JP2001038576A - 工作機械における摺動面保護装置 - Google Patents

工作機械における摺動面保護装置

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JP2001038576A
JP2001038576A JP11211187A JP21118799A JP2001038576A JP 2001038576 A JP2001038576 A JP 2001038576A JP 11211187 A JP11211187 A JP 11211187A JP 21118799 A JP21118799 A JP 21118799A JP 2001038576 A JP2001038576 A JP 2001038576A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工作機械のテーブルの摺動面への切粉の付着
を確実に防止する。 【解決手段】 上部テーブル21Rを前後摺動自在に支
持する下部テーブル16Rの摺動面20に切粉が付着す
るのを防止する摺動面保護装置Cは、上部テーブル21
Rの前端に第1支軸45を介して前後揺動可能に枢支さ
れた第1カバー部材42と、第1カバー部材42の前端
に第2支軸47を介して前後揺動可能に枢支された第2
カバー部材43と、摺動面20に連なる下部テーブル1
6Rの前端面に固定されたガイド部材41と、前端に重
錘51を備えて後端が上部テーブル21Rの前端に固定
され、中間部が第1カバー部材42、第2カバー部材4
3およびガイド部材41を覆う可撓性シートよりなる第
3カバー44とを備えており、第1カバー部材42は第
1スプリング46で第1支軸45まわりに後下方に付勢
され、第2カバー部材43は第2スプリング48で第2
支軸47まわりに後下方に付勢される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークを研削する
砥石ユニットを備えた上部テーブルを、下部テーブルに
設けた摺動面上に前後摺動自在に支持した工作機械にお
いて、前記下部テーブルの摺動面に切粉が付着しないよ
うにカバーで保護する摺動面保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回転する砥石でワークを研削する砥石ユ
ニットを備えた工作機械において、該砥石ユニットを支
持するテーブルを摺動自在に案内する摺動面に切粉を含
む切削油が付着すると、切粉によって摺動面が早期に摩
耗したり、テーブルのスムーズな摺動が妨げられたりす
る問題がある。そこで、かかる工作機械の摺動面をカバ
ーで覆って切粉から保護するものが、特開昭59−20
9739号公報により提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来のも
のは、工作機械のテーブルの摺動面をシート状のカバー
で覆うだけなので、そのシート状のカバーの端縁部から
摺動面およびカバーの間に切粉が入り込むことが避けら
れず、摺動面の摩耗を確実に防止することできなかっ
た。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、工作機械のテーブルの摺動面への切粉の付着を確実
に防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、ワークを研削
する砥石ユニットを備えた上部テーブルを、下部テーブ
ルに設けた摺動面上に前後摺動自在に支持した工作機械
において、前記摺動面に連なる下部テーブルの前端面に
固定されたガイド部材と;上部テーブルの前端に第1支
軸を介して前後揺動可能に枢支され、下部テーブルの摺
動面を覆うカバー本体および該カバー本体の左右両端部
に連設されて下部テーブルの左右両側面を覆う一対の側
板を備えた第1カバー部材と;第1カバー部材の前端に
第2支軸を介して前後揺動可能に枢支され、ガイド部材
の前面に案内されて下部テーブルの摺動面を覆うカバー
本体および該カバー本体の左右両端部に連設されて下部
テーブルの左右両側面を覆う一対の側板を備えた第2カ
バー部材と;前端に重錘を備えて後端が上部テーブルの
前端に固定され、中間部が第1カバー部材のカバー本
体、第2カバー部材のカバー本体およびガイド部材を覆
う可撓性シートよりなる第3カバー部材と;を備えたこ
とを特徴とする工作機械における摺動面保護装置が提案
される。
【0006】上記構成によれば、下部テーブルの摺動面
と、この摺動面の前縁に連なる下部テーブルの前端面と
を可撓性シートよりなる第3カバー部材で覆うので、砥
石でワークを研削した際に発生した切粉が摺動面に直接
付着するのを防止し、かつ切粉が摺動面の前縁から該摺
動面に入り込むのを確実に防止することができる。しか
も摺動面の左右両側縁に連なる下部テーブルの左右両側
面を第1カバー部材の左右の側板および第2カバー部材
の左右の側板で覆うので、切粉が摺動面の左右両側縁か
ら該摺動面に入り込むのを一層確実に防止し、摺動面の
摩耗防止と上部テーブルのスムーズな摺動の確保とを可
能にすることができる。
【0007】また請求項2に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、第1カバー部材を第1支軸ま
わりに後下方に付勢する第1スプリングと,第2カバー
部材を第2支軸まわりに後下方に付勢する第2スプリン
グとを備えたことを特徴とする工作機械における摺動面
保護装置が提案される。
【0008】上記構成によれば、第1カバー部材および
第2カバー部材がそれぞれ第1スプリングおよび第2ス
プリングで後下方に付勢されるので、上部テーブルが摺
動面上を前進移動するときに、第1、第2スプリングの
弾発力で第1、第2カバー部材をそれぞれ第1、第2支
軸まわりにスムーズに後下方に揺動させて下部テーブル
の前端面に回り込ませることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0010】図1〜図7は本発明の一実施例を示すもの
で、図1はクランクシャフトの研削装置の全体側面図、
図2は図1の2方向矢視図、図3は図2の3−3線拡大
断面図、図4は図2の4−4線拡大断面図、図5は図3
の要部拡大図、図6は摺動面保護装置の分解斜視図、図
7は摺動面保護装置の作用説明図である。
【0011】図1〜図4に示すように、クランクシャフ
トWの軸方向外側に位置する同位相の2本のクランクピ
ンP1 ,P1 と、軸方向内側に位置して前記2本のクラ
ンクピンP1 ,P1 に対して180°位相のずれた2本
のクランクピンP2 ,P2 とを研削する研削装置は、水
平に配置されたベーステーブル11の上面に、クランク
シャフトWを保持して回転駆動する主軸台12および心
押台13を備える。主軸台12および心押台13は、ク
ランクシャフトWの両軸端のジャーナルをそれぞれ支持
した状態で、研削すべきクランクピン(例えば、軸方向
外側の2本のクランクピンP1 ,P1 )の軸線L1 まわ
りに前記ジャーナルの軸線L2 を偏心回転させることに
より、ジャーナルに対して偏心したクランクピンP1
1 をその軸線L1 上で回転駆動する。
【0012】ベーステーブル11の上面に一対のガイド
レール14,14が左右方向(図2において紙面の上下
方向)に固定されており、これらガイドレール14,1
4にスライドガイド15…を介して左右一対の下部テー
ブル16L,16Rが左右方向に移動自在に支持され
る。左右の下部テーブル16L,16Rは、それぞれベ
ーステーブル11に設けたモータ17,17で駆動され
るボールネジ18,18と、下部テーブル16L,16
Rに設けられてボールネジ18,18に係合するボール
ナット19,19とにより、ガイドレール14,14に
沿って相互に接近・離反するように左右方向に移動可能
である。前記ボールネジ18,18およびボールナット
19,19は、ベーステーブル11の上面に形成した溝
状の凹部111 に収納される。
【0013】左右の下部テーブル16L,16Rの上面
に形成された摺動面20,20に、それぞれ左右の上部
テーブル21L,21Rが前後方向に摺動自在に支持さ
れる。左右の上部テーブル21L,21Rは、それぞれ
左右の下部テーブル16L,16Rにアリ溝係合22…
しており、下部テーブル16L,16Rに設けたモータ
23,23で駆動されるボールネジ24,24と、上部
テーブル21L,21Rに設けられてボールネジ24,
24に係合するボールナット25,25とにより、上部
テーブル21L,21Rは下部テーブル16L,16R
に対して前後方向に駆動される。前記ボールネジ24,
24およびボールナット25,25は、下部テーブル1
6L,16Rの上面に形成した溝状の凹部161 ,16
1 に収納される。
【0014】左右の上部テーブル21L,21Rの上面
に、それぞれ砥石ユニット26L,26Rが設けられ
る。砥石ユニット26L,26Rは、出力軸271 ,2
1 を左右方向に配置したモータ27,27と、モータ
27,27の出力軸271 ,271 に設けられた駆動プ
ーリ28,28と、左右方向に延びる砥石支持軸29,
29と、砥石支持軸29,29に設けられた従動プーリ
30,30と、砥石支持軸29,29に設けられた円形
の砥石31,31と、駆動プーリ28,28および従動
プーリ30,30を接続する無端ベルト32,32と、
駆動プーリ28,28、従動プーリ30,30および無
端ベルト32,32を覆うベルトカバー33,33とか
ら構成される。従って、モータ27,27を駆動する
と、その出力軸271 ,271 の回転が駆動プーリ2
8,28、無端ベルト32,32、従動プーリ30,3
0および砥石支持軸29,29を介して砥石31,31
に伝達され、砥石31,31が砥石支持軸29,29と
共に回転駆動される。
【0015】左右の下部テーブル16L,16Rの前部
および左右の上部テーブル21L,21Rの前部には、
砥石31,31でクランクシャフトWのクランクピンP
1 ,P2 ;P2 ,P2 を研削した際に発生した切粉が下
部テーブル16L,16Rの摺動面20,20に付着す
るのを防止すべく、それぞれ摺動面保護装置C,Cが設
けられる。左右の摺動面保護装置C,Cは左右対称な同
一構造であるため、その代表として右側の摺動面保護装
置Cの構造を、図3および図5〜図7に基づいて説明す
る。
【0016】摺動面保護装置Cは、金属製のガイド部材
41と、金属製の第1カバー部材42および第2カバー
部材43と、ラバー製の第3カバー部材44とを備え
る。ガイド部材41は円弧状の横断面を有する細長い部
材であって、上部テーブル21Rが摺動する摺動面20
の前端に連なる下部テーブル16Rの前端面に左右方向
に固定される。
【0017】第1カバー部材42は、左右方向に延びる
細長い板状のカバー本体421 と、このカバー本体42
1 の左右両端に直角に結合された一対の側板422 ,4
2とから構成される。第1カバー部材42は、一対の
側板422 ,422 が第1支軸45,45を介して上部
テーブル21Rの左右両側面の前端下部に枢支され、か
つ一端を側板422 ,422 に固定した一対の第1スプ
リング46,46の他端が上部テーブル21Rの左右両
側面の下部に固定される。上部テーブル21Rが前進端
(図7(a)参照)にあるとき、カバー本体421 は第
1スプリング46,46の弾発力で第1支軸45,45
まわりに後下方に揺動して下部テーブル16Rの前端面
のガイド部材41を覆い、また上部テーブル21Rが後
退端(図7(c)参照)に向けて移動すると、カバー本
体421 は第1スプリング46,46の弾発力に抗して
第1支軸45,45まわりに前上方に揺動して下部テー
ブル16Rの摺動面20を覆う。
【0018】第2カバー部材43は、左右方向に延びる
細長い板状のカバー本体431 と、このカバー本体43
1 の左右両端に直角に結合された一対の側板432 ,4
2とから構成される。第2カバー部材43は、一対の
側板432 ,432 が第2支軸47,47を介して第1
カバー部材42の一対の側板422 ,422 の内面に枢
支され、かつ一端を側板432 ,432 に固定した一対
の第2スプリング48,48の他端が下部テーブル16
Rの左右両側面に固定される。上部テーブル21Rが前
進端(図7(a)参照)にあるとき、カバー本体431
は第2スプリング48,48の弾発力で第2支軸47,
47まわりに後下方に揺動して下部テーブル16Rの前
端面のガイド部材41を覆うように当接し、また上部テ
ーブル21Rが後退端(図7(c)参照)に向けて移動
すると、カバー本体431 はガイド部材41の前面に案
内されながら第2スプリング48,48の弾発力に抗し
て第2支軸47,47まわりに前上方に揺動し、下部テ
ーブル16Rの摺動面20を覆う。
【0019】長方形のラバーシートよりなる第3カバー
部材44は、その後端がボルト49…で上部テーブル2
1Rの前端面に固定されるとともに、その前端にボルト
50…で棒状の重錘51が固定される。上部テーブル2
1Rが前進端(図7(a)参照)にあるとき、第3カバ
ー部材44は上部テーブル21Rの前端から略鉛直に垂
下して第1カバー部材42のカバー本体421 の前面お
よび下部テーブル16Rの前面を覆い、また上部テーブ
ル21Rが後退端(図7(c)参照)に向けて移動する
と、カバー部材44はガイド部材41の前面、第1カバ
ー部材42のカバー本体421 の上面および第2カバー
部材43のカバー本体431 の上面を覆う。
【0020】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0021】図2において、モータ17,17を駆動し
て左右の上部テーブル21L,21Rをガイドレール1
4,14に沿って左右方向に移動させ、主軸台12およ
び心押台13に支持したクランクシャフトWの軸方向外
側の一対のクランクピンP1,P1 の後方に、前記上部
テーブル21L,21Rに設けた砥石ユニット26L,
26Rの砥石31,31を位置させる。主軸台12およ
び心押台13に支持したクランクシャフトWを、軸方向
外側の一対のクランクピンP1 ,P1 の軸線L 1 まわり
に回転させた状態で、モータ23,23を駆動して左右
の上部テーブル21L,21Rを前進させ、上部テーブ
ル21L,21Rに設けた砥石ユニット26L,26R
の回転する砥石31,31で前記クランクピンP1 ,P
1 を研削する。
【0022】クランクシャフトWの軸方向外側のピンP
1 ,P1 の研削が完了すると、上部テーブル21L,2
1Rを後退させた後に下部テーブル16L,16Rを相
互に接近する方向に移動させ、クランクシャフトWの軸
方向内側の一対のクランクピンP2 ,P2 の後方に、前
記上部テーブル21L,21Rに設けた砥石ユニット2
6L,26Rの砥石31,31を位置させる。続いてク
ランクシャフトWを軸方向内側の一対のクランクピンP
2 ,P2 の軸線まわりに回転させた状態で、左右の上部
テーブル21L,21Rを前進させて砥石ユニット26
L,26Rの砥石31,31で前記クランクピンP2
2 を研削する。
【0023】上述したように砥石31,31でクランク
シャフトWのクランクピンP1 ,P 1 ;P2 ,P2 を研
削すると切粉を含む切削油が飛散するが、摺動面保護装
置C,Cにより前記切削油が下部テーブル16L,16
Rの摺動面20,20に付着することが防止される。
【0024】その作用を右側の摺動面保護装置Cを例に
とって説明する。上部テーブル21Rが図7(a)に示
す前進端にあるとき、下部テーブル16Rの上面の摺動
面20は上部テーブル21Rによって覆われる。しかも
摺動面20の前縁は上部テーブル21Rの前端から垂下
する第3カバー部材44によって覆われ、下部テーブル
16Rの前部両側面は第1カバー部材42の側板4
2 ,422 および第2カバー部材43の側板432
43によって覆われる。
【0025】上部テーブル21Rが前進端から後退する
と、図7(b)に示すように、上部テーブル21Rに第
1カバー部材42を介して連結された第2カバー部材4
3のカバー本体431 が、下部テーブル16Rに固定し
たガイド部材41に案内されて上方に移動する。上部テ
ーブル21Rが更に後退すると、図7(c)に示すよう
に、上部テーブル21Rに引かれた第1カバー部材42
が第1支軸45,45まわりに前上方に回動し、また第
2カバー部材43はガイド部材41に案内されながら第
2支軸47,47まわりに前上方に回動し、それらカバ
ー本体421 ,431 が摺動面20の上方に回り込む。
このとき、第1カバー部材42のカバー本体421 、第
2カバー部材43のカバー本体431 およびガイド部材
41は第3カバー部材44によって覆われ、また摺動面
20の左右両側部は第1カバー部材42の側板422
422 および第2カバー部材43の側板432 ,43に
よって覆われる。
【0026】このように、上部テーブル21Rが下部テ
ーブル16Rの摺動面20に沿って前後に移動しても、
摺動面保護装置Cにより摺動面20に直接的あるいは間
接的に切粉を含む切削油が付着するのを防止し、摺動面
20が摩耗したり上部テーブル21Rのスムーズな摺動
が阻害されたりするのを防止することができる。特に、
摺動面20の左右の側縁が第1カバー部材42の側板4
2 ,422 および第2カバー部材43の側板432
432 で覆われるので、左右側方から摺動面20に切粉
が入り込むのを確実に防止することができる。
【0027】上部テーブル21Rが前方に移動するとき
には、前述と逆の図7(c)→(b)→(a)の順序で
摺動面保護装置Cが作動する。このとき、可撓性シート
よりなる第3カバー部材44は、その前端に設けた重錘
51の作用で弛むことなく前方および下方に摺動するこ
とができる。また第1カバー部材42および第2カバー
部材43はそれぞれ第1スプリング46,46および第
2スプリング48,48の弾発力で付勢されているた
め、下部テーブル16Rに設けたガイド部材41の前面
を覆うようにスムーズに後下方に揺動することができ
る。
【0028】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0029】例えば、実施例ではクランクシャフトWの
ピンP1 ,P2 ;P2 ,P2 を研削する工作機械を例示
したが、本発明は他の任意の工作機械に対しても適用す
ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、下部テーブルの摺動面と、この摺動面の前縁
に連なる下部テーブルの前端面とを可撓性シートよりな
る第3カバー部材で覆うので、砥石でワークを研削した
際に発生した切粉が摺動面に直接付着するのを防止し、
かつ切粉が摺動面の前縁から該摺動面に入り込むのを確
実に防止することができる。しかも摺動面の左右両側縁
に連なる下部テーブルの左右両側面を第1カバー部材の
左右の側板および第2カバー部材の左右の側板で覆うの
で、切粉が摺動面の左右両側縁から該摺動面に入り込む
のを一層確実に防止し、摺動面の摩耗防止と上部テーブ
ルのスムーズな摺動の確保とを可能にすることができ
る。
【0031】また請求項2に記載された発明によれば、
第1カバー部材および第2カバー部材がそれぞれ第1ス
プリングおよび第2スプリングで後下方に付勢されるの
で、上部テーブルが摺動面上を前進移動するときに、第
1、第2スプリングの弾発力で第1、第2カバー部材を
それぞれ第1、第2支軸まわりにスムーズに後下方に揺
動させて下部テーブルの前端面に回り込ませることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クランクシャフトの研削装置の全体側面図
【図2】図1の2方向矢視図
【図3】図2の3−3線拡大断面図
【図4】図2の4−4線拡大断面図
【図5】図3の要部拡大図
【図6】摺動面保護装置の分解斜視図
【図7】摺動面保護装置の作用説明図
【符号の説明】
W クランクシャフト(ワーク) 16L,16R 下部テーブル 20 摺動面 21L,21R 上部テーブル 26L,26R 砥石ユニット 41 ガイド部材 42 第1カバー部材 421 カバー本体 422 側板 43 第2カバー部材 431 カバー本体 432 側板 44 第3カバー部材 45 第1支軸 46 第1スプリング 47 第2支軸 48 第2スプリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク(W)を研削する砥石ユニット
    (26L,26R)を備えた上部テーブル(21L,2
    1R)を、下部テーブル(16L,16R)に設けた摺
    動面(20)上に前後摺動自在に支持した工作機械にお
    いて、前記摺動面(20)に連なる下部テーブル(16
    L,16R)の前端面に固定されたガイド部材(41)
    と;上部テーブル(21L,21R)の前端に第1支軸
    (45)を介して前後揺動可能に枢支され、下部テーブ
    ル(16L,16R)の摺動面(20)を覆うカバー本
    体(421 )および該カバー本体(421 )の左右両端
    部に連設されて下部テーブル(16L,16R)の左右
    両側面を覆う一対の側板(422 )を備えた第1カバー
    部材(42)と;第1カバー部材(42)の前端に第2
    支軸(47)を介して前後揺動可能に枢支され、ガイド
    部材(41)の前面に案内されて下部テーブル(16
    L,16R)の摺動面(20)を覆うカバー本体(43
    1 )および該カバー本体(431 )の左右両端部に連設
    されて下部テーブル(16L,16R)の左右両側面を
    覆う一対の側板(432 )を備えた第2カバー部材(4
    3)と;前端に重錘(51)を備えて後端が上部テーブ
    ル(21L,21R)の前端に固定され、中間部が第1
    カバー部材(42)のカバー本体(421 )、第2カバ
    ー部材(43)のカバー本体(431 )およびガイド部
    材(41)を覆う可撓性シートよりなる第3カバー部材
    (44)と;を備えたことを特徴とする、工作機械にお
    ける摺動面保護装置。
  2. 【請求項2】 第1カバー部材(42)を第1支軸(4
    5)まわりに後下方に付勢する第1スプリング(46)
    と,第2カバー部材(43)を第2支軸(47)まわり
    に後下方に付勢する第2スプリング(48)とを備えた
    ことを特徴とする、請求項1に記載の工作機械における
    摺動面保護装置。
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JP2011174537A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Hirai Tekkosho:Kk 扇状ギヤ用防塵カバー
JP2011224772A (ja) * 2010-03-29 2011-11-10 Honda Motor Co Ltd 脚式移動ロボット及び揺動構造
CN107520823A (zh) * 2017-09-29 2017-12-29 贵州大学 一种具有防尘效果的机电一体化设备工作台

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