JP2001039588A - プリンタ装置のカード反転機構 - Google Patents

プリンタ装置のカード反転機構

Info

Publication number
JP2001039588A
JP2001039588A JP24303499A JP24303499A JP2001039588A JP 2001039588 A JP2001039588 A JP 2001039588A JP 24303499 A JP24303499 A JP 24303499A JP 24303499 A JP24303499 A JP 24303499A JP 2001039588 A JP2001039588 A JP 2001039588A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reversing
card
rotation
roller
gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24303499A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Shimizu
雅彦 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP24303499A priority Critical patent/JP2001039588A/ja
Publication of JP2001039588A publication Critical patent/JP2001039588A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)
  • Conveying Record Carriers (AREA)
  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のカード反転機構は、反転動作の初期と
終了時カードが移動してカード中央での反転ができず、
予め見込んだ移動量戻す必要がある。また、搬送動作と
反転動作にはそれぞれ別の駆動源が必要であった。 【解決手段】 ローラ間にカードを挟んで搬送する駆動
ローラと従動ローラからなる挟持ローラに動力を伝達す
る第1動力伝達手段と、前記挟持ローラを加圧接触状態
にさせる回転ベースと、前記回転ベースを前記挟持ロー
ラ接触軸を中心に回転させ、カードの裏表を反転すると
ともに前記第1動力伝達手段に動力を伝達する反転手段
と、前記反転手段の前記回転ベースへの回動伝達力を制
御する動力伝達制御調整手段と、前記反転手段の回転動
作を規制制御する反転動作制御手段と、前記反転手段に
動力を伝達する駆動源とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ICカードやプ
リペイドカード等のカード対応のプリンタにおいて、カ
ードの裏表に印画するためカードを反転するカード反転
機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は例えば、特開平10−1945
32号に示された従来のカード反転機構であり、1は印
画するためのカード、51a、51bはカード1を図示
されない印画部から搬送するため駆動ローラと従動ロー
ラからなるそれぞれ一対の搬送ローラであり、印画側に
近い方から51a、51bの順に配置されている。52
は図示していない印画部に設けられた駆動モータの伝達
手段に連結され、反転部40におけるカード1の搬送用
の動力を伝達するための伝達歯車群である。
【0003】反転部40は、不図示の駆動源(モータ)
と連結してこの反転部40を反転回転するための反転歯
車54と、反転回転のフレームベースとなる反転フレー
ム55と、この反転フレーム55を回転自在に支持する
ためにその両側面にそれぞれ設けられた反転軸56と、
これらの反転軸56を中心としてカード1を挟む方向に
設けた一対の第1と第2の挟持ローラ57、58と、こ
れら挟持ローラ57,58の軸線に対して直角方向でカ
ード1の搬送ラインに設けた搬送ガイド59と、この搬
送ガイド59の両端に夫々設けられカード1の先端を検
知する第1カード検出センサ60およびカード1の後端
を検知する第2カード検出センサ61と、第1、第2の
挟持ローラ57,58の軸に設けられた第1、第2ロー
ラ歯車62、63に夫々噛合する第1、第2伝達歯車6
4、65からなり、この第1、第2伝達歯車64、65
は反転部40の反転回転に対応して一方が伝達歯車52
aと連結することで挟持ローラ57,58を選択的に回
転できる。
【0004】次に動作について説明する。図10の
(a)は初期状態でカードの水平搬送動作状態図であ
り、(b)から(d)はカード反転動作状態図である。
片面印画済みのカード1が搬送ローラ51aと51bに
より反転部40に搬送される。この時、伝達歯車群52
の動力が第1伝達歯車64を介して第1ローラ歯車62
に伝達されることで挟持ローラ57が時計方向に回転す
る。これによりカード1は搬送ガイド59に沿って図の
左方向に搬送し、第2カード検出センサ61でカード1
を検出すると搬送を停止する。次に伝達歯車群を逆回転
して、カード1を図右方向に規定量移動後に停止する。
これは反転動作の際、第1伝達歯車64と伝達歯車群5
2の終端歯車52aの噛合いが離れる時、第1伝達歯車
64が反時計方向に回転することで第1ローラ歯車62
がカード1を図左方向に移動するのを見込んだ動作であ
り、カード1の中央を反転中心とすることで最小半径で
回転させるためである。
【0005】次に反転部40の反転動作は、図示されな
い駆動源により反転歯車54が回転することで、反転軸
56を中心にして反転フレーム55が時計方向(図10
b)に回転を開始する。この時、第1伝達歯車64は伝
達歯車群52の終端歯車52aが停止していることから
噛合いが外れるまで回転することにより、カード1は第
2検出センサ61方向に移動され、第1カード検出セン
サ60と第2カード検出センサ61との範囲内に収ま
る。反転部40が180度近く反転(図10c)する
と、第2伝達歯車65は伝達歯車群52の終端歯車52
aと回転しながら噛合うことで、カード1は第1検出セ
ンサ60方向に移動されながら反転動作を終了(図10
d)する。反転動作終了後は裏面印画を行うため、図示
されない動力源からの回転動力が伝達歯車52と第2伝
達歯車65を介して第2ローラ歯車63へ伝達され、第
2挟持ローラ58を反時計方向に回転することでカード
1を印画部方向へ搬送される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のカード反転機構
は、反転動作の際に動力伝達歯車群の最終歯車に対して
挟持ローラ回転用の伝達歯車が回転することで反転動作
の初期と終了位置でカードが搬送される現象が発生して
カード中央での反転ができなくなり、この対策としてカ
ードを反転部に搬送後に予め見込ん移動量戻す動作をし
なければならないという問題点があった。また、挟持ロ
ーラ回転用と反転フレーム回転用の駆動源(モータ)が別
れており、それぞれに駆動源が必要となる等の問題があ
った。
【0007】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、反転動作中のカード位置を変え
ないとともに、カードの搬送と反転動作を1つの駆動源
で行える様にしたことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るプリンタ装置のカード反転機構は、駆動ローラと従動
ローラからなる一対の挟持ローラ間にカードを挟んで搬
送するカード搬送手段と、このカード搬送手段により搬
送されたカードの裏表を反転するカード反転手段を有す
るカード反転装置において、平行で回転自在な前記一対
の挟持ローラを加圧接触状態に構成させる回転ベース
と、前記挟持ローラに動力を伝達するための第1動力伝
達手段と、前記回転ベースを前記一対の挟持ローラ接触
軸を中心に回転させるとともに前記第1動力伝達手段に
動力を伝達する反転手段と、前記反転手段の前記回転ベ
ースへの回動伝達力を調整する動力伝達調整手段と、前
記反転手段の回転動作を規制制御する反転動作制御手段
と、前記反転手段に動力を伝達する駆動源とを有するも
のである。
【0009】この発明の請求項2に係るプリンタ装置の
カード反転機構は、前記反転手段が前記回転ベースの中
心に設けられ、駆動源であるモータから連結歯車を介し
て回転する反転歯車からなり、前記第1動力伝達手段は
前記挟持ローラの駆動ローラ側回転軸に取り付けられ、
前記反転歯車に噛合うローラ軸歯車からなり、前記反転
動作制御手段が無規制時には前記ローラ軸歯車は前記反
転歯車の回転に伴って前記反転歯車の回転軸を中心に回
転移動する構成にされたものである。
【0010】この発明の請求項3に係るプリンタ装置の
カード反転機構は、駆動ローラと従動ローラからなる一
対の挟持ローラ間にカードを挟んで搬送するカード搬送
手段と、このカード搬送手段に挟持されたカードの裏表
を反転するカード反転手段を有するカード反転装置にお
いて、前記一対の挟持ローラを加圧接触状態に構成させ
る回転ベースと、前記駆動ローラの回転軸と回転軸が同
軸にされ、前記回転ベースを前記駆動ローラの回転軸を
中心に回転させる反転手段と、前記反転手段の回転ベー
スへの回動伝達力を制御する動力伝達制御手段と、前記
反転手段の回転動作を規制制御する反転動作制御手段
と、前記反転手段に動力を伝達する動力源とを有するも
のである。
【0011】この発明の請求項4に係るプリンタ装置の
カード反転機構は、前記動力伝達制御手段が前記反転手
段の回転力を前記回転ベースに伝達するトルクリミッタ
で構成されたものである。
【0012】この発明の請求項5に係るプリンタ装置の
カード反転機構は、前記トルクリミッタが前記反転手段
の回転中心軸と同軸に取り付けられたものである。
【0013】この発明の請求項6に係るプリンタ装置の
カード反転機構は、前記反転動作制御手段が前記回転ベ
ースの回転動作を規制するラッチ機構と該ラッチ機構の
規制を制御する電磁ソレノイドとで構成されたものであ
る。
【0014】この発明の請求項7に係るプリンタ装置の
カード反転機構は、前記反転動作のため駆動源はモータ
が用いられ、前記電磁ソレノイドによる前記ラッチ機構
の制御は、前記モータが反転動作のため駆動する前に前
記ラッチ機構の規制解除動作を行なう構成にされたもの
である。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図1から図5に基づいて説明する。図1
はこの発明のプリンタ装置におけるカード反転機構の実
施の形態1による構成を示す側面図、図2はその平面
図、図3は同じくその側面断面図、図4は反転動作を示
す動作図、図5は反転位置の検出方法を示した反転検出
図である。
【0016】図1において、30は印画部、40は反転
部であり、まず印画部30の構成について述べる。図1
において、1は印画がされるカード、2はインクリボン
6aを加熱してカード1に熱転写するライン状の発熱素
子を有するサーマルヘッド、3はサーマルヘッド2をイ
ンクリボン6aを介してカード1に圧接しながら搬送す
るためのプラテンローラ、4、5はカードを搬送する一
対の第1搬送駆動ローラと第1搬送従動ローラ、6、7
はインクシート6aの供給と巻取りを行うための供給側
インクシートロールと巻取側インクシートロール、8、
9はサーマルヘッド2に対して下流側に設けられ、カー
ド1を反転位置方向へ搬送する一対の第2搬送駆動ロー
ラと第2搬送従動ローラである。
【0017】次に反転部40の構成について述べる。1
0、11は一対のローラからなりカード1の搬送と挟持
を行うための駆動用の挟持駆動ローラと従動用の挟持従
動ローラであり、この挟持従動ローラ11は図示されな
いバネにより挟持駆動ローラ10に圧接されている。1
2は挟持ローラ10、11の回転駆動と反転動作を行う
ための駆動源であるモータ軸(図示なし)に取り付けら
れたモータ歯車、14は反転動作を行う反転手段として
の反転歯車である。該反転歯車14の回転軸はカード1
の厚み方向中央で、かつ長さ方向(搬送方向)中央に位
置する反転軸14aと同軸となっている。この反転軸1
4aは図示されない本体フレームに接続保持されてい
る。
【0018】13はモータ歯車12と反転歯車14を連
結するための連結歯車、17は挟持駆動ローラ10の回
転軸に取り付けられ、反転歯車14と噛合う第1動力伝
達手段としての挟持ローラ歯車である。また、反転歯車
14は歯幅方向のカード1に近い方に挟持ローラ歯車1
7が噛合い、斜め反対側に連結歯車13が連結されてい
る構成である。
【0019】18は駆動用の挟持駆動ローラ10と従動
用の挟持従動ローラ11を連結支持するための回転ベー
スであり、反転歯車14と同軸を回転中心として回転自
在に構成されている。18aは挟持駆動ローラ10と挟
持従動ローラ11の回転軸端部に回転自在に設けられた
位置決め部材である。19は挟持駆動ローラ10と挟持
従動ローラ11の回転軸を結ぶ軸と直角方向に取り付け
られ、カード1をガイドする為の上下に分離されたカー
ドガイドであり、上側の上部カードガイド19aと下側
の下部カードガイド19bから構成される。この上下の
カードガイド19a、19bは回転ベース18に固定さ
れており、回転ベース18の回転動作に伴って回転移動
する。
【0020】20は電磁ソレノイドであり、ON動作で
引込み、OFF動作でバネ21の力による押出し(復
帰)動作を行う。22は回転軸22aとラッチ溝22b
を有したラッチ板であり、この回転軸22aのラッチ溝
22bを介した反対側先端部に前記の電磁ソレノイド2
0が接続されている。また、前記電磁ソレノイド20の
ON/OFF動作に伴い回転軸22aを支点にしての上
下回動することにより、ラッチ溝22bに前記位置決め
部材18aの係合と解除動作を行う。前記電磁ソレノイ
ド20と前記ラッチ板22と前記位置決め部材18aと
で反転動作制御手段を形成する。
【0021】23は反転歯車14と回転ベース18の間
に組込まれ、あるトルク以上になると滑る機能を有した
動力伝達調整手段としてのトルクリミッタであり、反転
歯車14の回転力はトルクリミッタ23を介して回転ベ
ース18に伝達することで回転ベース18の反転軸14
aを中心にした回転(反転)動作を制御している。24
は反転部40を保持するために挟持駆動ローラ軸10a
の軸方向両端部に設けられたフレーム、25は反転位置
を検出するために回転軸対称に取り付けられたの2個の
検出センサ、26は反転(太陽)歯車14と反対方向の
反転軸14aに取り付けられ、円盤状の周縁一ケ所に切
欠きを設けた検出板であり、2個の検出センサ25の光
軸を遮断と透過できるようになっている。
【0022】次に動作について図1から図5で説明す
る。図1は印画部30でのカード1への印画記録状態と
反転部40の初期状態を示す図である。まず印画部30
では、第1搬送駆動ローラ4と第1搬送従動ローラ5間
に挿入されたカード1は第1搬送駆動ローラ4の回転駆
動によってプラテンローラ3方向へ搬送される。カード
1がプラテンローラ3の所定位置に到達(図示しないセ
ンサで検知)すると搬送を停止し、サーマルヘッド2が
下降してインクリボン6aを介してカード1へ接圧す
る。この状態から再び第1搬送駆動ローラ4および第2
搬送駆動ローラ8を回転駆動すると共に、サーマルヘッ
ド2の発熱動作によりインクリボン6a上のインクをカ
ード1へ転写することで印画記録が行われる。片面への
印画が終了するとサーマルヘッド2は上昇してカード1
からインクリボン6aと共に離れ、カード1は第2搬送
駆動ローラ8の回転駆動により反転部40方向へ送り出
される。
【0023】この時、反転部40は初期状態である。こ
の初期状態において挟持駆動ローラ10、挟持従動ロー
ラ11は上部に挟持駆動ローラ10が、下部に挟持従動
ローラ11となる垂直配置で、上部と下部のカードガイ
ド19a、19bがカード1の搬送方向と水平に保たれ
ている。また、電磁ソレノイド20はOFF状態でバネ
21の力によりラッチ板22を上部へ押し上げ、挟持従
動ローラ11側の位置決め部材18aはラッチ板22の
ラッチ溝22bに入り込むことで反転軸14aを中心と
した回転を阻止している。この時、図5(a)に示す反
転軸14aを回転軸として取り付けられた検出板26と
2個の反転位置検出用の検知センサ25a、25bは、
検知センサ25aが透過(ON)、25bが(OFF)
の状態であり、これが初期状態の検知位置となる。
【0024】片面印画済みのカード1が反転部40に搬
送されると、図示されないモータの回転駆動によりモー
タ歯車12が図1の反時計方向に回転することで、この
回転力の伝達は連結歯車13を介して反転歯車14を反
時計方向に回転する。反転歯車14の回転力は挟持ロー
ラ歯車17に伝達され、挟持駆動ローラ10が時計方向
に回転することで、カード1搬送が可能となる。この
時、反転歯車14の回転力はトルクリミッタ23にも伝
達され、それに接続されている回転ベース18を回転し
ようとする。しかしながら挟持従動ローラ11側の位置
決め部材18aがラッチ板22のラッチ溝22bに入り
込んでいることにより、回転ベース18の回転は阻止さ
れている。
【0025】次に図4にて反転部40の反転動作を説明
する。印画部30から搬送されたカード1は挟持駆動ロ
ーラ10と挟持従動ローラ11に挟まれながら上部と下
部のカードガイド19a、19b間を搬送され、図示さ
れない位置センサによりカード1位置が検知されるとモ
ータを止め、カード1の搬送が停止する(図4a)。
【0026】次に電磁ソレノイド20をONすることで
ラッチ板22が回転軸22aを中心に下方回転すること
で挟持従動ローラ11側の位置決め部材18aがラッチ
板22のラッチ溝22bから外れる。次にモータを回転
してモータ歯車12を反時計方向に回転することで反転
歯車14が反時計方向に回転する。この回転力は、トル
クリミッタ23に伝達されて回転ベース18を反時計方
向への回転力を与え、また同時に反転歯車14の回転に
伴い挟持ローラ歯車17を時計方向に回転しようとす
る。
【0027】しかしながらトルクリミッタ23の回転力
により回転ベース18が回転することで、反転歯車14
と挟持ローラ歯車17が噛合った位置関係のままに反転
歯車14の回転に伴って前記反転歯車の回転軸を中心に
前記ローラ軸歯車が回転移動するため、反転歯車14の
回転力は挟持ローラ歯車17には伝達されない。従っ
て、挟持駆動ローラ10はカード1搬送の為の回転は行
わず、カード1を挟持駆動ローラ10と挟持従動ローラ
11に挟んだ状態で反転動作を行う(図4b)。
【0028】初期位置から180度回転し、検出板26
が図5(b)の位置に来たとき反転動作を停止する。ま
た、電磁ソレノイド20を反転動作開始から一定時間後
にOFFすることでバネ21の反力によりラッチ板22
が上方に押し上げられ、位置決め部材18aが最下点に
来たところでラッチ板22のラッチ溝22bに入り込み
固定される。この状態から再度モータを回転してモータ
歯車12を反時計方向に回転すると、反転歯車14から
挟持ローラ歯車17に回転力が伝達され、挟持駆動ロー
ラ10が時計方向に回転することでカード1を印画部方
向へ戻し搬送する。そして次工程からは、この挟持駆動
ローラ10が下部位置にある反転後の位置を初期状態と
することで新たに初期位置に戻す工程は不要となる。
【0029】次に前記の様に裏面への印画を終了する
と、再びカード1は反転部に送り込まれるが、カード1
は両面印画済みの為、モータ駆動によりモータ歯車12
を時計回転して、前記と同様に挟持駆動ローラ10を反
時計方向に回転することでカード1を図4(c)の左方
向に送り出して排紙させる。
【0030】以上のようにこの発明の実施の形態1によ
れば、一つのモータ動力でカード1の往復搬送と反転動
作を行えることができコスト削減が見込める。また、反
転動作はモータから連結歯車を介して回転する反転歯車
と、この反転歯車14に挟持駆動ローラ10の回転軸に
取り付けられた挟持ローラ軸歯車17が噛合った状態で
反転歯車14の回転と共に挟持ローラ軸歯車17が回転
移動する簡単な構成で行なえると共に、反転中のローラ
自身の回転が行われないことで反転中のカード搬送がな
くなり、カードの位置制度を高めることが出来る。
【0031】反転歯車14を介して、挟持駆動ローラ1
0の回転動作と回転ベース18の反転動作の2系統に分
岐する構成にし、且つ、反転歯車14の回転中心を回転
ベース18の回転中心と同軸としたことにより、カード
1の反転半径を最小にすることで、コスト及び部品点数
の削減が可能となり、装置の小型化が図れる。
【0032】反転歯車14の回転力がトルクリミッタ2
3を介して回転ベース18に伝達する構成にし、さらに
トルクリミッタ23を反転歯車14の回転中心軸と同軸
に取り付けることで反転歯車14からの回転力を他の伝
達手段を介さずに直接トルクリミッタ23に伝達するこ
とで、簡単な構成で動力伝達調整が容易に行なえ、部品
の削減ができる。
【0033】回転ベース18の反転動作を固定解除する
方法は電磁ソレノイド20のON、OFF動作に伴い、
ラッチ板22の固定解除動作により回転ベース18の回
転動作を制御するように構成により、固定解除動作が簡
単な構成で容易に行なえることができ、電磁ソレノイド
20によるラッチ板22の固定解除動作はモータ駆動前
に行なうことでモータの回転と同時に反転動作が行な
え、モータ回転ロックを防ぐことが出来る。また、ラッ
チ機構で固定する部材を一対の挟持ローラ回転軸とした
ことにより新規部品を必要とせずに回転ベース18の固
定ができ、部品削減となる。
【0034】実施の形態2.以下、この発明の実施の形
態2を図6から図9に基づいて説明する。図6はこの発
明のプリンタ装置におけるカード反転機構の実施の形態
2の構成を示す側面図、図7はカード反転部の平面図、
図8はカード反転部の左側面図、図9は反転動作を示す
動作図である。反転位置の検出方法は図5に示す実施の
形態1と同様である。
【0035】図6において、30は印画部、40は反転
部である。まず印画部30の構成について述べる。1は
印画されるカード、2はインクリボン6aを加熱してカ
ード1に熱転写するライン状の発熱素子を有するサーマ
ルヘッド、3はサーマルヘッド2をインクリボン6aを
介してカード1に圧接しながら搬送するためのプラテン
ローラ、4、5はカードを搬送する一対の第1搬送駆動
ローラと第1搬送従動ローラ、6、7はインクシート6
aの供給と巻取りを行うための供給側インクシートロー
ルと巻取側インクシートロール、8、9はサーマルヘッ
ド2に対して下流側に設けられ、カード1を反転部40
方向へ搬送する一対の第2搬送駆動ローラと第2搬送従
動ローラである。27は第2搬送従動ローラ9の回転軸
両端に取り付けられ、可動軸27aを回転支点として第
2搬送従動ローラ9を上下方向に回動するようにしたロ
ーラ可動アームである。
【0036】次に反転部40の構成について述べる。1
0、11は一対のローラからなりカード1の搬送と挟持
を行うための駆動用の挟持駆動ローラと従動用の挟持従
動ローラであり、この挟持従動ローラ11は図示されな
いバネにより挟持駆動ローラ10に圧接されている。1
2は挟持ローラ10、11の回転駆動と反転動作を行う
ための駆動源である図示されないモータ軸に取り付けら
れたモータ歯車、14はモータ歯車12と噛合し、挟持
駆動ローラ10のローラ軸10aに固定された反転歯車
である。
【0037】23は同じく挟持駆動ローラ10の回転軸
10aに取り付けられ、あるトルク以上になると滑る機
能を有しているトルクリミッタ、18は概略くの字形を
なし、その屈曲部が挟持駆動ローラ10のローラ軸10
aに回動自在に取り付けられ、かつローラ軸10aの軸
両端部に設けられた一対ボードからなる回転ベースで、
それぞれのボードは一方の先端には挟持従動ローラ11
を連結支持すると共に反転位置決めピン18aが取り付
けられ、他方の先端には反転位置決めピン18bが取り
付けられている。この回転ベース18はトルクリミッタ
23に連結しており、挟持駆動ローラ10の回転力はト
ルクリミッタ23を介して回転ベース18に伝達するこ
とで回転ベース18の回転(反転)動作を制御してい
る。
【0038】20は電磁ソレノイドであり、ON動作で
引込み、OFF動作でバネ21の力による押出し(復
帰)動作を行う。22はL字形をしたラッチ板で、折り
曲げ部に回転軸22aを、底辺先端部近傍にラッチ溝2
2bを有し、縦辺の先端部に前記電磁ソレノイド20が
接続されている。また、前記電磁ソレノイド20のON
/OFF動作に伴い回転軸22aを支点にして上下回動
することにより、ラッチ溝22bに前記反転位置決めピ
ン18a、18bの係合と解除動作を行う。
【0039】24は反転部40を保持するために挟持駆
動ローラ10のローラ軸10a方向の両端部に設けられ
たフレーム、25a、25bは反転位置を検出するため
に回転軸を中心に円弧状に取り付けられたの2個の検出
センサ、26は一方の回転ベース18と回転同軸に取り
付けられ、円盤状の一部に切欠きを設けた検出板であ
り、2個の検出センサ25a、25bの光軸を遮断と透
過できるようになっている。なお、この検出センサ25
a、25bと、検出板26の構成は図5に示す実施の形
態1と同様である。
【0040】次に動作について図6から図9および図5
により説明する。図6は印画部30でのカード1への印
画記録状態と反転部40の初期状態を示す図である。ま
ず印画部30では、第1搬送駆動ローラ4と第1搬送従
動ローラ5間に挿入されたカード1は第1搬送駆動ロー
ラ4の回転駆動によってプラテンローラ3方向へ搬送さ
れる。カード1がプラテンローラ3の所定位置に到達
(図示しないセンサで検知)すると搬送を停止し、サー
マルヘッド2が下降してインクリボン6aを介してカー
ド1へ接圧する。この状態から再び第1搬送駆動ローラ
4および第2搬送駆動ローラ8を回転駆動すると共に、
サーマルヘッド2の発熱動作によりインクリボン6a上
のインクをカード1へ転写することで印画記録が行われ
る。片面への印画が終了するとサーマルヘッド2は上昇
してカード1からインクリボン6aと共に離れ、カード
1は第2搬送駆動ローラ8の回転駆動により反転部40
方向へ送り出される。
【0041】この時、反転部40は初期状態である。こ
の初期状態は挟持駆動ローラ10の上部に挟持従動ロー
ラ11が垂直に配置されている。また、電磁ソレノイド
20はOFF状態でバネ21の力によりラッチ板22の
先端を、ラッチ板22が回転軸22aを中心に図示時計
方向(下方)に回転することでラッチ板22を下部へ押
し下げ、挟持従動ローラ11側の反転位置決めピン18
aはラッチ板22のラッチ溝22bに入り込み回転ベー
ス18のローラ軸10aを中心とした回転を阻止してい
る。この時、図5(a)に示す回転ベース18に取り付け
られた検出板26と2個の反転位置検出用の検知センサ
25a、25bは、検知センサ25aが透過(ON)、
25bが(OFF)の状態であり、これが初期状態の検
知位置となる。
【0042】片面印画済みのカード1が反転部40に搬
送されると、図示されないモータの回転駆動によりモー
タ歯車12が図6の時計方向に回転することで、この回
転力の伝達は反転歯車14を反時計方向に回転する。反
転歯車14の回転力により挟持駆動ローラ10が反時計
方向に回転することで、カード1搬送が可能となる。こ
の時、挟持駆動ローラ10の回転力はトルクリミッタ2
3にも伝達され、それに接続されている回転ベース18
を回転しようとする。しかしながら挟持従動ローラ11
側の反転位置決めピン18aがラッチ板22のラッチ溝
22bに入り込んでいることにより、回転ベース18の
回転は阻止されている。
【0043】次に図9にて反転部40の反転動作を説明
する。印画部30から搬送されたカード1は挟持駆動ロ
ーラ10と挟持従動ローラ11に挟まれながら搬送さ
れ、図示されない位置センサによりカード1位置が検知
されるとモータを止め、カード1の搬送が停止する(図
9a)。次に電磁ソレノイド20をONすることでラッ
チ板22の先端を引き込み、ラッチ板22が回転軸22
aを中心に図示反時計方向(上方)に回転することで挟
持従動ローラ11側の反転位置決めピン18aがラッチ
板22のラッチ溝22bから外れる。
【0044】次にモータを回転してモータ歯車12を時
計方向に回転することで反転歯車14が反時計方向に回
転する。この回転力は、トルクリミッタ23に伝達する
ことで回転ベース18に反時計方向へ回転力を与えると
共に、他方、挟持駆動ローラ10を反時計方向に回転す
る。この時、挟持駆動ローラ10と回転ベース18の回
転量(角速度)は同一となることから挟持駆動ローラ1
0の回転に沿ってその円周上を挟持従動ローラ11が回
動動作する。従って、挟持駆動ローラ10はカード1搬
送の為の回転は行わず、カード1を挟持駆動ローラ10
と挟持従動ローラ11に挟んだ状態で反転動作を行う
(図9b、c、d)。
【0045】初期位置から180度以上回転し(図9
d)、検出板26が図5(b)の位置にとき反転動作を
停止する。また、電磁ソレノイド20を反転動作開始か
ら一定時間後にOFFすることでバネ21の反力により
ラッチ板22が下方に押し下げられ、反転位置決めピン
18bが最上点に来たところでラッチ板22のラッチ溝
22bに入り込み固定される。この状態から更にモータ
を回転してモータ歯車12を時計方向に回転すると、挟
持駆動ローラ10が反時計方向に回転することでカード
1を裏表反転状態で印画部方向へ戻し搬送する。カード
1は第2搬送駆動ローラ8とローラ可動アーム27の可
動軸27aを支点にして上下可動する第2搬送従動ロー
ラ9間に挟まれながら搬送される。
【0046】次にカード1が一対の挟持ローラ10、1
1から離れたことを図示されないセンサにて検知する
と、上記と同様に電磁ソレノイド20を一定時間ONす
ると反転位置決めピン18bがラッチ溝22bから外
れ、挟持駆動ローラ10と回転ベース18が反時計方向
に回転後に再度ピン18aがラッチ溝22bに入り込み
固定される。この状態でモータを停止して初期状態に戻
る。
【0047】次に前記の様に裏面への印画を終了する
と、再びカード1は反転部40に送り込まれるが、カー
ド1は両面印画済みの為、モータ駆動によりモータ歯車
12を時計回転して、前記と同様に挟持駆動ローラ10
を反時計方向に回転することでカード1を図9(a)の
左方向に送り出して排紙させる。以上の様に反転部40
の駆動モータは常に時計方向に回転した状態でカード1
の搬送と反転動作が可能である。
【0048】以上のようにこの発明の実施の形態2によ
れば、、挟持ローラの駆動側回転軸10aに取り付けら
れた動力伝達手段と回転ベース18を直接接続する構成
としたことで、簡単な構成で反転動作が行なえると共
に、反転中のカード1に対するローラ自身の回転が行わ
れないことで反転中のカード搬送がなくなり、カードの
位置制度を高めることが出来る。
【0049】また、回転ベース18の反転動作を固定解
除する方法は電磁ソレノイド20のON、OFF動作に
伴い、ラッチ板22の固定解除動作により回転ベース1
8の回転動作を制御するように構成したことにより、固
定解除動作が簡単な構成で容易に行なえると共にモータ
制御を容易にすることができる。
【0050】また、反転歯車14の回転力がトルクリミ
ッタを介して回転ベースに伝達するように構成したこと
により、簡単な構成で動力伝達調整が容易に行なえる。
【0051】また、回転ベース18の反転に伴う従動側
挟持ローラ11の停止位置を駆動側挟持ローラ10の最
下点よりカード戻し方向側とすると共に、受け側のカー
ド搬送手段の従動ローラ9は上下動を可能とした構成に
より、カード1の戻し動作を容易にすることができる。
【0052】
【発明の効果】この発明によれば、一対の挟持ローラを
加圧接触状態に構成させる回転ベースと、前記挟持ロー
ラに動力を伝達するための第1動力伝達手段と、前記回
転ベースを前記一対の挟持ローラ接触軸を中心に回転さ
せるとともに前記第1動力伝達手段に動力を伝達する反
転手段と、前記反転手段の前記回転ベースへの回動伝達
力を調整する動力伝達調整手段と、前記反転手段の回転
動作を規制制御する反転動作制御手段と、前記反転手段
に動力を伝達する駆動源とを有した構成にすることで一
つの駆動源の動力でカードの往復搬送と反転動作を行え
ることができコスト削減削減が見込める。
【0053】この発明によれば、反転手段は前記回転ベ
ースの中心に設けられ、駆動源であるモータから動力に
より回転する反転歯車からなり、前記第1動力伝達手段
は前記挟持ローラの駆動ローラ側回転軸に取り付けら
れ、前記反転歯車に噛合うローラ軸歯車からなり、前記
反転動作制御手段が無規制時には前記ローラ軸歯車は前
記反転歯車の回転に伴って前記反転歯車の回転軸を中心
に回転移動する構成にされたことで、簡単な構成で反転
動作が行なえると共に、反転中のローラ自身の回転が行
われないことで反転中のカード搬送がなくなり、カード
の位置制度を高めることが出来る。
【0054】この発明によれば、前記一対の挟持ローラ
を加圧接触状態に構成させる回転ベースと、前記駆動ロ
ーラの回転軸と回転軸が同軸にされ、前記回転ベースを
前記駆動ローラの回転軸を中心に回転させる反転手段
と、前記反転手段の回転ベースへの回動伝達力を制御す
る動力伝達制御手段と、前記反転手段の回転動作を規制
制御する反転動作制御手段と、前記反転手段に動力を伝
達する動力源とを有する構成にすることで、一つの動力
源動力でカードの往復搬送と反転動作を行えることがで
きコスト削減が見込める。
【0055】この発明によれば、反転手段の回転力がト
ルクリミッタを介して回転ベースに伝達するように構成
したことにより、簡単な構成で動力伝達調整が容易に行
なえる。
【0056】この発明によれば、前記トルクリミッタは
前記反転手段の回転中心軸と同軸に取り付けられること
で反転手段の回転力を他の伝達手段を介さずに直接トル
クリミッタに伝達することで部品の削減ができる。
【0057】この発明によれば、ラッチ機構で固定する
部材を一対の挟持ローラ回転軸としたことにより新規部
品を必要とせずに回転ベース18の固定ができ、部品削
減となる。
【0058】この発明によれば、前記反転動作制御手段
は前記回転ベースの回転動作を規制するラッチ機構と該
ラッチ機構の規制を制御する電磁ソレノイドとで構成
し、回転ベースの反転動作を固定解除する方法は電磁ソ
レノイドのON、OFF動作に伴い、ラッチ板の固定解
除動作により回転ベースの回転動作を制御するにより、
固定解除動作が簡単な構成で容易に行なえることができ
る。
【0059】この発明によれば、反転動作のため駆動源
はモータが用いられ、前記電磁ソレノイドによる前記ラ
ッチ機構の制御は、前記モータが反転動作のため駆動す
る前に前記ラッチ機構の規制解除動作を行なう構成にす
ることでモータの回転と同時に反転動作が行なえ、モー
タ回転ロックを防ぐことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のプリンタ装置におけるカード反転
機構の実施の形態1の構成を示す側面図。
【図2】 図1における反転部の平面図。
【図3】 図1における反転部の側面断面図。
【図4】 実施の形態1の反転動作を示す動作説明図。
【図5】 実施の形態1の反転位置の検出方法を示した
反転検出図。
【図6】 この発明のプリンタ装置におけるカード反転
機構の実施の形態2の構成を示す側面図。
【図7】 実施の形態2におけるカード反転部の平面
図。
【図8】 実施の形態2におけるカード反転部の左側面
図。
【図9】 実施の形態2における反転動作を示す動作説
明図。
【図10】 従来のカード反転機構の動作図。
【符号の説明】
1:カード、 2:サーマルヘッド、 3:プラテンロ
ーラ、 4:第1搬送駆動ローラ、 5:第1搬送従動
ローラ、 6:供給側インクシートロール、7:巻取側
インクシートロール、 8:第2搬送駆動ローラ、
9:第2搬送従動ローラ、 10:挟持駆動ローラ、
11:挟持従動ローラ、 12:モータ歯車、13:連
結歯車、 14:反転歯車、 14a:反転軸、 1
7:挟持ローラ歯車、 18:回転ベース、 18a:
位置決め部材、 18b:位置決め部材、 19a:上
部カードガイドa、 19b:下部カードガイドb、
20:電磁ソレノイド、 21:バネ、22:ラッチ
板、 22a:回転軸、 22b:ラッチ溝、 23:
トルクリミッタ、24:フレーム、 25:検知セン
サ、 26:検出板、 27:ローラ可動アーム、3
0:印画部、 40:反転部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動ローラと従動ローラからなる一対の
    挟持ローラ間にカードを挟んで搬送するカード搬送手段
    と、このカード搬送手段に挟持されたカードの裏表を反
    転するカード反転手段を有するカード反転装置におい
    て、 前記一対の挟持ローラを加圧接触状態に構成させる回転
    ベースと、前記挟持ローラに動力を伝達するための第1
    動力伝達手段と、前記回転ベースを前記一対の挟持ロー
    ラ接触軸を中心に回転させるとともに前記第1動力伝達
    手段に動力を伝達する反転手段と、前記反転手段の前記
    回転ベースへの回動伝達力を制御する動力伝達制御手段
    と、前記反転手段の回転動作を規制制御する反転動作制
    御手段と、前記反転手段に動力を伝達する駆動源とを有
    することを特徴とするプリンタ装置のカード反転機構。
  2. 【請求項2】 前記反転手段は前記回転ベースの中心部
    に設けられ、駆動源からの動力により回転する反転歯車
    からなり、前記第1動力伝達手段は前記挟持ローラの駆
    動ローラ側回転軸に取り付けられ、前記反転歯車に噛合
    うローラ軸歯車からなり、前記反転動作制御手段が無規
    制時には前記ローラ軸歯車は前記反転歯車の回転に伴っ
    て前記反転歯車の回転軸を中心に回転移動する構成にさ
    れたことを特徴とする請求項1項記載のプリンタ装置に
    おけるカード反転機構。
  3. 【請求項3】 駆動ローラと従動ローラからなる一対の
    挟持ローラ間にカードを挟んで搬送するカード搬送手段
    と、このカード搬送手段に挟持されたカードの裏表を反
    転するカード反転手段を有するカード反転装置におい
    て、 前記一対の挟持ローラを加圧接触状態に構成させる回転
    ベースと、前記駆動ローラの回転軸と回転軸が同軸にさ
    れ、前記回転ベースを前記駆動ローラの回転軸を中心に
    回転させる反転手段と、前記反転手段の回転ベースへの
    回動伝達力を制御する動力伝達制御手段と、前記反転手
    段の回転動作を規制制御する反転動作制御手段と、前記
    反転手段に動力を伝達する動力源とを有することを特徴
    とするプリンタ装置用カード反転機構。
  4. 【請求項4】 前記動力伝達制御手段は前記反転手段の
    回転力を前記回転ベースに伝達するトルクリミッタで構
    成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れ
    かに記載のプリンタ装置のカード反転装置。
  5. 【請求項5】 前記トルクリミッタは前記反転手段の回
    転中心軸と同軸に取り付けられたことを特徴とする請求
    項4記載のプリンタ装置のカード反転機構。
  6. 【請求項6】 前記反転動作制御手段は前記回転ベース
    の回転動作を規制するラッチ機構と該ラッチ機構の規制
    を制御する電磁ソレノイドとで構成されたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項5の何れかに記載のプリンタ装
    置のカード反転装置。
  7. 【請求項7】 反転動作のため駆動源はモータが用いら
    れ、前記電磁ソレノイドによる前記ラッチ機構の制御
    は、前記モータが反転動作のため駆動する前に前記ラッ
    チ機構の規制解除動作を行なう構成にされたことを特徴
    とする請求項6記載のプリンタ装置のカード反転機構。
JP24303499A 1999-05-21 1999-08-30 プリンタ装置のカード反転機構 Pending JP2001039588A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24303499A JP2001039588A (ja) 1999-05-21 1999-08-30 プリンタ装置のカード反転機構

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-141203 1999-05-21
JP14120399 1999-05-21
JP24303499A JP2001039588A (ja) 1999-05-21 1999-08-30 プリンタ装置のカード反転機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001039588A true JP2001039588A (ja) 2001-02-13

Family

ID=26473490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24303499A Pending JP2001039588A (ja) 1999-05-21 1999-08-30 プリンタ装置のカード反転機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001039588A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1786711A2 (en) * 2004-09-08 2007-05-23 Fargo Electronics, Inc. Credential substrate rotator and processing module
US7878505B2 (en) 2003-08-19 2011-02-01 Hid Global Corporation Credential substrate rotator and processing module
CN113526186A (zh) * 2021-07-15 2021-10-22 沈阳晨宇金融设备有限责任公司 一种高效制卡装置及其制卡方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7878505B2 (en) 2003-08-19 2011-02-01 Hid Global Corporation Credential substrate rotator and processing module
EP1786711A2 (en) * 2004-09-08 2007-05-23 Fargo Electronics, Inc. Credential substrate rotator and processing module
EP1786711A4 (en) * 2004-09-08 2009-03-04 Fargo Electronics Inc AUTHORIZATION WELDING UNDERSTRATOR AND PROCESSING MODULE
CN113526186A (zh) * 2021-07-15 2021-10-22 沈阳晨宇金融设备有限责任公司 一种高效制卡装置及其制卡方法
CN113526186B (zh) * 2021-07-15 2023-07-18 沈阳晨宇金融设备有限责任公司 一种高效制卡装置及其制卡方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2012011540A1 (ja) 印刷装置
JP2721112B2 (ja) 用紙搬送装置
JP2005306605A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2000218892A (ja) 熱転写記録装置
US7173643B2 (en) Printing apparatus
JP5319441B2 (ja) カードプリンタ
EP1705022B1 (en) image forming apparatus
JP2001039588A (ja) プリンタ装置のカード反転機構
WO2005095110A1 (ja) フィルム用熱転写プリンタ
JP2018043807A (ja) カード反転装置及びカードプリンタ
JP4434414B2 (ja) 反り矯正装置及び反り矯正方法
JPH03286880A (ja) カラープリンタ
WO1988001573A1 (en) Printing apparatus
JP5717529B2 (ja) 印刷装置及び印刷方法
JPH1110970A (ja) サーマルプリンタ
JP5818347B2 (ja) 印刷装置及び印刷方法
US9004488B2 (en) Conveying apparatus and image forming apparatus
JP3657210B2 (ja) 印刷装置
JP2002060096A (ja) シート搬送装置および方法
JP2001253583A (ja) 増速搬送機構及びこれを設けたラミネート装置
JP4409599B2 (ja) カード印刷装置
JP3620672B2 (ja) プリンタ装置
JPS6271674A (ja) 記録装置
JP5916303B2 (ja) フィルム状媒体搬送装置
JPH0611984Y2 (ja) シ−ト搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040625