JP2001040979A - プラズマ破壊装置およびこれを用いた破壊方法 - Google Patents

プラズマ破壊装置およびこれを用いた破壊方法

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徹 岡崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 岩石などを破壊するためのプラズマ破壊装置
において、同軸ケーブル2の遮蔽層に負荷がかからず、
従来よりも大きなエネルギーを放出できるプラズマ破壊
装置を提供する。 【解決手段】 2組以上のパルスパワー源61,62を
備え、正電位・負電位の各スイッチ3を同時に閉じるこ
とで、電位差を大きくし、従来の2倍以上のエネルギー
を放出可能とする。同軸ケーブル2は2本あり、破壊電
極1へ流れる電流と戻る電流とは、別々の同軸ケーブル
2内を流れる構造となっているため、遮蔽層にはほとん
ど電流が流れない。したがって、従来のような遮蔽層の
内圧の問題は解消できる。また、複数のパルスパワー源
61,62のスイッチ3を閉じるタイミングを組合せる
ことで、破壊対象の性質や条件に応じて、破壊に最適な
波形のパルス電流を流すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、岩石などを破壊す
るためのプラズマ破壊装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプラズマ破壊装置としては、特開
平4−222794号公報に開示されているものがあ
る。図6に、その概要を示し、構造および動作原理につ
いて説明する。
【0003】まず、従来のプラズマ破壊装置の構造を説
明する。パルスパワー源6は、図6に示すように、コン
デンサバンク4、スイッチ3などを含む回路からなって
いる。このパルスパワー源6には、電源5が接続されて
おり、パルスパワー源6の回路と、この回路を含む筐
体、および車体は、図6に示すように接地されている。
【0004】岩石などを破壊するための、破壊電極1
は、パルスパワー源6に対して、1本の同軸ケーブル2
によって結ばれている。破壊電極1の先端には、接地さ
れた接地電極と、パルスパワー源6のスイッチ3が閉じ
られたときにコンデンサバンク4によって蓄えられた電
荷が導かれる電極とが備えられている(図示省略)。後
者の電極は、コンデンサバンク4に蓄えられる電荷が、
正電荷であれば正電極、負電荷であれば負電極と呼ぶこ
とができるが、ここでは、便宜上正電位の場合を想定し
て考えることとし、以下、「正電極」とする。仮に、コ
ンデンサバンク4に蓄えられる電荷が負電荷である場合
も、正電極が負電極に置き換わるのみで同様に考えるこ
とができる。
【0005】同軸ケーブル2の断面構造を図7(a)、
(b)に示す。同軸ケーブル2は、中心部分に、導電体
からなる導線部分(以下、「正導線」という。なお、負
電極に対応するものを「負導線」という。)21を有
し、その周囲に絶縁体23を介在して、接地された導電
体からなる遮蔽層24が取囲んでいる。
【0006】次に従来のプラズマ破壊装置の動作原理を
説明する。破壊対象となる岩石などに、ドリルなどを用
いて、あらかじめ穴をあける。この穴の中に水などの電
解液を注入する。この穴に破壊電極1を挿入する。
【0007】電源5で電荷を発生させ、この電荷をコン
デンサバンク4に蓄積する。ただし、コンデンサバンク
4の片側の極は図6に示すように接地されている。
【0008】コンデンサバンク4に十分に電荷が蓄積さ
れた後にスイッチ3を閉じることによって、同軸ケーブ
ル2によって接続された破壊電極1の先端において、正
電極と接地電極との間に電位差が生じ、放電が起こる。
このとき、電極の先端付近の電解液が放電エネルギーに
よってプラズマ化し、衝撃波(衝撃圧力)を発生し、周
囲の岩石などを破壊する。
【0009】放電が起こった際の同軸ケーブル2の内部
での動作を、図7を参照して説明する。放電が起こった
際には、その放電に伴うパルス状の電流(以下、「パル
ス電流」という。)は、パルスパワー源6から破壊電極
1へ流れる際には、同軸ケーブル2の中心部にある正導
線21を通り、逆に戻る際には、遮蔽層24を流れる。
すなわち、1本の同軸ケーブル2の内部で、正逆両方の
向きの電流が流れることとなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のプラズマ破壊装
置においては、1本の同軸ケーブル2の内部で正逆両方
の向きの電流が流れるものとなっていたため、パルス電
流が流れる度に、中心部分の正導線21と周囲の遮蔽層
24との間で、反発力を生じ、遮蔽層24には400〜
500psiもの内圧が作用していたことが知られてい
る(参考:Hamelin M., Kitzinger F.,「Hard Rock Fra
gmentation with Pulsed Power」Ninth Intl. Pulsed P
ower Conf.,1993、p3)。したがって、遮蔽層24はこ
の内圧に耐えうる構造にしなければならず、そのため、
同軸ケーブル2の製造は困難なものとなっていた。ある
いは、同軸ケーブル2の耐久性によって、一度に放出可
能なエネルギーの大きさが制限されていた。
【0011】一方、一般に、放電によって放出できるエ
ネルギーが300kJの場合には岩石の2次破砕には十
分であるが、1次破砕には不十分であることが明らかに
なるなど(参考:同文献、p2)、岩石の破壊には、より
高いエネルギーを放出できるプラズマ破壊装置が求めら
れている。
【0012】本発明は、上述のような問題点を解決する
ためになされたもので、より高いエネルギーを放出でき
るプラズマ破壊装置を提供することを目的とする。ある
いは、従来のエネルギーレベルのプラズマ破壊装置を、
より小パワーの部品の複合により実現することを目的と
する。また、上述のような同軸ケーブル2にかかる負荷
を低減したプラズマ破壊装置を提供することを目的とす
る。さらに、破壊対象の性質に応じた、パルス波を設定
して、放電を行なえるプラズマ破壊装置をも提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に基づくプラズマ破壊装置の1つの局面にお
いては、放電して電解液をプラズマ化することで衝撃波
(衝撃圧力)を発生させるための破壊電極と、1つの前
記破壊電極に電力を供給するための2組以上のパルスパ
ワー源を含むパルスパワー源群と、上記パルスパワー源
群から上記破壊電極に電力を導く電力媒介手段とを備え
る。
【0014】上記構成を採用することにより、複数のパ
ルスパワー源に電荷を蓄積できるため、これらを組合せ
て放出すれば、従来よりも大きなエネルギーを発生させ
ることができる。あるいは、従来のエネルギーレベルの
プラズマ破壊装置を、従来よりも小さなパルスパワー源
の組合せにより実現できる。
【0015】また、上記発明において好ましくは、上記
パルスパワー源群は、所望の極性で所望の量の電荷を蓄
積できるパルスパワー源の組み合わせからなり、上記パ
ルスパワー源群のうち、一部または全部の上記パルスパ
ワー源から、破壊対象および条件に応じて選択された、
必要に応じて所望の時間差を含む、所望の順序で、破壊
電極に対して電力を供給させるための、パルス波制御手
段を備える。
【0016】上記構成を採用することにより、破壊対象
および条件に応じた最適なパルス電流のパターンを構成
して流すことができるため、効率良く破壊作業を行なう
ことができる。
【0017】さらに、上記発明において好ましくは、上
記パルスパワー源群は、正電荷を蓄積する正電位パルス
パワー源と、負電荷を蓄積する負電位パルスパワー源と
を含む。
【0018】上記構成を採用することにより、正電位と
負電位を破壊電極に提供することができ、パルス電流波
形の制御が容易になる。
【0019】さらに、上記発明において好ましくは、上
記パルス波制御手段は、上記正電位パルスパワー源およ
び上記負電位パルスパワー源の両方から、同時に、上記
破壊電極に対して電力を供給させるための、パルス同期
化手段を備える。
【0020】上記構成を採用することにより、正電位パ
ルスパワー源に生じた電位差と負電位パルスパワー源に
生じた電位差との合計の電位差が破壊電極において生
じ、より大きなエネルギーをもって衝撃波(衝撃圧力)
を発生させることが可能となる。
【0021】さらに、上記発明において好ましくは、各
パルスパワー源それぞれに対応する電位ごとに電力を媒
介するための同軸ケーブルを備える。
【0022】また、本発明に基づくプラズマ破壊装置の
他の局面においては、上記電力媒介手段は、正電位の電
力を媒介するための正電位同軸ケーブルと、負電位の電
力を媒介するための負電位同軸ケーブルとを含む。
【0023】上記構成を採用することにより、同軸ケー
ブルが2本に分かれ、破壊電極に向って電流が流れる同
軸ケーブルと、破壊電極から電流が戻ってくる同軸ケー
ブルが別個となったため、同軸ケーブル内の遮蔽層の内
圧の問題が解消できる。
【0024】さらに、上記発明において好ましくは、上
記正電位同軸ケーブルおよび上記負電位同軸ケーブルの
うち少なくとも一方は、上記正電位または上記負電位の
電力を媒介可能な導線と、絶縁体を介在して上記導線の
周りを取囲むように形成され、接地された導電体からな
る遮蔽層とを含む。
【0025】上記構成を採用することにより、電流が流
れる導線を、接地電位でかつ電流がほとんど流れない遮
蔽層が取囲んでいるため、絶縁体の電界分布を固定する
遮蔽層に電磁力による絶縁体からの剥離力が生じ得な
い。このため、いかなる状態でも絶縁体内に均等な電界
分布を安定して生じさせることができる。この結果、電
界集中による絶縁破壊の発生を防止できる。
【0026】さらに、上記発明において好ましくは、上
記破壊電極は、絶縁体の中に互いに隔離して並列して配
置された正電極および負電極と、上記絶縁体を介在して
上記正電極および上記負電極をともに取囲む接地電極と
を有する。
【0027】上記構成を採用することにより、正電極と
負電極との間で放電を起こさせることが可能となり、こ
れらは、絶縁体を介在して接地電極によって取囲まれて
いるため、作業上も安全である。
【0028】さらに、上記発明において好ましくは、上
記正電極および上記負電極は、絶縁体を介在して一方が
他方を取囲む同心状に配置されている。
【0029】上記構成を採用することにより、正電極と
負電極との間で放電を発生させやすくなる。
【0030】さらに、上記発明において好ましくは、上
記正電極、上記負電極および上記接地電極は、これらの
うちの任意の2つの間で放電が可能なように、各々の先
端の位置関係が定められている。
【0031】上記構成を採用することにより、放電を起
こす組合せを選ぶことができ、種々のパルス波を発生で
きるため、破壊対象の性質や条件に適した運転が可能と
なる。
【0032】また、本発明に基づく破壊方法において
は、請求項1から10のいずれかに記載のプラズマ破壊
装置を用いて、各パルスパワー源のスイッチを閉じるタ
イミングを組合せることで所望のパルス波を生成する。
【0033】上記方法を採用することによって、破壊対
象や条件に応じたパルス電流の波形を作り出すことがで
き、その結果、効率良く破壊作業を行なうことができ
る。
【0034】
【発明の実施の形態】(実施の形態1) (装置全体の構成)図1、図2を参照して、本発明に基
づく本実施の形態におけるプラズマ破壊装置の構成を説
明する。
【0035】この装置は、図1に示すように、正電荷を
蓄積するための正電位パルスパワー源61と、負電荷を
蓄積するための負電位パルスパワー源62とからなるパ
ルスパワー源群60を備えている。図1では、電源5
は、各パルスパワー源ごとに独立して設けられている
が、適宜、1つの電源5で複数のパルスパワー源への電
力供給を兼用して行なってもよい。
【0036】パルスパワー源群60からは電力媒介手段
として同軸ケーブル2が延びており、電力を破壊電極1
に供給することができる。従来のプラズマ破壊装置にお
いては、同軸ケーブル2は図6に示すように1本であっ
たが、本実施の形態におけるプラズマ破壊装置において
は、正電位パルスパワー源61と破壊電極1とをつなぐ
正電位同軸ケーブルと、負電位パルスパワー源62と破
壊電極1とをつなぐ負電位同軸ケーブルとの2本に分か
れている。したがって、パルスパワー源群60から破壊
電極1に向って流れる電流と、破壊電極1からパルスパ
ワー源群60に戻ってくる電流とは、図3に示すよう
に、別々の同軸ケーブルを通ることとなる。
【0037】(同軸ケーブルの構成)図3は、同軸ケー
ブル2の構成を示したものである。図3(a)、(b)
に、正電位同軸ケーブルの構成を示し、図3(c)、
(d)に、負電位同軸ケーブルの構成を示す。正電位同
軸ケーブルを例にとると、図3(a)、(b)に示すよ
うに、正電位の電力を媒介可能な導線である正導線が中
心に位置し、その周りを絶縁体23を介在して、遮蔽層
24が取囲んでいる。なお、遮蔽層24は接地されてい
る。さらに遮蔽層24の外側は保護のための絶縁層によ
って被覆されている。負電位同軸ケーブルの場合は、図
3(c)、(d)に示すように、中心の導線が負導線に
なる点が異なるのみで、他の構成は同様である。もっと
も、「正導線」、「負導線」とは、役割に起因した便宜
上の区別のための呼び名にすぎず、物自体は同じもので
あってよい。
【0038】なお、正電位と負電位の同軸ケーブル2の
組み合わせとすることが本来望ましいが、異なる2つの
電位であれば、2本の同軸ケーブル2を、各パルスパワ
ー源それぞれに対応する電位ごとに電力を媒介するため
の同軸ケーブル2としても、これらの電位の差が十分に
大きければ、破壊電極1において放電を起こさせ、同様
の効果を得ることができる。
【0039】(破壊電極の構成)この装置における破壊
電極1の構成を、図2に示す。破壊電極1は、正電極1
1、負電極12を有し、図2(a)に示すように、正電
極11の周りを絶縁体13を介在して同心状に取囲むよ
うに、負電極12が形成されている。さらに、図2
(b)に示すように、正電極11および負電極12の根
元部分においては外側を絶縁体13を介在して取囲むよ
うに接地電極14が形成されている。すなわち、正電極
11および負電極12は破壊電極1の先端にまで延在し
ているのに対し、接地電極14は先端までは延在してお
らず、手前に留まっている。接地電極14は、同軸ケー
ブル2内の遮蔽層24を経由して接地されている。
【0040】(使用方法)破壊対象となる岩石などに、
ドリルなど(図示省略)によって、穴をあけ、この穴に
水などの電解液を注入し、この穴に破壊電極1を挿入す
る工程までは従来技術に基づくものと同じである。
【0041】電源5で電荷を発生させ、この電荷を、正
電位および負電位パルスパワー源61,62のコンデン
サバンク4にそれぞれ蓄積する。このとき、正電位パル
スパワー源61の負電位側および負電位パルスパワー源
62の正電位側は共に接地されているため、正電位パル
スパワー源61には正電位が、負電位パルスパワー源6
2には負電位が、それぞれ充電されることとなる。
【0042】コンデンサバンク4への十分な充電が完了
したら、正電位および負電位パルスパワー源61,62
のスイッチ3を同時に閉じる。スイッチ3を同時に閉じ
ることで、破壊電極1先端で放電が起こり、破壊対象は
破壊される。
【0043】(作用効果)正電位および負電位パルスパ
ワー源61,62のいずれか1つ当りに生じる電位差を
Vとすると、上述のように正電位および負電位パルスパ
ワー源61,62のスイッチ3を同時に閉じることで、
正電極11と負電極12との間には2×Vの電位差が生
じ、破壊電極1先端では2×CV2/2のエネルギーを
発生させることができる。すなわち、図6に示す従来技
術に基づくプラズマ破壊装置の場合の2倍のエネルギー
を発生させることができる。
【0044】なお、本実施の形態は、従来技術に基づく
プラズマ破壊装置において、破壊電極1の構造さえ変更
すれば、電源部分については小規模な変更のみで実現す
ることができる。
【0045】本実施の形態においては、2本の同軸ケー
ブル2によって別個に導かれる正導線21と負導線22
との間で電流が流れるため、各同軸ケーブル2の遮蔽層
24には電流はほとんど流れない。したがって、従来問
題であった遮蔽層24に対する内圧はほぼ問題となら
ず、従来に比べて非常に簡便な遮蔽層24を有する同軸
ケーブル2を用いることができる。また、正逆の向きの
電流は1本の同軸ケーブル2内を流れるのではなく、2
本の別個の同軸ケーブル2内をそれぞれ流れるため、正
逆の向きの電流の間に生じる反発力は、相互の同軸ケー
ブル2の拘束または動きにより対応することができる。
【0046】さらに、従来は、同軸ケーブル2の耐久性
は、プラズマ破壊装置のパワーの上限を定める要因の一
つとなっていたが、本実施の形態によれば、上述のよう
に遮蔽層24の内圧が問題とならないため、パワーの上
限を定めるに当たって、同軸ケーブル2の都合を無視で
きる。
【0047】また、遮蔽層24には電流がほとんど流れ
ないことから、1つのパルスパワー源当りでみれば、パ
ルスパワー源から破壊電極までの電流が流れる経路が半
減する。したがって、1つのパルスパワー源当りの同軸
ケーブル2によるジュール損が減少する。
【0048】なお、上記説明においては、破壊電極1の
中心に正電極11を配置したが、負電極12を中心に配
置することによって、正負の電極の配置を逆にしても同
様の効果が得られる。
【0049】(実施の形態2)回路構成および使用方法
は実施の形態1と同じであるが、破壊電極1の構造は、
以下に示すものとすることもできる。
【0050】(実施例1)図4に他の破壊電極1の構成
の例を示す。図1に示したものに比べて、接地電極14
が破壊電極の先端まで延在している点が異なる。この構
成を採用することによって、破壊電極1の先端まで完全
に接地電極14に被覆されるため、作業上安全であり、
かつ電磁波などの発生も少なくなる。
【0051】このような構成の破壊電極1によっても、
実施の形態1と同様の使用方法によって同様の効果が得
られる。
【0052】なお、正電極と負電極の配置を逆にしても
同様の効果が得られる。 (実施例2)図5にさらに他の破壊電極1の構成の例を
示す。破壊電極1は各電極が同心状に配置された構成で
ある必要はなく、図5に示すような構成であってもよ
い。すなわち、接地電極14に取囲まれた絶縁体13の
中に、正電極11および負電極12が、互いに隔離して
並列して配置されている。
【0053】このような構成の破壊電極1によっても、
実施の形態1と同様の使用方法によって同様の効果が得
られる。
【0054】(実施例1,2に共通の作用効果)実施例
1および2に示した破壊電極1(図4、図5)の構成に
おいては、正電極11、負電極12および接地電極14
の先端が、ほぼ同一平面内にあるため、正電極11と負
電極12との間以外にも、必要に応じて、正電極11と
接地電極14との間や、負電極12と接地電極14との
間において、放電を起こさせることができる。したがっ
て、放電を起こす組合せを選ぶことができ、種々のパル
ス波を発生できるため、破壊対象の性質や条件に適した
運転が可能となる。
【0055】なお、これらの電極の先端は、必ずしもほ
ぼ同一平面内にある必要はなく、任意の2つの間で放電
が可能な範囲内であれば先端位置がずれていても同様の
効果が得られる。
【0056】(実施の形態3) (装置の構成)本実施の形態における、プラズマ破壊装
置の回路構成は、図1に示すものと、類似するが、パル
スパワー源群60を構成するパルスパワー源は図1に示
すように正電位パルスパワー源61と負電位パルスパワ
ー源62との組合せにする代りに、同じ極性、すなわ
ち、2つのパルスパワー源をいずれも正電位パルスパワ
ー源61となっている。
【0057】この場合、正電極と接地電極14との間で
放電が起こるため、破壊電極1の構造については、従来
のプラズマ破壊装置におけるように、破壊電極1に備え
る電極を正電極11と接地電極14のみとすることがで
きる。電力媒介手段としては、1本の同軸ケーブル2の
みを使用することができる。ただし、その同軸ケーブル
2のパルスパワー源群60側の一端においては、正導線
21から2つの正電位パルスパワー源61の正電位側に
分岐させる一方、遮蔽層24から2つの正電位パルスパ
ワー源61の接地側に分岐させることとする。この場
合、遮蔽層24にも電流が流れることとなるから、同軸
ケーブル2内の遮蔽層の内圧や電磁波の問題が存在す
る。そのため、同軸ケーブル2は、十分な耐久性を持た
せた構造とし、必要な電磁波対策を行なう。
【0058】(使用方法)同じ極性のパルスパワー源を
2つ備えている場合、これらのスイッチ3を適当な時間
差を設けて連続して閉じることによって、2つのピーク
をもつ電流を一連のパルス電流として流すことができ
る。したがって、放電による衝撃波(衝撃圧力)も連続
して生じることとなる。
【0059】(作用効果)破壊対象の性質や条件によっ
ては、1回の放電による1回の衝撃よりも、2回の連続
した放電による連続的な衝撃を与えた方が破壊しやすい
場合があると考えられる。このような破壊対象の性質や
条件に応じて、第1のパルス、第2のパルスとして放出
するエネルギーの大きさや両者の時間的間隔を適宜設定
し、一連のパルス電流として連続して流すことによっ
て、効率良く破壊を行なうことができる。
【0060】なお、2つのスイッチ3を連続して閉じる
代りに、1つずつ閉じて、別個の破壊作業を行なうこと
としてもよい。その場合であっても、2つのパルスパワ
ー源をあらかじめ充電しておけば、一方のパルスパワー
源による放電を行なった後に、他方のパルスパワー源の
充電時間を待たずに2回目の放電を行なうことができ、
作業効率を向上させることができる。
【0061】なお、パルスパワー源の数は2に限らず、
上述と同様に3以上設けてもよく、その場合さらに多く
の回数の放電を連続して行なうことができるため、より
好ましい。
【0062】なお、上記説明では、正電位パルスパワー
源61の場合について説明したが、負電位パルスパワー
源62の場合でも同様の構成を採用することができる。
すなわち、負電位パルスパワー源62を複数配置するこ
ととしてもよい。
【0063】また、同じ極性の複数のパルスパワー源6
1,62を設ける場合に、各パルスパワー源61,62
に蓄えられる電荷量や電位は、等しくする必要はなく、
異なる値とすることもできる。
【0064】(実施の形態4) (装置の構成)パルスパワー源群60としては、実施の
形態1においては、1の正電位パルスパワー源61と1
の負電位パルスパワー源62とからなるものを用いて説
明し、実施の形態3においては、同じ極性のパルスパワ
ー源を複数設ける場合について説明した。しかし、パル
スパワー源群60の構成はこれらの場合に留まらず、正
電位パルスパワー源61と負電位パルスパワー源62と
を任意の数ずつ組合せたものとしてもよい。
【0065】正負問わず複数のパルスパワー源61,6
2からなるパルスパワー源群60を有し、破壊対象の性
質や条件に応じて、その都度、放出する一連のパルス電
流の波のパターン、すなわち、極性、エネルギーの大き
さ、連続する数、時間的間隔、などの条件を任意に設定
できるパルス波制御手段を有するものとする。一連のパ
ルス電流の組合せにおいては、その組合せに含まれるパ
ルス電流の一部または全部について時間的間隔をあけず
に同期させてもよい。そのように同期させることで、大
きなエネルギーを放出することができ、より強い衝撃波
(衝撃圧力)を引き起こすことができる。
【0066】なお、パルス波制御手段としては、任意の
公知の技術により、各パルスパワー源のスイッチ3を閉
じるタイミングを制御するものとする。
【0067】(作用効果)破壊対象の性質や条件によっ
て、破壊のために有利な衝撃波のパターンが異なる場合
には、パルス波制御手段により、最適なパルス波を設定
し、各パルスパワー源61,62に別個に蓄積された電
荷の一部または全部を、一連のパルス電流として連続し
て、または、同時に、流すことによって、破壊に有利な
衝撃波を発生させることができ、効率良く破壊作業を行
なうことができる。
【0068】なお、今回開示した上記実施の形態はすべ
ての点で例示であって制限的なものではない。本発明の
範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって
示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での
すべての変更を含むものである。
【0069】
【発明の効果】本発明に基づくプラズマ破壊装置によれ
ば、正負の2種類のパルスパワー源を用いて同時にスイ
ッチを閉じることにより、単極の場合の2倍の電位差を
生じさせて、2倍のエネルギーを放出することができる
ため、より大きな衝撃波を発生させることが可能とな
る。また、パルス電流は、破壊電極に向って流れるもの
と戻ってくるものとが別々の同軸ケーブルを流れ、各同
軸ケーブルの遮蔽層には電流がほとんど流れないため、
従来遮蔽層に生じていた内圧の問題を解消することがで
きる。その結果、簡便な遮蔽層で足りることとなり、同
軸ケーブルの製造が容易になる。
【0070】また、パルス波制御手段により、破壊対象
や条件に応じて、複数のパルスパワー源から一連のパル
ス電流として所望のパターンのパルス波を形成して流す
ことができるため、効率良く破壊作業を行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に基づく実施の形態1におけるプラズ
マ破壊装置の構成を示す概念図である。
【図2】 本発明に基づく実施の形態1におけるプラズ
マ破壊装置の破壊電極の構造を示す断面図である。
【図3】 本発明に基づく実施の形態1におけるプラズ
マ破壊装置の同軸ケーブルの構造を示す断面図である。
【図4】 本発明に基づく実施の形態2の実施例1にお
けるプラズマ破壊装置の破壊電極の構造を示す断面図で
ある。
【図5】 本発明に基づく実施の形態2の実施例2にお
けるプラズマ破壊装置の破壊電極の構造を示す断面図で
ある。
【図6】 従来技術に基づくプラズマ破壊装置の構成を
示す概念図である。
【図7】 従来技術に基づくプラズマ破壊装置の同軸ケ
ーブルの構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 破壊電極、2 同軸ケーブル、3 スイッチ、4
コンデンサバンク、5電源、6,61,62 パルスパ
ワー源、11 正電極、12 負電極、13絶縁体、1
4 接地電極、21 正導線、22 負導線、23 絶
縁体、24遮蔽層、60 パルスパワー源群。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電して電解液をプラズマ化することで
    衝撃波を発生させるための破壊電極と、 1つの前記破壊電極に電力を供給するための2組以上の
    パルスパワー源を含むパルスパワー源群と、 前記パルスパワー源群から前記破壊電極に電力を導く電
    力媒介手段とを備える、プラズマ破壊装置。
  2. 【請求項2】 前記パルスパワー源群は、所望の極性で
    所望の量の電荷を蓄積できるパルスパワー源の組み合わ
    せからなり、 前記パルスパワー源群のうち、一部または全部の前記パ
    ルスパワー源から、 破壊対象および条件に応じて選択された、必要に応じて
    所望の時間差を含む、所望の順序で、破壊電極に対して
    電力を供給させるための、パルス波制御手段を備える、 請求項1に記載のプラズマ破壊装置。
  3. 【請求項3】 前記パルスパワー源群は、 正電荷を蓄積する正電位パルスパワー源と、 負電荷を蓄積する負電位パルスパワー源とを含む、 請求項1または2に記載のプラズマ破壊装置。
  4. 【請求項4】 前記パルス波制御手段は、前記正電位パ
    ルスパワー源および前記負電位パルスパワー源の両方か
    ら、同時に、前記破壊電極に対して電力を供給させるた
    めの、パルス同期化手段を備える、請求項3に記載のプ
    ラズマ破壊装置。
  5. 【請求項5】 前記電力媒介手段は、各パルスパワー源
    それぞれに対応する電位ごとに電力を媒介するための同
    軸ケーブルを備える、請求項1から4のいずれかに記載
    のプラズマ破壊装置。
  6. 【請求項6】 前記電力媒介手段は、 正電位の電力を媒介するための正電位同軸ケーブルと、 負電位の電力を媒介するための負電位同軸ケーブルとを
    含む、 請求項3または4に記載のプラズマ破壊装置。
  7. 【請求項7】 前記正電位同軸ケーブルおよび前記負電
    位同軸ケーブルのうち少なくとも一方は、 前記正電位または前記負電位の電力を媒介可能な導線
    と、 絶縁体を介在して前記導線の周りを取囲むように形成さ
    れ、接地された導電体からなる遮蔽層とを含む、 請求項6に記載のプラズマ破壊装置。
  8. 【請求項8】 前記破壊電極は、 絶縁体の中に互いに隔離して配置された正電極および負
    電極と、 前記絶縁体を介在して前記正電極および前記負電極をと
    もに取囲む接地電極とを有する、 請求項1から7のいずれかに記載のプラズマ破壊装置。
  9. 【請求項9】 前記正電極および前記負電極は、 絶縁体を介在して一方が他方を取囲む同心状に配置され
    た、 請求項8に記載のプラズマ破壊装置。
  10. 【請求項10】 前記正電極、前記負電極および前記接
    地電極は、 これらのうちの任意の2つの間で放電が可能なように、
    各々の先端の位置関係が定められている、 請求項8または9に記載のプラズマ破壊装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から10のいずれかに記載の
    プラズマ破壊装置を用いて、各パルスパワー源のスイッ
    チを閉じるタイミングを組合せることで所望のパルス波
    を生成する、破壊方法。
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