JP2001039151A - 受液器一体型冷媒凝縮器 - Google Patents

受液器一体型冷媒凝縮器

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JP2001039151A
JP2001039151A JP11218861A JP21886199A JP2001039151A JP 2001039151 A JP2001039151 A JP 2001039151A JP 11218861 A JP11218861 A JP 11218861A JP 21886199 A JP21886199 A JP 21886199A JP 2001039151 A JP2001039151 A JP 2001039151A
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engine
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Masato Inuzuka
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    • F25B2339/04Details of condensers
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンに近接し、かつ、フロントグリルに
近接して配置される受液器一体型冷媒凝縮器において、
受液器内の冷媒が加熱されることによる受液器一体型冷
媒凝縮器の冷房性能低下を抑制する。 【解決手段】 受液器140と、受液器140側のヘッ
ダタンク120に接続される冷媒配管部150、151
との間に、冷媒配管部150、151からの輻射熱を受
液器140から遮る配管用遮熱板164を配置する。ま
た、エンジンEの輻射熱により受液器140が加熱され
るのを遮断する遮熱板160と、フロントグリル103
との隙間に流路遮断部材181を配置して、エンジンル
ーム102内の熱風が前記隙間を流通して受液器140
が加熱されるのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン近傍に配
置され、冷媒凝縮器からの冷媒を気液分離する受液器を
備えた、受液器一体型冷媒凝縮器に関するもので、車両
用空調装置に用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用空調装置の冷凍サイクル
では、受液器と凝縮器とは別個独立して配置されてい
る。しかし、近年、エンジンルーム内に配置される部品
の高密度化に対応するため、部品点数の低減によるコス
ト低減、取付スペースの省スペース化等の要望から、受
液器を一体化した冷媒凝縮器(受液器一体型冷媒凝縮
器)が提案されている。これは、凝縮器のヘッダタンク
の壁部に受液器を一体に接合し、このヘッダタンクと受
液器とを連通する連通路を設けたものである。
【0003】ここで、図5に示すように、受液器一体型
冷媒凝縮器100を車体101に搭載すると、エンジン
Eと受液器140との間隙が狭くならざるをえず、エン
ジンEのエキゾーストマニホルドE1からの輻射熱を受
液器140が受け、また、送風ファン105によりラジ
エータ104通過後の熱風が受液器140に回り込むこ
とにより、受液器内部の液冷媒が加熱されて、受液器一
体型冷媒凝縮器100の冷房性能を低下させるといった
不具合を防止するために、例えば、特開平11−129
736号公報に記載のごとく、エンジンEと受液器14
0との間に金属製の遮熱板160を設け、輻射熱又は送
風ファン105からの熱風を遮断していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
は、第1の問題点として、受液器140側のヘッダタン
ク120に、冷媒配管が接続される場合、冷媒配管は受
液器140の近傍を通るように配管され、この冷媒配管
のうち受液器140近傍に位置する部分のみが、遮熱板
160に覆われている。よって、冷媒配管のうち、遮熱
板160に覆われておらず、エンジンE等の熱源近傍に
位置する配管部分は輻射熱を受け、この熱は受液器14
0近傍に位置する配管部分まで伝達されて受液器140
へ熱を輻射することになり、受液器140と冷媒配管と
の間に熱を遮断する部材がないので、受液器140内の
冷媒は輻射熱により加熱されて、受液器一体型冷媒凝縮
器100の冷房性能を低下させるという問題があった。
【0005】さらにまた、第2の問題点として、特にエ
ンジンEがアイドリング状態にある場合、遮熱板160
とエンジンルーム102のフロントグリル103との間
に隙間があるので、送風ファン105によるラジエータ
104通過後の熱風が前記隙間を通って受液器140に
回り込むことにより、受液器140内の冷媒は加熱され
て、受液器一体型冷媒凝縮器100の冷房性能を低下さ
せるという問題があった。
【0006】本発明は上記第1、第2の問題点に鑑み
て、受液器内の冷媒が加熱されることによる受液器一体
型冷媒凝縮器の冷房性能低下を抑制することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、エンジンルーム(10
2)内のエンジン(E)に近接して配置される受液器一
体型冷媒凝縮器であって、受液器(140)と、受液器
(140)側のヘッダタンク(120)に接続される冷
媒配管部(150、151)との間に、第2の遮熱部材
(164)を備えることを特徴としている。
【0008】これにより、冷媒配管部(150、15
1)からの輻射熱を第2の遮熱部材(164)が受液器
(140)から遮るので、受液器(140)内の冷媒が
加熱されることによる受液器一体型冷媒凝縮器の冷房性
能低下を抑制できる。
【0009】また、請求項2に記載の発明では、第2の
遮熱部材(164)は第1の遮熱部材(160)に備え
られることを特徴としているので、第2の遮熱部材(1
64)専用の取付部材を必要とせず、第2の遮熱部材
(164)を受液器一体型冷媒凝縮器に取り付ける作業
は発生しない。
【0010】また、請求項3に記載の発明では、エンジ
ンルーム(102)内のエンジン(E)に近接し、か
つ、エンジンルーム(102)を形成する車体側部材
(103)に近接して配置される受液器一体型冷媒凝縮
器であって、車体側部材(103)と、エンジン(E)
の輻射熱により受液器(140)が加熱されるのを遮断
する第1の遮熱部材(160)との隙間に、流路遮断部
材(181)を配置して、エンジンルーム(102)内
の熱風が前記隙間を流通するのを防止することを特徴と
している。
【0011】これにより、エンジンルーム(102)内
の熱風が前記隙間を通って受液器(140)に回り込ま
ないので、受液器(140)内の冷媒が加熱されること
による受液器一体型冷媒凝縮器の冷房性能低下を抑制で
きる。
【0012】また、請求項4に記載の発明では、弾性体
で構成された流路遮断部材(181)を、車体側部材
(103)と第1の遮熱部材(160)との隙間に圧縮
変形した状態で配置することを特徴としている。
【0013】これにより、前記隙間方向における流路遮
断部材(181)の配置位置の誤差を、流路遮断部材
(181)の弾性変形量により吸収し、車体側部材(1
03)と第1の遮熱部材(160)との隙間を確実に塞
ぐことができる。
【0014】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本実施形態は、
自動車用空調装置の冷凍サイクルに、本発明の受液器一
体型冷媒凝縮器を適用したものであり、以下、図1〜4
により説明する。
【0016】はじめに、受液器一体型冷媒凝縮器100
の車体101への搭載構造を、図1を参照して説明す
る。図1は、その搭載構造を示す上面図であり、この受
液器一体型冷媒凝縮器100は、エンジンルーム102
内において自動車のエンジンEに近接し、かつ、エンジ
ンルーム102の前方部を形成するフロントグリル(車
体側部材)103に近接して配置されている。なお、受
液器一体型冷媒凝縮器100は、その上下端部のプレー
ト107、108(図3参照)にそれぞれ2つずつ図示
しない取付ブラケットを備え、車体101に取り付けら
れている。
【0017】また、受液器一体型冷媒凝縮器100の車
体後方側に、受液器一体型冷媒凝縮器100と重なるよ
うにエンジン冷却水冷却用ラジエータ104が近接配置
され、このラジエータ104は図示しない防振ゴムを介
して車体101に固定されている。
【0018】また、ラジエータ104の車体後方側に
は、フロントグリル103からの外気を吸い込む軸流型
の送風ファン105が配置されており、ラジエータ10
4の外縁部と送風ファン105の外周部との間には、送
風ファン105の吸い込み空気を確実にラジエータ10
4に通過させるシュラウド106が設けられている。図
1中の矢印は、送風ファン105作動時および車両走行
時の空気の流れを示す。
【0019】次に受液器一体型冷媒凝縮器100の構造
を図2、3を参照して説明する。図2は、図1の受液器
一体型冷媒凝縮器部分の拡大上面図であり、図3は図2
の正面図である。なお、図3中の斜線部は材質が発泡樹
脂であることを示し、断面を示すものではない。受液器
一体型冷媒凝縮器100は、熱交換を行うコア110
と、このコア110の水平方向のうちエンジンE側の一
端に配された第1ヘッダタンク120と、コア110の
水平方向の他端に配された第2ヘッダタンク130と、
第1ヘッダタンク120のエンジンE側に隣接配置され
た受液器140等とから構成されている。
【0020】コア110は、気相冷媒を冷却凝縮させる
凝縮部111を上側に配置し、液相冷媒を過冷却する過
冷却部112を下側に配置する。凝縮部111は、水平
方向に延びる複数の凝縮用チューブ111aおよびコル
ゲートフィン111bを上下方向に並べて配置され、過
冷却部112も、水平方向に延びる複数の過冷却用チュ
ーブ112aおよびコルゲートフィン112bを上下方
向に並べて配置されている。そして、チューブ111
a、112aは断面偏平状の形状であって、その両端部
は第1、第2ヘッダタンク120、130それぞれの内
部に連通されている。
【0021】第1ヘッダタンク120は、上下方向に延
びる略円筒形状で両端が閉塞されており、その内部は、
第1、2セパレータ121、122により上下方向に第
1〜第3の空間(上方から順に123、124、12
5)に区画されており、第1、第2空間123、124
は凝縮部111に連通し、第3空間125は過冷却部1
12に連通する。
【0022】そして、第1ヘッダタンク120のエンジ
ンE側の側方には金属製(例えばアルミニウム製)の入
口側ブロックジョイント150が接合され、第1空間1
23に連通している。また、入口側ブロックジョイント
150のフロントグリル103側に設けられた配管接続
口に金属製(例えばアルミニウム製)の冷媒配管151
が接続され、この冷媒配管151はフロントグリル10
3手前でエンジンE側に90°曲げられてフロントグリ
ル103に平行して延びている。そして、冷媒配管15
1は図示しない冷媒圧縮機(吐出側)に接続されてい
る。なお、本明細書では上述の入口側ブロックジョイン
ト150および冷媒配管151を冷媒配管部150、1
51と称する。
【0023】第2ヘッダタンク130は、第1ヘッダタ
ンク120と同形状であり、第3セパレータ131によ
り上下方向に第4、第5の空間(上方から順に132、
133)に区画されており、第4空間132は凝縮部1
11に連通し、第5空間133は過冷却部112に連通
する。そして、第5空間133の第2ヘッダタンク13
0の外側にブロックジョイント153が接合されてい
る。
【0024】ブロックジョイント153には、過冷却部
112で過冷却された液相冷媒を、第5空間133から
サイトグラス(図示せず)側へ送り出す冷媒配管が接続
されており、以下図示しないサイトグラスから膨張弁、
冷媒蒸発器、冷媒圧縮機(吸込側)へと順次接続されて
いる。
【0025】受液器140は、上下方向に延びる略円筒
形状で、その上端は冷媒配管部150、151より下方
かつ、第2セパレータ122より上方に位置し、一方、
下端は第1ヘッダタンク120の下端部より上方かつ、
第2セパレータ122より下方に位置する。そして受液
器140の上下両端は閉塞されている。また、受液器1
40と第1ヘッダタンク120の互いに接触する壁面に
おいて、受液器内の冷媒液面141より下方かつ第2セ
パレータ122より上方に位置する冷媒流入口142
と、第2セパレータ122より下方に位置する冷媒流出
口143とが、前記壁面をそれぞれ貫通している。
【0026】受液器140のエンジンE側の側方には、
エンジンEのエキゾーストマニホルドE1の輻射熱を遮
断する遮熱板(第1の遮熱部材)160が配置されてい
る。この遮熱板160は、湾曲部161と、平面部16
2と、2つの取付片163とを、板厚が例えば0.6m
m程度のアルミニウム板材をプレス加工して一体成形し
たものである。
【0027】湾曲部161は、受液器140の外周形状
に沿って略円弧状に曲げられて受液器140の外周部の
うちエンジンE側の側方を覆う形状であり、第1ヘッダ
タンク120の上下端まで上下方向に延びている。従っ
て、湾曲部161は、受液器140の他に、冷媒配管部
150、151のうち受液器140の近傍に位置する部
分および、第1ヘッダタンク120も共に覆っている。
【0028】平面部162は、湾曲部161のうちフロ
ントグリル103側の側方を、フロントグリル103に
対して平行になるように湾曲部161の外側に曲げて形
成される。
【0029】また、取付片163は、湾曲部161のう
ち平面部162の反対側側方の上下端に、それぞれ上下
方向に突出する形状であり、取付片163の中心にはビ
ス挿入穴が設けられている。ここで、受液器一体型凝縮
器100の上下部プレート107、108のうち第1ヘ
ッダタンク120の近傍に、取付片163に向かって延
びるステー170がそれぞれ接合されており、このステ
ー170の先端に設けられるビス挿入穴と取付片163
のビス挿入穴とをビスで固定することにより、遮熱板1
60は受液器一体型凝縮器100に固定される。
【0030】また、受液器140の外周と湾曲部161
との間には、発泡樹脂製のスペーサー用断熱材180が
粘着材により接着されて挟み込まれており、スペーサー
用断熱材180の上下方向の厚さL1は例えば10mm
程度であり、受液器140と湾曲部161との間に所定
間隔の隙間を確保している。この隙間の大きさL2は例
えば5mm程度である。
【0031】また、湾曲部161内面のうち、上下方向
の位置が受液器140より上方かつ入口冷媒配管150
より下方の位置に配管用遮熱板(第2の遮熱部材)16
4が備えられている。この配管用遮熱板164は、板厚
が例えば0.6mm程度のアルミニウム板材により中心
角が直角である扇形状であり、遮熱板160とは別体に
形成されて、この扇形状の円弧部分が湾曲部161内面
に垂直に突きあてられて遮熱板160にスポット溶接さ
れている。従って、配管用遮熱板164は、受液器14
0と冷媒配管部150、151との間に配置されてい
る。そして、配管用遮熱板164の上下両面には、断熱
性に優れた材料(例えば発泡性樹脂)である断熱材16
4aを粘着剤で接着している。
【0032】また、平面部162のフロントグリル10
3側の面に、その面と同形状の面を有する四角柱の流路
遮断部材181を、粘着剤により接着している。この流
路遮断部材181は、弾性変形可能、かつ断熱性に優れ
た材料(例えば発泡性樹脂)にて形成されている。
【0033】ところで、フロントグリル103のうち、
平面部162の車両前方に位置する部分に、上下方向に
延びる樹脂製のアングル190が配置されている。アン
グル190は、その外側面が平面部162に対して平行
に配置されるように、フロントグリル103にビスで固
定されている。従って、流路遮断部材181は、アング
ル190と平面部162との間に配置され、流路遮断部
材181のアングル側の面はアングル190に押しつけ
られ、車両前後方向に圧縮変形している。
【0034】また、湾曲部161のうち、平面部162
と反対側の側方において、湾曲部162外面とラジエー
タ104の間に断熱材182が配置されている。この断
熱材182は上下方向に延びる直方体で、弾性変形可
能、かつ断熱性に優れた材料(例えば発泡性樹脂)にて
形成されており、湾曲部161外面に粘着剤で接着され
ている。
【0035】以上の構成により、冷媒の流れ経路を説明
すると、図示しない冷媒圧縮機からの吐出される冷媒
は、入口側150ブロックジョイントから第1ヘッダタ
ンク120の第1空間123に流入した後、複数の凝縮
用チューブ111a内を水平方向に流通して第2ヘッダ
タンク130の第4空間132に流入する。そして、第
4空間132にてその流通の向きを180°転向して第
1ヘッダタンク120の第2空間124に向けて流通し
て、冷媒流入口142から受液器140内に流入する。
そして、受液器140内の冷媒は冷媒流出口143から
第3空間125に流入した後、複数の過冷却用チューブ
112a内を水平方向に流通して第2ヘッダタンク13
0の第5空間133に流入する。そして、出口側ブロッ
クジョイント153から冷媒配管により以下図示しない
サイトグラス、膨張弁、冷媒蒸発器、冷媒圧縮機(吸込
側)へと冷媒は流れて循環する。
【0036】次に、受液器140内の冷媒の加熱を抑制
する作用を述べると、遮熱板160は、エンジンEの輻
射熱により受液器140が加熱されるのを遮断する。ま
た、送風ファン105が回転すると、フロントグリル1
03から導入される外気が遮熱板160と受液器140
との隙間を通ってラジエータ104に流れ、受液器14
0内の冷媒を冷却している。
【0037】また、湾曲部162外面とラジエータ10
4の間に配置される断熱材182によって、送風ファン
105によるラジエータ104通過後の熱風が、遮熱板
160とラジエータ104との間を通って受液器140
に回り込んで、受液器140内の冷媒を加熱することを
防止している。
【0038】次に、本発明の特徴を述べると、配管用遮
熱板164および断熱材164aが、受液器140と冷
媒配管部150、151との間に配置されるように、遮
熱板160に溶接されているため、冷媒配管部150、
151からの輻射熱を配管用遮熱板164および断熱材
164aが受液器140から遮るので、受液器140内
の冷媒が加熱されることによる受液器一体型冷媒凝縮器
の冷房性能低下を抑制できる。なお、配管用遮熱板16
4は遮熱板160に溶接されて一体に構成されているの
で、配管用遮熱板164専用の取付部材を必要とせず、
配管用遮熱板164を受液器一体型冷媒凝縮器に取り付
ける作業を容易にする。
【0039】さらにまた、遮熱板160の平面部162
に流路遮断部材181を接着して、流路遮断部材181
をフロントグリル103に固定されるアングル190と
平面部162との間に配置している。よって、エンジン
ルーム102内の熱風がフロントグリル103と遮熱板
160との隙間を流通するのを防止し、前記熱風が前記
隙間を通って受液器140に回り込まないので、受液器
140内の冷媒が加熱されることによる受液器一体型冷
媒凝縮器の冷房性能低下を抑制できる。
【0040】また、流路遮断部材181は、弾性体で構
成され、フロントグリル103に固定されたアングル1
90と遮熱板160の平面部162との隙間に圧縮変形
した状態で配置されているので、前記隙間方向における
流路遮断部材181の配置位置の誤差を、流路遮断部材
181の弾性変形量により吸収し、フロントグリル10
3と遮熱板160との隙間を確実に塞ぐことができる。
【0041】(第2実施形態)図4(a)に示すよう
に、第1実施形態では、流路遮断部材181は発泡樹脂
により形成された上下方向に延びる四角柱形状である
が、図4(b)に示すように、第2実施形態では、発泡
樹脂よりも弾性係数の大きいゴム材を用いて流路遮断部
材181を形成している。しかし、同じ四角柱形状に形
成するとゴム材は発泡樹脂よりも弾性係数が大きいた
め、車両前後方向に所定の量だけ圧縮変形させた場合、
遮熱板160にかかる圧縮反力が大きくなる。そこで、
流路遮断部材181の断面をコの字形状に形成し、コの
字の開口側が車両左右方向の受液器140側を向くよう
に配置して、第1実施形態の場合と同じ圧縮力で、所定
の量だけ圧縮変形するようにしている。
【0042】なお、第1実施形態では、流路遮断部材1
81を遮熱板160の平面部162に接着しているが、
第2実施形態では、流路遮断部材181の遮熱板160
側の面には、この面に平行し、コの字開口側と同じ側が
開口する溝181aを形成し、遮熱板160の平面部1
62を溝181aに挿入して、流路遮断部材181を遮
熱板160に固定している。
【0043】以上のように、第2実施形態の構造によれ
ば、流路遮断部材181を、発泡樹脂よりも弾性係数の
大きいゴム材を用いても形成できる。
【0044】(他の実施形態)上述の第1、第2実施形
態では、遮熱板160および配管用遮熱板164をアル
ミニウムの板材により別々に成形した後、一体に結合し
ているが、断熱性かつ柔軟性を有する発泡性樹脂により
遮熱板160、配管用遮熱板164、流路遮断部材18
1および断熱材182を一体成形してもよい。この一体
に成形された遮熱部材(以下、一体型遮熱部材と称す
る。)は受液器140の外周面を覆うように曲げられ
て、粘着材で貼り付けられている。そして、一体型遮熱
部材の受液器140への貼り付け面には、フロントグリ
ル103からラジエータ104に向かう方向に溝が形成
されており、この溝を通風路として、フロントグリル1
03からラジエータ104に空気が流れるようにしてい
る。また、一体型遮熱部材の車両前方側の側方はアング
ル190に粘着材で貼り付けられ、一方、一体型遮熱部
材の車両後方側の側方はラジエータ104のエンジンE
側の側方に粘着材で貼り付けられている。
【0045】また、上述の第1、第2実施形態では、第
2の遮熱部材164は、アルミニウム板材により配管用
遮熱板として形成され、遮熱板160に接合されている
が、アルミニウム板材の代わりに、発泡樹脂の断熱材を
用いて、この断熱材で冷媒配管部150、151を覆っ
てもよい。
【0046】また、上述の第1、第2実施形態では、遮
熱板160は、第1ヘッダタンク120の上下端まで上
下方向に延びており、受液器140の他に、冷媒配管部
150、151のうち受液器140の近傍に位置する部
分および、第1ヘッダタンク120も共に覆っている
が、遮熱板160の上端部を冷媒配管部150、151
の下方、かつ、受液器140より上方の位置まで下げ
て、遮熱板160は、受液器140のみをエンジンEの
輻射熱から遮るようにしてもよい。この場合、配管用遮
熱部材164は遮熱板160にスポット溶接することな
しに、遮熱板160をプレス加工する際に、配管用遮熱
部材164を共にプレス加工することにより一体に成形
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、受液器一体型冷
媒凝縮器の車両への搭載構造を示す上面図である。
【図2】図1の受液器一体型冷媒凝縮器部分の拡大上面
図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】(a)は第1実施形態における流路遮断部材を
示す斜視図であり、(b)は第2実施形態における流路
遮断部材を示す斜視図である。
【図5】従来技術である受液器一体型冷媒凝縮器の車両
への搭載構造を示す上面図である。
【符号の説明】
103…フロントグリル、140…受液器、150…入
口側ブロックジョイント、151…冷媒配管、160…
遮熱板、164…配管用遮熱板、181…流路遮断部
材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンルーム(102)内のエンジン
    (E)に近接して配置される受液器一体型冷媒凝縮器で
    あって、 ガス冷媒を凝縮する凝縮部(111)と、 前記凝縮部(111)のうち前記エンジン(E)側の側
    方に上下方向に延びるように配置され、前記凝縮部(1
    11)と連通するヘッダタンク(120)と、 前記ヘッダタンク(120)のうち前記エンジン(E)
    側の側方に上下方向に延びるように配置され、前記ヘッ
    ダタンク(120)からの冷媒を気液分離する受液器
    (140)と、 前記エンジン(E)と前記受液器(140)との間に上
    下方向に延びるように配置され、前記エンジン(E)の
    輻射熱により前記受液器(140)が加熱されるのを遮
    断する第1の遮熱部材(160)と、 前記ヘッダタンク(120)に接続される冷媒配管部
    (150、151)とを備え、 前記受液器(140)と前記冷媒配管部(150、15
    1)との間に、前記冷媒配管部(150、151)の輻
    射熱により前記受液器(140)が加熱されるのを遮断
    する第2の遮熱部材(164)を備えることを特徴とす
    る受液器一体型冷媒凝縮器。
  2. 【請求項2】 前記第2の遮熱部材(164)は、前記
    第1の遮熱部材(160)に備えられることを特徴とす
    る請求項1に記載の受液器一体型冷媒凝縮器。
  3. 【請求項3】 エンジンルーム(102)内のエンジン
    (E)に近接し、かつ、前記エンジンルーム(102)
    を形成する車体側部材(103)に近接して配置される
    受液器一体型冷媒凝縮器であって、 ガス冷媒を凝縮する凝縮部(111)と、 前記凝縮部(111)のうち前記エンジン(E)側の側
    方において、上下方向に延びるように配置され、前記凝
    縮部(111)からの冷媒を気液分離する受液器(14
    0)と、 前記エンジン(E)と前記受液器(140)との間に上
    下方向に延びるように配置され、前記エンジン(E)の
    輻射熱により前記受液器(140)が加熱されるのを遮
    断する第1の遮熱部材(160)とを備え、 前記車体側部材(103)と前記第1の遮熱部材(16
    0)との隙間に流路遮断部材(181)を配置して、前
    記エンジンルーム(102)内の熱風が前記隙間を流通
    するのを防止することを特徴とする受液器一体型冷媒凝
    縮器。
  4. 【請求項4】前記流路遮断部材(181)は、弾性体で
    構成されており、 前記流路遮断部材(181)は、前記車体側部材(10
    3)と前記第1の遮熱部材(160)との隙間に圧縮変
    形した状態で配置されていることを特徴とする請求項3
    に記載の受液器一体型冷媒凝縮器。
JP11218861A 1999-08-02 1999-08-02 受液器一体型冷媒凝縮器 Withdrawn JP2001039151A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007145104A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 車両用空気調和機
JP2012233461A (ja) * 2011-05-09 2012-11-29 Toyota Industries Corp ランキンサイクル装置
JP2014025644A (ja) * 2012-07-26 2014-02-06 Suzuki Motor Corp 車両の空調装置

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