JP2001040686A - マンホールの受枠取り外し装置 - Google Patents
マンホールの受枠取り外し装置Info
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- JP2001040686A JP2001040686A JP2000064763A JP2000064763A JP2001040686A JP 2001040686 A JP2001040686 A JP 2001040686A JP 2000064763 A JP2000064763 A JP 2000064763A JP 2000064763 A JP2000064763 A JP 2000064763A JP 2001040686 A JP2001040686 A JP 2001040686A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 マンホールの鉄蓋を取付ける受枠を油圧力を
利用して取り外しできるようにする。 【解決手段】 油圧ショベルのアームに連結される押え
部材30に下部フレーム40を取付け、この下部フレー
ム40に上部フレーム60を上下用シリンダ50で上下
動自在に連結する。この上部フレーム60に3つの可動
部材70を上下動自在に設け、各可動部材70にシリン
ダ80と爪部材90をそれぞれ取付け、下部フレーム4
0を路面に接し、可動部材70を上下動して爪部材90
の爪92を受枠5の下面より若干下方位置とし、シリン
ダ80のピストンロッド83を伸び作動して爪92を受
枠5の下面より若干下方に圧入し、上下用シリンダ50
を伸び作動して上部フレーム60を爪部材90ととも上
方に移動することで受枠5を引き抜いて取り外しする。
利用して取り外しできるようにする。 【解決手段】 油圧ショベルのアームに連結される押え
部材30に下部フレーム40を取付け、この下部フレー
ム40に上部フレーム60を上下用シリンダ50で上下
動自在に連結する。この上部フレーム60に3つの可動
部材70を上下動自在に設け、各可動部材70にシリン
ダ80と爪部材90をそれぞれ取付け、下部フレーム4
0を路面に接し、可動部材70を上下動して爪部材90
の爪92を受枠5の下面より若干下方位置とし、シリン
ダ80のピストンロッド83を伸び作動して爪92を受
枠5の下面より若干下方に圧入し、上下用シリンダ50
を伸び作動して上部フレーム60を爪部材90ととも上
方に移動することで受枠5を引き抜いて取り外しする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路に設けられた
マンホールの鉄蓋を取付ける受枠を取り外しする装置に
関する。
マンホールの鉄蓋を取付ける受枠を取り外しする装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図14に示すように、道路1に設けたマ
ンホールの出入口2は鉄蓋3で開閉される。例えば、コ
ンクリート製でリング状の調整ブロック4の上にリング
状の受枠5を設け、この受枠5に鉄蓋3を嵌め込んで着
脱自在に取付けている。
ンホールの出入口2は鉄蓋3で開閉される。例えば、コ
ンクリート製でリング状の調整ブロック4の上にリング
状の受枠5を設け、この受枠5に鉄蓋3を嵌め込んで着
脱自在に取付けている。
【0003】道路1を通行する車両の重量で道路1、鉄
蓋3に過大な負荷が作用し、マンホールの出入口2部分
の受枠5が変形、舗装部6の亀裂及び調整ブロック4等
が破損するので、この受枠5を交換等している。
蓋3に過大な負荷が作用し、マンホールの出入口2部分
の受枠5が変形、舗装部6の亀裂及び調整ブロック4等
が破損するので、この受枠5を交換等している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の受枠5を交換す
るには作業者が受枠5の周囲の舗装部6をブレーカ等で
破砕して受枠5を持ち上げて取り外し、調整ブロック4
を同様にして取り外した後に調整ブロック4、受枠5を
新らたに敷設している。
るには作業者が受枠5の周囲の舗装部6をブレーカ等で
破砕して受枠5を持ち上げて取り外し、調整ブロック4
を同様にして取り外した後に調整ブロック4、受枠5を
新らたに敷設している。
【0005】前述のように、作業者がブレーカ等で舗装
部6を破砕する作業は大変な苦渋作業であるし、大きな
騒音が発生し、作業現場の周囲に騒音問題が生じる。
部6を破砕する作業は大変な苦渋作業であるし、大きな
騒音が発生し、作業現場の周囲に騒音問題が生じる。
【0006】また、受枠5は鉄製で大重量であるから作
業者が手作業で持ち上げるのは重労働であるし、誤って
落下して作業者がけがすることもあって安全面からも問
題がある。
業者が手作業で持ち上げるのは重労働であるし、誤って
落下して作業者がけがすることもあって安全面からも問
題がある。
【0007】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにしたマンホールの受枠取り外し装置を提供するこ
とを目的とする。
ようにしたマンホールの受枠取り外し装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用効果】第1の発明
は、押え部材30と、この押え部材30に取付けた下部
フレーム40と、この下部フレーム40に上下用シリン
ダ50で上下方向に移動自在に連結された上部フレーム
60と、前記上部フレーム60に吊り下げて取付けられ
ほぼ水平方向に向う複数のシリンダ80と、この各シリ
ンダ80によって移動され前記下部フレーム40の内周
方向に向う爪92を有する複数の爪部材90を備えたマ
ンホールの受枠取り外し装置である。
は、押え部材30と、この押え部材30に取付けた下部
フレーム40と、この下部フレーム40に上下用シリン
ダ50で上下方向に移動自在に連結された上部フレーム
60と、前記上部フレーム60に吊り下げて取付けられ
ほぼ水平方向に向う複数のシリンダ80と、この各シリ
ンダ80によって移動され前記下部フレーム40の内周
方向に向う爪92を有する複数の爪部材90を備えたマ
ンホールの受枠取り外し装置である。
【0009】第1の発明によれば、下部フレーム40を
マンホールの出入口周囲の路面に接し、爪部材90の爪
92をマンホールの出入口に入り込んで受枠5よりも下
方位置とする。この状態でシリンダ80を作動すること
で爪92が受枠5と調整ブロック4との間に圧入する。
そして、上下用シリンダ50を伸び作動して上部フレー
ム60を下部フレーム40に対して上方に移動すること
で爪部材90が上方に移動し、受枠5を舗装部6から引
き抜くことができる。引き抜いた受枠5は複数の爪92
の上に乗っている。
マンホールの出入口周囲の路面に接し、爪部材90の爪
92をマンホールの出入口に入り込んで受枠5よりも下
方位置とする。この状態でシリンダ80を作動すること
で爪92が受枠5と調整ブロック4との間に圧入する。
そして、上下用シリンダ50を伸び作動して上部フレー
ム60を下部フレーム40に対して上方に移動すること
で爪部材90が上方に移動し、受枠5を舗装部6から引
き抜くことができる。引き抜いた受枠5は複数の爪92
の上に乗っている。
【0010】したがって、受枠5の周囲の舗装部6を破
砕せずに上下用シリンダ50の推力で受枠5を取り外し
できるので、受枠5を簡単で、しかも騒音を発すること
なく取り外しできる。なお、調整ブロック4がある場合
には調整ブロック4を同様にして取り外しできる。
砕せずに上下用シリンダ50の推力で受枠5を取り外し
できるので、受枠5を簡単で、しかも騒音を発すること
なく取り外しできる。なお、調整ブロック4がある場合
には調整ブロック4を同様にして取り外しできる。
【0011】下部フレーム40は押え部材30でマンホ
ールの出入口周囲の路面に押しつけられる。上部フレー
ム60が上方に移動することで押え部材30に上向きの
力が作用しない。したがって、押え部材30で下部フレ
ーム40をマンホールの出入口周囲の路面に押しつけ保
持できる。
ールの出入口周囲の路面に押しつけられる。上部フレー
ム60が上方に移動することで押え部材30に上向きの
力が作用しない。したがって、押え部材30で下部フレ
ーム40をマンホールの出入口周囲の路面に押しつけ保
持できる。
【0012】第2の発明は、第1の発明において前記下
部フレーム40に対して上下動自在な可動部材70と、
前記上部フレーム60と可動部材70とに亘って設けら
れ可動部材70を上下動する上下動機構を設け、前記可
動部材70に複数のシリンダ80をほぼ水平方向に取付
けたマンホールの受枠取り外し装置である。
部フレーム40に対して上下動自在な可動部材70と、
前記上部フレーム60と可動部材70とに亘って設けら
れ可動部材70を上下動する上下動機構を設け、前記可
動部材70に複数のシリンダ80をほぼ水平方向に取付
けたマンホールの受枠取り外し装置である。
【0013】第2の発明によれば、上下動機構で可動部
材70、シリンダ80を上下に移動して爪部材90の爪
92を上下に移動できるから、爪92の上下位置を調整
して爪92を受枠5と調整ブロック4との間に正しく圧
入することができる。
材70、シリンダ80を上下に移動して爪部材90の爪
92を上下に移動できるから、爪92の上下位置を調整
して爪92を受枠5と調整ブロック4との間に正しく圧
入することができる。
【0014】第3の発明は、第1又は第2の発明におい
て、爪部材90は3つ以上で、かつ上下用シリンダ50
を中心とする仮想円の周方向にほぼ等間隔な位置に設け
られているマンホールの受枠取り外し装置である。
て、爪部材90は3つ以上で、かつ上下用シリンダ50
を中心とする仮想円の周方向にほぼ等間隔な位置に設け
られているマンホールの受枠取り外し装置である。
【0015】第3の発明によれば、受枠5の周方向にほ
ぼ等間隔な位置に3つ以上の爪部材90が対向するから
受枠5を確実に引き抜いて取り外しできる。
ぼ等間隔な位置に3つ以上の爪部材90が対向するから
受枠5を確実に引き抜いて取り外しできる。
【0016】第4の発明は、第1又は第2の発明におい
て前記爪部材90は、接近方向及び離隔方向に移動する
相対向した一対の爪部材90であるマンホールの受枠取
り外し装置である。
て前記爪部材90は、接近方向及び離隔方向に移動する
相対向した一対の爪部材90であるマンホールの受枠取
り外し装置である。
【0017】第4の発明によれば、一対の爪部材90は
接近方向及び離隔方向に移動するので、矩形状の受枠5
を引き抜きするのに好適である。
接近方向及び離隔方向に移動するので、矩形状の受枠5
を引き抜きするのに好適である。
【0018】第5の発明は、第1又は第2又は第3又は
第4の発明において、走行体10と油圧源を備えた車体
にブーム13を上下揺動自在に取付け、このブーム13
にアームを上下揺動自在に連結して作業車とし、このア
ームの先端部に押え部材30を前後揺動自在に連結した
マンホールの受枠取り外し装置である。
第4の発明において、走行体10と油圧源を備えた車体
にブーム13を上下揺動自在に取付け、このブーム13
にアームを上下揺動自在に連結して作業車とし、このア
ームの先端部に押え部材30を前後揺動自在に連結した
マンホールの受枠取り外し装置である。
【0019】第5の発明によれば、ブーム13、アーム
を上下に揺動することで押え部材30、上部フレーム6
0、下部フレーム40が上下動するし、作業車を走行す
ることで押え部材30、上部フレーム60、下部フレー
ム40が移動する。これによって、受枠取り外し装置を
上下動及び移動できるから、取り外した受枠5を任意の
場所まで運搬できる。また、作業車の油圧源を利用して
上下用シリンダ50、シリンダ80を伸縮することが可
能である。
を上下に揺動することで押え部材30、上部フレーム6
0、下部フレーム40が上下動するし、作業車を走行す
ることで押え部材30、上部フレーム60、下部フレー
ム40が移動する。これによって、受枠取り外し装置を
上下動及び移動できるから、取り外した受枠5を任意の
場所まで運搬できる。また、作業車の油圧源を利用して
上下用シリンダ50、シリンダ80を伸縮することが可
能である。
【0020】また、ブーム13、アームを下方に揺動し
て押え部材30を下方に移動することで、下部フレーム
40をマンホール周囲の路面に押しつけできる。上部フ
レーム60が上方に移動することで押え部材30に上向
きの力が作用しない。したがって、上部フレーム60を
上方に移動して受枠5を引き抜いて取り外しする時に、
作業車の走行体10のブーム13、アーム側部分が浮き
上ることがない。
て押え部材30を下方に移動することで、下部フレーム
40をマンホール周囲の路面に押しつけできる。上部フ
レーム60が上方に移動することで押え部材30に上向
きの力が作用しない。したがって、上部フレーム60を
上方に移動して受枠5を引き抜いて取り外しする時に、
作業車の走行体10のブーム13、アーム側部分が浮き
上ることがない。
【0021】
【発明の実施の形態】図1に示すように、走行体10を
備えた下部車体11に上部車体12が旋回自在に取付け
られ、この上部車体12にブーム13がブームシリンダ
14で上下揺動自在に取付けてある。このブーム13に
は第1アーム15が左右揺動自在に連結され、その第1
アーム15にブラケット16が左右揺動自在に連結して
あり、そのブラケット16とブーム13に亘ってリンク
17が連結され、第1アーム15とブラケット16に亘
って揺動シリンダ18が連結してある。
備えた下部車体11に上部車体12が旋回自在に取付け
られ、この上部車体12にブーム13がブームシリンダ
14で上下揺動自在に取付けてある。このブーム13に
は第1アーム15が左右揺動自在に連結され、その第1
アーム15にブラケット16が左右揺動自在に連結して
あり、そのブラケット16とブーム13に亘ってリンク
17が連結され、第1アーム15とブラケット16に亘
って揺動シリンダ18が連結してある。
【0022】前記ブラケット16には第2アーム19が
上下揺動自在に連結され、ブラケット16と第2アーム
19に亘ってアームシリンダ20が連結してある。前記
第2アーム19にはバケットシリンダ21が連結され、
そのピストンロッド21aは第1リンク22で第2アー
ム19に連結されていると共に、バケットと連結する第
2リンク23が連結してある。
上下揺動自在に連結され、ブラケット16と第2アーム
19に亘ってアームシリンダ20が連結してある。前記
第2アーム19にはバケットシリンダ21が連結され、
そのピストンロッド21aは第1リンク22で第2アー
ム19に連結されていると共に、バケットと連結する第
2リンク23が連結してある。
【0023】前記上部車体12にはエンジン、油圧源等
の駆動装置と、運転席、操作弁を切換える操作レバー等
が設けてあり、その操作弁から各シリンダに圧油が供給
される。これによって、上下揺動自在なブーム、アーム
を備えた作業車、例えば、油圧ショベルを構成してい
る。
の駆動装置と、運転席、操作弁を切換える操作レバー等
が設けてあり、その操作弁から各シリンダに圧油が供給
される。これによって、上下揺動自在なブーム、アーム
を備えた作業車、例えば、油圧ショベルを構成してい
る。
【0024】前記第2アーム19の先端部に受枠取り外
し装置Aの押え部材30が着脱自在に取付けてある。こ
の押え部材30の下部に下部フレーム40が取付けてあ
り、その下部フレーム40に上下用シリンダ50を介し
て上部フレーム60が取付けてある。前記上部フレーム
60に複数の可動部材70が上下動自在に取付けてあ
り、この各可動部材70は下部フレーム40よりも下方
に突出し、かつ下端部にシリンダ80と爪部材90がそ
れぞれ取付けてある。
し装置Aの押え部材30が着脱自在に取付けてある。こ
の押え部材30の下部に下部フレーム40が取付けてあ
り、その下部フレーム40に上下用シリンダ50を介し
て上部フレーム60が取付けてある。前記上部フレーム
60に複数の可動部材70が上下動自在に取付けてあ
り、この各可動部材70は下部フレーム40よりも下方
に突出し、かつ下端部にシリンダ80と爪部材90がそ
れぞれ取付けてある。
【0025】次に受枠取り外し装置Aの詳細を説明す
る。前記押え部材30は図2、図3、図4に示すよう
に、3つの横材31を放射状に120度間隔で連結した
上横部材32と、各横材31にL型ブラケット33を介
してそれぞれ連結した複数の縦材34で形成してある。
前記3つの横材31の連結部分の上面に横板35を固着
し、その横板35に立上り部36が固着してある。この
立上り部36にフリー回転ジョイント37の下部材37
aがピン38で揺動自在に連結されている。フリー回転
ジョイント37の上部材37bが第2アーム19にピン
39で前後方向に揺動自在に連結される。
る。前記押え部材30は図2、図3、図4に示すよう
に、3つの横材31を放射状に120度間隔で連結した
上横部材32と、各横材31にL型ブラケット33を介
してそれぞれ連結した複数の縦材34で形成してある。
前記3つの横材31の連結部分の上面に横板35を固着
し、その横板35に立上り部36が固着してある。この
立上り部36にフリー回転ジョイント37の下部材37
aがピン38で揺動自在に連結されている。フリー回転
ジョイント37の上部材37bが第2アーム19にピン
39で前後方向に揺動自在に連結される。
【0026】前記下部フレーム40は、リング形状のフ
レーム本体41と、このフレーム本体41の上部に一対
のガイド縦板42を120度間隔で3組固着した形状で
ある。前記一対のガイド縦板42によって前記可動部材
70のガイド部43を形成している。前記フレーム本体
41の上部における一対のガイド縦板42と周方向にず
れた部分に、前記押え部材30の各縦材34が周方向に
間隔を置いてそれぞれ固着してある。
レーム本体41と、このフレーム本体41の上部に一対
のガイド縦板42を120度間隔で3組固着した形状で
ある。前記一対のガイド縦板42によって前記可動部材
70のガイド部43を形成している。前記フレーム本体
41の上部における一対のガイド縦板42と周方向にず
れた部分に、前記押え部材30の各縦材34が周方向に
間隔を置いてそれぞれ固着してある。
【0027】前記3組のガイド縦板42の連結部上面に
横板44が固着してある。前記上下用シリンダ50のシ
リンダチューブ51は前記横板44に固着され、そのピ
ストンロッド52は上方に向いている。このようである
から、前記上下用シリンダ50は前記フレーム本体41
の中央部に上向きに取付けてある。
横板44が固着してある。前記上下用シリンダ50のシ
リンダチューブ51は前記横板44に固着され、そのピ
ストンロッド52は上方に向いている。このようである
から、前記上下用シリンダ50は前記フレーム本体41
の中央部に上向きに取付けてある。
【0028】前記上部フレーム60は横向きコ字状の3
つのブラケット61を放射状に120度間隔で連結した
形状で、その3つのブラケット61の連結部に上下用シ
リンダ50のピストンロッド52が固着してある。前記
上部フレーム60の各ブラケット61にはハンドル62
を備えたナット部材63が縦向きで回転自在でかつ上下
しないようにそれぞれ支承され、この各ナット部材63
にネジ杆64がそれぞれネジ合している。この各ネジ杆
64の下部に可動部材70の上部が回転自在で上下しな
いようにそれぞれ連結してある。
つのブラケット61を放射状に120度間隔で連結した
形状で、その3つのブラケット61の連結部に上下用シ
リンダ50のピストンロッド52が固着してある。前記
上部フレーム60の各ブラケット61にはハンドル62
を備えたナット部材63が縦向きで回転自在でかつ上下
しないようにそれぞれ支承され、この各ナット部材63
にネジ杆64がそれぞれネジ合している。この各ネジ杆
64の下部に可動部材70の上部が回転自在で上下しな
いようにそれぞれ連結してある。
【0029】前記各可動部材70は図5に示すように、
前記下部フレーム40の各一対のガイド縦板42,42
(ガイド部43)に沿って上下動自在にそれぞれ支承し
てある。この各可動部材70と一対のガイド縦板42の
間に隙間があり、土砂などが落下して堆積しないように
してある。
前記下部フレーム40の各一対のガイド縦板42,42
(ガイド部43)に沿って上下動自在にそれぞれ支承し
てある。この各可動部材70と一対のガイド縦板42の
間に隙間があり、土砂などが落下して堆積しないように
してある。
【0030】ハンドル62でナット部材63を一方向に
回転するとネジ杆64とともに可動部材70が下方に移
動し、他方向に回転すると可動部材70が上方に移動す
る。これによって、各可動部材70を上部フレーム60
に対して上下動する機構を構成する。
回転するとネジ杆64とともに可動部材70が下方に移
動し、他方向に回転すると可動部材70が上方に移動す
る。これによって、各可動部材70を上部フレーム60
に対して上下動する機構を構成する。
【0031】前記各可動部材70は上部材71と下部材
72をピン73で揺動自在に連結した形状で、図6に示
すように下部材72に爪部材挿入孔74が前記ピン73
と直交し、かつフレーム本体41の中心に向う方向に形
成してあり、この爪部材挿入孔74の周縁に沿って環状
突起75がフレーム本体41の中心に向けて一体的に設
けてある。前記シリンダ80は環状部81を備え、その
環状部81を環状突起75の外周面に嵌合して取付けら
れ、3つのシリンダ80のシリンダーチューブ82は1
20度間隔で放射状に固着されている。
72をピン73で揺動自在に連結した形状で、図6に示
すように下部材72に爪部材挿入孔74が前記ピン73
と直交し、かつフレーム本体41の中心に向う方向に形
成してあり、この爪部材挿入孔74の周縁に沿って環状
突起75がフレーム本体41の中心に向けて一体的に設
けてある。前記シリンダ80は環状部81を備え、その
環状部81を環状突起75の外周面に嵌合して取付けら
れ、3つのシリンダ80のシリンダーチューブ82は1
20度間隔で放射状に固着されている。
【0032】爪部材90は爪部材挿入孔74に嵌合する
取付部91と、この取付部91に一体的に設けた爪92
を備え、その取付部91を爪部材挿入孔74に嵌合して
各爪92が120度間隔で周方向に放射状に外向きとな
るように取付けられる。この取付部91にシリンダ80
のピストンロッド83が対向し、ピストンロッド83を
伸び作動すると爪部材90が外方に向けて移動する。
取付部91と、この取付部91に一体的に設けた爪92
を備え、その取付部91を爪部材挿入孔74に嵌合して
各爪92が120度間隔で周方向に放射状に外向きとな
るように取付けられる。この取付部91にシリンダ80
のピストンロッド83が対向し、ピストンロッド83を
伸び作動すると爪部材90が外方に向けて移動する。
【0033】上下用シリンダ50のピストンロッド52
を縮み作動して上部フレーム60を下部フレーム40に
接近させると爪92がフレーム本体41の下面41aよ
りも下方に突出するようにしてある。
を縮み作動して上部フレーム60を下部フレーム40に
接近させると爪92がフレーム本体41の下面41aよ
りも下方に突出するようにしてある。
【0034】前記爪部材90は上下用シリンダ50を中
心とする仮想円の周方向にほぼ等しい間隔を置いて位置
しており、各爪92は周方向にほぼ等しい間隔で配設さ
れている。
心とする仮想円の周方向にほぼ等しい間隔を置いて位置
しており、各爪92は周方向にほぼ等しい間隔で配設さ
れている。
【0035】次に受枠の取り外し作業を説明する。ブー
ム13、第2アーム19を上下揺動、走行、上部車体1
2の旋回などをして受枠取り外し装置Aの下部フレーム
40を交換すべきマンホールの出入口の上に位置合せす
る。ブーム13、第2アーム19を下方に揺動して押え
部材30で下部フレーム40のフレーム本体41の下面
41aをマンホールの出入口の周囲路面に押しつける。
この状態では上部フレーム60と下部フレーム40が接
近して各爪92がフレーム本体41の下面41aよりも
下方に突出しているし、各シリンダ80のピストンロッ
ド83が縮み作動して各爪92が下部フレーム40の中
心側に移動してあるから、各爪92がマンホールの出入
口内に入り込む。
ム13、第2アーム19を上下揺動、走行、上部車体1
2の旋回などをして受枠取り外し装置Aの下部フレーム
40を交換すべきマンホールの出入口の上に位置合せす
る。ブーム13、第2アーム19を下方に揺動して押え
部材30で下部フレーム40のフレーム本体41の下面
41aをマンホールの出入口の周囲路面に押しつける。
この状態では上部フレーム60と下部フレーム40が接
近して各爪92がフレーム本体41の下面41aよりも
下方に突出しているし、各シリンダ80のピストンロッ
ド83が縮み作動して各爪92が下部フレーム40の中
心側に移動してあるから、各爪92がマンホールの出入
口内に入り込む。
【0036】各ハンドル62を一方向に回転して可動部
材70、シリンダ80とともに爪部材90を下方に移動
して各爪92を受枠5の下面と調整ブロック4の上面と
の間に位置合せする。各シリンダ80のピストンロッド
83を伸び作動して各爪92を図2に示すように受枠5
の下面よりも若干下方位置に圧入(喰い込み)する。
材70、シリンダ80とともに爪部材90を下方に移動
して各爪92を受枠5の下面と調整ブロック4の上面と
の間に位置合せする。各シリンダ80のピストンロッド
83を伸び作動して各爪92を図2に示すように受枠5
の下面よりも若干下方位置に圧入(喰い込み)する。
【0037】上下用シリンダ50のピストンロッド52
を伸び作動して下部フレーム40を反力受けとして上部
フレーム60を上方に移動する。これによって各爪92
が上方に移動して受枠5を舗装部6から引き抜きする。
前述のように上部フレーム60が上方に移動しても押え
部材30に上向きの力が作用しないので、第2ブーム1
9を上方に揺動する力が作用しないから、油圧ショベル
の走行体10前部が浮き上ることがない。引き抜きされ
た受枠5は3つの爪92の上に乗っている。この時、各
爪92は周方向にほぼ等しい間隔を置いて位置している
から、受枠5の下面における周方向にほぼ等しい間隔を
置いた位置に圧入されるから、その引き抜きが確実にで
きるし、引き抜いた受枠5を3つの爪92で安定して支
持できる。なお、爪部材90は4個以上としても良い。
を伸び作動して下部フレーム40を反力受けとして上部
フレーム60を上方に移動する。これによって各爪92
が上方に移動して受枠5を舗装部6から引き抜きする。
前述のように上部フレーム60が上方に移動しても押え
部材30に上向きの力が作用しないので、第2ブーム1
9を上方に揺動する力が作用しないから、油圧ショベル
の走行体10前部が浮き上ることがない。引き抜きされ
た受枠5は3つの爪92の上に乗っている。この時、各
爪92は周方向にほぼ等しい間隔を置いて位置している
から、受枠5の下面における周方向にほぼ等しい間隔を
置いた位置に圧入されるから、その引き抜きが確実にで
きるし、引き抜いた受枠5を3つの爪92で安定して支
持できる。なお、爪部材90は4個以上としても良い。
【0038】作業車を後退走行、上部車体12の旋回動
作などを行なって引き抜いた受枠5をマンホールの出入
口から離れた位置に移動し、各爪92から受枠5を外
す。
作などを行なって引き抜いた受枠5をマンホールの出入
口から離れた位置に移動し、各爪92から受枠5を外
す。
【0039】この後に上下用シリンダ50のピストンロ
ッド52を縮み作動して上部フレーム60と下部フレー
ム40を接近させると共に、各シリンダ80のピストン
ロッド83を縮み作動して各爪部材90を下部フレーム
40の中心側に移動させる。
ッド52を縮み作動して上部フレーム60と下部フレー
ム40を接近させると共に、各シリンダ80のピストン
ロッド83を縮み作動して各爪部材90を下部フレーム
40の中心側に移動させる。
【0040】前述と同様にして下部フレーム40(本体
フレーム41の下面41a)をマンホールの出入口に位
置合せして路面に接して各爪部材90をマンホールの出
入口に挿入する。
フレーム41の下面41a)をマンホールの出入口に位
置合せして路面に接して各爪部材90をマンホールの出
入口に挿入する。
【0041】各ハンドル62を一方向に回転して可動部
材70、シリンダ80とともに爪部材90を下方に移動
して各爪92を調整ブロック4の下面より若干下方に位
置合せする。各シリンダ80のピストンロッド83を伸
び作動して各爪92を調整ブロック4の下面より若干下
方に圧入する。
材70、シリンダ80とともに爪部材90を下方に移動
して各爪92を調整ブロック4の下面より若干下方に位
置合せする。各シリンダ80のピストンロッド83を伸
び作動して各爪92を調整ブロック4の下面より若干下
方に圧入する。
【0042】上下用シリンダ50のピストンロッド52
を伸び作動して下部フレーム40を反力受けとして上部
フレーム60を上方に移動する。これによって各爪92
が上方に移動して調整ブロック4を舗装部6から引き抜
きする。前述したように上部フレーム60が上方に移動
しても押え部材30に上向きの力が作用しないので、第
2ブーム19を上方に揺動する力が作用しないから、油
圧ショベルの走行体10前部が浮き上ることがない。引
き抜きされた調整ブロック4は3つの爪92の上に乗っ
ている。この後前述と同様にして引き抜きした調整ブロ
ック4をマンホールの出入口と離れた位置に置く。
を伸び作動して下部フレーム40を反力受けとして上部
フレーム60を上方に移動する。これによって各爪92
が上方に移動して調整ブロック4を舗装部6から引き抜
きする。前述したように上部フレーム60が上方に移動
しても押え部材30に上向きの力が作用しないので、第
2ブーム19を上方に揺動する力が作用しないから、油
圧ショベルの走行体10前部が浮き上ることがない。引
き抜きされた調整ブロック4は3つの爪92の上に乗っ
ている。この後前述と同様にして引き抜きした調整ブロ
ック4をマンホールの出入口と離れた位置に置く。
【0043】前述のようにして受枠5、調整ブロック4
を取り外した後に新らしい調整ブロック4、受枠5を敷
設する。
を取り外した後に新らしい調整ブロック4、受枠5を敷
設する。
【0044】前記ピン39を外すことで受枠取り外し装
置Aを第2アーム19から取り外し、第2アーム19に
バケットを連結すれば、油圧ショベルとして土砂掘削・
運搬等の作業ができる。
置Aを第2アーム19から取り外し、第2アーム19に
バケットを連結すれば、油圧ショベルとして土砂掘削・
運搬等の作業ができる。
【0045】また、爪部材90を爪部材挿入孔74から
抜き出すことで簡単に取り外しできる。新らしい爪部材
90や形状の異なる爪92を備えた爪部材90を爪部材
挿入孔74に挿入して簡単に取付けできる。これによっ
て、爪部材90を簡単に交替することができる。
抜き出すことで簡単に取り外しできる。新らしい爪部材
90や形状の異なる爪92を備えた爪部材90を爪部材
挿入孔74に挿入して簡単に取付けできる。これによっ
て、爪部材90を簡単に交替することができる。
【0046】したがって、図2に仮想線で示すように受
枠5と下水道本管7が固定ボルト8で連結してある場合
には、コンクリートを破砕し易い形状の爪92を備えた
爪部材90を取付け、この爪部材90で調整ブロック4
の固定ボルト8周囲を破砕することができる。この後に
固定ボルト8を人力等で切断し、尖端形状の爪92を備
えた爪部材90と交換して前述と同様にして受枠5を引
き抜きできる。
枠5と下水道本管7が固定ボルト8で連結してある場合
には、コンクリートを破砕し易い形状の爪92を備えた
爪部材90を取付け、この爪部材90で調整ブロック4
の固定ボルト8周囲を破砕することができる。この後に
固定ボルト8を人力等で切断し、尖端形状の爪92を備
えた爪部材90と交換して前述と同様にして受枠5を引
き抜きできる。
【0047】また、3つのシリンダ80のシリンダチュ
ーブ82が固着してあるので、3つの爪部材90の爪9
2を受枠5の下面よりも若干下方位置に圧入(食い込
み)する時の反力を3つのシリンダ80相互で支持し合
う。したがって、各可動部材70に無理な力が作用しな
い。
ーブ82が固着してあるので、3つの爪部材90の爪9
2を受枠5の下面よりも若干下方位置に圧入(食い込
み)する時の反力を3つのシリンダ80相互で支持し合
う。したがって、各可動部材70に無理な力が作用しな
い。
【0048】また、各爪部材90は単独で上下動するか
ら、受枠5が水平に対して斜めの状態の場合には、各爪
部材90の上下方向の位置を異ならせて受枠5よりも下
方位置とすることができる。これによって、受枠5が水
平に対して斜めであっても取り外しできる。
ら、受枠5が水平に対して斜めの状態の場合には、各爪
部材90の上下方向の位置を異ならせて受枠5よりも下
方位置とすることができる。これによって、受枠5が水
平に対して斜めであっても取り外しできる。
【0049】以上の実施の形態では可動部材70を複数
設けたが、1つの可動部材70とし、その可動部材70
に複数のシリンダ80を取付けても良い。
設けたが、1つの可動部材70とし、その可動部材70
に複数のシリンダ80を取付けても良い。
【0050】次に本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図7に示すように、作業車は図1に示す作業車と同
様な油圧ショベルである。受枠取り外し装置Aは、図1
に示す受枠取り外し装置と同様に押え部材30、下部フ
レーム40、上下用シリンダ50、上部フレーム60、
複数の可動部材70、シリンダ80、爪部材90で形成
してある。
る。図7に示すように、作業車は図1に示す作業車と同
様な油圧ショベルである。受枠取り外し装置Aは、図1
に示す受枠取り外し装置と同様に押え部材30、下部フ
レーム40、上下用シリンダ50、上部フレーム60、
複数の可動部材70、シリンダ80、爪部材90で形成
してある。
【0051】次に受枠取り外し装置Aの詳細を図8〜図
13に基づいて説明する。前記押え部材30は矩形中空
断面形状の上横部材32と、この上横部材32の長手方
向両端部に固着した一対の縦材34で門型形状である。
前記上横部材32の長手方向中央部に立上り部36が固
着してある。この立上り部36がフリー回転ジョイント
37で第2アーム19にピン39で図2に示す第1の実
施の形態と同様に前後方向に揺動自在に連結される。
13に基づいて説明する。前記押え部材30は矩形中空
断面形状の上横部材32と、この上横部材32の長手方
向両端部に固着した一対の縦材34で門型形状である。
前記上横部材32の長手方向中央部に立上り部36が固
着してある。この立上り部36がフリー回転ジョイント
37で第2アーム19にピン39で図2に示す第1の実
施の形態と同様に前後方向に揺動自在に連結される。
【0052】前記下部フレーム40は、フレーム材45
を矩形状に連結した矩形状のフレーム本体41と、この
フレーム本体41の相対向した一対の第1のフレーム材
45の長手方向中央部間に跨って固着したシリンダ取付
部材46を有する。前記シリンダ取付部材46は、フレ
ーム本体41の相対向した一対の第1のフレーム材45
の長手方向中間部間に跨って間隔を置いて固着した一対
の横フレーム47,47と、この一対の横フレーム47
の長手方向中間部下部に亘って固着した横板48を有す
る。
を矩形状に連結した矩形状のフレーム本体41と、この
フレーム本体41の相対向した一対の第1のフレーム材
45の長手方向中央部間に跨って固着したシリンダ取付
部材46を有する。前記シリンダ取付部材46は、フレ
ーム本体41の相対向した一対の第1のフレーム材45
の長手方向中間部間に跨って間隔を置いて固着した一対
の横フレーム47,47と、この一対の横フレーム47
の長手方向中間部下部に亘って固着した横板48を有す
る。
【0053】前記上下用シリンダ50のシリンダチュー
ブ51は前記横板48に固着され、そのピストンロッド
52は上方に向いている。このようであるから、前記上
下用シリンダ50は前記フレーム本体41の中央部に上
向きに取付けてある。
ブ51は前記横板48に固着され、そのピストンロッド
52は上方に向いている。このようであるから、前記上
下用シリンダ50は前記フレーム本体41の中央部に上
向きに取付けてある。
【0054】前記押え部材30の一対の縦材34は、前
記フレーム本体41の相対向した一対の第2のフレーム
材45の長手方向中央部上面に固着してある。これによ
って、押え部材30の上横部材32と下部フレーム40
のシリンダ取付部材46は図11に示すように90度位
相がずれ、平面から見た状態で十文字形状となる。
記フレーム本体41の相対向した一対の第2のフレーム
材45の長手方向中央部上面に固着してある。これによ
って、押え部材30の上横部材32と下部フレーム40
のシリンダ取付部材46は図11に示すように90度位
相がずれ、平面から見た状態で十文字形状となる。
【0055】前記上部フレーム60は、断面コ字状で長
尺な一対のフレーム65を短尺な一対の縦板66で間隔
を置いて連結し、その一対のフレーム65の長手方向中
央部に横板67を固着した形状である。前記横板67
に、前記上下用シリンダ50のピストンロッド52が連
結してある。
尺な一対のフレーム65を短尺な一対の縦板66で間隔
を置いて連結し、その一対のフレーム65の長手方向中
央部に横板67を固着した形状である。前記横板67
に、前記上下用シリンダ50のピストンロッド52が連
結してある。
【0056】前記一対のフレーム65の長手方向両側寄
りに図12に示すように一対のブロック68がシャフト
69で揺動自在にそれぞれ取付けてある。この各ブロッ
ク68にハンドル62を備えたナット部材63が縦向き
で回転自在でかつ上下しないようにそれぞれ支承してあ
り、このナット部材63にネジ杆64がそれぞれネジ合
している。
りに図12に示すように一対のブロック68がシャフト
69で揺動自在にそれぞれ取付けてある。この各ブロッ
ク68にハンドル62を備えたナット部材63が縦向き
で回転自在でかつ上下しないようにそれぞれ支承してあ
り、このナット部材63にネジ杆64がそれぞれネジ合
している。
【0057】前記各可動部材70は上部材71と下部材
72をピン73で揺動自在に連結した形状で、その上部
材71が前記ネジ杆64の下部に連結されると共に、一
対の横フレーム47間を挿通している。前記下部材72
は図13に示すように、一対の縦板72aと下横板72
bで上向きコ字形状で、その下横板72bと一対の縦板
72aの内面下部寄りに亘ってシリンダ取付板72cを
固着してある。一対の縦板72a間に上部材71の下部
長尺部71aが嵌まり合い、ピン73を嵌合して揺動自
在に連結される。
72をピン73で揺動自在に連結した形状で、その上部
材71が前記ネジ杆64の下部に連結されると共に、一
対の横フレーム47間を挿通している。前記下部材72
は図13に示すように、一対の縦板72aと下横板72
bで上向きコ字形状で、その下横板72bと一対の縦板
72aの内面下部寄りに亘ってシリンダ取付板72cを
固着してある。一対の縦板72a間に上部材71の下部
長尺部71aが嵌まり合い、ピン73を嵌合して揺動自
在に連結される。
【0058】板状のシリンダサポート84に一対のシリ
ンダ80のシリンダチューブ82が固定具85で平行に
固着してある。このシリンダ80のシリンダチューブ8
2が一方の下部材72のシリンダ取付板72cに固着さ
れ、ピストンロッド83が他方の下部材72のシリンダ
取付板72cに固着される。例えば、シリンダチューブ
82、ピストンロッド83に固着したボルト86をシリ
ンダ取付板72cの孔75に挿入してナット87を螺合
して固着する。
ンダ80のシリンダチューブ82が固定具85で平行に
固着してある。このシリンダ80のシリンダチューブ8
2が一方の下部材72のシリンダ取付板72cに固着さ
れ、ピストンロッド83が他方の下部材72のシリンダ
取付板72cに固着される。例えば、シリンダチューブ
82、ピストンロッド83に固着したボルト86をシリ
ンダ取付板72cの孔75に挿入してナット87を螺合
して固着する。
【0059】前記爪部材90は幅広い板状形状で、その
取付部91が下部材72の下面(縦板72aの下面、下
横板72bの下面)にボルト93で固着され、爪92は
下部材72よりも側方に突出している。
取付部91が下部材72の下面(縦板72aの下面、下
横板72bの下面)にボルト93で固着され、爪92は
下部材72よりも側方に突出している。
【0060】このようであるから、前記シリンダ80の
ピストンロッド83を伸縮作動することで、一対の可動
部材70がネジ杆64とともに上部フレーム60に対し
て揺動するから、一対の爪部材90は水平方向に移動す
る。例えば、シリンダ80のピストンロッド83が伸び
作動すると一対の可動部材70は下部が離れる方向に揺
動し、一対の爪部材90は離れる方向に移動する。シリ
ンダ80はピストンロッド83が縮み作動すると一対の
可動部材70は下部が接近する方向に揺動し、一対の爪
部材90は接近する方向に移動する。
ピストンロッド83を伸縮作動することで、一対の可動
部材70がネジ杆64とともに上部フレーム60に対し
て揺動するから、一対の爪部材90は水平方向に移動す
る。例えば、シリンダ80のピストンロッド83が伸び
作動すると一対の可動部材70は下部が離れる方向に揺
動し、一対の爪部材90は離れる方向に移動する。シリ
ンダ80はピストンロッド83が縮み作動すると一対の
可動部材70は下部が接近する方向に揺動し、一対の爪
部材90は接近する方向に移動する。
【0061】前記爪部材90が固着された下部材72は
上部材71に対して可動部材70の揺動方向と同一方向
に揺動するので、爪部材90は水平に移動する。
上部材71に対して可動部材70の揺動方向と同一方向
に揺動するので、爪部材90は水平に移動する。
【0062】図8と図10に示すように、下部フレーム
40のフレーム本体41を形成する相対向した一対の第
1のフレーム材45の対向面に補助フレーム材100が
ボルト101で着脱自在に取付けてある。この補助フレ
ーム材100の長手方向両端部は相対向した一対の第2
のフレーム材45の対向面にボルト101で着脱自在に
連結してある。
40のフレーム本体41を形成する相対向した一対の第
1のフレーム材45の対向面に補助フレーム材100が
ボルト101で着脱自在に取付けてある。この補助フレ
ーム材100の長手方向両端部は相対向した一対の第2
のフレーム材45の対向面にボルト101で着脱自在に
連結してある。
【0063】受枠の取外し作業は前述の第1の実施の形
態と同様に行われるが、この実施の形態の受枠取り外し
装置Aは矩形状の受枠5の取外しに用いる。例えば、図
8、図10に実線で示す大型の矩形状の受枠5の場合に
は補助フレーム材100を取り外し、下部フレーム40
のフレーム本体41の下面41aをマンホールの出入口
周囲の路面に接する。図8、図10に仮想線で示すよう
に小型の矩形状の受枠5の場合には補助フレーム材10
0を取付け、下部フレーム40のフレーム本体41の下
面41aを幅広くしてマンホールの出入口周囲の路面に
接し、小型の矩形状の受枠5の近くを支持する。
態と同様に行われるが、この実施の形態の受枠取り外し
装置Aは矩形状の受枠5の取外しに用いる。例えば、図
8、図10に実線で示す大型の矩形状の受枠5の場合に
は補助フレーム材100を取り外し、下部フレーム40
のフレーム本体41の下面41aをマンホールの出入口
周囲の路面に接する。図8、図10に仮想線で示すよう
に小型の矩形状の受枠5の場合には補助フレーム材10
0を取付け、下部フレーム40のフレーム本体41の下
面41aを幅広くしてマンホールの出入口周囲の路面に
接し、小型の矩形状の受枠5の近くを支持する。
【0064】つまり、マンホールの矩形状の出入口の大
きさは、長辺の寸法が大きく変化し、短辺の寸法はあま
り変化しないから、長辺方向に相対向した一対の第1の
フレーム材45の対向面に補助フレーム材100を着脱
自在に取付けて大型、小型の矩形状の受枠5に対応でき
るようにしてある。
きさは、長辺の寸法が大きく変化し、短辺の寸法はあま
り変化しないから、長辺方向に相対向した一対の第1の
フレーム材45の対向面に補助フレーム材100を着脱
自在に取付けて大型、小型の矩形状の受枠5に対応でき
るようにしてある。
【0065】矩形状の受枠5を取り外しする場合には相
対向した一対の爪部材90を受枠5の短辺の長手方向中
央部に位置させて受枠5の下面よりも若干下方位置に圧
入(喰い込み)する。引き抜きされた受枠5は幅広い一
対の爪部材90の上に乗って安定して支持される。
対向した一対の爪部材90を受枠5の短辺の長手方向中
央部に位置させて受枠5の下面よりも若干下方位置に圧
入(喰い込み)する。引き抜きされた受枠5は幅広い一
対の爪部材90の上に乗って安定して支持される。
【0066】前述の第2の実施の形態では一対の可動部
材70を揺動自在とすることで爪部材90を水平方向に
移動したが、前述の第1の実施の形態と同様に可動部材
70の下部(下部材72)に爪部材90を移動自在に支
承し、シリンダ80のピストンロッド83で移動するよ
うにしても良い。
材70を揺動自在とすることで爪部材90を水平方向に
移動したが、前述の第1の実施の形態と同様に可動部材
70の下部(下部材72)に爪部材90を移動自在に支
承し、シリンダ80のピストンロッド83で移動するよ
うにしても良い。
【0067】また、爪部材90の爪92先端部は圧入し
易いように平面略ハ字形状、凹凸を有する形状などして
も良い。
易いように平面略ハ字形状、凹凸を有する形状などして
も良い。
【0068】前述の第1・第2の実施の形態では可動部
材70を上部フレーム60に対して上下動自在とした
が、可動部材70を上部フレーム60に固定しても良
い。この場合にはマンホールの出入口周囲の路面に、木
材、コンクリートブロックなどのスペーサ部材を置き、
その上に下部フレーム40のフレーム本体41の下面4
1aを接して爪部材90の上下位置を調整すれば良い。
つまり、上部フレーム60に複数のシリンダ80を吊り
下げてほぼ水平方向に向けて取付ければ良い。
材70を上部フレーム60に対して上下動自在とした
が、可動部材70を上部フレーム60に固定しても良
い。この場合にはマンホールの出入口周囲の路面に、木
材、コンクリートブロックなどのスペーサ部材を置き、
その上に下部フレーム40のフレーム本体41の下面4
1aを接して爪部材90の上下位置を調整すれば良い。
つまり、上部フレーム60に複数のシリンダ80を吊り
下げてほぼ水平方向に向けて取付ければ良い。
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す油圧ショベル
に受枠取り外し装置を取付けた状態の側面図である。
に受枠取り外し装置を取付けた状態の側面図である。
【図2】受枠取り外し装置の側面図である。
【図3】受枠取り外し装置の平面図である。
【図4】押え部材の斜視図である。
【図5】下部フレームと上部フレームと可動部材とシリ
ンダと爪部材の部分の斜視図である。
ンダと爪部材の部分の斜視図である。
【図6】爪部材取付部の断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示す油圧ショベル
に受枠取り外し装置を取付けた状態の側面図である。
に受枠取り外し装置を取付けた状態の側面図である。
【図8】受枠取り外し装置の側面図である。
【図9】受枠取り外し装置の正面図である。
【図10】図8のB−B断面図である。
【図11】受枠取り外し装置の斜視図である。
【図12】ナット部材取付部の縦断面図である。
【図13】可動部材とシリンダと爪部材の分解斜視図で
ある。
ある。
【図14】マンホールの出入口部分の断面図である。
1…道路 2…マンホールの出入口 3…鉄蓋 4…調整ブロック 5…受枠 6…舗装部 10…走行体 11…下部車体 12…上部車体 13…ブーム 15…第1アーム 18…揺動シリンダ 19…第2アーム 20…アームシリンダ 21…バケットシリンダ 30…押え部材 40…下部フレーム 41…フレーム本体 42…ガイド縦板 50…上下用シリンダ 52…ピストンロッド 60…上部フレーム 61…ブラケット 62…ハンドル 63…ナット部材 64…ネジ杆 70…可動部材 71…上部材 72…下部材 74…爪部材挿入孔 80…シリンダ 82…シリンダチューブ 83…ピストンロッド 90…爪部材 91…取付部 92…爪 100…補助フレーム材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 珍田 彰 東京都港区赤坂二丁目3番6号 株式会社 小松製作所本社内 Fターム(参考) 2D012 DA03 2D047 BA07
Claims (5)
- 【請求項1】 押え部材(30)と、この押え部材(3
0)に取付けた下部フレーム(40)と、この下部フレ
ーム(40)に上下用シリンダ(50)で上下方向に移
動自在に連結された上部フレーム(60)と、前記上部
フレーム(60)に吊り下げて取付けられほぼ水平方向
に向う複数のシリンダ(80)と、この各シリンダ(8
0)によって移動され前記下部フレーム(40)の内周
方向に向う爪(92)を有する複数の爪部材(90)を
備えたマンホールの受枠取り外し装置。 - 【請求項2】 前記下部フレーム(40)に対して上下
動自在な可動部材(70)と、前記上部フレーム(6
0)と可動部材(70)とに亘って設けられ可動部材
(70)を上下動する上下動機構を設け、前記可動部材
(70)に複数のシリンダ(80)をほぼ水平方向に取
付けた請求項1記載のマンホールの受枠取り外し装置。 - 【請求項3】 前記爪部材(90)は3つ以上で、かつ
上下用シリンダ(50)を中心とする仮想円の周方向に
ほぼ等間隔な位置に設けられている請求項1又は2記載
のマンホールの受枠取り外し装置。 - 【請求項4】 前記爪部材(90)は、接近方向及び離
隔方向に移動する相対向した一対の爪部材(90)であ
る請求項1又は2記載のマンホールの受枠取り外し装
置。 - 【請求項5】 走行体(10)と油圧源を備えた車体に
ブーム(13)を上下揺動自在に取付け、このブーム
(13)にアームを上下揺動自在に連結して作業車と
し、このアームの先端部に押え部材(30)を前後揺動
自在に連結した請求項1又は2又は3又は4記載のマン
ホールの受枠取り外し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000064763A JP2001040686A (ja) | 1999-05-21 | 2000-03-09 | マンホールの受枠取り外し装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11-141217 | 1999-05-21 | ||
JP14121799 | 1999-05-21 | ||
JP2000064763A JP2001040686A (ja) | 1999-05-21 | 2000-03-09 | マンホールの受枠取り外し装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001040686A true JP2001040686A (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=26473504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000064763A Pending JP2001040686A (ja) | 1999-05-21 | 2000-03-09 | マンホールの受枠取り外し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001040686A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002317460A (ja) * | 2001-04-19 | 2002-10-31 | Ito Yogyo Co Ltd | マンホールの蓋受枠引抜き方法及び装置 |
JP2003020664A (ja) * | 2001-07-06 | 2003-01-24 | Ito Yogyo Co Ltd | マンホール上部の引抜き装置 |
JP2005290768A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Takamatsu Kk | 人孔蓋枠撤去方法。 |
CN108316349A (zh) * | 2018-03-23 | 2018-07-24 | 贵州中昇东浩科技有限公司 | 一种管廊现浇模具自动移动装置 |
-
2000
- 2000-03-09 JP JP2000064763A patent/JP2001040686A/ja active Pending
Cited By (4)
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---|---|---|---|---|
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CN108316349A (zh) * | 2018-03-23 | 2018-07-24 | 贵州中昇东浩科技有限公司 | 一种管廊现浇模具自动移动装置 |
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