料1に対する反射光bの水平方向の
振動成分dと平行な方向である。図2に見られるよう
に、被測定試料1の表面からの反射光bについて、半分
を1/2波長板8と偏光板9、残りの半分を偏光板9の
み通過するようにし、偏光板9を通過した後の反射光c
の中心が分割型フォトダイオード5の中心に入射するよ
うに配置する。この際、1/2波長板8の向きは、図3
に示すとおり被測定試料からの反射光に含まれるs波f
の振動方向を約90°回転させる向き(1/2波長板8
の光軸10をs波fの振動方向に対してθ=45°の向
き)に設置することが望ましい。
【0010】図4は、図2における1/2波長板8、偏
光板9および分割型フォトダイオード5の正面から見た
位置関係を示している。分割型フォトダイオード5は、
形状および面積がほぼ等しい4つの受光素子A、B、
C、Dで構成され、その内2つの受光素子C、Dは前か
ら1/2波長板8、偏光板9の順で覆われているのに対
し、受光素子A、Bは、偏光板9のみで覆われている。
図4の、受光素子A、B、C、Dにおけるスポット光の
受光面積をそれぞれS 、S、S、Sとした場
合、反射光の中心が分割型フォトダイオード5の中心に
一致した状態で照射されている場合は、 S=S=S=S の関係が成り立っている。
【0011】図5は、図4の分割型フォトダイオード5
の回路図を示したものである。図5に示す通り、分割型
フォトダイオードは、共通カソード端子16、19と4
つの受光素子A、B、C、Dに対するアノード端子1
5、17、18、20で外部に対して接続されている。
(カソード端子、アノード端子の配置は、メーカー、品
番により図5と異なる場合がある。)
【0012】図6は、図2の被測定試料1からの反射光
bについて1/2波長板8と偏光板9の両方を通過する
成分を表している。1/2波長板8と偏光板9を通過す
る前の反射光bは、乱反射光hと正反射光iで構成され
ている。乱反射光hはs波、p波を含む様々な振動方向
を持つ反射光で、s波とp波の存在確率はほぼ等しい。
また、正反射光iはs波のみからなる。1/2波長板8
を通過した乱反射光jはs波、p波ともに90°振動方
向を変えるため、後段の偏光板9を通過する際に、透過
方向に対して垂直の振動方向をもつs波は通過が抑制さ
れ、平行の振動方向をもつp波は通過が可能となる。一
方、1/2波長板8を通過した正反射光kは90°振動
方向を変えるため、後段の偏光板9の透過方向に対して
垂直の振動方向をもつこととなり、通過が抑制される。
よって、被測定試料1からの反射光bについて1/2波
長板8と偏光板9の両方を通過する成分は、乱反射光
(p波)lのみとなる。
【0013】図7は、図2の被測定試料1からの反射光
bについて偏光板9のみを通過する成分を表している。
偏光板9を通過する前の反射光bは、図6と同様に乱反
射光hと正反射光iで構成されている。乱反射光hが偏
光板9を通過する際に、透過方向に対して垂直の振動方
向をもつp波は通過が抑制されるが、透過方向に対して
平行の振動方向をもつs波は通過が可能となる。一方、
正反射光iは偏光板9の透過方向に対して平行の振動方
向をもつこととなり、通過が可能となる。よって、被測
定試料1からの反射光bについて偏光板9のみを通過す
る成分は、正反射光(s波)nと乱反射光(s波)mと
なる。
【0014】このため、図2のように分割型フォトダイ
オード5に入射する光のうち、右領域の2つの受光素子
A、Bは偏光板9のみを通過してきた正反射光(s波)
と乱反射光(s波)からなる反射光、左領域の2つの受
光素子C、Dは1/2波長板8と偏光板9の両方を通過
してきた乱反射光(p波)のみの反射光になり、これら
反射光の照射光量、および負荷抵抗Ra、Rb、Rc、
Rdによって決まる電流(IPSDA、IPSDB、I
PSDC、IPSDD)が、分割型フォトダイオード5
の各アノード端子から流れ出すことになる。
【0015】図8は、図2における分割型フォトダイオ
ード5の出力電流(IPSDA、I PSDB、IPSD
C、IPSDD)を信号処理し、正反射光量に応じた出
力電圧を得るための信号処理ブロックの例である。分割
型フォトダイオード5には4つの受光素子A、B、C、
Dがあり、そのカソード端子16、19には逆バイアス
電圧VCCが印加されている。一方、アノード端子1
5、17、18、20からは、それぞれの受光素子で受
光された反射光量に応じた電流が流れ、負荷抵抗Ra、
Rb、Rc、Rdで電圧VPSDA、VPSDB、V
PSDC、VPSDDに変換され、次段の増幅回路2
1、22、23、24で個々に増幅される。図8の例で
は、増幅回路21、22、23、24の増幅度を100
0倍としている。また、4つの負荷抵抗Ra、Rb、R
c、Rdは等しい抵抗値に設定している。
【0016】増幅回路21、22、23、24から取り
出された電圧、 VPSDD×1000 VPSDC×1000 VPSDB×1000 VPSDA×1000 は、後段のA/Dコンバータ25、26、27、28で
それぞれの電圧値に応じたデジタル信号に変換され、信
号演算回路36に入力される。信号演算回路36におい
ては、A/Dコンバータ25、26、27、28の出力
信号を用いて、正反射光量に応じた出力信号を得るため
の演算を行っている。図8では、信号演算回路36にマ
イクロコンピュータを用い、ソフトウェア上で演算を行
っているが、A/Dコンバータ25、26、27、2
8、D/Aコンバータ37を取外して信号演算回路36
の機能をアナログ回路で実現することも可能である。
【0017】信号演算回路36において、加算器32は
A/Dコンバータ27、28の2つの出力信号を加算し (VPSDA+VPSDB)×1000 を求める信号処理を行っている。ここで、光沢センサと
被測定試料に位置ずれが生じ、受光素子AとBにおける
受光光量に差を生じた場合は、A/Dコンバータ27、
28の出力信号から差分器30で位置ずれ誤差を求め、
補正器34で加算器32の出力信号に補正をする。位置
ずれ誤差がない場合は、加算器32の出力信号が、その
まま補正器34の出力信号となる。同じく加算器31は
A/Dコンバータ25、26の2つの出力信号を加算
し、 (VPSDC+VPSDD)×1000 を求める信号処理を行っている。光沢センサと被測定試
料に位置ずれが生じ受光素子CとDにおける受光光量に
差を生じた場合は、A/Dコンバータ25、26の出力
信号から差分器29で位置ずれ誤差を求め、補正器33
で加算器31の出力信号に補正をする。位置ずれ誤差が
ない場合は、加算器31の出力信号がそのまま補正器3
3の出力信号となる。なお、このとき位置ずれ誤差は、
図4の4分割したS、S、S、Sの面積が全体
の24〜26%の範囲内にあれば、許容できるものとし
た。
【0018】光沢センサと被測定試料に位置ずれがな
く、加算器31、32の出力信号がそのまま補正器3
3、34の出力信号になる場合、補正器34の出力信号
は、 (VPSDA+VPSDB)×1000 補正器33の出力信号は、 (VPSDC+VPSDD)×1000 となる。 VPSDA+VPSDB は、受光素子A、Bにおける正反射光(s波)と乱反射
光(s波)の受光光量に応じた出力電圧であるため、補
正器34の出力信号を、 {乱反射光(s波)+正反射光(s波)}×1000 に応じた出力信号と考えることができる。一方、 VPSDC+VPSDD は、受光素子C、Dにおける乱反射光(p波)の受光光
量に応じた出力電圧であり、乱反射光(s波)と乱反射
光(p波)による受光光量がほぼ等しいことから、乱反
射光(s波)に置き替えることができる。よって、補正
器33の出力信号を、 乱反射光(s波)×1000 に応じた出力信号と考えることができる。よって、補正
器34と補正器33の出力信号の差を演算器35で計算
し、 正反射光(s波)×1000 に応じた出力信号を求め、D/Aコンバータ37でアナ
ログ電圧値に変換することで、出力端子38の電圧値の
大小から光沢度が判別できる。
【0019】続いて、光沢センサと被測定試料の位置ず
れによる測定誤差の補正例を挙げる。図9は、被測定試
料1が正しい位置に配置された場合と、少しずれた位置
に配置された場合について、光源2から照射された光が
被測定試料1で反射し、分割型フォトダイオード5に照
射される際の位置関係の違いを表している。被測定試料
1が正しい位置に配置された場合、反射光bの中心が、
分割型フォトダイオード5の中心39に照射されている
が、被測定試料1が少しずれた位置に配置された場合
は、分割型フォトダイオード5の中心から少しずれた位
置40に反射光の中心が照射されることになる。
【0020】図10は、図9における分割型フォトダイ
オード5の中心39からxだけずれた位置40に反射光
によるスポット光が照射された場合について、分割型フ
ォトダイオード5の受光素子A、B、C、Dとスポット
光の位置関係を示している。スポット光の中心40が分
割型フォトダイオード5の中心39からずれたことで、
受光素子AとB、およびCとDにおいて、スポット光の
受光面積に、 S<S <S の関係が生じることになる。
【0021】表1は、図10に示す分割型フォトダイオ
ード5の中心39からxだけずれた位置40に反射光に
よるスポット光が照射された場合について、2つの受光
素子A、Bにおけるスポット光の受光面積SとS
もとに、xのずれによる、 S+S の変化を補正した計算結果を示したものである。ここ
で、分割型フォトダイオード5における個々の受光素子
サイズを1mm×1mmの正方形とし、受光素子と受光
素子は隙間がなく密着しているものとする。また、位置
40に照射されるスポット光の直径がφ2mmであると
仮定している。
【0022】
【表1】
【0023】本来、分割型フォトダイオード5の中心3
9にスポット光が照射されている場合は、 S+S=1.57mm であるが、表1の(c)欄に示したとおりスポット光の
中心40が分割型フォトダイオード5の中心39からず
れるに従い、 S+S は、減少していく。そこで、この、 S+S の減少をSとSの差分、 S−S を用いて補正する場合を考える。表1の(e)欄は、 S+S に、補正項、 (S−S5/2 を加算したものである。(S−S)のべきについて
は、種々検討した結果、面積誤差を最小にできるものを
選び、5/2とした。スポット光の中心40が分割型フ
ォトダイオード5の中心39からずれることによる、 S+S の減少を、 (S−S5/2 を用いて補正しているため、表1の(f)欄に示すとお
り、位置ずれがない場合の、 S+S の面積1.57mmに対して、xが0.1mmから
0.9mmまでずれた場合の面積誤差を±4%の範囲に
収めることができる。
【0024】図10に示す反射光によるスポット光のエ
ネルギー分布が均一で、かつスポット径より外のエリア
に照射される反射光量が無視できる範囲にあると仮定し
た場合、 スポット光のエネルギー密度(定数)×受光面積=受光
光量 の関係から、受光面積と受光光量が比例関係にあると考
えることができる。よって、表1の(e)欄に示した受
光面積の補正を、光沢センサと被測定試料に位置ずれが
生じた場合の受光素子AとBにおける受光光量の補正に
置き替えて考えることができる。
【0025】例えば、図8における信号演算回路36に
おいて、加算器32の出力信号はA/Dコンバータ2
7、28の2つの出力信号を加算した、 (VPSDA+VPSDB)×1000 となり、また、差分器30の出力信号はA/Dコンバー
タ27、28の2つの出力信号の差である、 (VPSDB−VPSDA)×1000 となる。VPSDA、VPSDBはともに受光素子A、
Bにおける受光光量に応じた電圧であり、表1の(e)
欄に示した受光面積の補正、 (S+S)+(S−S5/2 と同様にして補正することができる。よって、加算器3
2と差分器30の出力信号をもとに、補正器34におい
て、 (VPSDA+VPSDB)×1000+{(VPSD
B−VPSDA)×1000}5/2 の演算を行うことで、光沢センサと被測定試料の位置ず
れに対して、補正器34の出力信号をほぼ一定に保つこ
とができる。
【0026】同様に、表1の(e)欄に示した受光面積
の補正を、光沢センサと被測定試料に位置ずれが生じた
場合の受光素子CとDにおける受光光量の補正に置き替
えて考えることができる。図8における信号演算回路3
6において、加算器31の出力信号はA/Dコンバータ
25、26の2つの出力信号を加算した、 (VPSDC+VPSDD)×1000 となり、また、差分器29の出力信号はA/Dコンバー
タ25、26の2つの出力信号の差である、 (VPSDD−VPSDC)×1000 となる。VPSDC、VPSDDはともに受光素子C、
Dにおける受光光量に応じた電圧であり、表1の(e)
欄に示した受光面積の補正、 (S+S)+(S―S5/2 と同様にして補正することができる。よって、加算器3
1と差分器29の出力信号をもとに、補正器33におい
て、 (VPSDC+VPSDD)×1000+{(VPSD
D−VPSDC)×1000}5/2 の演算を行うことで、光沢センサと被測定試料の位置ず
れに対して、補正器33の出力信号をほぼ一定に保つこ
とができる。
【0027】よって、図8の信号演算回路36におい
て、補正器33、34の出力信号はともに光沢センサと
被測定試料の位置ずれに対して補正されることで安定
し、その結果、信号処理ブロックの出力端子38から得
られる正反射光量に応じた電圧値も位置ずれ誤差に対し
て安定したものとなる。
【0028】上記光沢センサと被測定試料の位置ずれに
よる測定誤差の補正例は一例であり、分割型フォトダイ
オードの受光素子A、B、C、Dにおける受光光量をも
とに様々な補正を行うことができる。また、反射光によ
るスポット光のエネルギー分布の違いを無視できない場
合は、実験結果をもとに補正をすることも可能である。
【0029】〔実施例2〕実施例1による図2の光沢セ
ンサでは、偏光板9の透過方向を縦方向(s波と平行方
向)としていた。しかし、図11のように偏光板41の
透過方向を横方向(s波と垂直方向)に配置した場合に
ついても同様に、光沢センサとして利用できる。図11
に示す、1/2波長板8と偏光板41を通過する前の反
射光bについて、図2と同様に被測定試料1に対する垂
直方向の振動成分eをp波、水平方向の振動成分dをs
波とする。
【0030】図11の場合、被測定試料1からの反射光
bについて1/2波長板8と偏光板41の両方を通過す
る成分は、正反射光(s波)と乱反射光(s波)、偏光
板41のみ通過した成分は乱反射光(p波)になる。
(1/2波長板8と偏光板41、もしくは偏光板41の
みを通過する反射光の考え方は、図6、7と同様である
ため、ここでは省略する。)
【0031】このため、図11のように分割型フォトダ
イオード5に入射する光のうち、右領域の2つの受光素
子A、Bは偏光板41のみを通過してきた乱反射光(p
波)のみの反射光、左領域の2つの受光素子C、Dは1
/2波長板8と偏光板41の両方を通過してきた正反射
光(s波)と乱反射光(s波)からなる反射光になり、
これら反射光の照射光量、および負荷抵抗Ra、Rb、
Rc、Rdによって決まる電流(IPSDA、IPSD
B、IPSDC、IPSDD)が、分割型フォトダイオ
ード5の各アノード端子から流れ出すことになる。
【0032】よって、実施例1と同様に、分割型フォト
ダイオード5の出力電流(IPSDA、IPSDB、I
PSDC、IPSDD)から図8の信号処理ブロックに
類似した回路ブロックを用いて演算を行い、正反射光量
に応じた出力電圧を得ることで、この電圧値の大小から
光沢度が判別できる。(信号処理ブロックの構成は、図
8と類似の考え方で進めることができるため、ここでは
省略する。また、光沢センサと被測定試料の位置ずれに
よる測定誤差の補正についても実施例1と同様のため、
ここでは省略する。)
【0033】〔実施例3〕実施例1、2では、被測定試
料1からの反射光bのうち約半分を、1/2波長板8を
用いて振動方向を90°回転させているが、正確に90
°回転できなくとも、複屈折効果を示す透明フィルムを
用いて、同様の光沢センサを構成することができる。
【0034】図12は、図11における1/2波長板8
の代わりに透明フィルム42を用いた場合を示す。図1
2における透明フィルム42は複屈折効果を示すフィル
ムを用いている。また、発光側は、図1と同様のものを
用いている。図12に示す透明フィルム42、偏光板4
1を通過する前の反射光bについて、図2と同様に被測
定試料1に対する垂直方向の振動成分eをp波、水平方
向の振動成分dをs波とする。(図12では、偏光板4
1の透過方向を横方向としたが、偏光板の透過方向を縦
方向にした場合についても以下と同様の方法で考えるこ
とができる。)
【0035】図12の偏光板41の透過方向は横方向で
あり、これは被測定試料1に対する水平方向の振動成分
dと垂直な方向である。図12に見られるように、被測
定試料1の表面からの反射光bについて、半分を透明フ
ィルム42と偏光板41、残りの半分を偏光板41のみ
通過するようにし、偏光板41を通過した後の反射光c
の中心が分割型フォトダイオード5の中心に入射するよ
うに配置する。この際、透明フィルム42の向きは、図
13に示すとおり被測定試料からの反射光に含まれるs
波oの振動方向を約α°回転させる向きに設置してい
る。この際、振動方向の回転角度α°ができるだけ大き
くなるように透明フィルム42の光軸43を設定するこ
とが望ましい。
【0036】図14は、図12の被測定試料1からの反
射光bについて透明フィルム42と偏光板41の両方を
通過する成分を表している。透明フィルム42と偏光板
41を通過する前の反射光bは、乱反射光hと正反射光
iで構成されている。透明フィルム42を通過した乱反
射光qはs波、p波ともにα°振動方向を変えるため、
後段の偏光板41を通過する際に、透過方向に対して垂
直の振動方向をもつ、 乱反射(s波)×cosα と、 乱反射(p波)×sinα は、通過が抑制され、平行の振動方向をもつ、 乱反射(s波)×sinα と、 乱反射(p波)×cosα は、通過が可能となる。この際、乱反射光に含まれるs
波とp波の存在確率がほぼ等しく、 乱反射(s波)≒乱反射(p波) とすることにより、透明フィルム42と偏光板41の両
方を通過する乱反射光は、 乱反射(s波)×sinα+乱反射(p波)×cos
α=乱反射(s波)×(sinα+cosα) =乱反射(s波) と整理できる。一方、透明フィルム42を通過した正反
射光rはα°振動方向を変えるため、後段の偏光板41
を通過する際に偏光板41と平行な成分である、 正反射光(s波)×sin2α のみが通過できることとなる。よって、被測定試料1か
らの反射光bについて透明フィルム42と偏光板41の
両方を通過する成分は、 正反射光(s波)×sin2α によるtと乱反射(s波)sとなる。
【0037】図15は、図12の被測定試料1からの反
射光bについて偏光板41のみを通過する成分を表して
いる。偏光板41を通過する前の反射光bは、図14と
同様に乱反射光hと正反射光iで構成されている。乱反
射光hが偏光板41を通過する際に、透過方向に対して
垂直の振動方向をもつs波は通過が抑制されるが、透過
方向に対して平行の振動方向をもつp波は通過が可能と
なる。一方、正反射光iは偏光板41の透過方向に対し
て垂直の振動方向をもつことから、通過が抑制される。
よって、被測定試料1からの反射光bについて偏光板4
1のみを通過する成分は、乱反射光(p波)uとなる。
【0038】このため、図12のように分割型フォトダ
イオード5に入射する光のうち、右領域の2つの受光素
子A、Bは偏光板41のみを通過してきた乱反射光(p
波)のみの反射光、左領域の2つの受光素子C、Dは透
明フィルム42と偏光板41の両方を通過してきた、 正反射光(s波)×sin2αと乱反射光(s波) からなる反射光になり、これら反射光の照射光量、およ
び負荷抵抗Ra、Rb、Rc、Rdによって決まる電流
(IPSDA、IPSDB、IPSDC、IPS D)
が、分割型フォトダイオード5の各アノード端子から流
れ出すことになる。
【0039】よって、実施例1と同様に、分割型フォト
ダイオード5の出力電流(IPSDA、IPSDB、I
PSDC、IPSDD)から図8の信号処理ブロックに
類似した回路ブロックを用いて演算を行い、正反射光量
に応じた出力電圧を得ることで、この電圧値の大小から
光沢度が判別できる。(信号処理ブロックの構成は、図
8と類似の考え方で進めることができるため、ここでは
省略する。また、光沢センサと被測定試料の位置ずれに
よる測定誤差の補正についても実施例1と同様のため、
ここでは省略する。)
【0040】実施例1、2、3は1/2波長板8、透明
フィルム42の光の透過率が100%、および偏光板
9、41の透過方向と垂直な方向の光の透過率を0%と
した場合であり、これらが実際と異なり、その違いが無
視できない場合は図8に示した信号処理ブロックにおけ
る演算を補正する必要がある。
【0041】また、実施例1、2、3において被測定試
料1からの反射光bの中心と位相差フィルム(1/2波
長板8、透明フィルム42等)、偏光板9、41もしく
は分割型フォトダイオード5の位置関係が多少違って
も、図8における信号処理ブロックにおける演算で補正
することができる。
【0042】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば、反射
光の光量に応じた出力電流を取り出し、信号処理するこ
とによって、物体表面の色濃度に関係なく、物体表面の
光沢度を知ることができ、光沢度の測定ができる。この
とき、カラーセンサ、リニアイメージセンサ等の高価な
半導体を用いず、分割型フォトダイオード、位相差フィ
ルム、偏光板等の簡単な構成で、安価な光沢センサを提
供できる。さらに、光沢センサと被測定試料の位置関係
にばらつきを生じ、測定した光沢度に誤差を生じるとい
う問題に対しては、光沢センサと被測定試料の位置ずれ
による測定誤差を補正項加算により補正する演算機能を
持つことで、紙などの曲がりやすい被測定試料について
も安定した光沢度を測定し、表面の質感が判別できる光
沢センサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いた光沢センサの一実施例である。
【図2】図1の光沢センサの受光側の細部を示したもの
である。
【図3】図2の光沢センサで使用した1/2波長板によ
りs波の振動方向が90°回転することを表した図であ
る。
【図4】図2の光沢センサで使用する1/2波長板、偏
光板および分割型フォトダイオードの正面から見た位置
関係を表した図である。
【図5】図4の分割型フォトダイオードの回路図を表し
た図である。
【図6】図2の光沢センサで1/2波長板と偏光板の両
方を通過する反射成分を表した図である。
【図7】図2の光沢センサで偏光板のみを通過する反射
成分を表した図である。
【図8】図2の光沢センサにおいて分割型フォトダイオ
ードで受光された反射光量による出力電流を信号処理
し、正反射光量に応じた出力電圧を取り出すための信号
処理ブロックを示した図である。
【図9】光沢センサと被測定試料の位置ずれにより、分
割型フォトダイオードで受光される反射光の位置にずれ
が生じることを表した図である。
【図10】図9の光沢センサと被測定試料の位置ずれに
より、反射光の中心が分割型フォトダイオードの中心か
らずれた位置に照射される場合を示した図である。
【図11】図1の光沢センサについて偏光板の透過方向
を横方向とした光沢センサの受光側の詳細を示したもの
である。
【図12】図1の光沢センサについて1/2波長板の代
わりに、複屈折効果を示す透明フィルムを使用した光沢
センサの受光側の詳細を示した図である。
【図13】図12の光沢センサで使用した透明フィルム
によりs波の振動方向がα°回転することを表した図で
ある。
【図14】図12の光沢センサで透明フィルムと偏光板
の両方を通過する反射成分を表した図である。
【図15】図12の光沢センサで偏光板のみを通過する
反射成分を表した図である。
【符号の説明】
1 被測定試料 2 光源 3 位相差板(位相差フィルム) 4 偏光板 5 分割型フォトダイオード 6 集光レンズ 7 分割型フォトダイオードに照射される反射光 8 1/2波長板 9 偏光板(透過方向:縦) 10 1/2波長板の光軸 11 受光素子Aの反射光による受光面積S 12 受光素子Bの反射光による受光面積S 13 受光素子Cの反射光による受光面積S 14 受光素子Dの反射光による受光面積S 15 分割型フォトダイオードAのアノード端子 16 分割型フォトダイオードのカソード端子 17 分割型フォトダイオードBのアノード端子 18 分割型フォトダイオードCのアノード端子 19 分割型フォトダイオードのカソード端子 20 分割型フォトダイオードDのアノード端子 21 受光素子Dの出力電圧VPSDDの増幅回路 22 受光素子Cの出力電圧VPSDCの増幅回路 23 受光素子Bの出力電圧VPSDBの増幅回路 24 受光素子Aの出力電圧VPSDAの増幅回路 25、26、27、28 A/Dコンバータ 29、30 差分器 31、32 加算器 33、34 補正器 35 演算器 36 信号演算回路 37 D/Aコンバータ 38 信号処理ブロックの出力端子 39 分割型フォトダイオードの中心位置 40 反射光の中心位置 41 偏光板(透過方向:横) 42 透明フィルム 43 透明フィルムの光軸 a 被測定試料1への入射光 b 被測定試料1からの反射光 c 分割型フォトダイオード5に入射する直前の反射光 d 被測定試料1に対する水平方向の振動成分 e 被測定試料1に対する垂直方向の振動成分 f 1/2波長板8を通過する前のs波 g 1/2波長板8を通過した後のs波 h 被測定試料1からの反射光bに含まれる乱反射光 i 被測定試料1からの反射光bに含まれる正反射光 j 1/2波長板8を通過した後の乱反射光 k 1/2波長板8を通過した後の正反射光 l 1/2波長板8と偏光板9を共に通過した乱反射光
(p波) m 偏光板9のみを通過した後の乱反射光(s波) n 偏光板9のみを通過した後の正反射光(s波) o 透明フィルム42を通過する前のs波 p 透明フィルム42を通過した後のs波 q 透明フィルム42を通過した後の乱反射光 r 透明フィルム42を通過した後の正反射光 s 透明フィルム42と偏光板41を通過したあとの乱
反射光(s波) t 透明フィルム42と偏光板41を通過したあとの正
反射光(s波)×sin α u 偏光板41を通過した後の乱反射光(p波)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相差フィルムと、偏光板と、分割型フ
    ォトダイオードとで構成され、光源から物体に光を照射
    して反射させ、位相差フィルムと偏光板とを通過させた
    反射光と、偏光板を通過させた反射光とを、分割型フォ
    トダイオードに照射し、光沢検出することを特徴とする
    光沢センサ。
  2. 【請求項2】 上記位相差フィルムと偏光板とを通過さ
    せた反射光と、偏光板を通過させた反射光の割合がほぼ
    等しいことを特徴とする請求項1記載の光沢センサ。
  3. 【請求項3】 上記光沢センサにおいて、物体の位置ず
    れによる測定誤差を補正項加算により補正する演算機能
    を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の光沢センサ。
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