JP2001040823A - 瓦固定釘 - Google Patents

瓦固定釘

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JP2001040823A
JP2001040823A JP11217958A JP21795899A JP2001040823A JP 2001040823 A JP2001040823 A JP 2001040823A JP 11217958 A JP11217958 A JP 11217958A JP 21795899 A JP21795899 A JP 21795899A JP 2001040823 A JP2001040823 A JP 2001040823A
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JP
Japan
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pile
head
pile portion
axial center
hammering head
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JP11217958A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Yoshinari
美隆 吉成
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Abstract

(57)【要約】 【課題】杭部が叩打の時に曲ることがなく、また、槌打
頭部と杭部との交差角部に亀裂が発生しない瓦固定釘を
えること。 【解決手段】下端に杭先2を形成した杭部4の上端から
一側方へ延出した槌打頭部5を有する瓦固定具1におい
て、前記杭部4の上端部分の軸芯を杭部全体の軸芯より
槌打頭部5と反対方向へ偏芯させたこと。また、前記杭
部4の上端と槌打頭部5が形成する交差角部Zに丸みを
形成したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、瓦を瓦桟等に固
定する瓦固定釘に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の瓦固定釘としては、特開
平8−232404号に示すものがある。この従来の瓦
固定釘10は、図4に示すように、杭部4の側方へ延出
した槌打頭部5を有すると共に、この槌打頭部5の基端
付近の上面又は下面の少なくとも一面に槌打頭部5の突
出方向へ延びる凸条5aを設けて、槌打頭部5を補強し
たものである。あるいは、この槌打頭部5の基端付近を
肉厚に形成して槌打頭部5を補強したものである。更
に、槌打頭部5の先端は下方へ曲って押さえ片5bを形
成している。
【0003】この従来の瓦固定釘10によると、槌打頭部
5が補強されているので、図7に示すように、瓦桟A等
に金槌で叩打した場合、槌打頭部5の先端が下方へ曲が
りにくく、又、瓦Bに打ち込んだ後に瓦Bを浮き上がら
せるような風等の力が強く作用した場合でも、上方へ曲
がることなく十分に耐え得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この瓦
固定釘10を瓦桟A等に金槌等で叩いて打ち込む際に、図
5に示すように、杭部4の上方が槌打頭部5が突出した
方向へ曲がるという問題点がある。
【0005】更に又、瓦Bを浮き上がらせるような力が
作用した場合に、槌打頭部5は曲がらないものの、杭部
4と槌打頭部5の交差角部Zの内側に丸目加工が施工さ
れていないことから、図6に示すように、内側に亀裂が
入って容易に槌打頭部5が杭部4から外れて、釘として
の役割を果さないという問題点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みてなされたものであって、その手段とするところは、
下端に杭先を形成した杭部の上端から一側方へ延出した
槌打頭部を有する瓦固定具において、前記杭部の上端部
分の軸芯を杭部全体の軸芯より槌打頭部と反対方向へ偏
芯させたところにあり、また、前記杭部の上端と槌打頭
部が形成する交差角部に丸みを形成したところにあり、
更に、槌打頭部の杭部の上端側の断面積が、その先端側
の断面積よりも大きく形成されているところにある。
【0007】
【発明の実施の態様】この発明の実施の態様を以下図に
基づいて説明する。なお、図4に示す従来例と同じ構成
要素については、同符号を付して、その説明を省略す
る。この発明の実施の態様の瓦固定釘1は、図1に示す
ように、下端に尖った杭先2を形成し、下方外周に多数
条のリング溝3を形成した柱状の杭部4と、該杭部4の
上端一側方へ延出した槌打頭部5を主構成とする。
【0008】前記杭部4は、図1,2に示すように、上
端側の軸芯Xが、中央部から下端側にかけての軸芯Yよ
り僅かに槌打頭部5の延出方向と反対方向へ偏芯するよ
うに形成されている。この理由は、槌打頭部5の杭部4
の上端を金槌等で叩打した際に、杭部4の軸芯Yに沿っ
て下方に力が十分に伝達されるようにするためである。
これによって、従来のように杭部4の上端部が槌打頭部
5の延出方向へ曲がるということを防止でき得る。又、
前記杭部4に形成されたリング状の溝3は強風などによ
って瓦Bを持ち上げる方向に強い力が作用した場合であ
っても、打ち込んだ瓦桟Aなどから容易に抜け出ないよ
うになっている。
【0009】また、杭部4とその上端から一側方へ延出
した槌打頭部5とが形成する交差角部Zには、アールを
形成した丸み加工が施され、これによって槌打頭部5の
先端側が瓦Aの持ち上げ力によって上方への強い力が作
用した場合であっても、破断剪断力が作用することがな
く、従って、その付け根の部分から亀裂が入り槌打頭部
5が杭部4から外れることを防止できる。
【0010】すなわち、図3に示すように、槌打頭部5
の先端の線aで示す位置を工具で掴んで上方から反時計
針方向へ曲げた場合、交差角部Zには亀裂が発生するこ
となく曲がるだけで亀裂は入らない。
【0011】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この請
求項1の発明は、杭部の上端部分の軸芯を杭部全体の軸
芯より槌打頭部と反対方向へ偏芯させたので、槌打頭部
を金槌等の工具で叩打した場合であっても、杭部が槌打
頭部を延出した方向に曲がることなく、杭部全体の軸芯
に沿って杭先に伝達され、これによって効率良く釘打ち
作業を行える。
【0012】さらに又、杭部の上端と槌打頭部が形成す
る交差角部に丸みを形成してあるので、槌打頭部の先端
側を持ち上げる力が作用した場合であっても、槌打頭部
の付け根の部分に亀裂を発生することを防止でき、槌打
頭部が杭部から外れるのを有効に防止できる。
【0013】加えて、槌打頭部の杭部の上端側の断面積
が、その先端側の断面積よりも凸条の存在により大きく
形成されているので、槌打頭部の強度が補強される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の瓦固定釘の正面図
【図2】図1の要部拡大図
【図3】図1の瓦固定釘の曲げた状態の説明図
【図4】従来の瓦固定釘の正面図
【図5】従来の瓦固定釘の欠点を示す説明図
【図6】従来の瓦固定釘の他の欠点を示す説明図
【図7】瓦固定釘で瓦を屋根面に固定している状態の説
明図
【符号の説明】
1 瓦固定釘 4 杭部 5 槌打頭部 5a 凸条 Z 交差角部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端に杭先を形成した杭部の上端から一
    側方へ延出した槌打頭部を有する瓦固定具において、前
    記杭部の上端部分の軸芯を杭部全体の軸芯より槌打頭部
    と反対方向へ偏芯させたことを特徴とする瓦固定釘。
  2. 【請求項2】 下端に杭先を形成した杭部の上端から一
    側方へ延出した槌打頭部を有する瓦固定具において、前
    記杭部の上端と槌打頭部が形成する交差角部に丸みを形
    成したことを特徴とする瓦固定具。
  3. 【請求項3】 前記槌打頭部の杭部の上端側の断面積
    が、その先端側の断面積よりも大きく形成されているこ
    とを特徴とする請求項1又は2の瓦固定具。
JP11217958A 1999-07-30 1999-07-30 瓦固定釘 Pending JP2001040823A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005003041A (ja) * 2003-06-10 2005-01-06 Yokosan Kk 緩衝特性を備えた釘

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005003041A (ja) * 2003-06-10 2005-01-06 Yokosan Kk 緩衝特性を備えた釘
JP4592054B2 (ja) * 2003-06-10 2010-12-01 ヨコサン株式会社 緩衝特性を備えた釘

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