JP2001041163A - 密閉型電動圧縮機のアキュムレータ - Google Patents

密閉型電動圧縮機のアキュムレータ

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JP2001041163A
JP2001041163A JP11218626A JP21862699A JP2001041163A JP 2001041163 A JP2001041163 A JP 2001041163A JP 11218626 A JP11218626 A JP 11218626A JP 21862699 A JP21862699 A JP 21862699A JP 2001041163 A JP2001041163 A JP 2001041163A
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JP
Japan
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accumulator
vibration
inner pipe
electric compressor
driven compressor
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Pending
Application number
JP11218626A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Takeuchi
義治 竹内
Hiroyuki Fukuhara
弘之 福原
Hideki Murakami
秀樹 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 密閉型電動圧縮機に配設されたアキュムレー
タにおいて、可撓性を持った管を内管として配設するこ
とにより、電動圧縮機とアキュムレータが共振をはじめ
る前に内管が可撓部を屈曲点として振動するので、電動
圧縮機の運転に際して生じる振動を抑制し、騒音と振動
特性の優れた電動圧縮機を提供することが出きる。 【解決手段】 密閉容器50に内管20を介して固着固
定されたアキュムレータ10は、内管20がアキュムレ
ータのシェル部11の内部に配設される部分でひだ形状
部分21を有するので、電動圧縮機が始動すると、この
時生じる振動が内管20に伝わり、振動によりひだ形状
部分21を屈曲点として内管上部22が撓みながらその
振動を吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷暖房装置あるい
は冷蔵庫などに用いられるスクロール圧縮機やロータリ
ー圧縮機などの密閉型電動圧縮機に配設されるアキュム
レータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、冷暖房装置、あるいは冷蔵庫
などの冷却装置にはスクロール圧縮機やロータリー圧縮
機などの密閉型電動圧縮機が用いられている。この種類
の圧縮機には、冷凍サイクルから戻ってくる冷媒量に応
じて冷媒を留めるために適切な容量のアキュムレータが
配設されている。
【0003】従来技術は、図4に示すように、密閉容器
50にアキュムレータ10が内管20を介してろー付け
などにより固着固定される一方で、取り付け部材30で
アキュムレータのシェル部11を密閉容器50に支持固
定している。
【0004】ところで、電動圧縮機の運転に際しては、
圧縮機の性能評価の指標のひとつとして、振動および振
動に起因する騒音の抑制が要求される。このため、圧縮
機の定常運転時に振動が小さくなるように取り付け部材
30の配設位置やアキュムレータの質量を調節するなど
の手法によりアキュムレータが電動圧縮機本体と共振し
ないように設計されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では電動圧縮機の定常運転時を主眼に共振の回避が
行われているため、電動圧縮機が停止状態から定常運転
に至るまでの過渡状態、あるいは定常運転から停止状態
に至るまでの過度状態での運転時に、電動圧縮機とアキ
ュムレータが共振してしまう場合が生じ、最悪の場合に
は積年の振動の繰り返し荷重により内管の密閉容器への
固着固定部分近傍で内管が破壊に至る場合も生じ得る。
【0006】また、アキュムレータの質量を調整すると
いう手段により、電動圧縮機とアキュムレータの共振を
定常運転時のほか、過渡状態での運転時においても回避
することを意図して、共振に対して実績があるが必要以
上に大型のアキュムレータを配設するという無駄が生じ
たり、あるいは電動圧縮機を搭載する冷凍サイクルの能
力の仕様に応じては電動圧縮機が同一仕様でもアキュム
レータの容積を変更して対応する場合もあり、適切な共
振回避策を講じることが困難である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第一の技術的手段として、密閉容器内に圧縮機構部
と、電動機と、クランク軸とを備えた密閉型電動圧縮機
に配設されたアキュムレータにおいて、内管に可撓性を
持った管を配設している。
【0008】さらに、第2の技術的手段として、密閉容
器内に圧縮機構部と、電動機と、クランク軸とを備えた
密閉型電動圧縮機に配設されたアキュムレータにおい
て、質量の異なる複数の管で内管を構成して配設してい
る。
【0009】さらに、第3の技術的手段としてアキュム
レータの内管に樹脂パイプを介して接続した管を配設し
ている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態におけ
るアキュムレータは、アキュムレータの内管に可撓性を
持った管を配設しているので、電動圧縮機とアキュムレ
ータが共振をはじめる前に内管上部が可撓部を屈曲点と
して振動することにより電動圧縮機とアキュムレータの
振動を吸収するので、電動圧縮機の運転に際して振動を
抑制することが出きる。
【0011】本発明の第2の実施の形態におけるアキュ
ムレータは、アキュムレータの内管に質量の異なる複数
の管を接合して構成した管を配設しているので、電動圧
縮機とアキュムレータが共振をはじめる前に内管の質量
の小さい管に対して質量の大きい管が撓み、質量の大き
い管が振動することにより電動圧縮機とアキュムレータ
の振動を吸収するので、電動圧縮機の運転に際して振動
を抑制することが出きる。
【0012】本発明の第3の実施の形態におけるアキュ
ムレータは、アキュムレータの内管に樹脂パイプを介し
て接続した管を配設しているので、電動圧縮機とアキュ
ムレータが共振をはじめる前に内管が樹脂パイプ部で撓
むことにより、樹脂パイプ部を屈曲点として振動するこ
とにより電動圧縮機とアキュムレータの振動を吸収する
ので、電動圧縮機の運転に際して振動を抑制することが
出きる。これにより信頼性と性能の高い電動圧縮機を提
供することができる。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例における密閉型電動圧
縮機のアキュムレータについて、図面とともに説明す
る。
【0014】図1において、アキュムレータ10は内管
20を介して密閉容器50に固着固定され、また、アキ
ュムレータのシェル部11が取り付け部材30で密閉容
器50に支持固定されている。
【0015】一方、内管20はアキュムレータのシェル
部11の内部に配設される範囲の部分で中央部から下の
部位でその一部は直管形状ではなく、ふくらみを持った
ひだ形状部分21を有する。電動圧縮機が始動すると、
この時生じる振動は内管20に伝わり、振動によりひだ
形状部分21を屈曲点として内管上部22が撓みながら
振動を吸収する。
【0016】また、図2に示す実施例では、内管20
は、質量の異なる二つの管を用い、相対的に質量の小さ
い管25と25より質量が大きい管26から構成されて
いるので、管25が撓み管26が振動することにより電
動圧縮機の運転時に生じる振動を内管20が吸収する。
図2の例では管25と管26は共に銅材でできている
が、管26は管25に対して材料の厚みを大きくするこ
とにより各々の質量に差を持たせているが、管25と管
26を例えば銅系材量と鉄系材量のように単位密度が異
なる異種材料の組み合わせで本発明を実施してもよい事
は言うまでもない。
【0017】また、図3に示す実施例では、内管20は
弾力性のある部材として対油性ゴムパイプ23を介して
内管上部27が分割されており、ゴムパイプ部23を屈
曲点として撓み、内管上部27が振動することにより、
電動圧縮機の運転時に生じる振動を内管20が吸収す
る。 なお、図1から図3の実施例は、内管が1本のア
キュムレータの例を説明したが、本発明は、内管の数が
複数本の場合でも適用されることはいうまでもない。
【0018】
【発明の効果】上述のように本発明は、密閉容器内に圧
縮機構部と、電動機と、クランク軸とを備えた密閉型電
動圧縮機に配設されたアキュムレータにおいて、可撓性
を持った管を配設したもので、電動圧縮機とアキュムレ
ータが共振をはじめる前に内管が可撓部を屈曲点として
振動することにより電動圧縮機とアキュムレータの振動
を吸収するので、電動圧縮機の運転に際して振動を抑制
し、騒音振動特性の優れた電動圧縮機を提供することが
出きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるアキュムレータの部
分断面図
【図2】本発明の第2の実施例におけるアキュムレータ
の部分断面図
【図3】本発明の第3の実施例におけるアキュムレータ
の部分断面図
【図4】従来例のアキュムレータの部分断面図
【符号の説明】
10 アキュムレータ 11 シェル部品 20 内管 21 内管可撓部 22 内管 23 弾力性部材 25 内管 26 内管 30 アキュム取り付け部材 50 密閉型電動圧縮機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 秀樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3H003 AA05 AB02 AC03 AD03 BA05 BB00 3H029 AA02 AA04 AA12 AB03 BB25 CC07 CC09 CC25 CC26 CC39

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器内に圧縮機構部と、電動機と、
    クランク軸とを備えた密閉型電動圧縮機に配設されたア
    キュムレータにおいて、内管に可撓性を持った管を配設
    したことを特徴とするアキュムレータ。
  2. 【請求項2】 密閉容器内に圧縮機構部と、電動機と、
    クランク軸とを備えた密閉型電動圧縮機に配設されたア
    キュムレータにおいて、質量の異なる複数の管で内管を
    構成して配設したことを特徴とするアキュムレータ。
  3. 【請求項3】 アキュムレータの内管に弾力性のある部
    材を介して接続した管を配設したことを特徴とする請求
    項1または請求項2いづれか一項に記載のアキュムレー
    タ。
JP11218626A 1999-08-02 1999-08-02 密閉型電動圧縮機のアキュムレータ Pending JP2001041163A (ja)

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