JP2001039465A - 合成樹脂製キャップ - Google Patents
合成樹脂製キャップInfo
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Abstract
が外れないようにする。 【解決手段】上壁7の下面外周部に、容器口部2の上部
内外面を挟持する内筒14と外筒12とを立設し、外筒
12の内面に、容器口部2の係合凹部19に係合する環
状の係止凸条15を設けた合成樹脂製キャップ1におい
て;係止凸条15に、その表面中央部から下方に伸びる
空気逃がし溝16を形成する。
Description
部に装着される合成樹脂製キャップに関するものであ
り、更に述べると、適切な嵌着力を維持し、かつ、打栓
装着時に発生する高圧空気を逃がすことのできる合成樹
脂製キャップに関するものである。
面外周部に、容器口部の上部内外面を挟持する内筒と外
筒とを立設し、該外筒の内面に、前記容器口部の係合凹
部に係合する環状の係止凸条を設けている。
する場合には、まず容器内に内容物を充填する。特に、
内容物がつゆ類、たれ類等の比較的低塩分濃度の液体食
品調味料の場合は、殺菌のため70゜〜90゜に加熱さ
れた状態で容器に充填される。 内容物を充填後、中蓋
に上蓋を嵌着させたキャップを容器口部に打栓などによ
り装着する。該キャップを口部に装着後、必要に応じて
該容器は60度〜70度程度の温水により洗浄される。
外筒間に閉じこめられた空気は圧縮された高圧となり、
その後の工程や洗浄工程中の温度上昇により更に圧力が
増加してキャップの上壁を押し上げるため、容器口部の
係合凹部と外筒の環状の係止凸条との係合が外れてしま
い、キャップが浮き上がったり、又は、外れたりしてし
まうことがある。そのため、温水やゴミなどが容器口部
内に侵入し不衛生であると共に、キャップを押圧して閉
め直さなければならないので、手数がかかる。
係止突条の先端部に、該先端部を貫通する縦孔を形成
し、該縦孔から高圧空気を逃がす様にしている(実公平
4−106254号公報参照)。
プでは、縦孔が係止凸条の先端部を貫通しているので、
係止凸条の剛性が低下し、嵌着力が弱くなる。そのた
め、容器口部内の圧力が上昇するとキャップが外れてし
まうことがある。
の圧力上昇によりキャプが外れないようにすることを目
的とする。
外周部に、容器口部の上部内外面を挟持する内筒と外筒
とを立設し、該外筒の内面に、前記容器口部の係合凹部
に係合する環状の係止凸条を設けた合成樹脂製キャップ
において;前記係止凸条に、その表面中央部から下方に
伸びる空気逃がし溝を形成したことを特徴とする。
止凸条の中央部から上方は直接嵌着力に影響を与える
が、その下方はほとんど嵌着力に寄与していないことに
気がついた。そこで、空気逃がし溝を嵌着力に影響力が
ない部分に形成することにした。すなわち、空気逃がし
溝を前記環状の係止凸条の表面中央部から下方に向かう
ように形成した。
いて複数形成されるが、その個数、大きさ、形状、など
は必要に応じて適宜選択される。
ると共に、容器口部の係合凹部に連続する断面円弧状の
上端部にも、その表面部から上方に向かう空気逃がし溝
を形成しても良い。
明する。合成樹脂製キャップ1は、容器口部2に取付け
られる中蓋3と、該中蓋3に嵌着される上蓋5とを備え
ている。
7の上面には注出筒8が立設され、その内側にはスコア
9に囲まれた切断壁10が設けられている。該切断壁1
0の先端部にはプルリング11が設けられている。
持する二重筒、即ち、外筒12と内筒14とが立設され
ている。この外筒12の内面には、容器口部2の係合凹
部19に係合する環状の係止凸条15が設けられてい
る。
となっており、その表面中央部15cより上方に位置する
環状シール面15aと、その下方に位置する環状当接面
15bとを備えている。該環状シール面15aは、装着
時に容器口部2係合凹部19の環状シール面19aと密
着する。該環状当接面15bは、前記環状シール面15
aの下端に連続するとともに、該係合凹部19の環状当
接面19bに当接する。
16が設けられている。この空気逃がし溝(エアーベン
ト)16は、環状の係止凸条15の表面中央部15cから
外筒12の下端12aまで伸びており、円周方向に間隔を
おいて複数形成されている。該溝16の周方向の断面形
状は略長方形状である。この空気逃がし溝16の長さ、
方向、深さ、本数、形状等は必要に応じて適宜選択され
る。
器内に飲料などの内容物を充填した後、打栓により該容
器口部2にキャップ1を装着する。この時、キャップの
上壁と内筒及び外筒間の空気の大部分は空気逃がし溝1
6を介して排気されるとともに、係止凸条15は係合凹
部19に嵌着され、係止凸条15の環状シール面15a
は係合凹部19の環状シール面19aと密着しシールさ
れる。
容器口部の上端により囲まれる密閉空間に残留する圧縮
空気の温度が上昇すると、その圧力が上昇するので、上
壁7が押圧されて容器口部の上端面から離れ、更に、前
記密閉空間の圧力が上昇すると、上壁1が更に上方に変
位し、内筒14及び外筒12も上方に変位する。この
時、外筒12の係止凸条15は容器口部2の係合凹部1
9の環状シール面19a、環状当接面19b上を摺動し
ながら上昇する。
5aの下端が、前記係合凹部19の環状シール面19a
から離れると、係止凸条の環状当接面15bが係合凹部
の環状シール面19aに当接して両者の係合状態が維持
されるとともに、前記密閉空間は空気逃がし溝16を介
して大気と連通する。
気逃がし溝16から大気中に放出されるので、前記密閉
空間内の圧力は急激に低下する。そのため、上壁7を上
方に押圧する力は弱まり、外筒12の上昇は停止する。
記密閉空間内の圧力が低下し大気圧以下となると、上壁
7は大気により下方に押圧され変形前の状態に戻る。
る。この実施例と第1実施例との相違点は、空気逃がし
溝の形状である。即ち、空気逃がし溝16Aは円周方向
に沿って等間隔に形成されているが、その周方向の断面
形状を略台形状に形成したことである。この様に空気逃
がし溝16Aを形成すると、環状当接面15bの容器口
部2に当接する面積が少なくなるので、打栓しやすくな
る。
る。この実施例と第1実施例との相違点は、容器口部の
係合凹部と連続する断面円弧状の上端部20にも、空気
逃がし溝を形成したことである。即ち、容器口部2の係
合凹部19の環状シール面19aの上端に環状当接面1
9bを連続させ、該環状当接面19bに空気逃がし溝16Aを
形成したことである。
12が上昇すると、係止凸条15は係合凹部19の環状
シール面19a、環状当接面19b上を摺動しながら上
昇する。そして、環状シール面15aの下端が前記環状
シール面19aから離れると、両空気逃がし溝16,16Aは
連通し、密閉空間内の空気は排気されると共に、該シー
ル面15aは係合凹部19の環状当接面19bに当接し
て両者間の係合状態が維持される。
必要とされる嵌着力を維持することができると共に、打
栓装着に伴い発生する圧力変化に対応することが出来
る。
に相当する図である。
拡大図である。
Claims (3)
- 【請求項1】上壁の下面外周部に、容器口部の上部内外
面を挟持する内筒と外筒とを立設し、該外筒の内面に、
前記容器口部の係合凹部に係合する環状の係止凸条を設
けた合成樹脂製キャップにおいて;前記係止凸条に、そ
の表面中央部から下方に伸びる空気逃がし溝を設けたこ
とを特徴とする合成樹脂製キャップ。 - 【請求項2】前記係止凸条が、断面円弧状に形成されて
いることを特徴とする請求項1記載の合成樹脂製キャッ
プ。 - 【請求項3】上壁の下面外周部に、容器口部の上部内外
面を挟持する内筒と外筒とを立設し、該外筒の内面に、
前記容器口部の係合凹部に係合する環状の係止凸条を設
け合成樹脂製キャップにおいて;前記係止凸条を断面円
弧状に形成し、その表面中央部から下方に伸びる空気逃
がし溝を設け、 前記容器口部の係合凹部が、断面円弧状の容器口部の上
端部に連続し、 該上端部に、その表面中央部から上方に伸びる空気逃が
し溝を形成したことを特徴とする合成樹脂製キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21186999A JP4402769B2 (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | 合成樹脂製キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21186999A JP4402769B2 (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | 合成樹脂製キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001039465A true JP2001039465A (ja) | 2001-02-13 |
JP4402769B2 JP4402769B2 (ja) | 2010-01-20 |
Family
ID=16612973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21186999A Expired - Fee Related JP4402769B2 (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | 合成樹脂製キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4402769B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008113915A (ja) * | 2006-11-07 | 2008-05-22 | Pentax Corp | 内視鏡の鉗子栓 |
-
1999
- 1999-07-27 JP JP21186999A patent/JP4402769B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008113915A (ja) * | 2006-11-07 | 2008-05-22 | Pentax Corp | 内視鏡の鉗子栓 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP4402769B2 (ja) | 2010-01-20 |
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