JP2001039650A - ロープ探傷装置の保持装置 - Google Patents

ロープ探傷装置の保持装置

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JP2001039650A
JP2001039650A JP11221524A JP22152499A JP2001039650A JP 2001039650 A JP2001039650 A JP 2001039650A JP 11221524 A JP11221524 A JP 11221524A JP 22152499 A JP22152499 A JP 22152499A JP 2001039650 A JP2001039650 A JP 2001039650A
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JP
Japan
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rope
flaw detector
hook
rope flaw
holding device
Prior art date
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Pending
Application number
JP11221524A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Mitsuta
好男 光田
Yutaka Hirama
豊 平間
Tokiji Tamaru
時司 田丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者の手の疲れを軽減して、ロープ探傷装
置を落下させるなどの不安全行為の発生及び誤探傷の発
生とを阻止しえるロープ探傷装置の保持装置を提供す
る。 【解決手段】 巻上機1上方の天井などの構造物7に設
けた第1フック8と、ロープ探傷装置5に設けた第2フ
ック5Dと、一端が前記第1フック8に取り付けられ、
かつ、他端が第2フック5Dに取り付けられた吊りひも
9とを備え、この吊りひも9でロープ探傷装置5を吊る
した状態でロープ探傷装置5に設けたハンドル5Bを持
ってロープ探傷装置5の検出部5Cをロープ4の表面に
近接若しくは当接させることにより達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロープの損傷を検
出するロープ探傷装置をロープ近傍に保持するロープ探
傷装置の保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のロープ探傷装置では、たとえば、
移動するロープの所定部分内に磁束を通すとともに、ロ
ープ素線の切断等の損傷に伴ってそのロープの表面から
漏れる漏洩磁束を検出するための検出部を、ロープ探傷
装置に設けたハンドルを作業者が握って前記ロープの表
面に近接若しくは当接させるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、ロー
プ探傷装置のハンドルを作業者が握った状態で長時間、
ロープの表面に検出部を近接若しくは当接させている
と、その作業者の手が震えてくるので、ロープ探傷装置
の検出部がロープの表面から離れたりあるいは近づいた
りするため、誤探傷が発生してしまうという問題点があ
った。
【0004】さらに、ロープの表面にロープ探傷装置の
検出部を当接させた状態でそのロープを移動させると、
そのロープの移動方向にロープ探傷装置が引っ張られる
現象が発生する。その現象は、ロープの表面が油や塵埃
などで著しく汚染していると強くなる。そのために、作
業者は、ロープ探傷装置を強く握る必要があり、その作
業者の手が疲れきってしまい、最悪の場合にはロープ探
傷装置を落下させるなどの不安全行為が発生してしまう
という問題点があった。
【0005】本発明の目的は、上記の問題点を簡単な構
成によって解決しえるロープ探傷装置の保持装置を提供
するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、巻上機に巻
き掛けられたロープの表面に近接若しくは当接させてそ
のロープの損傷を検出するロープ探傷装置であって、そ
のロープ探傷装置を前記ロープの近傍に保持させるロー
プ探傷装置の保持装置において、巻上機上方の天井など
の構造体に設けた第1フックと、前記ロープ探傷装置に
設けた第2フックと、一端が前記第1フックに取り付け
られ、かつ、他端が前記第2フックに取り付けられた吊
りひもとを備え、この吊りひもで前記ロープ探傷装置を
吊るした状態で前記ロープ探傷装置に設けたハンドルを
持って前記ロープ探傷装置の検出部を前記ロープの表面
に近接若しくは当接させる構造とすることにより達成さ
れる。
【0007】かかる構成によれば、巻上機上方の天井な
どの構造物に設けられた吊りひもでロープ探傷装置が吊
り下げられて、ロープ探傷装置の全重量を作業者の手の
みで支える必要がなくなるので、その作業者の疲労を軽
減できる。
【0008】また、ロープ探傷装置の検出部を当接させ
た状態でそのロープを移動させると、ロープの移動方向
にロープ探傷装置が引っ張られる。特に、ロープの表面
が油や塵埃などで著しく汚染している場合には、ロープ
の移動方向にロープ探傷装置が強く引っ張られる。その
際、ロープ探傷装置が強く引っ張られて作業者の手から
ロープ探傷装置が万一離れたとしても、吊りひもでロー
プ探傷装置が吊り下げられた状態となるだけで、ロープ
探傷装置が落下することがなく、安全である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づき説明する。
【0010】図1において、エレベータの巻上機1は、
機械室などの床面に鋼材などからなる載置台2に固定さ
れている。巻上機1のシーブ3には、複数本のロープ4
が巻装されている。ロープ4は、その一端が乗りかご
(図示せず)に、かつ、他端がカウンターウエイト(図
示せず)に、それぞれ連結されている。ロープ探傷装置
5は、保持装置6によって載置台2に固定される。
【0011】ロープ探傷装置5は、本体ケース5Aと、
本体ケース5Aの上面に設けたハンドル5Bと、本体ケ
ース5Aの下面に設けた検出部5Cと、本体ケース5A
の側面に設けた第2フック5Dと、本体ケース5Aの下
面側に設けた豆ランプなどからなる照明灯5Eとを備え
ている。検出部5Cは、ロープ4内に磁束を通すととも
に、ロープ4を形成する素線の切断等の損傷に伴ってそ
のロープ4の表面から漏れる漏洩磁束を検出する機能を
有している。本体ケース5Aには、磁束を発生させるた
めの交流励磁コイル(図示せず)が内蔵されている。照
明灯5Eは、ロープ4の損傷を探索する表面部分を明る
くするためのものであり、本体ケース5Aに設けた入切
スイッチ(図示せず)により、随時点灯あるいは消灯さ
せる。
【0012】保持装置6は、巻上機1上方の天井などの
構造物7に設けた金属製の第1フック8と、ロープ探傷
装置5に設けた金属製の第2フック5Dと、一端が第2
フック8に取り付けられ、かつ、他端が第2フック5D
に取り付けられた綿ロープなどからなる吊りひも9とを
備えている。吊りひも9の長さは、図2に示すように、
ロープ探傷装置5がロープ4の損傷を探索する部分に接
近した状態で天井などの構造物7から吊り下げられるこ
とを可能にするように設定してある。
【0013】上記構成による保持装置6を用いたロープ
4の探傷作業は、次の手順で行えばよい。
【0014】(1)吊りひも9の一端を巻上機1上方の
天井などの構造物7に設けた第1フック8に取り付け
る。
【0015】(2)巻上機1におけるシーブ3近傍のロ
ープ4部分とロープ探傷装置5の検出部5Bが対向する
状態となるように、吊りひも9の他端をロープ探傷装置
5に設けた第2フック5Dに取り付ける。
【0016】(3)本体ケース5Aのハンドル5Bを握
って本体ケース5Aの検出部5Bを、ロープ4の表面に
近接若しくは当接させる。この際、巻上機1のシーブ3
等の周囲が暗く、ロープ4の表面がよく見えない場合に
は、照明灯5Eを点灯させるとよい。
【0017】(4)検出部5Bをロープ4の表面に近接
若しくは当接させた状態で、ロープ4を移動させること
により、そのロープの損傷を探索する。
【0018】上記構成による保持装置6によれば、ロー
プ探傷装置5が吊りひも9で吊り下げられて、ロープ探
傷装置5の全重量を支える状態となるので、本体ケース
5Aのハンドル5Bを握って本体ケース5Aの検出部5
Bを、ロープ4の表面に押し付けるようにするだけでよ
く、ロープ探傷作業者の手の疲れを軽減でき、作業性が
向上する。
【0019】また、本体ケース5Aの検出部5Bを、移
動するロープ4の表面に押し付けることにより、ロープ
探傷装置5が強く引っ張られて作業者の手から万一離れ
たとしても、吊りひも9でロープ探傷装置5が吊り下げ
られた状態となるだけで、ロープ探傷装置5が落下する
ことがなく、安全である。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、作業者
の手の疲れを軽減して、ロープ探傷装置を落下させるな
どの不安全行為の発生及び誤探傷の発生を防止しえるロ
ープ探傷装置の保持装置がえられた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、ロープ探傷装置の
保持装置を取り付けたエレベータの要部斜視図である。
【図2】図1に示したロープ探傷装置が吊るされた状態
の要部拡大側面斜視図である。
【図3】図1に示したロープ探傷装置をロープに押し付
けた状態の要部拡大上面斜視図である。
【符号の説明】
1 巻上機 2 載置台 3 シーブ 4 ロープ 5 ロープ探傷装置 5A 本体ケース 5B ハンドル 5C 検出部 5D 吊りフック 5E 照明灯 6 保持装置 7 構造物(天井) 8 第1フック 9 吊りひも
フロントページの続き (72)発明者 田丸 時司 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 Fターム(参考) 3F305 BC36

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻上機に巻き掛けられたロープの表面に
    近接若しくは当接させてそのロープの損傷を検出するロ
    ープ探傷装置であって、そのロープ探傷装置を前記ロー
    プの近傍に保持させるロープ探傷装置の保持装置におい
    て、巻上機上方の天井などの構造体に設けた第1フック
    と、前記ロープ探傷装置に設けた第2フックと、一端が
    前記第1フックに取り付けられ、かつ、他端が前記第2
    フックに取り付けられた吊りひもとを備え、この吊りひ
    もで前記ロープ探傷装置を吊るした状態で前記ロープ探
    傷装置に設けたハンドルを持って前記ロープ探傷装置の
    検出部を前記ロープの表面に近接若しくは当接させてな
    ることを特徴とするロープ探傷装置の保持装置。
  2. 【請求項2】 前記吊りひもを綿ロープとしたことを特
    徴とする請求項1記載のロープ探傷装置の保持装置。
JP11221524A 1999-08-04 1999-08-04 ロープ探傷装置の保持装置 Pending JP2001039650A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101855159B (zh) * 2007-11-13 2014-05-21 三菱电机株式会社 绳测试器装置
CN104229597A (zh) * 2014-09-19 2014-12-24 洛阳泰斯特探伤技术有限公司 缠绕式提升机在役提升钢丝绳水平出绳的无损探伤装置
CN104229598A (zh) * 2014-09-19 2014-12-24 洛阳泰斯特探伤技术有限公司 经游动天轮提升的钢丝绳的在线无损探伤装置
CN109704173A (zh) * 2019-02-25 2019-05-03 北京鼎原电梯安装有限公司 一种电梯曳引绳检修工具及其检修工艺

Cited By (5)

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CN104229597B (zh) * 2014-09-19 2016-03-23 洛阳泰斯特探伤技术有限公司 缠绕式提升机在役提升钢丝绳水平出绳的无损探伤装置
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